説明

商品情報交換システム

【課題】ベンダー側の提供希望商品情報をバイヤー側に効率的に提供すると同時に、バイヤー側の購入希望商品情報をもベンダー側に効率的に提供する。
【解決手段】ベンダー端末17から提供希望商品登録画面を通じて入力された提供希望商品情報が送信された場合に、当該ベンダーに関連付けて提供希望商品DB23に格納すると共に、バイヤー端末18から購入希望商品登録画面を通じて入力された購入希望商品情報が送信された場合に、当該バイヤーに関連付けて購入希望商品DB24に格納する商品情報登録処理部22と、ベンダー端末17から検索条件が送信された場合に、合致する購入希望商品情報を購入希望商品DB24から抽出してベンダー端末17に送信すると共に、バイヤー端末18から検索条件が送信された場合に、合致する提供希望商品情報を提供希望商品DB23から抽出してバイヤー端末18に送信する商品情報検索処理部55とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は商品情報交換システムに係り、特に、小売企業の仕入担当者等に商品供給側の提供希望商品情報を提供すると共に、メーカーの営業担当者等に商品購入側の購入希望商品情報を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、大手スーパーマーケットチェーンのバイヤー(仕入担当者)達は、日本国内はもちろん、中国など海外にまで足を伸ばし、売れ筋商品の確保に躍起となっている。
国内及び海外に点在する商品情報は、主に商社の営業担当者によって収集され、バイヤーの下にもたらされるが、商社の情報網で捕捉できるのは大手メーカーや大規模生産者(以下「大規模ベンダー」)の商品情報に限定され、中小零細メーカーや小規模生産者(以下「小規模ベンダー」)の商品情報を掬い上げることは困難であった。
また、メーカーや卸売業者の営業担当者から直接バイヤーの下に売り込みがなされるケースもあるが、やはり大規模ベンダーに限定され、小規模ベンダーが直に営業をかけることは困難であった。
【0003】
ただ、最近ではインターネットのホームページやブログ上に情報を掲載することが比較的容易となってきており、小規模ベンダーの中でもこれらを利用して積極的に自社の商品情報を発信するケースも増えてきている(非特許文献1参照)。
消費者の多様化するニーズに応えるためにも、バイヤーには小規模ベンダーの商品情報を積極的に収集することが求められており、検索サイトを通じて小規模ベンダーの商品情報を抽出することを試みるバイヤーも増えつつある。
【非特許文献1】井田農園 インターネットURL:http://idanouen.eco.to/shouhin.html 検索日:2011年1月10日
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一般的なホームページから商品情報を検索するとなると、バイヤーには大きな負担がかかり、効率的な情報収集ができないという問題があった。
まず、検索サイトにおいて商品名や商品カテゴリを検索キーワードに設定すると、当該検索キーワードを含むホームページのリストが検索結果として提示されるが、必ずしも当該商品を販売するベンダーの情報のみが掲載されている訳ではなく、バナー広告中に当該商品名が表示されているに過ぎないホームページも含まれてくる。このためバイヤーには、リスト中からノイズを除外し、真に有益なホームページを選別するという手間が課せられる。
また、目的の商品を販売するベンダーのホームページに辿り着けたとしても、リンク切れや更新遅れ等により、鮮度の高い情報が得られない場合も多い。
さらに、一般的なホームページの場合にはベンダー毎にフォーマットが異なるため、同種商品について複数のベンダー間で善し悪しを比較検討することもままならない。
【0005】
以上、現状におけるバイヤー側の問題点について指摘したが、ベンダー側の視点に立つと、事態はより深刻であると言わざるを得ない。すなわち、ベンダー側の情報は現時点でも検索サイトを駆使することで曲がりなりにも取得可能であるのに対し、バイヤー側の購入希望商品情報についてはWebサイト上にほとんどアップされていないため、ベンダー側が売り込み先を効率的に見つけること自体が困難である。
【0006】
この発明は、このような従来の課題を解決するために案出されたものであり、規模の大小を問わず、各地に点在しているベンダー側の提供希望商品情報をバイヤー側に効率的に提供すると同時に、バイヤー側の購入希望商品情報をもベンダー側に効率的に提供できる技術の実現を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載した商品情報交換システムは、ベンダーの操作するベンダー端末に提供希望商品登録画面を送信し、必要な情報の入力を促す手段と、ベンダー端末から送信された提供希望商品情報を、当該ベンダーのIDに関連付けて提供希望商品記憶手段に格納する手段と、バイヤーの操作するバイヤー端末に購入希望商品登録画面を送信し、必要な情報の入力を促す手段と、バイヤー端末から送信された購入希望商品情報を、当該バイヤーのIDに関連付けて購入希望商品記憶手段に格納する手段と、上記ベンダー端末に購入希望商品検索画面を送信し、必要な検索条件の入力を促す手段と、ベンダー端末から送信された検索条件に基づいて上記購入希望商品記憶手段から該当の購入希望商品情報を抽出し、ベンダー端末に送信する手段と、上記バイヤー端末に提供希望商品検索画面を送信し、必要な検索条件の入力を促す手段と、バイヤー端末から送信された検索条件に基づいて上記提供希望商品記憶手段から該当の提供希望商品情報を抽出し、バイヤー端末に送信する検索手段とを備え、上記提供希望商品登録画面には、少なくとも商品分類特定欄と、商品名称特定欄と、商品コード特定欄と、数量特定欄と、価格特定欄とが設けられており、上記購入希望商品登録画面には、少なくとも商品分類特定欄と、商品名称特定欄と、商品コード特定欄と、数量特定欄と、価格特定欄とが設けられていることを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載した商品情報交換システムは、請求項1のシステムを前提とし、さらに、上記ベンダー端末から特定の購入希望商品情報について商談成立の事実を示す情報が送信されると共に、当該購入希望商品情報を登録したバイヤーの操作するバイヤー端末から当該購入希望商品情報について商談成立の事実を示す情報が送信された場合に、上記購入希望商品情報記憶手段に格納された対応の購入希望商品情報について商談成立のフラグを設定する手段と、上記バイヤー端末から、特定の提供希望商品情報について商談成立の事実を示す情報が送信されると共に、当該提供希望商品情報を登録したベンダーの操作するベンダー端末から当該提供希望商品情報について商談成立の事実を示す情報が送信された場合に、上記提供希望商品情報記憶手段に格納された対応の提供希望商品情報について商談成立のフラグを設定する手段とを備え、上記検索手段は、商談成立のフラグが設定された購入希望商品情報及び商談成立のフラグが設定された提供希望商品情報については、検索対象外とすることを特徴としている。
【0009】
請求項3に記載した商品情報交換システムは、請求項1または2のシステムを前提とし、さらに、上記提供希望商品記憶手段に格納された各提供希望商品情報と、上記購入希望商品記憶手段に格納された各購入希望商品情報とを定期的に突き合わせ、それぞれの属性項目の少なくとも一部が合致する提供希望商品情報及び購入希望商品情報を商談対象候補として抽出する手段と、抽出した購入希望商品情報を、対応する提供希望商品情報を登録したベンダーの操作するベンダー端末に送信すると共に、抽出した提供希望商品情報を、対応する購入希望商品情報を登録したバイヤーの操作するバイヤー端末に送信する手段を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項4に記載した商品情報交換システムは、請求項1〜3のシステムを前提とし、さらに、上記提供希望商品登録画面には、オークションへの出品の可否を選択する項目と、オークションへの出品を選択した場合にその終了日時を設定する項目が設けられており、上記バイヤー端末からオークション対象商品の検索リクエストが送信された場合に、当該バイヤー端末にオークション対象商品検索画面を送信し、必要な検索条件の入力を促す手段と、上記提供希望商品記憶手段から、バイヤー端末から送信された検索条件に該当し、かつオークションへの出品が選択された提供希望商品情報を抽出し、バイヤー端末に送信する手段と、バイヤー端末から、特定の提供希望商品情報について入札のリクエスト及び入札価格が送信された場合に、当該バイヤーのID、提供希望商品情報のID、入札価格を含む入札情報をオークション管理記憶手段に格納する手段と、オークション対象商品に設定された終了日時が経過した時点で、最も高い入札価格が設定された入札情報を抽出する手段と、当該入札情報に関連付けられたバイヤーを落札者と認定し、当該バイヤーの操作するバイヤー端末に落札した旨の通知を送信する手段を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の商品情報交換システムによれば、ベンダー側の提供希望商品情報が提供希望商品情報記憶手段に集約されているため、バイヤーは極めて効率的に必要な提供希望商品情報を取得することができる。また、バイヤー側の購入希望商品情報が購入希望商品情報記憶手段に集約されているため、ベンダーも極めて効率的に必要な購入希望商品情報を取得することができる。
しかも、各商品情報は書式の統一された登録画面を通じて入力されるため、検索手段によって抽出された各商品情報は共通のデータ項目を備えており、ベンダー及びバイヤーは複数の商品情報を容易に比較検討することが可能となる。
【0012】
請求項2に記載の商品情報交換システムによれば、ベンダー及びバイヤー間で商談が成立した商品情報について商談成立のフラグが設定され、以後は検索対象外となる仕組みを備えているため、検討する価値のない商品情報を有効に排除することが可能となる。
【0013】
請求項3に記載の商品情報交換システムによれば、提供希望商品情報と購入希望商品情報との間で属性の突き合わせが実行され、マッチする商品情報が存在する場合には、各商品情報を登録したベンダー及びバイヤーに自動的に通知される仕組みを備えているため、ベンダー及びバイヤーは検索の手間を省くことが可能となる。
【0014】
請求項4に記載の商品情報交換システムによれば、提供希望商品の登録時にオークションへの出品を選択するだけで、ベンダーは当該提供希望商品をオークションの対象商品に指定することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、この発明に係る商品情報交換システム10の全体構成を示すブロック図であり、SNSエンジン11と、DB群12と、解析処理部13と、解析結果記憶部14と、解析結果配信部15とを備えている。
【0016】
ここで「SNS」とは、Social Network Serviceの略称であり、人と人との繋がり(社会的ネットワーク)をインターネットのWeb上で実現する会員制のサービスを意味している。具体的には、既存会員の招待等によってSNSの会員になったユーザは、個人的な日記やスケジュールを公開したり、他の会員と交流する場がネット上で付与される。また、会員相互間で意思の疎通を図るためのツールとして、電子メール類似のメッセージ交換サービスもユーザには提供される。
このシステム10は、このような一般的なSNSの会員管理機能や会員相互間の交流機能を基本的に利用しつつ、ベンダー会員とバイヤー会員間における商品情報の交換サービスを提供するものである。
【0017】
SNSエンジン11は、日記公開機能やメッセージ交換機能といった一般的なSNS機能の他に、商品情報の交換に特有の機能を備えたアプリケーションプログラムをサーバコンピュータのCPUが実行することにより、実現される。SNSエンジン11の具体的な機能構成については、後に詳述する。
また、解析処理部13及び解析結果配信部15は、専用のアプリケーションプログラムを上記サーバコンピュータのCPUが実行することにより、実現される。
【0018】
DB群12は、SNSエンジン11の処理に伴って生じる様々なデータを格納する各種データベースを包含するものであり、上記サーバコンピュータの外部記憶装置内に設けられている。DB群12に含まれる具体的なデータベースについても、後に詳述する。
また、解析結果記憶部14も、上記サーバコンピュータの外部記憶装置内に設けられている。
【0019】
上記SNSエンジン11には、インターネット16を介して、ベンダー会員が操作する多数のベンダー端末17と、バイヤー会員が操作する多数のバイヤー端末18が接続されている。
ベンダー端末17及びバイヤー端末18は、Webブラウザを搭載したPCやスマートフォン、タブレット端末等よりなる。
【0020】
このシステム10の利用を希望するバイヤー(小売企業の仕入担当者)は、バイヤー端末18からインターネット16経由でSNSエンジン11にアクセスし、所定の属性情報(氏名、性別、生年月日、業種区分、所属企業、所属部署、役職、勤続年数、住所、電子メールアドレス等)の開示を伴うバイヤー会員登録を事前に行う。このシステム10は、既存会員の招待がなくても入会が認められるオープン制のSNSサービスを前提としている。
各バイヤー会員の属性情報は、ユニークなバイヤーID及びパスワードに関連付けて、DB群12内のユーザ管理DB20に格納される。
【0021】
また、このシステム10の利用を希望するベンダー(メーカーや卸売業者の営業担当者または農家等の個人生産者)は、ベンダー端末17からインターネット16経由でSNSエンジン11にアクセスし、所定の属性情報(氏名、性別、生年月日、業種区分、所属企業、所属部署、役職、勤続年数、住所、電子メールアドレス等)の開示を伴うベンダー会員登録を事前に行う。
各ベンダー会員の属性情報は、ユニークなベンダーID及びパスワードに関連付けて、DB群12内のユーザ管理DB20に格納される。
【0022】
一般的なSNSサービスと同様、各バイヤー会員及びベンダー会員には、専用のマイページが割り当てられ(図示省略)、このマイページを起点に自己のプロフィールを公開したり、日記やスケジュールを公開したりすることができる。
また、電子メール類似のメッセージ交換サービスを利用することにより、他の会員と秘密裏に意見交換を行うことができる。
さらに、掲示板サービスを利用することにより、特定のトピックについて多数の会員間で広く意見交換を行うこともできる。
【0023】
このシステム10の場合、上記した一般的なSNSサービスの他に、商品情報の交換に特化した専用の機能を多数備えている。
図2は、商品情報の登録に係る本システム10の機能構成を示すものであり、SNSエンジン11内の商品情報登録処理部22により、DB群12内の提供希望商品DB23及び購入希望商品DB24内に商品情報が登録される様子が描かれている。
【0024】
まず、商品情報の登録を希望するベンダー会員は、マイページ内の「提供希望商品の登録」ボタンをクリックする。
この結果、商品情報登録処理部22からベンダー端末17に対し、提供希望商品登録画面25が送信される。
【0025】
図3は、ベンダー端末17のWebブラウザ上に表示された提供希望商品登録画面25を示すものであり、提供商品指定欄26と、提供数量指定欄27と、提供時期指定欄28と、希望価格指定欄29と、コメント入力欄30と、オークション出品選択欄31を備えている。
【0026】
提供商品指定欄26には、商品分類(大)選択項目32、商品分類(中)選択項目33、商品分類(小)選択項目34、商品名称入力項目35、商品コード入力項目36が設けられている。
これに対しベンダー会員は、まず商品分類(大)選択項目32の▼(逆黒三角)ボタンをクリックし、展開されるプルダウンメニューから商品の大分類として「農産物」を選択する。
つぎにベンダー会員が商品分類(中)選択項目33の▼ボタンをクリックすると、農産物の中分類が列記されたプルダウンメニューが展開されるため、この中から「野菜」を選択する。
つぎにベンダー会員が商品分類(小)選択項目34の▼ボタンをクリックすると、野菜の小分類が列記されたプルダウンメニューが展開されるため、この中から「とまと」を選択する。
【0027】
上記のように、予め用意された商品の分類項目を「大分類→中分類→小分類」と階層的に指定する代わりに、ベンダー会員は商品名称入力項目35に具体的な商品名を打鍵入力するか、商品コード入力項目36に当該商品の識別コード(JANコード等)を打鍵入力することにより、商品の特定を行うこともできる。
【0028】
つぎにベンダー会員は、提供数量指定欄27の数量入力項目37に数値「50」を打鍵入力すると共に、単位選択項目38の▼ボタンをクリックし、単位として「Kg」を選択する。この提供数量指定欄27は任意的な入力欄であるため、ベンダー会員はブランクのままにしておくことができる。
【0029】
つぎにベンダー会員は、提供時期指定欄28において、始期(〜から)の年月日と終期(〜まで)の年月日を選択する。
この際、ベンダー会員は始期(デフォルトでは「本日」が設定されている)のみを特定すれば足り、終期については特定を省略することもできる。
また始期及び終期については、共に「年月」まで特定すれば足り、「日」の特定を省略することができる。
【0030】
つぎにベンダー会員は、希望価格指定欄29において、最低価格を入力する。
ただし、この希望価格指定欄29への設定は任意的なものであるため、ベンダー会員はブランクのままにしておくことができる。
【0031】
つぎにベンダー会員は、コメント入力欄30において、商品のアピールポイントや取引条件等の補足的な情報を、フリーワードで入力する。
このコメント入力欄30への記述も任意的なものであるため、ベンダー会員はブランクのままにしておくことができる。
【0032】
最後に、オークションへの出品を希望するベンダー会員は、オークション出品選択欄31において「オークションに出品」のチェックボックス39にチェックを入れると共に、終了日時を設定する。
この結果、当該提供希望商品はオークション取引の対象に設定される。
これに対し、ベンダー会員がオークションではなく通常の取引を希望する場合には、当該チェックボックス39にはチェックを入れないでおく。
【0033】
必要な入力を完了したベンダー会員は、登録ボタン40をクリックする。
この結果、提供希望商品登録画面25に入力されたデータが、商品情報登録処理部22に送信される。
これに対し商品情報登録処理部22は、受信したデータを当該ベンダー会員のIDに関連付けて提供希望商品DB23に格納する。
【0034】
つぎに、バイヤー会員による購入希望商品の登録について説明する。
まず、商品情報の登録を希望するバイヤー会員は、マイページ内の「購入希望商品の登録」ボタンをクリックする。
この結果、商品情報登録処理部22からバイヤー端末18に対し、購入希望商品登録画面42が送信される。
【0035】
図4は、バイヤー端末18のWebブラウザ上に表示された購入希望商品登録画面42を示すものであり、購入商品指定欄43と、購入数量指定欄44と、購入時期指定欄45と、希望価格指定欄46と、コメント入力欄47を備えている。
【0036】
購入商品指定欄43には、商品分類(大)選択項目48、商品分類(中)選択項目49、商品分類(小)選択項目50、商品名称入力項目51、商品コード入力項目52が設けられている。
これに対しバイヤー会員は、まず商品分類(大)選択項目48の▼ボタンをクリックし、展開されるプルダウンメニューから商品の大分類として「加工食品」を選択する。
つぎにバイヤー会員が商品分類(中)選択項目49の▼ボタンをクリックすると、加工食品の中分類が列記されたプルダウンメニューが展開されるため、この中から「冷凍食品」を選択する。
つぎにバイヤー会員が商品分類(小)選択項目50の▼ボタンをクリックすると、冷凍食品の小分類が列記されたプルダウンメニューが展開されるため、この中から「冷凍餃子」を選択する。
【0037】
上記のように、予め用意された商品の分類項目を「大分類→中分類→小分類」と階層的に指定する代わりに、バイヤー会員は商品名称入力項目51に具体的な商品名を打鍵入力するか、商品コード入力項目52に当該商品の識別コード(JANコード等)を打鍵入力することにより、商品の特定を行うこともできる。
【0038】
つぎに、バイヤー会員は購入数量指定欄44において購入希望商品の数量と単位を選択することができるが、今回は具体的な数量が特に決まっていないため、ブランクとなされている。
【0039】
つぎにバイヤー会員は、購入時期指定欄45において、始期(〜から)の年月日と終期(〜まで)の年月日を選択する。
この際、バイヤー会員は始期(デフォルトでは「本日」が設定されている)のみを特定すれば足り、終期については特定を省略することもできる。
また始期及び終期については、共に「年月」まで特定すれば足り、「日」の特定を省略することができる。
【0040】
つぎに、バイヤー会員は希望価格指定欄46において最高価格を入力することができるが、今回は価格に上限を設けない趣旨であるため、ブランクとなされている。
【0041】
つぎにバイヤー会員は、コメント入力欄47において、取引条件等の補足的な情報を、フリーワードで入力する。
このコメント入力欄47への記述も任意的なものであるため、バイヤー会員はブランクのままにしておくことができる。
【0042】
必要な入力を完了したバイヤー会員は、登録ボタン53をクリックする。
この結果、購入希望商品登録画面42に入力されたデータが、商品情報登録処理部22に送信される。
これに対し商品情報登録処理部22は、受信したデータを当該バイヤー会員のIDに関連付けて購入希望商品DB24に格納する。
【0043】
図5は、商品情報の検索に係る本システム10の機能構成を示すものであり、SNSエンジン11内の商品情報検索処理部55により、提供希望商品DB23内の商品情報が、検索画面を介して各会員の閲覧に供される様子が描かれている。
【0044】
例えば、提供希望商品情報の閲覧を希望するバイヤー会員は、マイページ内の「提供希望商品の検索」ボタンをクリックする。
この結果、商品情報検索処理部55からバイヤー端末18に対し、提供希望商品検索画面56が送信される。
【0045】
図6は、提供希望商品検索画面56の具体例を示すものであり、検索条件の指定欄として、商品指定欄57、数量指定欄58、価格指定欄59、時期指定欄60が設けられている。
商品指定欄57には、商品分類(大)選択項目61、商品分類(中)選択項目62、商品分類(小)選択項目63、商品名称入力項目64、商品コード入力項目65が設けられている。
また、数量指定欄には、数量入力項目66及び単位選択項目67が設けられている。
また、時期指定欄60には、始期と終期の年月日選択項目が設けられている。
【0046】
バイヤー会員が、上記の検索画面56において必要な検索条件を設定し、検索ボタン68をクリックすると、商品情報検索処理部55が当該検索条件に合致する商品情報を提供希望商品DB23から抽出した後、検索結果一覧を生成して上記の検索画面56に挿入する。
この結果、バイヤー端末18のWebブラウザ上に検索結果一覧69が表示される。
【0047】
図6に示したように、この検索結果一覧69には、各提供希望商品に係るベンダー名と、当該ベンダーに対する過去の評価ポイントと、提供可能数量と、希望価格と、提供可能時期と、コメントの一部と、登録年月日が表示されている。ただし、この検索結果一覧において表示されるデータ項目はこれに限定されるものではなく、例えば商品名称や商品分類(大/中/小)を含めることもできる。
【0048】
バイヤー会員が一覧中のベンダー名(「静清農園」等)をクリックすると、商品情報検索処理部55によって当該ベンダー会員の属性情報がユーザ管理DB20から抽出され、別画面として表示される(図示省略)。
【0049】
また、バイヤー会員が一覧中の評価ポイント(「+52」等)をクリックすると、商品情報検索処理部55によって当該ベンダー会員に対するポイント履歴情報が評価ポイント管理DB70から抽出され、別画面として表示される(図示省略)。
この画面には、他の会員によって付与された当該ベンダー会員の評価ポイントの累計値の他に、各自の評価コメントが列記されており、ベンダー会員の信頼性を推し量る基準として利用できる。この評価ポイントの登録方法については、後述する。
【0050】
バイヤー会員が、検索結果一覧69中の特定の商品情報について「詳細情報」項目の表示ボタン71をクリックすると、図7に示すように、取引支援処理部72によって提供希望商品詳細画面73が生成され、バイヤー端末18に送信される。
この詳細画面73には、バイヤー会員が選択した提供希望商品に関する詳細な情報と、ベンダー会員のプロフィール、評価ポイント等が記述されている。また、詳細画面73中には商談開始ボタン74が設けられている。
【0051】
この詳細画面73の記述内容を検討した結果、興味を覚えたバイヤー会員は、商談開始ボタン74をクリックする。
これを受けた取引支援処理部72は、取引管理DB75内に商談情報を新規登録する。この商談情報には、少なくとも当該提供希望商品情報のIDと、ベンダー会員のID、バイヤー会員のID、登録日時が含まれている。
また、取引支援処理部72は、提供希望商品DB23内に格納された当該提供希望商品情報に対して、「商談中」のフラグを設定する。
この「商談中」のフラグが立っている間も、当該提供希望商品情報は第三者の検索・閲覧対象に供されるが、検索結果一覧69や提供希望商品詳細画面73において「商談中」である旨の表示がなされる。
【0052】
さらに取引支援処理部72は、当該提供希望商品情報に係るベンダーのベンダー端末17に対し、商談開始の事実を記述した商談開始告知画面77を送信する。これに対しベンダー会員は、当該告知画面77に表示されたバイヤー会員に対してメッセージを送信し、商品取引について具体的な交渉を進めることができる。
なお、上記告知画面77には当該バイヤー会員のプロフィールや評価ポイントが記述されており、ベンダー会員はバイヤー会員の信頼性を事前に推し量ることができる。
【0053】
商談の結果、商品の取引について合意が成立した場合、バイヤー会員及びベンダー会員は、それぞれ商談成立の報告をシステム10に対して行う。
すなわち、バイヤー会員がマイページに表示された自己の商談案件リスト中から件の商品情報をクリックすると、図8に示すように、取引支援処理部72によって商談経過報告画面78がバイヤー端末18に送信される。
【0054】
この報告画面78中には、当該商品情報に係る書誌的事項が記述されている他に、商談成立ボタン79が設けられている。そして、バイヤー会員がこの商談成立ボタン79をクリックすると、これを受けた取引支援処理部72は、取引管理DB75内に格納された対応レコードに「バイヤー側商談成立報告あり」のフラグを設定する。
【0055】
バイヤー会員のみならず、ベンダー会員にも商談成立の報告義務が課せられているため、商談成立後、ベンダー会員はマイページに表示された自己の商談案件リスト中から対応の商品情報をクリックする。
この結果、上記と同様、取引支援処理部72によって商談経過報告画面78がベンダー端末17に送信される。
そして、ベンダー会員が同画面78中の商談成立ボタン79をクリックすると、これを受けた取引支援処理部72は、取引管理DB75内に格納された対応レコードに「ベンダー側商談成立報告あり」のフラグを設定する。
【0056】
このようにして、取引管理DB75に「バイヤー側商談成立報告あり」と「ベンダー側商談成立報告あり」のデータが揃って記録された時点で、取引支援処理部72は、提供希望商品DB23に格納された対応レコードに「商談成立」のフラグを設定する。
以後、この提供希望商品情報については商談成立の取消データが登録されない限り、商品情報検索処理部55の検索対象外となる。
【0057】
上記においては、ベンダー会員が登録した提供希望商品情報をバイヤー会員が検索し、商談に持ち込む例を説明したが、このシステム10は、バイヤー会員が登録した購入希望商品情報をベンダー会員が購入希望商品検索画面(図示省略)を介して検索し、検索結果一覧中に表示された比較的有利な購入条件を提示しているバイヤーに対して購入希望商品詳細画面(図示省略)を通じて商談を申し込み、自己の商品の売り込みを図ることにも当然に利用可能である。
【0058】
ベンダー会員が提供希望商品の登録時に「オークションに出品」のチェックボックス39にチェックを入れていた場合、当該提供希望商品はバイヤー会員間におけるオークションの対象に供される。
図9は、複数のバイヤー会員がSNSエンジン11内のオークション処理部80を介してオークションに参加する様子を示している。
【0059】
オークションによる商品の落札を希望するバイヤー会員は、まずマイページ内の「オークション対象商品の検索」ボタンをクリックする。
この結果、オークション処理部80からバイヤー端末18に対し、対象商品検索画面81が送信される。
図示は省略したが、この検索画面81には、検索条件の指定欄として、商品指定欄、数量指定欄、価格指定欄、時期指定欄が設けられている(図6参照)。
【0060】
バイヤー会員が、上記の検索画面81において必要な検索条件を設定し、検索ボタン82をクリックすると、オークション処理部80が当該検索条件に合致するオークション対象商品情報を提供希望商品DB23から抽出した後、検索結果一覧を生成して上記の検索画面81に挿入する。
この結果、バイヤー端末18のWebブラウザ上に検索結果一覧が表示される。
【0061】
この検索結果一覧には、各提供希望商品に係るベンダー名と、当該ベンダーに対する過去の評価ポイントと、提供可能数量と、希望価格(最低価格)と、現在価格と、入札件数と、提供可能時期と、残り時間と、コメントの一部と、登録年月日と、商品名や商品分類(大/中/小)等が列記されている。
【0062】
バイヤー会員が一覧中のベンダー名をクリックすると、オークション処理部80によって当該ベンダーの属性情報がユーザ管理DB20から抽出され、別画面として表示される(図示省略)。
【0063】
また、バイヤー会員が一覧中の評価ポイントをクリックすると、オークション処理部80によって当該ベンダーに対するポイント履歴情報が評価ポイント管理DB70から抽出され、別画面として表示される(図示省略)。
【0064】
バイヤー会員が、検索結果一覧中の特定の商品情報について「詳細情報」項目の「表示」ボタンをクリックすると、オークション処理部80によって対象商品詳細画面83が生成され、バイヤー端末18に送信される。
この詳細画面83には、オークション対象商品に関する詳細な情報と、ベンダー会員のプロフィール、評価ポイント、入札件数、現在価格、終了日時、コメントの全文等が記述されている。また、入札価格入力欄が設けられている。
【0065】
この詳細画面83の記述内容を検討した結果、落札を希望するバイヤー会員は、現在価格を超える入札価格を入力した上で、入札ボタン84をクリックする。
これを受けたオークション処理部80は、オークション管理DB85内に入札情報を新規登録する。この入札情報には、少なくとも当該提供希望商品情報のIDと、ベンダー会員のID、バイヤー会員のID、入札日時、入札価格が含まれている。
【0066】
当該オークション対象商品に設定された終了日時が到来した時点で、オークション処理部80はオークション管理DB85に格納された当該オークション対象商品に係る全入札情報を抽出し、最も高い入札価格を設定したバイヤー会員を落札者と認定する。
【0067】
つぎに、オークション処理部80はメッセージ交換サービスを介して落札者(バイヤー会員)及び出品者(ベンダー会員)に落札事実を告知するメッセージを送信すると共に、提供希望商品DB23に格納された対応レコードに「落札済み」のフラグを設定する。このオークション対象商品情報については、落札取消データが登録されない限り、商品情報検索処理部55の検索対象外となる。
【0068】
一方、落札者はメッセージ交換サービスを介して出品者とメッセージを交換し、具体的な納品手順や決済方法について取り決め、取引を完了させる。
【0069】
上記においては、バイヤー会員やベンダー会員が積極的に商品情報を検索する例を説明したが、このシステム10は、登録された提供希望商品情報と購入希望商品間で自動的にマッチングを行い、適合する商品情報が存在する場合にはバイヤー会員及びベンダー会員に通知する機能を備えている。
【0070】
図10は、この場合の機能構成を示すブロック図であり、提供希望商品DB23に格納された各提供希望商品情報と、購入希望商品DB24に格納された各購入希望商品とを、マッチング処理部86が定期的に突き合わせ、属性項目(条件)が完全一致または部分一致する商品情報が存在する場合には、関係するベンダー会員及びバイヤー会員にその事実を告知する様子が描かれている。
【0071】
例えば、提供希望商品情報として商品「りんご」、数量「100Kg」、提供可能時期「2011年01月05日〜」の属性を備えたレコードが提供希望商品DB23に登録されており、また購入希望商品情報として商品「りんご」、数量「200Kg」、購入希望時期「2011年01月10日〜」の属性を備えたレコードが購入希望商品DB24に登録されていた場合、マッチング処理部86は両者間に「部分一致あり」と判断し、関係するバイヤー会員に対して提供希望商品情報告知画面87を送信すると共に、関係するベンダー会員に対して購入希望商品情報告知画面88を送信する。
この提供希望商品情報と購入希望商品情報の一致/不一致を判定するためのルールは、マッチング処理部86内にプログラムされている。
【0072】
提供希望商品情報告知画面87には、提供希望商品に関する詳細な情報と、ベンダー会員のプロフィール、評価ポイント等が記述されている。また、この告知画面87中には商談開始ボタン89が設けられている。
この告知画面87の記述内容を検討した結果、興味を覚えたバイヤー会員が商談開始ボタン89をクリックすると、図示は省略したが、取引支援処理部72によって取引管理DB75内に商談情報が新規登録される(図7参照)。
また、取引支援処理部72は提供希望商品DB23内に格納された該当の提供希望商品情報に対して、「商談中」のフラグを設定する。
【0073】
上記の購入希望商品情報告知画面88には、購入希望商品に関する詳細な情報と、バイヤー会員のプロフィール、評価ポイント等が記述されている。また、この告知画面88中にも商談開始ボタン90が設けられている。
この告知画面88の記述内容を検討した結果、興味を覚えたベンダー会員が商談開始ボタン90をクリックすると、既にバイヤー会員からの商談申込みに応じて本件の商談情報が登録されている場合を除き、取引支援処理部72によって取引管理DB75内に商談情報が新規登録される。
また、取引支援処理部72は購入希望商品DB24内に格納された該当の購入希望商品情報に対して、「商談中」のフラグを設定する。
【0074】
以後、SNSエンジン11のメッセージ交換サービスを利用してベンダー会員及びバイヤー会員間で商談が交わされ、合意が成立した場合には、上記と同様の手順でバイヤー及びベンダーはそれぞれ商談成立の報告をシステムに対して行う(図8参照)。
【0075】
ベンダー会員及びバイヤー会員は、商談成立後、実際の取引(納品及び決済)を遂行し、取引完了の事実をシステム10に報告する。図11は、この場面におけるシステム10の機能構成を示している。
例えば、ベンダー会員がマイページ中の「取引結果の報告」ボタンを選択すると、取引支援処理部72から商談成立案件一覧画面91が送信される。
この一覧画面91には、当該ベンダー会員がバイヤー会員との間で成約した案件がリストアップされており、ベンダー会員がこの中から目的の商談成立案件を選択すると、当該商談成立案件に関する取引結果報告画面92が取引支援処理部72から送信される。
【0076】
この報告画面92には、取引の概要を記入する項目が設けられており、ベンダー会員はこのフォームに沿って必要な情報を入力する。
例えば、実際の取引金額や納品日、感想文(コメント)の他、取引相手(バイヤー会員)に対する評価ポイントを例えば3段階(+1、0、−1)で入力する。また、取引相手に対する評価コメントをフリーワードで入力することもできる。
必要な項目の入力を完了したベンダー会員が報告ボタン93をクリックすると、入力データが取引支援処理部72に送信される。
【0077】
これを受けた取引支援処理部72は、必要なデータを対応のデータベースに格納する。例えば、評価ポイント及び評価コメントは、評価ポイント管理DB70における対応バイヤー会員のレコードに追加される。
また、納品日や取引金額については、取引管理DB75の対応レコードに追加される。
【0078】
バイヤー会員も、同一の取引について上記と同様の手順に従い、取引結果についての報告を行う。
そして、同一の商談成立案件についてベンダー会員及びバイヤー会員からの取引完了報告が出揃った時点で、取引支援処理部72は、提供希望商品DB23及び購入希望商品DB24の少なくとも一方に格納された対応のレコードに対して取引完了のフラグを設定する。以後、当該商品情報は、会員の検索対象外となされる。
【0079】
オークション取引の場合にも、上記と同様の報告がなされ、その際に、相手方に対する評価ポイントの設定や評価コメントの入力もなされる。
【0080】
上記においては、ベンダー会員が提供希望商品情報の登録を行い、バイヤー会員が購入希望商品情報の登録を行う例を示したが、ベンダー会員が購入希望商品情報を登録したり、バイヤー会員が提供希望商品情報を登録したりすることもできる。
例えば、ベンダー会員である農家が、自分で使用する農薬や農機具について購入希望商品情報を登録する場合が該当する。あるいは、バイヤー会員が自社の在庫品について提供可能商品情報を登録することもできる。
【0081】
あるいは、上記のように会員登録時にベンダー会員とバイヤー会員とに二分する代わりに、全ユーザに対して共通的な会員登録を行っておき、ある会員が提供希望商品情報を登録する場面ではベンダー会員として観念し、購入希望商品情報を登録する場面ではバイヤー会員として観念するというように、両者の区別を相対的にとらえることもできる。
【0082】
上記の取引を通じて、DB群12には様々なデータが日々蓄積されていくため、解析処理部13が定期的に各データベースを解析することにより、バイヤー会員やベンダー会員に有益な情報を提供することができる。
例えば、購入希望商品情報の件数を日付単位で集計することにより、商品分類単位で売れ筋商品をリストアップすることが可能となる。
【0083】
この解析結果は、解析結果記憶部14に格納された後、解析結果配信部15を通じてバイヤー会員やベンダー会員に提供される。
例えば、バイヤー会員がマイページに表示された「今週の売れ筋ランキング」ボタンをクリックすると、解析結果配信部15から解析結果告知画面がバイヤー端末18に送信され、Webブラウザ上に表示される(図示省略)。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】この発明に係る商品情報交換システムの全体構成を示すブロック図であり。
【図2】商品情報の登録処理に係る機能構成を示すブロック図である。
【図3】提供希望商品登録画面の具体例を示す図である。
【図4】購入希望商品登録画面の具体例を示す図である。
【図5】商品情報の検索処理に係る機能構成を示すブロック図である。
【図6】提供希望商品検索画面の具体例を示す図である。
【図7】取引支援処理(商談開始時)に係る機能構成を示すブロック図である。
【図8】取引支援処理(商談成立時)に係る機能構成を示すブロック図である。
【図9】オークション処理に係る機能構成を示すブロック図である。
【図10】商品情報間のマッチング処理に係る機能構成を示すブロック図である。
【図11】取引支援処理(取引報告時)に係る機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0085】
10 商品情報交換システム
11 SNSエンジン
12 DB群
13 解析処理部
14 解析結果記憶部
15 解析結果配信部
16 インターネット
17 ベンダー端末
18 バイヤー端末
22 商品情報登録処理部
23 提供希望商品DB
24 購入希望商品DB
25 提供希望商品登録画面
26 提供商品指定欄
27 提供数量指定欄
28 提供時期指定欄
29 希望価格指定欄
30 コメント入力欄
31 オークション出品選択欄
32 商品分類(大)選択項目
33 商品分類(中)選択項目
34 商品分類(小)選択項目
35 商品名称入力項目
36 商品コード入力項目
37 数量入力項目
38 単位選択項目
39 チェックボックス
40 登録ボタン
42 購入希望商品登録画面
43 購入商品指定欄
44 購入数量指定欄
45 購入時期指定欄
46 希望価格指定欄
47 コメント入力欄
48 商品分類(大)選択項目
49 商品分類(中)選択項目
50 商品分類(小)選択項目
51 商品名称入力項目
52 商品コード入力項目
53 登録ボタン
55 商品情報検索処理部
56 提供希望商品検索画面
57 商品指定欄
58 数量指定欄
59 価格指定欄
60 時期指定欄
61 商品分類(大)選択項目
62 商品分類(中)選択項目
63 商品分類(小)選択項目
64 商品名称入力項目
65 商品コード入力項目
66 数量入力項目
67 単位選択項目
68 検索ボタン
69 検索結果一覧
71 表示ボタン
72 取引支援処理部
73 提供希望商品詳細画面
74 商談開始ボタン
77 商談開始告知画面
78 商談経過報告画面
79 商談成立ボタン
80 オークション処理部
81 対象商品検索画面
82 検索ボタン
83 対象商品詳細画面
84 入札ボタン
86 マッチング処理部
87 提供希望商品情報告知画面
88 購入希望商品情報告知画面
89 商談開始ボタン
90 商談開始ボタン
91 商談成立案件一覧画面
92 取引結果報告画面
93 報告ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベンダーの操作するベンダー端末に提供希望商品登録画面を送信し、必要な情報の入力を促す手段と、
ベンダー端末から送信された提供希望商品情報を、当該ベンダーのIDに関連付けて提供希望商品記憶手段に格納する手段と、
バイヤーの操作するバイヤー端末に購入希望商品登録画面を送信し、必要な情報の入力を促す手段と、
バイヤー端末から送信された購入希望商品情報を、当該バイヤーのIDに関連付けて購入希望商品記憶手段に格納する手段と、
上記ベンダー端末に購入希望商品検索画面を送信し、必要な検索条件の入力を促す手段と、
ベンダー端末から送信された検索条件に基づいて上記購入希望商品記憶手段から該当の購入希望商品情報を抽出し、ベンダー端末に送信する手段と、
上記バイヤー端末に提供希望商品検索画面を送信し、必要な検索条件の入力を促す手段と、
バイヤー端末から送信された検索条件に基づいて上記提供希望商品記憶手段から該当の提供希望商品情報を抽出し、バイヤー端末に送信する検索手段とを備え、
上記提供希望商品登録画面には、少なくとも商品分類特定欄と、商品名称特定欄と、商品コード特定欄と、数量特定欄と、価格特定欄とが設けられており、
上記購入希望商品登録画面には、少なくとも商品分類特定欄と、商品名称特定欄と、商品コード特定欄と、数量特定欄と、価格特定欄とが設けられていることを特徴とする商品情報交換システム。
【請求項2】
上記ベンダー端末から、特定の購入希望商品情報について商談成立の事実を示す情報が送信されると共に、当該購入希望商品情報を登録したバイヤーの操作するバイヤー端末から当該購入希望商品情報について商談成立の事実を示す情報が送信された場合に、上記購入希望商品情報記憶手段に格納された対応の購入希望商品情報について商談成立のフラグを設定する手段と、
上記バイヤー端末から、特定の提供希望商品情報について商談成立の事実を示す情報が送信されると共に、当該提供希望商品情報を登録したベンダーの操作するベンダー端末から当該提供希望商品情報について商談成立の事実を示す情報が送信された場合に、上記提供希望商品情報記憶手段に格納された対応の提供希望商品情報について商談成立のフラグを設定する手段とを備え、
上記検索手段は、商談成立のフラグが設定された購入希望商品情報及び商談成立のフラグが設定された提供希望商品情報については、検索対象外とすることを特徴とする請求項1に記載の商品情報交換システム。
【請求項3】
上記提供希望商品記憶手段に格納された各提供希望商品情報と、上記購入希望商品記憶手段に格納された各購入希望商品情報とを定期的に突き合わせ、それぞれの属性項目の少なくとも一部が合致する提供希望商品情報及び購入希望商品情報を商談対象候補として抽出する手段と、
抽出した購入希望商品情報を、対応する提供希望商品情報を登録したベンダーの操作するベンダー端末に送信すると共に、抽出した提供希望商品情報を、対応する購入希望商品情報を登録したバイヤーの操作するバイヤー端末に送信する手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の商品情報交換システム。
【請求項4】
上記提供希望商品登録画面には、オークションへの出品の可否を選択する項目と、オークションへの出品を選択した場合にその終了日時を設定する項目が設けられており、
上記バイヤー端末からオークション対象商品の検索リクエストが送信された場合に、当該バイヤー端末にオークション対象商品検索画面を送信し、必要な検索条件の入力を促す手段と、
上記提供希望商品記憶手段から、バイヤー端末から送信された検索条件に該当し、かつオークションへの出品が選択された提供希望商品情報を抽出し、バイヤー端末に送信する手段と、
バイヤー端末から、特定の提供希望商品情報について入札のリクエスト及び入札価格が送信された場合に、当該バイヤーのID、提供希望商品情報のID、入札価格を含む入札情報をオークション管理記憶手段に格納する手段と、
オークション対象商品に設定された終了日時が経過した時点で、最も高い入札価格が設定された入札情報を抽出する手段と、
当該入札情報に関連付けられたバイヤーを落札者と認定し、当該バイヤーの操作するバイヤー端末に落札した旨の通知を送信する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の商品情報交換システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−155504(P2012−155504A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−13587(P2011−13587)
【出願日】平成23年1月26日(2011.1.26)
【出願人】(000155469)株式会社野村総合研究所 (1,067)
【Fターム(参考)】