回転で着脱できる中通しウキ
【課題】この発明は、中通しウキの着脱を、道糸の切断なくできる構造を提供する。
【解決手段】形成体(1)に釣糸通し孔(3)を設け、そして釣糸通しパイプ(4)を形成し縦溝(6)を設けた、また、形成体(2)に釣糸通しパイプ(4)と嵌め合う挿入孔(7)を設け縦溝(6)を設けた、さらに挿入孔(7)の延長で突起部(8)を形成し、形成体(1)と形成体(2)とを嵌め合せ回転させるが、その突起部(8)の回転範囲の隙間として形成体(1)に長孔(9)を設けた。
【解決手段】形成体(1)に釣糸通し孔(3)を設け、そして釣糸通しパイプ(4)を形成し縦溝(6)を設けた、また、形成体(2)に釣糸通しパイプ(4)と嵌め合う挿入孔(7)を設け縦溝(6)を設けた、さらに挿入孔(7)の延長で突起部(8)を形成し、形成体(1)と形成体(2)とを嵌め合せ回転させるが、その突起部(8)の回転範囲の隙間として形成体(1)に長孔(9)を設けた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、主に海の磯や防波堤などで釣りに使用する中通しウキについて、その着脱を、道糸の切断をすることなく瞬時で簡単にできる構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、磯や防波堤などで使用する中通しウキは、現地における自然環境によって使い分けをして使用していた。
それは変化する波の高さや潮の速さ、風の強弱、潮の満ち引きによる水深などで浮力違いや、使用方法の異なる中通しウキに交換していた。
さらに釣り場の魚の状況によって手前のポイントや逮投する必要のあるポイント等で、大きさの異なる中通しウキに交換していた。
中通しウキ交換を行う場合には、道糸が貫通孔の中を挿通していることから、一旦道糸を切断してから、道糸を挿通し、更に結び直すことになるので面倒だった。
そこで従来からこの問題を解決するために、釣り糸を切断することなく中通しウキの着脱が自在にできる技術が、数多く提案がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
上記問題点を解決する目的の先行技術文献を下記に記載する。
【特許文献1】特開平08−140539号公報
【特許文献2】特開平09−9836号公報
【特許文献3】特開平10−28504号公報
【特許文献4】特開平11−56186号公報
【特許文献5】特開2008−187925号公報
【特許文献6】特開2010−178643号公報
【特許文献7】特開2002−360137号公報
【0004】
従来の技術において説明する。
特許文献1、特許文献5などは、中空状の嵌合軸を有するウキ上部や下部などに釣り糸を常時挿通状態で残置するもので、これにウキ下部やウキ上部などを挿入や螺合で着脱するものであった。
特許文献4も、パイプ状の嵌合軸に螺合で着脱するものであった。
この特許文献1、特許文献4、特許文献5の技術では、嵌合が異なるウキと交換の場合には、釣糸に残置きした中空状の嵌合軸やパイプ状の嵌合軸などを外さなくてはならず釣糸の切断が必要であった。
【0005】
また特許文献2においては、部材を釣糸に残置きしないで、中通しウキの上部と下部、そして芯とで三分割にして、芯に縦溝を設けることで、縦溝から道糸を挿入できるので、部材も残さず着脱できる構造である。
この構造では、縦溝入りパイプとウキが上下で別体の構成部品で数点に分かれているので着脱には気をくばり、また外した部品を紛失しないように注意を払う必要があった。
また釣糸を個々に通してから嵌め込みを行うので、着脱の時に迅速性を欠いた。
特許文献3も、中通しウキの上部と下部、そして芯の三分割にする構造であるが、さらに上部と下部に雌螺子を形成して、そして芯の上下に雄螺子を形成しているので、釣糸に取り付けるには、それぞれの部品を上下一直線にできて挿入し易いやすい構造のようであるが、三分割の部品のうち中央と、上下のどちらか一つを摘んでそれを回して、2部品の上下一直線とした後に、再度また三分割の部品のうち中央と、上下のまだ摘んでいない方を摘み、それも上下一直線となる位置に合せる。
その合せも回しすぎないようにちょうど良くその位置であわせる必要があった。
このような行程であるので一回の動作にて釣糸に取り付けるのは難しい、またはできなかった。
そして、螺子締めを上下の二か所で、一か所ずつ手で螺子を回し締め込むことも考えれば着脱は瞬時とまではいかない。
また螺子締めは、締めすぎると必要なときに弛まない、締めが緩いと弛む欠点があるので、注意や確認の必要もある。
特許文献6においても、中通しウキの上部と下部、そして芯の三分割にする構造であり、さらに上部と下部に雌螺子を形成して、そして芯の上下に雄螺子を形成しているがそれだけでなく、それぞれを締め込むことで、縦溝を塞ぐ閉塞機構までも有している。
そしてウキ上部、またはウキ下部をそれぞれ交換して、ウキの大きさや浮力を交換して適正のウキの大きさと浮力として使用するので、ウキの大きさや浮力を交換するためには、優れているが、この場合は螺子を回し終えての脱着となるので迅速性を欠いた。
また、螺子を使用した場合の三分割の構造は、上記したのと同様に、それ特有の欠点があるので着脱は瞬時とまではいかない。
【0006】
特許文献7は、縦溝をつけた中通しウキの上下に鈎状部材を形成して、上下の鈎状部材の湾曲面にそって滑らせて釣糸を挿入する構造である。
この構造では瞬時に釣糸に取り付けられ、取り外しも容易である。
ただし、上下に鈎状部材を形成してあるだけで、その間は何もないので何かの拍子にその間から釣糸が出て邪魔になる可能性があった。
例えば風の日などの条件で、中通しウキの上部の釣糸がクーラーボックスや荷物などの下に入ってしまって、餌付けなどをしている際に、釣糸が引かれたり押し戻されたりして、上下の鈎状部材の間から釣糸が出た場合に、何処かに引っ掛かるなどである。
そこで細い釣糸や柔らかな釣糸の使用、そして長寸の中通しウキには向いていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の中通しウキにおいて、三分割とせず以下記載の効果があること。
中通しウキを交換の場合に、道糸を切って取り外し、そして道糸を通してからそれを結び直すといった一連の動作から、道糸を切る必要なく中通しウキを着脱できること。
そして特に扱いが簡単で容易に、しかも瞬時にできること。
【0008】
そして使い勝手を、より良いものとするため一部の技術を追加しストッパーが形成できること。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記課題を解決する為のものである。
分割した形状の形成体(1)と形成体(2)は一対で中通しウキを形成する、その形成体(1)の中心に釣糸通し孔(3)を設け、そこから続きで釣糸通しパイプ(4)を形成した、そして釣糸通しパイプ(4)の長さは、形成体(2)の端まで到達する長さとした、さらに釣糸通しパイプ(4)と形成体(1)に釣糸通し孔(3)まで至る深さで縦溝(6)を設けた、または、形成体(1)にパイプ穴(22)を設けて、釣糸通しパイプ(4)を別体として形成し挿入した、また、もう一方の形成体(2)に釣糸通しパイプ(4)と嵌め合う挿入孔(7)を設けて縦溝(6)を挿入孔(7)まで至る深さで設けた、さらに挿入孔(7)の円周から、その延長で突起部(8)を形成した、そして形成体(1)と形成体(2)とを嵌め合せ一対とし回転させるが、その際、突起部(8)の回転範囲の隙間を形成体(1)に設けるため、釣糸通しパイプ(4)の元部に、その外周部分に沿って曲がった形状の長孔(9)を形成した。
【発明の効果】
【0010】
中通しウキの交換の場合に、道糸の切断なく着脱が容易に瞬時で行えた。
それは形成体(1)と形成体(2)は一対であり、それが2点の分割であるので、上部と下部を持って回転させるだけの簡単な動作で扱い易かった。
そして釣糸の挿入位置方向の端まで、単に回すだけで、目視の必要はなく上部と下部を一直線の状態の位置に止められて釣糸の挿入までの準備に手間取らなかった。
そして釣糸の挿入後は、縦溝6の閉鎖の位置方向へ、一ひねり回すと突起部(8)が、その回転範囲の隙間で止まり、縦溝6を閉鎖して目視の必要もなく、釣糸を瞬時に挿通できた。
また、取り外しに関しても、形成体(1)と形成体(2)の上部と下部だけを持って逆に回転させるだけで、上部と下部が一直線の位置で止まり、それ以上回らないので、そのことも簡単で瞬時に行えて、目視の必要もなかった。
【0011】
また、実施例のように、本発明ではストッパーを簡単に形成することができた。
その効果は、上下の形成体(1)と形成体(2)を回すと、縦溝閉鎖の位置がカチと言う音で、小気味よく伝わりロックもできた。
本発明の上下の形成体(1)と形成体(2)は、ある程度に精度よく加工した場合は、一対の状態から抜けることはないが、さらに追加の抜け止めとなった。
本発明は、今までになくストッパーまで形成できる新技術を有しているのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
構造を図1、図2、図3に示すように、
分割した形状の形成体(1)と形成体(2)は一対で中通しウキを形成する。
その形成体(1)の中心に釣糸通し孔(3)を付け、そこから続きで釣糸通しパイプ(4)を形成した。
そして釣糸通しパイプ(4)の長さは、形成体(2)の端まで到達する長さとした。
さらに、釣糸通しパイプ(4)と形成体(1)に釣糸通し孔(3)まで至る深さで縦溝(6)を付けた。
また、もう一方の形成体(2)に釣糸通しパイプ(4)と嵌め合う挿入孔(7)を設けて縦溝(6)を挿入孔(7)まで至る深さで設けた。
この場合、挿入孔(7)の寸法をマイナス公差とすると、隙間なく嵌め合せできた。
さらに挿入孔(7)の円周から、その延長で突起部(8)を形成するが、それは嵌め合う形成体(1)の端まで到達する長さとした。
また突起部(8)は、形成体(1)や形成体(2)を回転させて縦溝(6)を閉鎖するように、縦溝(6)の脇の位置に形成した。
そして形成体(1)と形成体(2)とを嵌め合せ一対とし回転させるが、その際、突起部(8)の回転範囲の隙間を形成体(1)に設けるため、釣糸通しパイプ(4)の元部に、その外周部分に沿って曲った形状の長孔(9)を形成した。
【0013】
以上の構造であるが、形成体(1)と形成体(2)は、上下を反転して成形しても良い。
そして図5に示すように、突起部(8)は、縦溝(6)の左右どちら側に形成しても良い。
また、本発明を精度良く成形するのは容易であるので、着脱の際に釣糸を噛む、または傷をつけることはない。
その他、上記したように、挿入孔(7)の寸法をマイナス公差とすると、嵌め合いの抜け止めとなった。
材質や成型方法について、一例をあげると合成樹脂を使用し型で射出成形にて行ったが、合成樹脂の削り出しでも良い。
そして合成樹脂は材質によって様々に比重が異なるが、比重の軽いポリプロピレンやポリメチルペンテン等などの水に浮くものや、また水に沈むABS樹脂などを使用した。
比重の軽い材質では、使用目的によって形成体(1)または形成体(2)にフロートを別に取り付ける必要がなく製作できた。
また大きい浮力を必要とする場合、ブロー成型にて形成体(1)または形成体(2)に、またはその両方に中空部分を設けてフロートとしても良い。
また材質に天然樹脂を使用しても良く、材質、成型方法の限定の必要はない。
【実施例1】
【0014】
本発明の実施例1を述べる。
構造を図6に示すように、釣糸通しパイプ(4)は別体として製造しても良い。
それは形成体(1)にパイプ穴(22)を設けて、釣糸通しパイプ(4)を別体として形成し挿入した。
このようにしても釣糸通し孔(3)から続きで釣糸通しパイプ(4)を形成したのと、同様の効果があった。
【実施例2】
【0015】
本発明の実施例2を述べる。
構造を図7に示すように、他にフロートの製作方法は、形成体(1)に浮力体(19)を取り付けた。または逆さに成形する場合には、形成体(2)に取り付けても良い。
構造を図8に示すように、空のスペース(24)を設けて、そこに浮力体(19)を挿入して、浮力を発生させた。
浮力体(19)の材質や形状は、発泡樹脂、木材、そして樹脂をブロー成型で中に空間を形成したもの、または金属に空間を形成したものなどであるが、浮力がある材質、形状であれば良い。
その他、空のスペース(24)を空気室として、蓋をしても同様である。
【実施例3】
【0016】
本発明の実施例3を述べる。
構造を図11に示すように、形成体(2)にオモリ取付け穴(14)を形成し、そこにオモリ(20)を挿入した。
または逆さに成形した場合には形成体(1)にオモリ取付け穴(14)を形成しそこにオモリを挿入しても良い。
これは浮力設定の新しい方法であり、さらに横穴(25)を形成し、オモリ取り付け穴(14)を水や海水で満たすようにすると、空気の入ったスペースを形成することがなく浮力調整がやり易かった。
その他、形成体(1)や形成体(2)に、縦溝(6)の体積分の大きさで、その反対側に貫通孔(23)を設けた。
このようにすると、縦溝(6)の体積分の浮力またはマイナス浮力を相殺すことができて、ウキのバランスがとりやすくなった。
その他、従来から使用されているリング形状や円筒形のオモリに縦溝を設けて使用しても良い。
【0017】
本発明の作用について説明する。
本発明を釣糸に取り付けるには、図4に示す状態から形成体(1)を反時計回りに、そして形成体(2)をその逆に、それぞれが止まる位置まで回すと、縦溝(6)が一直線となる位置で突起部(8)によって、回転が止まる。
そこで図1に示す状態となる。
すると縦溝(6)が一直線となる位置を通り過ぎることはなく、また目視で位置合わせの必要もなく自動的に位置合せができた。
そしてこの位置で形成体(1)と形成体(2)の縦溝(6)から釣糸通し孔(3)に釣糸(18)を挿入し、形成体(1)と形成体(2)をさきほどと逆に回転させれば、突起部(8)によって、再び回転が止まる。
すると図4に示すように、形成体(1)の縦溝(6)は、突起部(8)によって完全に閉鎖される。
そして形成体(2)の縦溝(6)は、双方を回転させることにより糸通しパイプ(4)の部分で形成体(2)の縦溝(6)の位置がずれて、それを閉鎖する。
この作用では、形成体(1)と形成体(2)は、一対であるので、それを持って上下で回転させるだけで釣糸を瞬時に挿通できた。
つまり、持つ位置が2点の分割であるので、簡単で扱いやすかった。
【0018】
また、釣糸より取り外す場合は、釣糸に取り付ける位置と同様の位置に、上下を持って回転させるだけで、形成体(1)と形成体(2)の縦溝(6)が一直線となる位置となった。
よって取り外す場合においても簡単で扱い易く瞬時に行えた。
そこで中通しウキを交換の場合に、道糸を切って取り外し、そして道糸を通してからそれを結び直すといった一連の動作から、道糸を切る必要なく中通しウキを装着できた。
【0019】
本発明は、螺子を使用していないので、その締まり具合の確認の必要はない。
そして、螺子使用の不都合はない。
また釣糸に何らの部材も残置することもないので、その部材と一対の中通しウキの使用に限定されない。
その他、簡単な構造であるので故障モードが少なく安心して使用できた。
【実施例4】
【0020】
本発明の実施例4を述べる。
構造を図9に示すように、形成体(2)の挿入孔(7)の外周部分に沿って延長して、挿入孔延長パイプ(5)を形成し、それに縦溝(6)を付け、さらに挿入孔延長パイプ(5)の円周に沿って一部を延長し、突起部(8)を形成した。
そしてもう一方の形成体(1)の釣糸通しパイプ(4)の元となる周囲に、挿入孔延長パイプ(5)の外径に合せた凹部(10)を形成し、形成体(2)と形成体(1)を嵌め合いとした。
このようにすると、縦方向の寸法に自由度がでたので、デザインがし易くなった。
【実施例5】
【0021】
本発明の実施例5を述ベる。
実施例4において、さらにストッパーの技術を追加した。
それは形成体(1)の釣糸通しパイプ(4)にストッパーの雄となるように雄の凸(11)を形成し、形成体(2)の挿入孔延長パイプ(5)にストッパーの雌となるように縦と横の溝孔(12)を設けて、そこに固定の凸部(13)を設け、形成体(1)と形成体(2)を合体した。
【0022】
ここでストッパーの作用を述ベる。
それは着脱の際に、形成体(1)と形成体(2)を回転させると、挿入孔延長パイプ(5)の雌の縦と横の溝孔(12)の横の溝孔に沿って、ストッパーの雄の凸(11)が移動する。
そして、突起部(8)によって、回転が止まるのと同時に、固定の爪としての役割を持つ固定の凸部(13)をストッパーの雄の凸(11)が超え嵌る。
その時に、カチと言う音がして形成体(1)と形成体(2)の縦溝(6)が閉鎖の位置と成ったことを知らせた。
そこで縦溝閉鎖の位置も分り易くなり、そしてロックもできた。
また、弛んで逆回転することもないので安心して使えた。
その他、雌の縦と横の溝孔(12)の縦の位置に固定の凸部(13)を形成すると、それが抜け止めとなって、一対となった形成体(1)と形成体(2)の追加の抜け止めとなった。
【実施例6】
【0023】
本発明の実施例6を述べる。
構造を図10に示すように、形成体(1)の釣糸通しパイプ(4)を延長し、形成体(2)を貫通させて抜け出た部分に糊代部分(16)を形成し、ストッパー形成体(17)をそこに付けた、そして形成体(2)とストッパー形成体(17)の接触する部分の双方が噛み合う様にストッパーの凹部(15)とストッパーの凸(21)を形成した。
このストッパーの形体でも、上記したストッパーの形体でも、形成体(1)と形成体(2)は、上下を反転させて使用することもできた。
このストッパー形成において、上記したストッパーと同様な効果があった。
本発明は、今までになくストッパーまで形成できる新技術を有している付加価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】 本発明の透視図を含む斜視図、及び一部拡大図
【図2】 本発明の形成体1と形成体2とに分けた状態を示す透視図を含む説明図
【図3】 本発明の形成体1を反転させた透視図を含む正面方向からの斜視図、
【図4】 本発明の実施例、形成体1と形成体2の縦溝6が閉鎖となる位置に回転させ釣糸を挿入した状態を示す透視図を含む斜視図
【図5】 本発明の実施例、突起部8を縦溝6の反対側に形成した構造を示す透視図を含む、正面方向からの斜視図
【図6】 本発明の実施例、釣糸通しパイプ4を、別体とした構造を示す透視図を含む説明図
【図7】 本発明の実施例、形成体1の外側部分を浮力体19とした構造を示す、透視図を含む分解図
【図8】 本発明の実施例、形成体1の内側に、浮力体19とその空のスペース24を形成した構造を示す、透視図を含む分解図
【図9】 本発明の実施例、内部にストッパーを形成した構造を示す、透視図を含む分解図
【図10】 本発明の実施例、外部にストッパーを形成した構造を示す透視図を含む説明図、及び一部拡大図
【図11】 本発明の実施例、形成体2に、オモリ取付け穴14と挿入したオモリ20、そして貫通孔23の構造を示す、透視図を含む分解図
【符号の説明】
【0025】
1形成体、2形成体、3釣糸通し孔、4釣糸通しパイプ、5挿入孔延長パイプ、6縦溝、7挿入孔、8突起部、9長孔、10凹部、11雄の凸、12雌の縦と横の溝孔、13固定の凸部、14オモリ取付け穴、15ストッパー凹部、16糊しろ部分、17ストッパー形成体、18釣糸、19浮力体、20オモリ、21ストッパー凸部、22パイプ穴、23貫通孔、24空のスペース、25横穴
【技術分野】
【0001】
この発明は、主に海の磯や防波堤などで釣りに使用する中通しウキについて、その着脱を、道糸の切断をすることなく瞬時で簡単にできる構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、磯や防波堤などで使用する中通しウキは、現地における自然環境によって使い分けをして使用していた。
それは変化する波の高さや潮の速さ、風の強弱、潮の満ち引きによる水深などで浮力違いや、使用方法の異なる中通しウキに交換していた。
さらに釣り場の魚の状況によって手前のポイントや逮投する必要のあるポイント等で、大きさの異なる中通しウキに交換していた。
中通しウキ交換を行う場合には、道糸が貫通孔の中を挿通していることから、一旦道糸を切断してから、道糸を挿通し、更に結び直すことになるので面倒だった。
そこで従来からこの問題を解決するために、釣り糸を切断することなく中通しウキの着脱が自在にできる技術が、数多く提案がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
上記問題点を解決する目的の先行技術文献を下記に記載する。
【特許文献1】特開平08−140539号公報
【特許文献2】特開平09−9836号公報
【特許文献3】特開平10−28504号公報
【特許文献4】特開平11−56186号公報
【特許文献5】特開2008−187925号公報
【特許文献6】特開2010−178643号公報
【特許文献7】特開2002−360137号公報
【0004】
従来の技術において説明する。
特許文献1、特許文献5などは、中空状の嵌合軸を有するウキ上部や下部などに釣り糸を常時挿通状態で残置するもので、これにウキ下部やウキ上部などを挿入や螺合で着脱するものであった。
特許文献4も、パイプ状の嵌合軸に螺合で着脱するものであった。
この特許文献1、特許文献4、特許文献5の技術では、嵌合が異なるウキと交換の場合には、釣糸に残置きした中空状の嵌合軸やパイプ状の嵌合軸などを外さなくてはならず釣糸の切断が必要であった。
【0005】
また特許文献2においては、部材を釣糸に残置きしないで、中通しウキの上部と下部、そして芯とで三分割にして、芯に縦溝を設けることで、縦溝から道糸を挿入できるので、部材も残さず着脱できる構造である。
この構造では、縦溝入りパイプとウキが上下で別体の構成部品で数点に分かれているので着脱には気をくばり、また外した部品を紛失しないように注意を払う必要があった。
また釣糸を個々に通してから嵌め込みを行うので、着脱の時に迅速性を欠いた。
特許文献3も、中通しウキの上部と下部、そして芯の三分割にする構造であるが、さらに上部と下部に雌螺子を形成して、そして芯の上下に雄螺子を形成しているので、釣糸に取り付けるには、それぞれの部品を上下一直線にできて挿入し易いやすい構造のようであるが、三分割の部品のうち中央と、上下のどちらか一つを摘んでそれを回して、2部品の上下一直線とした後に、再度また三分割の部品のうち中央と、上下のまだ摘んでいない方を摘み、それも上下一直線となる位置に合せる。
その合せも回しすぎないようにちょうど良くその位置であわせる必要があった。
このような行程であるので一回の動作にて釣糸に取り付けるのは難しい、またはできなかった。
そして、螺子締めを上下の二か所で、一か所ずつ手で螺子を回し締め込むことも考えれば着脱は瞬時とまではいかない。
また螺子締めは、締めすぎると必要なときに弛まない、締めが緩いと弛む欠点があるので、注意や確認の必要もある。
特許文献6においても、中通しウキの上部と下部、そして芯の三分割にする構造であり、さらに上部と下部に雌螺子を形成して、そして芯の上下に雄螺子を形成しているがそれだけでなく、それぞれを締め込むことで、縦溝を塞ぐ閉塞機構までも有している。
そしてウキ上部、またはウキ下部をそれぞれ交換して、ウキの大きさや浮力を交換して適正のウキの大きさと浮力として使用するので、ウキの大きさや浮力を交換するためには、優れているが、この場合は螺子を回し終えての脱着となるので迅速性を欠いた。
また、螺子を使用した場合の三分割の構造は、上記したのと同様に、それ特有の欠点があるので着脱は瞬時とまではいかない。
【0006】
特許文献7は、縦溝をつけた中通しウキの上下に鈎状部材を形成して、上下の鈎状部材の湾曲面にそって滑らせて釣糸を挿入する構造である。
この構造では瞬時に釣糸に取り付けられ、取り外しも容易である。
ただし、上下に鈎状部材を形成してあるだけで、その間は何もないので何かの拍子にその間から釣糸が出て邪魔になる可能性があった。
例えば風の日などの条件で、中通しウキの上部の釣糸がクーラーボックスや荷物などの下に入ってしまって、餌付けなどをしている際に、釣糸が引かれたり押し戻されたりして、上下の鈎状部材の間から釣糸が出た場合に、何処かに引っ掛かるなどである。
そこで細い釣糸や柔らかな釣糸の使用、そして長寸の中通しウキには向いていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の中通しウキにおいて、三分割とせず以下記載の効果があること。
中通しウキを交換の場合に、道糸を切って取り外し、そして道糸を通してからそれを結び直すといった一連の動作から、道糸を切る必要なく中通しウキを着脱できること。
そして特に扱いが簡単で容易に、しかも瞬時にできること。
【0008】
そして使い勝手を、より良いものとするため一部の技術を追加しストッパーが形成できること。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記課題を解決する為のものである。
分割した形状の形成体(1)と形成体(2)は一対で中通しウキを形成する、その形成体(1)の中心に釣糸通し孔(3)を設け、そこから続きで釣糸通しパイプ(4)を形成した、そして釣糸通しパイプ(4)の長さは、形成体(2)の端まで到達する長さとした、さらに釣糸通しパイプ(4)と形成体(1)に釣糸通し孔(3)まで至る深さで縦溝(6)を設けた、または、形成体(1)にパイプ穴(22)を設けて、釣糸通しパイプ(4)を別体として形成し挿入した、また、もう一方の形成体(2)に釣糸通しパイプ(4)と嵌め合う挿入孔(7)を設けて縦溝(6)を挿入孔(7)まで至る深さで設けた、さらに挿入孔(7)の円周から、その延長で突起部(8)を形成した、そして形成体(1)と形成体(2)とを嵌め合せ一対とし回転させるが、その際、突起部(8)の回転範囲の隙間を形成体(1)に設けるため、釣糸通しパイプ(4)の元部に、その外周部分に沿って曲がった形状の長孔(9)を形成した。
【発明の効果】
【0010】
中通しウキの交換の場合に、道糸の切断なく着脱が容易に瞬時で行えた。
それは形成体(1)と形成体(2)は一対であり、それが2点の分割であるので、上部と下部を持って回転させるだけの簡単な動作で扱い易かった。
そして釣糸の挿入位置方向の端まで、単に回すだけで、目視の必要はなく上部と下部を一直線の状態の位置に止められて釣糸の挿入までの準備に手間取らなかった。
そして釣糸の挿入後は、縦溝6の閉鎖の位置方向へ、一ひねり回すと突起部(8)が、その回転範囲の隙間で止まり、縦溝6を閉鎖して目視の必要もなく、釣糸を瞬時に挿通できた。
また、取り外しに関しても、形成体(1)と形成体(2)の上部と下部だけを持って逆に回転させるだけで、上部と下部が一直線の位置で止まり、それ以上回らないので、そのことも簡単で瞬時に行えて、目視の必要もなかった。
【0011】
また、実施例のように、本発明ではストッパーを簡単に形成することができた。
その効果は、上下の形成体(1)と形成体(2)を回すと、縦溝閉鎖の位置がカチと言う音で、小気味よく伝わりロックもできた。
本発明の上下の形成体(1)と形成体(2)は、ある程度に精度よく加工した場合は、一対の状態から抜けることはないが、さらに追加の抜け止めとなった。
本発明は、今までになくストッパーまで形成できる新技術を有しているのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
構造を図1、図2、図3に示すように、
分割した形状の形成体(1)と形成体(2)は一対で中通しウキを形成する。
その形成体(1)の中心に釣糸通し孔(3)を付け、そこから続きで釣糸通しパイプ(4)を形成した。
そして釣糸通しパイプ(4)の長さは、形成体(2)の端まで到達する長さとした。
さらに、釣糸通しパイプ(4)と形成体(1)に釣糸通し孔(3)まで至る深さで縦溝(6)を付けた。
また、もう一方の形成体(2)に釣糸通しパイプ(4)と嵌め合う挿入孔(7)を設けて縦溝(6)を挿入孔(7)まで至る深さで設けた。
この場合、挿入孔(7)の寸法をマイナス公差とすると、隙間なく嵌め合せできた。
さらに挿入孔(7)の円周から、その延長で突起部(8)を形成するが、それは嵌め合う形成体(1)の端まで到達する長さとした。
また突起部(8)は、形成体(1)や形成体(2)を回転させて縦溝(6)を閉鎖するように、縦溝(6)の脇の位置に形成した。
そして形成体(1)と形成体(2)とを嵌め合せ一対とし回転させるが、その際、突起部(8)の回転範囲の隙間を形成体(1)に設けるため、釣糸通しパイプ(4)の元部に、その外周部分に沿って曲った形状の長孔(9)を形成した。
【0013】
以上の構造であるが、形成体(1)と形成体(2)は、上下を反転して成形しても良い。
そして図5に示すように、突起部(8)は、縦溝(6)の左右どちら側に形成しても良い。
また、本発明を精度良く成形するのは容易であるので、着脱の際に釣糸を噛む、または傷をつけることはない。
その他、上記したように、挿入孔(7)の寸法をマイナス公差とすると、嵌め合いの抜け止めとなった。
材質や成型方法について、一例をあげると合成樹脂を使用し型で射出成形にて行ったが、合成樹脂の削り出しでも良い。
そして合成樹脂は材質によって様々に比重が異なるが、比重の軽いポリプロピレンやポリメチルペンテン等などの水に浮くものや、また水に沈むABS樹脂などを使用した。
比重の軽い材質では、使用目的によって形成体(1)または形成体(2)にフロートを別に取り付ける必要がなく製作できた。
また大きい浮力を必要とする場合、ブロー成型にて形成体(1)または形成体(2)に、またはその両方に中空部分を設けてフロートとしても良い。
また材質に天然樹脂を使用しても良く、材質、成型方法の限定の必要はない。
【実施例1】
【0014】
本発明の実施例1を述べる。
構造を図6に示すように、釣糸通しパイプ(4)は別体として製造しても良い。
それは形成体(1)にパイプ穴(22)を設けて、釣糸通しパイプ(4)を別体として形成し挿入した。
このようにしても釣糸通し孔(3)から続きで釣糸通しパイプ(4)を形成したのと、同様の効果があった。
【実施例2】
【0015】
本発明の実施例2を述べる。
構造を図7に示すように、他にフロートの製作方法は、形成体(1)に浮力体(19)を取り付けた。または逆さに成形する場合には、形成体(2)に取り付けても良い。
構造を図8に示すように、空のスペース(24)を設けて、そこに浮力体(19)を挿入して、浮力を発生させた。
浮力体(19)の材質や形状は、発泡樹脂、木材、そして樹脂をブロー成型で中に空間を形成したもの、または金属に空間を形成したものなどであるが、浮力がある材質、形状であれば良い。
その他、空のスペース(24)を空気室として、蓋をしても同様である。
【実施例3】
【0016】
本発明の実施例3を述べる。
構造を図11に示すように、形成体(2)にオモリ取付け穴(14)を形成し、そこにオモリ(20)を挿入した。
または逆さに成形した場合には形成体(1)にオモリ取付け穴(14)を形成しそこにオモリを挿入しても良い。
これは浮力設定の新しい方法であり、さらに横穴(25)を形成し、オモリ取り付け穴(14)を水や海水で満たすようにすると、空気の入ったスペースを形成することがなく浮力調整がやり易かった。
その他、形成体(1)や形成体(2)に、縦溝(6)の体積分の大きさで、その反対側に貫通孔(23)を設けた。
このようにすると、縦溝(6)の体積分の浮力またはマイナス浮力を相殺すことができて、ウキのバランスがとりやすくなった。
その他、従来から使用されているリング形状や円筒形のオモリに縦溝を設けて使用しても良い。
【0017】
本発明の作用について説明する。
本発明を釣糸に取り付けるには、図4に示す状態から形成体(1)を反時計回りに、そして形成体(2)をその逆に、それぞれが止まる位置まで回すと、縦溝(6)が一直線となる位置で突起部(8)によって、回転が止まる。
そこで図1に示す状態となる。
すると縦溝(6)が一直線となる位置を通り過ぎることはなく、また目視で位置合わせの必要もなく自動的に位置合せができた。
そしてこの位置で形成体(1)と形成体(2)の縦溝(6)から釣糸通し孔(3)に釣糸(18)を挿入し、形成体(1)と形成体(2)をさきほどと逆に回転させれば、突起部(8)によって、再び回転が止まる。
すると図4に示すように、形成体(1)の縦溝(6)は、突起部(8)によって完全に閉鎖される。
そして形成体(2)の縦溝(6)は、双方を回転させることにより糸通しパイプ(4)の部分で形成体(2)の縦溝(6)の位置がずれて、それを閉鎖する。
この作用では、形成体(1)と形成体(2)は、一対であるので、それを持って上下で回転させるだけで釣糸を瞬時に挿通できた。
つまり、持つ位置が2点の分割であるので、簡単で扱いやすかった。
【0018】
また、釣糸より取り外す場合は、釣糸に取り付ける位置と同様の位置に、上下を持って回転させるだけで、形成体(1)と形成体(2)の縦溝(6)が一直線となる位置となった。
よって取り外す場合においても簡単で扱い易く瞬時に行えた。
そこで中通しウキを交換の場合に、道糸を切って取り外し、そして道糸を通してからそれを結び直すといった一連の動作から、道糸を切る必要なく中通しウキを装着できた。
【0019】
本発明は、螺子を使用していないので、その締まり具合の確認の必要はない。
そして、螺子使用の不都合はない。
また釣糸に何らの部材も残置することもないので、その部材と一対の中通しウキの使用に限定されない。
その他、簡単な構造であるので故障モードが少なく安心して使用できた。
【実施例4】
【0020】
本発明の実施例4を述べる。
構造を図9に示すように、形成体(2)の挿入孔(7)の外周部分に沿って延長して、挿入孔延長パイプ(5)を形成し、それに縦溝(6)を付け、さらに挿入孔延長パイプ(5)の円周に沿って一部を延長し、突起部(8)を形成した。
そしてもう一方の形成体(1)の釣糸通しパイプ(4)の元となる周囲に、挿入孔延長パイプ(5)の外径に合せた凹部(10)を形成し、形成体(2)と形成体(1)を嵌め合いとした。
このようにすると、縦方向の寸法に自由度がでたので、デザインがし易くなった。
【実施例5】
【0021】
本発明の実施例5を述ベる。
実施例4において、さらにストッパーの技術を追加した。
それは形成体(1)の釣糸通しパイプ(4)にストッパーの雄となるように雄の凸(11)を形成し、形成体(2)の挿入孔延長パイプ(5)にストッパーの雌となるように縦と横の溝孔(12)を設けて、そこに固定の凸部(13)を設け、形成体(1)と形成体(2)を合体した。
【0022】
ここでストッパーの作用を述ベる。
それは着脱の際に、形成体(1)と形成体(2)を回転させると、挿入孔延長パイプ(5)の雌の縦と横の溝孔(12)の横の溝孔に沿って、ストッパーの雄の凸(11)が移動する。
そして、突起部(8)によって、回転が止まるのと同時に、固定の爪としての役割を持つ固定の凸部(13)をストッパーの雄の凸(11)が超え嵌る。
その時に、カチと言う音がして形成体(1)と形成体(2)の縦溝(6)が閉鎖の位置と成ったことを知らせた。
そこで縦溝閉鎖の位置も分り易くなり、そしてロックもできた。
また、弛んで逆回転することもないので安心して使えた。
その他、雌の縦と横の溝孔(12)の縦の位置に固定の凸部(13)を形成すると、それが抜け止めとなって、一対となった形成体(1)と形成体(2)の追加の抜け止めとなった。
【実施例6】
【0023】
本発明の実施例6を述べる。
構造を図10に示すように、形成体(1)の釣糸通しパイプ(4)を延長し、形成体(2)を貫通させて抜け出た部分に糊代部分(16)を形成し、ストッパー形成体(17)をそこに付けた、そして形成体(2)とストッパー形成体(17)の接触する部分の双方が噛み合う様にストッパーの凹部(15)とストッパーの凸(21)を形成した。
このストッパーの形体でも、上記したストッパーの形体でも、形成体(1)と形成体(2)は、上下を反転させて使用することもできた。
このストッパー形成において、上記したストッパーと同様な効果があった。
本発明は、今までになくストッパーまで形成できる新技術を有している付加価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】 本発明の透視図を含む斜視図、及び一部拡大図
【図2】 本発明の形成体1と形成体2とに分けた状態を示す透視図を含む説明図
【図3】 本発明の形成体1を反転させた透視図を含む正面方向からの斜視図、
【図4】 本発明の実施例、形成体1と形成体2の縦溝6が閉鎖となる位置に回転させ釣糸を挿入した状態を示す透視図を含む斜視図
【図5】 本発明の実施例、突起部8を縦溝6の反対側に形成した構造を示す透視図を含む、正面方向からの斜視図
【図6】 本発明の実施例、釣糸通しパイプ4を、別体とした構造を示す透視図を含む説明図
【図7】 本発明の実施例、形成体1の外側部分を浮力体19とした構造を示す、透視図を含む分解図
【図8】 本発明の実施例、形成体1の内側に、浮力体19とその空のスペース24を形成した構造を示す、透視図を含む分解図
【図9】 本発明の実施例、内部にストッパーを形成した構造を示す、透視図を含む分解図
【図10】 本発明の実施例、外部にストッパーを形成した構造を示す透視図を含む説明図、及び一部拡大図
【図11】 本発明の実施例、形成体2に、オモリ取付け穴14と挿入したオモリ20、そして貫通孔23の構造を示す、透視図を含む分解図
【符号の説明】
【0025】
1形成体、2形成体、3釣糸通し孔、4釣糸通しパイプ、5挿入孔延長パイプ、6縦溝、7挿入孔、8突起部、9長孔、10凹部、11雄の凸、12雌の縦と横の溝孔、13固定の凸部、14オモリ取付け穴、15ストッパー凹部、16糊しろ部分、17ストッパー形成体、18釣糸、19浮力体、20オモリ、21ストッパー凸部、22パイプ穴、23貫通孔、24空のスペース、25横穴
【特許請求の範囲】
【請求項1】
分割した形状の形成体(1)と形成体(2)は一対で中通しウキを形成する、その形成体(1)の中心に釣糸通し孔(3)を設け、そこから続きで釣糸通しパイプ(4)を形成した、そして釣糸通しパイプ(4)の長さは、形成体(2)の端まで到達する長さとした、さらに釣糸通しパイプ(4)と形成体(1)に釣糸通し孔(3)まで至る深さで縦溝(6)を設けた、または、形成体(1)にパイプ穴(22)を設けて、釣糸通しパイプ(4)を別体として形成し挿入した、また、もう一方の形成体(2)に釣糸通しパイプ(4)と嵌め合う挿入孔(7)を設けて縦溝(6)を挿入孔(7)まで至る深さで設けた、さらに挿入孔(7)の円周から、その延長で突起部(8)を形成した、そして形成体(1)と形成体(2)とを嵌め合せ一対とし回転させるが、その際、突起部(8)の回転範囲の隙間を形成体(1)に設けるため、釣糸通しパイプ(4)の元部に、その外周部分に沿って曲がった形状の長孔(9)を形成したことを特徴とする回転で着脱できる中通しウキ。
【請求項1】
分割した形状の形成体(1)と形成体(2)は一対で中通しウキを形成する、その形成体(1)の中心に釣糸通し孔(3)を設け、そこから続きで釣糸通しパイプ(4)を形成した、そして釣糸通しパイプ(4)の長さは、形成体(2)の端まで到達する長さとした、さらに釣糸通しパイプ(4)と形成体(1)に釣糸通し孔(3)まで至る深さで縦溝(6)を設けた、または、形成体(1)にパイプ穴(22)を設けて、釣糸通しパイプ(4)を別体として形成し挿入した、また、もう一方の形成体(2)に釣糸通しパイプ(4)と嵌め合う挿入孔(7)を設けて縦溝(6)を挿入孔(7)まで至る深さで設けた、さらに挿入孔(7)の円周から、その延長で突起部(8)を形成した、そして形成体(1)と形成体(2)とを嵌め合せ一対とし回転させるが、その際、突起部(8)の回転範囲の隙間を形成体(1)に設けるため、釣糸通しパイプ(4)の元部に、その外周部分に沿って曲がった形状の長孔(9)を形成したことを特徴とする回転で着脱できる中通しウキ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2012−165735(P2012−165735A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−48275(P2011−48275)
【出願日】平成23年2月16日(2011.2.16)
【出願人】(591090699)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月16日(2011.2.16)
【出願人】(591090699)
【Fターム(参考)】
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