説明

容器つきペットブラシ。

【課題】扱いやすいコンパクトな形状で、犬や猫等ペットの体毛を整え、抜け毛の飛散防止と、ワンタッチで抜け毛の始末ができる。取っ手兼ねた容器つきペットブラシにする。
【解決手段】握りやすく筒状にした本体容器1の上部に着脱可能なキャップカバー2を設け、1の底面に開口部13を設ける。1の内部に梳き櫛状の櫛3を設け、その中央にチリ落し棒11を設ける。その内部を集積室にする。以上の本体容器1を持って前後に動かし梳くことが可能でペットの首まわり、しっぽの付け根など体毛の細部まで楽に梳くことができる。また、短毛でも櫛2本の間に、しっかり溜まり落ちにくく、常に毛を整えながら抜け毛が自然に集積室6に入り、圧縮状態で沢山溜まるのが特徴である。また抜け毛の始末もワンタッチ操作で捨てられ、抜け毛の飛散が無くなり、常に毛が整って仕上がり衛生的である。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、犬や猫等のペットの体毛を整え、抜け毛の飛散防止に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来からある通常のペットブラシは、安全かつ手軽で使いやすいが、抜け毛を梳いても集塵機能が乏しく、ブラシから抜け毛が離れ落ち、飛び散り衣服にも付着し部屋中を汚すものであった。また、電動式ブラシなどがあるが、あの電動音が高く響き、ペットは怖がり逃げ、嫌がるペットが多い、また操作が非常に難しく、ブラシ自体が回転するので誰もが簡単に扱えず、誤って操作すると大きな危険を伴うものである。また従来のブラシは、どんな種類のブラシを使用しても完全に抜け毛を取り除けず、毛並みは乱れ、体毛表面に毛が浮き、それを整えるためには必ず梳き櫛で整えたものでる。最後は掃除機で衣服や部屋中を掃除したものでブラッシングは厄介で手間のかかるものであった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、以上の現状を改善するために、ペットがもつ自然な体毛と、毛を梳く際に生じる空圧等を利用し、櫛を工夫し、飛散防止に抜け毛を収容できる集積室を設ける。また抜け毛の始末もワンタッチ操作で捨てられるように工夫する。更に、毎日散歩する犬、蚤、ダニの駆除、汚れの酷いペットなどの抜け毛を、一般掃除機を利用し一気に取り除くことができるよう手動と掃除機利用を兼ねた、安全かつ使い勝手の優れたペットブラシに発案する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
全図に従って説明する。握りやすく筒状にした本体容器を(1)とする。その上部に着脱可能なキャップカバー(2)を設け、その(2)の両脇頭部に空気孔(5)を設ける。(1)の底面に開口部(13)を設ける。ピン(4)は、上下同じ太さに揃え長めのピンにする。材質は堅くて滑りやすいステンレスのようなものにする。そのピン(4)を梳き櫛状に一列に並べ櫛ピン固定棒(12)に固定し、櫛(3)にする。櫛(3)2本を脇底部(25)に揃え、(1)の内部に垂直に設け両脇部(23)に固定する。その櫛(3)2本の間に、ちり落し棒(11)を設け両端をちり落し通り孔(8)に通し、レバー(7)を(1)の外側から付ける。櫛(3)を設けたその内部を集積室(6)とする。更に、本体容器(1)のキャップカバー(2)を外し、ホース付キャップカバー(15)を装着する。図2のホース付ペットブラシにする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
図6図7に従って説明する。本体容器(1)を持ってペットの毛並みに従って手前に梳くと抜け毛が櫛(3)に梳かれ、絡み、2本の櫛(3)の間を中心に溜まり、抜け毛が取れる順に櫛(3)の上方へ移動し集積室(6)へ収容できる。また、毛を梳く際に、かなりの空圧が生じ、空気孔(5)を設けることで集積室(6)に空気の抜け道ができ、空気の流れに乗って抜け毛が更に集積室(6)に、より入り易くなる。図7の断面図のように抜け毛(22)の毛先が空流で常に上方へ向く。更に、枠側面部(10)が、毛を梳く際に体毛表面の浮いた毛をかき集め、抜け毛の飛散を防ぎ、常に毛並みを整えながら綺麗に仕上げる。集積室(6)で集積された毛は圧縮状態で溜まる。また、図6の枠側面部(10)を半透明部(21)にすることで集積状態が見える。その溜まった毛を取り除く作業は、両手で脇底部(25)を支え、レバー(7)を親指で押し下げる、抜け毛がワンタッチで取り除き手間をかけず抜け毛の始末が簡単にできる。以上で抜け毛の飛び散りが無くなり、日常の手入れに機能向上を備えた手動式、容器つきペットブラシである。更に、上記の内容で構成されたペットブラシのキャップカバー(2)を取り外し、ホース付キャップカバー(15)を装着する図2になる。(2)を(15)と取替えることで一般電気掃除機に装着可能になる。(15)の蛇腹ホース(16)を細めにし、長さ1mほどにすることで更に扱いやすくなる。毎日散歩する犬、また、蚤、ダニの駆除、特に毛が長い、短毛などは、掃除機を使用することで解決できる。その日の現状、都合にあった使い分けが自在に扱えるのが本発明ペットブラシ一式セットである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、従来に無い機能で、本体容器(1)を持って、前後に動かし梳くことが可能でペットの首まわり、脇の下、しっぽの付け根なぞ、前後に手首を動かすことで体毛の細部まで楽に梳くことができる。また、櫛(3)を、ほうきに例え、枠側面部(10)が、ちり取りのような作用をする。この形状によって、常に毛を整えながら抜け毛が自力で集積室(6)に入り、抜け毛が圧縮状態で集積できるのが特徴である。これで抜け毛の飛散が無くなり、衣服や部屋が汚れず常に毛が整って仕上がり衛生的である。室内で飼っているペットは、これで十分であるが、汚れの酷いペットには、以上の機能に、集塵機能を増す一般電気掃除機に装着可能にした本発明の図2のホース付きペットブラシを使用するとよい。以上で、従来に無いコンパクトで、簡単な形状に無駄のない機能向上を有するペットブラシである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明本体斜視図
【図2】 請求項2の本体斜視図
【図3】 本体断面図
【図4】 本体底面斜視図
【図5】 本体部品分解斜視図
【図6】 実施例説明斜視図
【図7】 実施例説明断面図
【符号の説明】
1 本体容器 14 キャップカバー止め具
2 キャップカバー 15 ホース付キャップカバー
3 櫛 16 蛇腹ホース
4 ピン 17 ジョイント
5 空気孔 18 真空調節部
6 集積室 19 櫛固着部
7 レバー 20 滑り止め溝
8 ちり落し通り孔 21 半透明部
9 開閉部 22 抜け毛
10 枠側面部 23 脇部
11 ちり落し棒 24 手
12 櫛ピン固定棒 25 脇底部
13 開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体容器を(1)とする。その上部に着脱可能なキャップカバー(2)を設け、(1)の底面に開口部(13)を設ける。(1)の内部に梳き櫛状の櫛(3)を設け脇部(23)に固定する。その中央にちり落し棒(11)を設け、その内部を集積室(6)とする。以上の本体容器(1)を、取っ手として扱える容器つきペットブラシ。
【請求項2】
請求項1の項目内容の、キャップカバー(2)を取り外し、ホース付キャップカバー(15)を装着する。一般電気掃除機に装着可能に構成された2図のホース付ペットブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−144074(P2007−144074A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−370785(P2005−370785)
【出願日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(000124155)
【Fターム(参考)】