説明

多機能時計

【課題】本発明は、時計の表示方法を選択でき、情報センターを介して映像画像、広告を取り込むことが出来、空いているスペースに絵や広告等を表示することが出来る多機能時計に関する。一般に、時計は、購入時表示方法、デザインが決まっており、一部を除いては、使用途中で変更することが出来ず、模様替え、引っ越し等の際、設置場所の雰囲気に合わないと破棄し、ゴミとなる問題があった。又、街頭広告は設置、張り替え時、手間や費用がかかる問題があった。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明は時計の表示方法(針、数字、絵など)の選択をすることができ、情報センターから配信された情報を、多機能時計本体に映像再生機能を搭載し、空いているスペースにダウンロードした絵や、広告等の表示をディスプレイに同時にすることが出来、それらの多機能時計は屋外で大型、または屋内で小型、中型などにすることが出来る多機能時計を提供することを見出した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、時計に関する。さらに詳しくは、時刻表示の方法を数種類から選択し、自由に変更する事が可能であり、本体に映像受信および再生装置を有し、背景のデザインとして映像を再生することができ、広告映像も表示することが可能である多機能な置き時計および掛け時計及び屋外大型時計等(以下、多機能時計と称する)に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に販売されている置き時計や掛け時計はデザインが固定されており、購入後は変更をすることができない。例えば時刻表示は、デジタル表示や針表示等の複数種類があり、デジタル表示のものでボタンにより数字の大きさ等を切り替えることが出来るものはあるが、デジタル表示を針表示に変更させることや同時に表示させることができないのが現状である。文字盤の色やデザインに関しても固定されており、変更することができないので、引っ越し等において部屋を模様替えした際に、インテリアと合わなくなってしまったり、色やデザインに飽きてしまった場合は、新規の時計を購入しなければならず、時刻表示機能に支障がなくても以前の時計を廃棄しなければならないという問題点があった。一方、大型の屋外時計に関しては、時刻表示の機能だけを有するものが多く、その他の機能を有するものはないのが現状である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上の事実を鑑み、本発明者は時刻表示の方法や背景のデザインを自由に変更でき、広告宣伝映像を受信、再生することができるような多機能な時計を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者らは、上記の課題を解決するために、液晶や有機ELパネル等のディスプレイにより時計を構成することを見いだした。詳しくは、映像受信装置および映像再生装置を備えた液晶等のディスプレイに時計の文字盤や針、デジタル表示用の数字及び、ディスプレイに自然の風景や絵画、著名なデザイナーのデザイン画、または広告映像等を再生することにより時計として機能させる。一方、前記の映像受信装置はインターネット等の通信ネットワークを介して映像配信サーバーから時計表示や文字盤のデザイン画像、広告映像等を受信することが可能であり、映像再生装置は映像受信装置が受信した映像を再生することが可能である。また、映像再生装置は、USBメモリやDVD等に保存された画像を再生することも可能である。以上により、利用者は時計を好みの文字盤デザインや表示方法に自由に変更することが可能となる。
【発明の効果】
【0005】
従来、時計を使用する効果は時間が確認できることのみであったが、本発明の利用により、表示方法を複数から選択することができ、目的にあったデザインを選ぶ楽しみが増え、飽きを防ぎ廃棄を減らすことが出来る。また、活用されていなかった表示画面に広告を表示することが可能となり、その広告主から広告料の収入が見込まれることから時計本体や通信料金に充てることにより料金を引き下げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の一実施形態を示したブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態の正面図である
【図3】本発明の一実施形態の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は下記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が行いうる変更、改良を施した種々の形態について実施することができる。まず、装置全体の概略構成について説明すると、本発明は図1のブロック図が示すように、情報センター1と多機能時計2から構成される。また、情報センター1、多機能時計2はインターネット等の通信ネットワーク3により通信が可能であることを特徴とする。情報センター1に関して説明すると、情報センター1は、映像配信サーバー101を有する。多機能時計2に関して説明すると、本発明の多機能時計はインターネットを介する映像受信装置201、と映像取り込み装置202と映像再生装置203とディスプレイ204、時計機能装置205を有する。ディスプレイ204に関して説明すると時計表示部分204−aと広告映像表示部分204−bを有する。時計機能装置205に関して説明すると、時計機能装置205は、直接時計表示部分204−aと連動し数種類の時計表示をすることが出来ることを特徴とする。
【0008】
前記のディスプレイ204に関して図2によりさらに詳しく説明する。図2は時計表示部分204−aと広告映像表示部分204−bの一例である。ディスプレイ204は、時計表示部分204−aと広告映像表示部分204−bを有し、同時に両方を表示、もしくはどちらか一方を表示することが出来る。ディスプレイ204の大きさは屋外や屋内設置の目的によって選択出来、表面を防水加工、無反射保護フィルム等施すことが出来る事を特徴とする。時計表示部分204−aは、図示していないが、外部にある表示選択ボタンによって針表示、デジタル数字表示等の数種類の表示方法、大きさ、配置から選択できることを特徴とする。時計表示部分204−aは、時計機能装置205と連動し、針表示、デジタル数字表示、数種類の表示方法を有することを特徴とする。広告映像表示部分204−bは情報センター1より配信された情報を通信ネットワーク3を通じて映像受信装置201が受信し、映像再生装置203で表示できるように変換し、映像を表示する。また、映像取り込み装置より取り込んだ画像、データを、映像再生装置203で表示できるように変換し、広告映像表示部分204−bで表示する。
【0009】
映像取り込み装置202は、USBメモリやCD,DVDなどの映像記憶媒体を用いて取り込みを行うことができる。
【0010】
図2は、本発明の正面図を示しており、ディスプレイ204に、時計表示部分204−aと広告映像部分204−bを表示することができ、時計表示の大きさ、位置n背景を選択することができ、時計表示部分204−aと広告映像部分204−bを同時表示もしくはどちらか一方を表示することができる。
【0011】
図3は、本発明の側面図を示しており、映像取り込み装置202を完備していることを特徴とする。
【符号の説明】
【0012】
1 情報センター
101 映像配信サーバー
2 多機能時計
201 映像受信装置
202 映像取り込み装置
203 映像再生装置
204 ディスプレイ
a 時計表示部分
b 広告映像表示部分
205 時計機能装置
3 配信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は、少なくとも以下の(1)〜(11)の要件;
(1) 映像配信サーバーからの情報を受信する機能を有し、
本体に
(2) ディスプレイ
(3) 映像受信装置
(4) 映像再生装置
(5) 時計機能装置
(6) 時計表示選択ボタン
(7) 目覚まし装置
(8) 時刻変更装置
(9) 映像取り込み装置
を有することを特徴とする多機能時計。
【請求項2】
本発明の多機能時計は、情報センターとインターネット等の通信ネットワークにより相互に通信が可能であり、該情報センターが有する映像配信サーバーから配信される映像情報を請求項1に記載の映像受信装置により受信し、該自受情報を映像再生装置により再生する他、USBやDVD等に保存された情報を再生する再生装置などを併設した映像再生装置により再生することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の多機能時計。
【請求項3】
請求項1に記載のディスプレイは、時計表示部分と、風景画、デザイン画及び広告等の映像表示部分を有し、同時もしくは一方を表示することが可能であり、屋外、屋内で使用出来るものであり、防水効果、無反射保護フィルム等用途に応じて使用を選択、変更することができることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の多機能時計。
【請求項4】
本発明の多機能時計は、時計表示選択ボタン、目覚まし装置、時刻変更装置を有し、時計機能装置が完備している時計表示の、デジタル数字表示、針表示、絵の表示等いずれかを選択、もしくは複合して表示することが出来ることを特徴とする請求項1に記載の多機能時計。
【請求項5】
本発明の多機能時計の電源は、図していないが、大型バッテリーや乾電池などの蓄電出来るものを有し、また、それ以外に外部から電源がとれるように電気差し込み口を有し、通常電気を使用しない場合、もしくは停電した場合に大型はバッテリー装置内蔵により稼働することが出来ることを特徴とする請求項1に記載の多機能時計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−69732(P2011−69732A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−221220(P2009−221220)
【出願日】平成21年9月25日(2009.9.25)
【出願人】(596018137)
【Fターム(参考)】