説明

商品の代理購入方法

【課題】代理購入サービスにおける代理購入業者の調達請負者への発注業務の簡素化と請負委託費用の低減を図る。
【解決手段】商品購入者が自身の端末から購入希望商品を特定する情報を代理購入業者のサーバに送信する段階と、該サーバが該情報をデータベースに記録する段階と、商品調達請負を希望する調達請負者が自身の端末から前記サーバにアクセスして調達希望商品リストの送信を依頼する段階と、依頼を受けたサーバが調達必要商品を抽出し、商品購入者が送信してきた商品価格に手を加えることなく委託費用とした調達希望商品リストを送信する段階と、該リストを見た調達請負者が請負を希望する商品を特定する情報を入力したのを受けた端末が該情報を前記サーバに送信する段階と、該情報を最先に送信してきた端末に対してサーバが調達業務を委託する旨の情報を送信する段階とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品購入者に代わってその購入希望商品を購入して届ける代理購入方法に関する。
【背景技術】
【0002】
商品購入者に代わってその購入希望商品を購入して納入する代理購入サービスと呼ばれるサービスがある。この代理購入サービスは、代理購入業者がメール、電話、FAX等により商品購入希望者から商品購入の依頼を受け、依頼された商品を購入して届け、商品代金、配送費に手数料を加えた費用の支払いを受けるものである。この代理購入サービスは、在外者が日本国内で販売されている商品を入手したり、地方に住む購入者が都会の店でしか入手できない商品を入手したりする場合に便利なサービスである。
【0003】
この場合、代理購入業者は複数の商品購入者からの同一商品購入依頼をまとめて安くまとめ買いしたり、商品販売者と値引き交渉をしたりすることが多かった。しかし、複数の商品購入者からの同一商品購入依頼のとりまとめや、商品販売者との値引き交渉を行なう発注業務は面倒であり時間もかかる。この発注業務を手間をかけずに短時間でできれば代理購入業者のメリットは大きい。
【0004】
この発注業務の煩わしさから、代理購入業者は発注業務を下請け業者に依頼することもあった。しかし、この場合には下請け業者に手数料を支払わねばならないため代理購入業者の利益が減る問題がある。手数料支払いをきらって代理購入業者が下請け業者への依頼を渋れば、下請け業者は受注が減って経営に問題を生ずる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−234377号公報
【特許文献2】特開2005−92439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その課題は、商品の代理購入サービスにおいて、代理購入業者は手数料の支払いなしに簡単に調達請負者に商品購入を委託することができ、調達請負者は代理購入業者から手数料の支払いを受けなくても利益を得ることのできる代理購入方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、商品購入者に代わってその購入希望商品を購入して届ける代理購入方法であって、代理購入業者に予め会員登録した商品購入者が自身の端末から通信回線を介して会員番号と購入希望商品に関する商品特定情報、販売者、商品価格を含む商品情報を代理購入業者の管理するサーバに送信する段階と、送信を受けたサーバが受信情報を受注管理データベースに記録する段階と、代理購入業者から商品調達業務の請負を希望する会員登録した調達請負者が自身の端末から通信回線を介してサーバにアクセスし、調達希望商品リストの送信を依頼する段階と、依頼を受けたサーバが受注管理データベースから調達必要な商品を抽出し、商品購入者が送信してきた商品価格に手数料を加えることなくそのまま調達費用として表示した調達希望商品リストを作成して依頼してきた端末に送信する段階と、調達希望商品リストを受信した調達請負者の端末の表示する画面を見た調達請負者が請負希望商品を特定する情報を入力したのを受けて調達請負者の端末が該情報をサーバに送信する段階と、該委託希望商品を特定する情報を受信したサーバが該情報を最先に送信してきた端末に対して調達業務を委託する旨の情報を送信すると同時に該商品についての調達業務の委託を完了した旨を受注管理データベースに記録する段階と、を含むことを特徴とする代理購入方法である。
【0008】
このような代理購入方法によれば、代理購入業者のサーバは商品購入者が端末から入力し、必要に応じて代理購入業者が確認した販売業者の提示している商品価格に手を加えることなく、そのまま配送費を除く商品購入価格として調達請負希望者に提示する。商品購入者が入力した価格に、請負手数料を追加したり減額したりすることはしない。このため、サーバは、従来の代理購入では行なわれている商品の種類、数量、一括発注等に依存する請負手数料の追加、減額等の複雑な計算処理を行なう必要はなく、サーバの計算処理が簡単になる利点を有する。代理購入業者は、そのような追加、減額の複雑な算定基準を作成してサーバに入力しておく煩わしさから開放される。更に、代理購入業者は調達請負者に請負手数料を払わなくても、調達請負者は後述する手段で利益を得ることができる。このため、代理購入業者は請負手数料を支払わなくて済むという大きなメリットを得ることができる。また、調達価格を競わせる競争入札でないため入札期限を設定する必要はない。サーバは商品購入者から依頼を受けた後、直ちに調達必要商品リストに追加して調達請負希望者に開示することもできるため調達請負希望者への情報開示までの時間が短縮される。また、請負価格を競わせる競争入札でなく早い者勝ちで請負委託先を決めるので、入札期限を待って入札価格を比較して請負委託先を決めるという面倒な処理を必要とせず、調達請負先決定までの時間が短縮される。調達請負者は代理購入業者から請負手数料を貰えないが、今日では商品購入額に応じたポイント還元サービスを商品販売業者から受けることができる。このため、ポイントを貯めて商品と交換することで利益を得ることができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の代理購入方法において、サーバは代理購入業者が調査して入力した販売業者から代理購入業者の商品配送センターまでの販売業者提示の配送費用を受注管理データベースに記録しておき、調達希望商品リストを調達請負者の端末に送信する際には該配送費用も含めて送信することを特徴とする代理購入方法である。
【0010】
このような代理購入方法によれば、代理購入業者の配送センターまでの配送費についても、販売業者が提示している配送費をそのまま配送センターまでの必要配送費として調達請負希望者に提示し、その費用に手数料を追加したり減額したりしない。このためサーバは調達配送費の追加、減額等の複雑な計算処理を行なう必要はなく、サーバの行なう計算処理が簡単になる利点を有する。代理購入業者はそのような追加、減額の複雑な算定基準を作成して入力しておく煩わしさから開放される。調達請負者には前述した別途の利益を得る手段があるため、代理購入業者は配送についても追加の手数料を支払わなくて済む利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る代理購入方法を実施するための代理購入システム1の全体構成である。
【図2】商品購入者端末3とサーバ2間の情報交換フローである。
【図3】調達請負者端末4とサーバ2間の情報交換フローである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る代理購入方法を実施するための代理購入システム1の全体構成である。代理購入システム1は、代理購入業者の管理するサーバ2、商品購入者の使用する複数の商品購入者端末3、調達請負者の使用する複数の調達請負者端末4、販売業者の広告開示用サーバ5をインターネット回線6を介して接続して構成されている。
【0013】
代理購入業者とは、商品購入者の指定した商品を商品購入者に代わって販売業者から購入し、商品購入者に届ける業者のことである。本システムが想定している商品購入者は、日本国内でしか購入できない商品の入手を希望する在外者、都会等の特定地域でしか購入できない商品の入手を希望する地方在住者、身体的条件で外出が困難なお年寄り等である。調達請負者とは、代理購入業者から委託を受けて指定された商品を購入して指定された配送先に届けさせる請負者のことをいう。
【0014】
次に、商品購入者が商品の代理購入を依頼してから、その商品が届けられるまでのフローを図2、図3を参照して説明する。本代理購入システム1を利用する商品購入者は、予め商品購入会員として代理購入業者のサーバ2に会員登録しておく。会員登録は通常の操作で行なう。即ち、商品購入者は自己の端末3を操作してサーバ2が準備する会員登録画面を表示させ、氏名、住所、パスワード等を入力してサーバ2に送信する。サーバ2は受信情報を会員データベースに記録し、会員番号を商品購入者端末3に送信して登録を終える。
【0015】
商品購入者は、販売業者がインターネットに開示している広告画面、テレビ広告、新聞チラシ等で購入希望商品を見つけ、商品名、商品番号、価格、販売業者等を記録する。インターネットで見つけた場合には画面のURLも記録しておくとよい。続いて、自己の端末3から代理購入業者のサーバ2にアクセスして代理購入を依頼する。図2は代理購入の依頼を行なう際の商品購入者端末3とサーバ2間の情報交換のフローである。
【0016】
最初に商品購入者は自己の端末3から代理購入業者のサーバ2にアクセスし、サーバ2が準備する購入依頼画面の送信を依頼する(ステップS1)。依頼を受信したサーバ2は、会員番号、パスワードの入力を求める画面を送信する(ステップS2)。送信を受けて端末3が表示した画面に商品購入者が会員番号、パスワードを入力すると、端末3は入力情報をサーバ2に送信する(ステップS3)。送信を受けたサーバ2は、会員情報を会員データベースに記録してある登録時の情報と照合して会員番号を記憶する。そして購入商品入力画面を商品購入者の端末3に送信する(ステップS4)。
【0017】
商品購入者は端末3に表示された購入商品入力画面に購入希望商品の情報を入力する。入力情報は、先に記録しておいた商品名、商品番号、価格、数量、販売業者、インターネット広告のURL等である。入力が終わると端末3は入力された情報をサーバ2に送信する(ステップS5)。サーバ2は受信した商品情報を会員番号に関連つけて受注管理データベースに購入依頼として記録する。
【0018】
記録後、サーバ2は購入依頼のあった商品情報を付属の表示装置の画面に表示する等して管理者に知らせる。管理者は商品情報を確認し、配送費、商品購入者に要求する代理購入の手数料等を計算してサーバ2に入力する。また、管理者は、必要に応じて商品購入者が入力したインターネット広告のURLにアクセスし、商品購入者の入力した情報に間違いがないか確認する。間違いがあった場合は商品購入者に電話等で知らせて訂正を求め、間違いがない場合はチェック済みを入力する。なお、インターネット広告にアクセスして確認する際には、その配送費も調べて入力する。サーバ2は入力された情報を追加記録し(ステップS6)、総請求金額を算出してメールで商品購入者に知らせる。そしてサーバ2の準備する指定画面にアクセスして正式依頼するか否かの入力を行なうことを商品購入者に要求する(ステップS7)。
【0019】
商品購入者が自己の端末3から指定画面にアクセスして正式依頼する旨の入力を行なうと、その情報はサーバ2に送信され、購入が決定した旨が受注管理データベースに記録される(ステップS8)。その後、商品購入者はカード決済、銀行振込等で費用を支払う(ステップS9)。サーバ2は決済のチェックを行ない(ステップS10)、決済を確認したならば購入依頼商品を調達必要リストに加える(ステップS11)。以上のフローにより、商品購入者が購入を希望する商品に関する全ての情報が受注管理データベースに記録される。
【0020】
次に、サーバ2が商品購入者から依頼を受けて受注管理データベースに記録した多数の購入依頼商品を調達する手順を図3のフローを参照して説明する。代理購入業者は購入依頼を受けた商品を自ら調達するのではなく、商品調達業務の請負を希望する調達請負者に委託して行なう。多種類、小ロット、多数件数の購入依頼商品を多数の商品販売業者から調達する作業を自ら行なうのは面倒、且つ時間がかかるためである。その調達を依頼するに際して、サーバ2は調達品の商品価格として商品購入者が端末3から入力した価格をそのままその商品の調達価格として調達請負者に提示する点に特徴がある。このため調達請負者には、調達請負者が商品販売業者に支払う実費のみが調達請負費用として代理購入業者から支払われることになる。このような方法が可能なのは、調達請負者には後述するような別途の利益を得る手段があるからである。
【0021】
調達請負者も調達請負者会員として代理購入業者のサーバ2に予め会員登録しておく。会員登録は通常の操作で行なう。即ち、調達請負者は自己の端末4を操作してサーバ2の準備する会員登録画面を表示させ、氏名、住所、パスワード等を入力してサーバ2に送信する。サーバ2は受信情報を会員データベースに記録し、会員番号を調達請負者端末4に送信して登録を終える。
【0022】
調達請負者は自己の端末4から代理購入業者のサーバ2にアクセスし、サーバ2が準備する調達必要商品リストの送信を依頼する(ステップT1)。依頼を受信したサーバ2は、会員番号、パスワードの入力を求める画面を送信する(ステップT2)。送信を受けた画面に商品購入者が会員番号、パスワードを入力すると、端末4は入力情報をサーバ2に送信する(ステップT3)。送信を受けたサーバ2は会員情報を会員データベースに記録されている会員登録時の情報と照合して会員番号を記憶する。そして受注管理データベースの中から調達を必要とする商品を抽出し、調達必要商品リストとして調達請負者の端末4に送信する(ステップT4)。
【0023】
調達必要商品は、商品分類に分けてリスト化され、最初にその商品分類が表示される。調達請負者が調達請負を希望する商品分類をクリックして選択すると、その商品分類に属する調達必要商品のリストが端末4に表示される。リストには商品購入者が入力した商品名、価格、数量、販売業者が一覧として表示されている。調達請負者がその中の一つをクリックして選択すると、その商品の調達についての更に詳しい情報が表示される。その詳細情報には調達請負者の入力した商品番号、インターネット広告のURLが含まれる他、配送先として予め代理購入業者がサーバ2に入力しておいた代理購入業者の配送センターの住所、及びその配送センターまでの配送費も含まれる。この配送費は代理購入業者が調べて受注管理データベースに入力しておいた値である。
【0024】
本発明の特徴として、調達必要商品リストに表示される商品価格は商品購入者が端末3から入力した価格そのもの、即ち、販売業者がインターネット広告等に表示している販売価格そのものである。また、配送費は販売業者がインターネット広告等に表示している配送費である。こうして表示される商品価格と配送費を合わせた費用が、代理購入業者が調達請負者に最終的に支払う手数料用になる。代理購入業者は、販売業者が提示している商品価格と配送費に対して手数料を追加したり減額したりすることはしない。
【0025】
調達請負者は表示された詳細情報を見て調達を請け負うか否か判断し、請負を希望する場合は画面に表示されている請負希望ボタンをクリックする。端末4はその商品情報をサーバ2に送信する(ステップT5)。
【0026】
サーバ2は、調達を請け負う旨の送信を受けたならば、送信してきた調達請負者をその商品の調達依頼先として直ちに決定する。複数の調達請負者から調達必要商品のリストの表示依頼があった場合にはそれら複数の端末4にリストを同時に表示させているので、最先に調達希望を送信してきた調達請負者をその商品の調達依頼先に決定する。通常の入札による決定方式と異なり、全ての調達請負者に同一の調達費用を提示しているためこのような早い者勝ちの決定が可能となる。
【0027】
このようにして調達依頼先を決定したならば、サーバ2は決定した商品を調達必要商品リストから直ちに削除する(ステップT6)。そして、決定した調達請負者の端末4に調達依頼先に決定した旨と、依頼する商品情報、発注番号を送信する(ステップT7)。調達請負者は依頼された商品情報の記録をとり、調達依頼を承諾した旨を画面の承諾確認ボタンをクリックして返信する(ステップT8)。サーバ2は、それを受けて調達依頼先である調達請負者の情報を受注管理データベースに記録する。以上のフローにより調達依頼先が決定する。
【0028】
その後、調達を請け負った調達請負者は、記録した商品情報中のインターネット広告のURL等により販売業者のサーバ5にアクセスし、自己を商品購入者、自己を費用支払者として依頼された商品の発注を行ない、カード等により費用を支払う。商品の納入先としては指示された代理購入業者の配送センターを指定し、サーバ2により指示された発注番号を納品書に記載しておくことを要求する。注文を受けた販売業者は、指定された代理購入業者の配送センターに商品を納入する。その際、納品書には指示された発注番号を記載しておく。
【0029】
商品が配送センターに納品されると、代理購入業者は納品書に記載された発注番号から商品を調達した調達請負者を特定する。また、発注番号から商品購入者を特定し、商品包装箱に商品購入者の指定した納品先を印刷した用紙を貼り付けて配送業者に配送を依頼する。以上により商品購入者が代理購入を依頼した商品が指定納品先に納入されることになる。代理購入業者は商品を配送業者に渡した後に調達を請け負った調達請負者に費用の支払いを行なう。
【0030】
以上説明した本発明の代理購入方法は、次のような利点を有する。代理購入業者側の利点として、代理購入業者のサーバ2は商品購入者が端末3から入力し、必要に応じて代理購入業者が確認した販売業者の提示している商品価格を、そのまま調達価格として調達請負者に提示する。商品購入者が入力した価格に請負手数料を追加したり減額したりすることはしない。代理購入業者の配送センターまでの配送費についても、販売業者が提示している配送費をそのまま配送センターまでの配送費として調達請負者に提示し、その費用に手数料を追加したり減額したりしない。そのためサーバ2は、従来の代理購入では行なわれている商品の種類、数量、一括発注等に依存する手数料の追加、減額等の複雑な計算処理を行なう必要がなく、サーバ2の行なう計算処理が簡単になる利点を有する。代理購入業者は、そのような追加、減額の複雑な算定基準を作成して入力しておく煩わしさから開放される。更に、代理購入業者は調達請負者に請負手数料を払わなくても、調達請負者は後述する手段で利益を得ることができる。このため、代理購入業者は請負手数料を支払わなくて済むという大きなメリットを得ることができる。
【0031】
調達価格を競わせる競争入札でないため入札期限を設定する必要はなく、サーバ2は商品購入者から調達依頼を受けた後、直ちに調達必要商品リストに追加して調達請負者に開示できるため調達を迅速に行なえる利点も有する。請負価格を競わせる競争入札でなく早い者勝ちで委託先を決めるので、入札期限を待って入札価格を比較して委託先を決めるという面倒な処理を必要とせず、また、調達委託先決定までの時間が短縮される。
【0032】
調達請負者側については、調達請負者が最終的に代理購入業者から受け取る費用は販売業者が提示している商品価格と配送実費のみである。しかし、今日では殆どの販売業者が商品購入価格に比例した還元ポイントを購入者に付与している。従って、調達請負者はその還元ポイントを貯めておき、後日、商品と交換してもらうことで利益を得ることができる。その利益を得るために調達請負者が行なう作業は、代理購入業者のサーバ2にアクセスして調達必要商品リストの提示を受け、希望する商品調達を請け負い、次に販売業者の広告ホームページにアクセスする等して請け負った商品を発注して費用を支払うことのみである。こうした簡単な作業は、忙しい主婦でも時間を見つけてできる利点がある。
【符号の説明】
【0033】
図面中、1は代理購入システム、2は代理購入業者のサーバ、3は商品購入者の端末、4は調達請負者の端末、5は販売業者のサーバ、6はインターネット回線を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品購入者に代わってその購入希望商品を購入して届ける代理購入方法であって、
代理購入業者に予め会員登録した商品購入者が自身の端末から通信回線を介して会員番号と購入希望商品に関する商品特定情報、販売者、商品価格を含む商品情報を代理購入業者の管理するサーバに送信する段階と、
送信を受けた前記サーバが受信情報を受注管理データベースに記録する段階と、
前記代理購入業者から商品調達業務の請負を希望する会員登録した調達請負者が自身の端末から通信回線を介して前記サーバにアクセスし、調達希望商品リストの送信を依頼する段階と、
依頼を受けた前記サーバが前記受注管理データベースから調達必要な商品を抽出し、前記商品購入者が送信してきた商品価格に手数料を加えることなくそのまま調達費用として表示した調達希望商品リストを作成して依頼してきた前記端末に送信する段階と、
前記調達希望商品リストを受信した前記調達請負者の端末の表示する画面を見た調達請負者が請負希望商品を特定する情報を入力したのを受けて調達請負者の端末が該情報を前記サーバに送信する段階と、
該委託希望商品を特定する情報を受信したサーバが該情報を最先に送信してきた前記端末に対して調達業務を委託する旨の情報を送信すると同時に該商品についての調達業務の委託を完了した旨を前記受注管理データベースに記録する段階と、を含むことを特徴とする代理購入方法。
【請求項2】
請求項1に記載の代理購入方法において、前記サーバは代理購入業者が調査して入力した販売業者から代理購入業者の商品配送センターまでの販売業者提示の配送費用を前記受注管理データベースに記録しておき、前記調達希望商品リストを調達請負者の端末に送信する際には該配送費用も含めて送信することを特徴とする代理購入方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−80358(P2013−80358A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−219740(P2011−219740)
【出願日】平成23年10月4日(2011.10.4)
【出願人】(510222637)株式会社スカイオリジン (2)