説明

帽子又は容器になるシート

【課題】シートを帽子代わりに頭にのせたり、物を包んだりすることがあるが、風に飛ばされたり、物を落としたりして不便だった。
本発明は、平面を立体に変える技術で帽子又は容器になるシートを提供する。
【解決手段】 平面状のシートの、立体を作りたい部分の中心部を底部として、底部の中心より外周へ向けて、同心円状に複数の切り込みを設け、切り込みと切り込みの間を帯体とし、切り込みを設けないシートの外周は余白部とする。底部の中心を一方向に加圧し、切り込み部分に隙間を生じさせ、円錐状の立体を形成させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は1枚の平面的なシートであって、使うときに立体の帽子又は容器になるシートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、1枚のシートを頭にのせて日よけにしたり、シートに物を包むことがあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
シートを頭にのせると風で飛んでしまったり、シートで物をくるむと落ちてしまったりして不便であった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
平面状のシートの、立体を作りたい部分の中心部を底部として、底部の中心より外周へ向けて、同心円状に複数の切り込みを設け、切り込みと切り込みの間を帯体とし、切り込みを設けないシートの外周は余白部とする。底部の中心を一方向に加圧し、切り込み部分に隙間を生じさせ、円錐状の立体を形成させる。
以上の構成よりなる帽子又は容器になるシート。
【発明の効果】
【0005】
立体となった一枚の平面上のシートに頭を入れて帽子にしたり、容器にして物を入れるため、風に飛ばされたり、中のものが落ちてしまうことはない。
本発明は紙のほか革や樹脂等でも使うことが出来る。素材によって帽子や容器のほか、笊等の家庭用品、包装紙、鞄、洋服などにも応用して使うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下本発明の実施の形態を説明する。
(イ)方形状、円形状または任意の形状の平面の台紙(1)の立体にしたい部分の中心部を底部(5)とし、底部(5)の中心より外周へ向けて、同心円状に複数の切り込み(2)を設ける。
(ロ)切り込み(2)と切り込み(2)に挟まれた部分を帯体(3)とし、切り込み(2)を設けないシートの外周は余白部(4)とする。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、通常は1枚の平面のシートである台紙(1)の底部(5)の中心を一方向に加圧すると、切り込み(2)部分が開いて隙間となり、円錐状の立体形を形成する。このとき全体を帽子として使用するときは、台紙(1)のの余白部(4)が帽子の縁を形成する。全体を容器として利用するときは台紙(1)の余白部(4)は持ち手となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の正面図
【図2】本発明の使用状態を示す斜視図
【図3】本発明の正面図
【図4】本発明の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
【0008】
(1)台紙 (2)切り込み (3)帯体 (4)余白部 (5)底部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面状のシートの立体を作りたい部分の中心部を底部として、底部の中心より外周へ向けて、同心円状に複数の切り込みを設け、切り込みと切り込みの間を帯体とし、切り込みを設けないシートの外周は余白部とする。底部の中心を一方向に加圧し、切り込み部分に隙間を生じさせ、円錐状の立体を形成させることを特徴とする帽子又は容器になるシート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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