小型ライト
【課題】小型ライトにおいて、先端発光部10を発光させるための電源を収納する筒状の胴体部3を利用して、装飾性を高めることができるようにする。
【解決手段】本発明に係る小型ライトは、先端に発光ダイオードなどからなる発光部10を有するヘッド部2と、このヘッド部2に連結された胴体部3とを備え、
この胴体部3は、前記発光部10を発光させるための電池などの電源17を収納する内筒20と、この内筒20の外周面に装飾シート4を介して外嵌装着し得るポリカーボネイトなどの透明の材料からなる外筒21とを備えている。
【解決手段】本発明に係る小型ライトは、先端に発光ダイオードなどからなる発光部10を有するヘッド部2と、このヘッド部2に連結された胴体部3とを備え、
この胴体部3は、前記発光部10を発光させるための電池などの電源17を収納する内筒20と、この内筒20の外周面に装飾シート4を介して外嵌装着し得るポリカーボネイトなどの透明の材料からなる外筒21とを備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型ライトに関するものである。
本明細書において「小型ライト」の「小型」とは、片手で把持して持ち歩ける程度の大きさを上限として、それより小さいものを言う。従って、懐中電灯やペンライトなどを含むことはもとより、ボタン電池などを電源とするキーホルダー程度の大きさのものも含まれる。
【0002】
また「小型ライト」の「ライト」は、発光ダイオード(以下では「LED」と言う)を発光源とさせたものを代表例とするが、その他、フィラメント球などの電球を発光源とするものなども含まれるものとする。
【背景技術】
【0003】
小型ライトとして、単三〜単五程度の棒状の乾電池を電源として、この電源を筒状のケースに収納させ、ケース先端でLEDや電球を発光させる構造のものが周知である(例えば、特許文献1や2など参照)。筒状のケースは把持部を兼ねさせているのが普通であり、把持部としての強度をもたせるためにプラスチック製とされている場合や、アルミニウムやスチールなどの金属により形成されている場合などがあった。
【0004】
なお、筒状のケースに透明プラスチック製の外筒を外嵌させて、この外筒に先端の電球等から導光させ、発光させるように工夫したものも知られている(特許文献2等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−245802号公報
【特許文献2】特開平4−181601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来公知の小型ライトでは、筒状のケースで把持部を兼ねさせるのが普通であったため、このケースは、強度をもたせることや、ローレット加工を施したりグリップ(滑止め用の凹凸を有するゴムカバーなど)を装着したりして滑止め機能を設けることに主眼がおかれていた。このため、ローレット加工やグリップ表面により醸し出される工業的な審美性は生じているとしても、それを超えて、積極的に装飾性を尊重させるような構造が採用されたものは存在しなかった。
【0007】
なお、従来公知の小型ライトのなかには、筒状のケースへ導光して発光させるものも知られていた(特許文献2等)。しかし、前記したように、そもそも筒状のケースは把持部を兼ねているから、この把持部が先端の電球等と一緒に発光したところで、その発光により外部を照らしたり自らの発光を外部に認識させたりすることは困難(把持されてしまうから)であると予測される。従って、この従来公知の小型ライトもまた、筒状のケースとして、その装飾性を尊重させたものではないと言わざるを得ない。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、先端発光部を発光させるための電源を収納する筒状の胴体部を利用して、積極的に装飾性を高めるようにした小型ライトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る小型ライトは、発光部を有するヘッド部と、このヘッド部に連結された胴体部とを備え、この胴体部は、前記発光部を発光させるための電源を収納する内筒と、この内筒の外周面に装飾シートを介して外嵌装着し得る透明の外筒とを備えていることを特徴とする。
【0010】
前記胴体部には、前記ヘッド部と連結されるのとは反対側となる端部に前記内筒の外周面から径方向外方へ張り出す尾部鍔が形成されており、この尾部鍔により、筒軸方向に沿った装飾シートの脱出防止と外筒の端部当て止めとが可能にする構造を採用することができる。
また、前記内筒は、前記外筒が外嵌装着された状態で、この外筒よりも筒軸方向に沿って延出する部分を有し、この延出部分の外周に前記外筒の端面に当接する弾性リングが外嵌されるものとするのがよい。
【0011】
さらに、前記内筒の外周面は、前記ヘッド部と連結されるのとは反対側から前記ヘッド部に近づくにほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されたものとするのがよい。
また、前記外筒の内周面は、前記ヘッド部から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されたものとするのがよい。
さらに、前記内筒の外周面は、前記ヘッド部と連結されるのとは反対側から前記ヘッド部に近づくほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されていると共に、
前記外筒の内周面は、前記ヘッド部から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されており、
また、前記内筒の外周面に形成されるテーパ面と前記外筒の内周面に形成されるテーパ面とが同一のテーパ角とされることにより、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との周間で前記装飾シートを全面的に圧接保持可能とするのが、一層好適である。
【0012】
そして、前記内筒に対して外筒が着脱自在とされており、装飾シートが交換自在なものとしておくことも可能である。
なお、前記胴体部は、前記ヘッド部と連結されるのとは反対側となる端面に、前記発光部を操作するスイッチと、このスイッチの周囲を囲繞して前記胴体部を前記ヘッド部を上方にして直立させる座部を備えているものとしてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る小型ライトは、先端発光部を発光させるための電源を収納する筒状の胴体部を利用して、積極的に装飾性を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を示した斜視図である。
【図2】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を示した正面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図(左側面図)である。
【図4】図3のB−B線矢視図(背面図)である。
【図5】図2のC−C線矢視図(平面図)である。
【図6】図2のD−D線矢視図(底面図)である。
【図7】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を示した分解斜視図である。
【図8】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を側面視し且つ必要に応じて側断面視した状態で示した図である。
【図9】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を分解すると共に側面視し且つ必要に応じて側断面視した状態で示した図である。
【図10】本発明に係る小型ライトのその他の実施形態を示した正面図である。
【図11】本発明に係る小型ライトのその他の実施形態を示した正面図である。
【図12】本発明に係る小型ライトのその他の実施形態を示した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
[全体構成]
図1乃至図9は、本発明に係る小型ライト1の第1実施形態を示している。この小型ライト1は、全体として円柱形状に形成されたもので、ヘッド部2と、このヘッド部2に連結された胴体部3とを有している。ヘッド部2の先端側から光を照射できるようになっている。そのため、特に限定されるわけではないが、胴体部3を把持して、ヘッド部2を照らしたい場所へ指し向けるような使い方をする。
【0016】
この小型ライト1は、胴体部3の外周面を通して、その内部に設けられる装飾シート4(図8及び図9参照)を外から見て楽しむことができる(図1参照)。
なお、胴体部3の尾端3a(ヘッド部2とは反対側の端部)には連結孔5が設けられており、使用者の好み又は必要に応じて、この連結孔5に、ストラップやチェーン等の連携部材6を結び止めることができるようになっている。
[ヘッド部]
図8及び図9に示すように、ヘッド部2は円筒状に形成され、内部が空洞になっている。本実施形態において、ヘッド部2はアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されたものとしてあり、その外周面にはローレット加工が施されたものとしてある。
【0017】
このヘッド部2の内部には、ヘッド部2の先端部を閉鎖するようにして透明ガラス又は透明プラスチックにより形成された投光面7が設けられている。
また、ヘッド部2内(空洞)に発光部10が収納されている。発光部10は、LEDなどの発光具11と、この発光具11を発光させるための発光回路12(基板)とを有している。この発光部10(各発光具11)が発光することで、光が投光面7を透過して外方を照射するようになる。
【0018】
本実施形態において、発光具11には高輝度白色LEDを採用してあり、この発光具11を、ヘッド部2内の内周壁に沿って円環状に8個配置すると共に、この円環配置の中心位置に1個配置してある。すなわち、発光具11は合計9個が用いられている。1個の発光具11によって16,000〜18,000mcdの光が得られ、全9個の合計として、明るさ及び照射範囲として十分なものが得られるものとしてある。
【0019】
なお、発光回路12は、発光する発光具11の個数を増減させたり、発光具11を減光させたり、点滅させたり、発光色を変化させたりできるような切替回路を設けておくこともできる。
この発光回路12には、胴体部3へ向けて突出するバネ13が設けられている。このバネ13は、胴体部3内に収納される後述の電源17(正極端子18a)に当接して押圧付勢するようになっており、この電源17から発光回路12に対して正極(又は負極でもよい)の給電を可能にし、また確実にするための端子として利用される。また電源17が胴体部3内でガタつくのを防止する作用をも奏することになる。
【0020】
このヘッド部2には、胴体部3との連結に用いるネジ部15が設けられている。本実施形態では、ヘッド部2が発光部10の収納スペースを超えて胴体部3側へ延出形成され、この延出部分で胴体部3の一端部を外嵌状にする構造を採用してある。そのため、前記ネジ部15はヘッド部2の空洞内周面に設けられた雌ねじとしてある。
[胴体部]
胴体部3は、その全体として有底円筒形に形成されており、内部が空洞となっている。この胴体部3の内部には、発光部10を発光させるための電源17が収納される。
【0021】
なお、この電源17は、例えば、複数本の乾電池(単3〜5程度)を束ねるような配置で集合させてカセットに収納したものや、複数個のボタン電池を重ね合わせる配置で集合させてカセットに収納したものとすればよい。但し、カセットを用いることに限定されるものではなく、乾電池やボタン電池などをそのまま胴体部3に収納することもできるし、胴体部3の内径に合わせた専用の充電パックとしてもよい。
【0022】
本実施形態において電源17は、3本の単4乾電池を直列接続となるようにしてプラスチック製のカセット18に収納したものを採用してある。このカセット18には、両端部に正極端子18aと負極端子18bとが振り分けて設けられている(図9参照)。
胴体部3は、内筒20と、この内筒20に外嵌される外筒21とを有している。そして、内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に、前記した装飾シート4が配置されるようになっている。
【0023】
胴体部3は、ヘッド部2と連結される側の端部で内筒20が外筒21よりも延出する状態に形成されている。この延出部分に対し、ヘッド部2のネジ部15(雌ねじ)と螺合可能な雄ねじとしてのネジ部22が設けられている。
また、この延出部分の外周には周溝23が形成されており、この周溝23に、Oリングなどの弾性リング24が嵌め付けられるようになっている。この弾性リング24により、ヘッド部2の内周面と胴体部3(内筒20)の外周面との間の連結隙間を密封状態にし、発光部10や電源17に対する防水機能を高められるようにしてある。また、ヘッド部2と胴体部3とが不用意に外れない(ネジ部15,22によるネジ連結構造が緩まない)ように作用する。また、内筒20に対する外筒21の回り止めとしての作用も期待できる。
【0024】
加えて、この弾性リング24は、胴体部3において内筒20の外周面と外筒21の端面との間の連結隙間をも密封状態にするので、内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に装飾シート4が配置されているときには、この装飾シート4に対する防湿、防水機能をも奏することになる。従って、装飾シート4に湿気によるシミやカビ、皺などが生じたり、浸水痕が生じたりするのを防ぎ、いつまでも綺麗な状態に維持できる利点がある。
【0025】
もとより、胴体部3からヘッド部2を外したときにも、内筒20と外筒21とが不用意に外れない(筒軸方向で互いに脱出したり位置ズレしたりしない)ようにも作用する。
[胴体部の内筒]
内筒20はアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されており、不透明とされている。また、この内筒20は有底円筒形に形成されており、前記ヘッド部2と連結される側の端部が開口し、他端側(胴体部3としての尾端3a)が閉鎖して底とされている。
【0026】
本実施形態において、内筒20は、両端が開口した内筒本体25と、この内筒本体25にネジ連結構造によって着脱自在とされる尾部キャップ26とを有して形成されており、内筒本体25に尾部キャップ26を装着することで、内筒20としての底が形成される構造である。
これら内筒本体25及び尾部キャップ26のいずれも、アルミニウム又はアルミニウム合金により形成されている。また尾部キャップ26の外周面にはローレット加工が施されている。
【0027】
この尾部キャップ26内に、前記発光部10をオンオフなどの操作するためのスイッチ27を設けることができるようになっている。
このスイッチ27は、内筒20としての底面(胴体部3においてヘッド部2と連結されるのとは反対側となる端部)、即ち、尾部キャップ26の底面に対し、操作部27aを露出させている。また、このスイッチ27には、内筒20の底部内方、即ち、前記尾部キャップ26から内筒本体25内へ突出するようにして、バネ28が取り付けられている。
【0028】
このバネ28は、胴体部3内に収納される電源17(負極端子18b)に当接して押圧付勢するようになっており、この電源17からスイッチ27に対して負極(又は正極でもよい)の給電を可能にし、また確実にするための端子として利用される。また、前記したヘッド部2のバネ13と共同して、電源17が胴体部3内でガタつくのを防止する作用をも奏することになる。
【0029】
バネ28が取り付けられた部分の外周部は、例えばプラスチックなどの絶縁材により形成されたリング形のスペーサ29により、尾部キャップ26と非導通状態に保持されている。しかし、スイッチ27は、尾部キャップ26に埋め込まれるような状態とされることで、スイッチ27の外周面の一部又は全部が尾部キャップ26と接触して導通状態となっている。
【0030】
スイッチ27は、オン状態にされたときはバネ28とスイッチ27の外周面との間を導通させ、オフ状態にされたときはバネ28とスイッチ27の外周面との間を非導通にさせる構造となっている。従って、スイッチ27がオン状態にされることで、電源17の負極が尾部キャップ26へ給電され、更に内筒本体25、及びヘッド部2を通じて発光部10の発光回路12へと給電されることになる。内筒本体25及び尾部キャップ26、即ち、内筒20がアルミニウム又はアルミニウム合金等の導電材により形成されていることは、このときの給電を可能にする意味において、重要とされる。
【0031】
なお、本実施形態において、スイッチ27には操作部27aを押し操作するごとに、オン状態とオフ状態とが切り替わる押しボタンタイプのものを採用してある。しかし、トグルタイプなどの、他のタイプを採用することも可能である。
前記したように、スイッチ27は、尾部キャップ26の底面、即ち、内筒20としての底面に、操作部27aを露出させる状態で取り付けられているが、内筒20としての底面は、スイッチ27(操作部27a)のまわりを窪ませるようにした操作凹部32と、この操作凹部32の外周部を内筒20の筒軸に直交させて面一にさせた円環状の座部33とにより形成されており、座部33はスイッチ27の周囲を囲繞する形となっている。
【0032】
すなわち、スイッチ27の操作部27aは、この操作凹部32の中心部に収まって、内筒20としての底面から突出しないようになっている。そのため、この座部33を下にして内筒20を机上などに立たせるようにした場合、スイッチ27が座部33による起立を邪魔することはない。
なお、本実施形態では、操作凹部32内に、スイッチ27を覆い隠す状態で、ゴムなどの弾性材により形成されたドーム型のスイッチカバー34が取り付けられている。そのため、スイッチ27の操作部27aに対する触感が緩和され、操作し易くなり、また見栄えも良好となる。言うまでもなく、このスイッチカバー34についても、操作凹部32内に収まって、座部33による起立を邪魔することがないようにしてある。
【0033】
内筒本体25と尾部キャップ26との間を着脱自在にさせるためのネジ連結構造は、図9に示すように、内筒本体25側に設けられた雌ねじ35と、尾部キャップ26側に設けられた雄ねじ36とにより形成されている。
なお、尾部キャップ26には、雄ねじ36の根本となる部分に周溝37が形成されており、この周溝37に、Oリングなどの弾性リング38が嵌め付けられるようになっている。この弾性リング38により、内筒本体25と尾部キャップ26との間の連結隙間を密封状態にし、電源17やスイッチ27に対する防水機能を高められるようにしてある。また、内筒本体25と尾部キャップ26とが不用意に外れない(雌ねじ35と雄ねじ36とによるネジ連結構造が緩まない)ように作用する。
【0034】
内筒20には、ヘッド部2と連結されるのとは反対側となる端部で、その外周面から径方向外方へ張り出す尾部鍔40が形成されている。本実施形態においてこの尾部鍔40は、内筒本体25に設けられたものとしている。尾部鍔40の外径は、尾部キャップ26の外径とほぼ同径となるように揃えられており、これによって内筒本体25と尾部キャップ26とを連結したときの一体感が得られるようになっている。
【0035】
この尾部鍔40は、内筒20の外周面に後述する外筒21が外嵌され、またこれら内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に装飾シート4が配置されるときに、筒軸方向に沿った装飾シート4の脱出防止と外筒21の端部当て止めとを行う。
なお、内筒20及び外筒21は、共に寸胴(筒軸方向の内径や外径の寸法が変化しないもの)でも良いが、この実施形態では、内筒20は、その外周面が、ヘッド部2と連結されるのとは反対側となる端部(前記尾部鍔40が設けられる境界部を言う)を、外筒21の外嵌可能な外径とされた状態で、ヘッド部2に近づくほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されている。
[胴体部の外筒]
外筒21はポリカーボネイトなどのプラスチックにより形成されており、無色透明とされている。また、この外筒21は両端が開口した円筒形に形成されている。
【0036】
なお、ポリカーボネイトは透明度が高く、装飾シート4を綺麗に見せるうえで、他の透明材料より有益である。またポリカーボネイトは表面に傷が付きにくいので、把持による摩耗や擦り傷、他物との接触傷で透明度が低下することも少ないという利点がある。
外筒21は、その内周面が、前記ヘッド部2と連結される側の端部を内筒20への外嵌可能な内径とされた状態で、ヘッド部2から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されている。
【0037】
外筒21は、その外周面も内周面と同じ向き、同じテーパ角のテーパ面とされており、肉厚が一定とされている。このようなことから、外筒21の形成時における脱型が容易になり、また脱型後の収縮変形が生じにくい(高精度に成形できる)という利点が得られる。
[胴体部における内筒と外筒との組み合わせ]
前記説明から自明なように、内筒20の外周面に対し、ヘッド部2に近づくほど徐々に径小化するように形成されたテーパ面と、外筒21の内周面に対し、ヘッド部2から遠ざかるほど徐々に径大化するように形成されたテーパ面とは、互いに同じ向きのテーパである。
【0038】
そのうえで、これらテーパ面は、同一のテーパ角とされている。そのため、内筒20に外筒21を外嵌させたとき、内筒20の外周面と外筒21の内周面とは面的に密接な関係となる(密着するか又は極めて接近した状態で面平行となる)。
従って、これら内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に装飾シート4が配置された場合には、装飾シート4はその表裏両面が全面的に圧接保持される状態になる。それ故、この状況下の装飾シート4には、そもそも皺や折れの生じる余地がないものとなる。
【0039】
なお、図8及び図9に示したように、ヘッド部2と胴体部3とを連結する際に、これら両者間にリングバネ42を挟み込ませるようにするとよい。このリングバネ42は、ヘッド部2におけるネジ部15(雌ねじ)の内径とほぼ同じ外径とし、また胴体部3(内筒20)の先端環状面に当接して押圧付勢力を生じさせるものとする。
このようなリングバネ42を用いると、ヘッド部2と胴体部3との連結時には、ネジ15,22の緩み止め作用やガタ取り作用が得られ、これらの作用で、胴体部3として、内筒20と外筒21との筒軸方向に沿ったガタツキを防止できるものとなる。すなわち、内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間で装飾シート4が全面的に圧接保持される状態が保障されるようになる。
[装飾シート]
装飾シート4は、キャラクターや乗り物、風景、文字、模様などを印刷や写真、絵などで表示したり、或いは素材自体のもつ風合いなどで表現させたものとする。この装飾シート4の素材は特に限定されるものではなく、例えば、紙、プラスチック製のシート、金属製の薄板や箔、布などとすればよい。
【0040】
なお、装飾シート4は、内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に配置する際に、折れや皺が生じない程度の強度を有したものとするのが好適である。
[使用方法]
本発明の小型ライト1は、言うまでもなく、懐中電灯などとしての使用法、すなわち、対象物や暗所を照らし出すような使い方をすることができる。但し、この使い方が限定されるものではない。
【0041】
例えば、ペンライトなどのように、暗所での光による演出効果を生じさせる使用法や、警告灯や非常灯、或いは常夜灯などのように、常に発光させて看者に注意や興味を喚起させる使用法など、使用者の工夫次第でどのような使い方をしてもよい。
本発明の小型ライト1は、胴体部3の外周面を通して、その内部に設けられる装飾シート4(図8及び図9参照)を外から見て楽しむことができる(図1参照)。この場合、胴体部3の端部(内筒20の尾部キャップ26)に筒軸と直交する円環状の座部33が形成されているため、この座部33を下にして机上などに安定して起立させることができる。従って、胴体部3が起立するので、装飾シート4が縦向きで表示又は表現されたものである場合には、これを正常な姿勢として眺めることができるし、小型ライト1が全体として円柱形状であっても、机上などで転がることもない。
【0042】
なお、電源17の交換、又は充電を行う場合は、ヘッド部2と胴体部3との連結を解いて、その後、胴体部3内から電源17を取り出せばよい。このときヘッド部2の外周面に施されたローレット加工により、ヘッド部2と胴体部3との連結解除は容易に行えるものとなっている。
或いは、胴体部3において、内筒20の内筒本体25と尾部キャップ26との連結を解いて、その後、内筒本体25内から電源17を取り出すようにしてもよい。このとき尾部キャップ26の外周面に施されたローレット加工により、内筒本体25と尾部キャップ26との連結解除は容易に行えるものとなっている。
【0043】
発光部10のメンテナンスをするときは、ヘッド部2と胴体部3との連結を解いて、その後、ヘッド部2を分解すればよい。一方、スイッチ27のメンテナンスをするときは、胴体部3において、内筒20の内筒本体25と尾部キャップ26との連結を解いて、その後、尾部キャップ26を分解すればよい。
胴体部3は、内筒20の内筒本体25に嵌められた弾性リング24を外すことにより、内筒20から外筒21を抜き出すことが可能であり、当然に、その反対に内筒20に対して外筒21を外嵌させることも可能である。すなわち、内筒20と外筒21とは互いに着脱自在となっている。そのため、使用者の好みなどに応じて、装飾シート4を交換することが自在に行えるものとなる。
【0044】
なお、内筒20と外筒21とを着脱不可な構造にする(例えば、接着する)ことも当然に可能であり、これによって使用者による装飾シート4の交換を不可とさせることも可能である。このようにすることで、装飾シート4の著作権が乱用されるのを防止することができる。
[その他]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0045】
例えば、ヘッド部2及び胴体部3におけるそれぞれの外径や筒軸方向の長さについては、何ら限定されるものではない。例えば、図10〜12に示されるようなものでもよい。
従って、胴体部3であれば、棒状の乾電池を縦に並べた配置に対応させて細径で長大なものにしたり、反対にボタン電池を重ねた配置に対応させて太径で短いものにしたりすることも可能である。
【0046】
ヘッド部2と胴体部3の外径を合致させることも何ら限定されるものではない。
もとより、これらヘッド部2や胴体部3において、円筒形とすることも限定されるものではなく、断面形として、中空楕円、中空四角(正方形や長方形など)、四角形以外の中空角形としてもよい。また、中空の星形など任意に選択可能である。
胴体部3において、外筒21は、着色透明としたり半透明としたりしてもよい。
【0047】
ヘッド部2や胴体部3(内筒20及び外筒21)において、それらの素材が限定されるものではない。
スイッチ27の構造や取付位置なども適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0048】
1 小型ライト
2 ヘッド部
3 胴体部
4 装飾シート
7 投光面
10 発光部
17 電源
20 内筒
21 外筒
24 弾性リング
27 スイッチ
32 操作凹部
33 座部
40 尾部鍔
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型ライトに関するものである。
本明細書において「小型ライト」の「小型」とは、片手で把持して持ち歩ける程度の大きさを上限として、それより小さいものを言う。従って、懐中電灯やペンライトなどを含むことはもとより、ボタン電池などを電源とするキーホルダー程度の大きさのものも含まれる。
【0002】
また「小型ライト」の「ライト」は、発光ダイオード(以下では「LED」と言う)を発光源とさせたものを代表例とするが、その他、フィラメント球などの電球を発光源とするものなども含まれるものとする。
【背景技術】
【0003】
小型ライトとして、単三〜単五程度の棒状の乾電池を電源として、この電源を筒状のケースに収納させ、ケース先端でLEDや電球を発光させる構造のものが周知である(例えば、特許文献1や2など参照)。筒状のケースは把持部を兼ねさせているのが普通であり、把持部としての強度をもたせるためにプラスチック製とされている場合や、アルミニウムやスチールなどの金属により形成されている場合などがあった。
【0004】
なお、筒状のケースに透明プラスチック製の外筒を外嵌させて、この外筒に先端の電球等から導光させ、発光させるように工夫したものも知られている(特許文献2等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−245802号公報
【特許文献2】特開平4−181601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来公知の小型ライトでは、筒状のケースで把持部を兼ねさせるのが普通であったため、このケースは、強度をもたせることや、ローレット加工を施したりグリップ(滑止め用の凹凸を有するゴムカバーなど)を装着したりして滑止め機能を設けることに主眼がおかれていた。このため、ローレット加工やグリップ表面により醸し出される工業的な審美性は生じているとしても、それを超えて、積極的に装飾性を尊重させるような構造が採用されたものは存在しなかった。
【0007】
なお、従来公知の小型ライトのなかには、筒状のケースへ導光して発光させるものも知られていた(特許文献2等)。しかし、前記したように、そもそも筒状のケースは把持部を兼ねているから、この把持部が先端の電球等と一緒に発光したところで、その発光により外部を照らしたり自らの発光を外部に認識させたりすることは困難(把持されてしまうから)であると予測される。従って、この従来公知の小型ライトもまた、筒状のケースとして、その装飾性を尊重させたものではないと言わざるを得ない。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、先端発光部を発光させるための電源を収納する筒状の胴体部を利用して、積極的に装飾性を高めるようにした小型ライトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る小型ライトは、発光部を有するヘッド部と、このヘッド部に連結された胴体部とを備え、この胴体部は、前記発光部を発光させるための電源を収納する内筒と、この内筒の外周面に装飾シートを介して外嵌装着し得る透明の外筒とを備えていることを特徴とする。
【0010】
前記胴体部には、前記ヘッド部と連結されるのとは反対側となる端部に前記内筒の外周面から径方向外方へ張り出す尾部鍔が形成されており、この尾部鍔により、筒軸方向に沿った装飾シートの脱出防止と外筒の端部当て止めとが可能にする構造を採用することができる。
また、前記内筒は、前記外筒が外嵌装着された状態で、この外筒よりも筒軸方向に沿って延出する部分を有し、この延出部分の外周に前記外筒の端面に当接する弾性リングが外嵌されるものとするのがよい。
【0011】
さらに、前記内筒の外周面は、前記ヘッド部と連結されるのとは反対側から前記ヘッド部に近づくにほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されたものとするのがよい。
また、前記外筒の内周面は、前記ヘッド部から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されたものとするのがよい。
さらに、前記内筒の外周面は、前記ヘッド部と連結されるのとは反対側から前記ヘッド部に近づくほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されていると共に、
前記外筒の内周面は、前記ヘッド部から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されており、
また、前記内筒の外周面に形成されるテーパ面と前記外筒の内周面に形成されるテーパ面とが同一のテーパ角とされることにより、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との周間で前記装飾シートを全面的に圧接保持可能とするのが、一層好適である。
【0012】
そして、前記内筒に対して外筒が着脱自在とされており、装飾シートが交換自在なものとしておくことも可能である。
なお、前記胴体部は、前記ヘッド部と連結されるのとは反対側となる端面に、前記発光部を操作するスイッチと、このスイッチの周囲を囲繞して前記胴体部を前記ヘッド部を上方にして直立させる座部を備えているものとしてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る小型ライトは、先端発光部を発光させるための電源を収納する筒状の胴体部を利用して、積極的に装飾性を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を示した斜視図である。
【図2】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を示した正面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図(左側面図)である。
【図4】図3のB−B線矢視図(背面図)である。
【図5】図2のC−C線矢視図(平面図)である。
【図6】図2のD−D線矢視図(底面図)である。
【図7】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を示した分解斜視図である。
【図8】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を側面視し且つ必要に応じて側断面視した状態で示した図である。
【図9】本発明に係る小型ライトの第1実施形態を分解すると共に側面視し且つ必要に応じて側断面視した状態で示した図である。
【図10】本発明に係る小型ライトのその他の実施形態を示した正面図である。
【図11】本発明に係る小型ライトのその他の実施形態を示した正面図である。
【図12】本発明に係る小型ライトのその他の実施形態を示した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
[全体構成]
図1乃至図9は、本発明に係る小型ライト1の第1実施形態を示している。この小型ライト1は、全体として円柱形状に形成されたもので、ヘッド部2と、このヘッド部2に連結された胴体部3とを有している。ヘッド部2の先端側から光を照射できるようになっている。そのため、特に限定されるわけではないが、胴体部3を把持して、ヘッド部2を照らしたい場所へ指し向けるような使い方をする。
【0016】
この小型ライト1は、胴体部3の外周面を通して、その内部に設けられる装飾シート4(図8及び図9参照)を外から見て楽しむことができる(図1参照)。
なお、胴体部3の尾端3a(ヘッド部2とは反対側の端部)には連結孔5が設けられており、使用者の好み又は必要に応じて、この連結孔5に、ストラップやチェーン等の連携部材6を結び止めることができるようになっている。
[ヘッド部]
図8及び図9に示すように、ヘッド部2は円筒状に形成され、内部が空洞になっている。本実施形態において、ヘッド部2はアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されたものとしてあり、その外周面にはローレット加工が施されたものとしてある。
【0017】
このヘッド部2の内部には、ヘッド部2の先端部を閉鎖するようにして透明ガラス又は透明プラスチックにより形成された投光面7が設けられている。
また、ヘッド部2内(空洞)に発光部10が収納されている。発光部10は、LEDなどの発光具11と、この発光具11を発光させるための発光回路12(基板)とを有している。この発光部10(各発光具11)が発光することで、光が投光面7を透過して外方を照射するようになる。
【0018】
本実施形態において、発光具11には高輝度白色LEDを採用してあり、この発光具11を、ヘッド部2内の内周壁に沿って円環状に8個配置すると共に、この円環配置の中心位置に1個配置してある。すなわち、発光具11は合計9個が用いられている。1個の発光具11によって16,000〜18,000mcdの光が得られ、全9個の合計として、明るさ及び照射範囲として十分なものが得られるものとしてある。
【0019】
なお、発光回路12は、発光する発光具11の個数を増減させたり、発光具11を減光させたり、点滅させたり、発光色を変化させたりできるような切替回路を設けておくこともできる。
この発光回路12には、胴体部3へ向けて突出するバネ13が設けられている。このバネ13は、胴体部3内に収納される後述の電源17(正極端子18a)に当接して押圧付勢するようになっており、この電源17から発光回路12に対して正極(又は負極でもよい)の給電を可能にし、また確実にするための端子として利用される。また電源17が胴体部3内でガタつくのを防止する作用をも奏することになる。
【0020】
このヘッド部2には、胴体部3との連結に用いるネジ部15が設けられている。本実施形態では、ヘッド部2が発光部10の収納スペースを超えて胴体部3側へ延出形成され、この延出部分で胴体部3の一端部を外嵌状にする構造を採用してある。そのため、前記ネジ部15はヘッド部2の空洞内周面に設けられた雌ねじとしてある。
[胴体部]
胴体部3は、その全体として有底円筒形に形成されており、内部が空洞となっている。この胴体部3の内部には、発光部10を発光させるための電源17が収納される。
【0021】
なお、この電源17は、例えば、複数本の乾電池(単3〜5程度)を束ねるような配置で集合させてカセットに収納したものや、複数個のボタン電池を重ね合わせる配置で集合させてカセットに収納したものとすればよい。但し、カセットを用いることに限定されるものではなく、乾電池やボタン電池などをそのまま胴体部3に収納することもできるし、胴体部3の内径に合わせた専用の充電パックとしてもよい。
【0022】
本実施形態において電源17は、3本の単4乾電池を直列接続となるようにしてプラスチック製のカセット18に収納したものを採用してある。このカセット18には、両端部に正極端子18aと負極端子18bとが振り分けて設けられている(図9参照)。
胴体部3は、内筒20と、この内筒20に外嵌される外筒21とを有している。そして、内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に、前記した装飾シート4が配置されるようになっている。
【0023】
胴体部3は、ヘッド部2と連結される側の端部で内筒20が外筒21よりも延出する状態に形成されている。この延出部分に対し、ヘッド部2のネジ部15(雌ねじ)と螺合可能な雄ねじとしてのネジ部22が設けられている。
また、この延出部分の外周には周溝23が形成されており、この周溝23に、Oリングなどの弾性リング24が嵌め付けられるようになっている。この弾性リング24により、ヘッド部2の内周面と胴体部3(内筒20)の外周面との間の連結隙間を密封状態にし、発光部10や電源17に対する防水機能を高められるようにしてある。また、ヘッド部2と胴体部3とが不用意に外れない(ネジ部15,22によるネジ連結構造が緩まない)ように作用する。また、内筒20に対する外筒21の回り止めとしての作用も期待できる。
【0024】
加えて、この弾性リング24は、胴体部3において内筒20の外周面と外筒21の端面との間の連結隙間をも密封状態にするので、内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に装飾シート4が配置されているときには、この装飾シート4に対する防湿、防水機能をも奏することになる。従って、装飾シート4に湿気によるシミやカビ、皺などが生じたり、浸水痕が生じたりするのを防ぎ、いつまでも綺麗な状態に維持できる利点がある。
【0025】
もとより、胴体部3からヘッド部2を外したときにも、内筒20と外筒21とが不用意に外れない(筒軸方向で互いに脱出したり位置ズレしたりしない)ようにも作用する。
[胴体部の内筒]
内筒20はアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されており、不透明とされている。また、この内筒20は有底円筒形に形成されており、前記ヘッド部2と連結される側の端部が開口し、他端側(胴体部3としての尾端3a)が閉鎖して底とされている。
【0026】
本実施形態において、内筒20は、両端が開口した内筒本体25と、この内筒本体25にネジ連結構造によって着脱自在とされる尾部キャップ26とを有して形成されており、内筒本体25に尾部キャップ26を装着することで、内筒20としての底が形成される構造である。
これら内筒本体25及び尾部キャップ26のいずれも、アルミニウム又はアルミニウム合金により形成されている。また尾部キャップ26の外周面にはローレット加工が施されている。
【0027】
この尾部キャップ26内に、前記発光部10をオンオフなどの操作するためのスイッチ27を設けることができるようになっている。
このスイッチ27は、内筒20としての底面(胴体部3においてヘッド部2と連結されるのとは反対側となる端部)、即ち、尾部キャップ26の底面に対し、操作部27aを露出させている。また、このスイッチ27には、内筒20の底部内方、即ち、前記尾部キャップ26から内筒本体25内へ突出するようにして、バネ28が取り付けられている。
【0028】
このバネ28は、胴体部3内に収納される電源17(負極端子18b)に当接して押圧付勢するようになっており、この電源17からスイッチ27に対して負極(又は正極でもよい)の給電を可能にし、また確実にするための端子として利用される。また、前記したヘッド部2のバネ13と共同して、電源17が胴体部3内でガタつくのを防止する作用をも奏することになる。
【0029】
バネ28が取り付けられた部分の外周部は、例えばプラスチックなどの絶縁材により形成されたリング形のスペーサ29により、尾部キャップ26と非導通状態に保持されている。しかし、スイッチ27は、尾部キャップ26に埋め込まれるような状態とされることで、スイッチ27の外周面の一部又は全部が尾部キャップ26と接触して導通状態となっている。
【0030】
スイッチ27は、オン状態にされたときはバネ28とスイッチ27の外周面との間を導通させ、オフ状態にされたときはバネ28とスイッチ27の外周面との間を非導通にさせる構造となっている。従って、スイッチ27がオン状態にされることで、電源17の負極が尾部キャップ26へ給電され、更に内筒本体25、及びヘッド部2を通じて発光部10の発光回路12へと給電されることになる。内筒本体25及び尾部キャップ26、即ち、内筒20がアルミニウム又はアルミニウム合金等の導電材により形成されていることは、このときの給電を可能にする意味において、重要とされる。
【0031】
なお、本実施形態において、スイッチ27には操作部27aを押し操作するごとに、オン状態とオフ状態とが切り替わる押しボタンタイプのものを採用してある。しかし、トグルタイプなどの、他のタイプを採用することも可能である。
前記したように、スイッチ27は、尾部キャップ26の底面、即ち、内筒20としての底面に、操作部27aを露出させる状態で取り付けられているが、内筒20としての底面は、スイッチ27(操作部27a)のまわりを窪ませるようにした操作凹部32と、この操作凹部32の外周部を内筒20の筒軸に直交させて面一にさせた円環状の座部33とにより形成されており、座部33はスイッチ27の周囲を囲繞する形となっている。
【0032】
すなわち、スイッチ27の操作部27aは、この操作凹部32の中心部に収まって、内筒20としての底面から突出しないようになっている。そのため、この座部33を下にして内筒20を机上などに立たせるようにした場合、スイッチ27が座部33による起立を邪魔することはない。
なお、本実施形態では、操作凹部32内に、スイッチ27を覆い隠す状態で、ゴムなどの弾性材により形成されたドーム型のスイッチカバー34が取り付けられている。そのため、スイッチ27の操作部27aに対する触感が緩和され、操作し易くなり、また見栄えも良好となる。言うまでもなく、このスイッチカバー34についても、操作凹部32内に収まって、座部33による起立を邪魔することがないようにしてある。
【0033】
内筒本体25と尾部キャップ26との間を着脱自在にさせるためのネジ連結構造は、図9に示すように、内筒本体25側に設けられた雌ねじ35と、尾部キャップ26側に設けられた雄ねじ36とにより形成されている。
なお、尾部キャップ26には、雄ねじ36の根本となる部分に周溝37が形成されており、この周溝37に、Oリングなどの弾性リング38が嵌め付けられるようになっている。この弾性リング38により、内筒本体25と尾部キャップ26との間の連結隙間を密封状態にし、電源17やスイッチ27に対する防水機能を高められるようにしてある。また、内筒本体25と尾部キャップ26とが不用意に外れない(雌ねじ35と雄ねじ36とによるネジ連結構造が緩まない)ように作用する。
【0034】
内筒20には、ヘッド部2と連結されるのとは反対側となる端部で、その外周面から径方向外方へ張り出す尾部鍔40が形成されている。本実施形態においてこの尾部鍔40は、内筒本体25に設けられたものとしている。尾部鍔40の外径は、尾部キャップ26の外径とほぼ同径となるように揃えられており、これによって内筒本体25と尾部キャップ26とを連結したときの一体感が得られるようになっている。
【0035】
この尾部鍔40は、内筒20の外周面に後述する外筒21が外嵌され、またこれら内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に装飾シート4が配置されるときに、筒軸方向に沿った装飾シート4の脱出防止と外筒21の端部当て止めとを行う。
なお、内筒20及び外筒21は、共に寸胴(筒軸方向の内径や外径の寸法が変化しないもの)でも良いが、この実施形態では、内筒20は、その外周面が、ヘッド部2と連結されるのとは反対側となる端部(前記尾部鍔40が設けられる境界部を言う)を、外筒21の外嵌可能な外径とされた状態で、ヘッド部2に近づくほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されている。
[胴体部の外筒]
外筒21はポリカーボネイトなどのプラスチックにより形成されており、無色透明とされている。また、この外筒21は両端が開口した円筒形に形成されている。
【0036】
なお、ポリカーボネイトは透明度が高く、装飾シート4を綺麗に見せるうえで、他の透明材料より有益である。またポリカーボネイトは表面に傷が付きにくいので、把持による摩耗や擦り傷、他物との接触傷で透明度が低下することも少ないという利点がある。
外筒21は、その内周面が、前記ヘッド部2と連結される側の端部を内筒20への外嵌可能な内径とされた状態で、ヘッド部2から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されている。
【0037】
外筒21は、その外周面も内周面と同じ向き、同じテーパ角のテーパ面とされており、肉厚が一定とされている。このようなことから、外筒21の形成時における脱型が容易になり、また脱型後の収縮変形が生じにくい(高精度に成形できる)という利点が得られる。
[胴体部における内筒と外筒との組み合わせ]
前記説明から自明なように、内筒20の外周面に対し、ヘッド部2に近づくほど徐々に径小化するように形成されたテーパ面と、外筒21の内周面に対し、ヘッド部2から遠ざかるほど徐々に径大化するように形成されたテーパ面とは、互いに同じ向きのテーパである。
【0038】
そのうえで、これらテーパ面は、同一のテーパ角とされている。そのため、内筒20に外筒21を外嵌させたとき、内筒20の外周面と外筒21の内周面とは面的に密接な関係となる(密着するか又は極めて接近した状態で面平行となる)。
従って、これら内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に装飾シート4が配置された場合には、装飾シート4はその表裏両面が全面的に圧接保持される状態になる。それ故、この状況下の装飾シート4には、そもそも皺や折れの生じる余地がないものとなる。
【0039】
なお、図8及び図9に示したように、ヘッド部2と胴体部3とを連結する際に、これら両者間にリングバネ42を挟み込ませるようにするとよい。このリングバネ42は、ヘッド部2におけるネジ部15(雌ねじ)の内径とほぼ同じ外径とし、また胴体部3(内筒20)の先端環状面に当接して押圧付勢力を生じさせるものとする。
このようなリングバネ42を用いると、ヘッド部2と胴体部3との連結時には、ネジ15,22の緩み止め作用やガタ取り作用が得られ、これらの作用で、胴体部3として、内筒20と外筒21との筒軸方向に沿ったガタツキを防止できるものとなる。すなわち、内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間で装飾シート4が全面的に圧接保持される状態が保障されるようになる。
[装飾シート]
装飾シート4は、キャラクターや乗り物、風景、文字、模様などを印刷や写真、絵などで表示したり、或いは素材自体のもつ風合いなどで表現させたものとする。この装飾シート4の素材は特に限定されるものではなく、例えば、紙、プラスチック製のシート、金属製の薄板や箔、布などとすればよい。
【0040】
なお、装飾シート4は、内筒20の外周面と外筒21の内周面との周間に配置する際に、折れや皺が生じない程度の強度を有したものとするのが好適である。
[使用方法]
本発明の小型ライト1は、言うまでもなく、懐中電灯などとしての使用法、すなわち、対象物や暗所を照らし出すような使い方をすることができる。但し、この使い方が限定されるものではない。
【0041】
例えば、ペンライトなどのように、暗所での光による演出効果を生じさせる使用法や、警告灯や非常灯、或いは常夜灯などのように、常に発光させて看者に注意や興味を喚起させる使用法など、使用者の工夫次第でどのような使い方をしてもよい。
本発明の小型ライト1は、胴体部3の外周面を通して、その内部に設けられる装飾シート4(図8及び図9参照)を外から見て楽しむことができる(図1参照)。この場合、胴体部3の端部(内筒20の尾部キャップ26)に筒軸と直交する円環状の座部33が形成されているため、この座部33を下にして机上などに安定して起立させることができる。従って、胴体部3が起立するので、装飾シート4が縦向きで表示又は表現されたものである場合には、これを正常な姿勢として眺めることができるし、小型ライト1が全体として円柱形状であっても、机上などで転がることもない。
【0042】
なお、電源17の交換、又は充電を行う場合は、ヘッド部2と胴体部3との連結を解いて、その後、胴体部3内から電源17を取り出せばよい。このときヘッド部2の外周面に施されたローレット加工により、ヘッド部2と胴体部3との連結解除は容易に行えるものとなっている。
或いは、胴体部3において、内筒20の内筒本体25と尾部キャップ26との連結を解いて、その後、内筒本体25内から電源17を取り出すようにしてもよい。このとき尾部キャップ26の外周面に施されたローレット加工により、内筒本体25と尾部キャップ26との連結解除は容易に行えるものとなっている。
【0043】
発光部10のメンテナンスをするときは、ヘッド部2と胴体部3との連結を解いて、その後、ヘッド部2を分解すればよい。一方、スイッチ27のメンテナンスをするときは、胴体部3において、内筒20の内筒本体25と尾部キャップ26との連結を解いて、その後、尾部キャップ26を分解すればよい。
胴体部3は、内筒20の内筒本体25に嵌められた弾性リング24を外すことにより、内筒20から外筒21を抜き出すことが可能であり、当然に、その反対に内筒20に対して外筒21を外嵌させることも可能である。すなわち、内筒20と外筒21とは互いに着脱自在となっている。そのため、使用者の好みなどに応じて、装飾シート4を交換することが自在に行えるものとなる。
【0044】
なお、内筒20と外筒21とを着脱不可な構造にする(例えば、接着する)ことも当然に可能であり、これによって使用者による装飾シート4の交換を不可とさせることも可能である。このようにすることで、装飾シート4の著作権が乱用されるのを防止することができる。
[その他]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0045】
例えば、ヘッド部2及び胴体部3におけるそれぞれの外径や筒軸方向の長さについては、何ら限定されるものではない。例えば、図10〜12に示されるようなものでもよい。
従って、胴体部3であれば、棒状の乾電池を縦に並べた配置に対応させて細径で長大なものにしたり、反対にボタン電池を重ねた配置に対応させて太径で短いものにしたりすることも可能である。
【0046】
ヘッド部2と胴体部3の外径を合致させることも何ら限定されるものではない。
もとより、これらヘッド部2や胴体部3において、円筒形とすることも限定されるものではなく、断面形として、中空楕円、中空四角(正方形や長方形など)、四角形以外の中空角形としてもよい。また、中空の星形など任意に選択可能である。
胴体部3において、外筒21は、着色透明としたり半透明としたりしてもよい。
【0047】
ヘッド部2や胴体部3(内筒20及び外筒21)において、それらの素材が限定されるものではない。
スイッチ27の構造や取付位置なども適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0048】
1 小型ライト
2 ヘッド部
3 胴体部
4 装飾シート
7 投光面
10 発光部
17 電源
20 内筒
21 外筒
24 弾性リング
27 スイッチ
32 操作凹部
33 座部
40 尾部鍔
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光部(10)を有するヘッド部(2)と、このヘッド部(2)に連結された胴体部(3)とを備え、
この胴体部(3)は、前記発光部(10)を発光させるための電源(17)を収納する内筒(20)と、この内筒(20)の外周面に装飾シート(4)を介して外嵌装着し得る透明の外筒(21)とを備えていることを特徴とする小型ライト。
【請求項2】
前記胴体部(3)には、前記ヘッド部(2)と連結されるのとは反対側となる端部に前記内筒(20)の外周面から径方向外方へ張り出す尾部鍔(40)が形成されており、この尾部鍔(40)により、筒軸方向に沿った装飾シート(4)の脱出防止と外筒(21)の端部当て止めとが可能とされていることを特徴とする請求項1記載の小型ライト。
【請求項3】
前記内筒(20)は、前記外筒(21)が外嵌装着された状態で、この外筒(21)よりも筒軸方向に沿って延出する部分を有し、この延出部分の外周に前記外筒(21)の端面に当接する弾性リング(24)が外嵌されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の小型ライト。
【請求項4】
前記内筒(20)の外周面は、前記ヘッド部(2)と連結されるのとは反対側から前記ヘッド部(2)に近づくにほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の小型ライト。
【請求項5】
前記外筒(21)の内周面は、前記ヘッド部(2)から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の小型ライト。
【請求項6】
前記内筒(20)の外周面は、前記ヘッド部(2)と連結されるのとは反対側から前記ヘッド部(2)に近づくほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されていると共に、
前記外筒(21)の内周面は、前記ヘッド部(2)から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されており、
前記内筒(20)の外周面に形成されるテーパ面と前記外筒(21)の内周面に形成されるテーパ面とが同一のテーパ角とされることにより、前記内筒(20)の外周面と前記外筒(21)の内周面との周間で前記装飾シート(4)を全面的に圧接保持可能となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の小型ライト。
【請求項7】
前記内筒(20)に対して前記外筒(21)が着脱自在とされており、前記装飾シート(4)が交換自在となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の小型ライト。
【請求項8】
前記胴体部(3)は、前記ヘッド部(2)と連結されるのとは反対側となる端面に、前記発光部(10)を操作するスイッチ(27)と、このスイッチ(27)の周囲を囲繞して前記胴体部(3)を前記ヘッド部(2)を上方にして直立させる座部(33)を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の小型ライト。
【請求項1】
発光部(10)を有するヘッド部(2)と、このヘッド部(2)に連結された胴体部(3)とを備え、
この胴体部(3)は、前記発光部(10)を発光させるための電源(17)を収納する内筒(20)と、この内筒(20)の外周面に装飾シート(4)を介して外嵌装着し得る透明の外筒(21)とを備えていることを特徴とする小型ライト。
【請求項2】
前記胴体部(3)には、前記ヘッド部(2)と連結されるのとは反対側となる端部に前記内筒(20)の外周面から径方向外方へ張り出す尾部鍔(40)が形成されており、この尾部鍔(40)により、筒軸方向に沿った装飾シート(4)の脱出防止と外筒(21)の端部当て止めとが可能とされていることを特徴とする請求項1記載の小型ライト。
【請求項3】
前記内筒(20)は、前記外筒(21)が外嵌装着された状態で、この外筒(21)よりも筒軸方向に沿って延出する部分を有し、この延出部分の外周に前記外筒(21)の端面に当接する弾性リング(24)が外嵌されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の小型ライト。
【請求項4】
前記内筒(20)の外周面は、前記ヘッド部(2)と連結されるのとは反対側から前記ヘッド部(2)に近づくにほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の小型ライト。
【請求項5】
前記外筒(21)の内周面は、前記ヘッド部(2)から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の小型ライト。
【請求項6】
前記内筒(20)の外周面は、前記ヘッド部(2)と連結されるのとは反対側から前記ヘッド部(2)に近づくほど徐々に径小化する方向のテーパ面に形成されていると共に、
前記外筒(21)の内周面は、前記ヘッド部(2)から遠ざかるほど徐々に径大化する方向のテーパ面に形成されており、
前記内筒(20)の外周面に形成されるテーパ面と前記外筒(21)の内周面に形成されるテーパ面とが同一のテーパ角とされることにより、前記内筒(20)の外周面と前記外筒(21)の内周面との周間で前記装飾シート(4)を全面的に圧接保持可能となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の小型ライト。
【請求項7】
前記内筒(20)に対して前記外筒(21)が着脱自在とされており、前記装飾シート(4)が交換自在となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の小型ライト。
【請求項8】
前記胴体部(3)は、前記ヘッド部(2)と連結されるのとは反対側となる端面に、前記発光部(10)を操作するスイッチ(27)と、このスイッチ(27)の周囲を囲繞して前記胴体部(3)を前記ヘッド部(2)を上方にして直立させる座部(33)を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の小型ライト。
【図8】
【図9】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図10】
【図11】
【図12】
【図9】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−233275(P2011−233275A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−100401(P2010−100401)
【出願日】平成22年4月23日(2010.4.23)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成22年4月1日、「http://www.straight.co.jp/」 平成22年4月1日、「http://www.straight.co.jp/news/48/」 平成22年4月1日、「http://www.straight.co.jp/news/49/」 平成22年4月1日、「http://www.straight.co.jp/%E7%97%9B%E7%81%AF/search/0/2362/8/1/10/」 平成22年4月1日、「http://itatou.jp/」 平成22年4月1日、「http://itatou.jp/moesen/index.html」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/pdf/itatou_moesen.pdf」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/artno/pdf/itatou_moesen.pdf」 平成22年4月1日、「http://itatou.jp/sakura/index.html」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/pdf/itatou_sakura.pdf」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/artno/pdf/itatou_sakura.pdf」 平成22年4月1日、「http://www.value−press.com/pressrelease.php?article_id=55434&type=print」 平成22年4月1日、「http://files.value−press.com/data/19632_bGIJbB4lZw.pdf」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/artno/pdf/itatou_moesen_press.pdf」 平成22年4月1日、「http://www.value−press.com/pressrelease.php?article_id=55439&type=print」 平成22年4月1日、「http://files.value−press.com/data/19632_t3r9uFA5rX.pdf」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/grap
【出願人】(506429064)株式会社ストレート (1)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年4月23日(2010.4.23)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成22年4月1日、「http://www.straight.co.jp/」 平成22年4月1日、「http://www.straight.co.jp/news/48/」 平成22年4月1日、「http://www.straight.co.jp/news/49/」 平成22年4月1日、「http://www.straight.co.jp/%E7%97%9B%E7%81%AF/search/0/2362/8/1/10/」 平成22年4月1日、「http://itatou.jp/」 平成22年4月1日、「http://itatou.jp/moesen/index.html」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/pdf/itatou_moesen.pdf」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/artno/pdf/itatou_moesen.pdf」 平成22年4月1日、「http://itatou.jp/sakura/index.html」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/pdf/itatou_sakura.pdf」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/artno/pdf/itatou_sakura.pdf」 平成22年4月1日、「http://www.value−press.com/pressrelease.php?article_id=55434&type=print」 平成22年4月1日、「http://files.value−press.com/data/19632_bGIJbB4lZw.pdf」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/graphics/artno/pdf/itatou_moesen_press.pdf」 平成22年4月1日、「http://www.value−press.com/pressrelease.php?article_id=55439&type=print」 平成22年4月1日、「http://files.value−press.com/data/19632_t3r9uFA5rX.pdf」 平成22年4月1日、「http://tcsimg.com/grap
【出願人】(506429064)株式会社ストレート (1)
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