巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー
【課題】車両のボディ上面においてボディカバーの掛け外し作業が一人でできる巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの提供を図る。
【解決手段】ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を逢着する車両保護カバーであって、前記ボディカバーは、車両全体を覆う形状に形成すると共に、下端裾絞り部全周に弾性部材を縫合して成り、前記磁着棒部材は、複数の軟質樹脂部材で形成される連結棒部材を車両内に収納可能の長さに連結すると共に、表面には少なくとも１以上のマグネット磁材を貼着して成り、前記磁着棒部材が車両のボディ上面に磁着した状態において、前記ボディカバーの掛け外し作業が一人でできる構成を採用した。
【解決手段】ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を逢着する車両保護カバーであって、前記ボディカバーは、車両全体を覆う形状に形成すると共に、下端裾絞り部全周に弾性部材を縫合して成り、前記磁着棒部材は、複数の軟質樹脂部材で形成される連結棒部材を車両内に収納可能の長さに連結すると共に、表面には少なくとも１以上のマグネット磁材を貼着して成り、前記磁着棒部材が車両のボディ上面に磁着した状態において、前記ボディカバーの掛け外し作業が一人でできる構成を採用した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両のボディ上面において、ボディカバーの掛け外し作業が一人でできる巻取りならびに展開機能付きの車両保護カバーに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の車両全体を覆って雨風や日差しから車両のボディ表面を保護する車両保護カバーは、車両の周辺に巻き取り装置が設置されるもの、磁石や吸盤などの固定具がボディカバーに取り付けられているもの、巻き取り装置や巻き取り具がボディカバーに装着されているもの、ボディカバーを車両のボディ上面で折り畳んでいくもの、ボディカバー収納袋が車両に取り付けられるものなど、数多くの車両保護カバーに関する技術が提案されている。
【０００３】
例えば、車両の周辺に巻き取り装置が設置されるものとしては、駐車スペースの後方に収納装置を設置した「自動車用収納式ボディカバー」（特許文献１）が提案され、公知技術となっている。
【０００４】
しかしながら上記の「自動車用収納式ボディカバー」（特許文献１）は、車両の周辺に巻き取り装置（収納装置）が設置されることにより、巻き取り装置の設置スペースや使用者専用の駐車スペースを必要とするもので、さらに設置される収納装置自体が大型で高価であることなど多くのデメリットがあるものだった。
【０００５】
また、磁石や吸盤などの固定具がボディカバーに取り付けられているものとしては、ボディカバーの内側にバンド、紐、目印、風抜き穴、マグネットシートを定着させた「自動車用カバー」（特許文献２）が提案され、公知技術となっている。
【０００６】
しかしながら上記の「自動車用カバー」（特許文献２）は、ボディカバー内側に風抜き穴やマグネットシートを定着してボディカバーの盗難や風によるバタツキを防止する手段を備えたものに過ぎず、ボディカバーの巻き取りや展開作業を容易にするボディカバーの提案ではなかった。
【０００７】
また、巻き取り装置や巻き取り具がボディカバーに装着されているものとしては、ボディカバーに巻き取り用のロールバーを取り付けた「ロール巻取り、三ツ折収納する自動車用カバー」（特許文献３）や、ボディカバーの前後に弾力性の棒を設けた「ワンタッチ式ボディカバー」（特許文献４）や、ボディカバーに巻取りローラーをゴムとフックと紐で接続した「自動車カバー装置」（特許文献５）などが提案され、公知技術となっている。
【０００８】
しかしながら上記の「ロール巻取り、三ツ折収納する自動車用カバー」（特許文献３）や、「ワンタッチ式ボディカバー」（特許文献４）や、「自動車カバー装置」（特許文献５）は、巻き取り装置や巻き取り具がボディカバーに装着していることにより、巻き取り時において、広範囲な作業スペースを必要としたり、巻き取り開閉作業の労力と準備・撤収作業を必要とするものであり、また巻取り後にボディカバーを車両内に機能的に収納する手段を備えているものではなかった。
【０００９】
また、ボディカバーを車両のボディ上面で折り畳んでいくものとしては、ボディカバーに操作棒と面ファスナーが逢着され、その操作棒を面ファスナーに係止させながらボディカバーを折り畳む構造の「自動車用のカバーシート」（特許文献６）が提案され、公知技術となっている。
【００１０】
しかしながら上記の「自動車用のカバーシート」（特許文献６）は、カバーシートを折り畳む際に操作棒と折り畳もうとするカバーシートの面ファスナーの位置を合わせなければならないと同時に、車両のボディ上面からカバーシートを持ち上げて（引き離して）畳み込まなければならず、持ち上げる労力と、作業者の一定の身長と、煩わしさを必要とするものであり、またカバーシートの横垂れ部分を左右に何度も回り込みながら捲り上げなければならず、手間と面倒を要するものであった。さらにカバーシートを折り畳む際に、カバーシートが車両のボディ面と擦れて塗装面がキズつく可能性があるものであった。
【００１１】
また、収納袋が車両に取り付けられるものとしては、ボディカバーの裏面に収納カバーを取り付けた「自動車用収納式ボディカバー」（特許文献７）が提案され、公知技術となっている。
【００１２】
しかしながら上記の「自動車用収納式ボディカバー」（特許文献７）は、単にボディカバーの一端を保持するために収納する収納袋を車両の後部に取り付けている提案に過ぎず、ボディカバーを機能的に巻取りならびに展開して収納することができる手段を備えているものではなかった。
【００１３】
本願発明者は、以上の様な従来の車両保護カバーの問題点を鑑み、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を袋状に逢着し、その磁着棒部材を回転軸として車両のボディ上面で転がすことによってボディカバーの内面と車両のボディ表面とが擦れることなく巻取りならびに展開することができるもので、さらにボディカバーの両端が磁着固定されることによって車両全体を覆うボディカバーの一端が地面に接しない状態でボディカバーの掛け外し作業が車両のボディ上面において一人で行えることに着目し、本出願における「巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【００１４】
【特許文献１】特開平８-２４４４７２号公報
【特許文献２】実用新案登録第３１２４５００号公報
【特許文献３】特開平１１-２５４９７５号公報
【特許文献４】実開平６-６７１４３号公報
【特許文献５】特開２００３-２６７０６２号公報
【特許文献６】公開実用新案平６-５５８３４号公報
【特許文献７】特開平７-２２８１５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１５】
本発明は上記問題点に鑑み、車両のボディ上面においてボディカバーの掛け外し作業が一人でできる巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの提供を図る。
【課題を解決するための手段】
【００１６】
本発明は上記目的を達成するためになされるもので、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を逢着する車両保護カバーであって、前記ボディカバーは、車両全体を覆う形状に形成すると共に、下端裾絞り部全周に弾性部材を縫合して成り、前記磁着棒部材は、複数の軟質樹脂部材で形成される連結棒部材を車両内に収納可能の長さに連結すると共に、表面には少なくとも１以上のマグネット磁材を貼着して成り、前記磁着棒部材が車両のボディ上面に磁着した状態において、前記ボディカバーの掛け外し作業が一人でできる構成を採用した。
【発明の効果】
【００１７】
本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、ユーザーの使用時の巻き取りならびに展開時において、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開機能付の磁着棒部材がボディカバー端部の固定の役割を果たすため、ボディカバーのバタツキや纏わり付きを抑制すると共に、ボディカバーの一端が地面に接しない状態において車両のボディ上面でボディカバーの掛け外し作業が一人でできる優れた効果を奏する。
【００１８】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開機能付の磁着棒部材を袋状に逢着して巻取り装置や巻き取り具を必要としない簡単構造であるため、軽量かつ廉価な車両保護カバーの提供ができる優れた効果を奏する。
【００１９】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、ボディカバーを車両のボディ上面で転がすだけの簡単な作業で巻き取りならびに展開作業ができるため、雨天時や早朝の忙しい時間帯での時間の短縮や煩雑さを解消できる優れた効果を奏する。
【００２０】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開機能付の磁着棒部材を装着する単純構造であるため、製造メーカーにおいて既に製造済みの既存製品に後付けすることが可能であることや、新しく製造するに当たっては大掛かりな設備投資を必要としない優れた効果を奏する。
【００２１】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、磁着棒部材が軟質樹脂部材で形成されてボディカバーが車両のボディの曲線に沿って磁着固定するため、ボディカバーと車両のボディが擦れて車両のボディ表面を傷つけたり、強風に飛ばされたりしない優れた効果を奏する。
【００２２】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、車両保護カバー全体をトランクルームに収納されている開口口に近づくに従って大口に開口する収納バッグに大雑把にひとまとめにして収納することができる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの全体を示す斜視図である。
【図２】本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの展開状態の途中を示す説明図である。
【図３】本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの磁着棒部材の実施形態を示す説明図である。
【図４】本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの巻取りならびに展開状態を示す手順図である。
【発明を実施するための形態】
【００２４】
本発明の巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーは、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を逢着する車両保護カバーであって、前記ボディカバーは、車両全体を覆う形状に形成すると共に、下端裾絞り部全周に弾性部材を縫合して成り、前記磁着棒部材は、複数の軟質樹脂部材で形成される連結棒部材を車両内に収納可能の長さに連結すると共に、表面には少なくとも１以上のマグネット磁材を貼着して成り、前記磁着棒部材が車両のボディ上面に磁着した状態において、前記ボディカバーの掛け外し作業が一人でできる構成を採用したことを最大の特徴とするものである。以下、本発明を実施するための実施形態を図面を基に説明する。
【００２５】
本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの形状は、下記に述べる実施例に特に限定されるものではなく、セダン、ハッチバック、ワゴン、ワンボックス、ＳＵＶ、スポーツタイプの車両に適用することができるもので、その形状は本発明の技術的思想に逸脱しない範囲で任意に変更することができる。
【００２６】
図１は、本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの全体を示す斜視図である。巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１は、ボディカバー１０の前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材２０を袋状に装着して形成されている。
【００２７】
ボディカバー１０は、例えばポリエステルオックス地に特殊樹脂を配合し、撥水加工を施して車両全体を覆う形状に形成すると共に、下端裾絞り部１１全周にゴム紐などの弾性部材１２を縫合して形成されている。また図示はしていないが、下端裾絞り部周縁の任意箇所に孔の空いた舌片同士を対向させて逢着し、該舌片同士の孔を紐や鍵で絞り込んで締結することによって暴風時の吹き飛びや車両の盗難防止を図る仕様とすることもできる。
【００２８】
磁着棒部材２０は、例えば多角形のポリプロピレンなどの軟質樹脂部材で形成し、ボディカバーの前後に袋状に逢着すると共に、車両内に収納可能の長さに連結する連結棒部材２０aで形成される。さらに表面には少なくとも１以上のマグネット磁材２１が貼着されて形成されるものである。使用時は、磁着棒部材２０が車両Ｃのボディ上面Ｂに磁着した状態において、車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしてボディカバー１０を巻取りならびに展開して掛け外し作業を行うものである。
【００２９】
マグネット磁材２１は、例えば多角形の軟質樹脂部材で形成される磁着棒部材２０の表面に少なくとも１以上のマグネット盤２１aやマグネットシート２１bなどで形成され、マグネット磁材２１が貼着されている磁着棒部材２０を転がすことによってボディカバー１０が順次巻き取られて厚みを増すことでマグネット磁材２１と車両Ｃのボディ上面Ｂの間隔が広がって磁力が弱り、展開することでマグネット磁材２１と車両Ｃのボディ上面Ｂの間隔が狭まって磁力が強くなることでボディカバー１０の一端が車両Ｃのボディ上面Ｂに其々磁着されて保持されることによりボディカバー１０の掛け外し作業が容易に行えるものである。
【００３０】
図２は、本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの展開状態の途中を示す説明図である。ボディカバー１０の巻取りならびに展開時においては、周側面１３を折り畳んで巻取りならびに展開するが、図に示されるようにきちんと折り畳んだり、折り畳む手順を特に指定するものではない。大雑把に折り畳んで巻き取り、トランクルームＴに収納されている開口部に近づくに従って大口となっている収納バック３０に放り込むように投入し、蓋カバー（図示なし）によって上から閉じられてコンパクトに収納されるものである。
【００３１】
図３は、本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの磁着棒部材の実施形態を示す説明図である。
図３（a）は、磁着棒部材２０が販売時において提供される時の実施形態を示す説明図である。
磁着棒部材２０は、販売時においての流通形状の小型化を図るため、差込み固定式の連結ジョイント２０ｂによって連結される連結棒部材２０aで形成される。
【００３２】
図３（ｂ）は、磁着棒部材２０の表面に複数のマグネット盤２１aを貼着して形成される説明図である。連結棒部材２０aがポリプロピレンなどの軟質樹脂部材で形成されることにより車両Ｃのボディを傷つけたりすることなく、さらにボディカバー１０が車両Ｃのボディの曲線に沿って全面磁着することによって強風に飛ばされたりしない効果を生むものであり、またさらに形状が多角形に形成されることにより、単純形状のマグネット盤２１aが磁着棒部材２０の各面にマグネット盤２１aの厚みより同じか、やや深い座ぐり穴を設けて両面テープでもって簡単、且つ容易に貼着できるものである。
【００３３】
図３（ｃ）は、磁着棒部材２０の表面に複数のマグネットシート２１ｂを貼着して形成される説明図である。連結棒部材２０aがポリプロピレンなどの軟質樹脂部材で形成されることにより車両Ｃのボディを傷つけたりすることなく、さらにボディカバー１０が車両Ｃのボディの曲線に沿って全面磁着することによって強風に飛ばされたりしない効果を生むものであり、またさらに形状が多角形で形成されることにより、単純形状のマグネットシート２１ｂが磁着棒部材２０の各面に両面テープでもって簡単、且つ容易に貼着できるものである。
【００３４】
図４は、本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの巻取りならびに展開示す手順図である。下記に巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１の巻き上げならびに展開状態をセダン車種の場合を例にとって説明する。
《展開手順》
（1）車両後方のトランクルームＴのドアを開け、収納バック３０に収納されている巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１を取り出す。
（2）取り出した巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１を車両前方のボンネットＮ上の前方に巻きの小さい方を前方にして載置した後、トランクルームＴのドアを閉める。（巻きの小さい方のマグネット磁材２１の磁力によって車両Ｃのボディ上面Ｂにボディカバー１０の一端が磁着されて保持される）
（3）巻きの大きい方のボディカバー１０を車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしながらトランクルームＴの後方に向けて展開していく。
（4）ボディカバー１０の周側面１３の両端の折り畳まれている部分（4-2図示）を広げながら車両ＣのトランクルームＴの後方まで展開する。（巻きの大きい方のマグネット磁材２１の磁力によって車両のボディ上面Ｂにボディカバー１０のもう一端が磁着されて保持される）
（5）ボディカバー１０の上半分の周側面１３を車両Ｃに被せる。
（6）ボディカバー１０の下半分の周側面１３を車両Ｃに被せる。
（7）ボディカバー１０の下端裾絞り部１１のゴム紐などの弾性部材１２を車両Ｃの下廻り部へ廻り込ませる。
（8）終了
【００３５】
以上のように本発明の巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１は、車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしながらトランクルームＴの後方に向けて展開していくことによってボディカバー１０の掛け外し作業が地面に接しない状態で簡単、且つ容易にできるものである。
【００３６】
次に本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１の巻き取り状態を示す手順である。（図示なし）基本的に上記の展開状態の逆の手順で行なわれるものである。
《巻き取り手順》
（1）ボディカバー１０の下端裾絞り部１１のゴム紐などの弾性部材１２を車両Ｃの下廻り部から外す。
（2）ボディカバー１０の下半分を周側面１３の両端を折り畳みながら目繰り上げる。
（3）ボディカバー１０の上半分を周側面１３の両端を折り畳みながら目繰り上げる。
（4）ボディカバー１０を車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしながらボンネットＮの前方へ巻き上げていく。
（5）車両ＣのボンネットＮの前方まで巻き上げる。
（6）トランクルームＴのドアを開け、巻き上げたボディカバー１０の両端を内側に畳み込んでトランクルーム内の収納バック３０に収納する。
（7）トランクルームＴのドアを閉める。
（8）終了
【００３７】
以上のように本発明の巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１は、車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしながらボンネットＮの前方に向けて巻き上げていくことによってボディカバー１０の掛け外し作業が地面に接しない状態で簡単、且つ容易にできるものである。
【００３８】
巻き取られた巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１は、車両ＣのトランクルームＴに横向きに収納されている収納バック３０に収納されるもので、該収納バック３０の開口口は、開口口に近づくに従って大口に開口するもので、大雑把に畳まれた巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１を収納した後は、蓋カバー（図示なし）によって閉じられる。
【産業上の利用可能性】
【００３９】
本発明の巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーは、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を袋状に逢着する簡単構造で車両のボディを保護するものであるが、流通段階の車両や工業製品、箱型形状の産業機械などの保護カバーとしても利用することができることから、本発明における巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの産業上の利用可能性は大とするものと解する。
【符号の説明】
【００４０】
１ 巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー
１０ ボディカバー
１１ 下端裾絞り部
１２ 弾性部材
１３ 周側面
２０ 磁着棒部材
２０a 連結棒部材
２０b 連結ジョイント
２１ マグネット磁材
２１a マグネット盤
２１b マグネットシート
３０ 収納バッグ
Ｃ 車両
Ｂ ボディ上面
Ｔ トランクルーム
Ｎ ボンネット
【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両のボディ上面において、ボディカバーの掛け外し作業が一人でできる巻取りならびに展開機能付きの車両保護カバーに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の車両全体を覆って雨風や日差しから車両のボディ表面を保護する車両保護カバーは、車両の周辺に巻き取り装置が設置されるもの、磁石や吸盤などの固定具がボディカバーに取り付けられているもの、巻き取り装置や巻き取り具がボディカバーに装着されているもの、ボディカバーを車両のボディ上面で折り畳んでいくもの、ボディカバー収納袋が車両に取り付けられるものなど、数多くの車両保護カバーに関する技術が提案されている。
【０００３】
例えば、車両の周辺に巻き取り装置が設置されるものとしては、駐車スペースの後方に収納装置を設置した「自動車用収納式ボディカバー」（特許文献１）が提案され、公知技術となっている。
【０００４】
しかしながら上記の「自動車用収納式ボディカバー」（特許文献１）は、車両の周辺に巻き取り装置（収納装置）が設置されることにより、巻き取り装置の設置スペースや使用者専用の駐車スペースを必要とするもので、さらに設置される収納装置自体が大型で高価であることなど多くのデメリットがあるものだった。
【０００５】
また、磁石や吸盤などの固定具がボディカバーに取り付けられているものとしては、ボディカバーの内側にバンド、紐、目印、風抜き穴、マグネットシートを定着させた「自動車用カバー」（特許文献２）が提案され、公知技術となっている。
【０００６】
しかしながら上記の「自動車用カバー」（特許文献２）は、ボディカバー内側に風抜き穴やマグネットシートを定着してボディカバーの盗難や風によるバタツキを防止する手段を備えたものに過ぎず、ボディカバーの巻き取りや展開作業を容易にするボディカバーの提案ではなかった。
【０００７】
また、巻き取り装置や巻き取り具がボディカバーに装着されているものとしては、ボディカバーに巻き取り用のロールバーを取り付けた「ロール巻取り、三ツ折収納する自動車用カバー」（特許文献３）や、ボディカバーの前後に弾力性の棒を設けた「ワンタッチ式ボディカバー」（特許文献４）や、ボディカバーに巻取りローラーをゴムとフックと紐で接続した「自動車カバー装置」（特許文献５）などが提案され、公知技術となっている。
【０００８】
しかしながら上記の「ロール巻取り、三ツ折収納する自動車用カバー」（特許文献３）や、「ワンタッチ式ボディカバー」（特許文献４）や、「自動車カバー装置」（特許文献５）は、巻き取り装置や巻き取り具がボディカバーに装着していることにより、巻き取り時において、広範囲な作業スペースを必要としたり、巻き取り開閉作業の労力と準備・撤収作業を必要とするものであり、また巻取り後にボディカバーを車両内に機能的に収納する手段を備えているものではなかった。
【０００９】
また、ボディカバーを車両のボディ上面で折り畳んでいくものとしては、ボディカバーに操作棒と面ファスナーが逢着され、その操作棒を面ファスナーに係止させながらボディカバーを折り畳む構造の「自動車用のカバーシート」（特許文献６）が提案され、公知技術となっている。
【００１０】
しかしながら上記の「自動車用のカバーシート」（特許文献６）は、カバーシートを折り畳む際に操作棒と折り畳もうとするカバーシートの面ファスナーの位置を合わせなければならないと同時に、車両のボディ上面からカバーシートを持ち上げて（引き離して）畳み込まなければならず、持ち上げる労力と、作業者の一定の身長と、煩わしさを必要とするものであり、またカバーシートの横垂れ部分を左右に何度も回り込みながら捲り上げなければならず、手間と面倒を要するものであった。さらにカバーシートを折り畳む際に、カバーシートが車両のボディ面と擦れて塗装面がキズつく可能性があるものであった。
【００１１】
また、収納袋が車両に取り付けられるものとしては、ボディカバーの裏面に収納カバーを取り付けた「自動車用収納式ボディカバー」（特許文献７）が提案され、公知技術となっている。
【００１２】
しかしながら上記の「自動車用収納式ボディカバー」（特許文献７）は、単にボディカバーの一端を保持するために収納する収納袋を車両の後部に取り付けている提案に過ぎず、ボディカバーを機能的に巻取りならびに展開して収納することができる手段を備えているものではなかった。
【００１３】
本願発明者は、以上の様な従来の車両保護カバーの問題点を鑑み、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を袋状に逢着し、その磁着棒部材を回転軸として車両のボディ上面で転がすことによってボディカバーの内面と車両のボディ表面とが擦れることなく巻取りならびに展開することができるもので、さらにボディカバーの両端が磁着固定されることによって車両全体を覆うボディカバーの一端が地面に接しない状態でボディカバーの掛け外し作業が車両のボディ上面において一人で行えることに着目し、本出願における「巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【００１４】
【特許文献１】特開平８-２４４４７２号公報
【特許文献２】実用新案登録第３１２４５００号公報
【特許文献３】特開平１１-２５４９７５号公報
【特許文献４】実開平６-６７１４３号公報
【特許文献５】特開２００３-２６７０６２号公報
【特許文献６】公開実用新案平６-５５８３４号公報
【特許文献７】特開平７-２２８１５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１５】
本発明は上記問題点に鑑み、車両のボディ上面においてボディカバーの掛け外し作業が一人でできる巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの提供を図る。
【課題を解決するための手段】
【００１６】
本発明は上記目的を達成するためになされるもので、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を逢着する車両保護カバーであって、前記ボディカバーは、車両全体を覆う形状に形成すると共に、下端裾絞り部全周に弾性部材を縫合して成り、前記磁着棒部材は、複数の軟質樹脂部材で形成される連結棒部材を車両内に収納可能の長さに連結すると共に、表面には少なくとも１以上のマグネット磁材を貼着して成り、前記磁着棒部材が車両のボディ上面に磁着した状態において、前記ボディカバーの掛け外し作業が一人でできる構成を採用した。
【発明の効果】
【００１７】
本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、ユーザーの使用時の巻き取りならびに展開時において、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開機能付の磁着棒部材がボディカバー端部の固定の役割を果たすため、ボディカバーのバタツキや纏わり付きを抑制すると共に、ボディカバーの一端が地面に接しない状態において車両のボディ上面でボディカバーの掛け外し作業が一人でできる優れた効果を奏する。
【００１８】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開機能付の磁着棒部材を袋状に逢着して巻取り装置や巻き取り具を必要としない簡単構造であるため、軽量かつ廉価な車両保護カバーの提供ができる優れた効果を奏する。
【００１９】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、ボディカバーを車両のボディ上面で転がすだけの簡単な作業で巻き取りならびに展開作業ができるため、雨天時や早朝の忙しい時間帯での時間の短縮や煩雑さを解消できる優れた効果を奏する。
【００２０】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開機能付の磁着棒部材を装着する単純構造であるため、製造メーカーにおいて既に製造済みの既存製品に後付けすることが可能であることや、新しく製造するに当たっては大掛かりな設備投資を必要としない優れた効果を奏する。
【００２１】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、磁着棒部材が軟質樹脂部材で形成されてボディカバーが車両のボディの曲線に沿って磁着固定するため、ボディカバーと車両のボディが擦れて車両のボディ表面を傷つけたり、強風に飛ばされたりしない優れた効果を奏する。
【００２２】
また本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーによれば、車両保護カバー全体をトランクルームに収納されている開口口に近づくに従って大口に開口する収納バッグに大雑把にひとまとめにして収納することができる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの全体を示す斜視図である。
【図２】本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの展開状態の途中を示す説明図である。
【図３】本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの磁着棒部材の実施形態を示す説明図である。
【図４】本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの巻取りならびに展開状態を示す手順図である。
【発明を実施するための形態】
【００２４】
本発明の巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーは、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を逢着する車両保護カバーであって、前記ボディカバーは、車両全体を覆う形状に形成すると共に、下端裾絞り部全周に弾性部材を縫合して成り、前記磁着棒部材は、複数の軟質樹脂部材で形成される連結棒部材を車両内に収納可能の長さに連結すると共に、表面には少なくとも１以上のマグネット磁材を貼着して成り、前記磁着棒部材が車両のボディ上面に磁着した状態において、前記ボディカバーの掛け外し作業が一人でできる構成を採用したことを最大の特徴とするものである。以下、本発明を実施するための実施形態を図面を基に説明する。
【００２５】
本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの形状は、下記に述べる実施例に特に限定されるものではなく、セダン、ハッチバック、ワゴン、ワンボックス、ＳＵＶ、スポーツタイプの車両に適用することができるもので、その形状は本発明の技術的思想に逸脱しない範囲で任意に変更することができる。
【００２６】
図１は、本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの全体を示す斜視図である。巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１は、ボディカバー１０の前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材２０を袋状に装着して形成されている。
【００２７】
ボディカバー１０は、例えばポリエステルオックス地に特殊樹脂を配合し、撥水加工を施して車両全体を覆う形状に形成すると共に、下端裾絞り部１１全周にゴム紐などの弾性部材１２を縫合して形成されている。また図示はしていないが、下端裾絞り部周縁の任意箇所に孔の空いた舌片同士を対向させて逢着し、該舌片同士の孔を紐や鍵で絞り込んで締結することによって暴風時の吹き飛びや車両の盗難防止を図る仕様とすることもできる。
【００２８】
磁着棒部材２０は、例えば多角形のポリプロピレンなどの軟質樹脂部材で形成し、ボディカバーの前後に袋状に逢着すると共に、車両内に収納可能の長さに連結する連結棒部材２０aで形成される。さらに表面には少なくとも１以上のマグネット磁材２１が貼着されて形成されるものである。使用時は、磁着棒部材２０が車両Ｃのボディ上面Ｂに磁着した状態において、車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしてボディカバー１０を巻取りならびに展開して掛け外し作業を行うものである。
【００２９】
マグネット磁材２１は、例えば多角形の軟質樹脂部材で形成される磁着棒部材２０の表面に少なくとも１以上のマグネット盤２１aやマグネットシート２１bなどで形成され、マグネット磁材２１が貼着されている磁着棒部材２０を転がすことによってボディカバー１０が順次巻き取られて厚みを増すことでマグネット磁材２１と車両Ｃのボディ上面Ｂの間隔が広がって磁力が弱り、展開することでマグネット磁材２１と車両Ｃのボディ上面Ｂの間隔が狭まって磁力が強くなることでボディカバー１０の一端が車両Ｃのボディ上面Ｂに其々磁着されて保持されることによりボディカバー１０の掛け外し作業が容易に行えるものである。
【００３０】
図２は、本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの展開状態の途中を示す説明図である。ボディカバー１０の巻取りならびに展開時においては、周側面１３を折り畳んで巻取りならびに展開するが、図に示されるようにきちんと折り畳んだり、折り畳む手順を特に指定するものではない。大雑把に折り畳んで巻き取り、トランクルームＴに収納されている開口部に近づくに従って大口となっている収納バック３０に放り込むように投入し、蓋カバー（図示なし）によって上から閉じられてコンパクトに収納されるものである。
【００３１】
図３は、本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの磁着棒部材の実施形態を示す説明図である。
図３（a）は、磁着棒部材２０が販売時において提供される時の実施形態を示す説明図である。
磁着棒部材２０は、販売時においての流通形状の小型化を図るため、差込み固定式の連結ジョイント２０ｂによって連結される連結棒部材２０aで形成される。
【００３２】
図３（ｂ）は、磁着棒部材２０の表面に複数のマグネット盤２１aを貼着して形成される説明図である。連結棒部材２０aがポリプロピレンなどの軟質樹脂部材で形成されることにより車両Ｃのボディを傷つけたりすることなく、さらにボディカバー１０が車両Ｃのボディの曲線に沿って全面磁着することによって強風に飛ばされたりしない効果を生むものであり、またさらに形状が多角形に形成されることにより、単純形状のマグネット盤２１aが磁着棒部材２０の各面にマグネット盤２１aの厚みより同じか、やや深い座ぐり穴を設けて両面テープでもって簡単、且つ容易に貼着できるものである。
【００３３】
図３（ｃ）は、磁着棒部材２０の表面に複数のマグネットシート２１ｂを貼着して形成される説明図である。連結棒部材２０aがポリプロピレンなどの軟質樹脂部材で形成されることにより車両Ｃのボディを傷つけたりすることなく、さらにボディカバー１０が車両Ｃのボディの曲線に沿って全面磁着することによって強風に飛ばされたりしない効果を生むものであり、またさらに形状が多角形で形成されることにより、単純形状のマグネットシート２１ｂが磁着棒部材２０の各面に両面テープでもって簡単、且つ容易に貼着できるものである。
【００３４】
図４は、本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの巻取りならびに展開示す手順図である。下記に巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１の巻き上げならびに展開状態をセダン車種の場合を例にとって説明する。
《展開手順》
（1）車両後方のトランクルームＴのドアを開け、収納バック３０に収納されている巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１を取り出す。
（2）取り出した巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１を車両前方のボンネットＮ上の前方に巻きの小さい方を前方にして載置した後、トランクルームＴのドアを閉める。（巻きの小さい方のマグネット磁材２１の磁力によって車両Ｃのボディ上面Ｂにボディカバー１０の一端が磁着されて保持される）
（3）巻きの大きい方のボディカバー１０を車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしながらトランクルームＴの後方に向けて展開していく。
（4）ボディカバー１０の周側面１３の両端の折り畳まれている部分（4-2図示）を広げながら車両ＣのトランクルームＴの後方まで展開する。（巻きの大きい方のマグネット磁材２１の磁力によって車両のボディ上面Ｂにボディカバー１０のもう一端が磁着されて保持される）
（5）ボディカバー１０の上半分の周側面１３を車両Ｃに被せる。
（6）ボディカバー１０の下半分の周側面１３を車両Ｃに被せる。
（7）ボディカバー１０の下端裾絞り部１１のゴム紐などの弾性部材１２を車両Ｃの下廻り部へ廻り込ませる。
（8）終了
【００３５】
以上のように本発明の巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１は、車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしながらトランクルームＴの後方に向けて展開していくことによってボディカバー１０の掛け外し作業が地面に接しない状態で簡単、且つ容易にできるものである。
【００３６】
次に本発明に係る巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１の巻き取り状態を示す手順である。（図示なし）基本的に上記の展開状態の逆の手順で行なわれるものである。
《巻き取り手順》
（1）ボディカバー１０の下端裾絞り部１１のゴム紐などの弾性部材１２を車両Ｃの下廻り部から外す。
（2）ボディカバー１０の下半分を周側面１３の両端を折り畳みながら目繰り上げる。
（3）ボディカバー１０の上半分を周側面１３の両端を折り畳みながら目繰り上げる。
（4）ボディカバー１０を車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしながらボンネットＮの前方へ巻き上げていく。
（5）車両ＣのボンネットＮの前方まで巻き上げる。
（6）トランクルームＴのドアを開け、巻き上げたボディカバー１０の両端を内側に畳み込んでトランクルーム内の収納バック３０に収納する。
（7）トランクルームＴのドアを閉める。
（8）終了
【００３７】
以上のように本発明の巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１は、車両Ｃのボディ上面Ｂを転がしながらボンネットＮの前方に向けて巻き上げていくことによってボディカバー１０の掛け外し作業が地面に接しない状態で簡単、且つ容易にできるものである。
【００３８】
巻き取られた巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１は、車両ＣのトランクルームＴに横向きに収納されている収納バック３０に収納されるもので、該収納バック３０の開口口は、開口口に近づくに従って大口に開口するもので、大雑把に畳まれた巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー１を収納した後は、蓋カバー（図示なし）によって閉じられる。
【産業上の利用可能性】
【００３９】
本発明の巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーは、ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を袋状に逢着する簡単構造で車両のボディを保護するものであるが、流通段階の車両や工業製品、箱型形状の産業機械などの保護カバーとしても利用することができることから、本発明における巻取りならびに展開機能付き車両保護カバーの産業上の利用可能性は大とするものと解する。
【符号の説明】
【００４０】
１ 巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー
１０ ボディカバー
１１ 下端裾絞り部
１２ 弾性部材
１３ 周側面
２０ 磁着棒部材
２０a 連結棒部材
２０b 連結ジョイント
２１ マグネット磁材
２１a マグネット盤
２１b マグネットシート
３０ 収納バッグ
Ｃ 車両
Ｂ ボディ上面
Ｔ トランクルーム
Ｎ ボンネット
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を逢着する車両保護カバーであって、
前記ボディカバーは、
車両全体を覆う形状に形成すると共に、
下端裾絞り部全周に弾性部材を縫合して成り、
前記磁着棒部材は、
複数の軟質樹脂部材で形成される連結棒部材を車両内に収納可能の長さに連結すると共に、表面には少なくとも１以上のマグネット磁材を貼着して成り、
前記磁着棒部材が車両のボディ上面に磁着した状態において、前記ボディカバーの掛け外し作業が一人でできることを特徴とする巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー。
【請求項１】
ボディカバーの前後に巻取りならびに展開用の磁着棒部材を逢着する車両保護カバーであって、
前記ボディカバーは、
車両全体を覆う形状に形成すると共に、
下端裾絞り部全周に弾性部材を縫合して成り、
前記磁着棒部材は、
複数の軟質樹脂部材で形成される連結棒部材を車両内に収納可能の長さに連結すると共に、表面には少なくとも１以上のマグネット磁材を貼着して成り、
前記磁着棒部材が車両のボディ上面に磁着した状態において、前記ボディカバーの掛け外し作業が一人でできることを特徴とする巻取りならびに展開機能付き車両保護カバー。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２０１１−１２６５３８（Ｐ２０１１−１２６５３８Ａ）
【公開日】平成２３年６月３０日（２０１１．６．３０）
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願２０１１−６９０４２（Ｐ２０１１−６９０４２）
【出願日】平成２３年３月２６日（２０１１．３．２６）
【出願人】（５９７１１６２５２）
【公開日】平成２３年６月３０日（２０１１．６．３０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−６９０４２（Ｐ２０１１−６９０４２）
【出願日】平成２３年３月２６日（２０１１．３．２６）
【出願人】（５９７１１６２５２）
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