説明

帽子

【課題】 帽子から落下する滴が首周りから衣服の内部に入り込む、又は顔につきやすくなることを防止し、帽子に降りそそいだ雨を適切に排水する。
【解決手段】 被着する頭形状に形成された帽体と、帽体の全周に亘って延出されるつばと、つば上面の前部周縁に沿って形成される第1の突条と、つば上面の後部周縁に沿って形成され、その端部が帽体の側方で第1の突条の端部と部分的に接触する、又は第1の突条の端部に近接する第2の突条とを備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨を防ぐ際に着用する帽子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、帽子は日差しを遮って頭部保護を目的とする他、降雨の際の雨を防ぐ目的のために被るものである。例えば降雨の際に帽子を被ると、帽子の上面や帽子のつばの部分に降りそそいだ雨は帽子のつばの外周部分から滴となって空気中を落下するが、この落下する滴がユーザの視界を妨げてしまう。このため、帽子から伝わり落ちる雨水を任意の方向に導いて流下させる雨水処理具を帽子のつば部に取り付ける技術(特許文献1参照)や、帽子のつばの所定位置に雨水を排水するための配水管を設ける技術(特許文献2参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−206982号公報
【特許文献2】実開平6−6428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、帽子のつばに雨水処理具を取り付ける技術においては、帽体の前部から延出されたつばの場合を想定していることから、帽子の全周に亘って雨水が滴り落ちるのを防止することができない。このため、帽子から落下する滴が首周りから衣服の内部に入り込む、又は顔につきやすくなる。また、帽子のつばに配水管を設ける場合には、帽子の角度や配水管を取り付ける位置によっては、雨水の排水性に影響がある。
【0005】
本発明は、帽子から落下する滴が首周りから衣服の内部に入り込む、又は顔につきやすくなることを防止し、帽子に降りそそいだ雨を適切に排水することができるようにした帽子を提供することを目的にする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の帽子は、被着する頭形状に形成された帽体と、前記帽体の全周に亘って延出されるつばと、前記つば上面の前部周縁に沿って形成される第1の突条と、前記つば上面の後部周縁に沿って形成され、その端部が前記帽体の側方で前記第1の突条の端部と部分的に接触する、又は前記第1の突条の端部に近接する第2の突条と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、前記第1の突条の端部と前記第2の突条の端部とが部分的に接触する位置、又は前記第1の突条の端部と前記第2の突条の端部とが近接される位置は、前記帽体の側方で、且つ前記帽体の前後方向において、前記帽体の中心と同位置又は前記帽体の中心よりも後方となることが好ましい。
【0008】
また、前記つばは、前記第1の突条の端部と前記第2の突条の端部とが部分的に接触する位置、又は前記第1の突条の端部と前記第2の突条の端部とが近接される位置の近傍に、凸部を備えていることが好ましい。
【0009】
この場合、前記凸部は、スナップボタンの雄部品からなり、前記スナップボタンの前記雄部品は、前記帽体の周面に設けられた前記スナップボタンの雌部品と嵌め合わされることが好ましい。
【0010】
また、前記つばは、中央部分の延出量が最大長さとなり、両端部分の前記延出量が最小長となる形状から構成される芯材を備えていることが好ましい。
【0011】
また、前記第1の突条及び前記第2の突条は、該第1の突条及び前記第2の突条の長手方向に沿って延出する溝を内周面にそれぞれ有することが好ましい。
【0012】
また、本発明の帽子は、装着する頭形状に形成された帽体と、前記帽体の全周に亘って延出するつばと、前記つば上面の前部周縁及び後部周縁に沿って形成され、前記つば上面における雨水の径方向外方への流出を阻止する前部周縁側阻止部及び後部周縁側阻止部と、前記前部周縁側阻止部の端部と後部周縁側阻止部の端部との間に形成される排水部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、帽子から落下する滴が首周りから衣服の内部に入り込む、又は顔につきやすくなることを防止し、帽子に降りそそいだ雨を適切に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の帽子の外観を示す斜視図である。
【図2】帽子の上面図である。
【図3】スナップボタン31を留めたときの帽子の外観を示す斜視図である。
【図4】帽子のつば上を流れる雨水の流下方向を示す図である。
【図5】つばの周端の上面から下面に亘って帯状の布材を縫製することで突条を設けた場合の断面図である。
【図6】突条の端部の内周面の形状を、つばの周端に向けて湾曲させた形状とした場合の図である。
【図7】突条の内周面に、突条の長手方向に延出する溝を設けたときの突条及びつばの断面を示す図である。
【図8】突条と突条との間に空隙部を設けずに、突条と突条と接触させる場合の図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。図1は、本発明を用いた帽子の斜視図、図2は帽子の上面図を示す。以下、図中x軸方向が帽子の前後方向、y軸方向が帽子の左右方向、z軸方向が帽子の上下方向として説明する。
【0016】
帽子10は、帽体15、つば16、あごひも(図示省略)から構成される。この帽子10は、撥水処理が施されたナイロン等の合成樹脂や綿などの布から形成される。撥水処理としては、フッ素系溶剤を塗布する処理、撥水用フィルムをコーティングする処理などが挙げられる。帽体15は、上面が閉口された筒形状からなる。帽体15の形状は、上面が平行された筒形状の他、略三角形に裁断された複数の布片を縫い合わせたドーム形状であってもよい。なお、図示は省略しているが、この帽体15には、装飾用の帯布などが設けられている。
【0017】
つば16は、帽体15の下方の開口(図示省略)に連なるように、また、帽体15の全周に亘って帽体15から延出するように設けられている。このつば16の前部には、つば16の前部の変形を抑制するための芯材21が内包されている。この芯材21は、例えばポリウレタンなどの合成樹脂から形成される。この心材21は、帽体15の外周形状に沿った曲線と、帽体15の外周部分からつば16の周端に向けて突出する曲線との2つの曲線を組み合わせた形状からなる。つまり、芯材21は、y方向の中央部分におけるx方向の延出量が最大長となり、y方向の両端部分におけるx方向の延出量が最小長(本実施形態では突出量は0)となるように形成される。この芯材21は、例えば帽体15からつば16の外周端までの長さをLとすると、y方向の中央部分におけるx方向の延出量Lbは2/3L≦Lb≦Lとなるように形成される。これにより、つば16を拡げたときには、つば16前部の変形を最小限に抑えることができる。なお、芯材21の形状は、y方向の中央部分におけるx方向の延出量が最大長さとなり、y方向の両端部分におけるx方向の延出量が最小の長さとなるような形状であれば、上述した形状に限定される必要はない。
【0018】
上述したつば16の上面には、つば16の前部周縁に沿った帯状の突条(前部周縁側阻止部)24と、つば16の後部周縁に沿った突条(後部周縁側阻止部)25とが設けられる。これら突条24,25は、その両端部がつば16の周縁に連なるように外側に屈曲する。また、突条25の端部のそれぞれは、突条24の端部のそれぞれに近接する位置に設けられる。つまり、突条24の端部と突条25の端部との間には、それぞれ所定の間隔を空けた排水部を構成する空隙部26,27が形成される。これら空隙部26,27は、上述した突条24又は突条25に沿って流れる雨水を排水するために設けられている。
【0019】
これら空隙部26,27は、x方向における位置が、被着する頭部の中心(言い換えれば帽体15の中心C)と同一位置又は帽体15の中心Cよりも後方となる位置に設けられることが好ましい。なお、図2においては、空隙部26,27のx方向における位置が、帽体15の中心Cよりも後方となる位置となる場合について記載している。
【0020】
突条24の端部と突条25の端部とが近接する位置、言い換えれば、空隙部26,27には、スナップボタン31の雄部品31a、スナップボタン32の雄部品32aがそれぞれ形成される。なお、スナップボタン31の雄部品31a、スナップボタン32の雄部品32aは、突条24又は突条25の延長上の領域(二点差線で囲まれる領域28,29)内に入り込むようにつば16に形成される。
【0021】
このスナップボタン31の雄部品31aは、帽体15の周面に設けられたスナップボタン31の雌部品31bに、スナップボタン32の雄部品32aは帽体15の周面に設けられたスナップボタン32の雌部品32bにそれぞれ嵌合される。例えばスナップボタン31を留めると、上述したように、スナップボタン31の雄部品31aと雌部品31bとが嵌合されるので、つば15の図3中右側部が折り畳まれた状態で保持される(図3参照)。同様にして、スナップボタン32を留めると、スナップボタン32の雄部品32aと雌部品32bが嵌合されるので、つば15の図3中左側部が折り畳んだ状態で保持される(図示省略)。
【0022】
つまり、本実施形態の帽子15を使用する場合、晴天であればスナップボタン31,32をそれぞれ留めた状態、或いはスナップボタン31,32をそれぞれ外した状態の双方で使用することが可能であり、雨天であればスナップボタン31,32をそれぞれ外した状態で使用することになる。
【0023】
雨天時で帽子を使用する場合、スナップボタン31,32はそれぞれ外された状態となる。上述したように、つば16の前部のみに芯材21が内包されていることから、芯材21が内包されていない部分の変形は大きく、芯材21が内包されたつば16の前部は、芯材21が内包されていない部分の変形を受けるだけで、芯材21が内包されていない部分の変形よりも小さい。このため、帽子10の前面に降りそそいだ雨水が帽体15からつば16の前部まで流れた後、その過程で芯材21の内包されていない箇所、又は芯材21の内包されている箇所を流れ、つば16の周縁部に設けられた突条24まで到達する。そして、突条24まで到達した雨水は、突条24によって流れる方向が変化し、突条24に沿って、空隙部26又は空隙部27に向けて流れる。
【0024】
突条24の端部及び突条25の端部は、つば16の周縁に向けて湾曲した形状であることから、突条24又は突条25の形状に沿って流れた雨水は、空隙部26,27からつば16の下部に落下する。なお、空隙部26の近傍にはスナップボタン31の雄部品31aが、空隙部27の近傍にはスナップボタン32の雄部品32aがそれぞれ設けられている。突条24又は突条25に沿って流れる雨水は、スナップボタン31の雄部品31a又はスナップボタン32の雄部品32aのいずれかに衝突する。これにより、突条24又は突条25に沿って流れる雨水が強い場合であっても、その勢いを抑制でき、帽子10に振りそそいだ雨水を、スムーズに且つ確実に、帽子10から排水することができる。なお、空隙部26,27は、x方向において帽体15の中心と同位置、又は帽体15の中心よりも後方の位置に設けられることから、空隙部26,27から落下する雨水は使用者の肩に落下する。これによれば、雨天の際に帽子10に降りそそぐ雨水を顔に付着させることを防止でき、また、首周りから服(雨具)の内部に進入させることを防止することができる。
【0025】
本実施形態では、芯材21をつば16の前部に当たる部分にのみに内包した場合について説明しているが、つばの前部だけでなく、つばの後部に芯材を内包させることも可能である。この場合、つばの両側部のみを変形させることになるので、帽子に振りそそぐ雨水をより確実につばの両側部(突条と突条との間に設けた空隙部)に向けて流すことができる。
【0026】
本実施形態では、帯状の布片を、つば16の上面の周縁部に、且つ、つば16の周縁に沿って縫製することで、突条24,25を設けた実施形態としているが、これに限定される必要はなく、例えば、図5に示すように、つば40の周縁部を、上面から下面にかけて帯状の布片41で被覆した状態となるように、帯状の布片41をつば40の周端部に縫製することで、つば40の上面に形成される壁部Kを有する突条を形成することも可能である。以下、つば40の前部の突条を符号41a、つば40の前部の突条を符号41bとして説明する。
【0027】
この場合、突条41a、41bにおける端部の形状は、内周面がつば40の周端に向けて湾曲した形状であることが好ましい。内周面がつば40の周端に向けて湾曲した形状としては、例えば突条41a,41bを上面から視認した場合に、それら内周面がR形状(図6参照)、楕円弧形状など、空隙部42に向けて突条41a,41bの端部が、先端に行くほど幅が狭くなる形状であればよい。
【0028】
また、この場合、帯状の布片41をつば40の上面に、且つつば40の周縁に沿って縫製することで突条41a,41bを設けた場合について説明し、突条41a,41bの形状の詳細については、詳細を省略している。この突条の形状としては、例えば、突条の内周面に、突条の長手方向に延出する溝を設けた形状としても良い。図7に示すように、例えば幅N1となる帯状の布片45と、幅N2(N2>N1)となる帯状の布片45,46を、つば47側から、布片45、布片46の順に、且つ布片45,46の外周面が同一面となるように、それぞれの布片45,46を積層し、それぞれの布片45,46をつば47に縫製する。これにより、長手方向に延出する溝49を内周面に備えた突条48が形成される。このような溝49を内周面に備えた突条48を突条24及び突条25として設けることで、一定量の雨水であれば、突条から雨水が溢れることなく、突条の内周面に設けられた溝に沿って雨水を案内することができる。
【0029】
本実施形態では、突条24の両端部及び突条25の両端部の間に所定の間隔を空けることで、空隙部26,27を設けているが、必ずしも空隙部26,27を設ける必要はない。図8に示すように、突条51の内周面がつば50の周端に連なる点P1と、突条52の内周面がつば50の周端に連なる点P2とを一致させるように、突条51,52を設けることも可能である。この場合、つば50の上面を流れる雨水は突条51又は突条52に沿って流れ、この突条51及び突条52が接触する箇所まで到達する。この場合、空隙部は発生していないが、この突条51及び突条52が接触する部分に雨水が溜まることで、雨水が該部分から溢れ出る。この場合、突条51及び突条52が接触している部分を、x方向において帽体の中心と同一位置、又は帽体の中心よりも後方の位置とすることで、突条51及び突条52が接触している部分から溢れた雨水は、そのままつば50から落下する。なお、落下する場所は、使用者の肩付近となるので、雨水により顔を濡らすことはないし、首周りから服の内部への雨水の浸入を防ぐことができる。なお、突条51と突条52とを接触させるだけでなく、突条51と突条52とを重畳させることも可能である。
【0030】
本実施形態では、帯状の布片をつばの上面に縫製することで突条を形成しているが、帯状の布片を縫製する必要はなく、例えば撥水処理された紐や棒状のゴム片を、つばの上面に、且つつばの周端部に沿って固着させることも可能である。
【0031】
更に、凹条部で構成される阻止部を有する布片を、つばの前部周縁及び後部周縁に沿って固着し、該布片の端部との間に空隙部からなる排水部を形成してもよい。
【0032】
本実施形態では、スナップボタン31,32の雄部品31a,32aを空隙部26,27の近傍に設けることで、空隙部に向けて流れる雨水の勢いを抑えるようにしているが、これに限定する必要はない。つまり、スナップボタンを用いない帽子の場合には、金属製、或いは合成樹脂製の凸部を、空隙部近傍に設ければよい。
【0033】
本実施形態では、空隙部を左右側部にそれぞれ1箇所、計2箇所設けた場合について説明しているが、空隙部の数は、これに限定される必要はなく、例えば、スナップボタンを留めている場合に降雨となる場合には、スナップボタンを外せない場合もあることから、スナップボタンを留めたときにつばが折り曲げられる箇所に、さらに空隙部を設けることも可能である。
【符号の説明】
【0034】
10…帽子、15…帽体、16,40,47,50…つば、21…芯材、24,25,41a,41b,48,51,52…突条(阻止部)、26,27…空隙部(排水部)、49…溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被着する頭形状に形成された帽体と、
前記帽体の全周に亘って延出されるつばと、
前記つば上面の前部周縁に沿って形成される第1の突条と、
前記つば上面の後部周縁に沿って形成され、その端部が前記帽体の側方で前記第1の突条の端部と部分的に接触する、又は前記第1の突条の端部に近接する第2の突条と、
を備えたことを特徴とする帽子。
【請求項2】
請求項1に記載の帽子において、
前記第1の突条の端部と前記第2の突条の端部とが部分的に接触する位置、又は前記第1の突条の端部と前記第2の突条の端部とが近接される位置は、前記帽体の側方で、且つ前記帽体の前後方向において、前記帽体の中心と同位置又は前記帽体の中心よりも後方となることを特徴とする帽子。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の帽子において、
前記つばは、前記第1の突条の端部と前記第2の突条の端部とが部分的に接触する位置、又は前記第1の突条の端部と前記第2の突条の端部とが近接される位置の近傍に、凸部を備えていることを特徴とする帽子。
【請求項4】
請求項3に記載の帽子において、
前記凸部は、スナップボタンの雄部品からなり、
前記スナップボタンの前記雄部品は、前記帽体の周面に設けられた前記スナップボタンの雌部品と嵌め合わされることを特徴とする帽子。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の帽子において、
前記つばは、中央部分の延出量が最大長さとなり、両端部分の前記延出量が最小長となる形状から構成される芯材を備えていることを特徴とする帽子。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の帽子において、
前記第1の突条及び前記第2の突条は、該第1の突条及び前記第2の突条の長手方向に沿って延出する溝を内周面にそれぞれ有することを特徴とする帽子。
【請求項7】
装着する頭形状に形成された帽体と、
前記帽体の全周に亘って延出するつばと、
前記つば上面の前部周縁及び後部周縁に沿って形成され、前記つば上面における雨水の径方向外方への流出を阻止する前部周縁側阻止部及び後部周縁側阻止部と、
前記前部周縁側阻止部の端部と後部周縁側阻止部の端部との間に形成される排水部と、
を備えたことを特徴とする帽子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−92462(P2012−92462A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−241100(P2010−241100)
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(000002495)グローブライド株式会社 (1,394)