説明

商取引情報表示プログラムおよび商取引情報表示装置

【課題】顧客がその情報を照会したことを契機として、次の行動をおこすことを促す商取引情報表示プログラムおよび商取引情報表示装置を提供すること。
【解決手段】商取引情報表示処理部112は、購入データ120bに記憶された商取引時の状況を表す情報と、予め導入メッセージマスタ120dと、気候メッセージマスタ120eと、顧客別メッセージマスタfと、行事マスタ120gと、結びメッセージマスタ120hと、従業員マスタ120iに記憶された設定情報を照合して、商取引時の状況を顧客に効果的に想起させる情報を明細情報とともに出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ネットワークを介して接続された端末装置からの要求に基づいて商取引の明細情報を表示する画面を生成し、前記端末装置に応答する商取引情報表示プログラムおよび商取引情報表示装置に関し、特に、顧客がその情報を照会したことを契機として、次の行動をおこすことを促す商取引情報表示プログラムおよび商取引情報表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、スーパーやデパートのみならず比較的小規模なチェーン店などにおいてもPOS(Point Of Sales)システムの導入が一般化しつつある。POSシステムが収集した商品の販売情報は店舗にとって非常に有用であり、これを活用することにより、在庫管理や販売動向分析を効率的かつ精密におこなうことが可能になる。
【0003】
また、POSシステムが収集した情報は、顧客にとっても有用である。特許文献1では、POSデータをサーバ装置に蓄積し、顧客がネットワークを介してこのサーバ装置にアクセスし、自身がおこなった商取引に係る商品名や価格などの明細情報を取得する技術が開示されている。かかる技術を利用することにより、顧客は、自身の過去の商取引の明細情報をいつでも照会することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−8144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1で開示されている技術は、商取引の明細情報を顧客に提供するのみであり、顧客がその情報を参照したことを契機として、次の行動をおこすことを促すものではない。販売業者側からみると、顧客がネットワークを介して過去の商取引明細を照会する機会は、顧客に新たな商品の購入等を勧めることができる貴重な機会であるが、従来の技術では、この機会を有効に活用することができていない。
【0006】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、顧客がその情報を照会したことを契機として、次の行動をおこすことを促す商取引情報表示プログラムおよび商取引情報表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、ネットワークを介して接続された端末装置からの要求に基づいて商取引の明細情報を表示する画面を生成し、前記端末装置に応答する商取引情報表示プログラムであって、予め記憶手段に記憶された設定情報に基づいて前記商取引がおこなわれた状況を表す情報を前記画面に出力する出力手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、ネットワークを介して接続された端末装置からの要求に基づいて商取引の明細情報を表示する画面を生成し、前記端末装置に応答する商取引情報表示装置であって、予め記憶手段に記憶された設定情報に基づいて前記商取引がおこなわれた状況を表す情報を前記画面に出力する出力手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、上記発明において、前記出力手順は、前記商取引を担当した従業員の画像情報を前記画面に出力することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、上記発明において、前記出力手順は、前記商取引がおこなわれたときの天候を表現したメッセージを前記画面に出力することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上記発明において、前記出力手順は、前記商取引がおこなわれたときにその地域でおこなわれていた行事の情報を前記画面に出力することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、商取引の明細情報とともに商取引時の情報を思い起こさせる各種情報を表示するように構成したので、利用者に商取引時の状況を想起させ、利用者を次の購入行動等へ促すことができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、商取引の明細情報とともに商取引時の情報を思い起こさせる各種情報を表示するように構成したので、利用者に商取引時の状況を想起させ、利用者を次の購入行動等へ促すことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、アクセス番号入力画面の一例を示すサンプル図である。
【図2】図2は、商取引情報表示画面の一例を示すサンプル図である。
【図3】図3は、贈答の場合のアクセス番号入力画面の一例を示すサンプル図である。
【図4】図4は、贈答の場合の商取引情報表示画面の一例を示すサンプル図である。
【図5】図5は、本実施例に係る商取引情報表示装置の構成の構成を示す機能ブロック図である。
【図6】図6は、POSデータのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図7】図7は、発送データのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図8】図8は、天候データのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図9】図9は、アクセス番号の体系の一例を示すサンプル図である。
【図10】図10は、店舗マスタのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図11】図11は、購入データのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図12】図12は、贈答先データのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図13】図13は、メッセージ表示部の構成を説明するための説明図である。
【図14】図14は、導入メッセージマスタのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図15】図15は、気候メッセージマスタのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図16】図16は、顧客別メッセージマスタのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図17】図17は、行事マスタのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図18】図18は、結びメッセージマスタのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図19】図19は、従業員マスタのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図20】図20は、おすすめ商品マスタのデータ構成の一例を示すサンプル図である。
【図21】図21は、図5に示した商取引情報取得処理部の処理手順を示すフローチャートである。
【図22】図22は、図5に示した商取引情報表示処理部の処理手順を示すフローチャートである。
【図23】図23は、図5に示した商取引情報表示処理部の処理手順を示すフローチャートである。
【図24】図24は、商取引情報表示プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る商取引情報表示プログラムおよび商取引情報表示装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、土産物販売のチェーン店にて販売された商品の商取引情報を顧客に参照させる場合を例にして説明することとする。なお、この発明に係る商取引情報表示プログラムおよび商取引情報表示装置は、土産物販売のチェーン店における商取引のみでなく、他の商取引の情報を顧客に参照させる場合にも有用である。
【実施例】
【0016】
まず、本実施例に係る商取引情報表示方式の概要について画面サンプルを示して説明することとする。図1は、アクセス番号入力画面の一例を示すサンプル図である。顧客が店舗で商品を購入した際に渡されるレシートには、商取引情報を参照するためのURL(Uniform Resource Locator)と商取引を特定するためのアクセス番号とが印字されている。顧客がレシートに印字されたURLをWebブラウザ等に指定することにより、この画面が表示される。
【0017】
この画面の指示に従い、顧客が、レシートに印字されたアクセス番号を入力して送信ボタンを押下することにより、商取引情報表示画面が表示される。図2は、商取引情報表示画面の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、商取引情報表示画面は、メッセージ表示部10と、担当者表示部20と、行事/店舗画像表示部30と、商品情報表示部40とを有する。
【0018】
メッセージ表示部10は、商品購入のお礼等のメッセージ文を表示する部分である。メッセージ表示部10に表示されるメッセージは固定ではなく、商品を購入した時期や、購入した日の天候などによって変化するようになっている。図2の例では、顧客が商品を購入したのが店舗の地元の有名な祭りの日であったため、その祭りを見たか否かを問い合わせるメッセージが出力されている。また、当日は、気温が高かったため、その旨のメッセージも出力されている。
【0019】
担当者表示部20は、顧客を応対した従業員の画像やイラストを表示する部分である。この部分も固定ではなく、応対した従業員によって表示内容が変化する。行事/店舗画像表示部30は、商品を購入した時期におこなわれた行事の画像や、商品を購入した店舗の画像を表示する部分である。図2の例では、商品購入当日が祭りの日であったため、祭りの模様を示す画像が表示されている。商品購入当日が行事と関係ない場合には、この部分には、商品を購入した店舗の画像が表示される。
【0020】
商品情報表示部40は、顧客がおこなった商取引の明細情報とおすすめ品の情報とを表示する部分である。明細情報としては、顧客が実際に購入した商品の商品名と、個数と、単価とが表示される。おすすめ品としては、顧客に新たに購入を勧める商品の情報が表示される。
【0021】
商取引情報表示画面には、さらに、ネットワーク上で商品を購入するオンラインショッピングのページへ移動するためのボタンと、この店舗を含むチェーン店が運営する会員制度の加入申込ページへ移動するためのボタンとが備わっている。
【0022】
このように、本実施例に係る商取引情報表示方式においては、商取引の明細情報の表示が求められた場合に、明細情報に加えて、商品購入時の状況を反映させた各種情報を表示する。これらの情報を見て、顧客は商品購入時の状況を思い出すことになる。これにより、新たな商品購入や会員制度加入をおこなう可能性が高めることができる。
【0023】
また、本実施例に係る商取引情報表示方式は、商品を贈答された顧客向けの画面も提供する。店舗では、お歳暮等の商品を発送する際にお礼カードを添付するものとし、そのお礼カードに商取引情報を参照するためのURLと商取引を特定するためのアクセス番号とを印字しておく。商品を受け取った顧客が、お礼カードに印字されたURLをWebブラウザ等に指定することにより、アクセス番号入力画面が表示される。
【0024】
図3は、贈答の場合のアクセス番号入力画面の一例を示すサンプル図である。この画面の指示に従い、顧客が、お礼カードに印字されたアクセス番号を入力して送信ボタンを押下することにより、商取引情報表示画面が表示される。図4は、贈答の場合の商取引情報表示画面の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、商取引情報表示画面は、メッセージ表示部10と、担当者表示部20と、行事/店舗画像表示部30と、商品情報表示部40とを有する。
【0025】
贈答の場合、メッセージ表示部10には、送り先の顧客向けのメッセージが表示される。担当者表示部20には、贈り主を応対した従業員の画像やイラストが表示される。行事/店舗画像表示部30には、商品を発送した店舗の付近の有名な観光地の画像や、店舗の画像が表示される。また、商品情報表示部40には、発送した商品の明細情報とおすすめ品の情報とが表示される。明細情報としては、発送した商品の商品名と、個数とが表示される。おすすめ品としては、顧客に新たに購入を勧める商品の情報が表示される。
【0026】
商取引情報表示画面には、さらに、ネットワーク上で商品を購入するオンラインショッピングのページへ移動するためのボタンと、この店舗を含むチェーン店が運営する会員制度の加入申込ページへ移動するためのボタンとが備わっている。
【0027】
このように、本実施例に係る商取引情報表示方式においては、商品の贈答を受けた顧客から商取引の明細情報の表示が求められた場合に、明細情報に加えて、商品購入時の状況や発送した店舗の情報を反映させた各種情報を表示する。これらの情報を見て、顧客は、商品購入時の情景を想像することになる。これにより、顧客が新たな商品購入や会員制度加入をおこなう可能性を高めることができる。
【0028】
次に、本実施例に係る商取引情報表示装置の構成について説明する。図5は、本実施例に係る商取引情報表示装置の構成の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、商取引情報表示装置100は、インターネット等のネットワークを介して店舗システム200および顧客端末300と接続された構成をとる。なお、この図では、店舗システム200および顧客端末300は1台ずつしか図示していないが、それぞれ、不特定の数が存在するものとする。
【0029】
店舗システム200は、店舗に配設された情報処理装置であり、POSデータ200aと、発送データ200bと、天候データ200cとを記憶する。POSデータ200aは、POSシステムにより収集されたその店舗の販売データである。発送データ200bは、贈答等の目的でその店舗にて発送を依頼された商品の購入者および発送先の情報を格納したデータである。天候データ200cは、その店舗の地域の天候および気温を日時ごとに記録したデータである。
【0030】
図6は、POSデータ200aのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、POSデータ200aは、店舗コードと、レシート番号と、購入日と、購入時間と、担当従業員コードと、会員番号と、顧客区分と、性別と、年代と、贈答区分と、商品コードと、数量と、単価という項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。レシート番号は、レシートごと、すなわち、商取引ごとに割り振られる連番であり、同一店において他の商取引に同じ番号が割り振られることはない。
【0031】
購入日と購入時間は、それぞれ、商品が購入された日付と時間を表す。担当従業員コードは、商品の購入に際して顧客を応対した従業員を識別するためのコードである。会員番号には、商品を購入した顧客がそのチェーン店の会員である場合に、その顧客の会員番号が設定される。
【0032】
顧客区分、性別および年代は、従業員が顧客を応対している最中に入手した情報である。顧客区分には、顧客が旅行もしくは商用の途中で遠方から訪れた顧客なのか、あるいは、通常の地元の顧客であるのかが記録される。性別と年代には、顧客の性別と年代が記録される。また、贈答区分には、購入された商品が自家用であるのか、贈答であるのかが記録される。贈答の場合、歳暮や中元であればその旨が記録される。
【0033】
商品コード、数量、および単価の組み合わせは、それぞれ、購入された商品の識別コード、数量、単価を表し、店舗コードとレシート番号の組み合わせに対して一つ以上存在する。たとえば、顧客が一度の商取引で3種類の商品を購入した場合は、一つの店舗コードとレシート番号の組み合わせに対して、商品コード、数量、および単価の組み合わせは3件作成される。
【0034】
図7は、発送データ200bのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、発送データ200bは、店舗コードと、贈答番号と、レシート番号と、区分と、受注日と、発送日と、購入者の姓、名、郵便番号および住所と、発送先の姓、名、郵便番号および住所という項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。贈答番号は、商品の発送ごとに割り振られる連番であり、同一店において同じ番号が割り振られることはない。レシート番号は、POSデータ200aのデータとの対応をとるための項目である。
【0035】
区分は、発送される商品が中元であるのか、歳暮であるのか、通常の贈答品であるのかを表す。受注日と発送日は、それぞれ、商品の発送を受注した日と実際に発送した日を表す。そして、購入者の姓、名、郵便番号および住所は、商品の発送を依頼した顧客の姓、名、郵便番号および住所を表し、発送先の姓、名、郵便番号および住所は、商品の発送先の顧客の姓、名、郵便番号および住所を表す。
【0036】
図8は、天候データ200cのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、天候データ200cは、店舗コードと、日付と、時間帯と、天候と、気温という項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。日付は、そのデータの記録対象の日付を表す。時間帯、天候および気温の組み合わせは、店舗コードと日付の組み合わせに対して複数存在し、その時間帯における天候と気温の高低を表す。
【0037】
なお、天候データ200cの作成方式は、どのような方式であっても構わない。たとえば、従業員が一定時間ごとに記録していく方式でもよいし、何らかの方式で自動的に記録する方式でもよい。また、天候データ200cを独立したデータとして設けずに、POSデータ200aの各データ中に、その商品が購入されたときの天候と気温を記録するようにしてもよい。
【0038】
顧客端末300は、顧客がネットワークを介して商取引情報表示装置100にアクセスして情報を取得するための端末装置であり、たとえばパソコンなどの情報処理装置がこれに相当する。ここでは、顧客端末300にはWEBブラウザが備わっており、顧客は、WEBブラウザをもちいて商取引情報表示装置100にアクセスするものとするが、他の方式で商取引情報表示装置100にアクセスするものとしてもよい。
【0039】
商取引情報表示装置100は、店舗システム200が保有する各種データを収集し、これを加工して記憶し、顧客端末300からの要求に応じて加工し、それらの端末に情報を表示させる装置である。図5に示すように、商取引情報表示装置100は、制御部110と、記憶部120と、ネットワークインターフェース部130とを有する。
【0040】
制御部110は、商取引情報表示装置100を全体制御する制御部であり、商取引情報取得処理部111と、商取引情報表示処理部112とを有する。商取引情報取得処理部111は、店舗システム200が保有する各種データを収集し、これを加工して記憶する処理部であり、アクセス番号生成部111aと、購入データ生成部111bとを有する。
【0041】
アクセス番号生成部111aは、店舗コードとレシート番号の組み合わせから固有の番号を生成する処理部である。前述の通り、商取引の明細データであるPOSデータ200aにおいて商取引を特定するには、店舗コードとレシート番号の組み合わせが必要となる。しかし、顧客に商取引の明細を照会させる際に、店舗コードとレシート番号の2つを入力させるのは煩雑であり、顧客が照会を躊躇する可能性がある。そこで、本実施例に係る商取引情報表示方式においては、店舗コードとレシート番号を一つにまとめたアクセス番号によって商取引を特定できるようにしている。
【0042】
図9は、アクセス番号の体系の一例を示すサンプル図である。この例は、7桁からなるアクセス番号の体系を示している。先頭の1桁は、店舗を示す文字であり、店舗が10店存在する場合には、それぞれにA〜Jが割り当てられる。2桁目以降の6桁は、レシート番号に相当する。レシート番号は、本来は、長い桁の数字からなるが、アルファベットを含めた表現に変換をおこなって、顧客が入力しやすいように桁数を短縮している。
【0043】
なお、顧客が商品を購入する際には、アクセス番号生成部111aと同じロジックによって店舗コードとレシート番号の組み合わせから固有の番号が生成され、この番号が明細情報照会用のホームページのURLと共にレシートに印字されるものとする。
【0044】
また、アクセス番号生成部111aは、同様に、店舗コードと贈答番号の組み合わせからも固有の番号を生成する。これは、商品を送られた顧客が明細情報を照会する際に、店舗コードと贈答番号の二つを入力せずに、アクセス番号の入力だけで対象を特定できるようにするためのものである。なお、店舗が商品を発送する際には、アクセス番号生成部111aと同じロジックによって店舗コードと贈答番号の組み合わせから固有の番号が生成され、この番号が明細情報照会用のホームページのURLと共にお礼カードに印字されるものとする。
【0045】
購入データ生成部111bは、店舗システム200が保有する各種データを収集し、これを加工して顧客からの照会に容易に対応できるような形で記憶する処理部である。具体的には、店舗マスタ120aに登録されている各店舗からPOSデータ200aと、発送データ200bと、天候データ200cとを収集し、POSデータ200aと天候データ200cから購入データ120bを生成し、発送データ200bから贈答先データ120cを生成する。
【0046】
図10は、店舗マスタ120aのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、店舗マスタ120aは、店舗コードと、店舗名と、住所と、画像IDと、照会文という項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。店舗名と住所は、それぞれ、対象の店舗の名称と住所を表す。画像IDは、対象の店舗の模様もしくはその近辺の有名な観光地を撮影した画像を識別するためのIDを表し、照会文は、画像と共に表示するコメントを格納する。
【0047】
図11は、購入データ120bのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、購入データ120bは、アクセス番号と、購入日と、購入時間と、担当従業員コードと、会員番号と、顧客区分と、性別と、年代と、贈答区分と、天候と、気温と、商品コードと、数量と、単価という項目を有する。アクセス番号は、POSデータ200aの店舗コードとレシート番号の組み合わせから生成された固有の番号である。購入日〜贈答区分、および、商品コード〜単価の項目は、POSデータ200aの値をそのまま引き継ぐ項目である。天候と気温の項目には、当該の商品が購入された日時の天候と気温が天候データ200cから検索されて設定される。
【0048】
図12は、贈答先データ120cのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、贈答先データ120cは、アクセス番号と、購入アクセス番号と、購入者の姓、名、郵便番号および住所と、発送先の姓、名、郵便番号および住所という項目を有する。アクセス番号は、発送データ200bの店舗コードと贈答番号の組み合わせから生成された固有の番号である。購入アクセス番号は、発送データ200bの店舗コードとレシート番号の組み合わせから生成された固有の番号であり、購入データ120bのアクセス番号に対応する。その他の項目は、発送データ200bの値をそのまま引き継ぐ項目である。
【0049】
商取引情報表示処理部112は、顧客端末300からの要求に応じてデータを加工し、それらの端末に情報を表示させる処理部であり、対象データ選択部112aと、メッセージ出力部112bと、担当者出力部112cと、行事/店舗画像出力部112dと、商品情報出力部112eとを有する。対象データ選択部112aは、顧客端末300から指定されたアクセス番号に対応する情報を表示するために必要な情報を記憶部120から選択し、取得する処理部である。
【0050】
メッセージ出力部112bは、商取引情報表示画面のメッセージ表示部10の情報を出力する処理部である。図13は、メッセージ表示部10の構成を説明するための説明図である。同図に示すように、メッセージ表示部10は、導入メッセージ部11と、気候メッセージ部12と、顧客別メッセージ部13と、行事メッセージ部14と、結びメッセージ部15からなる。メッセージ出力部112bは、記憶部120の情報を参照しながら、これらの各部のメッセージを出力する。
【0051】
導入メッセージ部11のメッセージを出力するに際しては、導入メッセージマスタ120dを参照する。図14は、導入メッセージマスタ120dのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、導入メッセージマスタ120dは、店舗コードと、区分と、メッセージという項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。区分の項目は、購入と贈答の2つの値をとる。区分が購入のデータは、顧客自身が購入した商品の明細が照会された場合に出力するメッセージを格納し、区分が贈答のデータは、贈答された商品の明細が照会された場合に出力するメッセージを格納する。
【0052】
メッセージは、実際に出力するメッセージの文言を格納する。メッセージ中の%customer%の部分は、商品の購入者の姓に置換され、%destination%の部分は、商品の送付先の顧客の姓に置換される。メッセージ出力部112bは、指定されたアクセス番号から対象の店舗を判定し、アクセスされた画面から贈答品の明細が照会されたか否かを判定し、該当するメッセージを検索して出力する。
【0053】
気候メッセージ部12のメッセージを出力するに際しては、気候メッセージマスタ120eを参照する。図15は、気候メッセージマスタ120eのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、気候メッセージマスタ120eは、店舗コードと、月と、優先順位と、天候と、気温と、メッセージという項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。月〜気温は、メッセージを選択するためのルールを格納する。天候と気温については、ワイルドカードとして*を指定することもでき、この場合、どのような天候や気温ともマッチする。メッセージは、実際に出力するメッセージの文言を格納する。格納されるメッセージは、季節、天気および気温の特徴を反映したものとなる。
【0054】
メッセージ出力部112bは、指定されたアクセス番号に対応する購入データ120bから商品が購入された月と、商品購入時の天候と気温とを取得する。そして、店舗コードと、月と、天候と、気温とが全てマッチする気候メッセージマスタ120eのデータのうち、優先順位の値が最も小さいデータのメッセージを出力する。なお、贈答品の明細が照会された場合には、気候メッセージ部12には何も出力しない。
【0055】
顧客別メッセージ部13のメッセージを出力するに際しては、顧客別メッセージマスタ120fを参照する。図16は、顧客別メッセージマスタ120fのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、顧客別メッセージマスタ120fは、店舗コードと、優先順位と、顧客区分と、性別と、年代と、メッセージという項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。優先順位〜年代は、メッセージを選択するためのルールを格納する。顧客区分、性別および年代については、ワイルドカードとして*を指定することもでき、この場合、どのような顧客区分、性別および年代ともマッチする。メッセージは、実際に出力するメッセージの文言を格納する。
【0056】
メッセージ出力部112bは、指定されたアクセス番号に対応する購入データ120bから商品を購入した顧客の顧客区分と、性別と、年代とを取得する。そして、店舗コードと、顧客区分と、性別と、年代とが全てマッチする顧客別メッセージマスタ120fのデータのうち、優先順位の値が最も小さいデータのメッセージを出力する。なお、贈答品の明細が照会された場合には、顧客別メッセージ部13には何も出力しない。
【0057】
行事メッセージ部14のメッセージを出力するに際しては、行事マスタ120gを参照する。図17は、行事マスタ120gのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、行事マスタ120gは、店舗コードと、開始日と、終了日と、名称と、画像IDと、照会文と、メッセージという項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。開始日と終了日は、行事の期間を表し、名称は、行事の名称を表す。画像IDは、行事の模様を撮影した画像を識別するためのIDを表し、照会文は、行事の画像と共に表示するコメントを格納する。メッセージは、行事メッセージ部14に出力するメッセージの文言を格納する。
【0058】
メッセージ出力部112bは、指定されたアクセス番号から対象の店舗を判定し、アクセス番号に対応する購入データ120bから商品が購入された日時を取得する。そして、店舗コードがマッチし、購入日時が開始日と終了日の間となるデータが存在すれば、そのデータのメッセージを出力する。なお、贈答品の明細が照会された場合、および、該当する行事が存在しない場合には、行事メッセージ部14には何も出力しない。
【0059】
結びメッセージ部15のメッセージを出力するに際しては、結びメッセージマスタ120hを参照する。図18は、結びメッセージマスタ120hのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、結びメッセージマスタ120hは、店舗コードと、メッセージという項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。メッセージは、実際に出力するメッセージの文言を格納する。メッセージ出力部112bは、指定されたアクセス番号から対象の店舗を判定し、店舗コードがマッチするデータのメッセージを出力する。
【0060】
担当者出力部112cは、商取引情報表示画面の担当者表示部20の情報を出力する処理部である。担当者表示部20へ情報を表示するに際しては、従業員マスタ120iを参照する。図19は、従業員マスタ120iのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、従業員マスタ120iは、従業員コードと、店舗コードと、姓と、名と、画像IDという項目を有する。従業員コードは、従業員を識別するためのコードである。店舗コードは、従業員が所属している店舗の識別コードである。姓と名は、従業員の姓と名を表す。画像IDは、従業員の画像もしくはイラストデータを識別するためのIDを表す。
【0061】
担当者出力部112cは、指定されたアクセス番号に対応する購入データ120b、もしくは、指定されたアクセス番号に対応する贈答先データ120cに対応する購入データ120bから商品の購入に際して顧客を応対した従業員の従業員コードを取得する。そして、取得した従業員コードに対応するデータを従業員マスタ120iから取得し、そのデータに記憶された画像IDに対応する画像と、担当者名を出力する。
【0062】
行事/店舗画像出力部112dは、商取引情報表示画面の行事/店舗画像表示部30の情報を出力する処理部である。行事/店舗画像表示部30へ情報を表示するに際しては、行事マスタ120gと店舗マスタ120aを参照する。まず、行事メッセージ部14への出力時と同じロジックで行事マスタ120gを検索し、該当データがあればそのデータの画像IDに対応する画像と照会文を出力する。該当するデータがない場合には、店舗マスタ120aから商品が購入された店舗のデータを取得し、そのデータの画像IDに対応する画像と照会文を出力する。
【0063】
商品情報出力部112eは、商取引情報表示画面の商品情報表示部40の情報を出力する処理部である。商品情報表示部40へ情報を表示するに際しては、購入データ120bとおすすめ商品マスタとを参照する。まず、購入明細として、指定されたアクセス番号に対応する購入データ120b、もしくは、指定されたアクセス番号に対応する贈答先データ120cに対応する購入データ120bに格納された商品の名称と、数量と、単価とを出力する。なお、贈答品の明細が照会された場合には、単価は出力しない。
【0064】
続いて、おすすめ商品の出力をおこなう。おすすめ商品を出力するに際しては、おすすめ商品マスタ120jを参照する。図20は、おすすめ商品マスタ120jのデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、おすすめ商品マスタ120jは、店舗コードと、商品コードと、商品名と、画像IDと、照会文という項目を有する。店舗コードは、店舗を識別するためのコードである。商品コードと商品名は、その店舗でのおすすめ商品の識別コードと商品名である。画像IDは、おすすめ商品の画像を識別するためのIDを表し、照会文は、商品の画像と共に表示するコメントを格納する。商品情報出力部112eは、指定されたアクセス番号から対象の店舗を判定し、その店舗に対応するおすすめ商品の画像と照会文を出力する。
【0065】
記憶部120は、各種データを記憶する記憶部であり、店舗マスタ120aと、購入データ120bと、贈答先データ120cと、導入メッセージマスタ120dと、気候メッセージマスタ120eと、顧客別メッセージマスタ120fと、行事マスタ120gと、結びメッセージマスタ120hと、従業員マスタ120iと、おすすめ商品マスタ120jとを有する。これらのマスタ等は、既に説明しているので、ここでは説明を省略する。ネットワークインターフェース部130は、ネットワークを介してデータ等をやり取りするためのインターフェース部である。
【0066】
次に、商取引情報表示装置100の処理手順について説明する。図21は、図5に示した商取引情報取得処理部111の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは一店舗分の処理を示しており、この処理は、実際には、店舗マスタ120aに登録されている店舗の数だけ実行される。
【0067】
まず、店舗から取得したPOSデータ200aを1件読み取る(ステップS101)。ここで、全てのデータを既に読み取って処理済であれば(ステップS102肯定)、処理を完了する。未処理のデータを読み取った場合は(ステップS102否定)、同一店舗の同一時間帯の天候と気温とを天候データ200cから取得し(ステップS103)、店舗コードとレシート番号からアクセス番号を生成する(ステップS104)。
【0068】
ここで、発送データ200bを検索し、店舗コードとレシート番号が一致するデータを検索し(ステップS105)、該当するデータが見つかった場合は(ステップS106肯定)、購入データに贈答区分を設定し(ステップS107)、店舗コードと贈答番号からアクセス番号を生成して贈答先データ120cを出力する(ステップS108)。
【0069】
最後に、ステップS106で該当するデータがなかった場合も含め(ステップS106否定)、購入データ120bを出力し(ステップS109)、ステップS101へ復帰して次のデータの処理へ移る。
【0070】
図22と図23は、図5に示した商取引情報表示処理部112の処理手順を示すフローチャートである。図22は、顧客が自身で購入した商品の明細情報を照会した場合の処理手順である。まず、顧客が指定したアクセス番号を取得し(ステップS201)、これに対応するデータを購入データ120bより取得する(ステップS202)。
【0071】
続いて、記憶部120の情報を用いてメッセージ表示部10の編集と出力をおこない(ステップS203)、担当者表示部20の編集と出力をおこない(ステップS204)、行事/店舗画像表示部30の編集と出力をおこない(ステップS205)、商品情報表示部40の編集と出力をおこなう(ステップS206)。そして、その他の部分の編集と出力をおこなって(ステップS207)、画面を出力する(ステップS208)。
【0072】
図23は、顧客が贈答された商品の明細情報を照会した場合の処理手順である。まず、顧客が指定したアクセス番号を取得し(ステップS301)、これに対応するデータを贈答先データ120cより取得し(ステップS302)、さらに、このデータに対応するデータを購入データ120bより取得する(ステップS303)。これ以降の処理の流れは、図22の場合と同様である。
【0073】
上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図24を用いて、本実施例に係る差分ファイル配信システムを実現するためのプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
【0074】
図24は、商取引情報表示プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、ユーザからのデータの入力を受付ける入力装置1010、モニタ1020、各種プログラムを記録した記録媒体からプログラムを読み取る媒体読取り装置1030、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1040、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース1050、HDD(Hard Disk Drive)1060およびCPU1070をバス1080で接続して構成される。
【0075】
HDD1060には、商取引情報表示装置100の機能と同様の機能を発揮するプログラムである商取引情報表示プログラム1060bが記憶されている。そして、CPU1070が、商取引情報表示プログラム1060bをHDD1060から読み出して実行することにより、同プログラムは、商取引情報表示プロセス1070aとして機能するようになる。商取引情報表示プロセス1070aは、図5に示した制御部110に対応する。
【0076】
また、CPU1070は、ネットワークインターフェース1050を介してPOSデータ等を取得し、店舗システム情報1040aとしてRAM1040に格納する。また、HDD1060の商取引情報表示用DB1060aから必要なデータを読み出して、RAM1040に商取引情報表示用情報1040bとして格納する。そして、RAM1040に格納された店舗システム情報1040aと商取引情報表示用情報1040bに基づいて各種データ処理を実行する。
【0077】
なお、上記の商取引情報表示プログラム1060bについては、必ずしもHDD1060に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WAN等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)などにプログラムを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
【0078】
上述してきたように、本実施例では、商取引の明細情報とともに商取引時の情報を思い起こさせる各種情報を表示するように構成したので、利用者に商取引時の状況を想起させ、利用者を次の購入行動等へ促すことができる。
【0079】
(付記1)ネットワークを介して接続された端末装置からの要求に基づいて商取引の明細情報を表示する画面を生成し、前記端末装置に応答する商取引情報表示プログラムであって、
予め記憶手段に記憶された設定情報に基づいて前記商取引がおこなわれた状況を表す情報を前記画面に出力する出力手順
をコンピュータに実行させることを特徴とする商取引情報表示プログラム。
【0080】
(付記2)前記出力手順は、前記商取引を担当した従業員の画像情報を前記画面に出力することを特徴とする付記1に記載の商取引情報表示プログラム。
【0081】
(付記3)前記出力手順は、前記商取引がおこなわれた季節を表現したメッセージを前記画面に出力することを特徴とする付記1または2に記載の商取引情報表示プログラム。
【0082】
(付記4)前記出力手順は、前記商取引がおこなわれたときの天候を表現したメッセージを前記画面に出力することを特徴とする付記1、2または3に記載の商取引情報表示プログラム。
【0083】
(付記5)前記出力手順は、前記商取引がおこなわれたときにその地域でおこなわれていた行事の情報を前記画面に出力することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の商取引情報表示プログラム。
【0084】
(付記6)ネットワークを介して接続された端末装置からの要求に基づいて商取引の明細情報を表示する画面を生成し、前記端末装置に応答する商取引情報表示装置であって、
予め記憶手段に記憶された設定情報に基づいて前記商取引がおこなわれた状況を表す情報を前記画面に出力する出力手段
を備えたことを特徴とする商取引情報表示装置。
【0085】
(付記7)ネットワークを介して接続された端末装置からの要求に基づいて商取引の明細情報を表示する画面を生成し、前記端末装置に応答する商取引情報表示方法であって、
予め記憶手段に記憶された設定情報に基づいて前記商取引がおこなわれた状況を表す情報を前記画面に出力する出力工程
を含んだことを特徴とする商取引情報表示方法。
【産業上の利用可能性】
【0086】
以上のように、本発明にかかる商取引情報表示プログラムおよび商取引情報表示装置は、顧客による商取引情報の照会に有用であり、特に、顧客がその情報を照会したことを契機として、次の行動をおこすことを促すことが必要な場合に適している。
【符号の説明】
【0087】
10 メッセージ表示部
11 導入メッセージ部
12 気候メッセージ部
13 顧客別メッセージ部
14 行事メッセージ部
15 結びメッセージ部
20 担当者表示部
30 行事/店舗画像表示部
40 商品情報表示部
100 商取引情報表示装置
110 制御部
111 商取引情報取得処理部
111a アクセス番号生成部
111b 購入データ生成部
112 商取引情報表示処理部112
112a 対象データ選択部
112b メッセージ出力部
112c 担当者出力部
112d 行事/店舗画像出力部
112e 商品情報出力部
120 記憶部
120a 店舗マスタ
120b 購入データ
120c 贈答先データ
120d 導入メッセージマスタ
120e 気候メッセージマスタ
120f 顧客別メッセージマスタ
120g 行事マスタ
120h 結びメッセージマスタ
120i 従業員マスタ
120j おすすめ商品マスタ
130 ネットワークインターフェース部
200 店舗システム
210 POSデータ
220 発送データ
230 天候データ
300 顧客端末
1000 コンピュータ
1010 入力装置
1020 モニタ
1030 媒体読取り装置
1040 RAM
1040a 店舗システム情報
1040b 商取引情報表示用情報
1050 ネットワークインターフェース
1060 HDD
1060a 商取引情報表示用DB
1060b 商取引情報表示プログラム
1070 CPU
1070a 商取引情報表示プロセス
1080 バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商取引を特定するアクセス情報を受け付ける受付手順と、
前記アクセス情報と、購入をした店舗、購入日、購入時間、対応をした担当者、購入をした店舗の地域に来た理由、購入品の目的、の少なくとも何れか一つの商取引の状況を示す情報と、を関連付けて持つ購入データテーブルを参照して、前記受付手順が受け付けたアクセス情報で特定される商取引の状況を特定する取引状況特定手順と、
前記商取引の状況を示す情報と、該商取引の状況に応じた出力内容とを関連付けて持つテーブルを参照して、前記取引状況特定手順が特定をした取引状況に応じた出力内容を特定して出力を行う出力手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする商取引情報表示プログラム。
【請求項2】
前記購入データテーブルが少なくとも購入をした購入日を持ち、
前記取引状況特定手順が、前記受付手順が受け付けたアクセス情報で特定される商取引の状況として少なくとも購入日を特定し、
前記出力手順が、行事と該行事に関連する時期とを関連付けて持つ行事マスタテーブルを参照して、前記購入日に関連する行事を特定し、
前記商取引の状況に応じた出力内容とを関連付けて持つテーブルが少なくとも行事に応じた出力内容を持ち、
前記出力手順が、前記取引状況特定手順が特定をした取引状況に応じた出力内容として行事に応じた出力内容を出力すること、
を特徴とする請求項1に記載の商取引情報表示プログラム。
【請求項3】
前記購入データテーブルが少なくとも購入をした店舗の地域に来た理由を持ち、
前記取引状況特定手順が、前記受付手順が受け付けたアクセス情報で特定される商取引の状況として少なくとも購入をした店舗の地域に来た理由を特定し、
前記商取引の状況に応じた出力内容とを関連付けて持つテーブルが少なくとも購入をした店舗の地域に来た理由に応じた出力内容を持ち、
前記出力手順が、前記取引状況特定手順が特定をした取引状況に応じた出力内容として購入をした店舗の地域に来た理由に応じた出力内容を出力すること、
を特徴とする請求項1に記載の商取引情報表示プログラム。
【請求項4】
前記購入データテーブルが少なくとも購入をした購入日を持ち、
前記取引状況特定手順が、前記受付手順が受け付けたアクセス情報で特定される商取引の状況として少なくとも購入日を特定し、
前記出力手順が、日とその日の天候を特定する情報とを関連付けて持つ天候データテーブルを参照して、前記購入日の天候を特定し、
前記商取引の状況に応じた出力内容とを関連付けて持つテーブルが少なくとも天候に応じた出力内容を持ち、
前記出力手順が、前記取引状況特定手順が特定をした取引状況に応じた出力内容として天候に応じた出力内容を出力すること、
を特徴とする請求項1に記載の商取引情報表示プログラム。
【請求項5】
商取引を特定するアクセス情報を受け付ける受付部と、
前記アクセス情報と、購入をした店舗、購入日、購入時間、対応をした担当者、購入をした店舗の地域に来た理由、購入品の目的、の少なくとも何れか一つの商取引の状況を示す情報と、を関連付けて持つ購入データテーブルを参照して、前記受付部が受け付けたアクセス情報で特定される商取引の状況を特定する取引状況特定部と、
前記商取引の状況を示す情報と、該商取引の状況に応じた出力内容とを関連付けて持つテーブルを参照して、前記取引状況特定部が特定をした取引状況に応じた出力内容を特定して出力を行う出力部と
を備えたことを特徴とする商取引情報表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2010−205302(P2010−205302A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−134417(P2010−134417)
【出願日】平成22年6月11日(2010.6.11)
【分割の表示】特願2004−358849(P2004−358849)の分割
【原出願日】平成16年12月10日(2004.12.10)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】