宿泊予約システム、宿泊予約装置、制御方法、及びプログラム
【課題】ユーザが宿泊施設の予約可能な異なるサイトを其々用いて、所定期間継続した宿泊を行う予約申し込みを行った場合においても、宿泊施設の受付担当の管理運営を効率的に行うことを目的とする。
【解決手段】受付担当は、予約集約画面４００を用いて、集約対象となる予約情報の集約番号を集約番号４０１へ入力した後、集約番号４０１へ当てられたカーソルが別のフィールドへ移動することで当該予約情報を取得し、取得した予約情報と集約対象とすべく予約情報を予約番号４０９から電話番号４１４に入力された情報を用いて
検索ボタン４３６を押下して検索し、結合４１５へ集約対象となる予約情報に対して入力を行い、登録ボタン４２３を押下することで、予約情報の集約を行う。
【解決手段】受付担当は、予約集約画面４００を用いて、集約対象となる予約情報の集約番号を集約番号４０１へ入力した後、集約番号４０１へ当てられたカーソルが別のフィールドへ移動することで当該予約情報を取得し、取得した予約情報と集約対象とすべく予約情報を予約番号４０９から電話番号４１４に入力された情報を用いて
検索ボタン４３６を押下して検索し、結合４１５へ集約対象となる予約情報に対して入力を行い、登録ボタン４２３を押下することで、予約情報の集約を行う。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ユーザが、ホテルや旅館等の宿泊施設の予約を行うためのシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
近年、ユーザがホテルや旅館等の予約を行うに当たり、直接フロントへ出向かずに、インターネットを介して掲示され宿泊施設予約を行うシステムにおいて、ユーザ自身が所有する情報処理装置端末を利用して、宿泊を所望する施設を予約することが可能となっている。
【０００３】
当予約を行うにあたっては、宿泊施設が独自に運営しているサイトから予約申し込みをする場合や旅行業者やインターネットのサービスプロバイダが運営しているサイトからの申し込みなど、幾つかの形式をもって、予約申し込みが可能である。
【０００４】
但し、後者、つまり旅行業者やサービスプロバイダがユーザへ提供するサイトから予約申し込みを行った場合、従来の運営方法であると、宿泊施設側からしてみれば、何れの旅行業者あるいはサービスプロバイダからの予約申し込みがなされたかについては、判断に難色を示すことが多々存在し、旅行業者あるいはサービスプロバイダを介することによってユーザが得られる付加的なサービスを享受することができない、といった問題が生じていた。
【０００５】
そこで、当問題を解決するために、ユーザが予約申し込みを行う際に発番される予約番号と、旅行業者あるいはサービスプロバイダが運営する管理サーバを特定するためのサーバ識別コード（サービスドメイン）を結合させて予約者識別情報を生成し、生成した予約者識別情報を用いて各宿泊施設に設置された情報処理装置へ予約者受付通知をメールで送信する。
【０００６】
これによって、宿泊施設側は、メール送信された予約者識別情報を参照することによって、ユーザが何れかの仲介業者を介して紹介を受けて、宿泊予約を行ったのかを判定することが可能となるので、仲介業者が提供する付加的なサービスをユーザに享受することが可能となる技術が開示されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
【特許文献１】特開２００３−３３１１７２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
しかしながら、仲介業者によって付加されるサービスは、其々、独自サービスがユーザへ提供されていることが現状であり、例えば、宿泊施設Ａの部屋Ｂに対して、２０１１年６月１日に宿泊予定であるユーザは、仲介業者Ａから紹介された場合よりも、仲介業者Ｂから紹介を受けた方が、より良いサービスを受けることが想定される。
【０００９】
尚、仲介業者から紹介を受けた場合に限らず、宿泊施設が独自に運営するサイトからの予約申し込みによって得られるサービスも、ユーザにとっては、宿泊施設を選択するための１要因となることは言うまでもない。
【００１０】
このような状況から、例えば、ユーザが２０１１年６月１日から宿泊施設Ａの部屋Bに２連泊するような場合、２０１１年６月１日は、仲介業者Ｂよりも仲介業者Ａから提供されるサービスの方がより良いサービスが提供されるため仲介業者Ａから予約申し込みを行い、２０１１年６月２日は、仲介業者Ａよりも仲介業者Ｂから提供されるサービスの方がより良いサービスが提供されるため仲介業者Ｂから予約申し込みを行うといったケースが生じている。
【００１１】
このため、宿泊施設の受付担当にとっては、其々の仲介業者から紹介を受けているユーザであるため、同一ユーザの予約申し込みであっても異なる予約申し込みという扱いと見做されるため、システム管理上、問題が生じている。
【００１２】
上記ケースにおける問題例としては、ユーザが所望する部屋の条件（例えば、シングルｏｒダブル、喫煙可能ｏｒ禁煙等）を異なる仲介業者から提供されるシステムにおいて、複数の予約申し込みを行った後、受付担当は、当条件に見合う部屋の割当を行う際に、各々の予約に対して割当を行うため、部屋の条件を満たすものの、別々の異なる部屋をアサインするような事態が生じ得る。
【００１３】
更には、フロントにて、ユーザのチェックアウト時に宿泊費用を清算するために会計処理を行う際に、別々の予約申し込みがなされたため、其々の予約申し込みに対して会計を行わざるを負えず、通常、会計を行うための画面を起動し、予約申し込みに関する情報を其々検索して当画面に表示させた後、其々会計を行わざるを負えないという事態が生じている。
【００１４】
そこで、本発明では、ユーザが宿泊施設の予約可能な異なるサイトを其々用いて、所定期間継続した宿泊を行う予約申し込みを行った場合においても、宿泊施設の受付担当の管理運営を効率的に行うことが可能な宿泊予約システム、宿泊予約装置、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１５】
上記の目的を達成するための第１の発明は、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、を備えたことを特徴とする宿泊予約装置である。
【００１６】
上記の目的を達成するための第２の発明は、クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムであって、前記クライアント装置は、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、前記サーバ装置は、前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、を備えたことを特徴とする宿泊予約システムである。
【００１７】
上記の目的を達成するための第３の発明は、宿泊予約装置における宿泊施設の部屋の予約方法であって、前記宿泊予約装置の受付手段が、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付ステップ、前記宿泊予約装置の第一の記憶手段が、前記受付ステップによって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶ステップ、前記宿泊予約装置の第一の表示手段が、前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示ステップ、前記宿泊予約装置の第二の表示手段が、前記第一の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示ステップ、前記宿泊予約装置の選択手段が、前記第二の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択ステップ、前記宿泊予約装置の第二の記憶手段が、前記選択ステップによって選択された予約情報と前記第一の表示ステップによって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶ステップ、前記宿泊予約装置の第三の表示手段が、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示ステップ、を含むことを特徴とする宿泊施設の部屋の予約方法である。
【００１８】
上記の目的を達成するための第４の発明は、宿泊予約装置で読取実行可能なプログラムであって、前記宿泊予約装置を、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、して機能させることを特徴とするプログラムである。
【００１９】
上記の目的を達成するための第５の発明は、クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムの制御方法であって、前記クライアント装置は、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付ステップと、第一の記憶ステップによって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示ステップと、前記第一の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示ステップと、前記第二の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択ステップと、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示ステップと、を実行し、前記サーバ装置は、前記受付ステップによって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶ステップと、前記選択ステップによって選択された予約情報と前記第一の表示ステップによって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶ステップと、を実行することを特徴とする宿泊予約システムの制御方法である。
【００２０】
上記の目的を達成するための第６の発明は、クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムにおいて実行されるプログラムであって、前記クライアント装置を、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、して機能させ、前記サーバ装置を、前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、として機能させることを特徴とするプログラムである。
【発明の効果】
【００２１】
本発明によれば、ユーザが宿泊施設の予約可能な異なるサイトを其々用いて、所定期間継続した宿泊を行う予約申し込みを行った場合、これらの予約申し込みを集約することで、宿泊施設の受付担当の管理運営を効率的に行うことが可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明の実施形態に係る宿泊予約システムの概略構成を示す構成図である。
【図２】本発明の実施形態に係るクライアント端末および宿泊予約管理サーバのハードウェアの概略構成を示す構成図である。
【図３】本発明の実施形態における予約画面の構成を示す構成図である。
【図４】本発明の実施形態における予約集計画面の構成を示す構成図である。
【図５】本発明の実施形態における部屋アサイン画面の構成を示す構成図である。
【図６】本発明の実施形態におけるレセプション画面の構成を示す構成図である。
【図７】本発明の実施形態における会計画面の構成を示す構成図である。
【図８】本発明の実施形態における各テーブルの構成を示す構成図である。
【図９】本発明の実施形態における予約情報を登録する処理を示すフローチャートである。
【図１０】本発明の実施形態における予約情報を登録する処理を示すフローチャートである。
【図１１】本発明の実施形態における予約情報を集約する処理を示すフローチャートである。
【図１２】本発明の実施形態における予約情報を集約する処理を示すフローチャートである。
【図１３】本発明の実施形態における予約情報の確定を行う処理を示すフローチャートである。
【図１４】本発明の実施形態における予約情報の確定を行う処理を示すフローチャートである。
【図１５】本発明の実施形態における会計処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００２３】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【００２４】
図１は、本発明の実施形態における宿泊予約システムの構成を示す図である。
【００２５】
宿泊予約システム１００は、クライアント端末１０２、及び宿泊予約管理サーバ１０４から構成されており、各装置は、ネットワーク１０６を介して、通信可能なように接続されている。
【００２６】
クライアント端末１０２は、ユーザが宿泊予約を行う際に、宿泊施設、旅行代理店、及びインターネットサービスプロバイダ等から提供されるホテルや旅館等の宿泊施設を予約可能なサイトを参照して予約申し込みを行うことが可能な情報処理装置であり、クライアント端末１０２は、ネットワーク１０６を経由して、インターネットへの接続を可能とし、インターネット経由で、前述の各サイトを参照することが可能である。
【００２７】
更に、クライアント端末１０２は、宿泊施設のフロント等の受付担当にも利用され、受付担当は、ユーザによってなされた予約申し込みに対して、部屋のアサイン、チェックイン、及び宿泊費用の清算といった会計処理等の指示入力を行うことが可能である。
【００２８】
宿泊予約管理サーバ１０４は、クライアント端末１０２において、ユーザによってなされた予約申し込み、あるいは受付担当によってなされた部屋アサインや会計処理等に関する情報を、ネットワーク１０６を介して受信して宿泊予約管理サーバ１０４自身に記憶管理する。
【００２９】
図２は、本発明の実施形態におけるクライアント端末１０２のハードウェア構成を示す図である。
【００３０】
ＣＰＵ２０１は、システムバス２０４に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【００３１】
また、ＲＯＭ２０２あるいは外部メモリ２１１には、ＣＰＵ２０１の制御プログラムであるＢＩＯＳ(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム（以下、ＯＳ）や、クライアント端末１０２の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。ＲＡＭ２０３は、ＣＰＵ２０１の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【００３２】
ＣＰＵ２０１は、処理の実行に際して必要なプログラム等をＲＡＭ２０３にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【００３３】
また、入力コントローラ（入力Ｃ）２０５は、入力部２０９としてのキーボードや不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
【００３４】
ビデオコントローラ（ＶＣ）２０６は、表示部２１０としてのＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）等の表示器への表示を制御する。表示器はＣＲＴだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
【００３５】
メモリコントローラ（ＭＣ）２０７は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク（ＨＤ）やフロッピーディスク（登録商標 ＦＤ）或いはＰＣＭＣＩＡカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ（登録商標）メモリ等の外部メモリ２１１へのアクセスを制御する。
【００３６】
通信Ｉ／Ｆコントローラ（通信Ｉ／ＦＣ）２０８は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、ＴＣＰ／ＩＰを用いたインターネット通信等が可能である。
【００３７】
なお、ＣＰＵ２０１は、例えばＲＡＭ２０３内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開（ラスタライズ）処理を実行することにより、表示部２１０上での表示を可能としている。また、ＣＰＵ２０１は、表示部２１０上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【００３８】
本発明を実現するためのプログラムは、外部メモリ２１１に記録されており、必要に応じてＲＡＭ２０３にロードされることによりＣＰＵ２０１によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイル及び各種情報テーブルは、外部メモリ２１１に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
【００３９】
尚、宿泊予約管理サーバ１０４のハードウェアの構成は、クライアント端末１０２のハードウェア構成と同様であるため、説明は省略し、以降、同一の符号を用いて本願発明の説明を行う。
【００４０】
図３には、本発明の実施形態に於いてユーザから受付けた宿泊の予約情報を管理するための予約画面の構成例を示しており、予約画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００４１】
予約画面３００は、予約画面３００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００４２】
予約番号３０１は、予約の申し込みを一意に識別し、宿泊予約システム１００において自動発番された番号が表示されており、状態３０２は、予約の申し込みを行ったユーザの宿泊施設の滞在状況が表示されており、予約、滞在、出発済、及びキャンセル等を示しており、受付担当がこれらの滞在状況の変更を行っている。
【００４３】
また、集約番号３０３は、複数の予約を結合させて集約させた際に、集約単位毎に一意に識別される番号が表示され、例えば、所定の符号をＧとして、予約番号を１１０とした場合、Ｇ１１０のように表示される。
【００４４】
予約ステータス３０４は、予約申し込みの状況が表示され、キャンセル待ち、仮予約、及び予約等の状況を示しており、受付担当がこれらの予約申し込みの状況の変更を行っている。尚、仮予約については、宿泊日は正式に決定はしていないが、メモ的に登録する際に利用される。
【００４５】
期限３０５は、予約を確定すべき期限を示しており、予約ステータス３０４が、「キャンセル待ち」、「仮予約」の場合、入力可能とし、予約ステータス３０４が、「予約」の場合、入力不可としており、後述する到着日３０６に表示された日付よりも前日付にて、入力が可能となるように制御されている。
【００４６】
到着日３０６は、ユーザが予約申し込みを行った宿泊施設へ到着する日付を表示し、出発日３０７は、ユーザが宿泊施設を出発する日を表示し、泊数３０８は、宿泊施設へ宿泊する日数を表示しているが、これらは、ユーザがクライアント端末１０２から不図示の画面を利用して、予約申し込みを行った情報を用いて表示を行っている。
【００４７】
宿泊者情報３０９は、宿泊施設への宿泊予定である顧客の情報が表示され、これらは、ユーザが予約申し込みを行った予約申し込み情報に含まれる情報を用いて表示を行っており、例えば、予約申し込み時に顧客を一意に識別する顧客番号（会員番号等）をユーザへ入力させ、当顧客番号を用いて、宿泊予約管理サーバ１０４に備えられた顧客テーブルに記憶された顧客情報を取得して表示しても良い。
【００４８】
ＩＤ３１０は、ユーザが宿泊する部屋情報がリスト表示されており、リスト表示された各部屋情報を一意に識別する部屋行番号が表示されており、先行ＩＤ３１１は、連泊等を行ったときに関連性のある部屋を特定するための入力欄であり、予約番号と関連性を有する部屋情報の部屋行番号とを結合させて入力を行う。
【００４９】
例えば、図３に示すように、部屋行番号Ａと部屋行番号Ｂとが関連性を有する場合、つまり、部屋行番号Ａの部屋へ宿泊した後、続けて部屋行番号Ｂの部屋へ宿泊する場合、部屋行番号Ｂの先行ＩＤ３１１には、先行ＩＤとしては、予約番号である１１０と部屋行番号のＡとを結合させて１１０Ａ（予約番号枝番）として入力を行う。
【００５０】
また、予約画面３００は、到着日３１２、泊数３１３、出発日３１４、部屋タイプ３１５、部屋番号３１６、宿泊者名３１７、人数３１８、及び金額３１９を備えており、この記載順に、リスト表示された部屋情報の各行ごとに表示された部屋に対して、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、シングルｏｒダブル及び喫煙可能ｏｒ禁煙等の部屋のタイプ、宿泊施設における部屋を一意に識別するための部屋番号、宿泊者名、宿泊する人数、及び宿泊費用の順に表示されている。
【００５１】
売上合計３２０は、金額３１９を加算した金額が表示され、入金合計３２１は、ユーザから支払われた金額が表示され、差引金額３２２は、売上合計３２０から入金合計３２１を減算して得られた差引金額３２２を表示する。
【００５２】
閉じるボタン３２３は、予約画面３００を閉じるために備えられ、検索ボタン３２４は、予約番号３０１に予約番号を入力した後、入力した予約番号に関連する予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報を、顧客テーブル、予約テーブル、予約宿泊者テーブル、及び予約部屋テーブル等から取得して予約画面３００に表示を行う。
【００５３】
また、予約申し込みを行ったユーザが、宿泊施設へ到着した際にチェックインを行うが、その際に、ユーザが異なるサイトから申し込みを行ったか否かが判明するため、受付担当は、このようなケースに対応するため、予約集約を行う。
【００５４】
予約集約を行うには、受付担当は、後述する予約集約画面４００を表示するための予約集約ボタン３２５を押下して、予約集約画面４００を利用して予約集約を行う。
【００５５】
また、受付担当は、予約申し込みがなされた部屋の条件に見合う部屋のアサインを行うため、後述する部屋アサイン画面５００を表示させるため、部屋アサインボタン３２６を押下する。
【００５６】
また、受付担当は、予約画面３００の各フィールドに入力された情報を宿泊予約管理サーバ１０４の備えた各テーブルへ記憶するために予約登録ボタン３２７を押下する。
【００５７】
また、ユーザに限らず宿泊を所望する人がフロントへ直接出向いた場合、新規で予約情報を生成する必要が生じるため、受付担当は、入力が必要と見做されるフィールドへの入力を行った後、予約登録ボタン３２７を押下すると、予約番号が自動発番されて、予約画面３００の各フィールドに入力された情報を宿泊予約管理サーバ１０４の備えた各テーブルへ記憶する。
【００５８】
また、宿泊していたユーザの出発日には、受付担当は、フロントにて宿泊費用を清算する会計処理を行うため、受付担当は、会計ボタン３２８を押下することで、後述する会計画面７００を表示し、会計画面７００を利用して会計処理を行う。
【００５９】
更に、顧客がチェックインする際に、受付担当が予約情報を滞在が確定したものと見做すための処理を行うためのレセプション画面６００を表示するために、レセプションボタン３２９を押下することが可能である。
【００６０】
図４には、本発明の実施形態に於いてユーザから受付けた宿泊の予約情報を集約するための予約集約画面の構成例を示しており、予約集約画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００６１】
予約集約画面４００は、予約集約画面４００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００６２】
集約番号を表示するための集約番号４０１、既に集約された予約情報を切離す際に入力を行うためのフィールドを示す切離４０２、予約番号を表示する予約番号４０３、予約から出発までの滞在状況を示すステータス４０４を示しており、滞在状況としては、例えば、予約、到着予定、滞在、出発予定、及び出発済等が上げられる。
【００６３】
集約番号４０１は、予約集約画面４００の画面遷移元となる予約画面３００において、複数の予約を結合させて集約させた予約について表示されている場合は、その集約単位である集約番号を表示し、予約集約画面４００の画面遷移元となる予約画面３００において、集約していない予約を表示している場合は、その予約の予約番号に所定の符号を結合させて（前述したように符号Ｇと予約番号とを結合した集約番号）表示する。
【００６４】
到着日４０５、泊数４０６、出発日４０７、及び宿泊者名４０８の順に、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、及び宿泊者名の順に示される。
【００６５】
また、予約番号４０９、顧客番号４１０、ステータス４１１、部屋番号４１２、氏名カナ４１３、及び電話番号４１４の順に予約番号、顧客番号、予約滞在ステータス、予約された部屋番号、顧客の氏名あるいはカナ名、及び顧客の電話番号の順に示しており、其々、受付担当が、入力を所望する項目を選択して入力を行い、検索ボタン４３６を押下することで、各項目に入力されたデータを用いて、予約情報を取得して、取得結果をリスト表示する。
【００６６】
このリスト表示されている領域は、予約番号４０３に対応する予約情報に対して集約対象とする予約情報を選択するためのフィールドである結合４１５を備えている。
【００６７】
また、この領域は、予約番号４１６、集約番号４１７、ステータス４１８、到着日４１９、泊数４２０、出発日４２１、及び宿泊者名４２２の順に、予約番号、集約番号、予約滞在ステータス、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、及び宿泊者名の順に示される。
【００６８】
受付担当は、結合４１５に対して入力を行った後、登録ボタン４２３を押下すると、入力された結合４１５に対応する予約情報を予約番号４０３に対応する予約情報に追加表示し、宿泊予約管理サーバ１０４へ記憶を行う。
【００６９】
この際に、結合４１５に対応する集約番号は、集約番号４０１に表示された集約番号に置き換えて宿泊予約管理サーバ１０４へ記憶されることで、相互の予約情報が集約されたことを識別することが可能である。
【００７０】
ＩＤ４２４は、予約番号に対して複数の部屋を予約した場合、其々を一意に識別するために予約番号に連続する符号、例えばＡ〜Ｚを結合させて発番して表示するフィールドであり、先行ＩＤ４２５は、ＩＤ４２４を先行ＩＤとする場合に表示されるフィールドを示している。
【００７１】
到着日４２６、泊数４２７、出発日４２８、部屋タイプ４２９、部屋番号４３０、宿泊者名４３１、人数４３２、及び金額４３３の順に、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、部屋のタイプ、部屋番号、宿泊者名、宿泊する人数、及び宿泊費用の順に示される。
【００７２】
但し、部屋番号については、宿泊者に対して部屋のアサインを行っていないようであれば、未アサインであることを示すため「未」といった表示を行い、部屋のアサインを行った場合は、アサインした部屋番号が表示される。
【００７３】
受付担当が、部屋アサインを行うには、ＩＤ４２４に表示された予約番号に対応する予約情報を指定した状態で、部屋アサインボタン４３４を押下すると後述する部屋アサイン画面が表示され、当画面を用いて部屋のアサインを行う。
【００７４】
予約集約を行うオペレーションが完了すると、受付担当は、予約集約画面４００を閉じるために閉じるボタン４３５を押下する。
【００７５】
図５には、本発明の実施形態に於いてユーザから受付けた宿泊の予約情報に対して、宿泊者がチェックインする時、部屋をアサインするための部屋アサイン画面の構成例を示しており、部屋アサイン画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００７６】
部屋アサイン画面５００は、部屋アサイン画面５００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００７７】
予約番号５０１、集約番号５０２、名前５０３、室数５０４、及び状況５０５の順に、予約番号、当予約番号に対応する集約番号、宿泊者名、アサイン済の室数とアサインされていない室数とを加算した予約室数、及びアサインが済んだか否かの状況の順に示される。
【００７８】
未アサイン５０６は、アサインがなされていない予約情報の数を示しており、アサイン済５０７は、アサインがなされた予約情報の数を示している。
【００７９】
ＩＤ５０８、先行ＩＤ５０９、到着日５１０、泊数５１１、出発日５１２、部屋タイプ５１３、及び部屋番号５１４の順に、予約番号に連続する符号を結合した番号、先行ＩＤ、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、部屋のタイプ、及び部屋番号の順に示しており、アサインが済んでいる予約情報には、部屋番号５１４に部屋番号が表示され、アサインが済んでいない予約情報には、部屋番号５１４は、非表示としている。
【００８０】
また、選択５１５は、選択５１５に入力がなされた予約情報に対して部屋のアサインを行うための選択欄である。受付担当が、部屋のアサイン対象とする予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、入力がなされた選択５１５に対応する予約情報の部屋のアサインを行う。
【００８１】
フロア５１７、部屋番号５１８、及び部屋タイプ５１９は、部屋の存在するフロア、部屋番号、及び部屋のタイプが表示されており、これらは、宿泊施設の設備に合わせて予め登録しておき表示を行っている。
【００８２】
また、日付５２０から日付５２４については、宿泊予約システム１００の宿泊者の到着日から５日目迄の日付を表示させており、各部屋に対して既に部屋のアサインがされた予約日程に対して、宿泊する顧客の顧客番号が表示されている。但し、到着日の５日目迄の日付に限らずに、所定日目迄として日付を設定して表示することも可能である。
【００８３】
受付担当は、予約情報に対して部屋アサインを行う場合、アサイン対象となる予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、予約情報の先行ＩＤ、到着日、泊数、出発日、及び部屋タイプを用いて、部屋タイプ５１９及び日付５２０から日付５２４に対して既に予約がなされていない箇所を抽出し、抽出できた場合、日付５２０から日付５２４にＩＤ５０８と名前５０３とを表示する。その際、アサインされた部屋番号５１８に表示された部屋番号を部屋番号５１４へ表示する。
【００８４】
受付担当は、部屋のアサインが終了すると、登録ボタン５２５を押下して、宿泊予約システム１００へ予約情報を記憶し、部屋アサイン画面５００を閉じるには、閉じるボタン５２６を押下する。
【００８５】
図６には、本発明の実施形態におけるレセプション画面の構成例を示しており、受付担当は、主に、顧客がチェックインをする時に利用する画面であり、レセプション画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００８６】
レセプション画面６００は、レセプション画面６００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００８７】
部屋番号６０１、予約番号６０２、状態６０３、集約番号６０４、予約ステータス６０５、期限６０６、到着日６０７、出発日６０８、泊数６０９、宿泊者情報６１０の順に、部屋番号、予約番号、滞在状況、集約番号、予約申し込みの状況、予約を確定すべき期限、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、及び宿泊施設への宿泊予定である顧客情報の順に示される。
【００８８】
部屋予約情報６１１については、予約画面３００の部屋情報（ＩＤ３１０から差引金額３２２と同内容）と同内容であるので、説明を省略する。
【００８９】
尚、これらのレセプション画面６００に表示された情報は、受付担当が検索ボタン６１２を押下した後、部屋番号６０１あるいは予約番号６０２に入力された部屋番号や予約番号を用いて、予約情報を宿泊予約管理サーバ１０４から取得して表示している。
【００９０】
また、レセプション画面６００に表示された予約情報に対してチェックインがなされたことを指定させるためには、受付担当は、登録ボタン６１３を押下して、予約情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ記憶し、レセプション画面６００を閉じる場合は、閉じるボタン６１４を押下する。
【００９１】
尚、部屋のアサインが終了していない場合は、アサインの対象となる部屋予約情報６１１を指定して、部屋アサインボタン６１５を押下すると、部屋アサイン画面５００を表示し、受付担当は、部屋アサイン画面５００を用いて、部屋のアサインを行うと、部屋予約情報６１１の部屋番号にアサインされた部屋番号が表示され、アサインが完了したことが示される。
【００９２】
また、受付担当は、宿泊者のチェックアウト時に、レセプション画面６００を参照して、宿泊者がチェックインを行い滞在していたことを確認した後、宿泊費用を清算するために会計処理を行うが、その際には、後述する会計画面を表示するため、会計ボタン６１６を押下し、予約情報の登録を行うのであれば、登録ボタン６１３を押下することで予約画面３００が表示され予約情報の登録を行うことが可能である。
【００９３】
図７には、本発明の実施形態に於いて宿泊費用を清算するために行う会計処理を行うための会計画面の構成例を示しており、受付担当は、主に、顧客がチェックアウトする時に利用する画面であり、会計画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００９４】
会計画面７００は、会計画面７００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００９５】
宿泊に関する予約情報７０１については、図６に示すレセプション画面６００の部屋番号６０１から泊数６０９に表示される情報と同様であるため説明は省略し、フリガナ７０２及び氏名７０３については、宿泊者の氏名のフリガナ及び氏名を示している。
【００９６】
差引金額７０４、売上合計７０５、及び入金合計７０６については、部屋あるいは予約番号に対しての宿泊費用の合計が売上合計７０５に表示され、宿泊者から支払われた額が入金合計７０６に入力されると、売上合計７０５から入金合計７０６を減算して、差引金額７０４へ表示する。
【００９７】
また、売上に対する明細として番号７０７から金額７１１が表示され、番号７０７は、明細の１レコードを一意に識別するための番号が明細各々に対して振られており、何に対する売上なのかを示す科目７０８、科目７０８に対する単価を示す単価７０９、科目７０８の売上数を示す数量７１０、単価７０９に数量７１０を乗じた値である売上金額を示す金額７１１からなっており、金額７１１に表示された総合計が、売上合計７０５に表示されている。
【００９８】
また、予約集約された予約情報についても、この明細部分に表示がなされ、金額７１１に表示された売上金額の総合計が、売上合計７０５へ表示されるので、受付担当は、フロントにて、ユーザのチェックアウト時に会計処理を行う際に、別々の予約申し込みがなされた場合でも、其々の予約申し込みに対して会計を行わずに、一度に、会計処理を行うことができるので、効率的に業務を行うことが可能となる。
【００９９】
会計処理が完了すると、受付担当は、閉じるボタン７１２を押下して、会計画面７００を閉じる。
【０１００】
図８には、本発明の実施形態に係る宿泊予約システムにおいて実行される各処理で利用されるテーブルの構成が示されており、これらのテーブルは、宿泊予約管理サーバ１０４の外部メモリ２１１に記憶管理されている。
【０１０１】
図８に示す顧客テーブルは、宿泊予約システム１００を利用する顧客（会員）の情報を記憶しており、顧客を一意に識別するための顧客番号、顧客の氏名のカナを示す顧客カナ、顧客氏名、顧客の電話番号、郵便番号、住所を含んで構成されている。
【０１０２】
予約テーブルは、予約情報を一意に識別するための予約番号、予約に対して、遅くとも、顧客の到着後には、予約を確定する必要があるため、その期日を示した予約期限を備えている。
【０１０３】
また、予約テーブルは、キャンセル待ち、仮予約、及び予約等の予約申し込みの状況を示す予約ステータス、予約集約を行った際に集約された予約情報を一意に識別するための集約番号を備えており、更に、部屋番号、到着日、及び出発日を備えている。
【０１０４】
部屋テーブルは、部屋に関する部屋のタイプ、１人当たりの宿泊費用等の部屋情報を記憶しており、部屋を一意に識別するための部屋番号、部屋タイプ、及び部屋の宿泊費用（単価）を含んで構成されている。
【０１０５】
予約宿泊者テーブルは、予約を行っている予約宿泊者情報を記憶管理しており、予約番号、１度の予約申し込みの際に複数の申し込み、つまり複数の部屋を予約する等の申し込みがなされた場合に、予約情報の明細を一意に識別するための予約番号枝番、及び顧客番号から構成されている。
【０１０６】
また、複数の申し込みがあった場合は、１つの予約を代表として見做して登録を行った後、不図示の画面で、当代表の予約に対して、その他の予約を登録するため、代表の予約として登録したものについては、予約代表フラグに識別情報を記憶する。
【０１０７】
予約部屋テーブルは、部屋の予約に関する部屋予約情報を記憶管理しており、予約番号、予約番号枝番、予約を集約した際の関連する予約番号枝番を示す先行ＩＤ、部屋番号、到着日、出発日、宿泊する予約人数、予約滞在ステータス、及び入金額を含んで構成されている。
【０１０８】
次に本発明の実施形態に係るクライアント端末１０２及び宿泊予約管理サーバ１０４における宿泊施設の予約情報を登録する処理を図９及び図１０に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１０９】
尚、本処理フローは、ステップＳ１０４及びステップＳ１０５、ステップＳ１１１及びステップＳ１１２については、宿泊予約管理サーバ１０４が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行され、その他のステップは、クライアント端末１０２が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行される。
【０１１０】
ステップＳ１００は、予約画面３００を表示し、次のステップＳ１０１では、予約画面３００の検索ボタン３２４が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１０２へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップＳ１０８へ処理を進める。
【０１１１】
ステップＳ１０２では、予約画面３００の予約番号３０１に表示された予約番号を取得し、ステップＳ１０３では、ステップＳ１０２において取得した予約番号を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１１２】
ステップＳ１０４では、ステップＳ１０３において送信された予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する予約情報を取得すると共に、予約情報に含まれる予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得する。
【０１１３】
そして、予約宿泊者テーブルより取得した顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得（予約代表フラグに識別情報が記憶されている顧客情報）して宿泊者情報とし、予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋予約情報を取得する。
【０１１４】
また、部屋予約情報に含まれる部屋番号に該当する部屋テーブルの部屋番号に対応する部屋情報を取得し、更に、予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得し、取得した顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得して部屋予約情報とする。尚、予約番号に対して予約番号枝番が複数存在する場合は、存在する数分、部屋予約情報を生成する。
【０１１５】
ステップＳ１０５では、ステップＳ１０４において取得した予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報をクライアント端末１０２へ送信し、ステップＳ１０６では、ステップＳ１０５で送信された予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報を受信する。
【０１１６】
ステップＳ１０７では、ステップＳ１０６において受信した予約情報を予約画面３００に表示するが、予約画面３００の予約番号３０１、集約番号３０３、期限３０５、到着日３０６、及び出発日３０７の順に、予約情報の予約番号、集約番号、予約期限、到着日、及び出発日の順に表示し、宿泊者情報３０９を構成する各々の項目に宿泊者情報を表示する。
【０１１７】
尚、状態３０２には、「予約」が通常表示されており、予約ステータス３０４には、予約あるいは仮予約を表示し、ユーザがクライアント端末１０２から不図示の画面を利用して、予約申し込みを行った情報を用いて表示を行っている。
【０１１８】
更に、ステップＳ１０６において受信した部屋予約情報を予約画面３００に表示するが、予約画面３００のＩＤ３１０、先行ＩＤ３１１、到着日３１２、出発日３１４、部屋タイプ３１５、部屋番号３１６、宿泊者名３１７、人数３１８、及び金額３１９の順に、部屋予約情報の予約番号枝番の部屋行番号、先行ＩＤ、到着日、出発日、部屋タイプ、部屋番号、顧客氏名、予約人数、及び部屋予約情報の単価に予約人数を乗じた金額の順に表示する。
【０１１９】
売上合計３２０には、金額３１９に表示した金額の総和を表示し、入金合計３２１には、予約情報の入金額を表示し、差引金額３２２には、売上合計３２０から入金合計３２１を減算して得られた金額を表示する。
【０１２０】
ステップＳ１０８では、既に予約がなされておらず新規に予約情報を登録する際に、顧客の情報を取得するため、予約画面３００の宿泊者番号に当てられたカーソルが他のフィールドへ移動したことを検知した場合は、ステップＳ１０９へ処理を進め、検知しない場合は、ステップＳ１１５へ処理を進める。
【０１２１】
ステップ１０９では、予約画面３００の宿泊者情報３０９の宿泊者番号フィールドに顧客番号が入力されているか否かを判定し、入力されていると判定した場合は、ステップＳ１１０へ処理を進め、入力されていると判定しない場合は、ステップＳ１１５へ処理を進める。
【０１２２】
ステップＳ１１０では、宿泊者情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ要求するために、予約画面３００の宿泊者情報３０９の宿泊者番号フィールドに入力された顧客番号を取得し、宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１２３】
ステップＳ１１１では、ステップＳ１１０において送信された顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得し、ステップＳ１１２では、ステップＳ１１１において取得した顧客情報を宿泊者情報としてクライアント端末１０２へ送信する。
【０１２４】
ステップＳ１１３では、ステップＳ１１２において送信された宿泊者情報を受信し、ステップＳ１１４では、ステップＳ１１３において受信した宿泊者情報を予約画面３００の宿泊者情報３０９へ表示する。
【０１２５】
ステップＳ１１５では、予約画面３００の予約登録ボタン３２７が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１１６へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップＳ１０１へ処理を進める。
【０１２６】
ステップＳ１１６では、予約画面３００に表示された予約ステータスを「予約」に変更した後、予約画面３００の予約情報（予約番号３０１から出発日３０７）及び部屋予約情報（ＩＤ３１０から金額３１９）を取得し、ステップＳ１１７では、予約情報及び部屋予約情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１２７】
ステップＳ１１８では、ステップＳ１１７において送信された予約情報の予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する予約ステータスを「予約」に記憶すると共に、予約情報の予約番号とＩＤ３１０と結合した番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号枝番に対応する先行ＩＤ、部屋番号、到着日、及び出発日の順に、部屋番号３１６、到着日３１２、及び出発日３１４の順に記憶する。
【０１２８】
ステップＳ１１７において送信された予約情報の予約番号に該当する予約番号が予約テーブルに存在しない場合は、新規で予約情報及び部屋予約情報を予約テーブル、予約宿泊者テーブル、及び予約部屋テーブルへ記憶する。
【０１２９】
ステップＳ１１９では、予約情報及び部屋予約情報の記憶が完了したことをクライアント端末１０２へ通知し、ステップＳ１２０では、ステップＳ１１９において通知された予約情報及び部屋予約情報の記憶が完了した旨を予約画面３００へ表示する。
【０１３０】
ステップＳ１２１では、予約情報の集約を行う際には、予約集約画面４００を用いて行うため、予約集約ボタン３２５が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１２２へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップＳ１２３へ処理を進め、ステップＳ１２２では、予約集約処理を行うが、詳細は、図１１を用いて説明する。
【０１３１】
ステップＳ１２３では、宿泊者が宿泊する部屋のアサイン処理を行う場合は、予約画面３００の部屋予約情報の１レコードが選択された状態で、部屋アサインボタン３２６が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１２４へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップＳ１２５へ処理を進める。
【０１３２】
ステップＳ１２４では、部屋のアサイン処理を行うため、部屋アサイン画面５００を表示し、ステップＳ１２３において選択した部屋予約情報を引き継いで、部屋アサイン画面５００のＩＤ５０８、先行ＩＤ５０９、到着日５１０、泊数５１１、出発日５１２、部屋タイプ５１３、及び部屋番号５１４の順に予約画面３００の予約番号３０１とＩＤ３１０とを結合した番号、先行ＩＤ３１１、到着日３１２、泊数３１３、出発日３１４、部屋タイプ３１５、及び部屋番号３１６の順に表示する。
【０１３３】
そして、受付担当が、アサイン対象となる予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、予約情報の先行ＩＤ、到着日、泊数、出発日、及び部屋タイプを用いて、部屋タイプ５１９及び日付５２０から日付５２４に対して既に予約がなされていない箇所を抽出し、抽出できた場合、日付５２０から日付５２４にＩＤ５０８と宿泊者名とを表示する。その際、アサインされた部屋番号５１８に表示された部屋番号を部屋番号５１４へ表示する。また、抽出できなかった場合、アサインが不可と見做された部屋タイプ及び日付等を表示する。
【０１３４】
受付担当は、部屋のアサインが終了すると、登録ボタン５２５を押下し、部屋アサイン画面５００を閉じ、ＩＤ５０８に該当する予約画面３００のＩＤ３１０及び予約番号の結合した番号に対応する部屋タイプ３１５及び部屋番号３１６へ部屋番号５１８及び部屋タイプ５１９を表示する。
【０１３５】
次にステップＳ１２５では、顧客がチェックインする際に、受付担当が予約情報を滞在が確定したものと見做すための処理を行うためのレセプション画面６００を表示するために、レセプションボタン３２９が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１２６へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップＳ１２７へ処理を進める。
【０１３６】
ステップＳ１２６では、レセプション画面６００を用いて、予約情報を滞在が確定したものと見做すための処理を行うが、詳細は、図１３及び図１４を用いて説明する。
【０１３７】
ステップＳ１２７では、顧客がチェックアウトする際に、宿泊費用の清算を行うため、受付担当が会計処理を行うための会計画面７００を表示するために、会計ボタン３２８が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップＳ１２８へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、処理を終了する。
【０１３８】
ステップＳ１２８では、会計画面７００を用いて会計処理を行うが、詳細は、図１５を用いて説明する。
【０１３９】
次に本発明の実施形態に係るクライアント端末１０２及び宿泊予約管理サーバ１０４における宿泊施設の予約情報を集約する処理を図１１及び図１２に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１４０】
尚、本処理フローは、ステップＳ２０４及びステップＳ２０５、ステップＳ２１２及びステップＳ２１３、ステップＳ２２２からステップＳ２２７については、宿泊予約管理サーバ１０４が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行され、その他のステップは、クライアント端末１０２が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行される。
【０１４１】
ステップＳ２００では、予約集約画面４００を表示し、ステップＳ２０１では、予約集約対象となる予約情報を取得する要求を行うため、集約番号４０１に当てられたカーソルが他のフィールドへ移動したことを検知した場合は、ステップＳ２０２へ処理を進める。
【０１４２】
ステップＳ２０２では、集約番号４０１に入力された集約番号を取得し、ステップＳ２０３では、予約情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ要求するために、ステップＳ２０２で取得した集約番号を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１４３】
ステップＳ２０４では、ステップＳ２０３において送信された集約番号に該当する予約テーブルの集約番号を有する予約情報を取得した後、取得した予約情報の予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、顧客番号を取得する。
【０１４４】
当該顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客氏名を取得し、更に、取得した予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、予約番号枝番に対応する部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを取得する。
【０１４５】
ステップＳ２０５では、ステップＳ２０４において取得した予約情報、顧客氏名、部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを予約集約情報としてクライアント端末１０２へ送信する。
【０１４６】
ステップＳ２０６では、ステップＳ２０５において送信された予約集約情報を受信し、ステップＳ２０７では、ステップＳ２０６において受信した予約集約情報を予約集約画面４００へ表示する。
【０１４７】
この際、予約集約画面４００の予約番号４０３、ステータス４０４、到着日４０５、泊数４０６、出発日４０７、及び宿泊者名４０８の順に、予約集約情報の予約番号、予約滞在ステータス、到着日、出発日から到着日を減算した日数、出発日、顧客名の順に表示する。
【０１４８】
また、ＩＤ４２４、先行ＩＤ４２５、到着日４２６、泊数４２７、出発日４２８、部屋タイプ４２９、部屋番号４３０、宿泊者名４３１、人数４３２、及び金額４３３の順に、予約集約情報の予約番号枝番、先行ＩＤ、到着日、出発日から到着日を減算した日数、出発日、部屋タイプ、部屋番号、顧客名、予約人数、及び金額の順に表示される。
【０１４９】
尚、予約集約画面４００では、異なる予約番号でも集約を行うことによって、ＩＤ４２４から金額４３３へ部屋予約情報を表示することが可能あり、更に、異なる予約番号でも先行ＩＤ４２５へＩＤ４２４に表示された予約番号枝番を入力させることで、異なる予約番号を有する部屋予約情報でも関連性のあるものとして関係付けることが可能である。
【０１５０】
ステップＳ２０９では、集約対象とする予約情報の取得要求を宿泊予約管理サーバ１０４へ行うか否かの判定を行うが、予約番号４０９から電話番号４１４の何れかのフィールドに入力がなされた状態で、
検索ボタン４３６が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ２１０へ処理を進める。
【０１５１】
ステップＳ２１０では、予約番号４０９から電話番号４１４の何れかのフィールドに入力された情報を予約集約検索条件として取得し、ステップＳ２１１では、ステップＳ２１０で取得した予約集約検索条件を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１５２】
ステップＳ２１２では、ステップＳ２１１において送信された予約集約検索条件に該当する予約テーブルの各項目を有する予約情報を取得した後、予約情報の予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、顧客番号を取得する。
【０１５３】
当該顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客氏名を取得し、更に、予約情報の予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、予約番号枝番に対応する部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを取得する。
【０１５４】
ステップＳ２１３では、ステップＳ２１２で取得した予約情報、顧客氏名、部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスをクライアント端末１０２へ送信する。
【０１５５】
ステップＳ２１４では、ステップＳ２１３において送信された予約情報、顧客氏名、部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを受信し、ステップＳ２１５では、ステップＳ２１４において受信した予約情報、顧客氏名、部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを予約集約画面４００へ表示する。
【０１５６】
この際、予約集約画面４００の予約番号４１６、集約番号４１７、ステータス４１８、到着日４１９、泊数４２０、出発日４２１、及び宿泊者名４２２の順に、予約番号、予約滞在ステータス、到着日、出発日から到着日を減算した日数、出発日、顧客名の順に表示する。
【０１５７】
ステップＳ２１６では、登録ボタン４２３が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ２１９へ処理を進め、ステップＳ２１７では、切離４０２に入力がなされたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ２１８へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ２１９へ処理を進める。
【０１５８】
ステップＳ２１８では、すでに集約された予約情報を切り離すため、切り離しの対象となる予約番号を取得する。
【０１５９】
ステップＳ２１９では、結合４１５へ入力がなされたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ２２０へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ２２１へ処理を進める。
【０１６０】
ステップＳ２２０では、結合対象とする予約情報を特定するために、当該予約情報の予約番号を取得する。
【０１６１】
ステップＳ２２１では、切り離し対象となる予約番号、結合対象となる予約番号及び集約番号４１７に入力されている集約番号、及び部屋予約情報（ＩＤ４２４から金額４３３）を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信し、ステップＳ２２２では、ステップＳ２２１において送信された予約番号を受信する。
【０１６２】
ステップＳ２２３では、ステップＳ２２２において受信した予約番号が切り離しの対象となるか否かを判定し、対象となると判定した場合は、ステップＳ２２４へ処理を進め、対象とならないと判定した場合は、ステップＳ２２５へ処理を進める。
【０１６３】
ステップＳ２２４では、切り離しの対象となる予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する集約番号を初期値に変更する。例えば、本実施形態であれば「Ｇ」と予約番号との結合した番号をいう。
【０１６４】
更に、集約の対象とならなくなったため、関連性のない予約情報として扱うため、部屋予約情報のＩＤ４２４に該当する予約部屋テーブルの予約番号枝番に対応する先行ＩＤをブランクに更新する。尚、この場合、先行ＩＤを予約集約画面４００にてブランクにしてから予約部屋テーブルの更新を行っても良い。
【０１６５】
ステップＳ２２５では、ステップＳ２２２において受信した予約番号が結合の対象となるか否かを判定し、対象となると判定した場合は、ステップＳ２２６へ処理を進め、対象とならないと判定した場合は、ステップＳ２２７へ処理を進める。
【０１６６】
ステップＳ２２６では、結合の対象となる予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する集約番号をステップＳ２２２で受信した集約番号に変更する。更に、集約の対象となったため、関連性のある予約情報として取り扱うことが可能となったため、部屋予約情報のＩＤ４２４に該当する予約部屋テーブルの予約番号枝番に対応する先行ＩＤを先行ＩＤ４２５で更新する。
【０１６７】
ステップＳ２２７では、予約情報の更新が完了した結果をクライアント端末１０２へ送信し、ステップＳ２２８では、ステップＳ２２７において送信した更新完了結果を受信し、ステップＳ２２９では、更新完了結果を予約集約画面４００へ表示する。
【０１６８】
ステップＳ２３０では、予約集約画面４００の部屋タイプ４２９及び部屋番号４３０が表示されていない場合、つまり予約に対して部屋のアサインが完了していない場合は、部屋のアサインを行うことが可能である。
【０１６９】
ステップＳ２３０では、宿泊者が宿泊する部屋のアサイン処理を行う場合は、部屋情報の１レコードが選択された状態で、部屋アサインボタン３２６が押下されたか否かを判定し。押下されたと判定した場合は、ステップＳ２３１へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、処理を終了する。
【０１７０】
ステップＳ２３１では、部屋アサイン処理を行うため、部屋アサイン画面５００を表示し、ステップＳ２３０において選択した部屋情報を引き継いで、部屋アサイン画面５００のＩＤ５０８、先行ＩＤ５０９、到着日５１０、泊数５１１、出発日５１２、部屋タイプ５１３、及び部屋番号５１４の順に予約集約画面４００の予約番号４０３とＩＤ４２４とを結合した番号、先行ＩＤ、到着日４２６、泊数４２７、出発日４２８、部屋タイプ４２９、及び部屋番号４３０の順に表示する。
【０１７１】
そして、受付担当が、アサイン対象となる予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、予約情報の先行ＩＤ、到着日、泊数、出発日、及び部屋タイプを用いて、部屋タイプ５１９及び日付５２０から日付５２４に対して既に予約がなされていない箇所を抽出し、抽出できた場合、日付５２０から日付５２４に顧客番号を表示する。その際、アサインされた部屋番号５１８に表示された部屋番号を部屋番号５１４へ表示する。また、抽出できなかった場合、アサインが不可と見做された部屋タイプ及び日付等を表示する。
【０１７２】
尚、集約を行わない場合、受付担当は、連続した滞在期間においても、其々の予約に対して部屋のアサインを行わなければならず、宿泊者が所望する部屋タイプを有する部屋が連続的に空きの状態であるものを選択するのは非常に面倒な作業になってしまう。
【０１７３】
しかしながら、集約を行うことで、先行ＩＤ５０９にＩＤ５０８に表示された入力がなされている予約間に関連性を持たせることが可能であり、その関連性を有する予約全ての滞在期間及び部屋タイプを満たすような部屋のアサインを、受付担当が簡易に行うことが可能となる。
【０１７４】
受付担当は、部屋のアサインが終了すると、登録ボタン５２５を押下し、部屋アサイン画面５００を閉じ、ＩＤ５０８に該当する予約集約画面４００のＩＤ４２４及び予約番号の結合した番号に対応する部屋タイプ４２９及び部屋番号４３０へ部屋番号５１８及び部屋タイプ５１９を表示する。
【０１７５】
次に本発明の実施形態に係るクライアント端末１０２及び宿泊予約管理サーバ１０４におけるチェックイン時のレセプション処理を行う処理を図１３及び図１４に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１７６】
尚、本処理フローは、ステップＳ３０７からステップＳ３０９、ステップＳ３１９からステップＳ３２１については、宿泊予約管理サーバ１０４が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行され、その他のステップは、クライアント端末１０２が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行される。
【０１７７】
ステップＳ３００では、レセプション画面６００を表示し、ステップＳ３０１では、予約情報を確定させるため、その対象となる予約情報の検索を行う。そこで、受付担当者が、検索ボタン６１２を押下したか否かを判定し、押下したと判定した場合は、ステップＳ３０２へ処理を進める。
【０１７８】
ステップＳ３０２では、レセプション画面６００の部屋番号６０１に入力がなされたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ３０３へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ３０４へ処理を進める。
【０１７９】
ステップＳ３０３では、部屋番号６０１に入力された部屋番号を取得し、次のステップＳ３０４では、予約番号６０２に予約番号が入力されたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ３０５へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ３０６へ処理を進める。
【０１８０】
ステップＳ３０５では、予約番号６０２に入力された予約番号を取得し、ステップＳ３０６では、ステップＳ３０３で取得した部屋番号及びステップＳ３０５で取得した予約番号を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１８１】
ステップＳ３０７では、ステップＳ３０６において送信された部屋番号及び予約番号を受信し、ステップＳ３０８では、クライアント端末１０２においてステップＳ３０３及びステップＳ３０５において取得できた部屋番号及び予約番号に該当する予約テーブルの予約番号及び部屋番号を有する予約情報を取得する。
【０１８２】
また、ステップＳ３０７において送信された予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する予約情報を取得すると共に、予約情報に含まれる予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得する。
【０１８３】
そして、顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得（予約代表フラグに識別情報を記憶している顧客情報）し、予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋予約情報を取得し、取得した部屋予約情報に含まれる部屋番号に該当する部屋テーブルの部屋番号に対応する部屋情報を取得する。更に、予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得して部屋予約情報とする。
【０１８４】
ステップＳ３０９では、ステップＳ３０８において取得した予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報をクライアント端末１０２へ送信する。
【０１８５】
ステップＳ３１０では、ステップＳ３１２において送信された予約情報をレセプション画面６００に表示するが、レセプション画面６００の部屋番号６０１、予約番号６０２、集約番号６０４、期限６０６、到着日６０７、及び出発日６０８の順に、予約情報の部屋番号、予約番号、集約番号、予約期限、到着日、及び出発日の順に表示し、宿泊者情報を、宿泊者情報６１０を構成する各々の項目に表示する。尚、状態６０３には、予約が通常表示されており、予約ステータス６０５には、「予約」を表示する。
【０１８６】
更に、ステップＳ３０９において送信された部屋予約情報をレセプション画面６００に表示するが、レセプション画面６００のＩＤ、先行ＩＤ、到着日、出発日、部屋タイプ、部屋番号、宿泊者名、人数、及び金額の順に、部屋予約情報の予約番号枝番、予約情報の先行ＩＤ（予約情報における当該予約枝番号に対応する先行ＩＤ）、到着日、出発日、部屋タイプ、部屋番号、宿泊者情報の宿泊者名、予約人数、及び部屋情報の単価に予約人数を乗じた金額の順に表示する。
【０１８７】
売上合計フィールドには、部屋予約情報６１１の金額フィールドに表示した金額の総和を表示し、入金合計フィールドは、予約情報の入金額を表示し、差引金額フィールドには、売上合計フィールドに表示された金額から入金合計フィールドに表示された金額を減算して得られた金額を表示する。
【０１８８】
ステップＳ３１２では、宿泊者が宿泊する部屋のアサイン処理を行う場合は、部屋予約情報６１１の１レコードが選択された状態で、部屋アサインボタン６１５が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ３１３へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、処理を終了する。
【０１８９】
ステップＳ３１３では、部屋アサイン処理を行うため、部屋アサイン画面５００を表示し、ステップＳ３１２において選択した部屋情報を引き継いで、部屋アサイン画面５００のＩＤ５０８、先行ＩＤ５０９、到着日５１０、泊数５１１、出発日５１２、部屋タイプ５１３、及び部屋番号５１４の順に、レセプション画面６００の部屋予約情報６１１に含まれるＩＤフィールドに表示されたＩＤ、先行ＩＤフィールドに表示された先行ＩＤ、到着日フィールドに表示された到着日、泊数フィールドに表示された泊数、出発日フィールドに表示された出発日、部屋タイプフィールドに表示された部屋タイプ、及び部屋番号フィールドに表示された部屋番号の順に表示する。
【０１９０】
そして、受付担当が、アサイン対象となる予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、予約情報の先行ＩＤ、到着日、泊数、出発日、及び部屋タイプを用いて、部屋タイプ５１９及び日付５２０から日付５２４に対して既に予約がなされていない箇所を抽出し、抽出できた場合、日付５２０から日付５２４に顧客番号を表示する。その際、アサインされた部屋番号５１８に表示された部屋番号を部屋番号５１４へ表示する。また、抽出できなかった場合、アサインが不可と見做された部屋タイプ及び日付等を表示する。
【０１９１】
受付担当は、部屋のアサインが終了すると、登録ボタン５２５を押下し、部屋アサイン画面５００を閉じ、ＩＤ５０８に該当するレセプション画面６００の部屋予約情報６１１のＩＤフィールドに表示されたＩＤ及び当該ＩＤに対応する部屋タイプフィールドに表示された部屋タイプ及び部屋番号フィールドに表示された部屋番号へ部屋番号５１８及び部屋タイプ５１９を表示する。
【０１９２】
ステップＳ３１４では、予約情報の集約を行う際には、予約集約画面４００を用いて行うため、予約ボタン６１７が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ３１５へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップＳ３１６へ処理を進め、ステップＳ３１５では、予約処理を行うが、詳細は、図９及び図１０を用いて説明済みである。
【０１９３】
ステップＳ３１６では、登録ボタン６１３が押下されたか否かを判定し、登録ボタン６１３が押下されたと判定した場合は、ステップＳ３１７へ処理を進め、押下されたと反対しない場合は、ステップＳ３０１へ処理を進める。
【０１９４】
ステップＳ３１７では、レセプション処理が完了したことを示す予約確定情報としてレセプション画面６００に表示された予約情報（部屋番号６０１から出発日６０８）、宿泊者情報（宿泊者情報６１０）、及び部屋予約情報（部屋予約情報６１１）を取得し、ステップＳ３１８では、ステップＳ３１７において取得した予約確定情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１９５】
ステップＳ３１９では、ステップＳ３１８において送信した予約確定情報を受信し、ステップＳ３２０では、部屋予約情報６１１のＩＤ及び部屋番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号枝番及び部屋番号を有する予約部屋情報を更新する。
【０１９６】
ステップＳ３２１では、予約情報の更新が完了した結果をクライアント端末１０２へ送信し、ステップＳ３２２では、ステップＳ３２０において送信した更新完了結果を受信し、ステップＳ３２３では、更新完了結果をレセプション画面６００へ表示する。
【０１９７】
ステップＳ３２４では、顧客がチェックアウトする際に、宿泊費用の清算を行うため、受付担当が会計処理を行うための会計画面７００を表示するために、会計ボタン６１６が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップＳ３２５へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、処理を終了する。
【０１９８】
ステップＳ３２５では、会計画面７００を用いて会計処理を行うが、詳細は、図１５を用いて説明する。
【０１９９】
次に本発明の実施形態に係るクライアント端末１０２及び宿泊予約管理サーバ１０４における宿泊費用の清算を行うための会計処理を図１５に示すフローチャートを用いて説明する。
【０２００】
尚、本処理フローは、ステップＳ４０７からステップＳ４０９、ステップＳ４１６からステップＳ４１８については、宿泊予約管理サーバ１０４が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行され、その他のステップは、クライアント端末１０２が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行される。
【０２０１】
ステップＳ４００では、会計画面７００を表示し、ステップＳ４０１では、予約情報に対して会計処理を行うため、その対象となる予約情報の検索を行う。そこで、受付担当者が、検索ボタン７１３を押下したか否かを判定し、押下したと判定した場合は、ステップＳ４０２へ処理を進める。
【０２０２】
ステップＳ４０２では、会計画面７００の予約情報７０１の部屋番号フィールドに入力された部屋番号の入力がなされたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ４０３へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップ４０４へ処理を進める。
【０２０３】
ステップＳ４０３では、部屋番号フィールドに入力された部屋番号を取得し、次のステップＳ４０４では、予約番号フィールドに予約番号が入力されたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ４０５へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ４０６へ処理を進める。
【０２０４】
ステップＳ４０５では、予約番号フィールドに入力された予約番号を取得し、ステップＳ４０６では、ステップＳ４０３で取得した部屋番号及びステップＳ４０５で取得した予約番号を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０２０５】
ステップＳ４０７では、ステップＳ４０６において送信された部屋番号及び予約番号を受信し、ステップＳ４０８では、クライアント端末１０２においてステップＳ４０３及びステップＳ４０５において取得できた部屋番号あるいは予約番号に該当する予約テーブルの予約番号あるいは部屋番号を有する予約情報を取得する。
【０２０６】
また、ステップＳ４０７において送信された予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する予約情報を取得すると共に、予約情報に含まれる予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号（予約代表フラグに識別情報を記憶している顧客番号）を取得する。
【０２０７】
そして、顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得し、予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋予約情報を取得して、部屋予約情報に含まれる部屋番号に該当する部屋テーブルの部屋番号に対応する部屋情報を取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、部屋番号枝番に該当する部屋テーブルの部屋番号枝番に対応する部屋情報を取得する。
【０２０８】
更に、予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号であって、当顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得して部屋予約情報とする。
【０２０９】
尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号枝番に対応する顧客番号であって、当顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得して部屋予約情報とする。
【０２１０】
ステップＳ４０９では、ステップＳ４０８において取得した予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報をクライアント端末１０２へ送信する。
【０２１１】
ステップＳ４１０では、ステップＳ４０９において送信された予約情報を会計画面７００に表示するが、会計画面７００の予約情報７０１の部屋番号、予約番号、集約番号、期限、到着日、及び出発日の各フィールドの順に、予約テーブルの部屋番号、予約番号、集約番号、予約期限、到着日、及び出発日の順に表示し、宿泊者情報の顧客カナ及び顧客氏名を、フリガナ７０２及び氏名７０３に表示する。
【０２１２】
尚、予約情報７０１の状態フィールドには、予約が通常表示されており、予約ステータスフィールドには、「予約」を表示する。
【０２１３】
更に、ステップＳ４０９において送信された部屋予約情報を会計画面７００に表示するが、会計画面７００の番号、単価、数量、及び金額の順に、部屋予約情報の予約番号、単価、予約人数、単価に予約人数を乗じた金額の順に表示する。尚、受付担当が科目７０８を押下すると、選択可能な科目が表示され、例えば、宿泊に対する費用であれば、「ルームチャージ」を選択表示することが可能である。
【０２１４】
売上合計７０５には、金額７１１に表示した金額の総和を表示し、入金合計７０６は、予約テーブルの入金額を表示し、差引金額７０４には、売上合計７０５に表示された金額から入金合計７０６に表示された金額を減算して得られた金額を表示する。
【０２１５】
ステップＳ４１２では、登録ボタン７１４が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップＳ４１３へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップＳ４０１へ処理を進める。
【０２１６】
ステップＳ４１３では、支払確定情報として予約情報７０１の部屋番号フィールドに入力された部屋番号、集約番号フィールドに入力された集約番号、及び入金合計７０６に入力された金額を取得し、ステップＳ４１４では、ステップＳ４１３において取得した支払確定情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０２１７】
ステップＳ４１５では、ステップＳ４１４において送信された支払確定情報を受信し、ステップＳ４１６では、ステップＳ４１５において受信した支払確定情報に含まれる部屋番号及び集約番号に該当する予約テーブルの部屋番号及び集約番号を有する予約情報の入金額を支払確定情報に含まれる入金額で更新する。
【０２１８】
尚、複数の予約情報が存在する場合は、金額７１１が大きいものから消し込んでも良いし、小さいものから消し込んでも良い。
【０２１９】
ステップＳ４１７では、予約情報の更新が完了した結果をクライアント端末１０２へ送信し、ステップＳ４１８では、ステップＳ４１７において送信された更新完了結果を受信し、ステップＳ４１９では、更新完了結果を会計画面７００へ表示する。
【０２２０】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが宿泊施設の予約可能な異なるサイトを其々用いて、所定期間継続した宿泊を行う予約申し込みを行った場合、これらの予約申し込みを集約することで、宿泊施設の受付担当の管理運営を効率的に行うことが可能となる。
【０２２１】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能（読取可能）なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【０２２２】
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【０２２３】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰＵ）が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【０２２４】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク，ハードディスク，光ディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，ＣＤ−Ｒ，ＤＶＤ−ＲＯＭ，磁気テープ，不揮発性のメモリカード，ＲＯＭ，ＥＥＰＲＯＭ，シリコンディスク等を用いることができる。
【０２２５】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータで稼働しているＯＳ等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【０２２６】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【０２２７】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、１つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【０２２８】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ，データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステム、あるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【０２２９】
１００ 宿泊予約システム
１０２ クライアント端末
１０４ 宿泊予約管理サーバ
１０６ ネットワーク
２０１ ＣＰＵ
２０２ ＲＯＭ
２０３ ＲＡＭ
２０４ システムバス
２０５ 入力コントローラ
２０６ ビデオコントローラ
２０７ メモリコントローラ
２０８ 通信Ｉ／Ｆコントローラ
２０９ 入力部
２１０ 表示部
２１１ 外部メモリ
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ユーザが、ホテルや旅館等の宿泊施設の予約を行うためのシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
近年、ユーザがホテルや旅館等の予約を行うに当たり、直接フロントへ出向かずに、インターネットを介して掲示され宿泊施設予約を行うシステムにおいて、ユーザ自身が所有する情報処理装置端末を利用して、宿泊を所望する施設を予約することが可能となっている。
【０００３】
当予約を行うにあたっては、宿泊施設が独自に運営しているサイトから予約申し込みをする場合や旅行業者やインターネットのサービスプロバイダが運営しているサイトからの申し込みなど、幾つかの形式をもって、予約申し込みが可能である。
【０００４】
但し、後者、つまり旅行業者やサービスプロバイダがユーザへ提供するサイトから予約申し込みを行った場合、従来の運営方法であると、宿泊施設側からしてみれば、何れの旅行業者あるいはサービスプロバイダからの予約申し込みがなされたかについては、判断に難色を示すことが多々存在し、旅行業者あるいはサービスプロバイダを介することによってユーザが得られる付加的なサービスを享受することができない、といった問題が生じていた。
【０００５】
そこで、当問題を解決するために、ユーザが予約申し込みを行う際に発番される予約番号と、旅行業者あるいはサービスプロバイダが運営する管理サーバを特定するためのサーバ識別コード（サービスドメイン）を結合させて予約者識別情報を生成し、生成した予約者識別情報を用いて各宿泊施設に設置された情報処理装置へ予約者受付通知をメールで送信する。
【０００６】
これによって、宿泊施設側は、メール送信された予約者識別情報を参照することによって、ユーザが何れかの仲介業者を介して紹介を受けて、宿泊予約を行ったのかを判定することが可能となるので、仲介業者が提供する付加的なサービスをユーザに享受することが可能となる技術が開示されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
【特許文献１】特開２００３−３３１１７２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
しかしながら、仲介業者によって付加されるサービスは、其々、独自サービスがユーザへ提供されていることが現状であり、例えば、宿泊施設Ａの部屋Ｂに対して、２０１１年６月１日に宿泊予定であるユーザは、仲介業者Ａから紹介された場合よりも、仲介業者Ｂから紹介を受けた方が、より良いサービスを受けることが想定される。
【０００９】
尚、仲介業者から紹介を受けた場合に限らず、宿泊施設が独自に運営するサイトからの予約申し込みによって得られるサービスも、ユーザにとっては、宿泊施設を選択するための１要因となることは言うまでもない。
【００１０】
このような状況から、例えば、ユーザが２０１１年６月１日から宿泊施設Ａの部屋Bに２連泊するような場合、２０１１年６月１日は、仲介業者Ｂよりも仲介業者Ａから提供されるサービスの方がより良いサービスが提供されるため仲介業者Ａから予約申し込みを行い、２０１１年６月２日は、仲介業者Ａよりも仲介業者Ｂから提供されるサービスの方がより良いサービスが提供されるため仲介業者Ｂから予約申し込みを行うといったケースが生じている。
【００１１】
このため、宿泊施設の受付担当にとっては、其々の仲介業者から紹介を受けているユーザであるため、同一ユーザの予約申し込みであっても異なる予約申し込みという扱いと見做されるため、システム管理上、問題が生じている。
【００１２】
上記ケースにおける問題例としては、ユーザが所望する部屋の条件（例えば、シングルｏｒダブル、喫煙可能ｏｒ禁煙等）を異なる仲介業者から提供されるシステムにおいて、複数の予約申し込みを行った後、受付担当は、当条件に見合う部屋の割当を行う際に、各々の予約に対して割当を行うため、部屋の条件を満たすものの、別々の異なる部屋をアサインするような事態が生じ得る。
【００１３】
更には、フロントにて、ユーザのチェックアウト時に宿泊費用を清算するために会計処理を行う際に、別々の予約申し込みがなされたため、其々の予約申し込みに対して会計を行わざるを負えず、通常、会計を行うための画面を起動し、予約申し込みに関する情報を其々検索して当画面に表示させた後、其々会計を行わざるを負えないという事態が生じている。
【００１４】
そこで、本発明では、ユーザが宿泊施設の予約可能な異なるサイトを其々用いて、所定期間継続した宿泊を行う予約申し込みを行った場合においても、宿泊施設の受付担当の管理運営を効率的に行うことが可能な宿泊予約システム、宿泊予約装置、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１５】
上記の目的を達成するための第１の発明は、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、を備えたことを特徴とする宿泊予約装置である。
【００１６】
上記の目的を達成するための第２の発明は、クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムであって、前記クライアント装置は、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、前記サーバ装置は、前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、を備えたことを特徴とする宿泊予約システムである。
【００１７】
上記の目的を達成するための第３の発明は、宿泊予約装置における宿泊施設の部屋の予約方法であって、前記宿泊予約装置の受付手段が、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付ステップ、前記宿泊予約装置の第一の記憶手段が、前記受付ステップによって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶ステップ、前記宿泊予約装置の第一の表示手段が、前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示ステップ、前記宿泊予約装置の第二の表示手段が、前記第一の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示ステップ、前記宿泊予約装置の選択手段が、前記第二の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択ステップ、前記宿泊予約装置の第二の記憶手段が、前記選択ステップによって選択された予約情報と前記第一の表示ステップによって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶ステップ、前記宿泊予約装置の第三の表示手段が、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示ステップ、を含むことを特徴とする宿泊施設の部屋の予約方法である。
【００１８】
上記の目的を達成するための第４の発明は、宿泊予約装置で読取実行可能なプログラムであって、前記宿泊予約装置を、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、して機能させることを特徴とするプログラムである。
【００１９】
上記の目的を達成するための第５の発明は、クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムの制御方法であって、前記クライアント装置は、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付ステップと、第一の記憶ステップによって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示ステップと、前記第一の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示ステップと、前記第二の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択ステップと、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示ステップと、を実行し、前記サーバ装置は、前記受付ステップによって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶ステップと、前記選択ステップによって選択された予約情報と前記第一の表示ステップによって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶ステップと、を実行することを特徴とする宿泊予約システムの制御方法である。
【００２０】
上記の目的を達成するための第６の発明は、クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムにおいて実行されるプログラムであって、前記クライアント装置を、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、して機能させ、前記サーバ装置を、前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、として機能させることを特徴とするプログラムである。
【発明の効果】
【００２１】
本発明によれば、ユーザが宿泊施設の予約可能な異なるサイトを其々用いて、所定期間継続した宿泊を行う予約申し込みを行った場合、これらの予約申し込みを集約することで、宿泊施設の受付担当の管理運営を効率的に行うことが可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明の実施形態に係る宿泊予約システムの概略構成を示す構成図である。
【図２】本発明の実施形態に係るクライアント端末および宿泊予約管理サーバのハードウェアの概略構成を示す構成図である。
【図３】本発明の実施形態における予約画面の構成を示す構成図である。
【図４】本発明の実施形態における予約集計画面の構成を示す構成図である。
【図５】本発明の実施形態における部屋アサイン画面の構成を示す構成図である。
【図６】本発明の実施形態におけるレセプション画面の構成を示す構成図である。
【図７】本発明の実施形態における会計画面の構成を示す構成図である。
【図８】本発明の実施形態における各テーブルの構成を示す構成図である。
【図９】本発明の実施形態における予約情報を登録する処理を示すフローチャートである。
【図１０】本発明の実施形態における予約情報を登録する処理を示すフローチャートである。
【図１１】本発明の実施形態における予約情報を集約する処理を示すフローチャートである。
【図１２】本発明の実施形態における予約情報を集約する処理を示すフローチャートである。
【図１３】本発明の実施形態における予約情報の確定を行う処理を示すフローチャートである。
【図１４】本発明の実施形態における予約情報の確定を行う処理を示すフローチャートである。
【図１５】本発明の実施形態における会計処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００２３】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【００２４】
図１は、本発明の実施形態における宿泊予約システムの構成を示す図である。
【００２５】
宿泊予約システム１００は、クライアント端末１０２、及び宿泊予約管理サーバ１０４から構成されており、各装置は、ネットワーク１０６を介して、通信可能なように接続されている。
【００２６】
クライアント端末１０２は、ユーザが宿泊予約を行う際に、宿泊施設、旅行代理店、及びインターネットサービスプロバイダ等から提供されるホテルや旅館等の宿泊施設を予約可能なサイトを参照して予約申し込みを行うことが可能な情報処理装置であり、クライアント端末１０２は、ネットワーク１０６を経由して、インターネットへの接続を可能とし、インターネット経由で、前述の各サイトを参照することが可能である。
【００２７】
更に、クライアント端末１０２は、宿泊施設のフロント等の受付担当にも利用され、受付担当は、ユーザによってなされた予約申し込みに対して、部屋のアサイン、チェックイン、及び宿泊費用の清算といった会計処理等の指示入力を行うことが可能である。
【００２８】
宿泊予約管理サーバ１０４は、クライアント端末１０２において、ユーザによってなされた予約申し込み、あるいは受付担当によってなされた部屋アサインや会計処理等に関する情報を、ネットワーク１０６を介して受信して宿泊予約管理サーバ１０４自身に記憶管理する。
【００２９】
図２は、本発明の実施形態におけるクライアント端末１０２のハードウェア構成を示す図である。
【００３０】
ＣＰＵ２０１は、システムバス２０４に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【００３１】
また、ＲＯＭ２０２あるいは外部メモリ２１１には、ＣＰＵ２０１の制御プログラムであるＢＩＯＳ(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム（以下、ＯＳ）や、クライアント端末１０２の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。ＲＡＭ２０３は、ＣＰＵ２０１の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【００３２】
ＣＰＵ２０１は、処理の実行に際して必要なプログラム等をＲＡＭ２０３にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【００３３】
また、入力コントローラ（入力Ｃ）２０５は、入力部２０９としてのキーボードや不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
【００３４】
ビデオコントローラ（ＶＣ）２０６は、表示部２１０としてのＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）等の表示器への表示を制御する。表示器はＣＲＴだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
【００３５】
メモリコントローラ（ＭＣ）２０７は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク（ＨＤ）やフロッピーディスク（登録商標 ＦＤ）或いはＰＣＭＣＩＡカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ（登録商標）メモリ等の外部メモリ２１１へのアクセスを制御する。
【００３６】
通信Ｉ／Ｆコントローラ（通信Ｉ／ＦＣ）２０８は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、ＴＣＰ／ＩＰを用いたインターネット通信等が可能である。
【００３７】
なお、ＣＰＵ２０１は、例えばＲＡＭ２０３内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開（ラスタライズ）処理を実行することにより、表示部２１０上での表示を可能としている。また、ＣＰＵ２０１は、表示部２１０上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【００３８】
本発明を実現するためのプログラムは、外部メモリ２１１に記録されており、必要に応じてＲＡＭ２０３にロードされることによりＣＰＵ２０１によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイル及び各種情報テーブルは、外部メモリ２１１に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
【００３９】
尚、宿泊予約管理サーバ１０４のハードウェアの構成は、クライアント端末１０２のハードウェア構成と同様であるため、説明は省略し、以降、同一の符号を用いて本願発明の説明を行う。
【００４０】
図３には、本発明の実施形態に於いてユーザから受付けた宿泊の予約情報を管理するための予約画面の構成例を示しており、予約画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００４１】
予約画面３００は、予約画面３００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００４２】
予約番号３０１は、予約の申し込みを一意に識別し、宿泊予約システム１００において自動発番された番号が表示されており、状態３０２は、予約の申し込みを行ったユーザの宿泊施設の滞在状況が表示されており、予約、滞在、出発済、及びキャンセル等を示しており、受付担当がこれらの滞在状況の変更を行っている。
【００４３】
また、集約番号３０３は、複数の予約を結合させて集約させた際に、集約単位毎に一意に識別される番号が表示され、例えば、所定の符号をＧとして、予約番号を１１０とした場合、Ｇ１１０のように表示される。
【００４４】
予約ステータス３０４は、予約申し込みの状況が表示され、キャンセル待ち、仮予約、及び予約等の状況を示しており、受付担当がこれらの予約申し込みの状況の変更を行っている。尚、仮予約については、宿泊日は正式に決定はしていないが、メモ的に登録する際に利用される。
【００４５】
期限３０５は、予約を確定すべき期限を示しており、予約ステータス３０４が、「キャンセル待ち」、「仮予約」の場合、入力可能とし、予約ステータス３０４が、「予約」の場合、入力不可としており、後述する到着日３０６に表示された日付よりも前日付にて、入力が可能となるように制御されている。
【００４６】
到着日３０６は、ユーザが予約申し込みを行った宿泊施設へ到着する日付を表示し、出発日３０７は、ユーザが宿泊施設を出発する日を表示し、泊数３０８は、宿泊施設へ宿泊する日数を表示しているが、これらは、ユーザがクライアント端末１０２から不図示の画面を利用して、予約申し込みを行った情報を用いて表示を行っている。
【００４７】
宿泊者情報３０９は、宿泊施設への宿泊予定である顧客の情報が表示され、これらは、ユーザが予約申し込みを行った予約申し込み情報に含まれる情報を用いて表示を行っており、例えば、予約申し込み時に顧客を一意に識別する顧客番号（会員番号等）をユーザへ入力させ、当顧客番号を用いて、宿泊予約管理サーバ１０４に備えられた顧客テーブルに記憶された顧客情報を取得して表示しても良い。
【００４８】
ＩＤ３１０は、ユーザが宿泊する部屋情報がリスト表示されており、リスト表示された各部屋情報を一意に識別する部屋行番号が表示されており、先行ＩＤ３１１は、連泊等を行ったときに関連性のある部屋を特定するための入力欄であり、予約番号と関連性を有する部屋情報の部屋行番号とを結合させて入力を行う。
【００４９】
例えば、図３に示すように、部屋行番号Ａと部屋行番号Ｂとが関連性を有する場合、つまり、部屋行番号Ａの部屋へ宿泊した後、続けて部屋行番号Ｂの部屋へ宿泊する場合、部屋行番号Ｂの先行ＩＤ３１１には、先行ＩＤとしては、予約番号である１１０と部屋行番号のＡとを結合させて１１０Ａ（予約番号枝番）として入力を行う。
【００５０】
また、予約画面３００は、到着日３１２、泊数３１３、出発日３１４、部屋タイプ３１５、部屋番号３１６、宿泊者名３１７、人数３１８、及び金額３１９を備えており、この記載順に、リスト表示された部屋情報の各行ごとに表示された部屋に対して、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、シングルｏｒダブル及び喫煙可能ｏｒ禁煙等の部屋のタイプ、宿泊施設における部屋を一意に識別するための部屋番号、宿泊者名、宿泊する人数、及び宿泊費用の順に表示されている。
【００５１】
売上合計３２０は、金額３１９を加算した金額が表示され、入金合計３２１は、ユーザから支払われた金額が表示され、差引金額３２２は、売上合計３２０から入金合計３２１を減算して得られた差引金額３２２を表示する。
【００５２】
閉じるボタン３２３は、予約画面３００を閉じるために備えられ、検索ボタン３２４は、予約番号３０１に予約番号を入力した後、入力した予約番号に関連する予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報を、顧客テーブル、予約テーブル、予約宿泊者テーブル、及び予約部屋テーブル等から取得して予約画面３００に表示を行う。
【００５３】
また、予約申し込みを行ったユーザが、宿泊施設へ到着した際にチェックインを行うが、その際に、ユーザが異なるサイトから申し込みを行ったか否かが判明するため、受付担当は、このようなケースに対応するため、予約集約を行う。
【００５４】
予約集約を行うには、受付担当は、後述する予約集約画面４００を表示するための予約集約ボタン３２５を押下して、予約集約画面４００を利用して予約集約を行う。
【００５５】
また、受付担当は、予約申し込みがなされた部屋の条件に見合う部屋のアサインを行うため、後述する部屋アサイン画面５００を表示させるため、部屋アサインボタン３２６を押下する。
【００５６】
また、受付担当は、予約画面３００の各フィールドに入力された情報を宿泊予約管理サーバ１０４の備えた各テーブルへ記憶するために予約登録ボタン３２７を押下する。
【００５７】
また、ユーザに限らず宿泊を所望する人がフロントへ直接出向いた場合、新規で予約情報を生成する必要が生じるため、受付担当は、入力が必要と見做されるフィールドへの入力を行った後、予約登録ボタン３２７を押下すると、予約番号が自動発番されて、予約画面３００の各フィールドに入力された情報を宿泊予約管理サーバ１０４の備えた各テーブルへ記憶する。
【００５８】
また、宿泊していたユーザの出発日には、受付担当は、フロントにて宿泊費用を清算する会計処理を行うため、受付担当は、会計ボタン３２８を押下することで、後述する会計画面７００を表示し、会計画面７００を利用して会計処理を行う。
【００５９】
更に、顧客がチェックインする際に、受付担当が予約情報を滞在が確定したものと見做すための処理を行うためのレセプション画面６００を表示するために、レセプションボタン３２９を押下することが可能である。
【００６０】
図４には、本発明の実施形態に於いてユーザから受付けた宿泊の予約情報を集約するための予約集約画面の構成例を示しており、予約集約画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００６１】
予約集約画面４００は、予約集約画面４００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００６２】
集約番号を表示するための集約番号４０１、既に集約された予約情報を切離す際に入力を行うためのフィールドを示す切離４０２、予約番号を表示する予約番号４０３、予約から出発までの滞在状況を示すステータス４０４を示しており、滞在状況としては、例えば、予約、到着予定、滞在、出発予定、及び出発済等が上げられる。
【００６３】
集約番号４０１は、予約集約画面４００の画面遷移元となる予約画面３００において、複数の予約を結合させて集約させた予約について表示されている場合は、その集約単位である集約番号を表示し、予約集約画面４００の画面遷移元となる予約画面３００において、集約していない予約を表示している場合は、その予約の予約番号に所定の符号を結合させて（前述したように符号Ｇと予約番号とを結合した集約番号）表示する。
【００６４】
到着日４０５、泊数４０６、出発日４０７、及び宿泊者名４０８の順に、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、及び宿泊者名の順に示される。
【００６５】
また、予約番号４０９、顧客番号４１０、ステータス４１１、部屋番号４１２、氏名カナ４１３、及び電話番号４１４の順に予約番号、顧客番号、予約滞在ステータス、予約された部屋番号、顧客の氏名あるいはカナ名、及び顧客の電話番号の順に示しており、其々、受付担当が、入力を所望する項目を選択して入力を行い、検索ボタン４３６を押下することで、各項目に入力されたデータを用いて、予約情報を取得して、取得結果をリスト表示する。
【００６６】
このリスト表示されている領域は、予約番号４０３に対応する予約情報に対して集約対象とする予約情報を選択するためのフィールドである結合４１５を備えている。
【００６７】
また、この領域は、予約番号４１６、集約番号４１７、ステータス４１８、到着日４１９、泊数４２０、出発日４２１、及び宿泊者名４２２の順に、予約番号、集約番号、予約滞在ステータス、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、及び宿泊者名の順に示される。
【００６８】
受付担当は、結合４１５に対して入力を行った後、登録ボタン４２３を押下すると、入力された結合４１５に対応する予約情報を予約番号４０３に対応する予約情報に追加表示し、宿泊予約管理サーバ１０４へ記憶を行う。
【００６９】
この際に、結合４１５に対応する集約番号は、集約番号４０１に表示された集約番号に置き換えて宿泊予約管理サーバ１０４へ記憶されることで、相互の予約情報が集約されたことを識別することが可能である。
【００７０】
ＩＤ４２４は、予約番号に対して複数の部屋を予約した場合、其々を一意に識別するために予約番号に連続する符号、例えばＡ〜Ｚを結合させて発番して表示するフィールドであり、先行ＩＤ４２５は、ＩＤ４２４を先行ＩＤとする場合に表示されるフィールドを示している。
【００７１】
到着日４２６、泊数４２７、出発日４２８、部屋タイプ４２９、部屋番号４３０、宿泊者名４３１、人数４３２、及び金額４３３の順に、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、部屋のタイプ、部屋番号、宿泊者名、宿泊する人数、及び宿泊費用の順に示される。
【００７２】
但し、部屋番号については、宿泊者に対して部屋のアサインを行っていないようであれば、未アサインであることを示すため「未」といった表示を行い、部屋のアサインを行った場合は、アサインした部屋番号が表示される。
【００７３】
受付担当が、部屋アサインを行うには、ＩＤ４２４に表示された予約番号に対応する予約情報を指定した状態で、部屋アサインボタン４３４を押下すると後述する部屋アサイン画面が表示され、当画面を用いて部屋のアサインを行う。
【００７４】
予約集約を行うオペレーションが完了すると、受付担当は、予約集約画面４００を閉じるために閉じるボタン４３５を押下する。
【００７５】
図５には、本発明の実施形態に於いてユーザから受付けた宿泊の予約情報に対して、宿泊者がチェックインする時、部屋をアサインするための部屋アサイン画面の構成例を示しており、部屋アサイン画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００７６】
部屋アサイン画面５００は、部屋アサイン画面５００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００７７】
予約番号５０１、集約番号５０２、名前５０３、室数５０４、及び状況５０５の順に、予約番号、当予約番号に対応する集約番号、宿泊者名、アサイン済の室数とアサインされていない室数とを加算した予約室数、及びアサインが済んだか否かの状況の順に示される。
【００７８】
未アサイン５０６は、アサインがなされていない予約情報の数を示しており、アサイン済５０７は、アサインがなされた予約情報の数を示している。
【００７９】
ＩＤ５０８、先行ＩＤ５０９、到着日５１０、泊数５１１、出発日５１２、部屋タイプ５１３、及び部屋番号５１４の順に、予約番号に連続する符号を結合した番号、先行ＩＤ、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、部屋のタイプ、及び部屋番号の順に示しており、アサインが済んでいる予約情報には、部屋番号５１４に部屋番号が表示され、アサインが済んでいない予約情報には、部屋番号５１４は、非表示としている。
【００８０】
また、選択５１５は、選択５１５に入力がなされた予約情報に対して部屋のアサインを行うための選択欄である。受付担当が、部屋のアサイン対象とする予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、入力がなされた選択５１５に対応する予約情報の部屋のアサインを行う。
【００８１】
フロア５１７、部屋番号５１８、及び部屋タイプ５１９は、部屋の存在するフロア、部屋番号、及び部屋のタイプが表示されており、これらは、宿泊施設の設備に合わせて予め登録しておき表示を行っている。
【００８２】
また、日付５２０から日付５２４については、宿泊予約システム１００の宿泊者の到着日から５日目迄の日付を表示させており、各部屋に対して既に部屋のアサインがされた予約日程に対して、宿泊する顧客の顧客番号が表示されている。但し、到着日の５日目迄の日付に限らずに、所定日目迄として日付を設定して表示することも可能である。
【００８３】
受付担当は、予約情報に対して部屋アサインを行う場合、アサイン対象となる予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、予約情報の先行ＩＤ、到着日、泊数、出発日、及び部屋タイプを用いて、部屋タイプ５１９及び日付５２０から日付５２４に対して既に予約がなされていない箇所を抽出し、抽出できた場合、日付５２０から日付５２４にＩＤ５０８と名前５０３とを表示する。その際、アサインされた部屋番号５１８に表示された部屋番号を部屋番号５１４へ表示する。
【００８４】
受付担当は、部屋のアサインが終了すると、登録ボタン５２５を押下して、宿泊予約システム１００へ予約情報を記憶し、部屋アサイン画面５００を閉じるには、閉じるボタン５２６を押下する。
【００８５】
図６には、本発明の実施形態におけるレセプション画面の構成例を示しており、受付担当は、主に、顧客がチェックインをする時に利用する画面であり、レセプション画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００８６】
レセプション画面６００は、レセプション画面６００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００８７】
部屋番号６０１、予約番号６０２、状態６０３、集約番号６０４、予約ステータス６０５、期限６０６、到着日６０７、出発日６０８、泊数６０９、宿泊者情報６１０の順に、部屋番号、予約番号、滞在状況、集約番号、予約申し込みの状況、予約を確定すべき期限、宿泊開始日、宿泊日数、宿泊終了日、及び宿泊施設への宿泊予定である顧客情報の順に示される。
【００８８】
部屋予約情報６１１については、予約画面３００の部屋情報（ＩＤ３１０から差引金額３２２と同内容）と同内容であるので、説明を省略する。
【００８９】
尚、これらのレセプション画面６００に表示された情報は、受付担当が検索ボタン６１２を押下した後、部屋番号６０１あるいは予約番号６０２に入力された部屋番号や予約番号を用いて、予約情報を宿泊予約管理サーバ１０４から取得して表示している。
【００９０】
また、レセプション画面６００に表示された予約情報に対してチェックインがなされたことを指定させるためには、受付担当は、登録ボタン６１３を押下して、予約情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ記憶し、レセプション画面６００を閉じる場合は、閉じるボタン６１４を押下する。
【００９１】
尚、部屋のアサインが終了していない場合は、アサインの対象となる部屋予約情報６１１を指定して、部屋アサインボタン６１５を押下すると、部屋アサイン画面５００を表示し、受付担当は、部屋アサイン画面５００を用いて、部屋のアサインを行うと、部屋予約情報６１１の部屋番号にアサインされた部屋番号が表示され、アサインが完了したことが示される。
【００９２】
また、受付担当は、宿泊者のチェックアウト時に、レセプション画面６００を参照して、宿泊者がチェックインを行い滞在していたことを確認した後、宿泊費用を清算するために会計処理を行うが、その際には、後述する会計画面を表示するため、会計ボタン６１６を押下し、予約情報の登録を行うのであれば、登録ボタン６１３を押下することで予約画面３００が表示され予約情報の登録を行うことが可能である。
【００９３】
図７には、本発明の実施形態に於いて宿泊費用を清算するために行う会計処理を行うための会計画面の構成例を示しており、受付担当は、主に、顧客がチェックアウトする時に利用する画面であり、会計画面は、クライアント端末１０２の表示部２１０へ表示され受付担当が利用するための画面である。
【００９４】
会計画面７００は、会計画面７００に備えられたデータの入出力を行うためのフィールド、データ登録や検索及び他画面へ遷移するための各ボタンを備えており、其々について、説明する。
【００９５】
宿泊に関する予約情報７０１については、図６に示すレセプション画面６００の部屋番号６０１から泊数６０９に表示される情報と同様であるため説明は省略し、フリガナ７０２及び氏名７０３については、宿泊者の氏名のフリガナ及び氏名を示している。
【００９６】
差引金額７０４、売上合計７０５、及び入金合計７０６については、部屋あるいは予約番号に対しての宿泊費用の合計が売上合計７０５に表示され、宿泊者から支払われた額が入金合計７０６に入力されると、売上合計７０５から入金合計７０６を減算して、差引金額７０４へ表示する。
【００９７】
また、売上に対する明細として番号７０７から金額７１１が表示され、番号７０７は、明細の１レコードを一意に識別するための番号が明細各々に対して振られており、何に対する売上なのかを示す科目７０８、科目７０８に対する単価を示す単価７０９、科目７０８の売上数を示す数量７１０、単価７０９に数量７１０を乗じた値である売上金額を示す金額７１１からなっており、金額７１１に表示された総合計が、売上合計７０５に表示されている。
【００９８】
また、予約集約された予約情報についても、この明細部分に表示がなされ、金額７１１に表示された売上金額の総合計が、売上合計７０５へ表示されるので、受付担当は、フロントにて、ユーザのチェックアウト時に会計処理を行う際に、別々の予約申し込みがなされた場合でも、其々の予約申し込みに対して会計を行わずに、一度に、会計処理を行うことができるので、効率的に業務を行うことが可能となる。
【００９９】
会計処理が完了すると、受付担当は、閉じるボタン７１２を押下して、会計画面７００を閉じる。
【０１００】
図８には、本発明の実施形態に係る宿泊予約システムにおいて実行される各処理で利用されるテーブルの構成が示されており、これらのテーブルは、宿泊予約管理サーバ１０４の外部メモリ２１１に記憶管理されている。
【０１０１】
図８に示す顧客テーブルは、宿泊予約システム１００を利用する顧客（会員）の情報を記憶しており、顧客を一意に識別するための顧客番号、顧客の氏名のカナを示す顧客カナ、顧客氏名、顧客の電話番号、郵便番号、住所を含んで構成されている。
【０１０２】
予約テーブルは、予約情報を一意に識別するための予約番号、予約に対して、遅くとも、顧客の到着後には、予約を確定する必要があるため、その期日を示した予約期限を備えている。
【０１０３】
また、予約テーブルは、キャンセル待ち、仮予約、及び予約等の予約申し込みの状況を示す予約ステータス、予約集約を行った際に集約された予約情報を一意に識別するための集約番号を備えており、更に、部屋番号、到着日、及び出発日を備えている。
【０１０４】
部屋テーブルは、部屋に関する部屋のタイプ、１人当たりの宿泊費用等の部屋情報を記憶しており、部屋を一意に識別するための部屋番号、部屋タイプ、及び部屋の宿泊費用（単価）を含んで構成されている。
【０１０５】
予約宿泊者テーブルは、予約を行っている予約宿泊者情報を記憶管理しており、予約番号、１度の予約申し込みの際に複数の申し込み、つまり複数の部屋を予約する等の申し込みがなされた場合に、予約情報の明細を一意に識別するための予約番号枝番、及び顧客番号から構成されている。
【０１０６】
また、複数の申し込みがあった場合は、１つの予約を代表として見做して登録を行った後、不図示の画面で、当代表の予約に対して、その他の予約を登録するため、代表の予約として登録したものについては、予約代表フラグに識別情報を記憶する。
【０１０７】
予約部屋テーブルは、部屋の予約に関する部屋予約情報を記憶管理しており、予約番号、予約番号枝番、予約を集約した際の関連する予約番号枝番を示す先行ＩＤ、部屋番号、到着日、出発日、宿泊する予約人数、予約滞在ステータス、及び入金額を含んで構成されている。
【０１０８】
次に本発明の実施形態に係るクライアント端末１０２及び宿泊予約管理サーバ１０４における宿泊施設の予約情報を登録する処理を図９及び図１０に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１０９】
尚、本処理フローは、ステップＳ１０４及びステップＳ１０５、ステップＳ１１１及びステップＳ１１２については、宿泊予約管理サーバ１０４が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行され、その他のステップは、クライアント端末１０２が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行される。
【０１１０】
ステップＳ１００は、予約画面３００を表示し、次のステップＳ１０１では、予約画面３００の検索ボタン３２４が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１０２へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップＳ１０８へ処理を進める。
【０１１１】
ステップＳ１０２では、予約画面３００の予約番号３０１に表示された予約番号を取得し、ステップＳ１０３では、ステップＳ１０２において取得した予約番号を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１１２】
ステップＳ１０４では、ステップＳ１０３において送信された予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する予約情報を取得すると共に、予約情報に含まれる予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得する。
【０１１３】
そして、予約宿泊者テーブルより取得した顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得（予約代表フラグに識別情報が記憶されている顧客情報）して宿泊者情報とし、予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋予約情報を取得する。
【０１１４】
また、部屋予約情報に含まれる部屋番号に該当する部屋テーブルの部屋番号に対応する部屋情報を取得し、更に、予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得し、取得した顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得して部屋予約情報とする。尚、予約番号に対して予約番号枝番が複数存在する場合は、存在する数分、部屋予約情報を生成する。
【０１１５】
ステップＳ１０５では、ステップＳ１０４において取得した予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報をクライアント端末１０２へ送信し、ステップＳ１０６では、ステップＳ１０５で送信された予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報を受信する。
【０１１６】
ステップＳ１０７では、ステップＳ１０６において受信した予約情報を予約画面３００に表示するが、予約画面３００の予約番号３０１、集約番号３０３、期限３０５、到着日３０６、及び出発日３０７の順に、予約情報の予約番号、集約番号、予約期限、到着日、及び出発日の順に表示し、宿泊者情報３０９を構成する各々の項目に宿泊者情報を表示する。
【０１１７】
尚、状態３０２には、「予約」が通常表示されており、予約ステータス３０４には、予約あるいは仮予約を表示し、ユーザがクライアント端末１０２から不図示の画面を利用して、予約申し込みを行った情報を用いて表示を行っている。
【０１１８】
更に、ステップＳ１０６において受信した部屋予約情報を予約画面３００に表示するが、予約画面３００のＩＤ３１０、先行ＩＤ３１１、到着日３１２、出発日３１４、部屋タイプ３１５、部屋番号３１６、宿泊者名３１７、人数３１８、及び金額３１９の順に、部屋予約情報の予約番号枝番の部屋行番号、先行ＩＤ、到着日、出発日、部屋タイプ、部屋番号、顧客氏名、予約人数、及び部屋予約情報の単価に予約人数を乗じた金額の順に表示する。
【０１１９】
売上合計３２０には、金額３１９に表示した金額の総和を表示し、入金合計３２１には、予約情報の入金額を表示し、差引金額３２２には、売上合計３２０から入金合計３２１を減算して得られた金額を表示する。
【０１２０】
ステップＳ１０８では、既に予約がなされておらず新規に予約情報を登録する際に、顧客の情報を取得するため、予約画面３００の宿泊者番号に当てられたカーソルが他のフィールドへ移動したことを検知した場合は、ステップＳ１０９へ処理を進め、検知しない場合は、ステップＳ１１５へ処理を進める。
【０１２１】
ステップ１０９では、予約画面３００の宿泊者情報３０９の宿泊者番号フィールドに顧客番号が入力されているか否かを判定し、入力されていると判定した場合は、ステップＳ１１０へ処理を進め、入力されていると判定しない場合は、ステップＳ１１５へ処理を進める。
【０１２２】
ステップＳ１１０では、宿泊者情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ要求するために、予約画面３００の宿泊者情報３０９の宿泊者番号フィールドに入力された顧客番号を取得し、宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１２３】
ステップＳ１１１では、ステップＳ１１０において送信された顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得し、ステップＳ１１２では、ステップＳ１１１において取得した顧客情報を宿泊者情報としてクライアント端末１０２へ送信する。
【０１２４】
ステップＳ１１３では、ステップＳ１１２において送信された宿泊者情報を受信し、ステップＳ１１４では、ステップＳ１１３において受信した宿泊者情報を予約画面３００の宿泊者情報３０９へ表示する。
【０１２５】
ステップＳ１１５では、予約画面３００の予約登録ボタン３２７が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１１６へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップＳ１０１へ処理を進める。
【０１２６】
ステップＳ１１６では、予約画面３００に表示された予約ステータスを「予約」に変更した後、予約画面３００の予約情報（予約番号３０１から出発日３０７）及び部屋予約情報（ＩＤ３１０から金額３１９）を取得し、ステップＳ１１７では、予約情報及び部屋予約情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１２７】
ステップＳ１１８では、ステップＳ１１７において送信された予約情報の予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する予約ステータスを「予約」に記憶すると共に、予約情報の予約番号とＩＤ３１０と結合した番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号枝番に対応する先行ＩＤ、部屋番号、到着日、及び出発日の順に、部屋番号３１６、到着日３１２、及び出発日３１４の順に記憶する。
【０１２８】
ステップＳ１１７において送信された予約情報の予約番号に該当する予約番号が予約テーブルに存在しない場合は、新規で予約情報及び部屋予約情報を予約テーブル、予約宿泊者テーブル、及び予約部屋テーブルへ記憶する。
【０１２９】
ステップＳ１１９では、予約情報及び部屋予約情報の記憶が完了したことをクライアント端末１０２へ通知し、ステップＳ１２０では、ステップＳ１１９において通知された予約情報及び部屋予約情報の記憶が完了した旨を予約画面３００へ表示する。
【０１３０】
ステップＳ１２１では、予約情報の集約を行う際には、予約集約画面４００を用いて行うため、予約集約ボタン３２５が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１２２へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップＳ１２３へ処理を進め、ステップＳ１２２では、予約集約処理を行うが、詳細は、図１１を用いて説明する。
【０１３１】
ステップＳ１２３では、宿泊者が宿泊する部屋のアサイン処理を行う場合は、予約画面３００の部屋予約情報の１レコードが選択された状態で、部屋アサインボタン３２６が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１２４へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップＳ１２５へ処理を進める。
【０１３２】
ステップＳ１２４では、部屋のアサイン処理を行うため、部屋アサイン画面５００を表示し、ステップＳ１２３において選択した部屋予約情報を引き継いで、部屋アサイン画面５００のＩＤ５０８、先行ＩＤ５０９、到着日５１０、泊数５１１、出発日５１２、部屋タイプ５１３、及び部屋番号５１４の順に予約画面３００の予約番号３０１とＩＤ３１０とを結合した番号、先行ＩＤ３１１、到着日３１２、泊数３１３、出発日３１４、部屋タイプ３１５、及び部屋番号３１６の順に表示する。
【０１３３】
そして、受付担当が、アサイン対象となる予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、予約情報の先行ＩＤ、到着日、泊数、出発日、及び部屋タイプを用いて、部屋タイプ５１９及び日付５２０から日付５２４に対して既に予約がなされていない箇所を抽出し、抽出できた場合、日付５２０から日付５２４にＩＤ５０８と宿泊者名とを表示する。その際、アサインされた部屋番号５１８に表示された部屋番号を部屋番号５１４へ表示する。また、抽出できなかった場合、アサインが不可と見做された部屋タイプ及び日付等を表示する。
【０１３４】
受付担当は、部屋のアサインが終了すると、登録ボタン５２５を押下し、部屋アサイン画面５００を閉じ、ＩＤ５０８に該当する予約画面３００のＩＤ３１０及び予約番号の結合した番号に対応する部屋タイプ３１５及び部屋番号３１６へ部屋番号５１８及び部屋タイプ５１９を表示する。
【０１３５】
次にステップＳ１２５では、顧客がチェックインする際に、受付担当が予約情報を滞在が確定したものと見做すための処理を行うためのレセプション画面６００を表示するために、レセプションボタン３２９が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ１２６へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップＳ１２７へ処理を進める。
【０１３６】
ステップＳ１２６では、レセプション画面６００を用いて、予約情報を滞在が確定したものと見做すための処理を行うが、詳細は、図１３及び図１４を用いて説明する。
【０１３７】
ステップＳ１２７では、顧客がチェックアウトする際に、宿泊費用の清算を行うため、受付担当が会計処理を行うための会計画面７００を表示するために、会計ボタン３２８が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップＳ１２８へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、処理を終了する。
【０１３８】
ステップＳ１２８では、会計画面７００を用いて会計処理を行うが、詳細は、図１５を用いて説明する。
【０１３９】
次に本発明の実施形態に係るクライアント端末１０２及び宿泊予約管理サーバ１０４における宿泊施設の予約情報を集約する処理を図１１及び図１２に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１４０】
尚、本処理フローは、ステップＳ２０４及びステップＳ２０５、ステップＳ２１２及びステップＳ２１３、ステップＳ２２２からステップＳ２２７については、宿泊予約管理サーバ１０４が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行され、その他のステップは、クライアント端末１０２が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行される。
【０１４１】
ステップＳ２００では、予約集約画面４００を表示し、ステップＳ２０１では、予約集約対象となる予約情報を取得する要求を行うため、集約番号４０１に当てられたカーソルが他のフィールドへ移動したことを検知した場合は、ステップＳ２０２へ処理を進める。
【０１４２】
ステップＳ２０２では、集約番号４０１に入力された集約番号を取得し、ステップＳ２０３では、予約情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ要求するために、ステップＳ２０２で取得した集約番号を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１４３】
ステップＳ２０４では、ステップＳ２０３において送信された集約番号に該当する予約テーブルの集約番号を有する予約情報を取得した後、取得した予約情報の予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、顧客番号を取得する。
【０１４４】
当該顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客氏名を取得し、更に、取得した予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、予約番号枝番に対応する部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを取得する。
【０１４５】
ステップＳ２０５では、ステップＳ２０４において取得した予約情報、顧客氏名、部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを予約集約情報としてクライアント端末１０２へ送信する。
【０１４６】
ステップＳ２０６では、ステップＳ２０５において送信された予約集約情報を受信し、ステップＳ２０７では、ステップＳ２０６において受信した予約集約情報を予約集約画面４００へ表示する。
【０１４７】
この際、予約集約画面４００の予約番号４０３、ステータス４０４、到着日４０５、泊数４０６、出発日４０７、及び宿泊者名４０８の順に、予約集約情報の予約番号、予約滞在ステータス、到着日、出発日から到着日を減算した日数、出発日、顧客名の順に表示する。
【０１４８】
また、ＩＤ４２４、先行ＩＤ４２５、到着日４２６、泊数４２７、出発日４２８、部屋タイプ４２９、部屋番号４３０、宿泊者名４３１、人数４３２、及び金額４３３の順に、予約集約情報の予約番号枝番、先行ＩＤ、到着日、出発日から到着日を減算した日数、出発日、部屋タイプ、部屋番号、顧客名、予約人数、及び金額の順に表示される。
【０１４９】
尚、予約集約画面４００では、異なる予約番号でも集約を行うことによって、ＩＤ４２４から金額４３３へ部屋予約情報を表示することが可能あり、更に、異なる予約番号でも先行ＩＤ４２５へＩＤ４２４に表示された予約番号枝番を入力させることで、異なる予約番号を有する部屋予約情報でも関連性のあるものとして関係付けることが可能である。
【０１５０】
ステップＳ２０９では、集約対象とする予約情報の取得要求を宿泊予約管理サーバ１０４へ行うか否かの判定を行うが、予約番号４０９から電話番号４１４の何れかのフィールドに入力がなされた状態で、
検索ボタン４３６が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ２１０へ処理を進める。
【０１５１】
ステップＳ２１０では、予約番号４０９から電話番号４１４の何れかのフィールドに入力された情報を予約集約検索条件として取得し、ステップＳ２１１では、ステップＳ２１０で取得した予約集約検索条件を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１５２】
ステップＳ２１２では、ステップＳ２１１において送信された予約集約検索条件に該当する予約テーブルの各項目を有する予約情報を取得した後、予約情報の予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、顧客番号を取得する。
【０１５３】
当該顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客氏名を取得し、更に、予約情報の予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、予約番号枝番に対応する部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを取得する。
【０１５４】
ステップＳ２１３では、ステップＳ２１２で取得した予約情報、顧客氏名、部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスをクライアント端末１０２へ送信する。
【０１５５】
ステップＳ２１４では、ステップＳ２１３において送信された予約情報、顧客氏名、部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを受信し、ステップＳ２１５では、ステップＳ２１４において受信した予約情報、顧客氏名、部屋番号、到着日、出発日、予約人数、及び予約滞在ステータスを予約集約画面４００へ表示する。
【０１５６】
この際、予約集約画面４００の予約番号４１６、集約番号４１７、ステータス４１８、到着日４１９、泊数４２０、出発日４２１、及び宿泊者名４２２の順に、予約番号、予約滞在ステータス、到着日、出発日から到着日を減算した日数、出発日、顧客名の順に表示する。
【０１５７】
ステップＳ２１６では、登録ボタン４２３が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ２１９へ処理を進め、ステップＳ２１７では、切離４０２に入力がなされたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ２１８へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ２１９へ処理を進める。
【０１５８】
ステップＳ２１８では、すでに集約された予約情報を切り離すため、切り離しの対象となる予約番号を取得する。
【０１５９】
ステップＳ２１９では、結合４１５へ入力がなされたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ２２０へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ２２１へ処理を進める。
【０１６０】
ステップＳ２２０では、結合対象とする予約情報を特定するために、当該予約情報の予約番号を取得する。
【０１６１】
ステップＳ２２１では、切り離し対象となる予約番号、結合対象となる予約番号及び集約番号４１７に入力されている集約番号、及び部屋予約情報（ＩＤ４２４から金額４３３）を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信し、ステップＳ２２２では、ステップＳ２２１において送信された予約番号を受信する。
【０１６２】
ステップＳ２２３では、ステップＳ２２２において受信した予約番号が切り離しの対象となるか否かを判定し、対象となると判定した場合は、ステップＳ２２４へ処理を進め、対象とならないと判定した場合は、ステップＳ２２５へ処理を進める。
【０１６３】
ステップＳ２２４では、切り離しの対象となる予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する集約番号を初期値に変更する。例えば、本実施形態であれば「Ｇ」と予約番号との結合した番号をいう。
【０１６４】
更に、集約の対象とならなくなったため、関連性のない予約情報として扱うため、部屋予約情報のＩＤ４２４に該当する予約部屋テーブルの予約番号枝番に対応する先行ＩＤをブランクに更新する。尚、この場合、先行ＩＤを予約集約画面４００にてブランクにしてから予約部屋テーブルの更新を行っても良い。
【０１６５】
ステップＳ２２５では、ステップＳ２２２において受信した予約番号が結合の対象となるか否かを判定し、対象となると判定した場合は、ステップＳ２２６へ処理を進め、対象とならないと判定した場合は、ステップＳ２２７へ処理を進める。
【０１６６】
ステップＳ２２６では、結合の対象となる予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する集約番号をステップＳ２２２で受信した集約番号に変更する。更に、集約の対象となったため、関連性のある予約情報として取り扱うことが可能となったため、部屋予約情報のＩＤ４２４に該当する予約部屋テーブルの予約番号枝番に対応する先行ＩＤを先行ＩＤ４２５で更新する。
【０１６７】
ステップＳ２２７では、予約情報の更新が完了した結果をクライアント端末１０２へ送信し、ステップＳ２２８では、ステップＳ２２７において送信した更新完了結果を受信し、ステップＳ２２９では、更新完了結果を予約集約画面４００へ表示する。
【０１６８】
ステップＳ２３０では、予約集約画面４００の部屋タイプ４２９及び部屋番号４３０が表示されていない場合、つまり予約に対して部屋のアサインが完了していない場合は、部屋のアサインを行うことが可能である。
【０１６９】
ステップＳ２３０では、宿泊者が宿泊する部屋のアサイン処理を行う場合は、部屋情報の１レコードが選択された状態で、部屋アサインボタン３２６が押下されたか否かを判定し。押下されたと判定した場合は、ステップＳ２３１へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、処理を終了する。
【０１７０】
ステップＳ２３１では、部屋アサイン処理を行うため、部屋アサイン画面５００を表示し、ステップＳ２３０において選択した部屋情報を引き継いで、部屋アサイン画面５００のＩＤ５０８、先行ＩＤ５０９、到着日５１０、泊数５１１、出発日５１２、部屋タイプ５１３、及び部屋番号５１４の順に予約集約画面４００の予約番号４０３とＩＤ４２４とを結合した番号、先行ＩＤ、到着日４２６、泊数４２７、出発日４２８、部屋タイプ４２９、及び部屋番号４３０の順に表示する。
【０１７１】
そして、受付担当が、アサイン対象となる予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、予約情報の先行ＩＤ、到着日、泊数、出発日、及び部屋タイプを用いて、部屋タイプ５１９及び日付５２０から日付５２４に対して既に予約がなされていない箇所を抽出し、抽出できた場合、日付５２０から日付５２４に顧客番号を表示する。その際、アサインされた部屋番号５１８に表示された部屋番号を部屋番号５１４へ表示する。また、抽出できなかった場合、アサインが不可と見做された部屋タイプ及び日付等を表示する。
【０１７２】
尚、集約を行わない場合、受付担当は、連続した滞在期間においても、其々の予約に対して部屋のアサインを行わなければならず、宿泊者が所望する部屋タイプを有する部屋が連続的に空きの状態であるものを選択するのは非常に面倒な作業になってしまう。
【０１７３】
しかしながら、集約を行うことで、先行ＩＤ５０９にＩＤ５０８に表示された入力がなされている予約間に関連性を持たせることが可能であり、その関連性を有する予約全ての滞在期間及び部屋タイプを満たすような部屋のアサインを、受付担当が簡易に行うことが可能となる。
【０１７４】
受付担当は、部屋のアサインが終了すると、登録ボタン５２５を押下し、部屋アサイン画面５００を閉じ、ＩＤ５０８に該当する予約集約画面４００のＩＤ４２４及び予約番号の結合した番号に対応する部屋タイプ４２９及び部屋番号４３０へ部屋番号５１８及び部屋タイプ５１９を表示する。
【０１７５】
次に本発明の実施形態に係るクライアント端末１０２及び宿泊予約管理サーバ１０４におけるチェックイン時のレセプション処理を行う処理を図１３及び図１４に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１７６】
尚、本処理フローは、ステップＳ３０７からステップＳ３０９、ステップＳ３１９からステップＳ３２１については、宿泊予約管理サーバ１０４が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行され、その他のステップは、クライアント端末１０２が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行される。
【０１７７】
ステップＳ３００では、レセプション画面６００を表示し、ステップＳ３０１では、予約情報を確定させるため、その対象となる予約情報の検索を行う。そこで、受付担当者が、検索ボタン６１２を押下したか否かを判定し、押下したと判定した場合は、ステップＳ３０２へ処理を進める。
【０１７８】
ステップＳ３０２では、レセプション画面６００の部屋番号６０１に入力がなされたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ３０３へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ３０４へ処理を進める。
【０１７９】
ステップＳ３０３では、部屋番号６０１に入力された部屋番号を取得し、次のステップＳ３０４では、予約番号６０２に予約番号が入力されたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ３０５へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ３０６へ処理を進める。
【０１８０】
ステップＳ３０５では、予約番号６０２に入力された予約番号を取得し、ステップＳ３０６では、ステップＳ３０３で取得した部屋番号及びステップＳ３０５で取得した予約番号を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１８１】
ステップＳ３０７では、ステップＳ３０６において送信された部屋番号及び予約番号を受信し、ステップＳ３０８では、クライアント端末１０２においてステップＳ３０３及びステップＳ３０５において取得できた部屋番号及び予約番号に該当する予約テーブルの予約番号及び部屋番号を有する予約情報を取得する。
【０１８２】
また、ステップＳ３０７において送信された予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する予約情報を取得すると共に、予約情報に含まれる予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号を取得する。
【０１８３】
そして、顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得（予約代表フラグに識別情報を記憶している顧客情報）し、予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋予約情報を取得し、取得した部屋予約情報に含まれる部屋番号に該当する部屋テーブルの部屋番号に対応する部屋情報を取得する。更に、予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得して部屋予約情報とする。
【０１８４】
ステップＳ３０９では、ステップＳ３０８において取得した予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報をクライアント端末１０２へ送信する。
【０１８５】
ステップＳ３１０では、ステップＳ３１２において送信された予約情報をレセプション画面６００に表示するが、レセプション画面６００の部屋番号６０１、予約番号６０２、集約番号６０４、期限６０６、到着日６０７、及び出発日６０８の順に、予約情報の部屋番号、予約番号、集約番号、予約期限、到着日、及び出発日の順に表示し、宿泊者情報を、宿泊者情報６１０を構成する各々の項目に表示する。尚、状態６０３には、予約が通常表示されており、予約ステータス６０５には、「予約」を表示する。
【０１８６】
更に、ステップＳ３０９において送信された部屋予約情報をレセプション画面６００に表示するが、レセプション画面６００のＩＤ、先行ＩＤ、到着日、出発日、部屋タイプ、部屋番号、宿泊者名、人数、及び金額の順に、部屋予約情報の予約番号枝番、予約情報の先行ＩＤ（予約情報における当該予約枝番号に対応する先行ＩＤ）、到着日、出発日、部屋タイプ、部屋番号、宿泊者情報の宿泊者名、予約人数、及び部屋情報の単価に予約人数を乗じた金額の順に表示する。
【０１８７】
売上合計フィールドには、部屋予約情報６１１の金額フィールドに表示した金額の総和を表示し、入金合計フィールドは、予約情報の入金額を表示し、差引金額フィールドには、売上合計フィールドに表示された金額から入金合計フィールドに表示された金額を減算して得られた金額を表示する。
【０１８８】
ステップＳ３１２では、宿泊者が宿泊する部屋のアサイン処理を行う場合は、部屋予約情報６１１の１レコードが選択された状態で、部屋アサインボタン６１５が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ３１３へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、処理を終了する。
【０１８９】
ステップＳ３１３では、部屋アサイン処理を行うため、部屋アサイン画面５００を表示し、ステップＳ３１２において選択した部屋情報を引き継いで、部屋アサイン画面５００のＩＤ５０８、先行ＩＤ５０９、到着日５１０、泊数５１１、出発日５１２、部屋タイプ５１３、及び部屋番号５１４の順に、レセプション画面６００の部屋予約情報６１１に含まれるＩＤフィールドに表示されたＩＤ、先行ＩＤフィールドに表示された先行ＩＤ、到着日フィールドに表示された到着日、泊数フィールドに表示された泊数、出発日フィールドに表示された出発日、部屋タイプフィールドに表示された部屋タイプ、及び部屋番号フィールドに表示された部屋番号の順に表示する。
【０１９０】
そして、受付担当が、アサイン対象となる予約情報に対応する選択５１５に入力を行い、アサインボタン５１６を押下すると、予約情報の先行ＩＤ、到着日、泊数、出発日、及び部屋タイプを用いて、部屋タイプ５１９及び日付５２０から日付５２４に対して既に予約がなされていない箇所を抽出し、抽出できた場合、日付５２０から日付５２４に顧客番号を表示する。その際、アサインされた部屋番号５１８に表示された部屋番号を部屋番号５１４へ表示する。また、抽出できなかった場合、アサインが不可と見做された部屋タイプ及び日付等を表示する。
【０１９１】
受付担当は、部屋のアサインが終了すると、登録ボタン５２５を押下し、部屋アサイン画面５００を閉じ、ＩＤ５０８に該当するレセプション画面６００の部屋予約情報６１１のＩＤフィールドに表示されたＩＤ及び当該ＩＤに対応する部屋タイプフィールドに表示された部屋タイプ及び部屋番号フィールドに表示された部屋番号へ部屋番号５１８及び部屋タイプ５１９を表示する。
【０１９２】
ステップＳ３１４では、予約情報の集約を行う際には、予約集約画面４００を用いて行うため、予約ボタン６１７が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップＳ３１５へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップＳ３１６へ処理を進め、ステップＳ３１５では、予約処理を行うが、詳細は、図９及び図１０を用いて説明済みである。
【０１９３】
ステップＳ３１６では、登録ボタン６１３が押下されたか否かを判定し、登録ボタン６１３が押下されたと判定した場合は、ステップＳ３１７へ処理を進め、押下されたと反対しない場合は、ステップＳ３０１へ処理を進める。
【０１９４】
ステップＳ３１７では、レセプション処理が完了したことを示す予約確定情報としてレセプション画面６００に表示された予約情報（部屋番号６０１から出発日６０８）、宿泊者情報（宿泊者情報６１０）、及び部屋予約情報（部屋予約情報６１１）を取得し、ステップＳ３１８では、ステップＳ３１７において取得した予約確定情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０１９５】
ステップＳ３１９では、ステップＳ３１８において送信した予約確定情報を受信し、ステップＳ３２０では、部屋予約情報６１１のＩＤ及び部屋番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号枝番及び部屋番号を有する予約部屋情報を更新する。
【０１９６】
ステップＳ３２１では、予約情報の更新が完了した結果をクライアント端末１０２へ送信し、ステップＳ３２２では、ステップＳ３２０において送信した更新完了結果を受信し、ステップＳ３２３では、更新完了結果をレセプション画面６００へ表示する。
【０１９７】
ステップＳ３２４では、顧客がチェックアウトする際に、宿泊費用の清算を行うため、受付担当が会計処理を行うための会計画面７００を表示するために、会計ボタン６１６が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップＳ３２５へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、処理を終了する。
【０１９８】
ステップＳ３２５では、会計画面７００を用いて会計処理を行うが、詳細は、図１５を用いて説明する。
【０１９９】
次に本発明の実施形態に係るクライアント端末１０２及び宿泊予約管理サーバ１０４における宿泊費用の清算を行うための会計処理を図１５に示すフローチャートを用いて説明する。
【０２００】
尚、本処理フローは、ステップＳ４０７からステップＳ４０９、ステップＳ４１６からステップＳ４１８については、宿泊予約管理サーバ１０４が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行され、その他のステップは、クライアント端末１０２が備えるＣＰＵ２０１の制御の下、各処理ステップは実行される。
【０２０１】
ステップＳ４００では、会計画面７００を表示し、ステップＳ４０１では、予約情報に対して会計処理を行うため、その対象となる予約情報の検索を行う。そこで、受付担当者が、検索ボタン７１３を押下したか否かを判定し、押下したと判定した場合は、ステップＳ４０２へ処理を進める。
【０２０２】
ステップＳ４０２では、会計画面７００の予約情報７０１の部屋番号フィールドに入力された部屋番号の入力がなされたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ４０３へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップ４０４へ処理を進める。
【０２０３】
ステップＳ４０３では、部屋番号フィールドに入力された部屋番号を取得し、次のステップＳ４０４では、予約番号フィールドに予約番号が入力されたか否かを判定し、入力がなされたと判定した場合は、ステップＳ４０５へ処理を進め、入力がなされたと判定しない場合は、ステップＳ４０６へ処理を進める。
【０２０４】
ステップＳ４０５では、予約番号フィールドに入力された予約番号を取得し、ステップＳ４０６では、ステップＳ４０３で取得した部屋番号及びステップＳ４０５で取得した予約番号を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０２０５】
ステップＳ４０７では、ステップＳ４０６において送信された部屋番号及び予約番号を受信し、ステップＳ４０８では、クライアント端末１０２においてステップＳ４０３及びステップＳ４０５において取得できた部屋番号あるいは予約番号に該当する予約テーブルの予約番号あるいは部屋番号を有する予約情報を取得する。
【０２０６】
また、ステップＳ４０７において送信された予約番号に該当する予約テーブルの予約番号を有する予約情報を取得すると共に、予約情報に含まれる予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号（予約代表フラグに識別情報を記憶している顧客番号）を取得する。
【０２０７】
そして、顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得し、予約番号に該当する予約部屋テーブルの予約番号に対応する部屋予約情報を取得して、部屋予約情報に含まれる部屋番号に該当する部屋テーブルの部屋番号に対応する部屋情報を取得する。尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、部屋番号枝番に該当する部屋テーブルの部屋番号枝番に対応する部屋情報を取得する。
【０２０８】
更に、予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号に対応する顧客番号であって、当顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得して部屋予約情報とする。
【０２０９】
尚、予約番号に対して予約番号枝番が存在する場合は、存在する数分、予約番号に該当する予約宿泊者テーブルの予約番号枝番に対応する顧客番号であって、当顧客番号に該当する顧客テーブルの顧客番号に対応する顧客情報を取得して部屋予約情報とする。
【０２１０】
ステップＳ４０９では、ステップＳ４０８において取得した予約情報、宿泊者情報、及び部屋予約情報をクライアント端末１０２へ送信する。
【０２１１】
ステップＳ４１０では、ステップＳ４０９において送信された予約情報を会計画面７００に表示するが、会計画面７００の予約情報７０１の部屋番号、予約番号、集約番号、期限、到着日、及び出発日の各フィールドの順に、予約テーブルの部屋番号、予約番号、集約番号、予約期限、到着日、及び出発日の順に表示し、宿泊者情報の顧客カナ及び顧客氏名を、フリガナ７０２及び氏名７０３に表示する。
【０２１２】
尚、予約情報７０１の状態フィールドには、予約が通常表示されており、予約ステータスフィールドには、「予約」を表示する。
【０２１３】
更に、ステップＳ４０９において送信された部屋予約情報を会計画面７００に表示するが、会計画面７００の番号、単価、数量、及び金額の順に、部屋予約情報の予約番号、単価、予約人数、単価に予約人数を乗じた金額の順に表示する。尚、受付担当が科目７０８を押下すると、選択可能な科目が表示され、例えば、宿泊に対する費用であれば、「ルームチャージ」を選択表示することが可能である。
【０２１４】
売上合計７０５には、金額７１１に表示した金額の総和を表示し、入金合計７０６は、予約テーブルの入金額を表示し、差引金額７０４には、売上合計７０５に表示された金額から入金合計７０６に表示された金額を減算して得られた金額を表示する。
【０２１５】
ステップＳ４１２では、登録ボタン７１４が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップＳ４１３へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップＳ４０１へ処理を進める。
【０２１６】
ステップＳ４１３では、支払確定情報として予約情報７０１の部屋番号フィールドに入力された部屋番号、集約番号フィールドに入力された集約番号、及び入金合計７０６に入力された金額を取得し、ステップＳ４１４では、ステップＳ４１３において取得した支払確定情報を宿泊予約管理サーバ１０４へ送信する。
【０２１７】
ステップＳ４１５では、ステップＳ４１４において送信された支払確定情報を受信し、ステップＳ４１６では、ステップＳ４１５において受信した支払確定情報に含まれる部屋番号及び集約番号に該当する予約テーブルの部屋番号及び集約番号を有する予約情報の入金額を支払確定情報に含まれる入金額で更新する。
【０２１８】
尚、複数の予約情報が存在する場合は、金額７１１が大きいものから消し込んでも良いし、小さいものから消し込んでも良い。
【０２１９】
ステップＳ４１７では、予約情報の更新が完了した結果をクライアント端末１０２へ送信し、ステップＳ４１８では、ステップＳ４１７において送信された更新完了結果を受信し、ステップＳ４１９では、更新完了結果を会計画面７００へ表示する。
【０２２０】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが宿泊施設の予約可能な異なるサイトを其々用いて、所定期間継続した宿泊を行う予約申し込みを行った場合、これらの予約申し込みを集約することで、宿泊施設の受付担当の管理運営を効率的に行うことが可能となる。
【０２２１】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能（読取可能）なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【０２２２】
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【０２２３】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰＵ）が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【０２２４】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク，ハードディスク，光ディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，ＣＤ−Ｒ，ＤＶＤ−ＲＯＭ，磁気テープ，不揮発性のメモリカード，ＲＯＭ，ＥＥＰＲＯＭ，シリコンディスク等を用いることができる。
【０２２５】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータで稼働しているＯＳ等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【０２２６】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【０２２７】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、１つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【０２２８】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ，データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステム、あるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【０２２９】
１００ 宿泊予約システム
１０２ クライアント端末
１０４ 宿泊予約管理サーバ
１０６ ネットワーク
２０１ ＣＰＵ
２０２ ＲＯＭ
２０３ ＲＡＭ
２０４ システムバス
２０５ 入力コントローラ
２０６ ビデオコントローラ
２０７ メモリコントローラ
２０８ 通信Ｉ／Ｆコントローラ
２０９ 入力部
２１０ 表示部
２１１ 外部メモリ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、
前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、
前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、
前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、
を備えたことを特徴とする宿泊予約装置。
【請求項２】
前記第三の表示手段によって表示された予約情報に対して、未割当である部屋の割当を行うこと部屋割当手段を備えたことを特徴とする請求項１に記載の宿泊予約装置。
【請求項３】
前記部屋割当手段は、特定情報によって関係するとした予約情報の各々に含まれる宿泊開始日及び終了日において未割当である部屋の割当を行うことを特徴とする請求項２に記載の宿泊予約装置。
【請求項４】
前記部屋割当手段は、特定情報によって関係するとした予約情報の各々に含まれる宿泊開始日及び終了日において未割当である部屋が存在しないと判定した場合は、警告表示を行うことを特徴とする請求項１または２に記載の宿泊予約装置。
【請求項５】
前記特定情報によって関係するとした予約情報の各々に含まれる部屋のチャージ料をリスト表示する第四の表示手段を備えたことを特徴とする請求項１乃至４の何れか１項に記載の宿泊予約装置。
【請求項６】
クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムであって、
前記クライアント装置は、
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、
第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、
前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、
前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、
前記サーバ装置は、
前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、
前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、
を備えたことを特徴とする宿泊予約システム。
【請求項７】
宿泊予約装置における宿泊施設の部屋の予約方法であって、
前記宿泊予約装置の受付手段が、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付ステップ、
前記宿泊予約装置の第一の記憶手段が、前記受付ステップによって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶ステップ、
前記宿泊予約装置の第一の表示手段が、前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示ステップ、
前記宿泊予約装置の第二の表示手段が、前記第一の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示ステップ、
前記宿泊予約装置の選択手段が、前記第二の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択ステップ、
前記宿泊予約装置の第二の記憶手段が、前記選択ステップによって選択された予約情報と前記第一の表示ステップによって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶ステップ、
前記宿泊予約装置の第三の表示手段が、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示ステップ、
を含むことを特徴とする宿泊施設の部屋の予約方法。
【請求項８】
宿泊予約装置で読取実行可能なプログラムであって、
前記宿泊予約装置を、
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、
前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、
前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、
前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項９】
クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムの制御方法であって、
前記クライアント装置は、
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付ステップと、
第一の記憶ステップによって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示ステップと、
前記第一の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示ステップと、
前記第二の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択ステップと、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示ステップと、
を実行し、
前記サーバ装置は、
前記受付ステップによって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶ステップと、
前記選択ステップによって選択された予約情報と前記第一の表示ステップによって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶ステップと、
を実行することを特徴とする宿泊予約システムの制御方法。
【請求項１０】
クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムにおいて実行されるプログラムであって、
前記クライアント装置を、
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、
第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、
前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、
前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、
して機能させ、
前記サーバ装置を、
前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、
前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項１】
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、
前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、
前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、
前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、
を備えたことを特徴とする宿泊予約装置。
【請求項２】
前記第三の表示手段によって表示された予約情報に対して、未割当である部屋の割当を行うこと部屋割当手段を備えたことを特徴とする請求項１に記載の宿泊予約装置。
【請求項３】
前記部屋割当手段は、特定情報によって関係するとした予約情報の各々に含まれる宿泊開始日及び終了日において未割当である部屋の割当を行うことを特徴とする請求項２に記載の宿泊予約装置。
【請求項４】
前記部屋割当手段は、特定情報によって関係するとした予約情報の各々に含まれる宿泊開始日及び終了日において未割当である部屋が存在しないと判定した場合は、警告表示を行うことを特徴とする請求項１または２に記載の宿泊予約装置。
【請求項５】
前記特定情報によって関係するとした予約情報の各々に含まれる部屋のチャージ料をリスト表示する第四の表示手段を備えたことを特徴とする請求項１乃至４の何れか１項に記載の宿泊予約装置。
【請求項６】
クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムであって、
前記クライアント装置は、
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、
第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、
前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、
前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、
前記サーバ装置は、
前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、
前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、
を備えたことを特徴とする宿泊予約システム。
【請求項７】
宿泊予約装置における宿泊施設の部屋の予約方法であって、
前記宿泊予約装置の受付手段が、宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付ステップ、
前記宿泊予約装置の第一の記憶手段が、前記受付ステップによって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶ステップ、
前記宿泊予約装置の第一の表示手段が、前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示ステップ、
前記宿泊予約装置の第二の表示手段が、前記第一の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示ステップ、
前記宿泊予約装置の選択手段が、前記第二の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択ステップ、
前記宿泊予約装置の第二の記憶手段が、前記選択ステップによって選択された予約情報と前記第一の表示ステップによって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶ステップ、
前記宿泊予約装置の第三の表示手段が、前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示ステップ、
を含むことを特徴とする宿泊施設の部屋の予約方法。
【請求項８】
宿泊予約装置で読取実行可能なプログラムであって、
前記宿泊予約装置を、
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、
前記第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、
前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、
前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項９】
クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムの制御方法であって、
前記クライアント装置は、
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付ステップと、
第一の記憶ステップによって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示ステップと、
前記第一の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示ステップと、
前記第二の表示ステップによって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択ステップと、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示ステップと、
を実行し、
前記サーバ装置は、
前記受付ステップによって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶ステップと、
前記選択ステップによって選択された予約情報と前記第一の表示ステップによって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶ステップと、
を実行することを特徴とする宿泊予約システムの制御方法。
【請求項１０】
クライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続した宿泊予約システムにおいて実行されるプログラムであって、
前記クライアント装置を、
宿泊施設において部屋の予約を受け付ける受付手段と、
第一の記憶手段によって記憶部へ記憶した予約情報を表示する第一の表示手段と、
前記第一の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を表示する第二の表示手段と、
前記第二の表示手段によって表示された前記予約情報と異なる予約情報を選択する選択手段と、
前記記憶部に記憶した特定情報によって関係するとした予約情報を表示する第三の表示手段と、
して機能させ、
前記サーバ装置を、
前記受付手段によって受付けた予約を一意に識別する予約識別情報に対応させて前記予約情報を前記記憶部へ記憶する第一の記憶手段と、
前記選択手段によって選択された予約情報と前記第一の表示手段によって表示された予約情報とが関係することを示す特定情報を前記記憶部に記憶する第二の記憶手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図１４】
【図１５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図１４】
【図１５】
【公開番号】特開２０１３−１１９７３（Ｐ２０１３−１１９７３Ａ）
【公開日】平成２５年１月１７日（２０１３．１．１７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１４３２２０（Ｐ２０１１−１４３２２０）
【出願日】平成２３年６月２８日（２０１１．６．２８）
【出願人】（３９０００２７６１）キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】（３１２０００２０６）キヤノンＭＪアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】（５９２１３５２０３）キヤノンＩＴソリューションズ株式会社 (528)
【公開日】平成２５年１月１７日（２０１３．１．１７）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年６月２８日（２０１１．６．２８）
【出願人】（３９０００２７６１）キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】（３１２０００２０６）キヤノンＭＪアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】（５９２１３５２０３）キヤノンＩＴソリューションズ株式会社 (528)
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