説明

外部モジュール、電子デバイス及び外部モジュールの駆動方法

【課題】この発明は、外部モジュール、電子デバイス及び電子モジュールの駆動方法を提供する。
【解決手段】電子デバイスはホスト及び複数の外部モジュールを含む。外部モジュールは、本体、第一コネクタ、移動部材及び第二コネクタを含み、電子デバイスに着脱可能に接続されている。本体は複数の接続ポートを有する。第一コネクタは接続ポートの一つに固定されている。電子デバイスは第一コネクタに電気的に接続され、外部モジュールに電力を供給して移動部材を駆動する。第二コネクタは本体内に設置される移動部材に実装され、第一コネクタに電気的に接続されている。移動部材は第二コネクタを駆動して、接続ポート間を切り替え、第二コネクタが位置する接続ポートは、第一コネクタが位置する接続ポートとは異なる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は外部モジュールに関し、特に、可動コネクタを有する外部モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の発展に伴い、今日、コンピュータはますます普及し、コンピュータの機能もますます多様化している。素早く、かつ便利にコンピュータパフォーマンスを高める、又は、コンピュータ機能を追加するため、コンピュータホストは、一般的に、AGPバススロット(AGP bus slots)、PCIバススロット(PCI bus slots)、USB拡張端子セット、又は、サンダーボルトバススロット(Thunderbolt bus slots)等のバスの拡張部を含んでいる。
【0003】
一般的に、マウス、プリンタ、スキャナ、又は外部ハードディスク等の周辺機器を接続するため、ホストには、もとから既に複数のバスコネクタが設けられている。しかしながら、全てのバスコネクタがユーザーの現在の需要を満足させることができるわけではない。したがって、コンピュータ周辺機器がますます多様化しているため、ユーザーは、ホストが充分な数のバスコネクタを提供していない、又は、ホストがバスコネクタを既に提供しているものの使用されず無駄になっているという状況に多々直面することがありうる。したがって、バスコネクタを充分に利用できる、又は、バスコネクタを需要に応じて変化させることのできるデバイス又は方法が必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
次に、この発明は、電子デバイスと互いに自由に直列かつ電気的に接続することのできる外部モジュールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、電子デバイスに着脱可能に接続するのに適した外部モジュールを提供する。外部モジュールは、本体、第一コネクタ、移動部材、及び第二コネクタを含む。本体は複数の接続ポートを有する。第一コネクタは接続ポートの一つに固定されている。電子デバイスは第一コネクタに電気的に接続され、外部モジュールに電力を提供するのに適している。移動部材は本体内に設置されている。第二コネクタは移動部材に実装され、第一コネクタに電気的に接続されている。移動部材は第二コネクタを駆動して、接続ポート間の切り替えを行い、第二コネクタが位置する接続ポートは第一コネクタが位置する接続ポートとは異なる。
【0006】
この発明は、ホスト及び複数の外部モジュールを含む電子デバイスを提供する。外部モジュールはホストに直列接続されている。各外部モジュールは、本体、第一コネクタ、移動部材、及び第二コネクタを含む。第一コネクタは本体内に設置され、ホスト又は別の外部モジュールに電気的に接続されている。移動部材は本体内に設置されている。第二コネクタは移動部材上に設置され、第一コネクタに電気的に接続されている。ホストは外部モジュールに電力を輸送し、移動部材を駆動し、第二コネクタを別の場所に移して、別の外部モジュールの第一コネクタに接続するのに適している。
【0007】
この発明は、外部モジュールの駆動方法を提供する。外部モジュールは電子デバイスに外部接続するのに適している。外部モジュールは、本体、移動部材、第一コネクタ及び第二コネクタを含む。本体は複数の接続ポートを有する。第一コネクタは接続ポートの一つに固定されている。移動部材は第二コネクタを駆動して、接続ポート間を切り替え、第二コネクタが位置する接続ポートは第一コネクタが位置する接続ポートとは異なる。この方法は、第一コネクタが電子デバイスに接続された後、電子デバイスによって移動部材に電力を供給する方法と、接続ポートのうちの一つの位置を電子デバイスに入力し、移動部材を駆動して、第二コネクタを接続ポートまで回転させる方法を含む。
【0008】
この発明の実施形態によると、前記移動部材は、回転軸、カンチレバー及び駆動ユニットをさらに含む。回転軸は本体内に設置されている。カンチレバーの一端は回転軸の中心に接続されている。第二コネクタはカンチレバーの別の一端に設置されている。駆動ユニットは回転軸に接続され、回転軸及びカンチレバーを駆動して回転させる。
【0009】
この発明の実施形態によると、前記回転軸はギアである。駆動ユニットは、電磁性部材及びラックを含む。電磁性部材は可動磁性部材及びそれを取り囲む複数のコイルを含む。ラックは可動磁性部材に接続され、回転軸に歯合している。コイルは電力を受け取り、可動磁性部材を駆動してラックを前後に押して、回転軸及びカンチレバーを回転させる。
【0010】
この発明の実施形態によると、前記本体は二つの異なる收納スペースを有する。第一コネクタは二つの收納スペースのうちの一つに設置されている。カンチレバー及び第二コネクタはもう一つの收納スペース内で回転する。
【0011】
この発明の実施形態によると、前記外部モジュールは回路板をさらに含む。回路板及び第一コネクタは一般的に同じ收納スペースに位置する。回路板は第一コネクタ、第二コネクタ及び駆動ユニットに電気的に接続されている。
【0012】
この発明の実施形態によると、回路板の輪郭は半円形である。回路板の縁は二つの收納スペースの境界に位置する。回転軸は回路板の中心に位置する。
【0013】
この発明の実施形態によると、前記移動部材はカンチレバー上に設置されたストッパーをさらに含む。カンチレバーが回路板の縁まで回転したとき、ストッパーは回路板に干渉する。
【0014】
この発明の実施形態によると、前記本体は、接続ポートの隣、かつ第二コネクタの回転経路上にそれぞれ位置し、第二コネクタをそれぞれの接続ポートに定位させる複数の可撓性定位部材をさらに含む。
【0015】
この発明の実施形態によると、前記移動部材は、互いに接続される駆動ユニット及びリンク機構を有する。駆動ユニットは電磁性部材を含む。第二コネクタはリンク機構上に設置されている。前記方法は、入力された接続ポートの位置に基づき、電子デバイスによって、電磁性部材に対応する電流を輸送し、カンチレバーを駆動してある角度を回転させ、第二コネクタを接続ポートに移動する方法をさらに含む。
【0016】
この発明の実施形態によると、前記方法は、入力された接続ポートの位置に基づき、電子デバイスによって、弾性部材に対応する電力を輸送し、弾性部材が電力を受け取って伸縮し、カンチレバーを駆動してある角度を回転させ、接続ポートに第二コネクタを移動する方法をさらに含む。
【0017】
この発明の上記の特徴及び長所をさらに明確かつ分かりやすくするため、以下、実施形態を挙げるとともに、図面を添付して詳細に説明する。
【発明の効果】
【0018】
上記に基づき、本発明において、移動部材は複数の接続ポートを有する外部モジュールの本体内に設置されている。移動部材は、回転可能な第二コネクタを駆動して、複数の接続ポート間を切り替える。外部モジュールは、電子デバイスに接続して外部モジュールに電力を輸送することのできる固定された第一コネクタをさらに含む。このようにして、外部モジュールの第二コネクタの位置は自由に切り替えることができ、外部モジュール使用における利便性及び融通性を高めることができる。さらに、この発明における第一コネクタ及び第二コネクタは、異なる機能を有する複数の外部モジュールを電子デバイスに直列接続するのに使用することができることから、この発明は電子デバイスの接続ポートの数不足の問題を充分に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、この発明の実施形態に基づく電子デバイスを示す図である。
【図2】図2は、図1で示される外部モジュールの透視図である。
【図3a】図3aは、図2で示される駆動ユニットを示す図である。
【図3b】図3bは、図2で示される駆動ユニットの別の状態を示す図である。
【図3c】図3cは、この発明の別の実施形態に基づく外部モジュールの駆動ユニットを示す図である。
【図4】図4は、図2のA−A線に沿った断面図である。
【図5】図5は、この発明の実施形態に基づく外部モジュール駆動方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、この発明の実施形態に基づく電子デバイスを示す図である。図1を参照すると、この実施形態における電子デバイス200は、ホスト210及び複数の外部モジュール100を含む。電子デバイス200は、ノートブック型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、タブレットパソコン又は独立した計算及び表示機能を有するホストシステムであることができる。各外部モジュール100は、電子デバイス200の拡張キットとして特定の機能を有する電子モジュールであり、例えば、テレビボックス、ブルーレイプレーヤー、スピーカーシステム等である。さらに、外部モジュール100は、電子デバイス200の周辺機器の機能を拡張し、電子デバイス200を使用する価値及び利便性を高めることができる。
【0021】
ここでは、説明のためにノートブック型コンピュータのみを描いている。ノートブック型コンピュータは、外部モジュール100に直列接続され、電気的直列接続パスC1を形成している。ここで、各外部モジュール100は需要に応じて修正及び変更されることができる。
【0022】
図2は、図1で示される外部モジュールの透視図であり、外部モジュール100の内部構造をより明確に示している。図2を参照すると、この実施形態における外部モジュール100は、本体110、第一コネクタ120、移動部材130、第二コネクタ140、及び回路板150を含む。第一コネクタ120及び第二コネクタ140の一方はプラグであることができ、もう一方はソケットであることができる。この実施形態において、第一コネクタ120はプラグであり、第二コネクタ140はソケットである。本体110は第一收納スペース114、第二收納スペース116、第一接続ポート112、及び複数の第二接続ポート112a、112bを有する。第一接続ポート112及び第一コネクタ120は第一收納スペース114内に設置されており、第一コネクタ120は第一接続ポート112に固定されている。電子デバイス200は、第一コネクタ120に電気的に接続され、電力を外部モジュール110に提供するのに適している。
【0023】
移動部材130は本体110内に設置されている。第二コネクタ140は移動部材130に実装され、第一コネクタ120に電気的に接続されている。移動部材130は第二收納スペース116内で回転し、第二コネクタ140を駆動して、第二接続ポート112aと第二接続ポート112b間を切り替える。回路板150は第一收納スペース114内に設置され、第一コネクタ120と第二コネクタ140間に電気的に接続されている。この実施形態において、回路板150は半円形をしている。回路板150は第一收納スペース114と第二收納スペース116の境界に位置する縁152を有し、移動部材130との協力により、本体110内部での回路板150の空間利用率を高めることができる。図2に示されるように、縁152に隣接する第二接続ポートの符号は112aとして示し、縁152に隣接しない第二接続ポートの符号は112bとして示している。しかしながら、本体の第二接続ポートの数は特定の数に制限されず、本体110の外側の輪郭に基づいて適切に変更することができる。
【0024】
図3aは、図2で示される駆動ユニットを示す図であり、図3bは、図2で示される駆動ユニットの別の状態を示す図である。図3a及び図3bを参照すると、特に、移動部材130は、回転軸132、カンチレバー134、及び駆動ユニット136を含む。回転軸132は、回路板150の中心154上に位置し円弧歯形の輪郭(例えば、回転軸132は実質上、歯車である)を有する。カンチレバー134の一端は回転軸132の中心に接続され、第二コネクタ140はカンチレバー134の別の一端に設置されている(図には描かれていない)。駆動ユニット136は電磁性部材136a及びラック136bを含む。電磁性部材136aは可動磁性部材162及びそれを取り囲む複数のコイル164を含む。可動磁性部材162は、回転軸132に歯合するラック136bに接続されている。
【0025】
駆動ユニット136は回路板150に電気的に接続され、ホスト210のパワーをコイル164に輸送する。このようにして、電磁効果のもとで、コイル164上の電流C2は可動磁性部材162を移動する磁力F1を生み、ラック136bを押して回転軸132を駆動し、回転パスP1に沿って回転させる。したがって、ユーザーは、コイル164上の電流C2の方向及び大小によって、第二コネクタ140の回転方向および回転角度をコントロールし、第二コネクタ140の位置を異なる接続ポート112a、112b間で切り替えることができる。
【0026】
図3cは、この発明の別の実施形態に基づく外部モジュールの駆動ユニットを示す図である。図3cを参照すると、上記の実施形態とは異なり、駆動ユニット336は、弾性部材336a(例えば、導電性の伸縮バネ)及びラック136bを含む。ラック136bは、上記の実施形態におけるラックと同様に回転軸132に歯合しているので、ここで重ねて述べることはしない。異なるのは、弾性部材336aの一端はラック136bに接続され、弾性部材336aは、電流を受信して、軸方向A1に沿って伸縮するのに適している点である。このように、弾性部材336aへの電流供給によって、弾性部材336aを伸縮させ、ラック136bを駆動して前後に移動させ、上記の実施形態と同様に、ラック136bにより回転軸132を駆動して前後に回転させることができる。
【0027】
図4は、図2のA−A線に沿った断面図である。図2及び図4を参照すると、特に、移動部材130は、カンチレバー134上に設置されたストッパー138をさらに含む。カンチレバー134が回路板150の縁152まで回転すると、ストッパー138と回路板150は物理的に干渉して、カンチレバー134が回路板150に向かってさらに回転するのを防止し、第二コネクタ140を図2に示される第二接続ポート112aに定位させる。さらに、本体110は、例えばゴム等により製造される複数の可撓性定位部材118をさらに含む。可撓性定位部材118は、第二接続ポート112bとは反対側で縁152とは隣接しない場所、かつ第二コネクタ140の回転パスP1上に位置し、第二コネクタ140を第二接続ポート112b上に定位させる。
【0028】
図5は、この発明の実施形態に基づく外部モジュール駆動方法のフローチャートである。図5を参照すると、ユーザーが外部モジュール100を駆動しようとするとき、外部モジュール100は、ステップS510においてホスト210に電気的に接続され、このとき、ホスト210は回路板150に電力を輸送することができる。ステップS520において、ユーザーは第二接続ポート112a、112bのうちの一つの位置をホスト210に入力する必要がある。ステップS530において、ホスト210は、入力された位置に基づき移動部材130の回転角度及び方向を決定し、移動部材130に対応する電流を供給して、第二コネクタ140を駆動し、接続しようとする第二接続ポート112a又は112bまで移動する。さらに、ステップS540において、ユーザーは、第二接続ポート112a又は112bに位置する第二コネクタ140に、別の外部モジュール100をさらに電気的に接続することができ、これによって直列接続された外部モジュール100を駆動して、それに接続された電子デバイス200を使用することができる。
【0029】
この発明の図に描かれていない別の実施形態において、第二コネクタの定位は手動でコントロールすることもできる。例えば、カンチレバーに手動コントロールボタンを設置することができ、手動コントロールボタンの少なくとも一部は本体の底面の外に露出している。回転レールは底面上に形成され、回転軸を取り囲んで、手動コントロールボタンがカンチレバーと共に回転レールに沿って回転できるようにしている。ユーザーは、第二コネクタの位置を切り替えようとするとき、第二コネクタが第二接続ポートに電気的に接続する位置まで、手動コントロールボタンを押して回転レールに沿って移動させるだけで良い。
【0030】
上記をまとめ、この発明において、移動部材は複数の接続ポートを有する外部モジュール内に設置されている。移動部材は回転可能な第二コネクタを駆動して、接続ポート間を切り替える。外部モジュールは、固定された第一コネクタをさらに含み、電子デバイスに接続して外部モジュールに電力を提供することができる。外部モジュールは、電子デバイスから提供される電力を使用して、移動部材の電磁性部材を駆動し、回転軸及び第二コネクタに接続されたカンチレバーを順に駆動して回転させ、第二コネクタを接続しようとする接続ポートまで回転させ、電気的接続を形成する。外部モジュールの第二コネクタの位置は自由に切り替えられることから、異なる機能を有する複数の外部モジュールは、自由にアレンジして直列接続することができる。直列接続された外部モジュールは、電子デバイスの拡張キットとして電子デバイスに接続されることができる。これによって、外部モジュールを使用する利便性及び外部モジュールの組み合わせの融通性を高めることができる。さらに、この発明は、複数の外部モジュールを同時に電子デバイスに接続するために、一つのコネクタを電子デバイスに接続するだけでよいことから、この発明は、電子デバイスの接続ポートの数不足の問題を充分に解決することができる。
【0031】
以上のように、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、この発明の保護の範囲は、特許請求の範囲、及びそれと均等な領域を基準として定めなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0032】
この発明において、外部モジュールの移動部材は、回転可能な第二コネクタを駆動して接続ポート間を切り替えるため、外部モジュールの第二コネクタの位置は自由に切り替えられることができる。異なる機能を有する外部モジュールは自由にアレンジして直列接続することができる。これによって、外部モジュールを使用する利便性及び外部モジュールの組み合わせの融通性を高めることができる。さらに、この発明は、電子デバイスの接続ポートの数不足の問題を充分に解決することができる。このように、この発明の外部モジュール及び電子デバイスは市場において普及することができる。
【符号の説明】
【0033】
100 外部モジュール
110 本体
112 第一接続ポート
112a、112b 第二接続ポート
114 第一收納スペース
116 第二收納スペース
118 可撓性定位部材
120 第一コネクタ
130 移動部材
132 回転軸
134 カンチレバー
136、336 駆動ユニット
136a 電磁性部材
136b ラック
138 ストッパー
140 第二コネクタ
150 回路板
152 縁
154 中心
162 可動磁性部材
164 コイル
200 電子デバイス
210 ホスト
336a 弾性部材
C1 電気的直列接続パス
C2 電流
P1 回転パス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子デバイスに着脱可能に接続される外部モジュールであって、
複数の接続ポートを有する本体と、
前記複数の接続ポートの一つに固定される第一コネクタと、
前記本体内に設置される移動部材と、
前記移動部材上に設置され、前記第一コネクタに電気的に接続される第二コネクタと、
を備え、
前記電子デバイスは前記第一コネクタに電気的に接続されて、前記外部モジュールへ電力を供給し、前記移動部材を駆動して、前記第二コネクタを前記複数の接続ポート間で切り替え、かつ前記第二コネクタが位置する接続ポートは、前記第一コネクタが位置する接続ポートとは異なることを特徴とする外部モジュール。
【請求項2】
前記移動部材は、
前記本体内に設置された回転軸と、
一端が前記回転軸の中心に接続され、前記第二コネクタが別の一端に設置されるカンチレバーと、
前記回転軸に接続され、前記回転軸及び前記カンチレバーを駆動して回転させる駆動ユニットと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の外部モジュール。
【請求項3】
前記回転軸はギアであり、前記駆動ユニットは、
可動磁性部材及びそれを取り囲む複数のコイルを含む電磁性部材と、
前記可動磁性部材に接続され、前記回転軸に歯合するラックと、
を備え、
前記複数のコイルは、電力を受け取って前記可動磁性部材を駆動し、前記ラックを前後に押して、前記回転軸及び前記カンチレバーを回転させることを特徴とする請求項2に記載の外部モジュール。
【請求項4】
前記回転軸はギアであり、前記駆動ユニットは、
弾性部材と、
前記回転軸に歯合して、前記弾性部材の一端に接続されるラックと、
を備え、
前記弾性部材は、電力を受け取って伸縮し、前記ラックを駆動して前後させ、前記回転軸及び前記カンチレバーを駆動して回転させることを特徴とする請求項2に記載の外部モジュール。
【請求項5】
前記本体は二つの異なる收納スペースを有し、前記外部モジュールは、前記第一コネクタ、前記第二コネクタ及び前記駆動ユニットに電気的に接続される回路板を含み、前記回路板及び前記第一コネクタは前記收納スペースのうちの一方に位置し、前記カンチレバー及び前記第二コネクタはもう一方の收納スペースに位置することを特徴とする請求項2に記載の外部モジュール。
【請求項6】
前記移動部材は、前記カンチレバー上に設置されたストッパーをさらに含み、前記カンチレバーが前記回路板の縁まで回転すると、前記ストッパーが前記回路板に干渉することを特徴とする請求項5に記載の外部モジュール。
【請求項7】
前記本体は、各前記接続ポートの隣かつ前記第二コネクタの回転パス上にそれぞれ位置し、前記第二コネクタを各前記接続ポートに定位させる複数の可撓性定位部材をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の外部モジュール。
【請求項8】
電子デバイスであって、
ホストと、
前記ホストに直列接続された複数の外部モジュールを含み、各前記外部モジュールは、
本体と、
前記本体内に設置され、前記ホスト又は別の外部モジュールに電気的に接続される第一コネクタと、
前記本体内に設置される移動部材と、
前記移動部材上に設置され、前記第一コネクタに電気的に接続される第二コネクタと、
を備え、
前記ホストは前記外部モジュールに電力を輸送して、前記移動部材を駆動し、前記第二コネクタをある位置まで移動して別の外部モジュールの前記第一コネクタに接続することを特徴とする電子デバイス。
【請求項9】
前記本体は複数の接続ポートを有し、前記第一コネクタは前記複数の接続ポートの一つに固定され、前記第二コネクタは残りの前記複数の接続ポートの間を切り替えられることを特徴とする請求項8に記載の電子デバイス。
【請求項10】
前記移動部材は、
前記本体内に設置された回転軸と、
一端が前記回転軸の中心に接続され、前記第二コネクタが別の一端に設置されるカンチレバーと、
前記回転軸に接続され、前記回転軸及び前記カンチレバーを駆動して回転させる駆動ユニットと、
を備えることを特徴とする請求項8に記載の電子デバイス。
【請求項11】
前記回転軸はギアであり、前記駆動ユニットは、
可動磁性部材及びそれを取り囲む複数のコイルを含む電磁性部材と、
前記可動磁性部材に接続され、前記回転軸に歯合するラックと、
を備え、
前記複数のコイルは、電力を受け取って前記可動磁性部材を駆動し、前記ラックを前後に押して、前記回転軸及び前記カンチレバーを回転させることを特徴とする請求項10に記載の電子デバイス。
【請求項12】
前記回転軸はギアであり、前記駆動ユニットは、
弾性部材と、
前記回転軸に歯合して、前記弾性部材の一端に接続されるラックと、
を備え、
前記弾性部材は、電力を受け取って伸縮し、前記ラックを駆動して前後させ、前記回転軸及びカンチレバーを駆動して回転させることを特徴とする請求項10に記載の電子デバイス。
【請求項13】
前記本体は二つの異なる收納スペースを有し、前記外部モジュールは、前記第一コネクタ、前記第二コネクタ及び前記駆動ユニットに電気的に接続される回路板を含み、前記回路板及び前記第一コネクタは前記收納スペースのうちの一方に位置し、前記カンチレバー及び前記第二コネクタはもう一方の收納スペースに位置することを特徴とする請求項10に記載の電子デバイス。
【請求項14】
前記移動部材は、前記カンチレバー上に設置されたストッパーをさらに含み、前記カンチレバーが前記回路板の縁まで回転すると、前記ストッパーが前記回路板に干渉することを特徴とする請求項13に記載の電子デバイス。
【請求項15】
前記本体は、各前記接続ポートの隣かつ前記第二コネクタの回転パス上にそれぞれ位置し、前記第二コネクタを各前記接続ポートに定位させる複数の可撓性定位部材をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の電子デバイス。
【請求項16】
外部モジュールの駆動方法であって、
前記外部モジュールは電子デバイスに外部的に接続され、前記外部モジュールは、
本体と、
移動部材と、
第一コネクタ及び第二コネクタと、
を備え、
前記本体は複数の接続ポートを有し、前記第一コネクタは前記複数の接続ポートの一つに固定され、前記移動部材は前記第二コネクタを駆動して前記複数の接続ポート間を切り替え、前記第二コネクタが位置する接続ポートは、前記第一コネクタが位置する接続ポートとは異なり、
前記方法は、
前記第一コネクタを前記電子デバイスに接続するに際し、前記電子デバイスによって前記移動部材に電力を提供するステップと、
前記電子デバイスに前記複数の接続ポートの一つの位置を入力し、前記移動部材を駆動して、前記第二コネクタを前記接続ポートまで回転させるステップと、
を含む外部モジュールの駆動方法。
【請求項17】
前記移動部材は、
前記本体内に設置され、円弧歯形の輪郭を有する回転軸と、
一端が前記回転軸の中心に接続され、前記第二コネクタが別の一端に設置されるカンチレバーと、
前記回転軸に接続され、前記回転軸及び前記カンチレバーを駆動して回転させる駆動ユニットと、
を備え、
前記駆動ユニットは、
可動磁性部材及びそれを取り囲む複数のコイルを含む電磁性部材と、
前記可動磁性部材に接続され、前記回転軸に歯合するラックと、
を備え、
前記複数のコイルは、電力を受け取って前記可動磁性部材を駆動し、前記ラックを前後に押して、前記回転軸及び前記カンチレバーを回転させ、
前記方法は、
入力された前記接続ポートの位置に基づき、前記電子デバイスによって対応する電流を前記電磁性部材に輸送し、前記カンチレバーを駆動してある角度を回転させ、前記第二コネクタを前記接続ポートに移動させることをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の外部モジュールの駆動方法。
【請求項18】
前記移動部材は、
前記本体内に設置され、円弧歯形の輪郭を有する回転軸と、
一端が前記回転軸の中心に接続され、前記第二コネクタが別の一端に設置されるカンチレバーと、
前記回転軸に接続され、前記回転軸及び前記カンチレバーを駆動して回転させる駆動ユニットと、
を含み、
前記駆動ユニットは、
弾性部材と、
前記回転軸に歯合して、前記弾性部材の一端に接続されるラックと、
を備え、
前記弾性部材は、電力を受け取って伸縮し、前記ラックを駆動して前後させ、前記回転軸及び前記カンチレバーを駆動して回転させ、
前記方法は、
入力された前記接続ポートの位置に基づき、前記電子デバイスによって対応する電流を前記弾性部材に輸送し、前記弾性部材は前記電力を受け取って伸縮し、前記カンチレバーを駆動してある角度を回転させ、前記第二コネクタを前記接続ポートに移動させることをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の外部モジュールの駆動方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3a】
image rotate

【図3b】
image rotate

【図3c】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2013−58197(P2013−58197A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−193690(P2012−193690)
【出願日】平成24年9月4日(2012.9.4)
【出願人】(509024640)エイサー インコーポレイテッド (14)
【氏名又は名称原語表記】ACER INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】8F, 88, Section 1, Hsin Tai Wu Road,Hsichih,Taipei Hsien 221, Taiwan