説明

土嚢袋口締め付けストッパー

【課題】緊急水害時等には一刻も早く土嚢積みを完成しなければなりません、従来土嚢袋に土を入れて紐を締め付ける方法は,土嚢袋の紐で土嚢袋口に数回巻まいて結び付ける作業工程となっている、この方法では時間を要し又ある程度の熟練が必要となります、そこで本発明品のストッパーを使用する事によってこれらの問題をすべて解消する土嚢袋口締め付けストッパーを提供する。
【解決手段】ストッパーの中ほどに,ロック爪がついた二段階折り曲げ式の蓋を設け、まず一回目の折り曲げで事前にストッパー内に通してある紐を押さえ二回目の折り曲げで蓋を固定する,そのままスライドさせて締め付けるだけで完了となる、この工程にはほとんど時間を要しない、又熟練者でなくても使用可能となる土嚢袋口締め付けストッパーを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明品は土嚢袋以外締め付けの紐が付いていればどの袋でも多目的に使用出来る可能性がある土嚢袋口締め付けストッパーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この方式の土嚢口締め付けストッパーは見当たらないが、一例として金属製の丸棒の横穴.から紐を通し上部のボタンを押してロックする構造の商品があります,この商品の問題点は、まずストッパーの穴に紐を通さなければならず多くの時間と労力が必要とする,又複数の部品が必要なためコスト高になる。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の土嚢袋口締め付けストッパーは,緊急水害時に,一刻も早く土嚢積みを済ませるために答える事が出来る構造を持つものである、従来土嚢の袋の口を締め付けるには、紐でくるくる巻いて結ぶ作業となっている、しかし、この作業は結ぶのに時間がかかり,又ある程度熟練が必要である、本発明の土嚢袋口ストッパーは、誰でもワンタッチで袋口を締め付け固定することが可能であり,速やかに土嚢積みを完成させる事が出来る,このため尊い人命救助にも役立つことを特徴とする土嚢袋口締め付けストッパー。
【0004】
本発明品は,建築業界,土木業界,農業,等産業上においても,労力軽減,時間短縮等多大なメリットを提供する。
【0005】
本発明品は,土嚢以外でも家庭用として紐を結ぶ事が苦手な人は、たいへん便利に使用できます。
【課題を解決するための手段】
【0006】
土嚢袋は大量に消費されており、したがって一枚当たりの価格が非常に安く販売されており、そこで本発明品もそれに合わせて出来るだけコストを安く製造するため,部品を少なくするため一体成形とした。
【発明の効果】
【0007】
(1)本発明品は,ストッパーを締め付けるだけで完了するため,労力の軽減,時間短縮の効果。
(2)土嚢口を紐で結ぶことが苦手な人は,本発明品を使用すれば誰でも締め付けられる効果。
(3)土嚢口を開放するときはストッパーの中ほどのフタを開ければ紐締め付け前の状態に戻ると言う効果。
(4)ストッパー内の紐を出したり入れたりする事が簡単なため土嚢袋の交換は何回でも出来ると言う効果。
(5)どのタイプの土嚢袋でも使用できると言う効果。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
まず土嚢袋口締め付けストッパーの構造を説明する,(図1の説明)、
A、紐ストッパーを締める前の土嚢袋。
B,紐ストッパーを締め切った状態の土嚢袋。
C部のストッパーの内部詳細,この位置のストッパーは袋口を締める前の状態で,ロック爪の付いたストッパーのフタ(F)を二段階に折り曲げてフタ(F)をロックし紐(H)を押さえておく,又このストッパーは常時紐の先に付けておく。
D部の紐ストッパーの内部詳細,この位置のストッパーは袋口を締める途中でスライドしている状況である,スライド中のロック爪(T)は紐の上面をすべっている。
E部の紐ストッパーの内部詳細,この位置のストッパーは締め切った状態である、締め切った時点で袋口の反動があり,その力はストッパーがバックする力となりロック爪(T)が紐〈H〉に食い込みロックされストッパーとして機能する。
【0009】
(図2の説明)土嚢袋口締め付けストッパーの図面。
【0010】

(図3の説明)ストッパーを紐に取付けるまでの仕組み.(1)紐挿入前(2)紐挿入(3)一回目の折り曲げ途中(4)一回目の折り曲げでロック爪が紐を押さえる(5)二回目の折り曲げ途中(6)二回目の折り曲げてフタをロックする。
【0011】
(図4の説明)ストッパーを紐に取付けるまでの,三次元見取り図,(1)から(6)までの説明は(図3の説明)と同じである、(7)ストッパー下方向から見た見取り図(8)ストッパー内部詳細の見取り図。
【0012】
(図5の説明)紐をストッパーの内部へ挿入する時の説明、(1)紐Hをストッパー内に挿入する前の状況,[2]紐Hをストッパー内に挿入する途中の状況,(3)紐Hの挿入が終わった状況。
【0013】
土嚢袋口締め付けストッパーの使用の説明,まずストッパーの内部へ土嚢袋の紐(H)を挿入する(図5参照)次にロック爪(T)付きの二段階折り曲げの蓋(F)を設けており,その蓋を、一回目の折り曲げで蓋に付いているロック爪が紐を押さえる,二回目の折り曲げで蓋をロックして紐を締め付ける準備が完了する(図3の4と6参照)又は(図4の4と6参照)あとはもうストッパーをスライドさせ締め付けるだけで締め付けるまでの工程は終了となる,又ストッパーは紐に常時取付けてあるため締め付ける時間はほとんど掛からない,又土嚢袋口を開放する時は蓋のロックを外せばストッパーは簡単に元の位置に戻すことが出来る、
補足,上記に示すロック爪の先は手前方向へ傾いているため,締め付ける途中ロック爪の先は紐の上部をスライドする,又バックする時にはロック爪(T)の先は紐へ食い込んでロックする(図1のC部,D部E部参照)又ロック爪の先に接する紐の裏側に紐の滑り止めの溝を設けて成る(図1のM参照)土嚢袋口締め付けストッパーを提供する。
【産業上の利用可能性】
【0014】
水害時には,一刻も早く土嚢積みを済ませなければなりません、そこで従来の土嚢袋口を結ぶやりかたは,袋口に紐で数回巻いて結び付ける方法であるが時間を要する、又この工程を行うにはある程度熟練が必要となる、そこで本発明品は,ワンタッチで袋口を締め付けられる事で時間短縮又熟練不要と言う産業上のメリットを提供する土嚢袋口締め付けストッパー。
【0015】
多くの人が土嚢袋の紐を結ぶ事は不得意としている、そこで土木建築、農業家庭用等にも上記に示すようなメリットがあり,又紐を結ぶ事が不得意な人でも簡単に使用出来るメリットがある土嚢袋口締め付けストッパー。
【図面の簡単な説明】
【図1】土嚢袋口の紐を締め切る前の状態と,その途中の状態と,締め切った状態。
【図2】土嚢袋口締め付けストッパーの図面。
【図3】紐ストッパーの二段階折り曲げの蓋で,紐を押さえ込む工程。
【図4】ストッパーを紐に締め取付ける順序の三次元の製品説明と,ストッパー下部の見取り図と,ストッパー内部の詳細見取り図。
【図5】土嚢袋の紐挿入の説明。
【符号の説明】
A −−−− 土嚢袋の紐をストッパーで締め付ける前。
B −−−− 土嚢袋の紐をストッパーで締め付けた状態。
F −−−− 二段階折り曲げの蓋。
T −−−− 紐をロックする爪。
H −−−− 土嚢袋の紐。
RP −−−− ストッパー両端の紐をつまんで,上部へ引っ張って取り外す案内R。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明品は,柔軟性のある合成樹脂で一体成形されて成る物品である,この物品の形状は、おおまかに四角の筒の形状で,中ほどに土嚢袋の紐をロックする爪の付いた二段階折り曲げの蓋を設けて成る、その蓋の両端に筒状のスペースがあり、その上部に紐が通るすき間を設けて紐をストッパーの上部から挿入して成る,又このすき間は、紐が径3ミリであれば上部外側3ミリ内部入り口は1ミリと紐が入りやすいようにじょうごになっている、そしていったんストッパー内に入った紐は外に出ない構造になっているがストッパー両端のすき間の角にRを設けているためストッパーの両端の紐をつまんで上に持ち上げると、すき間のRが案内となり簡単に取り外す事が出来る,次に紐を挿入したら、二段階折り曲げの工程に入る、一回目は上方向90度に折り曲げる、その一回目を折り曲げる蓋の面には紐ロック爪が付いておりこの時点でロック爪が紐をおさえる、二回目の折り曲げで蓋をロックして成る、あとは紐に取付けたストッパーをスライドさせて締め付けるだけで完了となる、又土嚢袋口を開放する時は蓋を開ければストッパーを元の位置に戻す事ができる,又ロック爪の先が接する紐の裏面には滑り止めの溝を設けて成る土嚢袋口締め付けストッパーを提供する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−242481(P2010−242481A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−122514(P2009−122514)
【出願日】平成21年4月3日(2009.4.3)
【出願人】(509141073)
【出願人】(509141109)
【Fターム(参考)】