説明

広告入札システム、文書検索システム、広告入札方法、文書検索方法、及びプログラム

【課題】効果的な広告を入札できるようにする。
【解決手段】検索サーバ30は、キーワードにマッチする検索結果を絞り込むための追加キーワードを含む複数の質問情報を記憶する質問データベースと、質問情報に対応付けて広告を記憶する入札データベースとを備える。検索サーバ30が、キーワードを含む検索要求をユーザ端末20から受信し、キーワードにマッチする文書を検索する。キーワードに対応する質問情報を質問データベースから読み出し、文書の検索結果とともに質問情報を表示する画面データをユーザ端末20に送信する。質問情報の指定を受け付け、指定された質問情報に含まれる追加キーワードを用いて文書の検索結果を絞り込む。指定された質問情報に対応する広告を入札データベース及び広告データベースから取得し、絞り込んだ検索結果とともに広告を表示する画面データをユーザ端末20に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告入札システム、文書検索システム、広告入札方法、文書検索方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
大量の情報を検索するシステムにおいて、ユーザが指定したキーワードに大量の情報がマッチすることが多く、大量の検索結果を絞り込んでいくことのニーズが存在する。これに対して、例えば、特許文献1では、利用者が見た結果を検索結果から除外することで絞込みを行うシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−285656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、情報の検索結果を表示する際に、広告も表示することが行われている。このような検索連動型の広告では、ユーザが指定したキーワードに応じた広告が表示されることが多い。
しかしながら、キーワードが複数の意味を有している場合などには、ユーザの意図しない情報も検索結果に含まれることになり、これに応じて広告もユーザの意図と連動できなくなってしまうことがある。
【0005】
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、効果的な広告を入札することのできる、広告入札システム、文書検索システム、広告入札方法、文書検索方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、キーワードに対応する文書の検索結果を前記キーワードに追加するさらなるキーワードに基づいて絞り込んだものとともに出力する広告の入札を行うシステムであって、前記文書毎に、当該文書から抽出される前記キーワードを含むインデックス情報を記憶するインデックス記憶部と、前記キーワードをツリー構造で管理する絞込条件記憶部と、前記インデックス記憶部に記憶されている各キーワードについて、当該キーワードを検索キーワードとし、当該検索キーワードに対応するインデックス情報を前記インデックス記憶部から読み出し、読み出したインデックス情報に含まれる各キーワードのうち出現頻度が所定数以上であるキーワードから前記検索キーワードを除いた追加キーワードを前記検索キーワードの子となるように前記絞込条件記憶部に登録する登録処理を行い、前記追加キーワードを前記検索キーワードに追加した上で、当該追加キーワードの子となる新たな追加キーワードを前記絞込条件記憶部に登録する前記登録処理を繰り返し行う質問情報生成部と、を備え、前記キーワードに基づく前記検索結果の絞込みは、当該キーワードと、前記ツリー構造において当該キーワードの祖先となる他のキーワードとに対応する前記文書を検索することにより行われ、前記キーワードに対応付けて、前記広告および当該広告の単価を記憶する条件別広告記憶部と、前記キーワード、前記広告および前記単価の入力を受け付ける入札受付部と、前記受け付けたキーワードに対応付けて、前記受け付けた広告および前記受け付けた単価を前記条件別広告記憶部に登録する入札登録部と、を備えることを特徴とする広告入札システムである。
【0007】
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、効果的な広告を入札することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本実施形態の文書検索システムの全体構成を示す図である。
【図2】検索サーバ30のハードウェア構成を示す図である。
【図3】検索サーバ30のソフトウェア構成を示す図である。
【図4】インデックス情報の構成例を示す図である。
【図5】追加キーワードがツリー構造で管理される様子を示す図である。
【図6】質問情報の構成例を示す図である。
【図7】広告情報の構成例を示す図である。
【図8】入札情報の構成例を示す図である。
【図9】質問情報の登録処理の流れを示す図である。
【図10】質問登録詳細処理の流れを示す図である。
【図11】入札情報の登録処理の流れを示す図である。
【図12】入札情報の登録処理に用いられる画面61の一例を示す図である。
【図13】入札情報の登録処理に用いられる画面62の一例を示す図である。
【図14】入札情報の登録処理に用いられる画面63の一例を示す図である。
【図15】入札情報の登録処理に用いられる画面64の一例を示す図である。
【図16】文書の検索処理の流れを示す図である。
【図17】文書の検索結果を表示する画面81の一例を示す図である。
【図18】検索結果の絞込み処理の流れを示す図である。
【図19】絞込み画面の送信処理の流れを示す図である。
【図20】絞り込んだ検索結果とともに広告を表示する画面82の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係る文書検索システムについて説明する。本実施形態の文書検索システムは、キーワードに応じたWebページなどの文書を検索し、その検索結果を表示するとともに、検索結果を絞り込むための質問を行い、ユーザからの回答に応じて検索結果を絞り込み、絞込みの度合いに応じて広告を表示するものである。本実施形態の文書検索システムは、例えば、Webサイトの検索エンジンとして実現されることを想定している。なお、本実施形態では、検索対象となる文書は、HTML(HyperText Markup Language)により記載されたWebページであるものとする。
【0011】
==システム構成==
図1は、本実施形態の文書検索システムの全体構成を示す図である。本実施形態の文書検索システムは、広告主端末10、ユーザ端末20、検索サーバ30を含んで構成されている。広告主端末10、ユーザ端末20及び検索サーバ30は、通信ネットワーク40に接続されており、互いに通信が可能となっている。通信ネットワーク40は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)、VAN(Value Added Network)などである。通信ネットワーク40は、例えば、イーサネット(登録商標)や公衆電話回線網、無線通信網などにより構築される。本実施形態では、通信ネットワーク40はインターネットであるものとし、広告主端末10及びユーザ端末20は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)により、検索サーバ30にアクセスしているものとする。
【0012】
検索サーバ30(本発明のサーバシステムに対応する。)は、文書の検索を行う、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータである。検索サーバ30は、インターネット上のWebページを検索する検索エンジンであることを想定している。後述するように、検索サーバ30は、文書の検索結果とともに広告を表示する。
【0013】
広告主端末10は、広告主が操作する、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話端末などのコンピュータである。広告主端末10では、いわゆるブラウザが動作しており、広告主はブラウザを操作して検索サーバ30にアクセスし、後述する広告に関する設定などを行う。
【0014】
ユーザ端末20(本発明のクライアントシステムに対応する。)は、文書の検索を行うユーザが操作する、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、PDA、携帯電話端末などのコンピュータである。ユーザ端末20においても、ブラウザが動作し、ユーザはブラウザを操作して検索サーバ30にアクセスする。
【0015】
==検索サーバ30の構成==
図2は、検索サーバ30のハードウェア構成を示す図である。検索サーバ30は、CPU301、メモリ302、記憶装置303、通信インタフェース304、入力装置305、出力装置306を含んでいる。記憶装置303は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えば、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ、CD−ROMドライブなどである。通信インタフェース304は、通信ネットワーク40に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース304は、例えば、イーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタや、電話回線網に接続するためのモデム、無線通信網に接続するための無線通信器などである。入力装置305は、データの入力を受け付ける、例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなどである。出力装置306は、データを出力する、例えば、ディスプレイやプリンタなどである。
【0016】
図3は、検索サーバ30のソフトウェア構成を示す図である。検索サーバ30は、クロール処理部311、質問情報生成部321、入札受付部322、検索要求受信部331、検索処理部332、質問取得部333、検索結果送信部334、質問回答受信部335、絞込処理部336、広告取得部337、課金処理部338、インデックスデータベース351、質問データベース352、広告データベース353、及び入札データベース354を備えている。なお、クロール処理部311、質問情報生成部321、入札受付部322、検索要求受信部331、検索処理部332、質問取得部333、検索結果送信部334、質問回答受信部335、絞込処理部336、広告取得部337、及び課金処理部338は、検索サーバ30が備えるCPU301が記憶装置303に記憶されているプログラムをメモリ302に読み出して実行することにより実現される。また、インデックスデータベース351、質問データベース352、広告データベース353、及び入札データベース354は、メモリ302や記憶装置303が提供する記憶領域として実現される。
【0017】
インデックスデータベース351は、検索対象となる文書に関する情報(以下、インデックス情報という。)を記憶する。図4は、インデックスデータベース351に記憶されているインデックス情報の構成例を示す図である。インデックス情報には、文書のURL、文書のタイトル、文書の要約、文書に関連するキーワードが含まれている。
【0018】
クロール処理部311は、通信ネットワーク40に接続されている他のコンピュータが提供する文書に関するインデックス情報を作成する。クロール処理部311は、例えば、既知のURLが示すWebページを取得し、取得したWebページからリンクされている他のWebページのURLを抽出し、抽出したURLが示す文書を取得していく。つまり、クロール処理部311は、いわゆるクローラやロボット、スパイダーなどと呼ばれる機能を提供する。
【0019】
また、クロール処理部311は、取得した文書のタイトルを抽出し、文書に含まれている単語をキーワードとして抽出し、文書の内容を要約する。キーワードの抽出は、例えば、形態素解析により文書から抽出することができる。キーワードは、TF−IDF(Term Frequency - Inverse Document Frequency)により評価値を算出し、評価値が所定の閾値よりも高いもののみを選択するようにしてもよい。
【0020】
クロール処理部311は、文書のURLとともに、タイトル、要約、キーワードを含むインデックス情報を作成してインデックスデータベース351に登録する。なお、インデックス情報には、上記以外にも、一般的な検索エンジンに用いられているような項目が含まれるようにすることができる。
【0021】
質問データベース352(本発明の絞込条件記憶部に該当する。)は、あるキーワードに対応する検索結果をさらに絞り込むための条件を含む情報(以下、質問情報という。本発明の絞込条件に該当する。)を記憶する。本実施形態では、あるキーワードに対応する検索結果をさらに絞り込むための条件は、当該キーワードに追加する新たなキーワード(以下、追加キーワードという。)であるものとする。質問データベース352は、キーワードごとに追加キーワードを管理する。追加キーワードは、キーワードをルートとした図5のようなツリー構造で管理される。図5の例では、「ボード」というキーワード41をルートとしたツリー構造である。例えば、ノード43の追加キーワード「ショップ」を用いて絞込みを行う場合には、ルート41からノード43までのパス上の全てのノード、すなわちルート41、ノード42及びノード43の全てのキーワード、すなわち「ボード サーフボード ショップ」をAND条件で検索することで実現する。
【0022】
質問データベース352に登録される質問情報の構成例を図6に示す。質問情報には、階層ID、親階層ID、キーワード、追加キーワード、質問、及び出現頻度が含まれる。階層IDは、質問情報の識別情報であり、ツリー構造におけるノードを識別する番号でもある。親階層IDは、親ノードの階層IDである。本実施形態では、質問データベース352には、ルート41についての質問情報は登録されず、追加キーワードについての質問情報のみが登録されるものとする。したがって、ルート41の子ノードに対応する質問情報には、親階層IDが設定されない(nullが設定される。)。また、質問情報には、ルートとなるキーワードが含まれる。質問は、検索を行うユーザに対して質問情報の追加キーワードを説明するためのメッセージである。出現頻度は、ルートからノードまでのパス上の全てのキーワードが含まれるインデックス情報の数である。
【0023】
質問情報生成部321は、インデックスデータベース351に記憶されているインデックス情報に基づいて質問情報を生成し、生成した質問情報を質問データベース352に登録する。なお、質問情報生成部321による質問情報の生成処理の詳細については後述する。
【0024】
広告データベース353は、広告に関する情報(以下、広告情報という。)を記憶する。図7は、広告データベース353に記憶される広告情報の構成例を示す図である。広告情報には、広告ID、広告主ID、コピー、メッセージ、及びリンク先が含まれている。広告IDは、広告情報を特定する識別情報である。広告主IDは、広告主を特定する識別情報である。コピー及びメッセージは、広告として表示される情報である。なお、本実施形態では、広告はテキスト情報として表示されるものとするが、コピー及びメッセージに代えて、あるいはコピー及びメッセージの少なくともいずれかとともに静止画像や動画像、音声などを出力するようにしてもよく、その場合には、画像や音声等が格納されたURLを広告情報に含めるようにする。表示された広告にはリンクが設定され、そのリンク先が広告情報のリンク先である。広告データベース353には予め広告情報が登録されているものとする。
【0025】
入札データベース354は、広告を表示する条件に係る情報(以下、入札情報という。)を記憶する。広告データベース353及び入札データベース354が、本発明の条件別広告記憶部に該当する。入札データベース354に記憶される入札情報の構成例を図8に示す。入札情報には、階層ID、広告ID、入札単価が含まれる。入札単価は、広告が表示されたときに広告主に課金される金額である。後述するように、階層IDが示す追加キーワードを用いた検索が行われた場合に、広告IDが示す広告が表示され、表示されるごとに入札単価の金額が広告主に課金される。
【0026】
入札受付部322は、広告主端末10から入札情報の各項目を受信し、受信した各項目を含む入札情報を入札データベース354に登録する。なお、入札受付部322による入札情報の登録処理の詳細については後述する。
【0027】
検索要求受信部331は、文書を検索するように指示するコマンド(以下、検索要求という。)をユーザ端末20から受信する。検索要求にはキーワードが含まれている。
検索処理部332は、ユーザが指定したキーワードに対応する文書を検索する。本実施形態では、検索処理部332は、検索要求に含まれているキーワードに対応するインデックス情報をインデックスデータベース351から検索するものとする。
質問取得部333は、キーワードに対応する質問情報を質問データベース352から取得する。なお、質問取得部333による質問情報の取得処理については後述する。
【0028】
検索結果送信部334(本発明の広告表示部に該当する。)は、検索処理部332が検索したインデックス情報の一覧と、質問取得部333が取得した質問情報の一覧とを表示するための画面データをユーザ端末20に送信する。
検索結果送信部334は、文書の検索結果をユーザ端末20に送信する。検索処理部332が検索したインデックス情報の一覧と、質問取得部333が取得した質問情報の一覧と、広告取得部337が取得した広告情報の一覧とを表示するための画面データをユーザ端末20に送信する。
【0029】
質問回答受信部335(本発明の絞込条件入力部に該当する。)は、ユーザから質問情報の選択を受け付ける。後述するように、質問回答受信部335は、ユーザが選択した質問情報の階層IDをユーザ端末20から受信する。
【0030】
絞込処理部336は、文書の検索結果を絞り込む。本実施形態では、絞込処理部336は、質問回答受信部335が受信した階層IDに対応する質問情報の追加キーワードと、ツリー構造における質問情報の祖先のノードのキーワード又は追加キーワードとに対応するインデックス情報をインデックスデータベース351から検索する。
【0031】
広告取得部337は、キーワードに応じた広告を、広告データベース353から取得する。後述するように、広告取得部337は、ユーザが選択した質問情報の階層IDに対応する広告IDを入札データベース354から読み出し、読み出した広告IDに対応する広告情報を広告データベース353から取得する。なお、広告取得部337による広告情報の取得処理について後述する。
【0032】
課金処理部338は、上記画面データをユーザ端末20に送信するごとに、画面データに含まれる広告情報に対応する入札単価を入札データベース354から取得し、取得した入札単価を広告情報の広告主IDが示す広告主に課金する。なお、課金処理部338による広告の課金処理については一般的な課金処理の手法により行うことができる。
【0033】
以下、検索サーバ30における処理について説明する。
【0034】
==質問情報の生成処理==
まず、質問情報の登録処理について説明する。図9は、質問情報登録処理の流れを示す図である。なお、図9に示す質問情報の登録処理は、例えば、クロール処理部311によりインデックス情報が登録される度に行うことができる。
【0035】
質問情報生成部321は、インデックスデータベース351に記憶されているインデックス情報のキーワードを重複なく読み出す(S501)。質問情報生成部321は、読み出した各キーワードについて以下の処理を行う。
【0036】
質問情報生成部321は、変数の親質問に空文字を設定し(S502)、変数の親IDにnullを設定する(S503)。質問情報生成部321は、キーワードを第1引数及び第2引数とし、親質問を第2引数とし、親IDを第3引数として、図10に示す質問登録詳細処理を呼び出す(S504)。
【0037】
質問情報生成部321は、第1引数をルートキーワードとし、第2引数を検索キーワードとし、第3引数を親質問とし、第4引数を親IDとして(S521)、検索キーワードに対応するインデックス情報をインデックスデータベース351から読み出して変数Lに設定する(S522)。
【0038】
質問情報生成部321は、L中のインデックス情報に含まれるキーワードの出現頻度を算出して、出現頻度が所定値よりも多いものを変数Kに設定する(S523)。質問情報生成部321は、Kから検索キーワードを除いて(S524)、Kが空であれば(S525:YES)、処理を終了する。
【0039】
一方、Kが空になっていなければ(S525:NO)、質問情報生成部321は、Kに含まれている各キーワードを追加キーワードとして、以下の処理を行う。
【0040】
質問情報生成部321は、親質問が空文字であれば(S526:YES)、追加キーワードに、文字「の」と、ルートキーワードとを連結した文字列を質問とし(S527)、親質問が空でなければ(S526:NO)、親質問に、文字「の」と、追加キーワードとを連結した文字列を質問とする(S528)。例えば、ルートキーワードが「ボード」であり、追加キーワードが「サーフボード」である場合、親質問が空のとき、質問は「サーフボードのボード」となり、親質問が「究極のボード」のとき、質問は「究極のボードのサーフボード」となる。
【0041】
質問情報生成部321は、一意の階層IDを生成し(S529)、階層ID、親ID、ルートキーワード、追加キーワード、質問、及び出現頻度を含む質問情報を生成し、生成した質問情報を質問データベース352に登録する(S530)。質問情報生成部321は、検索キーワードに追加キーワードを追加したものを次キーワードとして(S531)、ルートキーワードを第1引数とし、次キーワードを第2引数とし、質問を第3引数とし、階層IDを第4引数として、質問登録詳細処理を再帰的に呼び出す(S532)。
質問情報生成部321は、以上の処理を繰り返して処理を終了する。
【0042】
図9に戻り、質問情報生成部321は以上の処理を各キーワードについて繰り返す。
このようにして、質問情報が質問データベース352に登録される。本実施形態の文書検索システムによれば、検索対象となる文書に含まれるキーワードの組合せの出現頻度に基づいて、追加キーワードをツリー構造で管理することができる。ツリー構造では、下位に行くほど、追加キーワード及びその祖先のキーワードに対応するインデックス情報の数が少なくなる。
【0043】
==入札処理==
次に、広告主から入札情報を受け付ける処理について説明する。図11は、入札情報の登録処理の流れを示す図である。また、図12〜15は、入札情報の登録処理に用いられるユーザインタフェースとして画面例を示す図である。
【0044】
入札受付部322は、キーワードを入力する画面61を表示するための画面データを広告主端末10に送信する。図12は画面61の一例を示す図である。図12の例では、画面61は、キーワードの入力欄611を備えている。入力欄611にキーワードが入力され、検索ボタン612が押下されると、広告主端末10は、入力欄611に入力されたキーワードを検索サーバ30に送信する。入札受付部322は、広告主端末10から送信されるキーワードを受信することで、広告主から広告の対象となるキーワード(以下、広告対象キーワードという。)の入力を受け付ける(S541)。
【0045】
入札受付部322は、広告対象キーワードがキーワードと一致する質問情報、又は、広告対象キーワードが追加キーワードに含まれている質問情報のキーワードを、質問データベース352から重複なく読み出す(S542)。
【0046】
入札受付部322は、読み出したキーワードのそれぞれについて、質問情報のキーワードと一致するものを質問データベース352から読み出す(S543)。入札受付部322は、階層ID及び親階層IDに基づいて、質問情報を各キーワードについてツリー状に表示する画面62の画面データを作成して、広告主端末10に送信する(S544)。
【0047】
図13は、画面62の一例を示す図である。図13の例では、画面62は、キーワードの表示欄621と、質問情報の選択欄622とを備えている。画面62の選択欄622には、質問情報の質問がツリー状に表示され、各質問情報が選択可能となっている。質問情報が選択されると、広告主端末10は、選択された質問情報の階層IDを検索サーバ30に送信する。入札受付部322は、広告主端末10から送信される階層IDを受信することで、広告主から質問情報の指定を受け付ける(S545)。
【0048】
入札受付部322は、広告主を示す広告主IDに対応する広告情報を読み出し(S546)、読み出した広告情報の一覧を表示する画面63の画面データを作成して、広告主端末10に送信する(S547)。
【0049】
図14は、画面63の一例を示す図である。図14の例では、画面63は、広告主から入力されたキーワードの表示欄631、広告主から指定された質問情報の表示欄632、及び、表示する広告の選択欄633を備えている。選択欄633には、広告情報の一覧が表示される。一覧から広告情報が選択されると、広告主端末10は選択された広告情報の広告IDを検索サーバ30に送信する。入札受付部322は、広告主端末10から送信される広告IDを受信することで、広告主から表示する広告の指定を受け付ける(S548)。
【0050】
入札受付部322は、入札金額を入力する画面64を表示するための画面データを広告主端末10に送信する。図15は、画面64の一例を示す図である。図15の例では、画面64は、広告主から入力されたキーワードの表示欄641、指定された質問情報の表示欄642、指定された広告の表示欄643、及び入札単価の入力欄644を備えている。入力欄644に入札単価が入力され、入札ボタン645が押下されると、広告主端末10は、入力欄644に入力された入札単価を検索サーバ30に送信する。入札受付部322は、広告主端末10から送信される入札単価を受信することで、広告主から入札単価の入力を受け付ける(S549)。
【0051】
入札受付部322は、上記のようにして広告主から受け付けた階層ID、広告ID、及び入札単価を含む入札情報を生成し、生成した入札情報を入札データベース354に登録する(S550)。
【0052】
以上のようにして、入札情報が登録される。本実施形態の文書検索システムでは、広告主が広告の単価である入札金額と、広告の対象となるキーワードの組合せとを指定することができる。したがって、広告主の柔軟な広告戦略が可能となる。
【0053】
==文書の検索処理==
次に、文書の検索処理について説明する。文書の検索処理では、検索結果とともに広告を出力する。図16は、文書の検索処理の流れを示す図である。
【0054】
検索要求受信部331が、ユーザ端末20から検索要求を受信すると(S701)、検索処理部332は、検索要求に含まれているキーワードを含むインデックス情報を所定数読み出す(S702)。所定数は、例えば、10や20、100など任意の数とすることができる。
質問取得部333は、検索要求のキーワードに対応する質問情報を、出現頻度の大きい順に2つ読み出す(S703)。なお、読み出す質問情報の数は2つに限らず、任意の数とすることもできる。
検索結果送信部334は、上記2つの質問情報と「どちらでもない」とを選択可能なリンクと、インデックス情報のリストとを表示する画面81の画面データをユーザ端末20に送信する(S704)。
【0055】
画面81の一例を図17に示す。図17の例では、画面81では、2つの質問情報のリンク811及び812と、「どちらでもない」のリンク813とが表示されるとともに、文書の検索結果の一覧815が表示されている。画面81において、リンク811〜813のいずれかがクリックされると、ユーザ端末20は、質問情報の階層ID、又は「どちらでもない」を示す情報(本実施形態では、「−1」の階層IDとする。)を検索サーバ30に送信する。
【0056】
質問回答受信部335がユーザ端末20から階層IDを受信した場合、すなわち上記2つの質問情報または「どちらでもない」が選択された場合(S705:YES)、図18に示す検索結果の絞込み処理が行われる(S706)。
【0057】
絞込処理部336はまず、親IDにnullを設定し、除外質問リスト及び除外キーワードをそれぞれ空のリストとし、検索要求に含まれているキーワードを検索キーワードとする(S721)。
【0058】
絞込処理部336は、質問回答受信部335の受信した階層IDが「−1」であった場合、すなわち「どちらでもない」が選択された場合(S722:YES)、上記2つの質問情報の階層IDを除外質問リストに追加するとともに(S723)、上記2つの質問情報の追加キーワードを除外キーワードに追加する(S724)。質問取得部333は、質問データベース352から、親階層IDが親IDであり、除外質問リストに階層IDが含まれていない質問情報を読み出し(S725)、広告取得部337は、入札データベース354から、ステップS725で読み出した質問情報の階層IDに対応する入札情報を読み出す(S726)。
【0059】
一方、質問回答受信部335の受信した階層IDが、上記図16のステップ703で読み出された質問情報のいずれかの階層IDであった場合、すなわちユーザが質問のいずれかを選択した場合(S722:NO)、絞込処理部336は、階層IDを親IDに設定し(S727)、階層IDに対応する質問情報の追加キーワードを検索キーワードに追加する(S728)。広告取得部337は、入札データベース354から、親IDに対応する入札情報を読み出す(S729)。
【0060】
次に、図19に示す絞込み画面の送信処理が行われる(S730)。
絞込処理部336は、インデックスデータベース351に記憶されているインデックス情報のうち、検索キーワードを含み、かつ、除外キーワードを含まないものを所定数読み出す(S741)。広告取得部337は、広告データベース353から、上記読み出した入札情報の広告IDに対応する広告情報を、入札単価の高い順に所定数読み出す(S742)。なお、この所定数は、例えば、3や5、10など任意の数とすることができる。質問取得部333は、質問データベース352から、親階層IDが親IDであり、かつ、階層IDが除外質問リストに含まれていない質問情報を、出現頻度の大きい順に2つ読み出す(S743)。
【0061】
検索結果送信部334は、ステップS743で読み出した2つの質問情報と「どちらでもない」とを選択可能なリンクと、ステップS741で読み出したインデックス情報のリストと、ステップS742で読み出した広告情報のリストとを表示する画面82の画面データをユーザ端末20に送信する(S744)。ユーザ端末20では、受信した画面データに基づいて、さらに検索結果を絞り込むための質問情報と、文書の検索結果と、絞込みに応じた広告とを表示する画面82が出力される。
【0062】
画面82の一例を図20に示す。図20の例では、画面82には、2つの質問情報のリンク821及び822と、「どちらでもない」のリンク823とが表示されるとともに、インデックス情報のリスト824と、広告情報のリスト825とが表示されている。リスト825には、ユーザが選択した質問情報に対応する広告が表示される。
【0063】
ユーザが指定するキーワードには複数の意味が含まれていることが多く、例えば、「ボード」というキーワードに対応する検索結果には、「サーフボード」に係る文書や「スノーボード」に係る文書なども全て含まれることになってしまうが、本実施形態の文書検索システムによれば、ユーザが指定したキーワードに対応する文書の検索結果を表示するとともに、その検索結果を絞り込むための質問をユーザに提示し、ユーザが選択した質問に対応する追加キーワードを加えて文書を再度検索することで、検索結果を絞り込むことができる。したがって、ユーザは新たなキーワードを自身で考えることなく、文書検索システムからの質問に答えるだけで、検索結果を絞り込むことが可能となる。よって、ユーザが効率的に文書を検索することができる。
【0064】
また、本実施形態の文書検索システムでは、追加キーワードはツリー構造で管理されており、下位の追加キーワードを用いた検索をするほど検索結果の文書数が減るように構成されている。したがって、検索サーバ30は、ユーザが選択した質問の下位のノードの質問を、次の絞込みのために提示すれば、順次検索結果を絞り込んでいくことができる。よって、検索サーバ30は、絞込みのための質問を効率的に検索することが可能となり、検索の処理効率を向上することができる。
【0065】
また、本実施形態の文書検索システムでは、広告主は好きな追加キーワードの階層に対応付けて広告を指定することができる。本実施形態の文書検索システムでは、広告は、対応する質問情報を用いて検索結果を絞り込んだときに表示される。ユーザが検索結果を絞り込むと、それだけユーザの検索の意図が明確になる。したがって、広告主はユーザの意図が判明する程度まで検索結果が絞り込まれた段階で広告が表示されるように設定することができる。よって、ユーザの意図に沿った広告を表示することが可能となり、高い広告効果が期待される。
【0066】
例えば、「ボード」というキーワードに対応する検索結果には、「サーフボード」に係る文書や「スノーボード」に係る文書なども全て含まれるところ、ユーザが「サーフボード」を意図して検索している場合に「スノーボード」に係る広告を表示しないようにすることができるとともに、ユーザが質問に回答(クリック)することで、「サーフボード」を意図していることが判明した段階で、「サーフボード」に係る広告を表示するようにすることができる。
【0067】
また、本実施形態の文書検索システムでは、広告の入札単価を広告主が設定できるようにしている。本実施形態の文書検索システムでは、広告の入札単価の高い順に所定数の広告が画面82のリスト825に表示される。したがって、広告主は、検索結果の絞込み度合いに応じて、入札単価を設定することができるので、広告が表示される条件を柔軟に設定することが可能となる。
【0068】
なお、本実施形態では、検索結果を絞り込むための条件として追加キーワードを採用するものとしたが、これに限らず、例えば、各インデックス情報を予め1つ以上のカテゴリに割り当てておき、そのカテゴリの1つを用いて絞込みを行うようにすることもできる。
【0069】
また、本実施形態では、質問情報生成部321が、インデックス情報に基づいて自動的に質問情報を登録するものとしたが、これに限らず、例えば、広告主がキーワードごとに絞込みを行うための追加キーワードや質問を入力し、入力された追加キーワードや質問を含む質問情報を質問データベース352に登録するようにしてもよい。
【0070】
また、本実施形態では、インデックス情報に含まれるキーワードの組合せの頻度に応じてツリー構造を構成するように質問情報を生成するものとしたが、これに限らず、例えば、各キーワードの意味の概念の上位下位を管理しておき、概念の上位下位に従って質問情報がツリー構造を構成するようにしてもよい。また、広告主が全ての追加キーワードについてツリー構造を指定するようにしてもよいし、検索サーバ30が自動的に生成したツリー構造を広告主が編集できるようにしてもよい。
【0071】
また、本実施形態では、広告は表示される度に課金されるペイパービュー方式での課金としたが、これに限らず、例えば、クリックされる度に課金されるようにしてもよいし、クリックされた後、実際に売上が上がったときに課金されるようにしてもよい。
【0072】
また、本実施形態では、質問情報は、出現頻度の順に2つ提示するものとしたが、例えば、ユーザが質問情報をクリックした回数を質問情報に対応付けて記憶しておき、その回数の多い順に提示するようにしてもよい。
【0073】
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【符号の説明】
【0074】
10 広告主端末
20 ユーザ端末
30 検索サーバ
40 通信ネットワーク
301 CPU
302 メモリ
303 記憶装置
304 通信インタフェース
305 入力装置
306 出力装置
311 クロール処理部
321 質問情報生成部
322 入札受付部
331 検索要求受信部
332 検索処理部
333 質問取得部
334 検索結果送信部
335 質問回答受信部
336 絞込処理部
337 広告取得部
338 課金処理部
351 インデックスデータベース
352 質問データベース
353 広告データベース
354 入札データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キーワードに対応する文書の検索結果を前記キーワードに追加するさらなるキーワードに基づいて絞り込んだものとともに出力する広告の入札を行うシステムであって、
前記文書毎に、当該文書から抽出される前記キーワードを含むインデックス情報を記憶するインデックス記憶部と、
前記キーワードをツリー構造で管理する絞込条件記憶部と、
前記インデックス記憶部に記憶されている各キーワードについて、当該キーワードを検索キーワードとし、当該検索キーワードに対応するインデックス情報を前記インデックス記憶部から読み出し、読み出したインデックス情報に含まれる各キーワードのうち出現頻度が所定数以上であるキーワードから前記検索キーワードを除いた追加キーワードを前記検索キーワードの子となるように前記絞込条件記憶部に登録する登録処理を行い、前記追加キーワードを前記検索キーワードに追加した上で、当該追加キーワードの子となる新たな追加キーワードを前記絞込条件記憶部に登録する前記登録処理を繰り返し行う質問情報生成部と、を備え、
前記キーワードに基づく前記検索結果の絞込みは、当該キーワードと、前記ツリー構造において当該キーワードの祖先となる他のキーワードとに対応する前記文書を検索することにより行われ、
前記キーワードに対応付けて、前記広告および当該広告の単価を記憶する条件別広告記憶部と、
前記キーワード、前記広告および前記単価の入力を受け付ける入札受付部と、
前記受け付けたキーワードに対応付けて、前記受け付けた広告および前記受け付けた単価を前記条件別広告記憶部に登録する入札登録部と、
を備えることを特徴とする広告入札システム。
【請求項2】
請求項1に記載の広告入札システムであって、
前記入札受付部は、前記キーワードの入力を受け付け、前記受け付けたキーワードに対応する前記ツリー構造を構成する複数のキーワードを前記絞込条件記憶部から読み出し、前記読み出したキーワードをツリー状に出力し、前記出力したキーワードのうちの1つを受け付けること、
を特徴とする広告入札システム。
【請求項3】
文書検索システムであって、
文書毎に、当該文書から抽出されるキーワードを含むインデックス情報を記憶するインデックス記憶部と、
前記キーワードをツリー構造で管理する絞込条件記憶部と、
前記インデックス記憶部に記憶されている各キーワードについて、当該キーワードを検索キーワードとし、当該検索キーワードに対応するインデックス情報を前記インデックス記憶部から読み出し、読み出したインデックス情報に含まれる各キーワードのうち出現頻度が所定数以上であるキーワードから前記検索キーワードを除いた追加キーワードを前記検索キーワードの子となるように前記絞込条件記憶部に登録する登録処理を行い、前記追加キーワードを前記検索キーワードに追加した上で、当該追加キーワードの子となる新たな追加キーワードを前記絞込条件記憶部に登録する前記登録処理を繰り返し行う質問情報生成部と、
前記キーワードに対応付けて、前記広告および当該広告の単価を記憶する条件別広告記憶部と、
前記キーワード、前記広告および前記単価の入力を受け付ける入札受付部と、
前記受け付けたキーワードに対応付けて、前記受け付けた広告および前記受け付けた単価を前記条件別広告記憶部に登録する入札登録部と、
前記キーワードの入力を受け付けるキーワード入力部と、
前記キーワードに対応する前記文書を検索する文書検索部と、
前記キーワードに対応する前記追加キーワードを前記絞込条件記憶部から読み出す絞込条件取得部と、
前記文書の検索結果とともに前記追加キーワードを表示する検索結果表示部と、
前記追加キーワードのうちの少なくとも1つの指定を受け付ける絞込条件入力部と、
前記ツリー構造において前記指定された追加キーワードの祖先となるキーワード及び前記指定された追加キーワードに対応する前記文書を検索することにより前記検索結果を絞り込む絞込処理部と、
前記指定された追加キーワードに対応する前記広告を前記条件別広告記憶部から取得する広告取得部と、
前記絞り込んだ検索結果とともに前記広告を表示する広告表示部と、
を備えることを特徴とする文書検索システム。
【請求項4】
請求項3に記載の文書検索システムであって、
前記絞込条件取得部は、前記指定された追加キーワードの子になる前記追加キーワードである子条件を前記絞込条件記憶部から読み出し、
前記広告表示部は、前記絞り込んだ検索結果及び前記広告とともに、前記子条件を表示すること、
を特徴とする文書検索システム。
【請求項5】
請求項3に記載の文書検索システムであって、
前記条件別広告記憶部は、前記追加キーワードに対応付けて、前記広告と、前記広告の金額とを対応付けて記憶しており、
前記広告表示部は、前記広告の金額が高い順に前記広告を表示すること、
を特徴とする文書検索システム。
【請求項6】
請求項3に記載の文書検索システムであって、
前記絞込条件取得部は、前記キーワードに対応する前記追加キーワードを所定数のみ前記絞込条件記憶部から読み出すこと、
を特徴とする文書検索システム。
【請求項7】
請求項6に記載の文書検索システムであって、
前記絞込条件入力部は、前記所定数の追加キーワードのいずれかの指定、又は、前記所定数の追加キーワードのいずれでもない旨の指定を受け付け、
前記所定数の追加キーワードのいずれでもない旨が指定された場合、前記絞込条件取得部は、前記絞込条件記憶部から、前記キーワードに対応する前記追加キーワードのうち、前記所定数の追加キーワードである第1の追加キーワード以外のものである第2の追加キーワードを読み出し、前記絞込処理部は、前記第2の追加キーワードに基づいて前記検索結果を絞り込むこと、
を特徴とする文書検索システム。
【請求項8】
請求項3に記載の文書検索システムであって、
前記絞込条件記憶部は、前記キーワードごとに、前記追加キーワードに対応付けて、前記追加キーワードが選択された回数を記憶し、
前記絞込条件取得部は、前記キーワードに対応する前記追加キーワードを、前記回数の順に所定数のみを前記絞込条件記憶部から読み出すこと、
を特徴とする文書検索システム。
【請求項9】
キーワードに対応する文書の検索結果を前記キーワードに追加するさらなるキーワードに基づいて絞り込んだものとともに出力する広告の入札を行う方法であって、
コンピュータが、
前記絞込条件に対応付けて、前記広告および当該広告の単価をメモリに記憶し、
前記文書毎に、当該文書から抽出される前記キーワードを含むインデックス情報を前記メモリに記憶し、
前記キーワードをツリー構造で前記メモリに管理し、
前記メモリに記憶されている各キーワードについて、当該キーワードを検索キーワードとし、当該検索キーワードに対応するインデックス情報を前記メモリから読み出し、読み出したインデックス情報に含まれる各キーワードのうち出現頻度が所定数以上であるキーワードから前記検索キーワードを除いた追加キーワードを前記検索キーワードの子となるように前記メモリに登録する登録処理を行い、前記追加キーワードを前記検索キーワードに追加した上で、当該追加キーワードの子となる新たな追加キーワードを前記メモリに登録する前記登録処理を繰り返し行い、
前記キーワードに基づく前記検索結果の絞込みは、当該キーワードと、前記ツリー構造において当該キーワードの祖先となる他のキーワードとに対応する前記文書を検索することにより行われ、
前記キーワード、前記広告および当該広告の単価の入力を受け付け、
前記受け付けたキーワードに対応付けて、前記受け付けた広告および前記受け付けた単価を前記メモリに登録すること、
を特徴とする広告入札方法。
【請求項10】
文書検索方法であって、
CPUとメモリとを備えるコンピュータが、
文書毎に、当該文書から抽出されるキーワードを含むインデックス情報を前記メモリに記憶し、
前記キーワードをツリー構造で前記メモリに管理し、
前記メモリに記憶されている各キーワードについて、当該キーワードを検索キーワードとし、当該検索キーワードに対応するインデックス情報を前記メモリから読み出し、読み出したインデックス情報に含まれる各キーワードのうち出現頻度が所定数以上であるキーワードから前記検索キーワードを除いた追加キーワードを前記検索キーワードの子となるように前記メモリに登録する登録処理を行い、前記追加キーワードを前記検索キーワードに追加した上で、当該追加キーワードの子となる新たな追加キーワードを前記メモリに登録する前記登録処理を繰り返し行い、
前記キーワードに対応付けて、前記広告および当該広告の単価を前記メモリに記憶し、
前記キーワード、前記広告および前記単価の入力を受け付け、
前記受け付けたキーワードに対応付けて、前記受け付けた広告および前記受け付けた単価を前記メモリに登録し、
前記キーワードの入力を受け付け、
前記キーワードに対応する前記文書を検索し、
前記キーワードに対応する前記追加キーワードを前記メモリから読み出し、
前記文書の検索結果とともに前記追加キーワードを表示し、
前記追加キーワードのうちの少なくとも1つの指定を受け付け、
前記追加キーワードの祖先となるキーワード及び前記追加キーワードに対応する前記文書を検索することにより前記検索結果を絞り込み、
前記追加キーワードに対応する前記広告を前記メモリから取得し、
前記絞り込んだ検索結果とともに前記広告を表示すること、
を特徴とする文書検索方法。
【請求項11】
キーワードに対応する文書の検索結果を前記キーワードに追加するさらなるキーワードに基づいて絞り込んだものとともに出力する広告の入札を行うためのプログラムであって、
コンピュータが、前記キーワードに対応付けて、前記広告および当該広告の単価をメモリに記憶し、前記文書毎に、当該文書から抽出される前記キーワードを含むインデックス情報を前記メモリに記憶し、前記キーワードをツリー構造で前記メモリに管理しており、
前記キーワードに基づく前記検索結果の絞込みは、当該キーワードと、前記ツリー構造において当該キーワードの祖先となる他のキーワードとに対応する前記文書を検索することにより行われ、
前記コンピュータに、
前記メモリに記憶されている各キーワードについて、当該キーワードを検索キーワードとし、当該検索キーワードに対応するインデックス情報を前記メモリから読み出し、読み出したインデックス情報に含まれる各キーワードのうち出現頻度が所定数以上であるキーワードから前記検索キーワードを除いた追加キーワードを前記検索キーワードの子となるように前記メモリに登録する登録処理を行い、前記追加キーワードを前記検索キーワードに追加した上で、当該追加キーワードの子となる新たな追加キーワードを前記メモリに登録する前記登録処理を繰り返し行うステップと、
前記キーワード、前記広告および当該広告の単価の入力を受け付けるステップと、
前記受け付けたキーワードに対応付けて、前記受け付けた広告および前記受け付けた単価を前記メモリに登録するステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項12】
文書を検索するためのプログラムであって、
CPUとメモリとを備えるコンピュータに、
前記文書毎に、当該文書から抽出されるキーワードを含むインデックス情報を前記メモリに記憶させるステップと、
前記キーワードをツリー構造でメモリに管理するステップと、
前記メモリに記憶されている各キーワードについて、当該キーワードを検索キーワードとし、当該検索キーワードに対応するインデックス情報を前記メモリから読み出し、読み出したインデックス情報に含まれる各キーワードのうち出現頻度が所定数以上であるキーワードから前記検索キーワードを除いた追加キーワードを前記検索キーワードの子となるように前記メモリに登録する登録処理を行い、前記追加キーワードを前記検索キーワードに追加した上で、当該追加キーワードの子となる新たな追加キーワードを前記メモリに登録する前記登録処理を繰り返し行うステップと、
前記キーワードに対応付けて、前記広告および当該広告の単価を前記メモリに記憶するステップと、
前記キーワード、前記広告および前記単価の入力を受け付けるステップと、
前記受け付けたキーワードに対応付けて、前記受け付けた広告および前記受け付けた単価を前記メモリに登録するステップと、
前記キーワードの入力を受け付けるステップと、
前記キーワードに対応する前記文書を検索するステップと、
前記キーワードに対応する前記追加キーワードを前記メモリから読み出すステップと、
前記文書の検索結果とともに前記追加キーワードを表示するステップと、
前記追加キーワードのうちの少なくとも1つの指定を受け付けるステップと、
前記追加キーワードの祖先となるキーワード及び前記追加キーワードに対応する前記文書を検索することにより前記検索結果を絞り込むステップと、
前記追加キーワードに対応する前記広告を前記メモリから取得するステップと、
前記絞り込んだ検索結果とともに前記広告を表示するステップと、
を実行させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate


【公開番号】特開2013−12241(P2013−12241A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−205897(P2012−205897)
【出願日】平成24年9月19日(2012.9.19)
【分割の表示】特願2008−211921(P2008−211921)の分割
【原出願日】平成20年8月20日(2008.8.20)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)