説明

広告承認の改良

【課題】自己の広告が広告引き渡しシステムの方針を順守するために役立つフィードバックを広告主に提供する。また、誤りが発生しやすい作業を顧客代表者のために自動化する。
【解決手段】広告がオンライン広告提供システムの1つ以上の方針を順守しているかどうかを自動的に検査する(510,515)。広告が承認された場合は、広告を提供することが許可される。広告の後続検査スケジュールを設定する(525,555)。1つの後続検査は、広告のランディングページが方針を順守しているかどうかを検査する。広告が承認されない場合は、広告が1つ以上の違反された方針を順守するようにするためのヒントを、広告と関連する広告主、広告提供システム顧客サービス代表者に提供する(535)。広告を承認するかどうかを決定することは、広告による1つ以上の方針の違反を決定すること、及び違反の各々に関して違反を免除するかどうかを決定することを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告に関するものである。本発明は、より具体的には、例えばウェブページとともに提供される広告、等の広告(以下「広告」とする)に関するものである。さらに、本発明は、以前に承認された広告に対して強制的に方針を適用することに関するものである。
【背景技術】
【0002】
テレビ、ラジオ、新聞及び雑誌、等の伝統的な媒体を用いた広告はよく知られている。最近は、これまでよりも双方向性の高い媒体を通じた広告が主流になってきている。例えば、インターネット利用者数が爆発的に増加してきているのに伴い、広告主は、インターネットを通じて提供される媒体及びサービスを潜在的に強力な広告手段として高く評価するようになっている。
【0003】
ウェブページに基づく広告(「ウェブ広告」とも呼ばれる)は、「バナー広告」(すなわち、グラフィックな構成要素を含む長方形のボックス)の形で広告オーディエンスにしばしば提示される。前記広告オーディエンスの一員(本明細書においては、一般性を失うことなしに「閲覧者」又は「ユーザー」と呼ばれる)がこれらのバナー広告のうちの1つをクリックすることによって選択すると、埋め込まれたハイパーテキストリンクは、典型的には、マーケティング情報を提示すること及び/又は取引を完遂させることができる広告主のウェブサイトページ(広告の「ランディングページ」と呼ばれることがある)に前記閲覧者を向かわせる。
【0004】
典型的には、様々なウェブサイトは、様々な広告主からのウェブ広告をそれぞれのウェブページ上に掲載する。ウェブサイトは、前記掲載のための料金を広告主に請求することによって収入源を確保する。さらに、一部のエンティティは、広告主からの広告を受け入れ、これらの広告をその他のエンティティに供給してこれらのエンティティのウェブページ上に又はこれらのウェブページのページビュー上に掲載する。この方法は、「シンジケーション」と時々呼ばれる。ウェブサイトが自己のページ上又はシンジケーションパートナーのウェブページ上のいずれにおいて広告を提供するかにかかわらず、前記ウェブサイトは、「広告ネットワーク」と呼ぶことができる。
【0005】
自己のウェブサイト上に広告を掲載する前、又は他人のウェブサイトに広告をシンジケーションする前に、前記広告を審査して前記広告が正確でかつ適切であることを確認するのが重要である。前記審査は、特に、正確な句読点、大文字化、文法、テキストのスペース、価格、等の事柄を特定するために用いることができる。さらに、前記審査は、特に、禁止されているテキスト、受入不能なコンテンツ、不適切なリスト、繰り返し、不適切な誇張表現、販売促進、又は一般的すぎる提供上の制限事項(例えば、ターゲット特定のためのキーワード)、等を特定するために用いることができる。
【0006】
現在の一部の広告ネットワークにおいては、審査する必要がある広告数が簡単に何千、何万にも達する可能性がある。手作業による審査プロセスは多大なコストと長い時間を要し、さらに人的な誤りが生じやすい。
【0007】
従って、改良された広告審査プロセスが望まれる。
【発明の概要】
【0008】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態は、(a)オンライン広告提供システムとともに用いるために広告を受け入れ、(b)前記広告が前記オンライン広告提供システムの1つ以上の方針を順守しているかどうかを自動的に検査し、(c)前記自動的な検査の結果を用いて前記広告を承認するかどうかを決定することによって改良された広告審査プロセスを提供することができる。これらの実施形態の少なくも一部は、前記広告を承認することが決定された場合は前記広告が前記広告提供システムによって提供されるのを許可し、前記広告を承認しないことが決定された場合は前記広告が前記広告提供システムによって提供されるのを抑止することができる。これらの実施形態の少なくともその他の一部は、1つ以上の違反した方針を前記広告に順守させるようにするためのヒントを前記広告と関連する広告主に提供すること、及び/又は、前記広告を承認しないことが決定された場合は広告提供システム顧客サービス代表者に提供することができる。
【0009】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、前記方針は、(A)誇張表現の禁止、(B)繰り返される単語の禁止、(C)繰り返される句の禁止、(D)商標の禁止、(E)下品な言葉の禁止、(F)ポップアップ広告を生成する広告ランディングページの禁止、(G)ブラウザの「戻る」機能を使用不能にする広告ランディングページの禁止、(H)不適切な大文字化、(I)標準的なブラウザで閲覧できないランディングページの禁止、(J)複数の感嘆符の禁止、(K)長すぎるテキストの禁止、(L)可視URLスペルと一致しないランディングページURL、及び(M)偽のデザイン品の禁止、のうちの1つ以上を含めることができる。
【0010】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、広告を承認することが決定された場合は、前記広告の後続検査スケジュールが設定される。例えば、前記広告がランディングページへのリンクを含む場合は、後続検査は、前記ランディングページによる方針の順守を検査することができる。本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、前記方針は、前記ランディングページがポップアップ広告を生成しないことを確実にすること、及び/又は前記ランディングページがブラウザの「戻る」動作を使用不能にしないことを確実にすることとを含めることができる。
【0011】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、前記自動的な検査の結果を用いて広告を承認するかどうかを決定する前記行為は、前記広告による1つ以上の方針の違反を決定すること、及び前記違反の各々に関して、前記違反を免除するかどうかを決定することを含むことができる。本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、違反を免除するかどうかの決定は、1つの言葉ごとに、1人の広告主ごとに、1つの広告グループごとに、及び/又は1つの広告キャンペーンごとに適用される1つ以上の違反免除を記載したホワイトリストを用いる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】自動化された広告承認プロセスに参加することができるエンティティを示した図である。
【図2】本発明と一致する広告主セルフサービスユーザーインタフェース広告承認システムによって実行することができる動作、及び/又は生成、使用、及び/又は格納することができる情報を示す泡図である。
【図3】本発明と一致する広告引き渡しシステム顧客サービス代表者ユーザーインタフェース広告承認システムによって実行することができる動作、及び/又は生成、使用、及び/又は格納することができる情報を示す泡図である。
【図4】本発明と一致する自動化広告承認システムによって実行することができる動作、及び/又は生成、使用、及び/又は格納することができる情報を示す泡図である。
【図5】本発明と一致する形で広告を自動的に処理して前記広告を承認するか又は拒否するかを決定するために用いることができる典型的方法を示す流れ図である。
【図6】本発明と一致する形で広告を再処理して前記広告を承認するか又は拒否するかを決定するのを援助するための広告主セルフサービスユーザーインタフェースを自動的に提供するために用いることができる典型的方法を示す流れ図である。
【図7】本発明と一致する形で広告を手作業で処理して広告を承認するか又は拒否するかを決定するのを援助するための広告引き渡しシステム顧客サービス代表者ユーザーインタフェースを提供するために用いることができる典型的方法を示す流れ図である。
【図8】本発明と一致する形で広告違反を決定するために用いられる方針規則を格納するために用いることができる典型的データ構造を示した図である。
【図9】本発明と一致する形で広告方針を自動的に適用して広告違反を発見するために用いることができる典型的方法を示す流れ図である。
【図10】本発明と一致する形で、1つ以上の動作を行うこと、及び用いられた/生成された情報を格納することができる機械のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、広告ネットワークが流布/シンジケーションを目的として広告承認プロセスを少なくとも部分的に自動化すること、及び/又は既に承認済みの広告を再検査することを援助するための斬新な方法、装置、メッセージフォーマット及び/又はデータ構造を含むことができる。以下の説明は、当業者が本発明を製造及び使用するのを可能にすることを目的とするものであり、特定の用途及びその要求事項を対象にして提供されている。従って、本発明と一致する実施形態に関する以下の説明は、例及び説明を示すものであり、余すところがないこと又は本発明を開示されている正確な形態に限定することは意図されていない。開示された実施形態は様々な修正が可能であることが当業者に明確になり、さらに下記の一般原理はその他の実施形態及び用途に対しても応用可能である。例えば、一連の行為は流れ図を参照して説明することができるが、その他の実施形態においては、行為の順序は、1つの行為の実行が他の行為の完了に依存していないときには異なることができる。さらに、依存していない行為は、並行して実行することができる。説明の中で用いられるいずれの要素、行為及び指図も、その旨が明示されていないかぎり本発明にとって極めて重要であるか又は不可欠であるとは解釈すべきでない。さらに、本明細書において用いられる単数形は、1つ以上の項目又は品目を含むことが意図されている。1つの項目又は品目のみが意図されている場合は、「1つの」という言葉又は類似の文言が用いられる。以上のように、本発明は、示されている実施形態に限定することを意図するものではなく、さらに、本発明の発明者は、本発明が特許権を取得可能な主題であるとみなしている。
【0014】
以下では、本明細書において用いることができる用語が第4.1項において定義される。次に、本発明が動作することができる環境、又は本発明が動作時に並存することができる環境が第4.2項において説明される。本発明の典型的実施形態が第4.3項において説明される。本発明の典型的実施形態における動作例が第4.4項に示される。最後に、本発明に関する幾つかの結論が第4.5項に示される。
【0015】
4.1 定義
オンライン広告は、様々な固有の機能を有することができる。これらの機能は、アプリケーション及び/又は広告主によって指定することができる。これらの機能は、以下では「広告機能」と呼ばれる。例えば、テキスト広告の場合は、広告機能は、タイトル行、広告用のテキスト、及び埋め込まれたリンクを含むことができる。画像広告の場合は、広告機能は、画像、実行可能コード、及び埋め込まれたリンクを含むことができる。広告機能は、オンライン広告の種類に依存して、テキスト、リンク、音声ファイル、映像ファイル、画像ファイル、実行可能コード、埋め込み情報、等のうちの1つ以上を含むことができる。
【0016】
オンライン広告を提供時には、1つ以上のパラメータを用いて該広告の提供方法、提供日時、及び/又は提供場所を記述することができる。これらのパラメータは、以下では「広告提供パラメータ」と呼ばれる。広告提供パラメータは、例えば、広告が提供された又は広告とともに提供されたドキュメントの特長(該ドキュメント上の情報を含む)、前記広告の提供と関連された検索問い合わせ又は検索結果、ユーザーの特徴(地理上の所在場所、ユーザーが使用した言語、使用されたブラウザの種類、それ以前におけるページ閲覧、それ以前の行動、ユーザーアカウント、システムによって用いられるウェブクッキー、ユーザーデバイスの特性、等)、要求を開始させたホストサイト又はアフィリエイトサイト(America Online、Google、Yahoo、等)、前記広告が提供されたページ上における前記広告の絶対位置、提供されたその他の広告との関係における前記広告の位置(空間的位置又は時間的位置)、前記広告の絶対的大きさ、その他の広告と比較した場合における前記広告の相対的大きさ、広告の色、提供されたその他の広告数、提供されたその他の広告の種類、提供時刻、提供曜日、提供日、等のうちの1つ以上を含むことができる。当然のことであるが、本発明の適用範囲内において使用できるその他の広告提供パラメータも存在する。
【0017】
広告提供パラメータは、広告機能にとって本質的なものではないが、広告提供条件又は制限事項として広告と関連させることができる。前記広告提供パラメータは、広告提供条件又は制限事項として使用時には、単に「広告提供制限事項」(又は「ターゲット特定基準」)と呼ばれる。例えば、幾つかのシステムにおいては、広告主は、平日のみに提供する、ある一定の位置よりも低くしない、ある一定の所在場所のユーザーのみに提供する、等の条件を指定することによって広告を提供するターゲットを特定することができる。他の例として、幾つかのシステムにおいては、広告主は、ページ問い合わせ又は検索問い合わせがある一定のキーワード又はフレーズを含む場合のみに広告が提供されるように指定することができる。さらに他のとして、幾つかのシステムにおいては、広告主は、提供対象ドキュメントがある一定の話題又は概念を含む場合のみに、又は1つの又は複数の特定のクラスタの下に入るか若しくはその他の1つの又は複数の分類の下に入る場合のみに、自己の広告が提供されるように指定することができる。さらに、幾つかのシステムにおいては、広告主は、一定の特徴を有するユーザーデバイスのみに広告を提供するように(又は提供しないように)指定することができる。
【0018】
「広告情報」は、広告機能、広告提供制限事項、広告機能又は広告提供制限事項から導き出すことが可能な情報(「広告派生情報」と呼ばれる)、及び/又は広告に関連する情報(「広告関連情報」と呼ばれる)、さらには前記情報の敷衍情報(広告関連情報から導き出される情報、等)のあらゆる組合せを含むことができる。
【0019】
広告の選択数(例えばクリックスルー数)とインプレッション数(すなわち、広告が提供される回数)の比率は、前記広告の「選択率」(又は「クリックスルー率」)であると定義される。
【0020】
「コンバージョン」は、ユーザーが以前に提供された広告に関連するトランザクションを完遂させた時点で発生したと言われる。コンバージョンを構成する要素は、各々の事例ごとに異なり、様々な方法で決定することができる。例えば、ユーザーが広告をクリックし、広告主のウェブページにジャンプされ、前記ウェブページを去る前に購入を完遂させたときにコンバージョンが発生する。代替として、コンバージョンとは、広告を見せられたユーザーが予め決められた期間(例えば7日)内に前記広告の広告主のウェブページ上において購入を行うことであると定義することができる。さらに他の代替においては、コンバージョンとは、測定可能な/観察可能なユーザーの行動、例えば、ホワイトペーパーのダウンロード、ウェブサイトの少なくともある所定の深さまでナビゲートする、少なくともある一定数のウェブページを閲覧する、少なくとも予め決められた長さの時間をウェブサイト上又はウェブページ上で費やす、等、であると広告主は定義することができる。ユーザーの行動が購入完遂行動ではない場合でも、前記ユーザーが成約見込み者になり得ることがしばしばあるが、コンバージョンを構成するユーザーの行動は、この定義に限定されるわけではない。実際、コンバージョンの構成要素に関してはその他の数多くの定義が可能である。
【0021】
広告のコンバージョン数とインプレッション数(すなわち、広告が提供される回数)の比は、「コンバージョンレート」と呼ばれる。例えば、コンバージョンは、ある広告が提供されて以降の予め決められた時間内に発生することができると定義した場合は、コンバージョンレートに関して可能な1つの定義として、過去に予め決められた時間以上にわたって提供されている広告しか考慮することができないと定義することもできる。
【0022】
「ドキュメント」は、機械によって読み取り可能でありさらに機械によって格納可能なあらゆる作業成果物を含むと広義に解釈すべきである。ドキュメントは、ファイル、ファイルの組合せ、その他のファイルへのリンクが埋め込まれた1つ以上のファイル、等である。これらのファイルは、テキスト、音声、画像、映像、等のあらゆる種類のファイルであることができる。1つのドキュメントのうちでエンドユーザーに提供される部分は、前記ドキュメントの「コンテンツ」であると考えることができる。ドキュメントは、コンテンツ(単語、写真、等)及びそのコンテンツの意味の表示(電子メールフィールドとその関連データ、HTMLタグとその関連データ、等)の両方を含む「構造化データ」を含むことができる。ドキュメント内における広告スポットは、埋め込まれた情報又は命令によって定義することができる。インターネットに関しては、共通のドキュメントはウェブページである。ウェブページは、コンテンツを含むことがしばしばあり、埋め込まれた情報(メタ情報、ハイパーリンク、等)及び/又は埋め込まれた命令(Java(登録商標)Script、等)を含むことができる。多くの場合においては、ドキュメントはアドレス指定可能な記憶場所を有しており、このため、このアドレス指定可能記憶場所によって一意で識別することができる。ユニバーサルリソースロケーター(URL)は、インターネット上の情報にアクセスするために用いられるアドレスである。
【0023】
「ドキュメント情報」は、ドキュメントに含まれているすべての情報、ドキュメントに含まれている情報から導き出すことができる情報(ドキュメント派生情報)と呼ばれる)、及び/又はドキュメントに関連する情報(「ドキュメント関連情報」と呼ばれる)、及び前記情報の敷衍情報(関連情報から導き出される情報、等)を含む。ドキュメント派生情報の一例は、ドキュメントのテキストコンテンツに基づく分類である。ドキュメント関連情報例は、インスタントドキュメントへのリンクを有するその他のドキュメントからのドキュメント情報、及び、インスタントドキュメントがリンクしているその他のドキュメントからのドキュメント情報、等である。
【0024】
ドキュメントのコンテンツは、「コンテンツ提供アプリケーション又はデバイス」で提供することができる。コンテンツ提供アプリケーション例は、インターネットブラウザ(Explorer、Netscape、Opera、Mozilla、等)と、メディアプレーヤー(MP3プレーヤーと、Realnetworksストリーミング音声ファイルプレーヤー、等)と、ビューワー(Adobe Acrobat pdfリーダー、等)と、を含む。
【0025】
「コンテンツオーナー」は、ドキュメントのコンテンツに対して何らかの所有権を有する人またはエンティティである。コンテンツオーナーは、コンテンツの著者の場合がある。さらに加えて、又はその代替として、コンテンツオーナーは、コンテンツを複製する権利、コンテンツの派生的作品を準備する権利、コンテンツを公開するか又は公に実施する権利、及び/又はその他の人による使用が法律によって禁止されたその他のコンテンツ権を有することができる。コンテンツサーバーは、提供するドキュメントのコンテンツのコンテンツオーナーであることができるが、コンテンツオーナーである必要はない。
【0026】
「ユーザー情報」は、ユーザーの行動に関する情報及び/又はユーザープロフィール情報を含む。
【0027】
「電子メール情報」は、電子メールに含まれているあらゆる情報(「内部電子メール情報」とも呼ばれる)、電子メールに含まれている情報から導き出すことが可能な情報及び/又は電子メールに関連する情報、さらに加えて前記情報の敷衍情報(関連情報から導き出された情報、等)を含む。電子メールから導き出された情報の一例は、電子メールの件名の行から抜粋された言葉によって構成される検索問い合わせに応答して返送された検索結果から抜粋されるかまたはその他の形で導き出された情報である。電子メール情報に関連する情報例は、ある所定の電子メールを送信した送信者と同じ送信者によって送信された1つ以上のその他の電子メールに関する電子メール情報、又は、電子メール受信者に関するユーザー情報を含む。電子メール情報から導き出される情報又は電子メール情報に関連する情報は、「外部電子メール情報」と呼ぶことができる。
【0028】
4.2 本発明が動作することができる環境又は本発明が動作時に並存することができる環境
図1は、本発明を用いることができる典型的環境を示す。図示されている構成要素は、例えばネットワーク又はインターネットワーク(図示されていない)を介して互いに通信することができる。1人以上の広告主110の各々は、潜在的顧客(図示されていない)に提示したい広告を有する。広告ネットワーク140は、前記広告を流布させ、潜在的顧客、例えば、広告消費者150のウェブページを使用する及び閲覧する個人、は、これらの広告を見ることができる。広告主110は、典型的には、直接又は広告ネットワーク140を介して間接的に、広告が潜在的顧客に提供されるようにする機会に関して広告消費者150を補償する。さらに、広告ネットワーク140は、広告の掲載を制御するための追加ソフトウェアを用いて又は用いずに、その他の広告消費者150(例えば、その他のウェブサイトプロバイダ)に広告を販売することができる。この販売は、「シンジケーション」と時々呼ばれる。
【0029】
広告ネットワーク140は、有利なことに、提出された広告を自己のウェブサイト上の又はシンジケーションされた広告消費者のウェブサイト上のページとともに提供できるようになる前に前記提出された広告を審査するための承認システム120を用いることができる。この審査は、一般的には、広告ネットワーク140の従業員又は代理人が各広告を検討して問題の有無を確認する手作業である。前記問題は、不正確な句読点、大文字化、文法、スペル、又はスペースを含む。その他の問題例は、不正確な価格又は禁止されたテキストを含むことができる。さらにその他の例は、不適切なコンテンツと、リストと、誇張表現と、販売促進と、競争上の主張と、不適切な商品と、不適切なサービスと、繰り返しと、を含む。
【0030】
さらに、広告は、広告を提供するのが適切な時点を決定するために用いられる広告提供制限事項(例えば、ターゲット特定キーワード)を含むことができる。例えば、ユーザーがトヨタの車に関してオンライン検索した場合は、ターゲット特定キーワードである「トヨタ」を含むトヨタの広告を検索結果ページ上に掲載することができる。この掲載は、広告ネットワーク140が数多くの異なるユーザーによって見られる様々なページビュー上に数多くの広告を掲載することができる1つの方法である。しかしながら、広告主110によって要求されたターゲット特定キーワードが一般的すぎる場合は、前記広告主の広告は、あまりにも頻繁に提供される可能性がある。このことは、ユーザーの不良な経験、及び金銭化が不良な広告とページ閲覧に至る可能性がある。従って、提出された広告を承認システム120において手作業で審査することは、前記のような「一般的すぎる」ターゲット特定キーワード(又はその他の何らかの広告提供制限事項)を問題として特定することを含めることができ、これらの広告がコンテンツプロバイダ140によって用いられるのを承認しないことができる。
【0031】
本発明と一致する一実施形態においては、広告承認システム120は、少なくとも部分的に自動化され、方針規則を用いる。前記システムはほぼ完全に自動化することが可能であるが、人間(広告引き渡しシステム顧客サービス代表者)が自動化された広告決定を無効にすること(承認すること、承認しないこと、警告すること、等)ができる。
【0032】
広告が承認された時点で、広告提供システム130によって提供するために入手可能にすることができる。承認された広告は、提供されるときには、広告ネットワーク140自体のウェブサイトからのページビューの広告スポット上に掲載されるか、又はその他のコンテンツプロバイダのウェブサイトのページビューの広告スポット上に掲載するためにシンジケーションされる。
【0033】
4.3 典型的実施形態
後述されるように、本発明と一致する様々な実施形態は、(a)方針規則に照らして自動的に広告を検査するのをサポートするシステム、(b)広告主が方針規則を順守する広告を提出し、1つ以上の方針規則を順守しない広告を訂正し、及び/又は前記方針規則の適用免除を要求するのを援助するシステム、及び(c)広告引き渡しシステム顧客サービス代表者が、広告が方針規則を順守するのを確認し、1つ以上の方針規則を順守していない広告を訂正し、広告を承認し又は承認せず、及び/又は免除要求を承認する又は承認しないのを援助するシステムのうちの1つ以上を含むことができる。本発明と一致する幾つかの実施形態は、上記のシステムのうちの1つしか含むことができない。本発明と一致するその他の実施形態は、前記システムのうちの2つを含むことができる。本発明と一致するさらにその他の実施形態は、上記の3つのシステムをすべて含むことができる。本発明と一致し、上記のシステムのうちの2つ又は3つを含む幾つかの実施形態は、上記のシステムのうちの2つ以上によって共有される構成要素を含むことができる。
【0034】
図2は、本発明と一致する形で、広告主セルフサービスユーザーインタフェースを含む自動化された広告方針検査システムによって実行することができる動作、及び生成、使用、及び/又は格納することができる情報を示す泡図である。広告主210は、(新しい又は修正された)広告、及び/又は免除要求を、広告主セルフサービスユーザーインタフェース動作220を介して提出することができる。広告主セルフサービスユーザーインタフェース動作220は、方針情報230(及びおそらく広告情報240)を用いて、(a)提出された広告を承認する、(b)提出された広告を承認しない、(c)(おそらく問題を訂正するためのヒント又は提案が注記された)提出された広告を広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に渡すか又は広告主に戻す、及び/又は(d)免除要求を得ないかぎり(及びおそらく広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に免除要求を渡さないかぎり)広告が承認されないことを広告主に警告するかどうかを決定することができる。広告主セルフサービスユーザーインタフェース動作220は、(a)広告主からの免除要求を広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に渡すこと、及び/又は(b)免除要求に関する決定を広告主に提供することもできる。上記の動作は、広告主セルフサービスユーザーインタフェース動作220自体によって行うことができる。代替として、上記の動作の一部又は全部は、(幾つかの異なるシステムによって共有及び使用することができる)別個の方針自動検査動作250によって行うことができる。
【0035】
方針情報230は、(例えば広告主によって提出された)新しい又は修正された広告、及び/又はアクティブ状態である現在の広告(すなわち、広告引き渡しシステムによる引き渡しに関して以前に承認されている広告)に対して強制的に適用される方針規則を含むことができる。方針情報230は、訂正提案、免除(以下では、一般性を失うことなしに「ホワイトリスト」と呼ばれる)、等を含むことも可能である。方針情報230は、単純な規則を含むことができる。例えば、広告クリエイティブを検査し、スペル、スペース、大文字化、不適切なテキスト、商標違反、等の有無を確認することができる。方針情報230の一部又は全部は、幾つかの異なるシステムによって共有及び使用することができる。
【0036】
広告情報240は、広告引き渡しシステムによる引き渡しのために利用可能な、格納された広告を有するデータベースを関連情報とともに含むことができる。広告情報240は、(例えば、自動化された承認システムによる、又は人間による)承認検査待ち状態の提出された広告が入った承認ビンを含むことも可能である。
【0037】
上記に鑑み、広告主210は、広告を訂正する方法、提出された広告が広告システムの方針規則を順守するように訂正する方法、及び/又は1つ以上の方針の免除を要求する方法に関する提案又はヒントを受け取ることができる。
【0038】
図3は、本発明と一致する広告引き渡しシステム顧客サービス代表者インタフェースを含む自動化された広告方針検査システムによって実行することができる動作、及び/又は生成、使用、及び/又は格納することができる情報を示す泡図である。広告引き渡しシステム顧客サービス代表者310は、(a)広告を検索する、(b)免除要求を検索する、(c)広告承認及び/又は広告不承認を入力及び/又は送信する、及び/又は(d)広告引き渡しシステム顧客サービス代表者ユーザーインタフェース動作320を介して免除承認及び/又は免除不承認を入力及び/又は送信することができる。広告引き渡しシステム顧客サービス代表者ユーザーインタフェース動作320は、方針規則及びその他の関連情報を方針情報340から入手することができる。
【0039】
広告引き渡しシステム顧客サービス代表者310は、アクティブ状態又は提出されたばかりの状態のいずれであるかにかかわらず、広告の状態を検査し、究極的には前記広告が承認可能かどうかについての最終決定を行うことができる。広告引き渡しシステム顧客サービス代表者310は、(a)広告情報330に含められている承認ビン内に格納された広告を検索すること、(b)注釈が付けられた広告をその他のシステム(例えば、図2を参照して上述されている広告主セルフサービスユーザーインタフェース動作220、図4を参照して後述される自動検査動作410、等)から広告を受け取ること、及び/又は(c)免除要求を受け取ることができる。
【0040】
上記の動作は、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者ユーザーインタフェース動作320自体によって行うことができる。代替として、上記の動作の一部又は全部は、(幾つかの異なるシステムによって共有及び使用できる)別個の方針自動検査動作350によって行うことが可能である。
【0041】
図2の方針情報230の場合と同じように、方針情報340は、(例えば広告主によって提出された)新しい又は修正された広告、及び/又はアクティブ状態である現在の広告(すなわち、広告引き渡しシステムによる引き渡しに関して以前に承認されている広告)に対して強制的に適用される方針規則を含むことができる。方針情報340は、訂正提案、免除(以下では、一般性を失うことなしに「ホワイトリスト」と呼ばれる)、等を含むことも可能である。方針情報340は、単純な規則を含むことができる。例えば、広告クリエイティブを検査してスペル、スペース、大文字化、不適切なテキスト、商標違反、等を確認することができる。方針情報340の一部又は全部は、幾つかの異なるシステムによって共有及び使用することができる。
【0042】
図2の方針情報240の場合と同じように、広告情報330は、広告引き渡しシステムによる引き渡しのために利用可能な格納された広告を有するデータベースを関連情報とともに含むことができる。広告情報330は、(例えば、自動化された承認システムによる、又は人間による)承認検査待ち状態の提出された広告が入った承認ビンを含むことも可能である。
【0043】
上記に鑑み、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者310は、広告を検索又は受け取ること、提出された広告が広告システムの方針規則を順守するように訂正すること、広告を承認するか又は承認しないこと、及び/又は1つ以上の方針規則の免除要求を承認するか又は承認しないことが可能である。
【0044】
図4は、本発明と一致する自動化された広告方針検査システムによって実行することができる動作、及び生成、使用、及び/又は格納することができる情報を示す泡図である。自動検査動作410は、(a)広告情報420として含められている承認ビンから広告を検索すること、(b)新しい及び/又は修正された広告を承認すること、(c)新しい及び/又は修正された広告を承認しないこと、(c)(おそらく広告に1つ以上の方針を順守させるようにするためのヒント又は提案が注記された)新しい及び/又は修正された広告を広告主及び/又は広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に渡すこと、及び/又は(d)以前に承認された広告を再検査することができる。自動検査動作410は、広告を検査特許に方針情報430を用いることができる。
【0045】
上記の動作は、自動検査動作410自体によって行うことができる。代替として、上記の動作の一部又は全部は、(幾つかの異なるシステムによって共有及び使用できる)別個の方針自動検査動作440によって行うことが可能である。
【0046】
図2及び3のそれぞれの方針情報230及び340の場合と同じように、方針情報430は、(例えば広告主によって提出された)新しい又は修正された広告、及び/又はアクティブ状態である現在の広告(すなわち、広告引き渡しシステムによる引き渡しに関して以前に承認されている広告)に対して強制的に適用される方針規則を含むことができる。方針情報430は、訂正提案、免除(以下では、一般性を失うことなしに「ホワイトリスト」と呼ばれる)、等を含むことも可能である。方針情報430は、単純な規則を含むことができる。例えば、広告クリエイティブを検査してスペル、スペース、大文字化、不適切なテキスト、商標違反、等を確認することができる。方針情報430の一部又は全部は、幾つかの異なるシステムによって共有及び使用することができる。
【0047】
図2及び3のそれぞれの方針情報240及び330の場合と同じように、広告情報420は、広告引き渡しシステムによる引き渡しのために利用可能な格納された広告を有するデータベースを関連情報とともに含むことができる。広告情報420は、(例えば、自動化された承認システムによる、又は人間による)承認検査待ち状態の提出された広告が入った承認ビンを含むことも可能である。
【0048】
上記に鑑み、自動検査動作410は、新しい広告及び修正された広告による方針の順守を自動的に検査するために用いることができる。自動検査動作410は、以前に承認された広告を新たな方針上の要求事項(例えば、前記広告の承認後に公布された方針上の要求事項)、及び/又は永続的な方針(例えば、広告の修正なしに変化する可能性があるランディングページの検査)に照らして検査するのを可能にする。
【0049】
広告は、本発明と一致する形で様々な時点において検査することが可能である。例えば、(i)広告主が(例えば、広告主セルフサービスユーザーインタフェースを介して)広告グループを提出した時点、(ii)(例えば、自動検査動作を介して)バルクアップロードツールを用いて広告が提出された時点、(iii)広告又は方針の変更が入力された時点、(iv)顧客サービス代表者が(例えば、顧客サービス代表者ユーザーインタフェースを通じて)広告を調査した時点、及び(v)(例えば、永続的な方針妥当性検査システムを介して)広告が実行中の任意の時点のうちの1つ以上の時点が発生したときに広告を検査することができる。
【0050】
4.3.1典型的方法
図5は、本発明と一致する形で広告を自動的に検査するために用いることができる典型的方法500を示す流れ図である。方法500の異なる分枝は、発生する可能性がある異なるイベントに応じて実行することができる。(ブロック505) 1つのイベントは、(例えば広告承認ビンに格納された)広告承認要求の受取りであることができる。このイベントが発生した時点で、方針情報を用いて広告が検査される。(ブロック515)ブロック515において広告を検査後、方法500は、3つの結論のうちの1つに達することができる。(ブロック530)すなわち、広告を承認すること、承認しないこと、又は渡すことができる。広告が承認された場合は、承認されたことが表示され、タイムスタンプを押すか又は後続検査スケジュールを設定することができる。(ブロック555)さらに、広告が承認されたときに分類することができる(家庭にとって安全である、家庭にとって安全でない、ポルノである、等)。(ブロック560)広告が渡される場合は、いずれの方針規則が違反されている可能性があるかに関するヒントを提供する注釈が付けられ、さらなる検査のために広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に転送される。(ブロック550)最後に、広告が承認されない場合は、(例えば電子メールを通じて)広告主及び/又は広告代表者に前記不承認を知らせることができ、さらに前記不承認の理由を知らせることも可能である。(ブロック535)広告がアクティブ状態である場合は使用不能にすることができる。(ブロック540)前記広告は、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者がのちに検査するために広告データベース内の承認ビンに転送することができる。(ブロック545)
再度イベントブロック505に関して、アクティブな広告を再確認する時点である場合は、永続的方針が検査される(例えばランディングページの精査)。(ブロック510) ブロック510においてアクティブな広告を検査後は、方法500は、2つの結論のうちの1つに達することができる。(ブロック520)すなわち、広告を承認すること又は承認しないことができる。広告が承認された場合は、承認されたことが表示され、タイムスタンプを押すか又は後続検査スケジュールを設定することができる。(ブロック525)広告が承認されない場合は、方法500は、(既述の)ブロック535に進むことができる。
【0051】
再度ブロック555及び525に関して、広告が承認されたことを表示時に、タイムスタンプを押すか又は後続検査スケジュールを設定することができる。前記後続検査は、既存の及び新たな方針規則を再確認し(それによって一致しているのを確認すること)、及び/又は永続的方針を強制的に適用することができる。広告にタイムスタンプを押すことによって、その他の承認システムは、前記広告が最後に精査されて承認された時点(及びおそらく承認者)を知る。
【0052】
再度ブロック515に関して、広告は、(様々な動作によって用いることができる)自動方針検査動作を用いて広告システムの方針規則に照らして検査することができる。
【0053】
再度ブロック535に関して、広告が承認されない場合は、方法500は、例えば電子メールを通じて、広告主及び/又は広告顧客代表者に前記不承認を通知することができる。前記電子メールは、違反の数と種類を説明すること及び順守提案を示すことができる。
【0054】
再度ブロック540に関して、広告がアクティブ状態である場合は、前記広告が使用不能にされる前に広告システムの方針規則を順守するように前記広告を修正するための猶予期間を広告主に与えることができる。
【0055】
再度ブロック510に関して、検査すべき1つの重要な永続的方針は、広告のランディングページ(行先ページ)である。広告ランディングページに関する2つの典型的要求事項は、(1)これらのランディングページがポップアップ広告を用いないこと及び(2)これらのランディングページがブラウザの「戻る」ボタンの機能を保持することである。この検査は、行先ページのこれらの及びその他の数多くの性質を発見するように設計されたサーバーを用いて実行することができる。これらの行先ページの性質は、広告システムの方針規則、例えば直前に上述された2つの規則のうちのいずれかに違反しているかどうかを発見するために用いることができる。この型の永続的方針妥当性検査は、広告システムが広告主の広告ランディングページ及び広告変更をモニタリングできるようにするために方法500によって実行される。
【0056】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、自動検査方法500は、広告を承認する又は承認しないと分類することに関して特別に控え目であり、人間を用いて行動を確認する機会として広告を渡してシステムが調整を必要とする箇所に関するフィードバックを得ることがしばしばできる。
【0057】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、自動検査方法500の決定に対してさらなる影響を与えるために各広告主に関する信用点数を用いることができる。例えば、広告主は、広告システムによって追跡し、過去の広告の成績及び承認に基づいて信用点数を付けることができる。前記実施形態においては、自動検査方法500は、信用される広告主が自動的に承認されないのを回避すること、及び/又は信用点数が低い広告主が自動的に承認されるのを回避することを選択することができる。
【0058】
図6は、本発明と一致する形で広告承認に関する広告主セルフサービスユーザーインタフェースを提供するために用いることができる典型的方法600を示す流れ図である。方法600の分枝は、異なるイベントの発生に応じて実行することができる。(ブロック605)新しい広告又は修正された広告のいずれか、又は免除要求が広告主から受け取られる。提出された広告は、新しい広告であるか又は修正された広告であるにかかわらず、方針情報を用いて検査される。(ブロック610) ブロック610において広告を検査後は、方法600は、4つの結論、承認する、承認しない、警告する、又は渡すのうちの1つに達することができる。方法600は、達した結論に依存して異なる行為を行う。(ブロック615)
広告が承認された場合は、承認されたことを表示することができる。さらに、前記広告は、タイプスタンプを押すか又は後続スケジュールを設定することができる。(ブロック620)
広告が渡される場合は、いずれの規則に違反している可能性があるかに関するヒントを提供する注釈が付けられ、手作業による検査のために広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に転送される。(ブロック630)
結論が警告である場合は、広告主から免除を要求することができる。(ブロック635)
最後に、広告が承認されない場合は、広告主及び/又は広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に前記不承認を知らせることができる。さらに、広告がアクティブ状態である場合は使用不能にすることができる。(ブロック645)代替として、広告は、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者及び/又は自動検査動作による検査のために(広告データベース内の)承認ビンに転送することができる。(ブロック650)
再度ブロック605に関して、(例えばブロック635において行われた要求に応じた)免除が受け取られた場合は、広告は、検査のために広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に転送することができる。(ブロック625)
再度ブロック620に関して、広告が承認されたことを表示時に、タイムスタンプを押すか又は後続検査スケジュールを設定することも可能である。前記後続検査は、既存の及び新たな方針規則を再確認し(それによって一致しているのを確認すること)、及び/又は永続的方針を強制的に適用することができる。広告にタイムスタンプを押すことによって、その他の承認システムは、前記広告が最後に精査されて承認された時点(及びおそらく承認者)を知る。
【0059】
再度ブロック635に関して、方法600によって警告が出されたときには、方法600は、免除要求を行うように広告主にプロンプトし、広告の違反の数及び種類を示す。広告主は、免除要求を提出することができ、前記免除要求は、審査のために広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に転送される。(例えば、判断ブロック605及びブロック625を思い出すこと。)
再度ブロック610に関して、広告主によって提出された広告は、広告システムの方針情報を用いて検査される。広告主によって提出された広告に関して違反が存在する場合は、前記違反の数及び種類が決定される。代替実施形態においては、広告は、(様々な動作によって用いることができる)自動方針検査動作を用いて検査することができる。
【0060】
図7は、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者が本発明と一致する形で手作業で広告を処理すること及び手作業で免除要求を処理することを援助するために用いることができる典型的方法700を示す流れ図である。方法700の様々な分枝は、様々なイベントの発生に応じて実行することができる。(ブロック705)。方法700は、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者による要求に応じて(図示されていない)広告データベース内の広告を精査することができる。従って、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者は、以前に自動検査動作によって検査された広告を精査すること、以前に広告主セルフサービスユーザーインタフェース動作によって精査された広告を精査すること、又はいずれかの承認システムによってまったく検討されていない広告を精査することができる。
【0061】
再度イベントブロック705に関して、広告情報が受け取られた場合は、方法700は、手作業による審査及び承認のために単に前記情報を広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に転送する。(ブロック710)広告引き渡しシステム顧客サービス代表者によって広告が審査された時点で、受け入れること又は拒否することができる。イベントブロック705に関して、広告情報が承認されない場合は、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者は、前記不承認を広告主に知らせることができる。(ブロック730)この連絡は、知らせは、不承認に関する詳細情報、例えば、理由、違反、違反の数と種類、等を含むことができる。さらに、方法700は、提出された又は修正された広告を拒否することができ、前記広告がアクティブ状態である場合は、方法700は前記広告を使用不能にすることができる。(ブロック735)再度イベントブロック705に関して、広告情報が承認された場合は、承認されたことを表示することができる。(ブロック740)前記広告は、タイムスタンプを押すこと又は後続検査スケジュールを設定することもできる。さらに、前記広告は、広告引き渡しシステムによって提供するために広告データベースに転送することができる。(ブロック745)
(広告主によって提出された)免除要求情報が(広告主ユーザーインタフェースを通じて)受け取られた場合は、方法700は、単に前記免除要求を広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に転送することができる。(ブロック715)免除が広告引き渡しシステム顧客サービス代表者によって審査された時点で、前記免除要求を受け入れるか又は拒否することができる。イベントブロック705に関して、前記免除要求が受け入れられた場合は、前記免除要求に関する違反がホワイトリストに記載される。(ブロック720)(ホワイトリストについては後述される。)他方、前記免除要求が拒否された場合は、免除の拒否を広告主に知らせることができる。(ブロック725)
4.3.2 方針情報に関する典型的データ構造
図8は、本発明と一致する形で広告違反を決定するために用いられる方針規則を格納するための典型的データ構造である。典型的データ構造800によると、方針は、大量のデータを含むことができる。このデータ及びその他の関連情報は、データベーステーブル内に格納することができ、データへのアクセス、データの格納、修正、等のためにデータベース動作を用いることができる。図示されるように、各規則に関するデータ構造800は、方針名805、短い説明810、長い説明815、改善提案820、内部リンク825、外部リンク830、方針の型835、検査対象コード840、チェッカー機能データ845、違反に関して収集すべきデータ及びフィリング方法850、各方針ごとの、言葉から独立したホワイトリスト855、及び各方針ごとの、言葉中心のホワイトリスト860のうちの1つ以上を含むことができる。これらのフィールドのうちの各々が以下において説明される。
【0062】
「方針名」フィールド805は、データベース内の方針を参照するための主キーとして用いられる。例えば、方針は、「繰り返された単語がない」という名前を付けることができる。「短い説明」フィールド810は、行われた違反を説明する短い記述である。例えば、短い説明は、広告のテキスト内において単語が繰り返されていることを示す「テキスト−繰り返し: {単語}”にすることが可能である。1つの言葉ごとに1つの説明が存在することに注目すること。「長い説明」フィールド815は、行われた違反を説明する長い記述である。一例として、前記説明は、「あなたの広告では次の単語又は句が不必要に繰り返されています:‘{単語}’。あなたの制限された広告スペースは...です」のようにすることが可能である。「改善提案」フィールド820は、広告を改善して違反を回避する方法を説明する提案事項を含むことができる。一例として、前記提案は、「単語{単語}を繰り返さずに書き直してください」のようにすることができる。上記の説明及び提案は、1つの言葉ごとに1つだけ利用可能であることに注目すること。「内部リンク」フィールド825は、広告システム内の要員、例えば広告引き渡しシステム顧客サービス代表者のみが利用可能な内部リンクを有するデータを含むことができる。広告引き渡しシステム顧客サービス代表者は、違反に関する情報にアクセスするか又はその他の関連情報を入手するためにこれらのリンクを用いることができる。例えば、内部リンクは、方針について説明するエディトリアルにリンクさせることができ、広告代表者は、明確化するために用いることができる。「外部リンク」フィールド830は、広告主が利用可能な外部リンクを有するデータを含むことができる。広告主は、違反に関する情報又はその他の関連情報にアクセスするためにこれらのリンクを用いることができる。例えば、外部リンクは、行われた違反について及び前記違反の回避/是正方法について説明したガイドラインを含む広告システムウェブページにリンクすることができる。「方針の型」フィールド835は、広告を審査するために必要なこと及び前記広告内のどの箇所において必要であるかを指定する。方針は、クリエイティブ等の幾つかの場所に適用することができる。クリエイティブに関して適用される方針は、型“C”(例えば、タイトルに関する特別の規則)(1行目)、本文に関する特別の規則(2乃至3行目)、テキスト広告における可視URL(4行目)」に関する特別の規則として指定することができる。キーワードに対して適用されるその他の方針は、型“K”(固有の性質(汚い単語、等)、広告グループに関するキーワードとクリエイティブの関係、等)として指定することができる。クリエイティブ/判定基準の行先URL(すなわち、ランディングページ)に対して適用される方針は、型“D”(可視URLとの関係、キーワード/クリエイティブテキストとの関係、参照されたページの固有の性質(機能する、戻るボタンをサポートする、ポップアップ/ポップアンダー)として指定し、行先URLを標準ブラウザによって閲覧できる(例えば、特別なソフトのインストールを要求せずに行先URLをブラウザにローディングできる)ようにすることが可能である。行先URLとクリエイティブとの間の関係に対して適用される方針は、型“L”(例えば、関連性)として指定することができる。最後に、広告されている商品に対して適用される方針は、型“P”として指定することができる(これらは、疑わしいキーワードとして反映されることがしばしばある)。「検査対象コード」フィールド840は、何らかの方針、例えば、不良な単語、不良な句読点、等と関連する違反パターンを探す、を実行することがターゲットとして特定される個別化されたコードを含むことができる。さらに、行先URLを検査して前記行先URLが機能するかどうか、ポップアップを有するかどうか、戻るボタンが機能するかどうか、等を確認するコードを有することが可能である。「チェッカー機能に関するデータ」フィールド845は、方針検査機能にパラメータ(不良な単語、商標違反、等)を渡すために用いられる。「違反に関して収集するデータ、及び自動フィリング方法」フィールド850は、何を検討すべきか及び何を検査中であるか、例えばクリエイティブのタイトル又はテキスト、行先URL、等を定義する。「各方針ごとの、言葉とは無関係のホワイトリスト」フィールド855は、基本的には一定の違反を無視することを許容するフィルタであるホワイトリストを含む。フィールド855内のホワイトリストは、使用された言葉とは無関係であるが特定の方針に対して適用可能な特徴及び情報を有する。「各方針ごとの、言葉中心のホワイトリスト」フィールド860は、直前において説明されたフィールド855に類似しており、ホワイトリストが言葉に依存しており、このため各ホワイトリストは1つの言葉だけに適用される点だけが異なる。
【0063】
本発明と一致する少なくとも1つの実施形態においては、承認されない理由は、適切なスペースが必要、誇張表現、繰り返し、文法、ポップアップ、アフィリエイト状態の特定、スペル、URLが機能しない、リストを導入しなければならずさらに句読点を含まなければならない、販売促進のための言葉、キーワードが商標、ランディングページが1、2回クリックされるまでにオファーが反映されない、大文字化、表示URLが行先ドメイン内にない、コンテンツが受入不能、句読点、繰り返しが続く、キーワードがエディトリアルに関するガイドラインを満たしていない、句が受入不能、広告テキストが商標、戻るボタン、タイトルに関する句が受入不能、キーワードが一般的すぎる、コンテンツがキーワードとして受入不能、キーワードが成人向けコンテンツを反映させていない、規定明確化に関する要求、広告テキスト価格がウェブサイトにおいて反映されていない、表示URLフィールド、キーワードの関連性、適切なスペースが必要、広告文字制限違反、リストを導入しなければならずさらに句読点を含まなければならない、表示URLが行先ドメイン内にない、戻るボタン、及びタイトルに関する句が受入不能、のうちの1つ以上を含むことができる。上記の列挙項目から理解できるように、承認しない理由の多くは、広告主セルフサービスフロントエンドにおいて発生する可能性があり、前記広告主セルフサービスフロントエンドにおいて検査することができる。これらの違反の少なくとも一部は、自動的に決定することが可能であり、広告主が自己の広告を準備中にこれらの広告主に対して指摘すべきである。
【0064】
当然のことであるが、異なる方針を格納することが可能であり、さらに異なるデータ構造に方針を格納することができる。
【0065】
4.3.3 典型的方針自動検査方法
図9は、本発明と一致する形での広告承認に関して広告違反を自動的に発見してその結果を要求中のシステムに返送するために用いることができる典型的方法900を示す流れ図である。上述されるように、前記方法は、幾つかの異なる動作、例えば、広告主セルフサービス動作、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者動作、自動検査動作、等において用いることができる。方法900は、要求中のアプリケーションから1つ以上の候補広告を受け入れることができる。(ブロック910) 次に、広告システムの方針規則を用いてこれらの広告による違反の有無が検査される。(ブロック920)違反の有無を検査後は、方法900は、方針違反の組(空の組であることができる)を生成すること及び違反に関するヒントを提供することができる。(ブロック930)前記違反の組は、ホワイトリスト情報を用いてフィルタリングすることができる。(ブロック940)その結果得られた違反の組は、要求中のアプリケーションに戻される。(ブロック950)
再度ブロック920及び930に関して、方法900は、特定の広告に関する方針違反のリスト及び違反テキストを単純に累積することができる(例えば、図8のフィールド810、815及び820を思い出すこと)。
【0066】
再度ブロック940に関して、ホワイトリストは、基本的には、1つ以上の特定の違反を無視することを可能にするフィルタである。違反がホワイトリストにおいて定義される特徴と一致する場合は、広告代表者は、ホワイトリストを用いることによって、広告主からの免除要求を受け入れることができる。前記免除要求が承認された場合は、前記違反は、方針情報におけるホワイトリストとして加えられ、従って、同じ違反を有する同じ広告主からのその他の広告はすべて受け入れられる。さらに、前記違反は、広告主にかかわらず同じ違反を有するあらゆる広告が同様に受け入れられるようにホワイトリストに記載することも可能である。これらのホワイトリストに関する方針規則及び修正は、(例えば、ユーザーID、除去ユーザーID、生成日、等の情報を有するデータベース内のテーブルを用いて)追跡することができる。例えば、ホワイトリストは、ホワイトリストの定義及び変更追跡に関して必要な全情報を含む、方針規則と呼ばれるテーブル内に格納することができる。特定の広告(キャンペーンId、アカウントId、顧客Id、言語)のタプルに関する方針違反の集まりを考慮して、方法900は、いずれのホワイトリスト免除を適用するかを決定する。
【0067】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、方法900は、方針情報データベースに対して問い合わせを行い、一組のホワイトリストを受け取ることができる。各違反は、違反された方針、前記違反がいずれのクリエイティブ又は判定基準に当てはまるか(「エンティティ」と呼ばれる)、違反テキスト(「テキスト」と呼ばれる)、等の情報を含むことができる。方法900は、「テキスト」に一致する違反された方針に関するホワイトリストを見つけ出す。さらに、本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、各ホワイトリストは、違反を承認することができる最大レベルを定義する値“MaxFamilyStatus”を有する。さらに、各ホワイトリストは、前記ホワイトリストがキャンペーンId、顧客Id、及び言語をそれぞれ指定したかどうかを反映させた2進アルファベットに対する3タプル(「規則特定性」と呼ばれる)を有することができる。例えば、“Language=en_US”に関するホワイトリストの特定性は、(0,1,1)であり、“Customer Id=Amazon及びLanguage=en_US”に関するホワイトリストに関する特定性は、(0,1,1)である。ここでは、第2のホワイトリストは言語及び顧客IDの両方(顧客はAmazonであり、使用言語は、英語−米語)によって指定されており、他方第1のホワイトリストは言語(使用言語は英語−米語)のみによって指定されているため、第2のホワイトリストのほうが第1のホワイトリストよりも特定性が高い。キャンペーンIDは特定性が最も高く、顧客IDは次に特定性が高く、言語は特定性が最も低い。
【0068】
テキストと一致する違反された方針に関するホワイトリストが見つかった場合は、方法900は、該当するホワイトリスト(又は適用規則)の各々に関するMaxFamilyStatus値を累積することも可能である。さらに、該当するホワイトリストの各々に関する特定性を累積してソート中およびフィルタリング中に結び付き(tie)を破断できるようにすることができる。その結果、各違反に関するフィルタリングプロセスのこの時点において、該当するホワイトリスト(又は適用規則)の典型的な構造は次のようになる。
【0069】
違反=((方針Id、エンティティ、テキスト)、規則−特定性、Rule−MaxFamilyStatus)
該当するホワイトリストは、各違反に関する最も特定的なホワイトリストを選択することによって減らすことができる。
【0070】
4.3.4 典型的装置
図10は、上述されている動作のうちの1つ以上を実行することができる機械1000のブロック図である。機械1000は、1つ以上のプロセッサ1060と、1つ以上の入力/出力インタフェース装置1030と、1つ以上の記憶装置1050と、結合された素子間における情報伝達を容易にするための1つ以上のシステムバス及び/又はネットワーク1040と、を含む。1つ以上の入力装置1010及び1つ以上の出力装置1020は、1つ以上の入力/出力インタフェース1030と結合させることができる。
【0071】
1つ以上のプロセッサ1060は、本発明の1つ以上の側面を実行するために機械によって実行可能な命令(例えば、カリフォルニア州パロ・アルトに所在するサン・マイクロシステムズ・インクから入手可能なSolarisオペレーティングシステム上で、又はノースカロライナ州ダラムに所在するレッド・ハット・インク、等のいくつかの販売業者から幅広く入手可能なLinux(登録商標)オペレーティングシステム上で動作するC又はC++、等)を実行することができる。これらの機械で実行可能な命令の少なくとも一部は、1つ以上の記憶装置1050に(一時的に又はそれよりも永続的に)格納することができ、及び/又は1つ以上の入力/出力インタフェース装置1030を通じて外部源から受け取ることができる。
【0072】
一実施形態においては、機械1000は、1つ以上の従来のパソコンであることができる。この場合は、処理装置1060は、1つ以上のマイクロプロセッサであることができる。バス1040は、システムバスを含む。記憶装置1050は、読取専用メモリ(ROM)及び/又はランダムアクセスメモリ(RAM)、等のシステムメモリを含む。さらに、記憶装置1050は、ハードディスクからの読み取り及びハードディスクへの書き込みを行うためのハードディスクドライブ、(例えば取り外し可能な)磁気ディスクからの読み取り又は(例えば取り外し可能な)磁気ディスクへの書き込みを行うための磁気ディスクドライブ、取り外し可能な(磁気)光学ディスク、例えばコンパクトディスク、等、又はその他の(磁気)光学媒体からの読み取り又は該光学ディスク又は光学媒体への書き込みを行うための光学ディスクドライブを含む。
【0073】
ユーザーは、例えばキーボード及びポインティング装置(例えばマウス)、等の入力装置1010を通じてコマンド及び情報をパソコンに入力することができる。その他の入力装置、例えば、マイク、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星放送アンテナ、スキャナ、等、も追加で(又は代替として)含むことができる。これらの入力装置及びその他の入力装置は、システムバス1040に結合された適切なインタフェース1030を通じて処理装置1060にしばしば接続される。出力装置1020は、同じく適切なインタフェースを通じてシステムバス1040に接続することができるモニター又はその他の型の表示装置を含む。パソコンは、前記モニターに加えて(又は前記モニターの代わりに)、スピーカー及びプリンタ等のその他の(周辺)出力装置(図示されていない)を含む。
【0074】
上述される様々な動作は、1つ以上の機械1000によって実行することができ、上述される様々な情報は、1つ以上の機械1000に格納することができる。
【0075】
本発明は、Javaで実装することができる。方針違反を見つけ出すことの実装をサポートするためにJavaの継承及び方法オーバーライディングを用いることができる。審査を必要とする新しい承認イベントに関するポーリングを自動的に行いさらにXMLに基づく管理・解析アプリケーションプログラムインタフェースをサポートするのはサーブレットであることができる。作業成果は、データベーステーブルデータ構造内のエントリとして格納することができる。
【0076】
4.3.5 代替策及び改良点
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、ヒント又は注釈は、赤色のテキストによるヒントリスト、可能性のある違反に関する短い説明、「不承認」に関する対話と「キーワード不承認理由」に関する対話のためのチェックボックス、必要に応じた追加情報をプロンプトするための動的GUI、(例えば、「不承認」及び「キーワード不承認理由」の両方に関する対話において)ヒントが与えられた各違反に関するチェックボックスに印を付けるためのjavascript(登録商標)リンク、顧客向け電子メールに関する違反テキスト、等のうちの1つ以上を含むことができる。
【0077】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、広告主セルフサービスフロントエンドに関して適用される少なくとも一部の方針は、「警告」型であることができる。警告は、方針適用除外を要求するように広告主に求めるために用いることができる。例えば、大文字に関する方針が頭字語“SPCA”によって違反されたときには、広告主に警告を伝えることができる。広告主は、前記警告に応じて、「SPCAは、動物虐待防止協会に関する頭字語です」と説明すると思われる。これらの注釈は追跡可能であり、各広告主専用のホワイトリストへの記入を容易にするために用いることができる。
【0078】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、承認されない広告を直ちに使用不能にする(又は使用可能にしない)代わりに、本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態は、前記広告が使用不能にされる前に方針違反を是正するための「猶予期間」を広告主に提供することができる。猶予期間が提供されるかどうかにかかわらず、前記猶予期間の長さは、特定の違反に依存する。
【0079】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、ライブ広告の処理は決定方式にすることができるが、方針順守が最も重要であるとみなされる広告(例えば、最も頻繁にクリックされる広告)に偏向することも可能である。この戦略を用いることで、広告引き渡しシステムは、商標及びユーザーの経験を最良の形で保護することができる。
【0080】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、広告不承認に基づく行動は、少なくともある程度は、広告主自身又は広告主のタイプ(例えば、重要な広告主、信用されている広告主、等)に依存する。例えば、重要な広告主及び/又は信用されている広告主の場合は、不承認メッセージ(電子メール、等)を直接広告主に送る代わりに広告引き渡しシステム顧客サービス代表者に送ることができる。他の例として、重要な広告主及び/又は信用されている広告主には(通常は認められない)一定の方針違反を是正するための猶予期間、又は通常の猶予期間よりも長い期間を認めることができる。
【0081】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、承認判断、及び/又は前記承認の根拠を追跡することができる。広告を自動的に承認できない場合は、前記広告がのちに再調査されないようにするために前記広告の識別子を保存することが可能である。
【0082】
本発明と一致する少なくとも幾つかの実施形態においては、広告システムは、ランディングページを調べるように設計されたサーバーを用いる。このサーバーは、ランディングページのウェブサーバーへの及び前記ウェブサーバーからの要求及び応答の動的な分析を行うことができる。前記分析は、要求/応答の対を検討することによって、ランディングページがポップアップを含むかどうか、ランディングページがブラウザの戻るボタンを使用不能にするかどうか、等の性質を検証することが可能である。前記サーバーは、行先ページのコンテンツの静的分析及び例えば方針によって承認されない素材を含むかどうかを決定するために参照するいずれかのコードの静的分析を行うことも可能である。
【0083】
同じく広告ランディングページに関して、最後にフェッチされたランディングページ全体のコピーを保存するのが有用である。推定によると、承認ビン内の全広告のランディングページをまったくのオフラインで広告顧客代表者に再提示できるように埋め込み画像、スタイルシート、及びジャバスクリプトを格納するために数ギガバイトが要求される。このキャッシュに格納されたデータは、広告顧客代表者及び自動検査承認システムがレーテンシー時間を大幅に短縮することによって広告ランディングページの検査性能を向上させるために用いることができる。
【0084】
広告ランディングページの多くは、幾つかの異なる広告によって再使用される。この冗長性に起因し及び永続的な方針妥当性検査を行うために各広告ランディングページに関する追加情報を格納する必要があることに起因して、共通するランディングページを有する広告はすべて、広告ランディングページIDと関連づけてまとめて検査することができる。システムは、同じランディングページを共有する全広告を単純にまとめて処理することが可能であるため、前記のまとめて検査できることは、より効率的な永続的方針妥当性検査方法としての働きをする。例えば、広告ランディングページID主キー、及び同じページをランディングページとして使用する全広告のリストをデータベーステーブルに備えるようにすることができる。
【0085】
4.4 典型的実施形態における説明のための動作例
自動方針検査動作は、その他の様々な広告承認自動化動作によって用いることができるため、前記動作がどのように動作するかについての簡単な例が以下に示される。
【0086】
広告システムに対して適用可能な以下の4つの方針について検討する。
【0087】
・C1−繰り返しなし
・C2−感嘆符なし
・C3−商標なし
・K1−繰り返しキーワードなし
次に、顧客“Yahoo!”によってクリエイティブテキストとともに提出された以下の新たな広告について検討する。
【0088】
Yahoo! Really in Bora Bora
Great prices, lots of fun!
Scenery, scenery, scenery.
www.yahoo.com/borabora.html
さらに以下の関連するターゲット特定キーワードについて検討する。
【0089】
"Travel scenery"
"bora bora"
上記の広告が提出された時点で、広告システム内の自動方針検査が図9の方法900に従って動作する。この例において方針が最初に適用されることで以下のような違反リストが作成される(ここで、V1,V2,V3,等は違反である)。
【0090】
V1−(C1、クリエイティブ−行1、“Bora Bora”)
V2−(C1、クリエイティブ−行3、“Scenery, scenery, scenery)
V3−(C2、クリエイティブ−行1、“Yahoo!”)
V4−(C2、クリエイティブ−行2、“fun!”)
V5−(C3、クリエイティブ−行1、“Yahoo!”)
V6−(K1、キーワード#2、“bora bora”)
違反1(V1)により、方針違反はC1であり、クリエイティブ内のいずれかの箇所において単語の繰り返しが存在することを意味する。前記繰り返しは、クリエイティブ−行1において発生しており、前記違反はクリエイティブの行1において発生していることを意味する。同様に、引用符付きで提供された最後の情報(“Bora Bora”)は、クリエイティブ内において方針規則に違反するテキストである。違反2(V2)により、この方針違反はC1であり、クリエイティブ内のいずれかの箇所において単語の繰り返しが存在することを意味する。前記繰り返しは、クリエイティブ−行3において発生しており、前記違反はクリエイティブの行3において発生していることを意味する。同様に、引用符付きで提供された最後の情報(“Scenery,scenery,scenery”)は、クリエイティブ内において方針規則に違反するテキストである。違反3(V3)により、この方針違反はC2であり、クリエイティブ内のいずれかの箇所において感嘆符が用いられていることを意味する。前記感嘆符は、クリエイティブ−行1において発生しており、前記違反はクリエイティブの行1において発生していることを意味する。同様に、引用符付きで提供された最後の情報(“Yahoo!”)は、クリエイティブ内において方針規則に違反するテキストである。違反4(V4)により、この方針違反はC2であり、クリエイティブ内のいずれかの箇所において感嘆符が用いられていることを意味する。前記感嘆符は、クリエイティブ−行2において発生しており、前記違反はクリエイティブの行2において発生していることを意味する。同様に、引用符付きで提供された最後の情報(“fun!”)は、クリエイティブ内において方針上の規則に違反するテキストである。違反5(V5)により、この方針違反はC3であり、クリエイティブ内のいずれかの箇所において商標が用いられていることを意味する。前記商標は、クリエイティブ−行1において発生しており、前記違反はクリエイティブの行1において発生していることを意味する。同様に、引用符付きで提供された最後の情報(“Yahoo!”)は、クリエイティブ内において方針規則に違反するテキストである。最後に、違反6(V6)により、この方針違反はK1であり、キーワードとして入力された単語が繰り返されていることを意味する。前記単語の繰り返しは、キーワード#2において発生しており、前記繰り返された単語は第2のキーワードにおいて発生していることを意味する。同様に、引用符付きで提供された最後の情報(“bora bora”)は、方針規則に違反するキーワードとして入力されたテキストである。
【0091】
方針情報が以下のホワイトリストを有すると仮定する。
【0092】
W1−(C1, customer=*, account=*, campaign=*, language=en_US, FamilySafe, "Bora Bora")
W2−(C2, customer=*, account=*, campaign=*, language=en_US, FamilySafe, "Yahoo!")
W3−(C3, customer=yahoo, account=*, campaign=*, language=*, FamilySafe, "Yahoo!")
W4−(C3, customer=google, account=*, campaign=*, language=*, FamilySafe, "Goal! Goal! Goal!")
W5−(C2, customer=yahoo, account=*, campaign=*, language=en_US, FamilySafe, " Yahoo!")
当然のことであるが、上記のホワイトリストは、典型的データ構造を例示したものであるにすぎない。上記ホワイトリストに含まれているパラメータの一部に後続するアステリスクは、これらのパラメータが特定の型又はidとは無関係であることを単に示すだけであるにすぎないことに注目すること。例えば、customer=*は、広告の顧客がGoogle、Yahoo、Amazon、等の誰でも可能であることを意味する。ホワイトリストは、これらのあらゆる者に対して適用される。
【0093】
図9の方法900により、このキャンペーンに関しては、適用可能なホワイトリスト規則の選択を追求することで、W1、W2、W3及びW5が適用可能なホワイトリスト規則であることがわかる。ホワイトリストW4は、テキスト(Goal! Goal! Goal!)がいずれの違反とも一致しないため選択されない。さらに、残りのホワイトリスト規則は、特別性別にソートし、所定の違反に関して最も特定の規則を適用することができる。結果は以下のようになる。
【0094】
V1−W1が一致
V2−なし
V3−W2、W5が一致
V4−なし
V5−W3が一致
上記の結果から、V3が複数の一致W2及びW5を有する唯一の違反であることがわかる。しかしながら、W5は、顧客および言語の両方に関して指定されたためより特定的であり、このためFamilySafeのFamilyStatusが適用される。従って、違反V1、V3、及びV5はFamilySafeとしてホワイトリストに記載されているためフィルタリングによって除去され、違反V2及びV4が唯一の残りの違反になる。これらの結果は、要求を行っている承認システムが利用できるようにすることができる。
【0095】
方針C1及びC2の違反V2及びV4が説明、改善提案、及び外部リンクを有する場合は、以下のヒントを提供することができる。
【0096】
・行3の“Scenery,scenery,scenery”が繰り返しテキストに関する方針違反です。これらの繰り返されている単語を取り除いてください。詳しくはここをクリックしてください。
【0097】
・行2の“fun!”は、誇張表現に関する方針違反です。感嘆符を取り除いてください。詳しくはここをクリックしてください。
【0098】
上例から理解できるように、自動方針検査動作は、数多くの潜在的用途を有する。例えば、自己の広告が広告引き渡しシステムの方針を順守するようにするのを援助するための役立つフィードバックを広告主に対して提供することができる。他の例として、数多くの厄介で誤りが発生しやすい作業が顧客代表者のために自動化される。
【0099】
4.4 結論
上記の開示から理解できるように、本発明と一致する実施形態は、広告主によって提出された広告を厄介でコストと時間がかかり、さらには誤りが発生しやすい手作業で審査してその結果これらの広告を流布又はシンジケーションするのを遅延させるのではなく、広告主によって提出された広告を広告システムの方針に照らして自動的に検査するために用いることができる。承認プロセス及びシステムの方針の強制適用を自動化することによって効率が向上され、その結果広告を承認する上でのターンアラウンド時間が高速になり、究極的にはコストの低減と広告インプレッションの増加に結び付く。前記検査プロセスの一部は自動化されるが、何を承認可能であるかについての究極的な管理は人間に委ねることができ、人間は、システムが動作を向上させるのを援助することができる。自動化された方針検査は、広告の品質をさらに保証し、不適切な又は不正確な広告が流布されるか又はシンジケーションされる機会、又は不適切なランディングページを有する機会を最小限にする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実装される方法であって、
a)オンライン広告提供システムとともに用いるために広告を受け入れることと、
b)前記広告が前記オンライン広告提供システムの1つ以上の方針を順守しているかどうかを自動的に検査することと、
c)前記広告を承認するかどうかを前記自動検査の結果を用いて決定すること、とを具備する、方法。
【請求項2】
d)前記広告を承認することが決定された場合は、前記広告が前記広告提供システムによって提供されるのを許可し、前記広告を承認しないことが決定された場合は、前記広告が前記広告提供システムによって提供されるのを抑止することをさらに具備する請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記広告を承認することが決定された場合は、前記広告に関する後続検査をさらに設定する請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記広告は、ランディングページへのリンクを含み、前記後続検査は、前記ランディングページによる方針の順守を検査する請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記方針は、(A)前記広告ランディングページがポップアップを生成しないことを確実にすること、及び(B)前記広告ランディングページがブラウザ内の「戻る」動作を使用不能にしないことを確実にすることの少なくとも1つを含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記広告を承認することが決定された場合は、前記広告の後続検査を容易にするために前記広告にさらにタイムスタンプを押す請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記広告は、ランディングページへのリンクを含み、前記後続検査は、前記ランディングページによる方針の順守を検査する請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記方針は、(A)前記広告ランディングページがポップアップを生成しないことを確実にすること、及び(B)前記広告ランディングページがブラウザ内の「戻る」動作を使用不能にしないことを確実にすることの少なくとも1つを含む請求項7に記載の方法。
【請求項9】
d)前記広告を承認しないことが決定された場合は、前記広告が1つ以上の違犯された方針を順守するようにするためのヒントを、(A)前記広告と関連する広告主、及び(B)広告提供システム顧客サービス代表者のうちの少なくとも1人に提供することをさらに具備する請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ヒントは、電子メールメッセージで提供される請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記ヒントは、ブラウザにローディングされた動的に生成されるページにおいて提供される請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記自動検査の結果を用いて前記広告を承認するかどうかを決定する前記行為は、
i)前記広告による1つ以上の方針の違反を決定することと、
ii)前記違反の各々に関して、前記違反を免除するかどうかを決定すること、とを含む請求項1に記載の方法。
【請求項13】
違反を免除するかどうかの前記決定は、1つの言葉ごとに適用される1つ以上の違反免除のホワイトリストを用いる請求項12に記載の方法。
【請求項14】
違反を免除するかどうかの前記決定は、1人の広告主ごとに適用される1つ以上の違反免除のホワイトリストを用いる請求項12に記載の方法。
【請求項15】
違反を免除するかどうかの前記決定は、1つの広告キャンペーンごとに適用される1つ以上の違反免除のホワイトリストを用いる請求項12に記載の方法。
【請求項16】
違反を免除するかどうかの前記決定は、1つの広告グループごとに適用される1つ以上の違反免除のホワイトリストを用いる請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記広告は、広告主セルフサービスユーザーインタフェースから受け入れられる請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記広告は、広告引き渡しシステム顧客サービス代表者ユーザーインタフェースから受け入れられる請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記1つ以上の方針の各々は、(A)方針識別子と、(B)方針説明と、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記1つ以上の方針の各々は、(C)前記方針の違反を回避するための提案をさらに含む請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記1つ以上の方針の各々は、(C)前記方針に関するさらなる情報への、広告主によって実行可能なリンクを含む請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記1つ以上の方針の各々は、(C)前記方針に関するさらなる情報への、広告主によってではなく広告引き渡しシステム顧客サービス代表者によって実行可能なリンクをさらに含む請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記1つ以上の方針の各々は、(C)前記方針が違反されているかどうかを決定するために広告を検査するための機械によって実行可能なコードをさらに含む請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記1つ以上の方針の各々は、(D)広告のうちで前記機械によって実行可能なコードによって検査される部分を示すことをさらに含む請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記1つ以上の方針のうちの少なくとも1つは、(A)誇張表現の禁止、(B)繰り返される単語の禁止、(C)繰り返される句の禁止、(D)商標の禁止、(E)下品な言葉の禁止、(F)ポップアップ広告を生成する広告ランディングページの禁止、(G)ブラウザの「戻る」機能を使用不能にする広告ランディングページの禁止、(H)不適切な大文字化、(I)標準的なブラウザを用いて閲覧できないランディングページの禁止、(J)複数の感嘆符の禁止、(K)長すぎるテキストの禁止、(L)可視URLスペルと一致しないランディングページURL、及び(M)偽のデザイン品の禁止、から成る方針グループから選択される請求項1に記載の方法。
【請求項26】
d)前記広告を承認しないことが決定された場合は、i)前記広告が承認されなかった1つ以上の理由を前記広告主に知らせ、ii)猶予期間中に前記広告を前記広告提供システムによって提供するのを許可し、iii)前記猶予期間が経過後に方針違反が依然として存在する場合は前記広告提供システムによる前記広告の前記提供を抑止することをさらに具備する請求項1に記載の方法。
【請求項27】
d)前記広告主は、信用される広告主であるかどうかを決定することと、
e)前記広告主が信用される広告主である場合は、i)前記広告が承認されなかった1つ以上の理由を前記広告主に知らせ、ii)猶予期間中に前記広告を前記広告提供システムによって提供するのを許可し、iii)前記猶予期間が経過後に方針違反が依然として存在する場合は前記広告提供システムによる前記広告の前記提供を抑止することをさらに具備する請求項1に記載の方法。
【請求項28】
a)オンライン広告提供システムとともに用いるために広告を受け入れるための手段と、
b)前記広告が前記オンライン広告提供システムの1つ以上の方針を順守しているかどうかを自動的に検査するための手段と、
c)前記広告を承認するかどうかを前記自動検査の結果を用いて決定するための手段と、を具備する装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−204248(P2011−204248A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−103817(P2011−103817)
【出願日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【分割の表示】特願2007−549562(P2007−549562)の分割
【原出願日】平成17年12月27日(2005.12.27)
【出願人】(502208397)グーグル インコーポレイテッド (161)