説明

商品検索用ボード

【課題】 思春期のユーザが自分にフィットする下着商品を容易に検索できる商品検索用ボードを提供する。
【解決手段】 商品検索用ボード1では、ショーツの商品情報がステップ1・2用規格及びステップ3用規格に区分して表示されており、各規格に属するショーツは、初経の経験有無を基準として予め定義された3つの体型区分に対応して、それぞれ異なる原型パターン50A,50Bを有している。これにより、思春期のユーザの体型が広範囲にカバーされる。また、商品検索用ボード1では、初経の経験有無及び体型的特徴に基づいて判定フローチャートを参照し、ユーザ自身が現在の体型区分をその場で容易に把握できる。ユーザは、判定フローチャートで判定した体型区分に対応する商品規格を選択し、その商品規格に属するショーツの各種サイズ中から最もフィットする一のショーツの商品情報を容易に取得できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種サイズの中からユーザにフィットする一の女性用下着商品を検索するための商品検索用ボードに関する。
【背景技術】
【0002】
思春期を迎えた女性の体型は、体全体が丸みを帯びてきたり、バストの成長が始まったりするなど、著しく変化する。また、思春期には、体型の変化に伴って、女性が自分の体型に対して感じる意識(ボディ意識)も大きく変化する。すなわち、小学校高学年(〜12歳)位までの女性は身長のみを意識する傾向があるが、中学生以上(12歳〜)に成長した女性は、バストや脚の形状や肥満度など、自分の体型を強く意識するようになる。そのため、思春期の女性においては、自分の体型にしっかりとフィットする下着商品へのニーズが強く存在している。
【0003】
このようなニーズに対し、現状では、思春期の女性向けの下着商品として、JIS規格に沿った各種サイズが用意されている。このJIS規格では、満16歳以上の女性を成人女性と定義しており、この成人女性に対しては、バスト周径やヒップ周径などに基づいてS・M・Lといった各種サイズが定められている。また、満16歳に満たない女性に対しては、身長を基準とした少女用の各種サイズが定められている。なお、この背景技術は文献公知発明に係るものではないので、記載すべき先行技術文献はない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、思春期を迎えた女性の体型の変化は著しいものであるが、その変化には非常に大きな個人差が見られる。また、近年では、体型に変化が現れ始める年齢が徐々に低年齢化してきており、14歳位までにはほぼ100%の女性でバストの成長が始まっているという事情も存在している。
【0005】
ここで、思春期の女性の体型と下着商品(ここではショーツ)の既存サイズとの関係を示したグラフを図10に示す。この図10に示すように、成人女性用の各サイズだけでは、サンプルの体型の出現分布に対して約60%がカバーされておらず、少女用の各サイズだけでは約44%がカバーされていない。したがって、現状では、思春期の女性が既存のサイズ基準に合わせて下着商品を購入しても、思春期の女性の体型と下着商品の既存サイズとのずれのために、購入した下着商品が必ずしも自分の体型にフィットしないという問題が生じている。
【0006】
このような問題を解決するために、下着商品に新しい規格を導入することが有効である。しかしながら、思春期の女性の体型に対するカバー率を向上させるために単にサイズの規格を複雑化すると、自分にフィットする下着商品を見つけるのが困難となるおそれがある。
【0007】
本発明は上記課題の解決のためになされたものであり、思春期のユーザが自分にフィットする下着商品を容易に検索できる商品検索用ボードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題の解決のため、本願発明者は、鋭意研究を重ねていく過程で、思春期を迎えた女性が初経を経験することに着目した。そして、本願発明者は、初経の経験の有無と体型変化との間に関連性が存在するか否かを調べるため、同一人物についての4歳〜18歳までの身体計測のデータを約2700例にわたって取得し、その分析を行った。
【0009】
図11及び図12は、その分析結果を示すグラフである。図11(a)及び図11(b)は、初経を経験したときからの年数に対して、サンプルのヒップ周径及びウエスト周径の平均値をそれぞれプロットしたものである。また、図12(a)及び図12(b)は、初経を経験したときからの年数に対して、サンプルのトップバスト/アンダーバストの周径比及びバスト/ウエストの厚さ比の平均値をそれぞれプロットしたものである。これらの分析結果から、思春期の女性の体型は、初経の前後で特に著しく変化し、初経の経験後1年を経過すると緩やかに変化する、という傾向があることが判明した。
【0010】
そこで、本願発明者は、初経の経験の有無を基準として思春期の女性の体型を再定義し、この定義に基づいて規格された下着商品の中から一の下着商品を選択するようにすれば、思春期のユーザが自分にフィットする下着商品を容易に検索できるとの知見を得て、本発明を完成するに至った。
【0011】
本発明に係る商品検索ボードは、各種サイズが用意された女性用下着商品の販売に用いられ、各種サイズの中からユーザにフィットする一の女性用下着商品を検索するための商品検索用ボードであって、ユーザの初経の経験有無及び体型的特徴に基づいて、初経の経験有無を基準として予め定義された複数の体型区分の中から、ユーザが現在属する現体型区分を判定するための表示がなされた判定表示領域と、複数の体型区分に対応するように、原型パターンのそれぞれ異なる複数の商品パターン群に区分して、女性用下着商品の各種サイズごとの商品情報が表示された商品情報表示領域とを備えたことを特徴としている。
【0012】
この商品検索用ボードでは、女性用下着商品の商品情報が複数の商品パターン群に区分して商品情報表示領域に表示されており、各商品パターン群は、初経の経験有無を基準として予め定義された複数の体型区分に対応して、それぞれ異なる原型パターンとなっている。このように、初経の経験有無に基づいて原型パターンが設定されることにより、思春期のユーザの体型がより広範囲にカバーされる。また、この商品検索用ボードでは、初経の経験有無及び体型的特徴に基づいて判定表示領域の表示を参照することにより、ユーザ自身が自分の現在の体型区分をその場で把握できる。したがって、女性用下着商品を購入しようとするユーザは、判定表示領域の表示によって自分の体型区分を把握した上で商品情報表示領域を参照することにより、その体型区分に対応する商品パターン群の中から自分に最もフィットする一の商品情報を容易に取得できる。
【0013】
また、判定表示領域における表示は、判定フローチャートであることが好ましい。こうすると、ユーザは、フローチャートに従って簡便に自分の現在の体型区分を把握できる。
【0014】
また、女性用下着商品はショーツであり、商品情報表示領域には、初経から所定の期間を経過するまでの急成長期の体型区分に対応させた第1の商品パターン群と、初経から所定の期間を経過した後の成長安定期の体型区分に対応させた第2の商品パターン群とが設定されており、第2の商品パターン群に属するショーツの原型パターンは、第1の商品パターン群に属するショーツの原型パターンに比べて、ウエストとヒップの比、太腿の被り量、及び前部のウエスト丈が大きくなっていることが好ましい。このような原型パターンを設定することにより、ショーツを思春期のユーザの体型によりフィットさせることが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明に係る商品検索用ボードによれば、思春期のユーザが自分にフィットする下着商品を容易に検索できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る商品検索用ボードの好適な実施形態について詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る商品検索用ボードの好適な一実施形態を示す斜視図である。図1に示す商品検索用ボード1は、女性用下着商品であるショーツを扱う販売店の店内に設置される矩形のボードである。この商品検索用ボード1の前面には、ユーザの体型区分を判定するための判定フローチャートが表示された判定表示領域2と、各種サイズごとにショーツの商品情報が表示された商品情報表示領域3とが上下に並べて設けられており、商品検索ボード1を参照することにより、各種サイズの中から自分にフィットする一のショーツを購入者であるユーザ自身が検索できるように構成されている。以下、各表示領域について説明する。
【0018】
判定表示領域2は、ユーザの初経の経験有無及び体型的特徴(ヒップサイズ・ウエストサイズ等)に基づいて、初経の経験有無を基準として予め定義された複数の体型区分の中から、ユーザが現在属する現体型区分を判定するための判定フローチャート(詳細は後述)が表示された領域である。本実施形態では、初経の経験有無という観点から思春期を迎えた女性の成長段階を再定義し、この成長段階に応じてステップ1からステップ3までの3つの体型区分を設定している。
【0019】
この3つの体型区分のうち、最も初期の成長段階であるステップ1に属する女性の上半身は、図2(a)に示すように、乳頭及び乳輪の隆起が見られるが、バージスラインAは不明瞭であるという特徴を有している。また、下半身は、図2(b)に示すように、骨盤が前傾傾向にあると共にウエストのくびれが小さく、また、成長率が著しく高いという特徴を有している。
【0020】
次の成長段階であるステップ2に属する女性の上半身は、図3(a)に示すように、バージスラインAが明瞭となっているが、バージス形状は下カップ点Bを中心にやや扁平な円状(弓なり)であるという特徴を有している。また、下カップCの丈は比較的短く、直線的である。一方、下半身は、図3(b)に示すように、骨盤が前傾傾向から直立傾向に向かう変換期にあるが、ステップ1と同様にウエストのくびれは小さく、成長率も著しく高いという特徴を有している。
【0021】
最終の成長段階であるステップ3に属する女性の上半身は、図4(a)に示すように、バージスラインAが胸部の中心から脇部までにかけて明瞭であり、下カップCの形状は、ステップ2と比べてより丸みがあるという特徴を有している。また、下半身は、図4(b)に示すように、骨盤が直立傾向であると共に、ウエストのくびれやヒップのボリュームがステップ1及びステップ2と比べてはっきりしたものとなっている。そして、ステップ3では下半身の成長が安定し、ステップ1及びステップ2に比べて成長率が低くなる。
【0022】
商品情報表示領域3は、販売品であるショーツの各種サイズごとの商品情報が表示された領域である。この商品情報表示領域3には、急成長期であるステップ1・2用の商品規格(第1の商品パターン群)、及び成長安定期であるステップ3用の商品規格(第2の商品パターン群)に区分して、ショーツの各種サイズを示す商品情報がそれぞれ表示されている。
【0023】
この商品情報表示領域に格納されている情報の一例を図5に示す。図5に示す例では、ステップ1及びステップ2用のショーツとして、小さい方から順に、「J3Sサイズ:ウエストサイズ56cm〜64cm、ヒップサイズ72cm〜80cm」、「J2Sサイズ:ウエストサイズ61cm〜69cm、ヒップサイズ77cm〜85cm」、「JSサイズ:ウエストサイズ66cm〜74cm、ヒップサイズ82cm〜90cm」、「JMサイズ:ウエストサイズ71cm〜79cm、ヒップサイズ87cm〜95cm」、「JLサイズ:ウエストサイズ76cm〜84cm、ヒップサイズ92cm〜100cm」の5つのサイズについての商品情報が表示されている。また、ステップ3用のショーツとして、小さい方から順に、「J2Sサイズ:ウエストサイズ57cm〜64cm、ヒップサイズ77cm〜85cm」、「JSサイズ:ウエストサイズ61cm〜68cm、ヒップサイズ82cm〜90cm」、「JMサイズ:ウエストサイズ65cm〜72cm、ヒップサイズ87cm〜95cm」、「JLサイズ:ウエストサイズ69cm〜76cm、ヒップサイズ92cm〜100cm」の4つのサイズについての商品情報が表示されている。
【0024】
このように、商品規格をステップ1・2用とステップ3用とで分けたのは、図11及び図12に示したように、思春期の女性の体型変化の傾向が初経からの経過後1年を境にして急成長期から成長安定期に変化することを考慮したものである。ここで、初経からの経過年数に対する各ステップの構成比の調査結果を図6に示す。この図6に示すように、初経経験前1年では、約80%がステップ1及びステップ2に属している。また、初経の経験時では、ステップ2とステップ3との構成比がほぼ等しく、初経経験後1年では、80%以上がステップ3に属している。したがって、ステップ1・2用の商品規格は急成長期に対応し、ステップ3用の商品規格は成長安定期に対応するので、思春期の女性の体型が広範囲にカバーされる。
【0025】
また、ステップ1・2用の商品規格に属するショーツと、ステップ3用の商品規格に属するショーツとでは、上述した各ステップにおける体型的な特徴及び成長率等を考慮して、それぞれ原型パターンが異なっている。すなわち、図7に示すように、ステップ3用のショーツの原型パターン50Bは、ステップ1・2用のショーツの原型パターン50Aに比べて、ウエストとヒップの比D、太腿の被り量E、及び前部のウエスト丈Fが大きくなっている。これは、上述のように、ステップ1・2の下半身の体型がステップ3の体型に比べて、ウエストのくびれが小さい、ヒップボリュームが小さい、骨盤が前傾傾向にある、という特徴をそれぞれ反映させたものである。このような原型パターン50A,50Bの設定は、思春期のユーザの体型によりフィットしたショーツの提供を実現する。
【0026】
続いて、上述した構成を有する商品検索用ボード1を参照してユーザが自分にフィットするショーツの検索を行うまでの流れについて、図8を参照しながら説明する。
【0027】
図8に示すように、ユーザは、まず判定表示領域2に表示されている判定フローチャートを参照し、自分の現在の体型区分が上述したステップ1〜3のいずれの区分に属しているかを判定する(ステップS01)。
【0028】
ここで、判定フローチャートの一例を図9に示す。図9に示すように、この判定フローチャートでは、初めに初経の経験有無について判断する(ステップS11)。初経の経験が有る場合は、初経後の経過年数について判断し(ステップS12)、経過年数が0.92年より長い場合には、ユーザの体型区分はステップとなる。
【0029】
ステップS12において、経過年数が0.92年以下である場合は、トップバスト周径とアンダーバスト周径との差を判断する(ステップS13)。この差が9cmより大きい場合は、体型区分はステップ3となる。また、ステップS13において、差が9cm以下である場合は、さらにヒップ周径について判断する(ステップS14)。そして、ヒップ周径が83cmより大きい場合は、ユーザの体型区分はステップ3となり、ヒップ周径が83cm以下である場合は、ユーザの体型区分はステップ2となる。
【0030】
一方、ステップS11において、初経の経験が無い場合は、トップバスト周径とアンダーバスト周径との差を判断する(ステップS15)。このとき、差が6cmより大きい場合は、ユーザの体型区分はステップ2となる。
【0031】
また、ステップS15において、トップバスト周径とアンダーバスト周径との差が4cmより大きく、かつ6cm以下である場合は、下カップ間隔(乳頭部とバスト基底部の最下点との間の間隔)について判断する(ステップS16)。下カップ間隔が3cmより大きい場合は、ユーザの体型区分はステップ2となる。また、ステップS16において、下カップ間隔が3cm以下である場合は、さらに、ウエスト周径とヒップ周径の比(腰のくびれ具合)について判断する(ステップS17)。そして、比が0.78以下である場合は、ユーザの体型区分はステップ2となり、比が0.78よりも大きい場合は、ユーザの体型区分はステップ1となる。
【0032】
さらに、ステップS15において、トップバスト周径とアンダーバスト周径との差が1cmより大きく、かつ4cm以下である場合は、満年齢について判断する(ステップS18)。この満年齢が12歳以上であれば、ユーザの体型区分はステップ2となり、満年齢が11歳以下であれば、ユーザの体型区分はステップ1となる。また、ステップ15において、トップバスト周径とアンダーバスト周径との差が1cm以下であれば、ユーザの体型区分はステップ1となる。
【0033】
再び図8を参照し、自分の現在の体型区分を把握したユーザは、次に、その体型区分に基づいて商品情報表示領域3を参照する。このとき、ユーザは、体型区分がステップ1又はステップ2であった場合にはステップ1・2用の商品規格を選択し、ステップ3であった場合にはステップ3用の商品規格を選択する(ステップS03)。そして、ユーザは、選択した商品規格に属するショーツの各商品情報のうちから、自分のウエストサイズ・ヒップサイズに最もフィットする一の商品情報を選択する(ステップS04)。
【0034】
以上説明したように、この商品検索用ボード1では、ショーツに関する商品情報がステップ1・2用規格及びステップ3用規格に区分して表示されており、各規格に属するショーツは、初経の経験有無を基準として予め定義された3つの体型区分に対応して、それぞれ異なる原型パターン50A,50Bを有している。このような原型パターン50A,50Bの設定により、思春期の女性の体型変化の傾向が初経からの経過後1年を境にして異なることが十分に考慮され、思春期のユーザの体型がより広範囲にカバーされる。
【0035】
また、この商品検索用ボード1では、初経の経験有無及び体型的特徴に基づいて判定フローチャートを参照し、ユーザ自身が自分の現在の体型区分をその場で容易に把握できる。したがって、ショーツを購入しようとするユーザは、判定フローチャートによって自分の体型区分を把握した上で商品情報表示領域3を参照することにより、その体型区分に対応する商品規格を選択でき、その商品規格に属するショーツの各種サイズ中から自分に最もフィットする一のショーツの商品情報を容易に取得できる。このように、ユーザ自身が自分にフィットするショーツを選択できることは、ショーツの販売店側にとっては、各販売員に高度な教育を施す手間を省けるといったメリットがあり、その結果としてショーツ等の低コスト化を実現する。
【0036】
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態ではボードの形状を矩形としているが、この形状に限られず、円形、三角形等としてもよい。また、ボードの大きさは、販売店舗の広さやデザインに合わせて適宜変更してもよい。
【0037】
また、上記各実施形態では、女性用下着商品としてショーツの検索を行っているが、図13に示す商品検索用ボード60のように、ショーツと共に、ブラジャーの商品情報をサイズごとに表示した商品情報表示領域61を設けてもよい。こうすると、ショーツとブラジャーとをセットで検索できるので、ユーザは自分にフィットする女性用下着商品をより簡便に見つけることが可能となり、ショーツの販売促進も実現できる。
【0038】
その他、思春期の女性の体に密着するような下着商品であれば、本発明を適用可能である。例えば、ガードル、水着などにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明に係る商品検索用ボードの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】体型区分がステップ1である女性の体型的特徴を示す図であり、(a)はその上半身、(b)はその下半身を示す。
【図3】体型区分がステップ2である女性の体型的特徴を示す図であり、(a)はその上半身、(b)はその下半身を示す。
【図4】体型区分がステップ3である女性の体型的特徴を示す図であり、(a)はその上半身、(b)はその下半身を示す。
【図5】商品情報表示領域に格納されている情報の一例を示す図である。
【図6】初経からの経過年数に対する各ステップの構成比を示すグラフである。
【図7】ステップ1・2用のショーツの原型パターン及びステップ3用のショーツの原型パターンを示す図である。
【図8】図1に示した商品検索用ボード1を参照してユーザが自分にフィットするショーツの検索を行うまでの流れを示すフローチャートである。
【図9】判定表示領域に表示される判定フローチャートを示す図である。
【図10】思春期の女性の体型に対する下着商品の既存サイズのカバー率を示したグラフである。
【図11】(a)は、初経からの経過年数とヒップ周径との関係を示すグラフであり、(b)は、初経からの経過年数とウエスト周径との関係を示すグラフである。
【図12】(a)は、初経からの経過年数とトップバスト/アンダーバスト周径差との関係を示すグラフであり、(b)は、初経からの経過年数とバスト/ウエスト厚比との関係を示すグラフである。
【図13】変形例に係る商品検索用ボードを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
1,60…商品検索用ボード、2…判定表示領域、3,61…商品情報表示領域、50A,50B…ショーツの原型パターン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種サイズが用意された女性用下着商品の販売に用いられ、前記各種サイズの中からユーザにフィットする一の女性用下着商品を検索するための商品検索用ボードであって、
前記ユーザの初経の経験有無及び体型的特徴に基づいて、初経の経験有無を基準として予め定義された複数の体型区分の中から、前記ユーザが現在属する現体型区分を判定するための表示がなされた判定表示領域と、
前記複数の体型区分に対応するように、原型パターンのそれぞれ異なる複数の商品パターン群に区分して、前記女性用下着商品の各種サイズごとの商品情報が表示された商品情報表示領域とを備えたことを特徴とする商品検索用ボード。
【請求項2】
前記判定表示領域における前記表示は、判定フローチャートであることを特徴とする請求項1記載の商品検索用ボード。
【請求項3】
前記女性用下着商品はショーツであり、
前記商品情報表示領域には、初経から所定の期間を経過するまでの急成長期の体型区分に対応させた第1の商品パターン群と、初経から所定の期間を経過した後の成長安定期の体型区分に対応させた第2の商品パターン群とが設定されており、
前記第2の商品パターン群に属するショーツの原型パターンは、前記第1の商品パターン群に属するショーツの原型パターンに比べて、ウエストとヒップの比、太腿の被り量、及び前部のウエスト丈が大きくなっていることを特徴とする請求項2記載の商品検索用ボード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2007−41970(P2007−41970A)
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−227237(P2005−227237)
【出願日】平成17年8月4日(2005.8.4)
【出願人】(306033379)株式会社ワコール (116)