説明

在宅医療機器

【課題】リモコン操作の信頼性を向上することができる在宅医療機器を提供すること。
【解決手段】酸素濃縮器100(在宅医療機器)において、本体100aは、リモコン130から送信された操作信号を受信する複数の赤外線受光素子142−1、142−2、142−3と、受信した操作信号の内容を検証する制御部143と、制御部143の検証結果をリモコン130に送信する複数の赤外線発光素子141−1、141−2、141−3、141−4とを有し、リモコン130は、ユーザの操作入力に基づいて操作信号を送信する複数の赤外線発光素子131−1、131−2と、本体100aから送信された検証結果を受信する赤外線受光素子132と、受信した本体100aの検証結果の有無および内容を検証する制御部133と、制御部133の検証結果をユーザに報知するLCD135およびブザー136とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、在宅医療機器のリモコン装置の通信方式に関する。
【背景技術】
【0002】
リモコン装置(以下単に「リモコン」という)は、対を成す本体側の機器を遠隔操作するために、操作のための信号(操作信号)を送信する側の機器である。今日、リモコンは、テレビやビデオレコーダなどのAV機器、エアコンなどの家電製品、電子機器、玩具などの一般家庭用機器を中心に、幅広い機械・機器の操作に使用されている。特に、強烈な光にさらされることがない屋内で使用される家電製品のリモコンは、電磁ノイズの影響を受けない赤外線を利用しているものがほとんどである(赤外線リモコン)。一般に、赤外線リモコンは、片方向通信が多い。
【0003】
特許文献1には、在宅医療機器の1つである酸素濃縮器をリモコンで操作できることが開示されている。
【0004】
酸素濃縮器は、空気を導入して高濃度の酸素を放出する医療機器であり、主として、呼吸器疾患の患者が在宅で酸素を吸入する在宅酸素療法(HOT:home oxygen therapy)において使用される。
【0005】
酸素濃縮器は、加圧空気に対して窒素を吸着し減圧空気に対して窒素を脱着する性質を持つ吸着剤(例えば、ゼオライト)が充填された、シーブベッド(吸着塔)を備えている。酸素濃縮器は、フィルタおよび吸気タンクを通して取り込んだ室内の空気をコンプレッサによって圧縮し、この圧縮空気を加減圧の切り替えを繰り返しながらシーブベッドに通過させることによって、圧縮空気から高濃度の酸素を分離する。高濃度酸素は、使用時に患者が装着する鼻腔カニューラを介して患者体内に供給される。
【特許文献1】特開2007−68569号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
酸素濃縮器をはじめとする在宅医療機器は、その性質上、高度の信頼性が要求される。ところが、上記のように、屋内で使用される機器のリモコンは、ほとんどが赤外線リモコンであり、しかも、赤外線リモコンは、一般に片方向通信であるため、これをそのまま在宅医療機器に使用した場合には、リモコン操作の信頼性の点で問題がある。
【0007】
具体的には、在宅医療機器を使用するユーザ(患者)は、ベッドに寝た状態であったり体の自由があまりきかない身体状況においてリモコンを操作せざるを得ない場合もあり、リモコンを在宅医療機器に正対した向きで操作できない場合もある。特に酸素濃縮器は、コンプレッサを使用しており、騒音が発生するため、通常、患者から遠い位置に設置される。しかも、その設置位置は、酸素濃縮器はテレビのように常時見る必要はないこと、酸素はチューブで患者に供給されるためエアコンのように部屋全体をカバーする必要はないことから、部屋の隅など、通常家庭内においてリモコンで操作する機器よりも見通しの悪い場所や悪条件な場所に置かれたり、あるいは置きたいという要望がある。このように、在宅医療機器は、通常家庭内で使用される機器に比べて、そもそもリモコンと本体との間の通信環境があまり良くない場合が多い。
【0008】
一方で、ユーザ(患者)は、耳や目が悪くなっている場合も多く、本体の流量表示や確認音(音声ガイド)を認識できないこともある。したがって、ユーザにとっては、リモコンにおいて流量表示や確認音を認識できることが望ましい。
【0009】
したがって、在宅医療機器では、通常家庭内で使用される機器に比べて、より一層、リモコン操作の信頼性が求められる。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、リモコン操作の信頼性を向上することができる在宅医療機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の在宅医療機器は、ユーザの遠隔操作により動作可能な在宅医療機器であって、機器本体と、前記機器本体を遠隔操作するためのリモコン装置と、を有し、前記機器本体は、前記リモコン装置から送信された操作信号を受信する第1受信手段と、前記第1受信手段によって受信された操作信号の内容を検証する第1検証手段と、前記第1検証手段の検証結果を前記リモコン装置に送信する第1送信手段と、を有し、前記リモコン装置は、ユーザの操作入力に基づいて前記操作信号を送信する第2送信手段と、前記第1送信手段によって送信された前記検証結果を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段によって受信された前記検証結果の有無および内容を検証する第2検証手段と、前記第2検証手段の検証結果をユーザに報知する報知手段と、を有する、構成を採る。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、リモコン操作の信頼性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、ここでは、在宅医療機器として酸素濃縮器を例にとって説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施の形態に係る酸素濃縮器の外観を示す斜視図である。
【0015】
酸素濃縮器100は、主として在宅酸素療法において使用されるタイプのものであり、高濃度酸素の生成に必要な構成であるフィルタや吸気タンク、コンプレッサ、シーブベッド、圧力センサなど(いずれも図示せず)を含む内部構成は、筐体110内に収容されている。酸素濃縮器100の内部構成は、従来の酸素濃縮器と同様のものでもよいため、ここでは、それらについての詳細な説明を省略する。
【0016】
筐体110は、例えば、樹脂製であり、軽量化が図られている。なお、筐体110を木製とすることにより、筐体110自体に遮音性を持たせることもできる。また、酸素濃縮器100の主たる設置場所は患者の自宅内であるため、省スペース化を図るために、筐体110は薄型に形成されている。
【0017】
操作部120は、操作容易性のために筐体110の上面部に設けられている。操作部120には、酸素濃縮器100の電源部121と、高濃度酸素の流量を調節するための調節部122と、高濃度酸素の流量や酸素濃縮器100の動作異常などを表示する表示部123と、警報音や確認音(音声ガイド)を出力するスピーカ124と、鼻腔カニューラが設けられたチューブ(図示せず)を接続するための接続部125とが設けられている。
【0018】
本実施の形態では、ユーザ(多くの場合、患者)は、操作部120の代わりにリモコン130を操作して、酸素濃縮器100の本体100aに所望の動作をさせることができる。ここでは、例えば、リモコン130と本体100aとの間の通信には、赤外線を利用している(赤外線通信)。
【0019】
本実施の形態の特徴は、主として、第1に、リモコン130と本体100aとの間の赤外線通信を双方向にして(双方向通信)、リモコン130→本体100a→リモコン130という信号のやり取りを可能にし、かつ、リモコン130に報知機能を設けて、ユーザが自己の操作をリモコン130側で確認できるようにしたことである。また、第2に、上記の双方向通信を行うときに、赤外線信号の送受信の信頼性を向上するために、本体100aまたはリモコン130の少なくともいずれか一方について、互いに向きが異なる複数の送信素子/受信素子を設けたことである。
【0020】
図2は、リモコン130と本体100aとの間の通信系の構成を示すブロック図である。
【0021】
リモコン130は、例えば、図2に示すように、2個の赤外線発光素子131−1、131−2と、1個の赤外線受光素子132と、各部を制御する制御部133と、ユーザの操作入力を受け付ける操作部134と、本体100aの動作状態を表示したりエラーを表示したりするLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)135と、アラームを鳴らすブザー136とを有する。制御部133は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成されている。
【0022】
図3(A)は、リモコン130の外観の一例を示す斜視図であり、図3(B)は、リモコン130の外観の要部拡大斜視図である。
【0023】
図3(A)および図3(B)に示すように、2個の赤外線発光素子131−1、131−2は、互いに向きが異なるように設けられている。これにより、赤外線信号は、広い指向性を持って広範囲に発信されるため、リモコン130と本体100aの相対的な位置関係(向きを含む)や両者の間の障害物の有無などにかかわりなく、本体100aに確実に受信される可能性が高くなる。
【0024】
一方、本体100aは、例えば、図2に示すように、4個の赤外線発光素子141−1、141−2、141−3、141−4と、3個の赤外線受光素子142−1、142−2、142−3と、各部を制御する制御部143と、上記操作部120と、音声ガイドを出力するスピーカ124とを有する。制御部143は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成されている。
【0025】
図4は、本体100a側における赤外線発光/受光素子の取り付け位置の一例を示す図である。図5(A)は、本体100aを上から見た外観図であり、図4に示す上面側の取り付け位置の様子を示している。また、図5(B)は、図5(A)の要部拡大図である。
【0026】
図4に示すように、本体100a側における赤外線発光/受光素子の取り付け位置は、2箇所設けられている。第1の取り付け位置は、本体100aの正面右上の(矢印Aで示す)部分であり、第2の取り付け位置は、本体100aの上面右端の(矢印Bで示す)部分である。矢印Aで示す部分には、1個の赤外線発光素子141−1と、1個の赤外線受光素子142−1とが取り付けられている。また、矢印Bで示す部分には、3個の赤外線発光素子141−2、141−3、141−4と、2個の赤外線受光素子142−2、142−3とが取り付けられている。このとき、3個の赤外線発光素子141−2、141−3、141−4は、互いに向きが異なるように設けられている。また、2個の赤外線受光素子142−2、142−3も、互いに向きが異なるように設けられている。これにより、赤外線信号は、広い指向性を持って広範囲に送受信されるため、リモコン130と本体100aの相対的な位置関係(向きを含む)や両者の間の障害物の有無などにかかわりなく、リモコン130と本体100aの両者に確実に受信される可能性が高くなる。
【0027】
次いで、図6を用いて、上記構成を有する酸素濃縮器100の動作について説明する。
【0028】
図6は、リモコン130と本体100aとの間の通信処理の一例を示すフロー図である。また、図7は、リモコン130の表示例を示す図であり、特に、図7(A)は、発信表示の一例を示す図、図7(B)は、流量表示の一例を示す図、図7(C)は、エラー表示の一例を示す図である。
【0029】
まず、ユーザがリモコン130の操作部134の各ボタンを操作して所望の入力を行うと(S1000)、リモコン130は、制御部133で、入力された操作に対応する送信コード(操作信号)を生成し(S1100)、生成した送信コードを2個の赤外線発光素子131−1、131−2を通じて発信する(S1200)。ステップS1200の発信動作中は、例えば、図7(A)に示す発信表示がLCD135に表示される。
【0030】
一方、本体100aは、ステップS1200で発信された操作信号を3個の赤外線受光素子142−1、142−2、142−3の少なくともいずれか1つで受信する(S2000)。そして、本体100aは、制御部143で、ステップS2000で受信した操作信号の内容を検証して、良好(Good)かNGかを判断する(S2100)。この判断の結果として、本体100aは、ステップS2000で受信した操作信号の内容がNGであれば、当該受信結果を無視する(S2200)。これに対し、本体100aは、ステップS2000で受信した操作信号の内容が良好であれば、制御部143で、操作信号を良好に受信したことを示す返信コード(操作信号の内容を含む)を生成し(S2300)、生成した返信コードを4個の赤外線発光素子141−1、141−2、141−3、141−4を通じて発信する(S2400)。
【0031】
その後、リモコン130は、制御部133で、ステップS1200で操作信号を発信してから、本体100aからの返信コードを、所定時間(例えば、0.3秒)以内に、赤外線受光素子132で受信したか否かを判断する(S1300)。この判断の結果として、本体100aからの返信コードを所定時間(0.3秒)以内に受信した場合は(S1300:YES)、ステップS1600に進む。
【0032】
これに対し、本体100aからの返信コードを所定時間(0.3秒)以内に受信していない場合は(S1300:NO)、リモコン130は、制御部133で、さらに、同一の操作信号(送信コード)の送信回数が所定回数(例えば、3回)以内か否かを判断する(S1400)。この判断の結果として、同一の操作信号の送信回数が所定回数(3回)以内であれば(S1400:YES)、同一の操作信号を再送すべく、ステップS1200に戻る。これに対し、同一の操作信号の送信回数が所定回数(3回)を超えていれば(S1400:NO)、リモコン130は、エラーが発生したものと判断して、アラームを出力する(S1500)。アラームの出力形態としては、例えば、図7(C)に示すエラー表示をLCD135に表示したり、ブザー136を鳴らしたりする。
【0033】
ステップS1600では、リモコン130は、制御部133で、本体100aから受信した返信コードの内容を検証して、良好(Good)かNGかを判断する。この判断の結果として、リモコン130は、受信した返信コードの内容がNGであれば、ステップS1400に戻る。これに対し、リモコン130は、受信した返信コードの内容が良好であれば、制御部134で、返信コードを良好に受信したことを示す確認コードを生成し、かつ、本体100aが認識した操作内容をLCD135に表示したり、ブザーを鳴らして確認音(音声ガイド)を発生させたりする(S1700)。例えば、ユーザが流量を3.00L/分に設定指示した場合は、LCD135に図7(B)に示す流量表示が行われる。そして、リモコン130は、ステップS1700で生成した確認コードを2個の赤外線発光素子131−1、131−2を通じて発信する(S1800)。
【0034】
一方、本体100aは、ステップS1800で発信された確認コードを3個の赤外線受光素子142−1、142−2、142−3の少なくともいずれか1つで受信する(S2500)。そして、本体100aは、制御部143で、ステップS2500で受信した確認コードの内容を検証して、良好(Good)かNGかを判断する(S2600)。この判断の結果として、本体100aは、ステップS2500で受信した確認コードの内容がNGであれば、ステップS2300に戻り、再度、返信コードを生成する。これに対し、本体100aは、ステップS2500で受信した確認コードの内容が良好であれば、スピーカ124を通じて今回のリモコン操作に対応する音声ガイド(確認音)を出力し、かつ、今回のリモコン操作の内容に動作を変更する(S2700)。
【0035】
このように、本実施の形態によれば、リモコン130と本体100aとの間の赤外線通信を双方向にして(双方向通信)、リモコン130→本体100a→リモコン130という信号のやり取りを可能にし、かつ、リモコン130に報知機能を設けて、ユーザが自己の操作をリモコン130側で確認できるようにしたため、高度の信頼性が要求される酸素濃縮器100において、リモコン操作の信頼性を向上することができる。
【0036】
また、上記の双方向通信を行うときに、本体100aまたはリモコン130の少なくともいずれか一方について、互いに向きが異なる複数の送信素子/受信素子を設けたため、赤外線信号の送受信の信頼性、つまり、リモコン130の送受信の安全性を向上することができる。
【0037】
なお、本実施の形態では、酸素濃縮器100を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されず、任意の在宅医療機器に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施の形態に係る酸素濃縮器の外観を示す斜視図
【図2】本実施の形態におけるリモコンと本体との間の通信系の構成を示すブロック図
【図3】(A)本実施の形態におけるリモコンの外観の一例を示す斜視図、(B)本実施の形態におけるリモコンの外観の要部拡大斜視図
【図4】本実施の形態における本体側の赤外線発光/受光素子の取り付け位置の一例を示す図
【図5】(A)本実施の形態における本体を上から見た外観図であり、図4に示す上面側の取り付け位置の様子を示す図、(B)図5(A)の要部拡大図
【図6】本実施の形態におけるリモコンと本体との間の通信処理の一例を示すフロー図
【図7】本実施の形態におけるリモコンの表示例を示す図であり、(A)は、発信表示の一例を示す図、(B)は、流量表示の一例を示す図、(C)は、エラー表示の一例を示す図
【符号の説明】
【0039】
100 酸素濃縮器
110 筐体
120、134 操作部
124 スピーカ
130 リモコン
131−1、131−2、141−1、141−2、141−3、141−4 赤外線発光素子
132、142−1、142−2、142−3 赤外線受光素子
133、143 制御部
135 LCD
136 ブザー


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの遠隔操作により動作可能な在宅医療機器であって、
機器本体と、
前記機器本体を遠隔操作するためのリモコン装置と、を有し、
前記機器本体は、
前記リモコン装置から送信された操作信号を受信する第1受信手段と、
前記第1受信手段によって受信された操作信号の内容を検証する第1検証手段と、
前記第1検証手段の検証結果を前記リモコン装置に送信する第1送信手段と、
を有し、
前記リモコン装置は、
ユーザの操作入力に基づいて前記操作信号を送信する第2送信手段と、
前記第1送信手段によって送信された前記検証結果を受信する第2受信手段と、
前記第2受信手段によって受信された前記検証結果の有無および内容を検証する第2検証手段と、
前記第2検証手段の検証結果をユーザに報知する報知手段と、
を有する在宅医療機器。
【請求項2】
前記機器本体または前記リモコン装置の少なくともいずれか一方について、
前記機器本体の場合は、前記第1受信手段は、互いに向きが異なる複数の受信素子を有し、および/または、前記第1送信素子は、互いに向きが異なる複数の送信素子を有し、
前記リモコン装置の場合は、前記第2送信素子は、互いに向きが異なる複数の送信素子を有し、および/または、前記第2受信手段は、互いに向きが異なる複数の受信素子を有する、
請求項1記載の在宅医療機器。
【請求項3】
前記機器本体および前記リモコン装置は、赤外線を利用して互いに通信を行う、
請求項1または請求項2記載の在宅医療機器。
【請求項4】
前記在宅医療機器は、患者に高濃度酸素を供給する酸素濃縮器である、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の在宅医療機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−119762(P2010−119762A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−298133(P2008−298133)
【出願日】平成20年11月21日(2008.11.21)
【出願人】(000112602)フクダ電子株式会社 (196)