説明

尿受器

【課題】使用者から排泄された尿が好適に吸収および排出され、使用感に優れた尿受器を提供する。
【解決手段】開口3を有するカップ状の容器2と、容器2に形成された排尿口4と、容器2内に設けられた吸収体5と、排尿口4に接続され、吸引手段9が備えられた尿貯留器8とを有する尿受器1であって、吸収体5は、容器2の内面に隣接した外側部と、外側部の内方に位置し排尿口4に接続された内側部を有し、内側部は外側部より嵩密度が高く形成されている尿受器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の股間に当てて尿を受け、尿貯留器に尿を貯めるための尿受器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、使用者の股間にカップ状の容器を当てて尿を受け、容器で受けた尿を尿貯留器に移送して尿を貯める尿受器が知られている。例えば特許文献1には、カップ状の容器に吸引手段が備えられた尿貯留器が接続された尿受器が開示され、この尿受器には容器内に吸収体が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−26108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される尿受器は、容器内に吸収体が設けられることにより、使用者から排泄された尿が吸収体で吸収され、吸収体に吸収された尿は吸引手段により吸い出されて容器内から排出される。しかし、吸収体への尿の吸収能力や吸収体からの尿の排出のされやすさ、あるいは尿受器、特に吸収体が設けられた容器の使用感の点で、なお改善の余地が残されている。本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用者から排泄された尿が好適に吸収および排出され、使用感に優れた尿受器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決することができた本発明の尿受器とは、開口を有するカップ状の容器と、容器に形成された排尿口と、容器内に設けられた吸収体と、排尿口に接続され、吸引手段が備えられた尿貯留器とを有するものであって、吸収体が、容器の内面に隣接した外側部と、外側部の内方に位置し排尿口に接続された内側部を有し、内側部が外側部より嵩密度が高く形成されているところに特徴を有する。本発明の尿受器は、吸収体が、容器の内面に隣接した外側部とその内方に位置する内側部を有し、内側部が外側部より嵩密度が高く形成されているため、使用者から排泄された尿が主に外側部により速やかに吸収されるとともに、使用者の排尿部(特に男性器)が接触しやすい内側部は比較的ドライに保たれて、排尿部が吸収体に触れても不快感を覚えにくくなる。一方、排尿口には嵩密度の高い内側部が接続しているため、排尿口に接続された吸引手段により吸引することにより、吸収体の外側部から内側部への尿の流れが形成されるとともに、さらに尿は排尿口を通って容器内から排出され、吸収体に吸収された尿が効率的に吸い出されるようになる。
【0006】
吸収体は発泡ポリマーから構成されていることが好ましい。吸収体が発泡ポリマーから構成されていれば、吸収体に尿が速やかに吸収されやすくなるとともに、吸収体に吸収された尿が吸引手段により容易に吸い出されるようになる。また、吸収体が吸引手段によって吸引されても吸収体が大きく変形しにくくなり、吸収体への尿の吸収と吸引手段による吸収体からの尿の吸い出しが好適に行われるようになる。
【0007】
吸収体の内側部は、開口に向かって拡大するように形成されていることが好ましい。吸収体の内側部がこのように形成されていれば、吸収体の外側部に吸収された尿が吸引手段によって効率的に内側部に移行して、吸収体に吸収された尿が効率的に吸い出されるようになるとともに、吸収体に残留する尿の量を少なくできるようになる。特に、吸収体の内側部は切頂円錐形に形成されていることが好ましい。吸収体の内側部がこのように形成されていれば、吸収体の外側部が内側部を介して吸収体の面方向(切頂円錐形の底面に平行な方向)に比較的均等に吸引されるようになり、吸収体の外側部に吸収された尿が吸引手段によってさらに効率的に吸い出されるようになる。
【0008】
吸収体は、開口側の面で、外側部が内側部より2倍以上10倍以下広い面積を有することが好ましい。吸収体の開口側の面がこのように形成されていれば、使用者から排泄された尿が吸収体により速やかに吸収されやすくなる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の尿受器は、使用者から排泄された尿が容器内に設けられた吸収体に速やかに吸収されるとともに、吸収体の排尿部(特に男性器)が接触しやすい部分が比較的ドライに維持され、使用感に優れたものとなる。また、吸引手段により、吸収体に吸収された尿が効率的に吸い出される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の尿受器の一実施態様として、尿受器の概略図を表す。
【図2】図1に示した尿受器の容器および吸収体の平面図を表す。
【図3】図2に示した容器および吸収体のA−A断面図を表す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の尿受器は、開口を有するカップ状の容器と、容器に形成された排尿口と、容器内に設けられた吸収体と、排尿口に接続され、吸引手段が備えられた尿貯留器とを有する。尿受器は、カップ状容器を使用者の股間に当てて用いられる。使用者から排泄された尿は容器内に設けられた吸収体で吸収され、吸収体で吸収された尿は、尿貯留器に備えられた吸引手段により、排尿口を通じて容器の外側に排出され、尿貯留器で貯められる。
【0012】
容器はカップ状に形成され、使用者の排尿部を囲むように使用者の肌に当てられる開口を有する。尿受器を使用する際、容器は使用者の股間に当てられ、好ましくは、開口全体を使用者の肌に密着させて用いられる。なお本発明において、容器の「開口」とは容器の縁を意味し、容器の縁により開口が規定される。
【0013】
開口は、使用者の排尿部を囲むように使用者の股間に当てることができるものであれば、その形状や大きさは特に限定されない。開口の形状としては、例えば、楕円形や角の丸まった三角形等が挙げられる。開口の形状の好ましい一例としては、上側(使用者に対する上方向)が下側(使用者に対する下方向)よりも幅広に形成された角の丸まった三角形が示される。また、開口を規定する縁は、下側が使用者側に出っ張って形成されていることが好ましい。このように開口が形成されていれば、開口を使用者の肌に密着させて当てやすくなる。
【0014】
容器を構成する材料は、ある程度の剛性を有していることが好ましい。すなわち、尿受器を使用者の股間に押し当てたり、あるいは尿受器をパンツ等の衣類で押し当てながら固定しても、容器は自身の形状がある程度保持されることが好ましい。また、容器は不透液性であって、軽量であることが好ましい。このような点から、容器は樹脂製であることが好ましい。さらに、使用者の肌との密着性を高め、外部から受ける力をいくらか低減できるようにするために、容器はある程度の柔軟性や弾力性を有していることが好ましい。このような点から、容器はエラストマー樹脂から構成されていることが好ましい。なおエラストマー樹脂とは、ゴム弾性を有する樹脂を意味する。エラストマー樹脂としては、シリコーン樹脂またはポリウレタン樹脂が特に好ましい。
【0015】
容器には排尿口が形成されている。容器が受けた尿は、排尿口を通じて容器の内側から排出される。容器に排尿口が形成される位置は特に限定されないが、容器から尿が好適に排出されやすくするために、排尿口は容器の上下方向の中心より下側に設けられることが好ましい。なお本発明において、容器の上下方向とは、使用者の上下方向に相当する。
【0016】
容器に形成される排尿口の数は特に限定されず、1つでもよく、2つ以上でもよい。なお本発明の尿受器では、後述するように排尿口が容器内に設けられた吸収体の内側部に接続されるが、尿受器がこのように構成され、また排尿口を通じて吸収体から尿が効率的に排出されるために、排尿口の数は1つであることが好ましい。
【0017】
排尿口の形状は特に限定されないが、一般的には円形である。排尿口の径(最大径)は、排尿口を通じて尿が容器内からスムーズに排出されるようにし、また尿受器の取り扱い容易性の点から、3mm〜20mm程度であることが好ましい。
【0018】
排尿口には、吸引手段が備えられた尿貯留器が接続されている。排尿口に、吸引手段が備えられた尿貯留器が接続されることにより、尿貯留器内が減圧に保たれ、容器内に設けられた吸収体に保持された尿が容器の外側に吸引され、尿が尿貯留器内に好適に収容されるようになる。吸引手段としては、減圧ポンプ(真空ポンプ)等が挙げられる。吸引手段は尿貯留器の内部に設けられてもよく、外部に設けられてもよい。
【0019】
容器に形成された排尿口と尿貯留器は、例えば、ドレイン管を介して接続される。すなわち、排尿口にはドレイン管が接続されており、ドレイン管はさらに尿貯留器に接続されればよい。
【0020】
容器内には吸収体が設けられている。吸収体は、使用者から排泄された尿を一時的に保持するために設けられる。使用者から排泄された尿は一旦吸収体で吸収され、吸収体で吸収された尿は吸引手段により排尿口から吸い出され、容器外に排出される。容器内に吸収体が設けられることにより、使用者から排泄された尿が吸収体に吸収される。特に、使用者の体位によらず、吸収体により尿が好適に吸収されやすくなる。その結果、尿が使用者の方に戻りにくくなり、使用者が不快感を覚えにくくなる。
【0021】
吸収体としては、尿を吸収できるとともに吸引手段により尿が吸い出し可能なものであれば、その材料は特に限定されない。吸収体としては、例えば、発泡ウレタン、発泡シリコーン、発泡ゴム、発泡ポリエステル等の発泡ポリマー;木綿、海綿、パルプ繊維、合成繊維等の繊維の集合体である繊維塊等が挙げられる。吸収体は吸引手段によって吸引されても大きく変形しないことが好ましく、このような点から、吸収体は発泡ポリマーから構成されていることが好ましい。このとき吸収体は、後述する内側部と外側部の両方が発泡ポリマーから構成されていることが好ましい。また、内側部と外側部は同一の材料から構成されていてもよく、異なる材料から構成されていてもよい。
【0022】
吸収体は、容器の内面に隣接した外側部と、外側部の内方に位置する内側部を有している。つまり吸収体は、外側部が筒形状を有し、筒形状の内側の空間に内側部が設けられている。
【0023】
外側部は容器の内面に隣接して設けられる。外側部は、筒形状の内側の空間が容器の開口側から底部側に貫通し、筒形状の外周面が容器の内面に接するように設けられる。なお外側部の筒形状は、外側部の内部に容器の開口側から底部側に貫通する開口が設けられる限り、筒形状の外周面や内周面の形状は特に限定されず、また筒形状の端面の形状も特に限定されない。
【0024】
内側部は、外側部の内方に設けられる。内側部は、外側部の筒形状の内周面に接し、外側部の筒形状の内側の空間を充填するように設けられる。内側部は、吸収体の開口側(容器の開口側)の面に露出するとともに、排尿口に接続されている。このとき排尿口には内側部のみが接続され、外側部は接続されていないことが好ましい。
【0025】
吸収体は、内側部が外側部より嵩密度が高く形成されている。吸収体の外側部と内側部は、1つの部材から構成され、外側部と内側部とで嵩密度が異なるように形成されてもよく、互いに分離可能な異なる部材として構成されてもよい。
【0026】
吸収体の嵩密度の算出に関し、吸収体(具体的には吸収体の内側部と外側部)の容積は、吸収体が容器内に設置された状態で測定される。このとき、吸収体は測定者によって特に負荷はかけられず、吸収体は容器の内面から負荷がかけられる状態となる。
【0027】
吸収体は、上記に説明したように、容器の内面に隣接した外側部とその内方に位置する内側部を有し、内側部が外側部より嵩密度が高く形成され、内側部が排尿口に接続されているため、使用者から排泄された尿が速やかに吸収されるとともに、吸引手段により、吸収体に吸収された尿が効率的に吸い出されるようになる。これについて詳しく説明すると、吸収体はまず、使用者から排泄された尿を開口側の面で受ける。尿は、吸収体の開口側の面上を広がって、嵩密度が低い外側部で主に吸収されることとなる。その結果、使用者から排泄された尿は外側部で速やかに吸収されるとともに、使用者の排尿部(特に男性器)が接触しやすい内側部は比較的ドライに保たれて、排尿部が吸収体に触れても不快感を覚えにくくなる。一方、吸収体で吸収された尿は吸引手段により排尿口から吸い出されるが、排尿口には嵩密度の高い内側部が接続しているため、吸収体は内側部が外側部よりも負圧となりやすくなる。その結果、吸収体の外側部から内側部への尿の流れが形成され、吸収体の外側部に吸収された尿は吸収体の内側部に移行し、さらに排尿口を通って容器内から排出される。従って、吸収体に吸収された尿は、排尿口から離れた部分であっても吸引手段により吸い出されやすくなり、吸収体に吸収された尿が効率的に吸い出されるようになる。
【0028】
容器にはさらに、通気孔が形成されていることが好ましい。容器に通気孔が形成されていれば、容器の開口を使用者の肌に密着させるように尿受器を用いても、容器の内部(容器と使用者の肌で囲まれる空間)が極端な負圧とならず、通気孔を通じて容器の外側から内側に空気が取り込まれることにより、尿が排尿口を通じて容器の内側から好適に排出されるようになる。
【0029】
容器に通気孔が設けられる位置は特に限定されないが、排尿口から離れて設けられることが好ましい。具体的には、通気孔は容器の上下方向の中心より上側に設けられることが好ましい。通気孔が設けられる数は特に限定されず、1つでもよく、2つ以上でもよい。
【0030】
通気孔の径(最大径)は、通気孔を通じた空気の取り込みをスムーズに行え、通気孔を通じて尿が漏れ出しにくくする点から、1mm〜5mm程度であることが好ましい。
【0031】
次に、本発明の尿受器の構成例について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、図面に示された実施態様に限定されるものではない。
【0032】
図1〜図3には本発明の尿受器の一例を示した。図1は、尿受器の概略図を表し、図2は、図1に示した尿受器の容器および吸収体の平面図を表し、図3は、図2に示した容器および吸収体のA−A断面図を表す。図2に示した容器および吸収体は、使用者の肌に面する側(容器開口側)を表している。図1および図2に示した尿受器の容器は、図の上側が使用者に対する上方向を表し、容器の上側を表している。図3に示した尿受器の容器は、図の右側が使用者に対する上方向を表し、容器の上側を表している。
【0033】
尿受器1は、カップ状の容器2と、容器2に形成された排尿口4を有する。容器2は、開口3が、上側が下側よりも幅広の角の丸まった三角形状に形成され、開口3の下側は使用者側に出っ張って形成されている。
【0034】
容器2には排尿口4が形成されている。排尿口4はカップ状の容器2の底部に形成され、図面では、排尿口4は容器2の左右方向の中心付近に形成されている。
【0035】
容器2の外側には、排尿口4に接続された尿貯留器8が設けられている。尿貯留器8はドレイン管7を介して排尿口4に接続されている。尿貯留器8には吸引手段9(図1では減圧ポンプ)が備えられ、吸引手段9により容器2内から尿が吸い出され、尿が尿貯留器8内に好適に収容されるようになる。
【0036】
容器2には、さらに通気孔6が形成されている。通気孔6は、容器2の上側に2つ設けられている。通気孔6が容器2の上側に設けられることにより、通気孔6から尿が漏れ出しにくくなる。また、通気孔6が複数設けられることで(図面では2つ)、通気孔6を通じて容器2の外側から内側に空気が取り込まれやすくなる。
【0037】
容器2内には、吸収体5が設けられている。吸収体5は、容器2の内面に隣接した外側部5aと、外側部5aの内方に位置し排尿口4に接続された内側部5bを有し、内側部5bが外側部5aよりも嵩密度が高く形成されている。このように吸収体5が形成されることにより、使用者から排泄された尿が吸収体5(特に外側部5a)によって速やかに吸収されるとともに、吸引手段9により、吸収体5に吸収された尿が効率的に吸い出されるようになる。具体的には、使用者から尿が排泄されると、尿は吸収体5の開口3側の面上で広がり、外側部5aで優先的に吸収されるようになる。外側部5aは嵩密度が低く形成されているため、尿は外側部5aで速やかに吸収される。外側部5aで吸収された尿は、内側部5bが吸引手段9により負圧とされることにより外側部5aから内側部5bに移行し、さらに排尿口4を通って容器2内から排出される。その結果、吸収体5に吸収された尿が容器2内から効率的に排出されるようになる。
【0038】
吸収体5の内側部5bは、図3に示されるように、容器2の開口3に向かって拡大するように形成されていることが好ましい。このように吸収体5の内側部5bが形成されていると、吸収体5の外側部5aに吸収された尿が吸引手段9によってさらに効率的に吸い出されるようになるとともに、吸収体5に残留する尿の量を少なくできるようになる。
【0039】
特に、吸収体5の内側部5bは、切頂円錐形に形成されていることが好ましい。なお切頂円錐形とは、円錐形の頂点が切除された形状を意味する。吸収体5の内側部5bがこのように形成されていれば、吸収体5の外側部5aが内側部5bを介して吸収体5の面方向(切頂円錐形の底面に平行な方向)に比較的均等に吸引されるようになり、吸収体5の外側部5aに吸収された尿が吸引手段9によってさらに効率的に吸い出されるようになる。なお、切頂円錐形の底面および断面の形状は真円に限定されず、楕円や卵形等、閉じた曲線形状であればよい。
【0040】
吸収体5は、開口3側の面で、外側部5aが内側部5bより広い面積を有することが好ましい。具体的には、外側部5aが内側部5bより2倍以上10倍以下(より好ましくは、3倍以上8倍以下)広い面積を有することが好ましい。吸収体5の開口3側の面がこのように形成されていれば、使用者から排泄された尿が吸収体5により速やかに吸収されやすくなる。
【0041】
容器2は、容器2の開口3から底部に向かって断面の大きさが徐々に小さくなるように形成されることが好ましい。そして、排尿口4は容器2の底部に形成されることが好ましい。なお前記断面とは、容器2の内面の断面を意味する。このように容器2が形成されることにより、吸収体5に吸収された尿が吸引手段9により効率的に吸い出され、吸収体5に残留する尿の量を少なくできるようになる。
【符号の説明】
【0042】
1: 尿受器
2: 容器
3: 開口
4: 排尿口
5: 吸収体
5a: 外側部
5b: 内側部
6: 通気孔
8: 尿貯留器
9: 吸引手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有するカップ状の容器と、
前記容器に形成された排尿口と、
前記容器内に設けられた吸収体と、
前記排尿口に接続され、吸引手段が備えられた尿貯留器とを有する尿受器であって、
前記吸収体は、前記容器の内面に隣接した外側部と、前記外側部の内方に位置し、前記排尿口に接続された内側部を有し、
前記内側部は前記外側部より嵩密度が高く形成されていることを特徴とする尿受器。
【請求項2】
前記吸収体は発泡ポリマーから構成されている請求項1に記載の尿受器。
【請求項3】
前記吸収体の前記内側部は、前記開口に向かって拡大するように形成されている請求項1または2に記載の尿受器。
【請求項4】
前記吸収体の前記内側部は切頂円錐形に形成されている請求項3に記載の尿受器。
【請求項5】
前記吸収体は、前記開口側の面で、前記外側部が前記内側部より2倍以上10倍以下広い面積を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の尿受器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−223285(P2012−223285A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−92204(P2011−92204)
【出願日】平成23年4月18日(2011.4.18)
【出願人】(000110044)株式会社リブドゥコーポレーション (390)
【Fターム(参考)】