説明

回転工具用アタッチメント

【課題】回転工具用のアタッチメントにおいて、万が一、シャンクが折損したり回転工具のアンビル部やチャック部が破損したりした場合でも、回転工具から工具本体やアタッチメントが全体として落下するのを防止できるようにする。
【解決手段】工具本体2とこの工具本体2の後端部から突出して回転工具に対する装着を可能にするシャンク3とを有しており、工具本体2の後端部には、シャンク3に外嵌される状態としてスリーブ5が固定されており、前記スリーブ5のまわりに回転体6が回転自在に外嵌保持され、この回転体6に連結用紐部材21を止めつける紐連結部22が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転工具用のアタッチメントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電動又はエア駆動によるドライバーやインパクトドライバー、或いはドリルなどのハンディタイプの作業機械(以下、「回転工具」と言う)に対し、ボックスレンチ、ビットホルダー、ドリルチャック、六角レンチ等のアタッチメントを装着して使用することは周知である。
この種のアタッチメントでは、工具本体の後端部からシャンク(断面形状が六角形などの多角形又は円形をした軸)が突出しており、このシャンクを、回転工具のアンビル部やチャック部に銜えさせることで、回転工具に対する装着を行うようになっている。
【0003】
従来、このアタッチメントに関しては、回転工具(殊にインパクトドライバー等の場合)による作業中に、工具本体とシャンクとの連結部分が破損したり脱出してしまったりするのを防止して、確実な抜け止めが行える(連結力が得られる)ようにした構造が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第2501744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の提案構造により、アタッチメントとして、工具本体とシャンクとの連結部分での確実な抜け止め作用が得られるようになり、その結果、回転工具による作業中に、この連結部分の破損や脱出等を原因として工具本体が落下するといった問題は解消されるに至った。
ところが、シャンクが折損したり、回転工具のアンビル部やチャック部が破損したりした場合には、工具本体又はアタッチメントが全体として回転工具から離脱することが想定される。このような想定下では、回転工具による作業中に、工具本体又はアタッチメントが全体として落下するおそれがある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、万が一、シャンクが折損したり回転工具のアンビル部やチャック部が破損したりした場合でも、回転工具から工具本体やアタッチメントが全体として落下するのを防止できるようにした回転工具用アタッチメントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る回転工具用アタッチメントは、工具本体とこの工具本体の後端部から突出して回転工具に対する装着を可能にするシャンクとを有したものであって、工具本体の後端部には、シャンクに外嵌される状態としてスリーブが固定されており、このスリーブのまわりに回転体が回転自在に外嵌保持され、この回転体に連結用紐部材を止めつける紐連結部が設けられている。
【0008】
このような構成であると、回転体の紐連結部に紐部材を連結し、この紐部材の他端部を回転工具又は作業者に繋留させておけば、回転体が、工具本体に固定されたスリーブに保持されていることから、万が一、シャンクが折損したり回転工具のアンビル部やチャック部が破損したりしても、回転工具から工具本体やアタッチメントが全体として落下するのを防止できる。
【0009】
前記工具本体の後部には尾孔が形成されて当該尾孔にスリーブの一端部が嵌合される構造となっており、前記スリーブに形成されたスリーブ孔は、工具本体の尾孔に嵌合される領域に形成される径小孔部とこの径小孔部以外の径大孔部とを有したものとなっており、径大孔部はシャンクを挿通可能にする内径で形成され、径小孔部はシャンクの圧入が必要とされる程に径大孔部よりも径小に形成されているものとするのが好適である。
【0010】
このようにすると、このアタッチメントを組み立てるに際しては、工具本体の尾孔へスリーブを嵌合させた状態で、このスリーブへシャンクを圧入させるようにするだけで、これら工具本体とスリーブとシャンクとの三者を一気に固定できるものとなる。すなわち、溶接やネジ止めなどの面倒な作業は一切不要となって、組立作業が極めて簡単且つ迅速に行えるものであり、しかも工具本体に対してシャンクを強固に固定できるといった各種の利点が得られる。
【0011】
前記スリーブには、そのまわりへ外嵌された回転体を工具本体へ向けて寄せ付け状態に係合保持する抜止用鍔が設けられているものとするのがよい。
このようにすることで、スリーブに対する回転体の脱出阻止作用が簡単に得られるものとなり、組立作業の容易化や構造の簡潔化などに繋がる。
前記回転体は、スリーブを取り囲む周方向において短筒形に形成されているものとするのがよい。
【0012】
このように、回転体を短筒形とすることでスリーブまわりでの回転体の自在回転を円滑化できる利点がある。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る回転工具用アタッチメントは、万が一、シャンクが折損したり回転工具のアンビル部やチャック部が破損したりした場合でも、回転工具から工具本体やアタッチメントが全体として落下するのを防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係るアタッチメントの第1実施形態を示した側断面図である。
【図2】本発明に係るアタッチメントの第1実施形態を示した斜視図である。
【図3】本発明に係るアタッチメントの第1実施形態を分解して示した側断面図である。
【図4】本発明に係るアタッチメントの第2実施形態を示した側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図3は、本発明に係る回転工具用アタッチメント1の第1実施形態を示している。このアタッチメント1は、工具本体2と、この工具本体2の後端部から突出して設けられたシャンク3とを有している。
本第1実施形態で例示する工具本体2は、内部が中空の円筒形状に形成された胴体に対し、その先端部にナット嵌合用の六角凹部2aが形成されたボックスレンチとしてある。
【0016】
シャンク3は、断面形状が円形又は六角形などの多角形をした軸であって、電動ドライバーや電動インパクトドライバー、電動ドリル(又はこれらのエア駆動式のもの)などの回転工具に対する装着を可能にし、且つ作業時の回転軸(支軸)となる部分である。このシャンク3は、耐摩耗性、靭性に優れた高合金鋼(例えばニッケルクロムモリブデン鋼など)により鍛造されたものとするのが好適である。
【0017】
工具本体2とシャンク3との連結は、工具本体2の後部にシャンク3の外径(六角断面の場合は、対角線寸法)よりも若干径小の連結孔4が形成されており、この連結孔4に対し、シャンク3の先端部を圧入することにより行ってある。
なお、連結孔4は、工具本体2(六角凹部2a)と同軸上となる位置関係で配置されていると共に、この工具本体2内の中空部分と連通したものとなっており、従って工具本体2は、六角凹部2aから連結孔4にわたり前後方向に貫通したものとなっている。
【0018】
本発明に係るアタッチメント1では、工具本体2の後端部に対し、シャンク3に外嵌される状態としてスリーブ5が固定されており、このスリーブ5のまわりに、回転自在な状態で回転体6が外嵌保持されている。
図3に示すように、工具本体2の後部には、スリーブ5の一端部を嵌合可能にする尾孔10が形成されている。この尾孔10は、連結孔4と同心の位置関係にあり、また当然に、この連結孔4よりも径大に形成されている。そのため尾孔10の内周部には、連結孔4に圧入固定されるシャンク3の外周面との間に円環状のギャップを生じさせることができるものであり、この円環状のギャップをスリーブ5の差込代とするものである。
【0019】
なお、本第1実施形態では、この尾孔10内に短管状のカラー11が嵌入されたものとしてあり、このカラー11の内径としてスリーブ5の外径と嵌合関係を生じさせるようにしてある。すなわち、このカラー11はスリーブ5の外周面とのスペーサ的な役目を持たせたものである。このようなカラー11は、尾孔10の内径を正確にスリーブ5の外径に対応させることができれば、省略できることは言うまでもない。
【0020】
スリーブ5は、管状に形成されたものでその内部に長手方向に貫通したスリーブ孔15が設けられている。このスリーブ孔15は、工具本体2の尾孔10に嵌合される領域に対応して形成される径小孔部16と、この径小孔部16以外の領域に形成される径大孔部17とを有したものとなっている。
径大孔部17は、シャンク3をゆるみばめ程度の嵌め合い関係で挿通可能にする内径(挿通を容易とさせつつ挿通後のシャンク3に大きなガタツキを生じさせない寸法)で形成されている。
【0021】
径小孔部16は、シャンク3を挿通させるときには圧入が必要とされる程に径大孔部17よりも径小に形成されている。具体的には、シャンク3をしまりばめ程度又はそれより厳しい嵌め合い関係で挿入可能にする内径であり、工具本体2の連結孔4と同径とされている。
またこのスリーブ5には、径小孔部16とは反対側の端部(即ち、工具本体2へ連結時に後端側とされる端部)に対して、径方向外方へ張り出す抜止用鍔20が設けられている。
【0022】
この抜止用鍔20は、スリーブ5のまわりへ回転体6が外嵌されたときに、この回転体6の後方への脱出を防止して工具本体2に寄せ付け状態に係合保持させる(脱出を阻止する)ためのものである。
回転体6は、スリーブ5を取り囲む周方向において継ぎ目のない短筒形に形成されたものであって、その外周部には、連結用紐部材21(図2にのみ示す)を止めつけるための紐連結部22が設けられている。このように継ぎ目無し構造とすることで、回転体6として破損しにくい強固な構造とできる。
【0023】
本第1実施形態において、回転体6は紐連結部22を含めた全体がプラスチックにより一体形成されており、紐連結部22は、回転体6の外周面の一部から板片状に張り出して設けられた突出片23と、この突出片23を貫通して設けられた通孔24とによって形成されたものとしてある。
通孔24に対して連結用紐部材21を直接的に止めつけるようにすることも可能であるが、バネリングやクリップ等の連結具25を使用することにより、必要時の着脱を可能なものとさせておくことも可能である。
【0024】
連結用紐部材21は、綿ロープ、樹脂ロープ、皮紐、金属又は樹脂チェーンなどの紐状の部材であって、柔軟な可撓性を有し且つ引張強度に優れたものであれば、その材質や構造などは何ら限定されるものではない。
回転体6の筒内部に形成される筒孔は、スリーブ5に対して大きなガタツキが生じない程度で、且つ当該回転体6が円滑に自在回転する程度の内径で形成されている。
【0025】
これら工具本体2、スリーブ5、及び回転体6を組み立ててアタッチメント1を製作するに際しては、工具本体2の尾孔10(カラー11内)へスリーブ5を嵌合させた状態とし、更にこのスリーブ5のスリーブ孔15へシャンク3を差し込むようにする。シャンク3は、スリーブ5のスリーブ孔15のうち、径大孔部17へは容易に挿通されるが、径小孔部16から先へは簡単には挿通できない状態となる。
【0026】
そこで、シャンク3に対して軸方向後方から押し込み、スリーブ5の径小孔部16から工具本体2の連結孔4へ向けるように圧入してゆく。
なお、図3に示したように、シャンク3の先端部に対し、後方ほど径小化するようなテーパ状のくびれ部分30を設けておき、このくびれ部分30より先端側に台形状の頭部3aが形成されたものとしておく。またこの頭部3aの外径は、シャンク3の外径と略同じとしておく。
【0027】
このようにしておくと、シャンク3をスリーブ5の径小孔部16及び工具本体2の連結孔4に対してその後端側から圧入してゆくとき、頭部3aによって径小孔部16の内周面及び連結孔4の内周面が削られつつ押し広げられるようになる。
シャンク3の圧入時に発生する削り滓は、くびれ部分30の外周側に生じる周溝状の隙間に詰まり、圧縮されながら、このくびれ部分30のまわりに食いつくようになる。その結果、このくびれ部分30を中心とするシャンク3の先端部まわりが連結孔4内で無理嵌め状に固定されることになる。
【0028】
これらのことがシャンク3のガタツキ防止や抜け止めとして、更に一層、有利に作用することになる。なお、シャンク3の先端で押し出されるようになる削り滓は、工具本体2の中空部分を介して六角凹部2aから外部へ排出される。
このように、工具本体2とスリーブ5とシャンク3との三者を組み立てる作業(アタッチメント1の製作)は、溶接やネジ止めなどの面倒な作業を一切、必要とすることなく、一気に行えるものとなる。従って、組立作業が極めて簡単且つ迅速に行えるものであり、しかも工具本体2に対してシャンク3を強固に固定できるものである。
【0029】
このアタッチメント1は、回転体6の紐連結部22へ紐部材21を連結し、この紐部材21の他端部を回転工具又は作業者に繋留させて使用する。作業中、回転工具によってアタッチメント1が回転しても、回転体6が工具本体2やシャンク3に対して相対回転自在となっていることで、この回転体6に連結された紐部材21が絡まったり、工具本体2やシャンク3のまわりに巻き付いたりするようなことはない。
【0030】
万が一、シャンク3が折損したり回転工具のアンビル部やチャック部が破損したりしても、回転体6が、工具本体2に固定されたスリーブ5に保持され、且つこの回転体6が紐部材21によって回転工具又は作業者に繋留されているために、回転工具から工具本体2やアタッチメント1が全体として落下することはない。
なお、工具本体2とシャンク3との連結構造として、仮に、シャンク3にくびれ部分30による頭部3aを形成させ、連結孔4に圧入するといった構造を採用しない場合にあって、これが原因で、回転工具による作業中にこの工具本体2との連結部分と回転工具への装着部分との間でシャンク3が破損するような事態に陥ったとする。
【0031】
この場合でも、回転体6が、工具本体2に固定されたスリーブ5に保持され、且つこの回転体6が紐部材21によって回転工具又は作業者に繋留されているために、回転工具から工具本体2やアタッチメント1が全体として落下することはない。
図4は、本発明に係るアタッチメント1の第2実施形態を示している。この第2実施形態のアタッチメント1では、回転体6が軸方向にコンパクト化されたものとされ、また工具本体2の尾孔10に対して直接にスリーブ5が嵌合固定されている(カラー11を不使用としている)ものである。
【0032】
その他の構成及び作用効果は第1実施形態と略同様であり、ここでの詳説は省略する。
〔その他〕
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
工具本体2は、ドライバービットやドリルビットなどを保持可能なビットホルダー、ドリルを保持可能なドリルチャック、或いは六角レンチ等として実施することも可能である。
【0033】
回転体6の形状や構造、材質などは何ら限定されるものではない。
スリーブ5に設ける抜止用鍔20は、外止め輪などによって後付け状に設けることもできる。
なお、図示した実施形態では、工具本体2の連結孔4にシャンク3の先端を圧入して回転体6及びスリーブ5を一体的に組み込むようにした場合を例示しているが、これとは別の実施形態として、次のような構成としてもよい。即ち、回転体6を回転自在に外嵌したスリーブ5の先端側(図1における左端側)を補助ブッシュ(図示省略)の連結孔内に挿入し、スリーブ5の後端側からシャンク3の頭部3aを補助ブッシュの連結孔に向けて押し込んでスリーブ5の先端側を補助ブッシュの連結孔内に拡径圧着させると共にシャンク3の先端側(頭部3a側)を補助ブッシュの連結孔内に圧入固着させ、この補助ブッシュによって、回転体6とスリーブ5とシャンク3とを予め一体化部品として組み立てておき、この補助ブッシュを工具本体2の連結孔4に嵌合固着させるようにしてもよい。この場合、補助ブッシュの外周面の形状を六角形(又は角形)とし、工具本体2の連結孔4も六角形孔(又は角形孔)とし、これらを嵌合させることで回転トルクを一体的に伝達させるようにし、これらを抜け止め手段(止め輪等)で抜け止めさせて連結させるものである。
【0034】
また、別の実施形態として、上記補助ブッシュによって、回転体6とスリーブ5とシャンク3とを予め一体化部品として組み立てたものをドリルチャックに連結する場合には、補助ブッシュの外周面に正ネジを設けてドリルチャックの後端側のネジ穴にねじ込み固定した後、ドリルチャックの先端側からドリルチャックの中心部を貫通して前記補助ブッシュの中心部のネジ孔に別の逆ネジ部品をねじ込んで固定するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0035】
1 アタッチメント
2 工具本体
3 シャンク
5 スリーブ
6 回転体
10 尾孔
15 スリーブ孔
16 径小孔部
17 径大孔部
20 抜止用鍔
21 紐部材
22 紐連結部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
工具本体(2)とこの工具本体(2)の後端部から突出して回転工具に対する装着を可能にするシャンク(3)とを有する回転工具用アタッチメントにおいて、
工具本体(2)の後端部には、シャンク(3)に外嵌される状態としてスリーブ(5)が固定されており、
前記スリーブ(5)のまわりに回転体(6)が回転自在に外嵌保持され、この回転体(6)に連結用紐部材(21)を止めつける紐連結部(22)が設けられている
ことを特徴とする回転工具用アタッチメント。
【請求項2】
前記工具本体(2)の後部には尾孔(10)が形成されて当該尾孔(10)にスリーブ(5)の一端部が嵌合される構造となっており、
前記スリーブ(5)内に形成されたスリーブ孔(15)は、工具本体(2)の尾孔(10)に嵌合される領域に対応して形成される径小孔部(16)とこの径小孔部(16)以外の領域に形成される径大孔部(17)とを有したものとなっており、
径大孔部(17)はシャンク(3)を挿通可能にする内径で形成され、径小孔部(16)はシャンク(3)の圧入が必要とされる程に径大孔部(17)よりも径小に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の回転工具用アタッチメント。
【請求項3】
前記スリーブ(5)には、そのまわりへ外嵌された回転体(6)を工具本体(2)へ向けて寄せ付け状態に係合保持する抜止用鍔(20)が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転工具用アタッチメント。
【請求項4】
前記回転体(6)は、スリーブ(5)を取り囲む周方向において短筒形に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転工具用アタッチメント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−67898(P2011−67898A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−220846(P2009−220846)
【出願日】平成21年9月25日(2009.9.25)
【出願人】(000232597)株式会社ベッセル工業 (27)