説明

帳票検索装置、帳票検索システム、制御方法、及びプログラム

【課題】電子帳票のデータの検索を行った結果、どのラベルに対するデータであるのかを表示することを目的とする。
【解決手段】初期状態で設定された検索表領域の矩形を編集するために備えられた変更可能な設定点701、ラベルを設定するための分割点702及び分割点703、各ラベルの値ごとの幅を変更することができる間隔設定点705及び間隔設定点706を設定し、この点をオペレータによる入力装置13からの入力によって変更することで、検索表領域全体の大きさや位置を変更し、検索表領域に含まれる最左列、最上行をラベルとして、当ラベルに囲まれた帳票データに対して検索条件を指定して検索した結果を当ラベルに対応させて表示装置12に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子帳票に表示されたデータの検索を行なう帳票検索装置、帳票検索システム、制御方法、及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
各種データベースに記憶されたデータを帳票フォームに直接反映するために、あらかじめ帳票フォームを設計しておき、その帳票フォームに当該データを入力することで、電子的に閲覧可能な帳票ファイルを作成する電子帳票システムが存在する。
【0003】
このような電子帳票システムにおいて、電子帳票内の任意のデータを検索するために、オペレータは一般的に、以下の操作をおこなっている。
【0004】
<1> 帳票を表示し、抽出したいデータのある個所に矩形を設定する。
<2> 検索対象の矩形や条件文を入力し、検索を実行する。
【0005】
<3> 検索結果が画面、もしくは、ファイルに書き出される。
【0006】
上述したような従来の電子帳票の検索方法では、設定した矩形は、電子帳票の各項目名等を示すラベル部と当該各項目に設定されるデータを示すデータ部を区別することなく、選択範囲を指定し、検索範囲内の全文から検索条件に該当した値を検索結果として表示している。
【0007】
しかしながら、検索で得られた値がどのような意味を持つかを直感的に判断するのは難しく、その値の意味を知るためには検索の元帳票を再表示して、電子帳票のどのラベルに対する値かを確認する必要があり、ユーザは、確認を行うための手間が掛かるという問題があった。
【0008】
従って、どのラベルに対してどのような値が設定されているのかを、ユーザが一目で判断可能となるように表示を行うことで、このような問題に対応することが可能であるが、検索対象とすべくデータを囲い、そのデータに対応するラベルを特定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平8−69499号公報
【0010】
特許文献1に記載された技術では、指定した範囲から自動的に列要素の上方向にある文字列を該当列要素のラベル名として決定し、同様に行要素の左方向にある文字列を該当行のラベル名として決定している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、図5に示すように検索対象とすべく表の要素がツリー構造であった場合に、ラベル名の誤認が発生することなどが考えられ、更に、ラベル部とデータ部とが離れている表を検索する場合も、ラベル名の誤認が発生し得る。
【0012】
また、特許文献1に記載の技術は、表形式データをグラフ化する際に用いる技術であるため、検索対象とすべくラベルに対応するデータをグラフ化しており、どのラベルに対してどのデータが対応しているのか、といった一般的な電子帳票のデータを検索する観点については、記載や示唆はない。
【0013】
本発明では、上述の問題点を解決するものであり、電子帳票のデータの検索を行った結果、どのラベルに対するデータであるのかを表示することで、ユーザが確実に検索結果を認識することが可能な帳票検索装置、帳票検索システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するための第1の発明は、電子帳票に対して指定した検索対象とすべく検索表領域に含まれる帳票データを検索する帳票検索装置であって、検索を行う際の条件を設定する検索条件設定手段と、検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定手段と、前記ラベル設定手段によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定手段と、前記検索条件設定手段によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定手段によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行部と、前記検索実行部によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示部と、を備えたことを特徴とする帳票検索装置である。
【0015】
上記目的を達成するための第2の発明は、クライアント装置と帳票検索装置がネットワークを介して接続された帳票検索システムであって、前記クライアント装置は、検索を行う際の条件を設定する検索条件設定手段と、電子帳票の検索対象とすべく検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定手段と、前記ラベル設定手段によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定手段と、検索実行部によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示部と、を備え、前記帳票検索装置は、前記検索条件設定手段によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定手段によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行部を備えたことを特徴とする帳票検索システムである。
【0016】
上記目的を達成するための第3の発明は、電子帳票に対して指定した検索対象とすべく検索表領域に含まれる帳票データを検索する帳票検索装置の制御方法であって、検索を行う際の条件を設定する検索条件設定工程と、検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定工程と、前記ラベル設定工程によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定工程と、前記検索条件設定工程によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定工程によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行工程と、前記検索実行工程によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示工程と、を実行することを特徴とする帳票検索装置の制御方法である。
【0017】
上記目的を達成するための第4の発明は、電子帳票に対して指定した検索対象とすべく検索表領域に含まれる帳票データを検索する帳票検索装置において実行されるプログラムであって、検索を行う際の条件を設定する検索条件設定手段と、検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定手段と、前記ラベル設定手段によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定手段と、前記検索条件設定手段によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定手段によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行部と、前記検索実行部によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示部と、を機能させることを特徴とするプログラムである。
【0018】
上記目的を達成するための第5の発明は、クライアント装置と帳票検索装置がネットワークを介して接続された帳票検索システムの制御方法であって、前記クライアント装置は、検索を行う際の条件を設定する検索条件設定工程と、電子帳票の検索対象とすべく検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定工程と、前記ラベル設定工程によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定工程と、検索実行工程によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示工程と、を実行し、前記帳票検索装置は、前記検索条件設定工程によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定工程によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行工程を実行することを特徴とする帳票検索システムの制御方法である。
【0019】
上記目的を達成するための第6の発明は、クライアント装置と帳票検索装置がネットワークを介して接続された帳票検索システムにおいて実行されるプログラムであって、前記クライアント装置を、検索を行う際の条件を設定する検索条件設定手段と、電子帳票の検索対象とすべく検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定手段と、前記ラベル設定手段によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定手段と、検索実行部によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示部と、して機能させ、前記帳票検索装置を、前記検索条件設定手段によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定手段によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行部として機能させることを特徴とするプログラムである。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、電子帳票のラベルとすべく項目を選択指定して検索対象領域を定めることで、電子帳票の検索を行った結果、ラベル及びラベルに対するデータを表示することによって、ユーザが確実に検索結果を認識することが可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態に係る帳票検索システムの概略構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るクライアント装置、及び帳票検索装置のハードウェアの概略の構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係る帳票検索システムにおける電子帳票を検索する処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に於いて、行ラベルがツリー構造となった表形式データを説明するための説明図である。
【図5】本発明の実施形態に於いて、電子帳票に対して検索表領域を設定した状態を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に於いて、電子帳票に対してデータ部とラベル部と切り離して検索表領域を設定した状態を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に於いて、列ラベルを離して検索表領域を設定した状態を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に於いて、検索表領域表の行数及び列数の設定ダイアログの画面の構成図である。
【図9】本発明の実施形態に於いて、検索条件入力ダイアログの画面の構成図である。
【図10】本発明の実施形態に於いて、検索結果一覧の画面の構成図である。
【図11】本発明の実施形態に於いて、ラベル名を表示した検索結果の表示を行う画面の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施形態に係る電子帳票システムの概略構成を示す図である。本実施形態に係る電子帳票システムは、電子帳票を参照するためのクライアント装置1と、電子帳票に係るデータの集中管理及びデータの検索処理等を行なう電子帳票サーバ装置(帳票検索装置)2と、それらを通信接続するネットワーク3とを有して構成されている。ここで、図1に示す電子帳票システムには、1つのクライアント装置のみを表記しているが、本実施形態においては、複数のクライアント装置が設けられていてもよい。
【0024】
クライアント装置1は、電子帳票の表示及び検索に係る制御を行なうクライアント制御部(ビューア)11と、クライアント制御部11による制御に基づき電子帳票の表示や各種情報の表示を行なう表示装置12と、オペレータが電子帳票の検索や表示等の入力を行なうための入力装置13とを有して構成されている。ここで、入力装置13としては、キーボード13a及びマウス13bが設けられている。この入力装置13を用いることにより、オペレータが検索表領域の選択や検索条件の入力を行なうことが可能となる。
【0025】
クライアント制御部11は、帳票データ表示制御部111と、検索結果表示制御部112と、入力検知部113と、通信部114とを有して構成されている。
【0026】
帳票データ表示制御部111は、電子帳票サーバ装置2から送信されてきた帳票データに基づく電子帳票の画像を生成し、当該電子帳票の画像を表示装置12の表示画面に表示する制御を行なう。
【0027】
検索結果表示制御部112は、入力装置13を介してオペレータから入力された帳票実データに係る検索要求に対して、電子帳票サーバ装置2から送られてきた検索結果に基づく画像を生成し、当該画像を表示装置12の表示画面に表示する制御を行なう。
【0028】
入力検知部113は、入力装置13を介してオペレータから入力された電子帳票の表示要求や帳票実データに係る検索要求を検知する。この入力検知部113で検知された情報に基づき、電子帳票サーバ装置2は処理を実行する。通信部114は、電子帳票サーバ装置2との通信を司るものである。
【0029】
電子帳票サーバ装置2は、クライアント装置1からの電子帳票の表示要求や帳票実データに係る検索要求に基づいて当該電子帳票サーバ装置2の制御を行なうサーバ制御部21と、電子帳票の形式を規定するフォームデータ22a及び電子帳票における実際の実データである帳票実データ22bを記憶する帳票データ記憶部22とを有して構成されている。
【0030】
フォームデータ22aは、電子帳票を一意に識別するID、電子帳票を構成する項目、電子帳票に対する各項目が設定されている座標情報を含んで構成されており、更に、帳票実データ22bは、電子帳票を一意に識別するID、電子帳票のページを示すページ番号、電子帳票を構成する項目、項目に設定する帳票データを含んで構成されている。
【0031】
電子帳票を生成する場合には、フォームデータ22aの電子帳票を一意に識別するID、電子帳票を構成する項目と一致する帳票実データ22bの電子帳票を一意に識別するID、電子帳票を構成する項目に対して、帳票実データ22bの帳票データを項目に設定して生成を行う。
【0032】
尚、電子帳票については、同一フォームにおいて複数のページを大量にもつ運用が通常行われるため、ページ毎にフォームデータ22aに対して帳票実データ22bを合わせる態様をとっても良い。
【0033】
サーバ制御部21は、帳票データ取得部211と、帳票データ送信部212と、検索実行部213と、検索結果送信部214と、通信部215とを有して構成されている。
【0034】
帳票データ取得部211は、電子帳票の表示時や検索実行時に、必要なフォームデータ22a及び/又は帳票実データ22bを帳票データ記憶部22から取得する。
【0035】
帳票データ送信部212は、帳票データ取得部211から出力された帳票データを通信部215を介してクライアント装置1へ送信する。
【0036】
検索実行部213は、クライアント装置1から要求された検索条件に基づいて、帳票実データの検索を行なう。また、検索実行部213では、検索条件として指定された検索表領域の自動抽出も行なう。検索結果送信部214は、検索実行部213での検索実行結果を通信部215を介してクライアント装置1へ送信する。通信部215は、クライアント装置1との通信を司るものである。
【0037】
図2は、本実施形態に係るクライアント装置1及び電子帳票サーバ装置2のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、クライアント装置1及び電子帳票サーバ装置2には、CPU301、RAM(メモリ)302、ROM303、ハードディスクドライブ(HDD)304、記録媒体ドライブ305、ネットワークインタフェースカード(NIC)306、ポインティングデバイスであるマウス307、キーボード(K/B)308、ビデオアダプタ309、及び表示装置310を備えており、また、これらがシステムバス311を介して互いに接続されている。
【0038】
CPU301は、オペレーションシステム(OS)のプログラムやアプリケーションプログラムに基づいて、四則演算や比較演算等の各種の演算、及びハードウェアの制御を行なうものである。
【0039】
RAM302は、ハードディスクドライブ(HDD)304、ROM303、記録媒体(例えば、CD−ROM,DVD,FD)等の記憶装置に記録されているOSやアプリケーションプログラム等を一時的に記憶するものであり、これらRAM302に記憶されたプログラムはCPU301の制御の下に実行される。
【0040】
ROM303は、CPU301で実行する処理に必要なプログラム及びデータ等が記憶されており、例えば、OSと協働して外部記憶装置等への入出力を司る、いわゆるBIOS等が記憶されている。ハードディスクドライブ(HDD)304には、OS、顧客担当手配方法を実行するためのプログラム等が記憶されている。記録媒体ドライブ305は、CD−ROM、DVD−ROM、CD−R等の記録媒体に記録されているアプリケーショ
ンプログラム等からのデータ読み取りなどに用いられる。
【0041】
ネットワークインタフェースカード(NIC)306は、CPU301によって制御されるOSの通信プログラムと協働して、ネットワークを介して外部との通信を行なう。
【0042】
ポインティングデバイスであるマウス307やキーボード(K/B)308は、オペレータからの入力を行なうために用いられる。ビデオアダプタ309は、表示する画像を生成するために用いられる。表示装置310は、ビデオアダプタ309で生成された画像を表示するものである。
【0043】
図1のクライアント装置1において、クライアント制御部11は、例えばCPU301及びビデオアダプタ309、並びに、ROM303やHDD304内に記録されるプログラム等から構成されており、表示装置12は、表示装置310に相当するものであり、キーボード13a及びマウス13bは、それぞれキーボード(K/B)308及びマウス307に相当するものである。
【0044】
図1の電子帳票サーバ装置2において、サーバ制御部21は、例えばCPU301、並びに、ROM303やHDD304内に記録されるプログラム等から構成されており、帳票データ記憶部22は、例えばRAM302やHDD304内に設けられている。
【0045】
図3は、本発明の実施携帯に係る電子帳票システムにおいて、電子帳票サーバ装置2での検索処理及びクライアント装置1及び検索表領域の設定の流れを示すフローチャートである。
【0046】
まず、ステップS401では、クライアント装置1の入力検知部113から電子帳票の表示要求の入力を受付け、通信部114を介して、電子帳票サーバ装置2へ表示要求を送信し、ステップS402では、電子帳票サーバ装置2は、通信部215を介して、クライアント装置1から送信された表示要求を受信して、次のステップS403において、帳票データ取得部211は、帳票データ記憶部22に記憶されたフォームデータ22a及び帳票実データ22bから電子帳票を生成して取得する。尚、電子帳票の表示要求には、クライアント装置1において指定された要求対象とする電子帳票のIDを含んでも良い。
【0047】
ステップS404では、帳票データ送信部212は、通信部215を介して、クライアント装置1へステップS403で取得した電子帳票を送信し、ステップS405では、クライアント端末装置は、通信部114を介して、クライアント装置1から送信された電子帳票を受信する。
【0048】
ステップS406では、帳票データ表示制御部111は、ステップS405で受信した電子帳票を表示装置12に表示し、ステップS407では、入力検知部113は、当該電子帳票が表示されている状態で、オペレータが入力装置13を用いて、電子帳票に対する検索対象とすべく領域を示す検索表領域を設定するための矩形領域が入力されたことを受付ける。
【0049】
ステップS408では、クライアント装置1は、表の行数及び表の列数の入力を求めるダイアログを表示装置12へ表示し、ステップS409では、オペレータが入力装置13を用いて、表示されたダイアログに検索したい表の列数と表の行数を入力したことを入力検知部113によって検知する。
【0050】
尚、表の行数及び表の列数の入力を求めるダイアログは、図8に示すように、表の行数、列数の設定ダイアログであり、検索表領域を初めに設定した時に表示され、行数901、列数902に入力された値を基に後述する列ラベルの間隔点705、行ラベルの間隔点706の数と位置を決定する。
【0051】
ステップS410では、クライアント装置1は、ステップS409において入力された表の行数と表の列数により、ステップS407において最初に設定された検索表領域を等分で分割し、クライアント装置1は、分割された最左の列を行ラベルとし、ステップS413では、クライアント装置1は、分割された最上の行を列ラベルとする。
【0052】
図5は、電子帳票に対して検索表領域を設定した状態を示す図であり、電子帳票の領域を囲むように入力装置13(マウス307等)からの入力により設定される領域であり、ラベル部601は、検索表領域のラベルとして設定される領域(太線枠内)、データ部602は、検索表領域の帳票データとして設定される領域である。
【0053】
条件を指定して検索を実施した場合、検索対象となる帳票データの範囲がデータ部602となる。ただし、合計の合計603は、図5のような表形式データの特徴で、横軸の合計値と縦軸の合計値の合計であり、電子帳票内では特殊な値を示す。そのため、設定により、データ部602から除外することを可能としている。
【0054】
そして、オペレータは、等分で分割された検索表領域をラベル部601及びデータ部602をそれぞれ実際の表の形状に合うように微調整を行う。この際の検索表領域の変形方法、変形箇所は、図6に示す通りである。
【0055】
図6には、初期状態で設定された検索表領域の矩形を編集するために備えられた変更可能な点を示した図であり、設定点701は、検索表領域全体の検索矩形をはじめに設定する場合に指定される領域であり、この点をオペレータによる入力装置13からの入力によって変更することで、検索表領域全体の大きさや位置を変更することができる。
【0056】
分割点702は、列ラベルを設定するための点であり、検索表領域設定後に変更することができ、データ部602の列を列ラベルから切り離して設定することが可能である。例えば、分割点702の右に設定された設定点701で囲まれる領域を列ラベルとして設定することが可能である。
【0057】
また、分割点703は、行ラベルを設定するための点であり、行ラベル部の分割点702と同様に検索表領域の設定後に変更することができ、データ部602の行を行ラベルから切り離して設定することができる。例えば、分割点706の下に設定された設定点701で囲まれる領域を行ラベルとして設定することが可能である。
【0058】
ラベル幅設定点704は、表形式によって異なるラベルの幅に合わせて、ラベル部601の幅を変更することができる。つまり、図6に示すように、行ラベルと列ラベルとが重なるラベルの位置にラベル幅設定点704を配置することで、各ラベル部601の行幅、列幅を1点で同時に設定することが可能である。
【0059】
列ラベルの間隔設定点705は、各列ラベルの値ごとの幅を変更することができる点であり、列ラベルの各間隔を変更する場合に、この点によって変更を行い、検索表領域を設定する。尚、列ラベルの間隔設定点705の初期設定時の間隔は、後述する行数と列数の設定ダイアログによって設定された列数で検索表領域の幅を等分した幅が設定される。
【0060】
行ラベルの間隔設定点706は、各ラベルの値ごとの幅を変更することができる点で、行ラベルの各間隔を変更する場合に、この点によって変更を行い、検索表領域を設定する。尚、行ラベルの間隔設定点706の初期設定時の間隔は、列ラベルの間隔設定点705と同様に、後述する行数と列数の設定ダイアログによって設定された行数で検索表領域矩形の高さを等分した幅が設定される。
【0061】
尚、行ラベル及び列ラベルの具体例については、図5に示すように、行ラベルは、営業1課、営業2課、関発1課、開発2課、総務部、及び合計を示しており、列ラベルは、2010/01、2010/02、2010/03、2010/04、2010/05、2010/06、及び合計を示している。
【0062】
また、図7は、図6に示す行ラベルの分割点702から分割点702の位置を変更することで、列ラベルからデータ部602を切り離して、検索表領域を設定変更した場合の状態を示す図であり、この機能によって、本来のラベルとして定義していた以外の箇所を検索表領域のラベル部601として設定することが可能である。
【0063】
この場合、行ラベルは、得意先名の○○商事が設定され、列ラベルは、分割点702の右に設定された設定点701で囲まれる売上金額が設定されることになる。
【0064】
このような機能を本発明では有しているため、図4に示すような行ラベルがツリー構造となった電子帳票においても誤認せずにラベルを取得することが可能である。
【0065】
ステップS413では、クライアント装置1は、設定点701を検索表領域の4つの隅に設定し、ステップS414では、クライアント装置1は、最上行かつ最左列、つまり行ラベルと列ラベルとが重なるラベルの右上端に分割点702、左下端に分割点703、右下端にラベル幅設定点704を設定する。
【0066】
ステップS415では、クライアント装置1は、ラベル幅設定点704が設定された点を除いて、行ラベルの各列の右下端に間隔設定点705を設定し、ステップS416では、クライアント装置1は、ラベル幅設定点704が設定された点を除いて、列ラベルの各列の右下端に間隔設定点706を設定する。
【0067】
ステップS417では、クライアント装置1は、オペレータが検索表領域の確定をしたか否かを判定し、確定をしたと判定した場合は、ステップS418へ処理を進めるが、当判定は、不図示の電子帳票を表示するための画面に備えられた確認ボタン等が押下されたことで、確認がされたことを入力検知部113によって検知する等の態様によって判定することが考えられる。
【0068】
ステップS418では、クライアント装置1は、検索表領域に対する検索条件を行うための検索条件入力ダイアログの表示を表示装置12へ行うが、検索条件入力ダイアログは例えば図9に示すような構成を有している。
【0069】
図9には、検索条件入力ダイアログを示す図であり、検索条件として、検索表領域のラベルを入力するための対象領域1001、検索種別1002、検索条件1003、及び比較条件1004を設定することができる。
【0070】
検索種別1002には、数値と文字列を選択することができ、検索条件を数値として検索するか、文字列として検索するかを設定し、検索条件1003には検索種別1002にしたがって文字列や数値を入力することが可能であり、比較条件1004は、検索種別1002に数値を選択した場合には、数値の比較条件を設定することが可能であり、また、文字列の場合、条件1003に入力した文字列と等しい、もしくは等しくないという比較条件を設定可能である。
【0071】
オペレータは、これらの設定が完了すると、検索表領域に対して検索を行うため入力装置13を用いて検索ボタン1005の押下を行い、検索処理を開始する。
【0072】
ステップS419では、クライアント装置1は、ステップS417において確定した際の検索表領域の行ラベル及び列ラベルを対象領域1001へ表示し、オペレータは、対象領域1001に対応する検索種別1002、検索条件1003、及び比較条件1004の設定を行う。尚、検索条件に含まない場合は、対象領域1001に表示された行ラベル及び列ラベルを削除して検索を行うことも可能である。
【0073】
ステップS420では、入力検知部113が、入力装置13を用いて検索ボタン1005が押下されたと検知した場合、ステップS421へ処理を進め、ステップS421では、検索条件入力ダイアログに入力された検索条件を取得し、ステップS422では、クライアント装置1は、ステップS417において確定した際の検索表領域を特定するための行ラベル及び列ラベルの座標情報を取得し、ステップS423では、クライアント装置1は、検索表領域内の各帳票データが表示された座標情報を取得する。
【0074】
ステップS424では、クライアント装置1は、ステップS421で取得した検索条件及びステップS422及びステップS423で取得した座標情報を、通信部114を介して電子帳票サーバ2へ送信する。
【0075】
ステップS425では、電子帳票サーバ装置2は、通信部215を介して、検索条件及び座標情報を受信し、ステップS426では、検索実行部213は、ステップS425において受信したラベルの座標情報を用いて、フォームデータ22aから該当項目名を取得し、当該項目名に該当する帳票データを帳票実データ22bから取得する。
【0076】
尚、フォームデータ22aから項目名を取得する際には、不図示のテーブルに電子帳票を一意に識別するためのID、項目、及び各項目の座標等の情報を予め記憶させておき利用する方法でも良いが、フォームデータ22aに直接定義された情報を読みだすことで対応することも可能である。
【0077】
また、フォームデータ22aに直接書込まれたラベルを取得する場合は、不図示のテーブルにラベルに関する情報を予め記憶させておく方法をとることも可能であるが、後者の方法を取ることでも可能である。
【0078】
ステップS427では、検索実行部213は、ステップS425において受信した帳票データの座標情報を用いて、フォームデータ22aから該当項目名を取得し、当該項目名に該当する帳票データを帳票実データ22bから取得する。
【0079】
ステップS428では、検索実行部213は、ステップS425において受信した検索条件を用いて、当該検索条件を満たす各ラベルに対応する帳票データが存在するか否かを判定し、検索条件を満たす帳票データが存在する場合は、ステップS429へ処理を進め、検索条件を満たす帳票データが存在しない場合は、検索結果として該当する帳票データが存在しないとしてステップS430へ処理を進める。
【0080】
ステップS429では、検索実行部213は、行ラベル及び列ラベルに対応させて帳票データを記憶し、ステップS430では、検索結果送信部214は、通信部215を介して、ステップS430において記憶した行ラベル及び列ラベルに対応する帳票データを検索結果としてクライアント装置1へ送信するか、あるいは、ステップS428において検索結果がないとしてクライアント装置1へ送信するか、の何れかの処理を行う。
【0081】
尚、行ラベル及び列ラベルと帳票データの対応付けは、行ラベルのY座標(例えば、行ラベルの4隅のY座標や中心のY座標等)一致する座標を有する帳票データ(例えば、帳票データの4隅のXあるいはY座標や中心のXあるいはY座標等)は当該行ラベルと対応があり、更に、列ラベルのX座標(例えば、列ラベルの4隅のX座標や中心のX座標等)と一致する座標を有する帳票データは当該列ラベルと対応があると見做す。
【0082】
この対応は、ステップS425において受信したラベル及び帳票データの座標情報を用いて対応付けることが可能であるが、特にこのような態様に留まることなく、対応付けが可能であればその態様でも支障はない。
【0083】
ステップS431では、クライアント装置1は、通信部114を介して、検索結果を受信し、ステップS432では、検索結果表示制御部112は、ステップS431で受信した検索結果を表示装置12へ表示する。
【0084】
図10は、本発明によってラベル名を表示した検索結果を示した図であり、画面上部の帳票表示領域1101に設定した範囲で検索を実施すると、検索結果表示領域1103に検索結果1102を表示し、検索結果1102には、検索条件に該当したデータ部602の行ラベル及び列ラベルが該当データと共に表示しており、オペレータは検索元の帳票を参照することなく、該当データが何の値であるかを判別することができる。
【0085】
図11は、クライアント装置1において、電子帳票を表示し、電子帳票の検索対象領域とする領域に検索矩形を設定し、検索を実行した結果の表示イメージ全体を表す図である。画面上部に電子帳票、及び検索矩形を表示し、画面下部に電子帳票を検索した検索結果を表示している。画面下部の検索結果には、図10にて説明したよう表領域のラベル名と実際に検索された値との両方を表示している。
【0086】
本発明によれば、電子帳票のラベルとすべく項目を選択指定して検索対象領域を定めることで、電子帳票の検索を行った結果、ラベル及びラベルに対するデータを表示することによって、ユーザが確実に検索結果を認識することが可能となる。
【0087】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0088】
例えば、本発明の実施形態では、クライアント装置1及び電子帳票サーバ装置2の構成をとっているが、クライアント装置1における各機能を電子帳票サーバ装置2に備えて、電子帳票サーバ装置2単体の構成も可能であるし、電子帳票サーバ装置2における各機能をクライアント装置1に備えて、クライアント装置1単体の構成も可能である
【0089】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【0090】
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0091】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発
明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0092】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0093】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0094】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータで稼働しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0095】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0096】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。
【0097】
この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0098】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステム、あるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0099】
1 クライアント装置
2 電子帳票サーバ装置(帳票検索装置)
3 ネットワーク
11 クライアント制御部(ビューア)
12 表示装置
13 入力装置
111 帳票データ表示制御部
112 検索結果表示制御部
113 入力検知部
114 通信部
21 サーバ制御部
22 帳票データ記憶部
23 テーブル情報記憶部
211 帳票データ取得部
212 帳票データ送信部
213 検索実行部
214 検索結果送信部
215 通信部
301 CPU
302 RAM
303 ROM
304 ハードディスクドライブ(HDD)
305 記録媒体ドライブ
306 ネットワークインタフェースカード(NIC)
307 マウス
308 キーボード(K/B)
309 ビデオアダプタ
310 表示装置
311 システムバス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子帳票に対して指定した検索対象とすべく検索表領域に含まれる帳票データを検索する帳票検索装置であって、
検索を行う際の条件を設定する検索条件設定手段と、
検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定手段と、
前記ラベル設定手段によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定手段と、
前記検索条件設定手段によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定手段によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行部と、
前記検索実行部によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする帳票検索装置。
【請求項2】
前記ラベル設定手段は、最上行の各列からラベルとして設定する列を選択することが可能な請求項1に記載の帳票検索装置。
【請求項3】
前記ラベル設定手段は、端列の各行からラベルとして設定する行を選択することが可能な請求項1または請求項2に記載の帳票検索装置。
【請求項4】
前記ラベル設定手段は、最上行及び端列を同時にラベルとして設定することが可能な請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の帳票検索装置。
【請求項5】
クライアント装置と帳票検索装置がネットワークを介して接続された帳票検索システムであって、
前記クライアント装置は、
検索を行う際の条件を設定する検索条件設定手段と、
電子帳票の検索対象とすべく検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定手段と、
前記ラベル設定手段によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定手段と、
検索実行部によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示部と、
を備え、
前記帳票検索装置は、
前記検索条件設定手段によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定手段によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行部を備えたことを特徴とする帳票検索システム。
【請求項6】
電子帳票に対して指定した検索対象とすべく検索表領域に含まれる帳票データを検索する帳票検索装置の制御方法であって、
検索を行う際の条件を設定する検索条件設定工程と、
検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定工程と、
前記ラベル設定工程によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定工程と、
前記検索条件設定工程によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定工程によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行工程と、
前記検索実行工程によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示工程と、
を実行することを特徴とする帳票検索装置の制御方法。
【請求項7】
電子帳票に対して指定した検索対象とすべく検索表領域に含まれる帳票データを検索する帳票検索装置において実行されるプログラムであって、
検索を行う際の条件を設定する検索条件設定手段と、
検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定手段と、
前記ラベル設定手段によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定手段と、
前記検索条件設定手段によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定手段によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行部と、
前記検索実行部によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示部と、
を機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項8】
クライアント装置と帳票検索装置がネットワークを介して接続された帳票検索システムの制御方法であって、
前記クライアント装置は、
検索を行う際の条件を設定する検索条件設定工程と、
電子帳票の検索対象とすべく検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定工程と、
前記ラベル設定工程によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定工程と、
検索実行工程によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示工程と、
を実行し、
前記帳票検索装置は、
前記検索条件設定工程によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定工程によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行工程を実行することを特徴とする帳票検索システムの制御方法。
【請求項9】
クライアント装置と帳票検索装置がネットワークを介して接続された帳票検索システムにおいて実行されるプログラムであって、
前記クライアント装置を、
検索を行う際の条件を設定する検索条件設定手段と、
電子帳票の検索対象とすべく検索対象領域の最上行及び端列をラベルとして設定するラベル設定手段と、
前記ラベル設定手段によって設定されたラベルに対応する帳票データを設定する帳票データ設定手段と、
検索実行部によって検索して得られた帳票データに対応して前記ラベルを表示する表示部と、
して機能させ、
前記帳票検索装置を、
前記検索条件設定手段によって設定された検索条件を満たす前記帳票データ設定手段によって設定された帳票データの検索を実行する検索実行部として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2012−128606(P2012−128606A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−278652(P2010−278652)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)