説明

回動型光コネクタ配列ケース

【課題】狭い所に設置されても、待ち受け光コネクタに相手方光コネクタを接続する作業を容易に行える回動型光コネクタ配列ケースを提供する。
【解決手段】下側から相手方光コネクタ15が接続される複数の待ち受け光コネクタ13を複数列に配列して保持した光コネクタ配列ケース本体33と、この光コネクタ配列ケース本体を着脱可能に保持するケースホルダー35と、壁面39にねじ止め等により固定される固定部材37とを備える。ケースホルダー35と固定部材37は、光コネクタ配列ケース本体33が、待ち受け光コネクタ13の接続口21を下に向けたまま水平回動できるように、ヒンジ部55、61で連結されており、これにより光コネクタ配列ケース本33は、待ち受け光コネクタ13の配列方向が壁面39とほぼ直角になる待機位置と、全ての待ち受け光コネクタ13の接続口21が目視可能となる作業位置との間を往復回動できるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、集合住宅の共用配電盤の中などに設置される光コネクタ配列ケースに関し、特に狭い所に設置しても光コネクタ接続作業性の良好な回動型光コネクタ配列ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
集合住宅などで、加入者の増加に応じて光通信回線を順次開設していく場合には、図9に示すように、当該集合住宅に引き込んだ局側光ケーブル1に局側光コネクタ3及び入力側光コネクタ5を介して(又は介さずに直接)光スプリッタ9の入力側光ファイバ心線7を接続し、この光スプリッタ9の複数本の出力側光ファイバ心線11にそれぞれ待ち受け光コネクタ13を取り付けておく。そして新規加入者が発生したときは、加入者側光ケーブル17に取り付けた相手方光コネクタ15を前記待ち受け光コネクタ13に接続することで、光通信回線を開通させる。なお局側光コネクタ3と入力側光コネクタ5は、予め入力側光コネクタ5に取り付けられたコネクタアダプタ19を介して接続され、待ち受け光コネクタ13と相手方光コネクタ15は、予め待ち受け光コネクタ13に取り付けられたコネクタアダプタ21を介して接続される。
【0003】
このような光配線分配構造をとる場合、前記入力側光コネクタ5、入力側光ファイバ心線7、光スプリッタ9、出力側光ファイバ心線11、待ち受け光コネクタ13及びコネクタアダプタ19、21は、ケース22に組み込まれて、光コネクタ配列ケース23として構成される(特許文献1〜3参照)。待ち受け光コネクタ13は通常、扁平なケース22の端面に、相手方光コネクタ15が接続できるように1列又は複数列に配列される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−209118号公報
【特許文献2】特開2007−121398号公報
【特許文献3】特開2008−129166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光スプリッタや待ち受け光コネクタなどをケースに組み込んだ光コネクタ配列ケースを、集合住宅などに設置する場合、光コネクタ配列ケースは既設の共用配電盤の中などに設置されることが多い。図10にその一例を示す。図において、25は集合住宅の壁、27は壁25に固定された配電盤のキャビネット、27aはキャビネット27の開閉扉、29はキャビネット27の奥壁面27bに固定された配電盤用の各種機器である。光コネクタ配列ケース23は、このような配電盤の各種機器29の間の狭いスペースに設置せざるを得ない場合が多い。
【0006】
しかし、光コネクタ配列ケース23は、設置後に新規加入者が発生する度に、待ち受け光コネクタに相手方光コネクタを接続する作業が必要となるため、配電盤内の各種機器29の間や片隅などの狭い所に設置されてしまうと、相手方光コネクタの接続作業が非常にやりにくくなるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、狭い所に設置されても、待ち受け光コネクタに相手方光コネクタを接続する作業を容易に行える回動型光コネクタ配列ケースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る回動型光コネクタ配列ケースは、
相手方光コネクタが接続される複数の待ち受け光コネクタを、ケースの一面に一列又は複数列に配列して保持した光コネクタ配列ケース本体と、
壁面にねじ止め等により固定される固定部材とを備え、
前記光コネクタ配列ケース本体と固定部材とは、前記光コネクタ配列ケース本体が待ち受け光コネクタの接続口を同じ方向に向けたまま回動できるように、ヒンジ部で連結されており、これにより前記光コネクタ配列ケース本体は、待ち受け光コネクタの配列方向が前記壁面とほぼ直角になる待機位置と、全ての待ち受け光コネクタの接続口が目視可能となる作業位置との間を往復回動できるようになっていることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明に係る回動型光コネクタ配列ケースは、
相手方光コネクタが接続される複数の待ち受け光コネクタを、ケースの一面に一列又は複数列に配列して保持した光コネクタ配列ケース本体と、
この光コネクタ配列ケース本体を着脱可能に保持するケースホルダーと、
壁面にねじ止め等により固定される固定部材とを備え、
前記ケースホルダーと固定部材とは、前記ケースホルダーに保持された光コネクタ配列ケース本体が待ち受け光コネクタの接続口を同じ方向に向けたまま回動できるように、ヒンジ部で連結されており、これにより前記光コネクタ配列ケース本体は、待ち受け光コネクタの配列方向が前記壁面とほぼ直角になる待機位置と、全ての待ち受け光コネクタの接続口が目視可能となる作業位置との間を往復回動できるようになっていることを特徴とするものであってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、相手方光コネクタの接続作業を行わないときは、光コネクタ配列ケース本体を待ち受け光コネクタの配列方向が壁面とほぼ直角方向に向いた状態で待機させておけばよいので設置スペースをとらず、また相手方光コネクタの接続作業を行うときは、光コネクタ配列ケース本体を待機位置から全ての待ち受け光コネクタの接続口が目視可能となる作業位置まで回動させれば接続作業を行えるので、狭いスペースでも相手方光コネクタの接続作業を容易に行うことができる。
【0011】
また、光コネクタ配列ケースをケースホルダーに着脱可能に保持させる構造にすれば、必要に応じ、光コネクタ配列ケースをケースホルダーから取り外して相手方光コネクタの接続作業を行うことも可能となり、周囲の状況に応じて作業がやり易い状態で相手方光コネクタの接続作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る回動型光コネクタ配列ケースの一実施例を示す、(A)は正面図、(B)は光コネクタ配列ケース本体の正面側から見た側面図、(C)は底面図。
【図2】図1の回動型光コネクタ配列ケースの光コネクタ配列ケース本体が図1の状態から回動した状態を示す底面図。
【図3】(A)は図1の状態の回動型光コネクタ配列ケースを斜め下方から見た斜視図、(B)は図1の回動型光コネクタ配列ケースの光コネクタ配列ケース本体が図1の状態から回動した状態を斜め下方から見た斜視図。
【図4】図1の回動型光コネクタ配列ケースの光コネクタ配列ケース本体を示す、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は底面図。
【図5】図4の光コネクタ配列ケース本体を斜め下方から見た斜視図。
【図6】図1の回動型光コネクタ配列ケースのケースホルダー及び固定部材を、ケースホルダーが図1の状態から90°回動した状態で示す、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は底面図。
【図7】本発明に係る回動型光コネクタ配列ケースの他の実施例を示す、(A)は正面図、(B)は光コネクタ配列ケース本体の正面側から見た側面図、(C)は底面図。
【図8】図7の回動型光コネクタ配列ケースの光コネクタ配列ケース本体が図7の状態から回動した状態を示す底面図。
【図9】光コネクタ配列ケースの説明図。
【図10】光コネクタ配列ケースを配電盤の中に設置した状態を、上側から見た説明図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
<実施例1> 図1ないし図3は本発明に係る回動型光コネクタ配列ケースの一実施例を示す。この回動型光コネクタ配列ケース31は、光コネクタ配列ケース本体33と、この光コネクタ配列ケース本体33を着脱可能に保持するケースホルダー35と、キャビネット又は建築物などの壁面39にねじ止め等により固定される固定部材37とから構成されている。
【0014】
光コネクタ配列ケース本体33は、図9の光コネクタ配列ケース23と同様、ケース22に、入力側光コネクタ5、入力側光ファイバ心線7、光スプリッタ9、出力側光ファイバ心線11、待ち受け光コネクタ13及びコネクタアダプタ19、21(一部図示省略)を組み込んだものである。
【0015】
この実施例の光コネクタ配列ケース本体33は、図4及び図5に示すように、待ち受け光コネクタ13の先端に装着されたコネクタアダプタ21が配列されるケース22の下端面が、側面から見ると階段状に複数段に形成され、階段の段差面に相当する複数の端面32a、32bにそれぞれ前記コネクタアダプタ21が1列ずつ配列されている。コネクタアダプタ21の下端は端面32a、32bから下向きに開口していて、相手方光コネクタ15を待ち受け光コネクタ13に接続するための接続口となっている。また、階段の踏み段面に相当するケース22の壁面(正面)は、2段目の端面32bに配列されたコネクタアダプタ21に相手方光コネクタ23を挿抜するときのコネクタスライド台34となっている。コネクタスライド台34の長さ(1段目の端面32aから2段目の端面32bまでの長さ)は、コネクタアダプタ21に差し込み接続された相手方光コネクタ15の、コネクタアダプタ21からの突出長さとほぼ同じになっている。
【0016】
このような構成にすると、全部のコネクタアダプタ21が正面から目視できるため、相手方光コネクタ15の接続作業を容易に行える。また2段目のコネクタアダプタ21に相手方光コネクタ15を差し込むときは、相手方光コネクタ15をコネクタスライド台27に押し付けながらスライドさせることにより、差し込むことができる。また2段目のコネクタアダプタ21から相手方光コネクタ15を引き抜くときも、相手方光コネクタ15をコネクタスライド台27に押し付けながらスライドさせることにより、引き抜くことができる。つまり、相手方光コネクタ15を手指で摘むことなく、相手方光コネクタ15の一面に手指で力を加えることにより相手方光コネクタ15を挿抜することが可能となる。このため、コネクタアダプタ21の間隔を十分狭くしても相手方光コネクタ15の挿抜が可能となる。
【0017】
また、コネクタスライド台34の手前で相手方光コネクタ15が2段目のコネクタアダプタ21に差し込み接続されている状態で、その裏側のコネクタアダプタ21に相手方光コネクタ15を挿抜するときは、手前側の光コネクタ15の後端付近の光ケーブル17(又はゴムブーツ)の両側から(要するに光コネクタ15よりも細い部分の両側から)、その裏側の相手方光コネクタ15を手指で摘んで挿抜を行うことができる。このため手前側の(コネクタスライド台34上の)相手方光コネクタ15の間に手指を差し込む必要がないので、コネクタアダプタを同じ端面に2列に配列する場合よりもコネクタアダプタ21の間隔を狭くすることができ、光コネクタ配列ケースを小型化できる。
【0018】
図4及び図5の例は、ケース本体33の、待ち受け光コネクタ11のコネクタアダプタ21が配列される端面が2段の場合であるが、3段以上の場合も同様である。
【0019】
また、ケース22の待ち受け光コネクタ配列方向の片側(図4(A)で右側)には、入力側光コネクタ5及びコネクタアダプタ19が組み込まれている。入力側光コネクタ5には、コネクタアダプタ19を介して、局側光ケーブル1の先端に取り付けられた局側光コネクタ3が接続される。またケース22の入力側光コネクタ5及びコネクタアダプタ19が組み込まれた部分には、下方に伸びる脚部41が一体に形成され、その下端には把持部43が形成されている。局側光ケーブル1は、この把持部43に保持され、保護されるようになっている。
【0020】
次に、ケースホルダー35と固定部材37の構成を図6を参照して説明する。まず、ケースホルダー35は、背面板45と、その両側から前方に平行に伸びる1対のアーム板47a、47bとを有しており、上から見るとほぼコ字形である。アーム板47a、47bの先端には内向きにフック部49a、49bが形成されている。一方、固定部材37は、上下方向に長い平板部51と、この平板部51の片側の上下辺の両端に突設されたブラケット53に両端を支持された垂直軸55と、前記平板部51の反対側の上下辺のほぼ中央部から平板部51に対し直角に起立する止め板57とを有している。止め板57の先端部付近には穴59が形成されている。
【0021】
一方、ケースホルダー35の、前記垂直軸55側のアーム板47bの外面には、当該アーム板47bと背面板45との角部付近に、前記垂直軸55を半周以上包囲して抱え込む形の軸受部61が形成されている。ケースホルダー35は、この軸受部61を前記垂直軸55に装着することで、固定部材37に水平回動できるように取り付けられている。つまり、垂直軸55と軸受部61は中心軸線が垂直なヒンジ部を構成している。また、ケースホルダー35のもう一方のアーム板47aの外面には、突起63が形成されている。この突起63は、図6(C)の状態からケースホルダー35を時計回りに回動させて、その背面板45が固定部材37の平板部51に当接する状態になると、前記止め板57の穴59に入り込んで(図1(B)参照)、ケースホルダー35をその位置に保持する働きをする。
【0022】
ケースホルダー35には図1及び図2のように光コネクタ配列ケース本体33が装着される。すなわち、光コネクタ配列ケース本体33は、ケースホルダー35のアーム板47a、47bの間に、その入力側光コネクタ5側の外面が平板部51に突き当たるまで差し込むと、アーム板47a、47bが光コネクタ配列ケース本体33を両面から挟み付けると共に、フック部49a、49bが光コネクタ配列ケース本体33を抱え込む状態となる。なお、ケース22の入力側光コネクタ5と反対側の外面には、フック部49a、49bの上端に引っ掛かるストッパー65が突設されており、これにより光コネクタ配列ケース本体33は下方にずり落ちないようになっている。
【0023】
この回動型光コネクタ配列ケース31を設置する場合には、まず、固定部材37を、ケースホルダー35に光コネクタ配列ケース本体33を組み付けない状態(図6の状態)で、キャビネット等の壁面39にねじ止めにより固定する。次に図1のようにケースホルダー35を、そのアーム板47a、47bが壁面39に対し直角に向くように戻して突起63を止め板57の穴59に入り込ませると共に、ケースホルダー35に光コネクタ配列ケース本体33を組み付ける。これで、光コネクタ配列ケース本体33は待機位置に保持された状態となる。この状態では、光コネクタ配列ケース本体33は、待ち受け光コネクタ13の配列方向が壁面39に対し直角になっているため(固定部材37の幅方向の広がりがないため)、狭いスペースに設置できる。
【0024】
次に、図1のように設置された光コネクタ配列ケース本体33のいずれかの待ち受け光コネクタ13に相手方光コネクタ15を接続する必要が生じたときは、ケースホルダー35を垂直軸55を中心として光コネクタ配列ケース本体33の裏側(ここでは光コネクタ配列ケース本体33の全ての待ち受け光コネクタの接続口が見える側を表側、その反対側を裏側という)が壁面39に向かう方向に(図1(C)で反時計回りに)回動させる。すると、図2及び図3(B)に示すように、壁面39の向かい側から(図2の矢印A方向から)、2段に配列されている全てのコネクタアダプタ21の下端縁(接続口)を目視できる状態となるので、相手方光コネクタを、接続すべき待ち受け光コネクタに間違いなく接続することができる。また、相手方光コネクタを接続する作業は、光コネクタ配列ケース本体33を壁面39と平行になるまで回動させなくても、図2及び図3(A)のように壁面39に対し斜めになるまで回動させれば、行うことが可能であるので、相手方光コネクタの接続作業も狭いスペースで行うことができる。なお、突起63と止め板57の穴59との係合は、ケースホルダー35を回動させると、止め板57が外側へ僅かに弾性変形して、簡単に外れる程度の浅い係合となっている。
【0025】
<実施例2> 図7及び図8は本発明の他の実施例を示す。この回動型光コネクタ配列ケース31は、実施例1におけるケースホルダー35を省略して、光コネクタ配列ケース本体33と固定部材37とから構成したものである。固定部材37の構成は、ケースホルダーがない分、幅が狭くなるだけで、実施例1と実質的に同じである。この実施例では、光コネクタ配列ケース本体33のケース22の裏側に軸受部61が一体に形成され、この軸受部61を固定部材37の垂直軸55に装着することによって、光コネクタ配列ケース本体33が水平回動できるようになっている。また、ケース22の表側の外面には突起63が形成され、この突起63が止め板57に形成された穴59に入り込んで、光コネクタ配列ケース本体33を待機位置に保持するようになっている。
【0026】
上記以外の構成は、実施例1と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。このような構成でも実施例1と同様の効果が得られる。
【0027】
<その他の実施例> 以上の実施例では、ヒンジ部の中心軸線を上下方向に向けて、光コネクタ配列ケース本体が待ち受け光コネクタの接続口を下に向けたまま回動する場合を説明したが、本発明に係る光コネクタ配列ケースは、ヒンジ部の中心軸線を水平方向に向けて、光コネクタ配列ケース本体が待ち受け光コネクタの接続口を横に向けたまま回動する状態で使用することもできる。
【符号の説明】
【0028】
1:局側光ケーブル
3:局側光コネクタ
5:入力側光コネクタ
7:入力側光ファイバ心線
9:光スプリッタ
11:出力側光ファイバ心線
13:待ち受け光コネクタ
15:相手方光コネクタ
17:加入者側光ケーブル
19、21:コネクタアダプタ
22:ケース
31:回動型光コネクタ配列ケース
33:光コネクタ配列ケース本体
35:ケースホルダー
37:固定部材
39:壁面
45:背面板
47a、47b:アーム板
49a、49b:フック部
51:平板部
55:垂直軸
57:止め板
59:穴
61:軸受部
63:突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手方光コネクタが接続される複数の待ち受け光コネクタを、ケースの一面に一列又は複数列に配列して保持した光コネクタ配列ケース本体と、
壁面にねじ止め等により固定される固定部材とを備え、
前記光コネクタ配列ケース本体と固定部材とは、前記光コネクタ配列ケース本体が待ち受け光コネクタの接続口を同じ方向に向けたまま回動できるように、ヒンジ部で連結されており、これにより前記光コネクタ配列ケース本体は、待ち受け光コネクタの配列方向が前記壁面とほぼ直角になる待機位置と、全ての待ち受け光コネクタの接続口が目視可能となる作業位置との間を往復回動できるようになっていることを特徴とする回動型光コネクタ配列ケース。
【請求項2】
相手方光コネクタが接続される複数の待ち受け光コネクタを、ケースの一面に一列又は複数列に配列して保持した光コネクタ配列ケース本体と、
この光コネクタ配列ケース本体を着脱可能に保持するケースホルダーと、
壁面にねじ止め等により固定される固定部材とを備え、
前記ケースホルダーと固定部材とは、前記ケースホルダーに保持された光コネクタ配列ケース本体が待ち受け光コネクタの接続口を同じ方向に向けたまま回動できるように、ヒンジ部で連結されており、これにより前記光コネクタ配列ケース本体は、待ち受け光コネクタの配列方向が前記壁面とほぼ直角になる待機位置と、全ての待ち受け光コネクタの接続口が目視可能となる作業位置との間を往復回動できるようになっていることを特徴とする回動型光コネクタ配列ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−256525(P2010−256525A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−105065(P2009−105065)
【出願日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【出願人】(591199590)株式会社正電社 (34)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【出願人】(595083051)株式会社ジャパンリーコム (40)
【Fターム(参考)】