説明

宴会予約支援システム

【課題】
宴会を行う場合に、幹事が他の参加者に店舗、日時などを相談しながら、店舗や日時などの予約を行うことが出来る、宴会予約支援システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
飲食店情報記憶手段と、宴会情報記憶手段と、参加者情報記憶手段と、飲食店の検索を行い、結果を幹事端末に送信する飲食店情報検索手段と、飲食店と日時の候補の情報を登録する宴会情報登録手段と、飲食店と日時の候補の電子メールを参加者に対して送信する参加者送信手段と、参加者が選択した宴会の日時の情報と、飲食店の候補に対する客観的な評価の情報とを受信して加算する集計手段と、回答の締め切り後、幹事が決定した飲食店に対して宴会の予約の電子メールを送信する第1の予約手段と、決定した日時と飲食店の情報とを参加者に対して送信する決定送信手段と、を有する宴会予約支援システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、宴会を行う場合に、幹事が他の参加者に店舗、日時などを相談しながら、店舗や日時などの予約を行うことが出来る、宴会予約支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
忘年会や新年会、歓送迎会、或いはコンパなどのように複数の者が集まって宴会を行うことが多々ある。このような宴会では幹事が決められ、その幹事が店舗や日時を設定し、他の参加者に連絡をしている。
【0003】
近年、インターネットの発達により、宴会の主たる会場である飲食店の情報をネットワークで把握することが出来るようになったことから、下記特許文献1に記載のように、まず各参加者から都合の良い日程の候補を受け付けることで日程を幹事が決定し、その後、同様に、飲食店やその料理ジャンルなどを各参加者から受け付けることで、飲食店を決定することで、宴会の段取りを行う発明がある。
【0004】
【特許文献1】特開2003−58665号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし上述の特許文献1に記載の場合、決定された飲食店について、幹事が選んだ飲食店の中から好みの飲食店を選んで送信するだけなので、幹事は、実際にその参加者が選んだ飲食店が、どの程度、その参加者の好みにあったのかが分からない。つまり、非常に良い印象を持ったから選んだのか、予め選ばれた飲食店には良い印象がないのだけれども、選ばざるを得ないからその中でも一番悪くない飲食店から選んだ、といったように差がある。従って、参加者から最も選ばれた飲食店で宴会を行うことを決定したからといって、宴会の参加者から必ずしも受け入れられるとは限らない。
【0006】
また各参加者は各々好きな日程をカレンダーから選択して要望として幹事に送信することとなるので、特に参加者が多い場合には収拾がつかなくなる可能性がある。つまり、各自が都合の良い日程を告げるだけなので、幹事がそれを取り纏め、一つの日程に絞るのが大変であるという、問題点がある。
【0007】
更に幹事から各参加者には、宴会の会場となる飲食店の店舗名や住所、宴会の日程などは通知されるが、その地図までは通知されないので、参加者は、住所などから飲食店の場所を各自で調べる必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる各種の課題に鑑み、本発明者は、下記に記載するような宴会予約支援システムを発明した。
【0009】
請求項1の発明は、飲食店に関する情報を記憶する飲食店情報記憶手段と、宴会の日時の候補の情報と、前記宴会を開く飲食店の候補の情報とを記憶する宴会情報記憶手段と、前記宴会の参加者の属性情報を記憶する参加者情報記憶手段と、前記宴会の幹事が利用する幹事端末から前記飲食店の検索条件を受信し、前記飲食店情報記憶手段から前記検索条件を満たす飲食店の情報を取得して前記幹事端末に送信する飲食店情報検索手段と、前記検索した飲食店のうち選択された飲食店を候補として登録する指示と、前記宴会の日時の候補の情報とを前記幹事端末から受信し、前記選択された飲食店を、前記宴会の飲食店の候補とし、前記飲食店の候補と日時の候補とを前記宴会情報記憶手段に記憶させる宴会情報登録手段と、前記宴会の参加者として設定された参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得し、前記宴会の飲食店の候補、日時の候補とを記載した電子メールを、前記取得した電子メールアドレスに対して送信する参加者送信手段と、前記参加者が選択した宴会の日時の情報と、前記飲食店の候補に対する客観的な評価の情報とを前記幹事への回答として前記参加者が利用する参加者端末から受信し、前記宴会情報記憶手段の前記宴会の日時の候補への賛同者数と前記飲食店に対する客観的な評価とに加算する集計手段と、前記回答の締め切り後、前記幹事が決定した宴会の日時及び飲食店の情報を前記幹事端末から受信し、前記決定した飲食店の電子メールアドレスを前記飲食店情報記憶手段から取得し、前記取得した飲食店の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する第1の予約手段と、前記宴会の参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得し、前記決定した宴会の日時及び飲食店の情報とを前記取得した電子メールアドレスに対して送信する決定送信手段と、を有する宴会予約支援システムである。
【0010】
請求項2の発明は、飲食店に関する情報を記憶する飲食店情報記憶手段と、宴会の日時の候補の情報と、前記宴会を開く飲食店の候補の情報とを記憶する宴会情報記憶手段と、前記宴会の参加者の属性情報を記憶する参加者情報記憶手段と、前記宴会の幹事が利用する幹事端末から前記飲食店の検索条件を受信し、前記飲食店情報記憶手段から前記検索条件を満たす飲食店の情報を取得して前記幹事端末に送信する飲食店情報検索手段と、前記検索した飲食店のうち選択された飲食店を候補として登録する指示と、前記宴会の日時の候補の情報とを前記幹事端末から受信し、前記選択された飲食店を、前記宴会の飲食店の候補とし、前記飲食店の候補と日時の候補とを前記宴会情報記憶手段に記憶させる宴会情報登録手段と、前記宴会の参加者として設定された参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得し、前記宴会の飲食店の候補、日時の候補とを記載した電子メールを、前記取得した電子メールアドレスに対して送信する参加者送信手段と、前記参加者が選択した宴会の日時の情報と、前記飲食店の候補に対する客観的な評価の情報とを前記幹事への回答として前記参加者が利用する参加者端末から受信し、前記宴会情報記憶手段の前記宴会の日時の候補への賛同者数と前記飲食店に対する客観的な評価とに加算する集計手段と、前記回答の締め切り後、前記幹事が決定した宴会の日時及び飲食店の情報を前記幹事端末から受信し、予め定められた仲介者の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する第2の予約手段と、前記宴会の参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得し、前記決定した宴会の日時及び飲食店の情報とを前記取得した電子メールアドレスに対して送信する決定送信手段と、を有する宴会予約支援システムである。
【0011】
請求項1及び請求項2の発明のように構成することで、宴会の参加者はどの飲食店が良いか、ということよりも、どの程度その飲食店が良いか、といったような選ぶ飲食店に対する積極的意思或いは消極的意思を幹事に伝えることが出来る。これによって、幹事は、参加者が候補となった飲食店が気に入ったから選んだのか、他に選択肢がなく、候補の中ではこれが一番悪くないといった消極的意思から選んだのかを、ある程度判断することが出来る。そして消極的意思が多いと幹事が印象を受けた場合には、別の飲食店を候補として選び直すことも出来る。これにより、宴会が参加者からより受け入れられるものとなる。
【0012】
また予約としては、請求項1に記載のように、幹事が直接飲食店に予約をすることとしても良いし、請求項2に記載のように、仲介者を立てても良い。仲介者を立てた場合、幹事の負担を軽減することが出来る。
【0013】
請求項3の発明は、前記集計手段は、前記幹事端末、前記参加者端末に対して、前記回答の途中経過及び/又は結果をグラフ形式にして送信する、宴会予約支援システムである。
【0014】
このように候補に対する参加者からの回答をグラフ化することによって、視覚的認識が容易になる。
【0015】
請求項4の発明は、前記宴会予約支援システムは、更に、前記飲食店の周辺の地図情報を記憶する地図情報記憶手段を有しており、前記決定送信手段は、前記参加者に送信する電子メールアドレスに、前記飲食店の周辺の地図情報を添付して送信する、宴会予約支援システムである。
【0016】
また宴会を行う飲食店が決定された場合には、本発明のように、飲食店の周辺地図を添付することによって、参加者は容易にその場所を把握することが出来る。従来は住所から自分で地図を検索して出力していたが、その検索の負担がなくなる。
【0017】
請求項5の発明は、前記参加者情報記憶手段は、更に、複数の参加者を一つのグループとして記憶しており、前記参加者送信手段及び前記決定送信手段は、前記グループが参加者として選択された場合には、前記グループに属する参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得して、電子メールを送信する、宴会予約支援システムである。
【0018】
参加者個人を選択するのではなく、参加者としてグループを選択可能にしても良い。グループを参加者とする場合には、個々の参加者を選択する負担が軽減される。またグループを選択すれば、そのグループに属する者が自動的に参加者となり、電子メールも送信されるので、一層の負担軽減となる。
【0019】
請求項6の発明は、前記宴会予約支援システムは、更に、前記回答の締め切り後、前記幹事が決定した宴会の日時及び飲食店の情報を前記幹事端末から受信し、前記決定した飲食店の電子メールアドレスを前記飲食店情報記憶手段から取得し、前記取得した飲食店の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する第1の予約手段を、有しており、前記第1の予約手段及び第2の予約手段を含むどのような方法で予約を行うかを選択する画面を前記幹事端末に送信し、前記幹事端末からその選択の結果を受信することで、その選択された予約方法で第1の予約手段又は第2の予約手段により前記宴会の予約の電子メールを送信する、宴会予約支援システムである。
【0020】
本発明によって、幹事は、自分で飲食店に直接予約をするか、仲介者に予約を依頼するかを選択することが出来る。
【0021】
請求項7の発明において、前記第1の予約手段は、前記幹事が決定した宴会の日時の情報を前記幹事端末から受信すると、前記決定された日時を選択した参加者を出席者とし、決定した日時以外の日時を選択した参加者を欠席者として決定して前記宴会情報予約手段に記憶し、前記決定した飲食店の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する際に、前記出席者とした人数を参加人数として記載した上で送信する、宴会予約支援システムである。
【0022】
請求項8の発明において、前記第2の予約手段は、前記幹事が決定した宴会の日時の情報を前記幹事端末から受信すると、前記決定された日時を選択した参加者を出席者とし、決定した日時以外の日時を選択した参加者を欠席者として決定して前記宴会情報予約手段に記憶し、前記仲介者の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する際に、前記出席者とした人数を参加人数として記載した上で送信する、宴会予約支援システムである。
【0023】
これらの発明によって、日程が合う参加者を出席者として自動的に設定することが出来るので、幹事が参加人数を数え上げる必要がなくなる。特に大規模な宴会の場合には参加人数のカウントが大変なので、それを正確に行うことが出来る。
【0024】
請求項9の発明において、前記宴会予約支援システムは、更に、前記参加者送信手段が各参加者の電子メールアドレスに対して送信した電子メールに対する回答を、所定時間経過しても前記集計手段が受信しない場合には、前記受信しない参加者に対して回答を促す電子メールを送信するリマインド手段、を有する宴会予約支援システムである。
【0025】
宴会に対する回答を受信しないことには、幹事は参加人数等の確定や飲食店に対する評価等を知ることも出来ないので、非常に困る。そこで所定時間(数日であっても良い)経過しても何らの返事を寄越さない者に対してリマインドの電子メールを送信することで、その返答を促すことが出来る。
【発明の効果】
【0026】
本発明によって、飲食店について、従来のように、参加者から「このお店が良い」ということのみならず、「このお店の印象は何点である」とのような客観的な評価を得られるので、参加者が積極的に選択しているのか、やむを得ず(消極的に)選択したに過ぎないのかを幹事が把握することが出来る。従って、参加者から最も選ばれた飲食店であったとしても、その客観的評価が低ければ、消極的に選択したに過ぎないと幹事が判断し、別の飲食店を候補としてあげることも可能となる。
【0027】
また幹事が予め選択した日時の候補を送信し、参加者がその中から選択をする構成をとるので、参加者は自らの「都合が良い日」ではなく、「都合が悪くない日」を基準に日時を判断して幹事に送信する傾向が強まる。これによって幹事の日時の取り纏めも容易になる。
【0028】
更に宴会の予定が決定した場合、参加者には地図が付された通知を幹事から送信することが出来るので、参加者の利便性の向上につながる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
本発明の宴会予約支援システム1のシステム構成の一例を図1のシステム構成図を用いて説明する。宴会予約支援システム1は、インターネット等のネットワーク15を介して、宴会の参加者が利用するコンピュータ端末(参加者端末14)、宴会の幹事が利用するコンピュータ端末(幹事端末2)との間でデータの送受信が可能である。
【0030】
本発明の宴会予約支援システム1は、CPUなどの演算処理装置、RAMやハードディスクなどの記憶装置を有するコンピュータ端末(サーバも含む)上でその処理が実現される。宴会予約支援システム1を実現するプログラムは、当該コンピュータ端末のハードディスクに記録されており、それが所定の操作がされることによってRAMなどに読み込まれ、その機能(手段)を演算処理装置で実行することで、処理が行われる。そしてその処理に用いる記憶手段として記憶する情報は、データベースやデータファイルなどの各種のファイル保存形式でRAMやハードディスクなどの記憶装置に記憶されており、その処理の際に適宜読み出されることで処理が行われる。また処理結果もRAMやハードディスクなどの記憶装置に書き出され、適宜記憶される。
【0031】
宴会予約支援システム1は、飲食店情報検索手段3と飲食店情報記憶手段4と宴会情報登録手段5と宴会情報記憶手段6と参加者情報記憶手段7と参加者送信手段8と集計手段9と第1の予約手段10と第2の予約手段11と決定送信手段12と地図情報記憶手段13とを有している。
【0032】
飲食店情報検索手段3は、宴会を開催する飲食店を選ぶ為に、幹事端末2からその候補となる飲食店の条件の情報を受信することによって、飲食店情報記憶手段4で検索を行う手段である。
【0033】
飲食店情報記憶手段4は、飲食店に関する情報を記憶しており、飲食店の店舗名などの識別情報、住所、電話番号、電子メールアドレス、エリア、業態、メニューなどの様々な情報を記憶している。
【0034】
宴会情報登録手段5は、宴会を行う日時の候補、飲食店情報検索手段3で検索した飲食店の候補、決定した宴会の日時、飲食店の各情報を、幹事端末2から受信して、宴会情報記憶手段6に記憶させる手段である。
【0035】
宴会情報記憶手段6は、宴会情報登録手段5で幹事端末2から受信した、宴会を行う日時の候補、飲食店情報検索手段3で検索した飲食店の候補、決定した宴会の日時、飲食店の各情報を記憶する手段である。
【0036】
参加者情報記憶手段7は、幹事及び参加者の氏名、電子メールアドレスなどの属性情報を記憶している手段であり、好適には各参加者がアドレス帳のように、自分に関係する幹事や参加者の属性情報を記憶する手段であることが好適である。
【0037】
参加者送信手段8は、宴会の幹事が宴会情報記憶手段6に記憶した、宴会を行う日時の候補、飲食店情報検索手段3で検索した飲食店の候補の通知を、参加者情報記憶手段7に記憶する当該参加者の電子メールアドレスに対して送信する手段である。
【0038】
集計手段9は、参加者送信手段8で宴会の幹事が各参加者に通知した内容に基づき、各参加者がその候補から選択した情報を受信して、宴会情報記憶手段6に記憶する手段である。例えば参加者が選択した日時、候補となった飲食店の評価について受信し、それを宴会情報記憶手段6に記憶する。
【0039】
第1の予約手段10は、宴会の参加者に対して通知を送信後、その回答の受付を締め切った後に、各参加者からの集計された回答を閲覧した幹事が、宴会の日時及び飲食店を決定する。そして決定した宴会の日時及び飲食店での宴会の予約の指示を幹事端末2から送信することで、その指示を宴会情報登録手段5で受信し、それを宴会情報記憶手段6に記憶した場合(即ち、宴会の日時、飲食店を決定した場合)に、当該飲食店に対して、宴会の予約を送信する手段である。例えば、宴会の日時、参加人数を記載した電子メールを飲食店に送信することで、宴会の予約を行う手段である。予約が完了した場合には、その予約が完了したことを宴会情報記憶手段6に記憶する。
【0040】
第1の予約手段10では、幹事が宴会の日時を決定した際に(宴会情報記憶手段6に宴会の予約の指示が記憶された場合に)、決定した日程を選択した参加者を「出席者」とし、決定した日程以外を選択した参加者を「欠席者」とし、返信がなかった参加者を「未定者」として決定しても良い。そしてこれらの出欠に関する情報を宴会情報記憶手段6に記憶する。そして第1の予約手段10が、幹事端末2から受信した飲食店に対して、所定のタイミングで宴会の予約を送信する際に、参加人数として、宴会情報記憶手段6に記憶した「出席者」とした人数を抽出して送信する。尚、このようにして自動的に出席者、欠席者、未定者の決定を行う場合の画面の一例を図8に示す。
【0041】
また「未定者」となった参加者は、まだ返信を行っていないので、その参加者に対して所定のタイミングで、返信を行うように促すリマインド手段(図示せず)を設けても良い。
【0042】
更に、日程の決定後、出席者だった参加者が欠席になる、欠席者だった参加者が出席になる、或いは未定者だった参加者が出席/欠席になる、といったことも想定される。そこで、図8に示す画面に、更に「データ変更」を行えるようにボタンを設け、それを幹事端末2で押下されることによって、参加者の出席、欠席、未定の情報の変更をするようにしても良い。ここで変更された情報は、幹事端末2から宴会予約支援システム1に送信され、宴会情報記憶手段6に記憶される。
【0043】
第2の予約手段11は、宴会の参加者に対して通知を送信後、その回答の受付を締め切った後に、各参加者からの集計された回答を閲覧した幹事が、宴会の日時及び飲食店を決定する。そして決定した宴会の日時及び飲食店での宴会の予約の指示を幹事端末2から送信することで、その指示を宴会情報登録手段5で受信し、それを宴会情報記憶手段6に記憶した場合(即ち、宴会の日時、飲食店を決定した場合)に、第1の予約手段10の予約のように、直接飲食店に対して予約の通知をするのではなく、予め定められた連絡先(仲介者)に、宴会の日時、飲食店及び参加人数を通知する手段である。この仲介者は、この通知を受けることにより、当該飲食店に対して連絡を取ることで、宴会の予約を行う。このように幹事が予約を直接行うのではなく、仲介者を設けることによって、幹事自らが予約をする必要がなくなる。予約が完了した場合には、その予約が完了したことを宴会情報記憶手段6に記憶する。
【0044】
第2の予約手段11では、第1の予約手段10と同様に、幹事が宴会の日時を決定した際に(宴会情報記憶手段6に宴会の予約の指示が記憶された場合に)、決定した日程を選択した参加者を「出席者」とし、決定した日程以外を選択した参加者を「欠席者」とし、返信がなかった参加者を「未定者」として決定しても良い。そしてこれらの出欠に関する情報を宴会情報記憶手段6に記憶する。そして第2の予約手段11が、幹事端末2から受信した飲食店に対して、所定のタイミングで宴会の予約を送信する際に、参加人数として、宴会情報記憶手段6に記憶した「出席者」とした人数を抽出して送信する。尚、このようにして自動的に出席者、欠席者、未定者の決定を行う場合の画面の一例を図8に示す。
【0045】
決定送信手段12は、第1の予約手段10又は第2の予約手段11により予約が完了すると、決定送信手段12は、参加者情報記憶手段7に記憶する、その宴会の参加者の電子メールアドレスを取得する。また宴会を行う飲食店の情報に基づいて地図情報記憶手段13からその飲食店の地図情報を取得し、決定した宴会の日時と飲食店と地図情報とを各参加者の電子メールアドレスに対して送信する手段である。
【0046】
地図情報記憶手段13は、各飲食店の地図情報を記憶する手段である。
【0047】
次に本発明の宴会予約支援システム1の処理プロセスの一例を図2のフローチャート及び図1のシステム構成図を用いて説明する。
【0048】
飲食店の幹事となった者は所定の方法により、宴会予約支援システム1を実行するコンピュータ端末(サーバも含む)に対してアクセスし、所定の方法により宴会の候補となる飲食店を検索する画面を開く。この検索画面の一例を図3に示す。
【0049】
図3に示した検索画面を幹事端末2で受信すると、催そうとする宴会の条件、例えば利用人数(想定される参加者の人数)、料理の種類、飲食店のエリア(地域、場所)、などを条件として入力する。これらの情報を飲食店情報検索手段3で受信することで、飲食店情報検索手段3は、飲食店情報記憶手段4からこれらの条件を満たす飲食店を検索し、その結果を幹事端末2に送信する(S100)。この結果を幹事が閲覧し、候補としても良い飲食店があった場合、所定の操作をすることにより、候補として登録することを選択する。飲食店を候補として登録することの情報は幹事端末2から送信され、それを宴会情報登録手段5で受信することで、当該宴会の飲食店の候補の情報として宴会情報記憶手段6に記憶される。この記憶により、図3の画面の下方に示されるように、宴会候補店として閲覧することが出来る。
【0050】
また上述のように、飲食店情報記憶手段4に記憶してある全ての飲食店から、宴会の条件に基づいて検索を行うのではなく、予め幹事が自分のお気に入りの店として登録してある飲食店の中から検索を行い、飲食店の候補として登録することも出来る。即ち、予め宴会予約支援システム1の所定の記憶手段に記憶してある当該幹事のお気に入りの飲食店の情報を取得し、その取得した飲食店のうち、幹事端末2から受信した宴会の条件を満たす飲食店を飲食店情報検索手段3が検索を行い、その検索結果を幹事端末2に送信することも出来る。この場合、幹事を識別する情報が予め入力され、その識別情報に基づいて、幹事を識別することで、幹事が事前に登録していたお気に入りの飲食店の情報を所定の記憶手段から取得することが出来る。尚、このような検索処理は、図3に示した「myレストラン」からエリアや料理、カテゴリを条件として入力することで出来る。
【0051】
更に、利用人数などのような宴会の条件に基づいて検索を行うのではなく、店名や店舗のURLなどを幹事端末2から検索条件として受信し、その条件に基づいて飲食店情報記憶手段4を検索することとしても良い。これは図3に示した「フリーワード」の欄から条件を入力することで出来る。
【0052】
このようにして幹事が飲食店の候補を複数登録した後、宴会の日時の候補の情報を、幹事端末2から宴会予約支援システム1に送信し、それを宴会情報登録手段5で受信すると、宴会の日時の候補の情報を宴会情報記憶手段6に記憶する(S110)。
【0053】
宴会の日時、飲食店の各々の候補が決定すると、幹事は参加者の情報を登録していない場合には、参加者の氏名、電子メールアドレスなどを参加者情報記憶手段7に記憶させる(S130)。
【0054】
S130で登録後、或いは既に登録している場合には、幹事は当該宴会の参加者を選択して、宴会情報記憶手段6に記憶した宴会を行う日時の候補、飲食店情報検索手段3で検索した飲食店の候補の通知を各参加者に対して送信する(S140)。
【0055】
具体的には、幹事端末2で、幹事が所定の操作をすることにより参加者を選択すると、参加者送信手段8が、選択された参加者の電子メールアドレスを参加者情報記憶手段7から取得し、また宴会の情報を宴会情報記憶手段6から取得する。そして図4に示すような各参加者への宴会の情報の電子メールを自動的に作成し、それを前記取得した電子メールアドレスに対して送信する。この通知には、参加者により日程が選択可能になっていること、飲食店の客観的な評価を入力する欄が設けられていることが好適である。図4では飲食店の客観的な評価として「とても良い」、「良い」、「普通」、「イマイチ」の4段階に分けて、各々に対して点数を割り当てることで、その点数が参加者の当該飲食店に対する評価となる。従って、この評価を集計することで、どの飲食店に対する印象が客観的に最も良いのかを幹事は判断することが出来る。つまりその飲食店の評価が高い飲食店が選ばれていれば、参加者は積極的にその飲食店を評価したことが分かり、一番選ばれた飲食店であってもその評価が低ければ(候補となった他の飲食店とあまり差がなければ)、参加者による消極的な選択の結果であると分かる。
【0056】
S140で幹事により宴会予約支援システム1から送信された通知を受信した各参加者は、その通知を閲覧し、自分が都合が悪くない日時(候補の中に都合の良い日があるならば、勿論、それを選択しても良い)及び候補となった飲食店への評価を入力する。その回答の情報は各参加者端末14から宴会予約支援システム1に送信され、集計手段9で受信する(S150)。
【0057】
集計手段9は、各参加者端末14から受信した回答の情報を宴会情報記憶手段6に記憶することで集計する(S160)。つまり日時については、参加者により選択された日時への賛同者数を1を加算し、飲食店への客観的な評価については、その評価(点数)を飲食店毎に加算して宴会情報記憶手段6に記憶する。またコメントがある場合にはそれも宴会情報記憶手段6に記憶する。また賛同者数、評価については、誰がどの日時に賛同したか、飲食店に対してどのような評価をしたかを記憶しておくと良い。
【0058】
宴会の幹事及び参加者は、所定の操作をすることにより、図5に示すような宴会の相談への途中経過(又は結果)を閲覧することが出来る。この評価では図5に示すようにグラフ形式で図示されていると分かりやすくなる。
【0059】
また、リマインド手段(図示せず)は、所定時間を経過しても回答を返信しない参加者に対しては、所定のタイミングで、返信を行うように促すように構成しても良い。この場合、S140で電子メールを送信した参加者のうち、まだ返信がない参加者の電子メールアドレスを参加者情報記憶手段7から再度取得して、返信を促す旨のメッセージを記載した電子メールを送信することで行える。
【0060】
所定のタイミングを見計らって、幹事はS140で送信した通知への参加者からの回答を締め切る。例えば図5に示した画面から「締め切る」を押下することによって、以後、当該通知に対する回答を集計手段9で宴会情報記憶手段6に記憶させることを中止する。
【0061】
締め切り後、幹事はこの集計結果を閲覧し、宴会の日時、飲食店を決定する。好適には最も希望が多かった日時、最も評価が高かった飲食店を決定すると良いが、例えばメインとなる参加者がいる場合にはその参加者の希望を優先させても良い。これは、例えば日時の人数、飲食店の点数を選択することによって、宴会情報記憶手段6から、当該日時を選択した参加者及び各参加者が入力した飲食店に対する客観的な評価を取得し、それを幹事端末2に送信して閲覧することで判断が行える。
【0062】
各参加者からの集計された回答を閲覧した幹事が、宴会の日時及び飲食店を決定する。そして決定した宴会の日時及び飲食店での宴会の予約の指示を幹事端末2から送信することで、その指示を宴会情報登録手段5で受信し、それを宴会情報記憶手段6に記憶した場合(即ち、宴会の日時、飲食店を決定した場合)に、第1の予約手段10は、当該飲食店に対して、宴会の予約を送信する(S180)。この宴会の予約は、図6に示したような宴会の予約を行う画面から、「直接お店に予約する」を押下することによって、当該飲食店に対する電子メールアドレスを飲食店情報記憶手段4から第1の予約手段10が取得し、その電子メールアドレスに対して、宴会の日時、参加人数を記載した電子メールを送信することで行える。尚、宴会の日時、参加人数は、宴会情報記憶手段6に記憶した、決定された宴会の日時、参加者の情報に基づいて自動的に入力を行っても良い。予約が完了した場合には、その予約が完了したことを宴会情報記憶手段6に記憶する。
【0063】
参加人数を自動的に入力するには、宴会の日時を決定した場合に、第1の予約手段10は、決定した日程を選択した参加者を「出席者」とし、決定した日程以外を選択した参加者を「欠席者」とし、返信がなかった参加者を「未定者」として決定することで行える。そしてこれらの出欠に関する情報を宴会情報記憶手段6に記憶する。そして第1の予約手段10が、幹事端末2から受信した飲食店に対して、所定のタイミングで宴会の予約を送信する際に、参加人数として、宴会情報記憶手段6に記憶した「出席者」とした人数を抽出して送信する。
【0064】
また上述のように直接、飲食店に予約を行うのではなく、仲介者を介して行っても良い。この場合、各参加者からの集計された反応を閲覧した幹事が、宴会の日時及び飲食店を決定する。そして決定した宴会の日時及び飲食店での宴会の予約の指示を幹事端末2から送信することで、その指示を宴会情報登録手段5で受信し、それを宴会情報記憶手段6に記憶した場合(即ち、宴会の日時、飲食店を決定した場合)に、第2の予約手段11は、予め定められた仲介者に、宴会の日時、飲食店及び参加人数を通知して、予約希望の電子メールを送信することで、宴会の予約を送信する(S180)。この宴会の予約は、図6に示したような宴会の予約を行う画面から、「オペレーターに依頼する」を押下することによって、予め定められた仲介者(オペレーター)の電子メールアドレスに対して、宴会の日時、参加人数を記載した電子メールを送信することで行える。この仲介者は、この通知を受けることにより、当該飲食店に対して連絡を取ることで、宴会の予約を行う。このように直接行うのではなく、仲介者を設けることによって、幹事自らが予約をする必要がなくなる。予約が完了した場合には、その予約が完了したことを宴会情報記憶手段6に記憶する。
【0065】
またこのように電子メールで予約を行うほか、飲食店の電話番号に対して、幹事が直接架電することによって予約を行うことも出来る。
【0066】
第1の予約手段10と同様に、参加人数を自動的に入力するには、宴会の日時を決定した場合に、第2の予約手段11は、決定した日程を選択した参加者を「出席者」とし、決定した日程以外を選択した参加者を「欠席者」とし、返信がなかった参加者を「未定者」として決定することで行える。そしてこれらの出欠に関する情報を宴会情報記憶手段6に記憶する。そして第2の予約手段11が、幹事端末2から受信した飲食店に対して、所定のタイミングで宴会の予約を送信する際に、参加人数として、宴会情報記憶手段6に記憶した「出席者」とした人数を抽出して送信する。
【0067】
第1の予約手段10又は第2の予約手段11により予約が完了すると、決定送信手段12は、参加者情報記憶手段7に記憶する、その宴会の参加者の電子メールアドレスを取得する。また宴会を行う飲食店の情報に基づいて地図情報記憶手段13からその飲食店の地図情報を取得し、決定した宴会の日時と飲食店と地図情報とを各参加者の電子メールアドレスに対して送信する(S190)。ここで送信する電子メールの一例を図7に示す。
【0068】
以上のような処理プロセスを宴会予約支援システム1が行うことによって、従来の課題を解決し、利便性の高いシステムが実現される。
【0069】
尚、S140で各参加者に宴会の通知を送信する際には、参加者を一人ずつ選択するほか、グループ毎に選択できても良い。そのグループを選択することによって、そのグループに属する全員が参加者として設定される。
【0070】
またS110では日時及び飲食店の各々の候補を参加者に相談しているが、日時のみ、飲食店のみを参加者に相談することとしても良い。この場合には、相談対象となる日時、或いは飲食店のみを回答として集計手段9が受信できるようになる。
【0071】
更に、S130で参加者を登録する際に、当初の参加者に加えて、途中で新たな参加者を追加登録できるように構成しても良い。
【0072】
つまり、幹事は新たな参加者の氏名、電子メールアドレスなどを参加者情報記憶手段7に、幹事端末2から入力することによって記憶させる。S130で登録後、幹事は当該宴会の新たな参加者に対して、宴会情報記憶手段6に記憶した宴会を行う日時の候補、飲食店情報検索手段3で検索した飲食店の候補の通知を各参加者に対して送信する。
【0073】
具体的には、幹事端末2で、幹事が所定の操作をすることにより新たな参加者を選択すると、参加者送信手段8が、選択された新たな参加者の電子メールアドレスを参加者情報記憶手段7から取得し、また宴会の情報を宴会情報記憶手段6から取得する。そして図4に示すような各参加者への宴会の情報の電子メールを自動的に作成し、それを前記取得した電子メールアドレスに対して送信する。
【0074】
このような処理を行うことで、参加者の追加登録も可能となる。
【0075】
本発明に於ける各手段は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
【産業上の利用可能性】
【0076】
上述したような構成を取ることによって、飲食店について、従来のように、参加者から「このお店が良い」ということのみならず、「このお店の印象は何点である」とのような客観的な評価を得られるので、参加者が積極的に選択しているのか、やむを得ず(消極的に)選択したに過ぎないのかを幹事が把握することが出来る。従って、参加者から最も選ばれた飲食店であったとしても、その客観的評価が低ければ、消極的に選択したに過ぎないと幹事が判断し、別の飲食店を候補としてあげることも可能となる。
【0077】
また幹事が予め選択した日時の候補を送信し、参加者がその中から選択をする構成をとるので、参加者は自らの「都合が良い日」ではなく、「都合が悪くない日」を基準に日時を判断して幹事に送信する傾向が強まる。これによって幹事の日時の取り纏めも容易になる。
【0078】
更に宴会の予定が決定した場合、参加者には地図が付された通知を幹事から送信することが出来るので、参加者の利便性の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の処理プロセスの一例を示すフローチャートである。
【図3】宴会の候補となる飲食店を検索する画面の一例である。
【図4】各参加者へ送信する宴会の情報の電子メールの一例である。
【図5】宴会の相談に対する回答を表示する画面の一例である。
【図6】宴会の予約を行う画面の一例である。
【図7】各参加者へ送信する、決定した宴会の情報の電子メールの一例である。
【図8】宴会の相談に対する回答を表示する画面の他の一例である。
【符号の説明】
【0080】
1:宴会予約支援システム
2:幹事端末
3:飲食店情報検索手段
4:飲食店情報記憶手段
5:宴会情報登録手段
6:宴会情報記憶手段
7:参加者情報記憶手段
8:参加者送信手段
9:集計手段
10:第1の予約手段
11:第2の予約手段
12:決定送信手段
13:地図情報記憶手段
14:参加者端末
15:ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲食店に関する情報を記憶する飲食店情報記憶手段と、
宴会の日時の候補の情報と、前記宴会を開く飲食店の候補の情報とを記憶する宴会情報記憶手段と、
前記宴会の参加者の属性情報を記憶する参加者情報記憶手段と、
前記宴会の幹事が利用する幹事端末から前記飲食店の検索条件を受信し、前記飲食店情報記憶手段から前記検索条件を満たす飲食店の情報を取得して前記幹事端末に送信する飲食店情報検索手段と、
前記検索した飲食店のうち選択された飲食店を候補として登録する指示と、前記宴会の日時の候補の情報とを前記幹事端末から受信し、前記選択された飲食店を、前記宴会の飲食店の候補とし、前記飲食店の候補と日時の候補とを前記宴会情報記憶手段に記憶させる宴会情報登録手段と、
前記宴会の参加者として設定された参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得し、前記宴会の飲食店の候補、日時の候補とを記載した電子メールを、前記取得した電子メールアドレスに対して送信する参加者送信手段と、
前記参加者が選択した宴会の日時の情報と、前記飲食店の候補に対する客観的な評価の情報とを前記幹事への回答として前記参加者が利用する参加者端末から受信し、前記宴会情報記憶手段の前記宴会の日時の候補への賛同者数と前記飲食店に対する客観的な評価とに加算する集計手段と、
前記回答の締め切り後、前記幹事が決定した宴会の日時及び飲食店の情報を前記幹事端末から受信し、前記決定した飲食店の電子メールアドレスを前記飲食店情報記憶手段から取得し、前記取得した飲食店の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する第1の予約手段と、
前記宴会の参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得し、前記決定した宴会の日時及び飲食店の情報とを前記取得した電子メールアドレスに対して送信する決定送信手段と、
を有することを特徴とする宴会予約支援システム。
【請求項2】
飲食店に関する情報を記憶する飲食店情報記憶手段と、
宴会の日時の候補の情報と、前記宴会を開く飲食店の候補の情報とを記憶する宴会情報記憶手段と、
前記宴会の参加者の属性情報を記憶する参加者情報記憶手段と、
前記宴会の幹事が利用する幹事端末から前記飲食店の検索条件を受信し、前記飲食店情報記憶手段から前記検索条件を満たす飲食店の情報を取得して前記幹事端末に送信する飲食店情報検索手段と、
前記検索した飲食店のうち選択された飲食店を候補として登録する指示と、前記宴会の日時の候補の情報とを前記幹事端末から受信し、前記選択された飲食店を、前記宴会の飲食店の候補とし、前記飲食店の候補と日時の候補とを前記宴会情報記憶手段に記憶させる宴会情報登録手段と、
前記宴会の参加者として設定された参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得し、前記宴会の飲食店の候補、日時の候補とを記載した電子メールを、前記取得した電子メールアドレスに対して送信する参加者送信手段と、
前記参加者が選択した宴会の日時の情報と、前記飲食店の候補に対する客観的な評価の情報とを前記幹事への回答として前記参加者が利用する参加者端末から受信し、前記宴会情報記憶手段の前記宴会の日時の候補への賛同者数と前記飲食店に対する客観的な評価とに加算する集計手段と、
前記回答の締め切り後、前記幹事が決定した宴会の日時及び飲食店の情報を前記幹事端末から受信し、予め定められた仲介者の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する第2の予約手段と、
前記宴会の参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得し、前記決定した宴会の日時及び飲食店の情報とを前記取得した電子メールアドレスに対して送信する決定送信手段と、
を有することを特徴とする宴会予約支援システム。
【請求項3】
前記集計手段は、
前記幹事端末、前記参加者端末に対して、前記回答の途中経過及び/又は結果をグラフ形式にして送信する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の宴会予約支援システム。
【請求項4】
前記宴会予約支援システムは、更に、
前記飲食店の周辺の地図情報を記憶する地図情報記憶手段を有しており、
前記決定送信手段は、
前記参加者に送信する電子メールアドレスに、前記飲食店の周辺の地図情報を添付して送信する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の宴会予約支援システム。
【請求項5】
前記参加者情報記憶手段は、更に、複数の参加者を一つのグループとして記憶しており、
前記参加者送信手段及び前記決定送信手段は、
前記グループが参加者として選択された場合には、前記グループに属する参加者の電子メールアドレスを前記参加者情報記憶手段から取得して、電子メールを送信する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の宴会予約支援システム。
【請求項6】
前記宴会予約支援システムは、更に、
前記回答の締め切り後、前記幹事が決定した宴会の日時及び飲食店の情報を前記幹事端末から受信し、前記決定した飲食店の電子メールアドレスを前記飲食店情報記憶手段から取得し、前記取得した飲食店の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する第1の予約手段を、有しており、
前記第1の予約手段及び第2の予約手段を含むどのような方法で予約を行うかを選択する画面を前記幹事端末に送信し、前記幹事端末からその選択の結果を受信することで、その選択された予約方法で第1の予約手段又は第2の予約手段により前記宴会の予約の電子メールを送信する、
ことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の宴会予約支援システム。
【請求項7】
前記第1の予約手段は、
前記幹事が決定した宴会の日時の情報を前記幹事端末から受信すると、前記決定された日時を選択した参加者を出席者とし、決定した日時以外の日時を選択した参加者を欠席者として決定して前記宴会情報予約手段に記憶し、
前記決定した飲食店の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する際に、前記出席者とした人数を参加人数として記載した上で送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の宴会予約支援システム。
【請求項8】
前記第2の予約手段は、
前記幹事が決定した宴会の日時の情報を前記幹事端末から受信すると、前記決定された日時を選択した参加者を出席者とし、決定した日時以外の日時を選択した参加者を欠席者として決定して前記宴会情報予約手段に記憶し、
前記仲介者の電子メールアドレスに対して前記宴会の予約の電子メールを送信する際に、前記出席者とした人数を参加人数として記載した上で送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載の宴会予約支援システム。
【請求項9】
前記宴会予約支援システムは、更に、
前記参加者送信手段が各参加者の電子メールアドレスに対して送信した電子メールに対する回答を、所定時間経過しても前記集計手段が受信しない場合には、前記受信しない参加者に対して回答を促す電子メールを送信するリマインド手段、
を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の宴会予約支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−323805(P2006−323805A)
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−281091(P2005−281091)
【出願日】平成17年9月28日(2005.9.28)
【出願人】(500175565)株式会社ぐるなび (43)