説明

広告支援システム、広告支援方法、及びプログラム

【課題】広告の効果をより向上させることができる広告支援システム、広告支援方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】コード情報生成部は、各顧客宛の抽選に関する情報を含むダイレクトメール2に記載されるURL及び顧客番号が符号化された2次元コード5を生成する。ダイレクトメール2に掲載された2次元コード5を復号化することにより得られるURL及び顧客番号に基づいて携帯端末7から送られたアクセス要求を受信すると、個人情報抽出部は、記憶部に記憶された顧客を一意に識別可能な顧客番号と顧客の個人情報とが関連づけられたテーブルを参照して、顧客番号に対応する顧客の個人情報を抽出する。特典情報送信部は、個人情報抽出部によって抽出された個人情報に応じて、抽選の当落結果を携帯端末7に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告媒体に掲載された広告の効果を高めるために利用される広告支援システム、広告支援方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
事業者の広告宣伝活動の一環として、ダイレクトメール(DM)等の広告媒体に広告を掲載して、顧客に配布することが行われている。広告媒体には、顧客の関心を高めるために、抽選や割引クーポン券の配布等の特典に関する情報を掲載したものがある。
【0003】
このようなDMを受け取った顧客は、DMに掲載された情報を用いて、例えば、携帯端末から事業者のサーバにアクセスして、特典を受ける。
【0004】
例えば、アクセスした携帯電話機から配布されたカードに掲載された番号を受信すると、抽選を行い、当選者に賞品を発送するサーバ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、懸賞付きの広告に印刷された2次元コードを携帯端末で撮像するとアクセスできるウェブサイトに、あらかじめ携帯端末に登録された氏名、住所等を送信することにより、懸賞への応募が可能となるシステムが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−342551号公報
【特許文献2】特開2006−185178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に開示されたサーバ装置では、住所、氏名等を、携帯電話機を操作して入力する必要があるため、ユーザが煩わしさを感じることがある。
【0008】
また、特許文献2に開示されたシステムについても、ユーザが氏名、住所等を携帯端末に事前に操作入力により設定しておく必要があるため、ユーザが煩わしさを感じることがあるうえ、これらの情報が携帯端末に設定されていなければ、ユーザは特典を受けることができない。
【0009】
このような煩わしさから、せっかく広告媒体に特典をつけても、その特典が広告効果の向上に結びつかないことがある。
【0010】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、広告の効果をより向上させることができる広告支援システム、広告支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る広告支援システムは、
複数の顧客各々を一意に識別可能な識別情報と、前記各顧客の個人情報とが関連づけられたテーブルを記憶する記憶部と、
前記各顧客宛の特典付きの広告媒体に記載されるコード情報として、前記特典を得るためのアクセス先に関する情報及び前記識別情報が符号化されたコード情報を、前記顧客毎に生成するコード情報生成部と、
前記広告媒体に掲載されたコード情報を読み取って復号化することにより得られる前記アクセス先に関する情報及び前記識別情報に基づいて顧客端末から送られたアクセス要求を、ネットワークを介して受信する受信部と、
前記受信部によって前記アクセス要求を受信すると、前記記憶部に記憶された前記テーブルを参照して、前記アクセス要求に含まれる前記識別情報に対応する前記顧客の個人情報を抽出する個人情報抽出部と、
前記受信部によって前記アクセス要求を受信すると、前記特典に関する情報を前記ネットワークを介して前記顧客端末に送信する特典情報送信部と、
を備える。
【0012】
この場合、前記特典は、
前記アクセス先にアクセスすることを応募条件とする賞品の抽選であり、
前記特典情報送信部は、
前記抽選の当落結果を前記顧客端末に送信する、
こととしてもよい。
【0013】
また、前記特典情報送信部は、
前記受信部によって前記アクセス要求が受信された時点が所定の当選条件を満たす場合は、当選者向けの情報を前記顧客端末に送信し、
前記受信部によって前記アクセス要求が受信された時点が所定の当選条件を満たさない場合は、落選者向けの情報を前記顧客端末に送信する、
こととしてもよい。
【0014】
また、前記特典情報送信部は、
前記特典に関する情報に加え、広告情報を前記顧客端末に送信する、
こととしてもよい。
【0015】
また、前記広告媒体は、
ダイレクトメールである、
こととしてもよい。
【0016】
また、前記広告媒体として、前記コード情報が掲載された電子メールを送信する電子メール送信部をさらに備える、
こととしてもよい。
【0017】
また、前記コード情報は、
2次元コードである、
こととしてもよい。
【0018】
また、本発明の第2の観点に係る広告支援方法は、
複数の顧客各々を一意に識別可能な識別情報と、前記各顧客の個人情報とが関連づけられたテーブルをサーバに記憶する記憶工程と、
前記各顧客宛の特典付きの広告媒体に記載されるコード情報として、前記特典を得るためのアクセス先に関する情報及び前記識別情報が符号化されたコード情報を、サーバが前記顧客毎に生成するコード情報生成工程と、
前記広告媒体に掲載されたコード情報を読み取って復号化することにより得られる前記アクセス先に関する情報及び前記識別情報に基づいて顧客端末から送られたアクセス要求を、サーバがネットワークを介して受信する受信工程と、
前記受信工程において前記アクセス要求を受信すると、前記記憶工程で記憶された前記テーブルを参照して、サーバが前記アクセス要求に含まれる前記識別情報に対応する前記顧客の個人情報を抽出する個人情報抽出工程と、
前記受信工程によって前記アクセス要求を受信すると、サーバが前記特典に関する情報を前記ネットワークを介して前記顧客端末に送信する特典情報送信工程と、
を備える。
【0019】
また、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
複数の顧客各々を一意に識別可能な識別情報と、前記各顧客の個人情報とが関連づけられたテーブルを記憶する記憶部、
前記各顧客宛の特典付きの広告媒体に記載されるコード情報として、前記特典を得るためのアクセス先に関する情報及び前記識別情報が符号化されたコード情報を、前記顧客毎に生成するコード情報生成部、
前記広告媒体に掲載されたコード情報を読み取って復号化することにより得られる前記アクセス先に関する情報及び前記識別情報に基づいて顧客端末から送られたアクセス要求を、ネットワークを介して受信する受信部、
前記受信部によって前記アクセス要求を受信すると、前記記憶部に記憶された前記テーブルを参照して、前記アクセス要求に含まれる前記識別情報に対応する前記顧客の個人情報を抽出する個人情報抽出部、
前記受信部によって前記アクセス要求を受信すると、前記特典に関する情報を前記ネットワークを介して前記顧客端末に送信する特典情報送信部、
として機能させる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、特典付きの広告媒体に掲載された広告を見た顧客は、そこに掲載されたコード情報を顧客端末で撮像するだけで、特典に関する情報を入手することができる。また、顧客端末から送られたアクセス要求に含まれる識別情報から対応する個人情報を抽出することができるので、事業者側でDMに興味を示した顧客を特定することができる。この結果、事業者は、顧客に操作入力の煩わしさを感じさせることなく、広告に興味のある顧客を特定することができる。このため、広告媒体に掲載された広告の効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態に係る広告支援システムの利用態様を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1に示す広告支援システムの構成を示すブロック図である。
【図3】顧客の個人情報を格納するテーブルの一例を示す図である。
【図4】符号化されたURL及び顧客番号の一例を示す図である。
【図5】図1に示す広告支援システムと携帯端末の動作のフローチャートである。
【図6】図1に示す広告支援システムによる2次元コードの生成処理のフローチャートである。
【図7】図1に示す広告支援システムによる抽選の当落結果の送信処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
まず、本実施形態に係る広告支援システム1について説明する。
【0023】
図1に示すように、サーバコンピュータとしての広告支援システム1は、広告が掲載された広告媒体であるDM2を顧客に発送する業者である事業者Aによって管理されている。
【0024】
事業者Aは、クライアントである事業者BからDM2の発送業務を受注し、事業者Bから顧客リスト4の提供を受ける。
【0025】
事業者Aは、その顧客リスト4の情報を広告支援システム1に入力する。広告支援システム1は、入力された情報に基づいて、顧客宛のDM2を作成する。
【0026】
DM2には、事業者Bにより提供される商品、サービス等に関する広告の他に、顧客に与えられる特典としての抽選と、コード情報としての2次元コード5とが掲載されている。抽選は、例えば、当選すると賞品6がもらえるといったものである。この場合、DM2には、「このサイトにアクセスすると抽選で豪華賞品が当たる」といった内容が掲載される。
【0027】
2次元コード5は、例えば、QRコード(登録商標)である。2次元コード5には、広告支援システム1のサイトのURL(Uniform Resource Locator)等が符号化されている。
【0028】
広告支援システム1は、上述のような掲載情報をプリンタ3に出力し、プリンタ3は、この掲載情報をDM2に印刷する。
【0029】
印刷されたDM2は、例えば郵送により各顧客に配布される。
【0030】
DM2を受け取り、その広告内容を見た顧客は、DM2に掲載されている抽選に気がつくと、顧客端末であるカメラ付き携帯端末7により、2次元コード5を撮像する。すると、携帯端末7は、その撮像結果を復号化し、ネットワーク8を介して、復号化されたURLにアクセスする。
【0031】
アクセスがあると、広告支援システム1は、抽選の結果をネットワーク8を介して携帯端末7に送る。
【0032】
事業者Aは、当選者となった顧客に賞品6を発送する。そのために、広告支援システム1は、当選者の氏名、住所等の宛先をプリンタ3に出力する。プリンタ3は、その宛先をラベルに印刷する。
【0033】
事業者Aは、印刷されたラベルを賞品6に貼り付けて当選者に発送する。
【0034】
広告支援システム1についてさらに詳細に説明する。
【0035】
広告支援システム1は、図2に示すように、記憶部11、コード情報生成部12、ネットワークインタフェース部13、個人情報抽出部14、及び特典情報送信部15を備える。
【0036】
なお、広告支援システム1は、CPU及びメモリ(いずれも不図示)を備えるサーバコンピュータである。CPUがメモリに格納されたプログラムを実行することにより、広告支援システム1は、後述の機能を実行する。
【0037】
記憶部11は、複数の顧客各々を一意に識別可能な識別情報としての顧客番号と、各顧客の個人情報とが関連づけられたテーブルを記憶する。
【0038】
テーブルは、図3に示すように、事業者Bから提供された顧客リスト4に基づいて、例えば、顧客の氏名、住所、電話番号、性別、メールアドレス、及び職業を、顧客番号に対応させたものである。
【0039】
コード情報生成部12は、各顧客宛の抽選に関する情報を含むDM2に記載される2次元コード5として、アクセス先に関する情報であるURL及び顧客番号が符号化された2次元コード5を、顧客毎に生成する。
【0040】
符号化されるURL及び顧客番号は、例えば図4に示すように、URLと顧客番号とが連結された構成となっている。
【0041】
ネットワークインタフェース部13は、ネットワーク8の通信インタフェースである。
【0042】
受信部としてのネットワークインタフェース部13は、DM2に掲載された2次元コードコード5を撮像し、復号化することにより得られるURL及び顧客番号に基づいて携帯端末7から送られたアクセス要求を、ネットワーク8を介して受信する。
【0043】
個人情報抽出部14は、ネットワークインタフェース部13によってアクセス要求を受信すると、記憶部11に記憶されたテーブル(図3参照)を参照して、アクセス要求に含まれる顧客番号に対応する顧客の個人情報を抽出する。
【0044】
特典情報送信部15は、ネットワークインタフェース部13によってアクセス要求を受信すると、抽選の当落結果をネットワーク8を介して携帯端末7に送信する。
【0045】
次に、図5を参照して、本実施形態に係る広告支援システム1及び携帯端末7の動作のフローを簡単に説明する。
【0046】
広告支援システム1は、2次元コード5の生成処理をサブルーチンとして実行する(ステップS1)。
【0047】
続いて、広告支援システム1は、生成された2次元コード5、広告、抽選に関する情報、顧客番号に対応する顧客の住所、氏名等をプリンタ3に出力する(ステップS2)。このDM2の宛名欄には、2次元コード5に符号化された顧客番号に対応する顧客の住所、氏名等が印刷される。
【0048】
そして、DM2は、例えば、郵送によって各顧客に配布される。
【0049】
一方、DM2を受け取った顧客は、携帯端末7のカメラでDM2に掲載された2次元コード5を撮像する(ステップS3)。
【0050】
携帯端末7は、2次元コード5を撮像して復号化することにより得られるURL及び顧客番号に基づいて、ネットワーク8を介して、アクセス要求を送信する(ステップS4)。
【0051】
広告支援システム1は、抽選の当落結果の送信処理をサブルーチンとして実行する(ステップS5)。
【0052】
携帯端末7は、広告支援システム1によって送信された抽選の当落結果をディスプレイに表示する(ステップS6)。顧客は、この表示を見ることで当落結果を知ることができる。
【0053】
一方、広告支援システム1は、当選者の氏名、住所等の宛先をプリンタ3に出力する(ステップS7)。プリンタ3は、出力された宛先をラベルに印刷する。
【0054】
印刷されたラベルは、賞品6に貼り付けられ、当選した顧客に発送される。
【0055】
以下、上記ステップS1及びステップS5のサブルーチンの詳細を説明する。
【0056】
まず、図6を参照して、ステップS1の2次元コード5の生成処理のフローを説明する。
【0057】
記憶部11は、事業者Bから取得した顧客リスト4に基づいて、顧客番号と顧客の個人情報とが関連づけられたテーブルを記憶する(ステップS11)。
【0058】
コード情報生成部12は、抽選を受けるためのアクセス先であるURL及び顧客番号が符号化された2次元コード5を生成する。(ステップS12)。
【0059】
ここからは、図7を参照して、ステップS5の抽選の当落結果の送信処理のフローを説明する。この処理は、ネットワークインタフェース部13が上述した携帯端末7によるアクセス要求(ステップS4)をネットワーク8を介して受信するまで実行されない(ステップS41;No)。
【0060】
ネットワークインタフェース部13が、ネットワーク8を介して、携帯端末7からアクセス要求を受信すると(ステップS41;Yes)、個人情報抽出部14は、記憶部11に記憶されたテーブルを参照して、アクセス要求に含まれる顧客番号に対応する顧客の個人情報を抽出する(ステップS42)。
【0061】
特典情報送信部15は、抽選を行い、ネットワーク8を介して、抽選の当落結果を携帯端末7に送信する(ステップS43)。
【0062】
以上説明したように、本発明によれば、抽選に関する情報を含むDM2に掲載された広告を見た顧客は、そこに掲載された2次元コード5を携帯端末7で撮像するだけで、抽選の当落結果を入手することができる。また、携帯端末7から送られたアクセス要求に含まれる顧客番号から対応する個人情報を抽出することができるので、事業者A側でDM2に興味を示した顧客を特定することができる。この結果、事業者Aは、顧客に操作入力の煩わしさを感じさせることなく、広告に興味のある顧客を特定することができる。このため、DM2に掲載された広告の効果をより高めることができる。
【0063】
また、本実施形態によれば顧客に与える特典を、DM2に掲載された2次元コード5によりサイトにアクセスすることを条件として行われる賞品6の抽選とした。この抽選は顧客に面白みを与えるものであり、顧客がサイトにアクセスする意欲を喚起させるものである。
【0064】
また、顧客がアクセスするサイトに広告をさらに掲載しておけば、広告効果をさらに高めることができる。
【0065】
また、本実施形態によれば、広告媒体をDM2とした。このようにすれば、多数の顧客に一斉に広告を送ることができる。
【0066】
なお、広告支援システム1は、広告媒体として、前記コード情報が掲載された電子メールを送信する電子メール送信部をさらに備えることとしてもよい。広告媒体に電子メールを用いることで、広告を速やかに顧客に送信でき、印刷コストを軽減することができる。
【0067】
また、本実施形態によれば、コード情報を2次元コード5としているので、2次元コード5を撮像し、復号化してURLを取得して、そのURLのサイトにアクセスする一般的なカメラ付き携帯端末7の機能を利用することができる。
【0068】
なお、特典は抽選に限らず、懸賞やクーポン券の配布等でもよい。
【0069】
なお、特典情報送信部15は、ネットワークインタフェース部13によってアクセス要求が受信された時点が所定の当選条件を満たす場合は、当選者向けの情報を携帯端末7に送信し、ネットワークインタフェース部13によってアクセス要求が受信された時点が所定の当選条件を満たさない場合は、落選者向けの情報を携帯端末7に送信するようにしてもよい。
【0070】
この場合、所定の当選条件は、アクセス要求が受信された順やアクセス要求が受信された時間帯等に基づくものであってもよい。具体的には、例えば、特典情報送信部15は、所定の日の午後1時以降にアクセス要求のあった先着5名及び午後4時以降にアクセス要求のあった先着5名に対して、当選者向けの情報を携帯端末7に送信し、これら以外のアクセス要求に対しては、落選者向けの情報を携帯端末7に送信するようにしてもよい。こうすることで、比較的簡単に当選者を決定できるうえ、抽選の当落結果が顧客へ迅速に提示される。
【0071】
また、上記実施形態においては、広告媒体としてDM2を用いたが、広告媒体はこれに限られず、カタログ、パンフレット等であってもよい。
【0072】
なお、上記実施形態では、携帯端末7を用いて2次元コード5を撮像する場合について説明したが、2次元コード5の撮像に用いられるのは、カメラを備えるPDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、PHS(Personal Handy-phone System)端末、モバイルパソコン、パーソナルコンピュータ等でもよい。
【0073】
なお、上記実施形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
【0074】
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
【0075】
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
【0076】
なお、本発明は、上記実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態及び図面に変更を加えることができるのはもちろんである。
【符号の説明】
【0077】
1 広告支援システム
2 ダイレクトメール
3 プリンタ
4 顧客リスト
5 2次元コード
6 賞品
7 携帯端末
8 ネットワーク
11 記憶部
12 コード情報生成部
13 ネットワークインタフェース部
14 個人情報抽出部
15 特典情報送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の顧客各々を一意に識別可能な識別情報と、前記各顧客の個人情報とが関連づけられたテーブルを記憶する記憶部と、
前記各顧客宛の特典付きの広告媒体に記載されるコード情報として、前記特典を得るためのアクセス先に関する情報及び前記識別情報が符号化されたコード情報を、前記顧客毎に生成するコード情報生成部と、
前記広告媒体に掲載されたコード情報を読み取って復号化することにより得られる前記アクセス先に関する情報及び前記識別情報に基づいて顧客端末から送られたアクセス要求を、ネットワークを介して受信する受信部と、
前記受信部によって前記アクセス要求を受信すると、前記記憶部に記憶された前記テーブルを参照して、前記アクセス要求に含まれる前記識別情報に対応する前記顧客の個人情報を抽出する個人情報抽出部と、
前記受信部によって前記アクセス要求を受信すると、前記特典に関する情報を前記ネットワークを介して前記顧客端末に送信する特典情報送信部と、
を備える広告支援システム。
【請求項2】
前記特典は、
前記アクセス先にアクセスすることを応募条件とする賞品の抽選であり、
前記特典情報送信部は、
前記抽選の当落結果を前記顧客端末に送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の広告支援システム。
【請求項3】
前記特典情報送信部は、
前記受信部によって前記アクセス要求が受信された時点が所定の当選条件を満たす場合は、当選者向けの情報を前記顧客端末に送信し、
前記受信部によって前記アクセス要求が受信された時点が所定の当選条件を満たさない場合は、落選者向けの情報を前記顧客端末に送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載の広告支援システム。
【請求項4】
前記特典情報送信部は、
前記特典に関する情報に加え、広告情報を前記顧客端末に送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の広告支援システム。
【請求項5】
前記広告媒体は、
ダイレクトメールである、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の広告支援システム。
【請求項6】
前記広告媒体として、前記コード情報が掲載された電子メールを送信する電子メール送信部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の広告支援システム。
【請求項7】
前記コード情報は、
2次元コードである、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の広告支援システム。
【請求項8】
複数の顧客各々を一意に識別可能な識別情報と、前記各顧客の個人情報とが関連づけられたテーブルをサーバに記憶する記憶工程と、
前記各顧客宛の特典付きの広告媒体に記載されるコード情報として、前記特典を得るためのアクセス先に関する情報及び前記識別情報が符号化されたコード情報を、サーバが前記顧客毎に生成するコード情報生成工程と、
前記広告媒体に掲載されたコード情報を読み取って復号化することにより得られる前記アクセス先に関する情報及び前記識別情報に基づいて顧客端末から送られたアクセス要求を、サーバがネットワークを介して受信する受信工程と、
前記受信工程において前記アクセス要求を受信すると、前記記憶工程で記憶された前記テーブルを参照して、サーバが前記アクセス要求に含まれる前記識別情報に対応する前記顧客の個人情報を抽出する個人情報抽出工程と、
前記受信工程によって前記アクセス要求を受信すると、サーバが前記特典に関する情報を前記ネットワークを介して前記顧客端末に送信する特典情報送信工程と、
を備えることを特徴とする広告支援方法。
【請求項9】
コンピュータを、
複数の顧客各々を一意に識別可能な識別情報と、前記各顧客の個人情報とが関連づけられたテーブルを記憶する記憶部、
前記各顧客宛の特典付きの広告媒体に記載されるコード情報として、前記特典を得るためのアクセス先に関する情報及び前記識別情報が符号化されたコード情報を、前記顧客毎に生成するコード情報生成部、
前記広告媒体に掲載されたコード情報を読み取って復号化することにより得られる前記アクセス先に関する情報及び前記識別情報に基づいて顧客端末から送られたアクセス要求を、ネットワークを介して受信する受信部、
前記受信部によって前記アクセス要求を受信すると、前記記憶部に記憶された前記テーブルを参照して、前記アクセス要求に含まれる前記識別情報に対応する前記顧客の個人情報を抽出する個人情報抽出部、
前記受信部によって前記アクセス要求を受信すると、前記特典に関する情報を前記ネットワークを介して前記顧客端末に送信する特典情報送信部、
として機能させるプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−64167(P2012−64167A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−210215(P2010−210215)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(506294875)株式会社ハウインターナショナル (1)
【出願人】(510251729)今心株式会社 (1)
【Fターム(参考)】