説明

商品陳列装置

【課題】 顧客が、商品を購入しようとする際、商品を探し出すのに時間がかかり、また商品の配置、陳列状態が、サイズ別などに層別されていないために見にくく、顧客の十分な満足が得られにくい欠点があった。
【解決手段】 適宜の複数本の支柱2、2及び棚板3、3により形成した商品陳列装置において、前記支柱2、2の上端部に円弧状に形成した商品別表示用箱状体10を固定し、且つ同箱状体10には商品別の商品外観を表示した表示片13、13を貼着し、更に前記支柱2、2の中間位置には、棚板3、3を多段に設けると共に、同棚板3、3には商品収納用箱状体20、20を載置し、更に同棚板3、3間には垂直状の商品サイズ表示用ロッド15を設け、且つ同ロッド15にサイズ表示片16を貼着し、商品別並びにサイズ別の商品を層別、陳列できるように構成したもので、これによって、商品別並びにサイズ別の商品を層別して陳列できるようになり、更に顧客が商品の品種やサイズなどを一目瞭然に判別でき、顧客の十分な満足が得られるようにしたものである。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、商品別並びにサイズ別に商品を層別、陳列可能とし、且つ顧客が商品を一目瞭然に識別できるようにした商品陳列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、例えば肌着などの衣類を適宜に仕切られた多数の商品収納箱内に収納して陳列、販売する際、一つの収納箱内に同一品種又は同一品番の製品を多数収納すると共に、製品サイズが例えばM寸、L寸、LL寸等の商品を一緒に混在させて収納するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って顧客が、商品を購入しようとする際、商品を探し出すのに時間がかかり、また商品の配置、陳列状態が、サイズ別などに層別されていないために識別しにくく、顧客の十分な満足が得られにくい欠点がった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の問題点を解決するために、適宜の複数本の支柱2、2及び棚板3、3により形成した商品陳列装置において、前記支柱2、2の上端部に円弧状に形成した商品別表示用箱状体10を固定し、且つ同箱状体10には商品別の商品外観を表示した表示片13、13を貼着し、更に前記支柱2、2の中間位置には、棚板3、3を多段に設けると共に、同棚板3、3には商品収納用箱状体20、20を載置し、更に同棚板3、3間には垂直状の商品サイズ表示用ロッド15を設け、且つ同ロッド15にサイズ表示片16を貼着し、商品別並びにサイズ別の商品を層別、陳列できるように構成したもので、これによって、商品別並びにサイズ別の商品を層別して陳列できるようになり、更に顧客が商品の品種やサイズなどを一目瞭然に判別でき、顧客の十分な満足が得られるようにしたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
1は商品陳列装置で、2、2は夫々垂直状に設けた支柱、3、3は夫々多段に設けた平板状の棚板で、同支柱2、2間に適宜固定して設けてあり、且つ同棚板3は商品陳列装置1の前方に向って若干下向きに下降するように傾斜させてある、即ち顧客が製品の陳列状態をより見易くできるようにしてある。
5は商品陳列装置1の下方部に設けた底部棚で床面上に載置するようにしてあり、且つ側板6、6及び囲い板7を介して箱状底部棚8を一体化形成するようにしてあり、更に同囲い板7側に支柱2、2の下端部を固定するようにしてある。
【0006】
10は例えばシャツやパンツ等の商品別の品種を適宜表示するようにした商品別表示用箱状体で、円弧状に湾曲した湾曲板11と側板12、12を一体化、固定して商品別表示用箱状体10を形成するようにしてあり、且つ支柱2、2の上端部には同商品別表示用箱状体10を固定するようにしてある。
13、13は夫々商品別品種表示片で、例えばシャツやパンツ等の商品別品種の外観図を適宜印刷した印刷紙等による商品別品種表示片13を前記円弧状湾曲板11上に適宜貼着して表示するようにしたものである。
【0007】
15は商品サイズを表示するようにした商品サイズ表示用ロッドで、垂直状で且つ上端部をくの字状に屈曲させて形成してあり、同垂直状のロッド15を棚板3、3の中間位置で、且つ同棚板3、3の前端縁部分に固定すると共に、同ロッド15のくの字状部分を支柱2、2に固定するようにしてある。
【0008】
16はS、M、L等の商品サイズを適宜印刷して表示するようにした印刷紙等によるサイズ表示片で、例えばシャツやパンツ等の各種サイズをプリントした印刷紙等16をサイズ表示用ロッド15上に適宜貼着して表示するようにしたものである。
18はサイズ別商品の位置を明示するための印刷紙等によるサイズ確認用表示片で、前記円弧状湾曲板11側に適宜貼着したものである。
【0009】
20は箱状に形成した商品収納用箱状体で、棚板3、3上に適宜固定して設けてあり、23は、商品収納用箱状体20内に固定された仕切り板である。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、上記の如く、適宜の複数本の支柱2、2及び棚板3、3により形成した商品陳列装置において、前記支柱2、2の上端部に円弧状に形成した商品別表示用箱状体10を固定し、且つ同箱状体10には商品別の商品外観を表示した表示片13、13を貼着し、更に前記支柱2、2の中間位置には、棚板3、3を多段に設けると共に、同棚板3、3には商品収納用箱状体20、20を載置し、更に同棚板3、3間には垂直状の商品サイズ表示用ロッド15を設け、且つ同ロッド15にサイズ表示片16を貼着し、商品別並びにサイズ別の商品を層別、陳列できるように構成したことにより、商品別並びにサイズ別の商品を層別して陳列できるようになり、更に顧客が、商品の品種やサイズなどを一目瞭然に判別でき、買い物がより迅速にできて便利になり、且つ顧客の十分な満足が得られ、合理的な商品陳列装置を得ることができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による商品陳列装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 商品陳列装置
2 支柱
3 棚板

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 適宜の複数本の支柱2、2及び棚板3、3により形成した商品陳列装置において、前記支柱2、2の上端部に円弧状に形成した商品別表示用箱状体10を固定し、且つ同箱状体10には商品別の商品外観を表示した表示片13、13を貼着し、更に前記支柱2、2の中間位置には、棚板3、3を多段に設けると共に、同棚板3、3には商品収納用箱状体20、20を載置し、更に同棚板3、3間には垂直状の商品サイズ表示用ロッド15を設け、且つ同ロッド15にサイズ表示片16を貼着し、商品別並びにサイズ別の商品を層別、陳列できるように構成したことを特徴とする商品陳列装置。

【図1】
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【登録番号】第3063709号
【登録日】平成11年(1999)8月25日
【発行日】平成11年(1999)11月26日
【考案の名称】商品陳列装置
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平11−3118
【出願日】平成11年(1999)5月10日
【出願人】(000001339)グンゼ株式会社 (919)