説明

容器入り剥離剤

【課題】ストーマパウチ交換の際、簡単で衛生的に皮膚から面板を剥離することができる皮膚刺激の少ない剥離剤、及び剥離方法を提供する。
【解決手段】揮発性の液体剥離剤組成物、その最大液体保持量の50%〜100%の前記液体剥離剤組成物を含浸したフォーム材16、及び前記フォーム材を収納した収納部12と前記剥離剤を滴下するためのノズル部19を有する容器11からなる容器入り剥離剤10。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器入り剥離剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人工肛門や人工膀胱を必要とする人は、消化器管又は尿路の一部を身体から突出させたストーマを形成し、ドーナツ状の面板(フランジ)とビニール袋等から構成されるストーマパウチを装着している。ストーマパウチは、ストーマを囲むドーナツ状の面板を皮膚に接着して装着されており、毎日または数日に一回以上交換する必要がある。交換時に皮膚から面板を剥がすときは、皮膚損傷や皮膚刺激を防ぐため、皮膚と面板の間に剥離剤をしみこませ、接着力を弱めて剥がすことが行われている。
【0003】
このような剥離剤として、例えば特許文献1には、皮膚に接着したサージカルテープやドレッシングフィルム等の皮膚用粘着剤塗布物品を皮膚損傷や皮膚刺激なしに低剥離力で剥離できる液状剥離剤組成物が記載されている。
【0004】
また、剥離剤には、多回投与用ボトルに入ったリキッドタイプ、単回投与用に個包装されたナプキンタイプやリキッドタイプの製品がある。ストーマ交換作業を使用者本人が行う場合、剥離剤は片手で適用するのが通常である。このとき、多回投与用ボトルに入ったリキッドタイプでは、繰り返しの使用によりボトルの先端部分が不衛生になり、感染リスクが増大することがある。単回投与用のナプキンタイプの製品を用いる場合は、ナプキンを手に持って使用するため、やはり衛生上の問題があり、さらに手に剥離剤が付着してべたつくためその後の作業に支障がでることがある。また単回投与用のリキッドタイプを用いる場合、個包装を開封した途端に剥離剤が飛び出して衣服等を汚染する、あるいは剥離したい部分に剥離剤を適用することができないことがある。
【0005】
特許文献2には、眼科用液剤が吸収されたパッドを内包したパッケージからなる眼科用液剤分配システムが記載されている。このシステムでは、パッケージの一部を除去して開口部を形成し、パッケージに内包された液剤を吸収したパッドの一部を該開口部から突出させて、その突出したパッドの先端部から眼科用液剤を滴下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−159604号公報
【特許文献2】特表2002−516714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献2に記載のシステムでは、液剤を吸収したパッドの一部を開口部から突出させるため、揮発性の液体剥離剤組成物を使用する場合は、突出したパッドから該組成物が揮発するという問題がある。
【0008】
本発明は、ストーマパウチ交換の際、簡単で衛生的に皮膚から面板を剥離することができる皮膚刺激の少ない剥離剤、及び剥離方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち本発明は、揮発性の液体剥離剤組成物、その最大液体保持量の50%〜100%の前記液体剥離剤組成物を含浸したフォーム材、及び前記フォーム材を収納した収納部と前記剥離剤を滴下するためのノズル部を有する容器からなる容器入り剥離剤を提供するものである。
また本発明は、人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板を皮膚から剥離する容器入り剥離剤を提供するものである。
さらに本発明は、本発明の容器入り剥離剤のノズル部先端を切除して開口部を形成する工程(工程1)、及び工程1の後、前記開口部を下に向け、続いて容器を押圧して剥離剤をストーマパウチの面板と皮膚との境目に滴下する工程(工程2)を含む人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板の剥離方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、ストーマパウチ交換の際、簡単かつ短時間に所望の部位に剥離剤を適用し、衛生的に面板を剥離することができる剥離剤、及び剥離方法を提供することができる。また、本発明により、揮発性の剥離剤を用いる場合でも、剥離剤の揮発によるロスを抑えて、所望の部位に面板の剥離に必要な量を適用することができる剥離剤を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の容器入り剥離剤の一例を示す図である。図1(a)は、ノズル部先端を切除する前、図1(b)は、ノズル部先端を切込みから切除してノズル部を開口した図である。
【図2】本発明の容器入り剥離剤の一例を示す図である。図2(a)は、ノズル部先端を切除する前、図2(b)は、ノズル部先端を切込みから切除してノズル部を開口した図である。
【図3】本発明の容器入り剥離剤の一例を示す図である。図3(a)は、ノズル部先端を切除する前、図3(b)は、ノズル部先端を切込みから切除してノズル部を開口した図である。
【図4】本発明の容器入り剥離剤の一例を示す図である。
【図5】本発明の容器入り剥離剤の一例を示す写真である。
【図6】本発明の容器入り剥離剤の一例の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の容器入り剥離剤は、接着剤や粘着剤の接着力を小さくして剥離しやすくするための液状の剥離剤をフォーム材に含浸させ、そのフォーム材を容器に収納した単回使用の剥離剤である。
【0013】
フォーム材に含浸させる揮発性の液状剥離剤組成物は、皮膚から粘着物を剥離する際皮膚刺激がなく、また剥離後に粘着剤が皮膚に残らず、そして液状剥離剤組成物自体が皮膚から簡単に除去できるものであることが好ましい。
【0014】
この様な液状剥離剤組成物として、公知の揮発性の液状剥離剤組成物を用いることができる。具体的には例えば、メチルシロキサン溶剤、非イオン性界面活性剤、及び油剤を含む液状剥離剤組成物をあげることができる。
【0015】
メチルシロキサン溶剤は、沸点95℃以上170℃以下の揮発性メチルシロキサン溶剤であることが好ましく、例えば、ヘキサメチルジシロキサン(HMDS)、オクタメチルトリシロキサン(OMTS)、ヘキサメチルシクロトリシロキサン(HMCTS)及びそれらの混合物から選択することができる。中でも、ヘキサメチルジシロキサン(HMDS)がとくに好ましい。これらのメチルシロキサン溶剤は、例えば日本の信越化学工業社、ダウコーニング社やその他のシリコーン製造会社から市販されている。メチルシロキサン溶剤は液状剥離剤組成物の重量を基準として約85〜約99.8重量%の量とすることができる。
【0016】
非イオン性界面活性剤としては、ソルビタンエステル型界面活性剤(ICI社のSpan シリーズ)、ポリオキシエチレンソルビタンエステル型界面活性剤(ICI社のTween シリーズ)、ポリエトキシレート化アルキルフェノール類(TritonX35、X102等)、ポリエチレングリコール脂肪酸モノエステル類(ポリエチレングリコール400モノラウエート、ポリエチレングリコール400モノオレート等)を使用することできる。界面活性剤の適切な添加範囲は、液状剥離剤組成物の重量を基準として約0.1〜約10重量%である。
【0017】
油剤は、例えば沸点170℃以上の難揮発性の油相溶性でかつ粘着剤溶解性の油剤を使用することができる。このような油剤としては、テルペン類、脂肪族化合物、脂肪酸エステル、あるいはある種の脂肪酸を挙げることができる。これらのうち、粘着剤を軟化、溶解させる効果が高いものとしてテルペン類、脂肪族化合物がある。
【0018】
メチルシロキサン溶剤、非イオン性界面活性剤、及び油剤を含む、剥離剤の具体例として、例えばスリーエムへルスケア株式会社のTP1皮膚用リムーバーを挙げることができる。
【0019】
本発明の液状剥離剤組成物は、例えば、アクリル系粘着剤、合成ゴムをベースとする粘着剤、シリコーン粘着剤、その他の粘着剤のような多くの種類の粘着剤を剥離することができる。
【0020】
フォーム材は、柔軟性のある公知の多孔質材料を用いることができる。例えば、ポリウレタンフォーム、脱脂綿、海綿、または不織布等を挙げることができる。
【0021】
フォーム材は、その最大液体保持量の約50%〜100%の液状剥離剤組成物を含浸している。すなわち、フォーム材が容器に収納されている状態で、全ての液状剥離剤組成物がフォーム材に含浸されている。この場合、ノズル部先端を切除して容器を開口し、開口部を下向きにした状態では、容器内部の液状剥離剤組成物は滴下しないが、容器を押圧すると、初めて液状剥離剤組成物が滴下する。フォーム材が含浸している液状剥離剤組成物が、フォーム材の最大液体保持量の50%未満では、液状剥離剤組成物は、押圧しても十分に滴下せず、100%を超えるとノズル開封後ノズルを下向きにしただけで押圧しなくても滴下してしまう。
【0022】
容器入り剥離剤に用いる容器は、フォーム材を収納した収納部と液状剥離剤組成物を滴下するノズル部を有する。
【0023】
収納部は、容器の外側から一定の幅をもって形成される縁部により周囲を囲まれた、実質的に密閉された空間である。
【0024】
ノズル部は、容器の一部に位置し、縁部の一部、収納部の一部、及びノズル部の先端を切除して容器を開口するための切込みを含む。容器入り剥離剤の使用時に、切込みから容器を開口して開口部を形成することにより、密閉されていた収容部と容器外部とが連通し、容器内部の液状剥離剤組成物を開口部から滴下することができる。
【0025】
切込みは、I字ノッチ、V字ノッチ、ミシン目、または折筋等とすることができる。切込みとして、ミシン目または折筋を設ける場合は、収納部の密閉性を維持したままノズル部を横断するように設けてもよい。本明細書において「ノズル部先端」とは、ノズル部の切込みより外側の部分、すなわち使用時に切除される部分をいうことがある。
【0026】
容器入り剥離剤は、ノズル部先端を切除してできる開口部から液状剥離剤組成物を滴下する。開口部の幅が大きすぎると液状剥離剤組成物が揮発し、剥離に必要な量を滴下できなくなる可能性がある。かかる事情を考慮して開口部の幅を選択することができる。開口部の幅は、具体的には例えば約0.1mm〜約10mm、または約0.5mm〜約5mmとすることができる。
容器の形状は特に制限はない。例えば、三方シールや四方シールの平らな袋とすることができる。
【0027】
容器の素材は、ガスバリア性及びヒートシール性を有する素材から構成されることが好ましい。さらに、液状剥離剤組成物の品質保護の観点から遮光性を有することが好ましい。このような素材としては、例えば、アルミニウムのような金属の蒸着層や金属箔からなる層と樹脂フィルムを積層した多層ラミネートフィルムが挙げられる。樹脂フィルムとしては例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、またはナイロン等を使用することができる。
【0028】
容器入り剥離剤は公知の方法により、製造することができる。
【0029】
例えば、ラミネートフィルムを半分に折って重ね、間にフォーム材を配置する。続いて、上部の一辺を開放したまま、二辺をヒートシールにより圧着して、一辺が開放する袋状の容器とする。次に、開放する一辺から液状の剥離剤を容器内に注入して、ヒートシールまたは超音波シール等により容器を密封する。最後に、ダイカットを行い、所望の形状の容器入り剥離剤とする。
【0030】
本発明の容器入り剥離剤は、剥離しようとする接着剤または粘着剤とヒトの皮膚等の被着体との間に適用(滴下)して、接着剤や粘着剤の接着力または接着力を弱めて剥離するために用いることができる。特に、人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板に設けられた接着層または粘着層を皮膚から剥離するために用いることができる。
【0031】
本発明は、容器入り剥離剤のノズル部先端を切除して開口部を形成する工程(工程1)、及び工程1の後、前記開口部を下に向け、続いて容器を押圧して液状剥離剤組成物をストーマパウチの面板と皮膚との境目に滴下する工程(工程2)を含む人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板の剥離方法に関する。
【0032】
開口部を下に向けただけでは、液状剥離剤組成物は滴下しないが、容器を指などにより押圧すると液状剥離剤組成物が開口部より滴下する。使用者は、片手でストーマ用パウチの交換をする際にも、液状剥離剤組成物を滴下したい部位に簡単に滴下することができ、衛生的、かつ簡単にパウチの面板を剥離することができる。
【0033】
以下図面を参照しながら本発明を説明する。
【0034】
図1(a)は、容器11の四つの角のうちの一つの角をノズル部19とした容器入り剥離剤10を示す。容器11は、四方を外周からほぼ均一な幅でシールした縁部17により囲まれ、密閉された空間である収納部12を有する。収納部12には、液状剥離剤組成物を含浸したフォーム材16が収納されている。ノズル部19は、縁部17の一部に切込み18a及び18bを施してある。図1(b)は、容器入り剥離剤10から、切込み18a及び18bより先端の部分(ノズル部先端)を切除して容器11を開口し、開口部14を形成した図である。開口部14を下に向けただけでは、フォーム材16に含浸された液状剥離剤組成物は滴下しないが、容器11を押圧することで、フォーム材16に含浸された液状剥離剤組成物が搾り出されて開口部14より滴下する。
【0035】
図2(a)は、ノズル部29以外は図1(a)とほぼ同様の、容器入り剥離剤20を示す。ノズル部29は、収納部22の一部が縁部27に突出する部分(突出部)を有している。ヒートシール等により縁部27を形成する際に、突出部の形状を調節することにより、開口部の幅D2を所望の値に調節することができる。図2(b)は、容器入り剥離剤20から、切込み28a及び28bより先端の部分(ノズル部先端)を切除して容器21を開口し、開口部24を形成した図である。
【0036】
図3(a)は、四方をシールした容器31の一辺に、ノズル部39を設けた容器入り剥離剤30を示す。ノズル部39は、容器31の一辺から突出するように形成され、収納部32の一部が縁部37に突出する部分(突出部)を有している。図3(b)は、容器入り剥離剤30から、切込み38a及び38bより先端の部分(ノズル部先端)を切除して容器31を開口し、開口部34を形成した図である。
【0037】
図4は、図3と同様の形状の容器入り剥離剤が複数連続する容器入り剥離剤40を示す。本態様においては、複数の収納部42が、縁部を介して連なっている。収納部にはさまれた縁部には、切取線48が形成されており、使用時に容器入り剥離剤を切取線で一つずつ切り取ることができる。
【0038】
図5は、アルミニウムの層を含む多層フィルムにより形成した容器入り剥離剤50を示す写真である。四方をシールした容器の一つの角にノズル部59を設け、容器の内部には液状剥離剤組成物を含浸したフォーム材が内包されている。
【0039】
図6は、容器入り剥離剤の断面図を示す。収納部62に液状剥離剤組成物を含浸したフォーム材66を内包しており、収納部62の外側に縁部67を有している。
【実施例】
【0040】
製造例
カナエ社製のヒートシール性の多層フィルムであるLUNAKフィルムで、三方をヒートシールした58mm×72mmの長方形の容器を作成し、スリーエムへルスケア株式会社のTP1皮膚用リムーバー5mLを充填した。ITW TEXWIPE社のポリウレタン製フォームワイプを29mm×29mm×3mmにカットして、TP1皮膚用リムーバーを充填した容器に挿入し、残りの一辺をヒートシールして、図5に示すようなノズル部を有する容器入り剥離剤を得た。
エージング試験
得られた容器入り剥離剤を40℃でエージングし、15週間後及び30週間後の重さを測定して、TP1皮膚用リムーバーの平均減量率を測定した(n=3)。尚、ファントホッフの理論によれば、40℃で30週間のエージングは、2年間の品質保証期間に相当する。結果を表1に示す。
【0041】
【表1】

試験サンプルの作成
上記製造例と同様にして容器入り剥離剤を作成した。TP1皮膚用リムーバーの充填量(ボリューム及び重量)はそれぞれ表2に記載の値とした。
ノズル下向き時の滴下数の測定
試験サンプルのノズル部先端を切取って開口し、開口部を下に向けて、リムーバーが滴下するか否かを測定した。結果を表2に示す。
滴数の測定及び平均滴数
試験サンプルのノズル部先端を切取って開口した。開口部を下に向けた後、容器を指で押圧してリムーバーを滴下し、n数を3として滴数を測定した。また、3回の平均値を計算した。結果を表2に示す。
滴下重量及び平均滴下量
滴数の測定をし終えたサンプルの重量を測定し、初期重量との差を計算した。また、3回の平均値(ボリューム及び重量)を測定した。結果を表2に示す。
充填率
サンプルで用いたポリウレタン製フォームワイプに含浸されたリムーバーの充填率(充填量/最大液体吸収量×100(%))を測定した。結果を表2に示す。
デッドボリュームの測定
上記測定に使用したサンプルに残ったリムーバーの体積(残存ボリューム)を測定し、デッドボリューム(残存ボリューム/充填ボリューム×100(%))を計算した。
【0042】
【表2】

【符号の説明】
【0043】
10、20、30、40、50 容器入り剥離剤
11、21、31、41 容器
12、22、32、42、62 収納部
14、24、34 開口部
16、26、36、46、66 フォーム材
17、27、37、67 縁部
18a、18b、28a、28b、38a、38b 切込み
48 切取線
19、29、39、59 ノズル部
D1、D2、D3 開口部の幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
揮発性の液状剥離剤組成物、
その液体保持量の50%〜100%の前記液状剥離剤組成物を含浸したフォーム材、及び
前記フォーム材を収納した収納部と前記液状剥離剤組成物を滴下するノズル部を有する容器からなる容器入り剥離剤。
【請求項2】
前記液状剥離剤組成物は、前記ノズル部の先端を切除することにより形成した開口部を下向きにしても滴下しないが、前記容器を押圧すると、前記フォーム材に含浸した剥離剤が圧搾され前記ノズル部を通って滴下する請求項1に記載の容器入り剥離剤。
【請求項3】
前記開口部の幅が、0.1mm〜10mmである請求項1または2に記載の容器入り剥離剤。
【請求項4】
前記液状剥離剤組成物がメチルシロキサン溶剤、非イオン性界面活性剤、及び油剤を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器入り剥離剤。
【請求項5】
前記フォーム材が、ポリウレタンフォームからなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器入り剥離剤。
【請求項6】
人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板を皮膚から剥離する請求項1〜5のいずれか一項に記載の容器入り剥離剤。
【請求項7】
下記の工程を含む人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板の剥離方法。
工程1:請求項1〜6のいずれか一項に記載の容器入り剥離剤のノズル部先端を切除して開口部を形成する
工程2:工程1の後、前記開口部を下に向け、続いて容器を押圧して剥離剤をストーマパウチの面板と皮膚との境目に滴下する

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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