説明

広告組版システム、組版サーバ、その制御方法およびプログラム

【課題】 利用者が広告を選択しやすいような広告紙のレイアウト方法を提供する。
【解決手段】 情報処理装置100は、広告掲載条件情報(広告データ800)を広告の配布希望日前まで組版サーバ200に登録する。組版サーバ200は、所定の時刻になると、情報処理装置100によって予め登録された広告データ800を広告データベース400から抽出し、広告データ800の掲載条件に基づいて掲載する広告データを決定する。決定した広告データ800中の住所に基づいて地図に情報を記載し、広告紙に掲載する地図の縮尺を決定して、地図で表示される店舗情報の配置に対応するよう広告をレイアウトする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告効果をより高めるための広告紙を組版するシステムの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、広告主の広告掲載の新たな手法として、飲食・サービス業者が発行するクーポンを利用してもらうために一つにまとめた冊子を発行し、飲食・サービス業者の利用客数の増加や、マーケティングに使用する技術がある。
【0003】
また、特許文献1には、Webサイトに店舗の情報を登録し、ユーザが所望の条件を入力して検索し、条件に合致する店舗が登録されていれば店舗情報とクーポンを取得可能なサービスが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−146952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のように、PCや携帯端末からWebサイトにアクセスし、クーポンを検索する手法では、検索に時間を要する場合があり、店舗情報をすぐに取得したい場合には適さない。また、PCや携帯端末を所持していない者はサービスを享受することが難しい。
【0006】
また、Webサイトの利用ではなく、従来発行されている割引クーポンを一つの冊子にまとめる手法では、携帯するのに不便であり、利用する可能性のある店のクーポンを予め切り取っておかなければならない不便さがある。そもそも、一冊当たりに掲載するクーポンの量が過剰になり、利用者がクーポンを即時に利用したいとき、目的に合った店を探し出すことが困難な場合がある。
【0007】
また、従来のクーポン冊子に掲載されている地図情報では、初めてそのエリアを訪れる利用者が店を見つけ出すことが困難な場合がある。
【0008】
また、従来のクーポンは、一週間、一か月等の単位で有効期限が定められているものが多く、利用者がいつまでも古いクーポンを持っていて、利用するときに有効期限が過ぎてしまう。この場合、広告主は、一週間或いは一か月単位で同じクーポンを入稿することになるため、割引サービスを日替わりで適用させたクーポンを発行することが難しく、一度来店した利用者を、新たなサービスで取り込んでリピーター客にすることが困難な場合がある。
【0009】
本発明の目的は、広告掲載エリアをさらに細分化した地図を掲載し、かつ地図にポイントされる店舗の位置情報と、広告紙にレイアウトする広告の位置とを対応付けて広告紙を組版するシステムを提供することである。
【0010】
さらに、本発明は、上記課題を解決するためのものであり、本発明の目的は、一定の情報量にまとめられた、携帯性に適したレイアウトの広告紙を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、具体的に以下の手段を用いて解決する。
【0012】
即ち、本発明は、広告に掲載する広告データに複数の掲載条件を付加する情報処理装置と前記広告データを記憶管理することが可能なサーバとがネットワークで接続可能な組版システムにおいて、前記情報処理装置は、前記広告に掲載する地図上の位置を特定する情報と掲載する掲載情報とを少なくとも含む広告データを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された、前記広告に掲載する地図上の位置を特定する情報を含む広告データを前記サーバに登録する指示を送信する登録指示手段とを備え、前記サーバは、前記情報処理装置より登録指示された前記広告データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記広告データのうち、予め定められた掲載条件に応じて前記広告データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された広告データに含まれる前記広告に掲載する地図上の位置を特定する位置情報を用いて特定される複数の広告データの位置情報が少なくとも掲載可能な地図の範囲を確定する確定手段と、前記広告データに含まれる前記掲載情報が、前記地図上に掲載される複数の位置情報の位置に対応する配置で前記広告に割り当てるレイアウト手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、広告掲載エリアをさらに細分化した地図を掲載し、かつ地図にポイントされる店舗の位置情報と、広告紙にレイアウトする広告の位置とを対応付けて広告紙を組版するシステムを提供することができる。
【0014】
さらに、本発明によれば、一定の情報量にまとめられた、携帯性に適したレイアウトの広告紙を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本システムのシステム構成の全体の一例を表す図である。
【図2】本システムで用いる情報処理装置100および組版サーバ200のハードウェア構成を示す図の一例である。
【図3】本システムにおける一連の処理を示すフローチャート図である。
【図4A】本システムにおける広告入稿処理を示すフローチャート図である。
【図4B】本システムにおける広告入稿処理を示すフローチャート図である。
【図5】本システムにおける広告組版処理を示すフローチャート図である。
【図6】本システムにおける入稿処理上で情報処理装置100が表示する画面の一例を表す図である。
【図7】本システムにおける入稿処理上で情報処理装置100が表示する画面の一例を表す図である。
【図8】本システムにおける入稿処理で組版サーバ200に登録される広告の属性情報テーブルの一例を表す図である。
【図9A】本システムにおける組版処理の一例を表す図である。
【図9B】本システムにおける組版処理の一例を表す図である。
【図10】本システムにおける広告紙の一例を表す図である。
【図11】本システムにおける組版処理の一例を表す図である。
【図12】本システムにおける組版処理中の広告紙の地図一例を表す図である。
【図13】本システムにおける組版処理中の広告紙の一例を表す図である。
【図14】本システムにおける組版処理中の広告紙の地図一例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図1を用いて、本発明の実施形態のシステム構成の一例を説明する。
【0017】
図1は本実施例における広告組版システムの一例である。
【0018】
広告レイアウトシステム10は、情報処理装置100と組版サーバ200と印刷装置300と広告データベース400とが相互に通信可能なネットワーク500によって接続されている。
【0019】
図1において、情報処理装置100は、広告主(以下、ユーザ)からの広告入稿依頼を受け付ける。
【0020】
組版サーバ200は情報処理装置100から広告主によって入稿された広告の広告データを保存する広告データベース400と接続可能であり、情報処理装置100から広告主によって依頼される広告の広告データを広告データベース400に記憶管理する。
【0021】
組版する際には、出力する地域に該当する飲食・サービス業者の広告を読みこんで、広告紙へのレイアウトを決定する。
【0022】
一定時間入稿を受け付け、所定の時刻になると、組版サーバ200は広告紙のレイアウトを行い、印刷指示を印刷装置300に送信する。
【0023】
印刷装置300は、組版サーバによってレイアウトが決定された広告紙の印刷データを受信し、出力する。印刷装置300は、組版サーバ200と別拠点にあるような構成にしてもよく、本限定例に実施されない。
【0024】
これら情報処理装置100、組版管理サーバ200、印刷装置300、広告DB400は、ネットワーク500を通じて相互に通信可能な環境にあることが望ましい。
【0025】
図2は、情報処理装置100および組版サーバ200のハードウェア構成図である。
【0026】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0027】
ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0028】
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0029】
205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、CRT210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
【0030】
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0031】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN600)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0032】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0033】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
【0034】
以下、図3のフローチャートを用いて、本発明における広告組版システムの一連の処理を説明する。
【0035】
図3は、本発明における広告組版システムの一連の処理を示すフローチャート図である。
【0036】
ステップS301において、情報処理装置100は、入稿する広告の情報を入力する。入稿処理については、後述する図4のフローチャートにおいて詳細に説明する。
【0037】
入稿処理が完了すると、ステップS302において、情報処理装置100は、入稿する広告の広告データを組版サーバ200に送信する。
【0038】
ステップS303において、組版サーバ200は、前記ステップS302において情報処理装置100より送信された広告データを受信し、ステップ304において、広告データベース400の所定の位置に格納する。
【0039】
所定の時間になると、ステップS305において、組版サーバ200は、前述のステップ304において広告データベース400に格納した広告データベースから、広告データを呼び出し、組版処理を実行する。本組版処理については、後述する図6のフローチャートにおいて詳細に説明する。
【0040】
組版処理が完了すると、ステップ306において、組版サーバは印刷データを印刷装置300へ送信し、ステップ307で印刷装置300は印刷データを受信すると、ステップ308において印刷処理を開始させる。
【0041】
本発明における広告組版システムの一連の処理は上記の通りである。
【0042】
以下、図4および図5を用いて、広告主が広告を入稿をする際の手順について説明する。
【0043】
図4は、広告主が情報処理装置100を用いて、広告を入稿する際の手順を示すフローチャート図である。
【0044】
ユーザが情報処理装置100から広告入稿システムにログインすると、入稿処理がスタートする。システムを利用するためには、予めログインIDなどを付与しておく必要がある。
【0045】
まず、ステップS401において、情報処理装置100は、広告紙の配布エリアの中から、今回広告を掲載したい掲載希望エリアを選択する。
【0046】
具体的には、図6の掲載希望エリア選択画面500の“配布指定場所”のプルダウンから選択する。プルダウンメニューには、広告発行者(媒体)によって、「東京駅/八重洲口」「東京駅/丸の内口」「品川駅/高輪口」「品川駅/港南口」といったように駅の出口単位の細かい地域で区分けされた広告配布エリアが定められている。
【0047】
ステップS402において、情報処理装置100は、選択した掲載希望エリアを組版サーバ200に送信する。組版サーバ200は、ステップS403において、掲載希望エリアを受信すると、ステップS404において希望エリアで広告紙を配布する予定の記されたカレンダーを読み込み、ステップS405において配布予定の記されたカレンダーを情報処理装置100に送信する。
【0048】
ステップS406において、情報処理装置100は、配布予定の記されたカレンダーを受信すると、ステップS407において選択画面から配布指定日を選択する。具体的には、図6の“配布日指定”の記されたカレンダーから指定日を選択する。図6の“配布日指定”カレンダーは、配布可能な日を色で区別して表示させる。配布日指定は、1日から可能であり、複数日指定できるような構成にしてもよい。
【0049】
ステップS408において、ステップS407で選択した配布指定日が選択可能であり、ユーザによる「掲載条件選択開始」ボタン504の押下による指示を受け付けると、情報処理装置100は、更に詳細な掲載条件の選択画面を表示させる。
【0050】
ステップS409において、情報処理装置100は、詳細な掲載条件の選択を受け付ける。具体的には、図7の“掲載条件選択”にある、「広告配布時間帯」「配布対象性別・年齢・職業」「配布気象条件」「その他の希望」等の条件をプルダウンメニューからユーザが選択したものを受け付ける。年齢は10代、20代、30代、40代といったように10歳単位で区切るようにしてもよい。職業は、会社員(OL)・主婦・学生といった情報であり、利用客の人員構成で分けるようにしてもよい。
【0051】
全ての掲載条件の選択が終了し、図6の“データ登録開始”ボタンがユーザの指示によって押下されると、ステップS410において、情報処理装置100は、不図示の掲載条件の確認画面を表示し、掲載条件が確認されると、情報処理装置100は、ステップS411において、広告データの入力を受け付けるテンプレートの選択をする。
【0052】
広告データは、組版サーバ200が予め記憶している不図示の既存のテンプレートを使用してもよいし、ユーザのオリジナルテンプレートを使用してもよい。
【0053】
既存のテンプレートを使用する場合、ステップS412において、組版サーバ200はテンプレートの要求を受け付け、情報処理装置100へ送信し、ステップS415において情報処理装置はテンプレートを受信する。自作のテンプレートを使用する場合、情報処理装置100は、ステップS414においてテンプレートの選択を受け付ける。
【0054】
ステップS416において、情報処理装置100は、広告データの入力を受け付ける。具体的には、テンプレートの所定の部分に記載されるテキストの入力を受け付ける。
【0055】
ステップS417において、情報処理装置100は、広告データの所定の位置に画像を添付するかどうかを確認する。添付する画像がある場合は、ステップS418において添付する画像を選択し、画像がない場合は、ステップS419へ進む。
【0056】
ステップS419において、情報処理装置100は、組版サーバ200に登録する広告データの最終確認をする。具体的には、先述のステップS416〜418までに入力した情報を一覧表示させる。修正が必要な場合は、ステップS416に戻る。
【0057】
ステップS420において、情報処理装置100は、別のエリアで再度広告データを登録するか否かの選択を受付け、登録をする場合は、ステップS401に戻って掲載希望エリアの選択を行う。登録をしない場合は、ステップS421に進み、ステップS420で登録要求をした広告データを別の日にも入稿できるように予約登録をするか否かの選択を受け付ける。予約登録をする場合は、ステップS422において不図示の予約登録画面で、入稿の予約登録を行う。予約登録は、毎週金曜日に入稿といったように、ルーティーンワークの要領で行ってもよい。
【0058】
予約登録が完了すると、ステップS423において、情報処理装置100は、入力した掲載条件と予約登録の確認を行う不図示の画面を表示し、ユーザの指示により確認がされると、先述の図3ステップS302において広告データの登録要求を組版サーバ200に送信され、組版サーバ200は、広告データの登録要求を受け付けると、広告データをサーバと接続する広告データベース400の所定の位置に格納し、情報処理装置100は登録完了の通知を受信すると入稿処理は終了する。広告データの記憶管理方法は本件では特に定めないが、先述のステップS401およびS402で選択した掲載希望エリア毎に格納するような構成してもよい。
【0059】
組版サーバ200に登録される広告データは、図8で示すような情報を備えているものとする。
【0060】
図8は、情報処理装置100から、組版サーバ200に登録される広告データのデータを示す図である。
【0061】
広告ID801は、ステップS425で広告データの登録要求を受け付ける際に、ユニークに採番される番号である。
【0062】
広告主名802は、本実施例の組版システムを利用するためにユーザが登録するユーザ情報のうちの広告主の名称を表す。飲食店である場合は、店名が広告主名となる。
【0063】
広告主住所803は、本実施例の組版システムを利用するためにユーザが登録するユーザ情報のうちの広告主店舗の所在地を表す。
【0064】
配布希望エリア804は、ステップS401で配布希望エリア選択画面においてユーザによって選択される広告掲載を希望するエリアを表す。
【0065】
配布指定日805は、ステップS405で配布指定日カレンダーにおいてユーザによって選択される配布指定日である。
【0066】
配布時間帯806は、ステップS409で掲載条件選択画面おいてユーザによって選択される配布希望時間帯である。
【0067】
配布対象性別807は、ステップS409で掲載条件選択画面おいてユーザによって選択される配布対象とする性別である。
【0068】
配布対象年齢808は、ステップS409で掲載条件選択画面おいてユーザによって選択される配布対象とする年齢層である。
【0069】
配布対象職業は809、ステップS409で掲載条件選択画面おいてユーザによって選択される配布対象とする職業である。
【0070】
広告名810は、ステップS416でユーザによって入力される入稿する広告の名称である。
【0071】
広告テキスト811は、ステップS416でユーザによって入力される広告のテキストデータである。
【0072】
添付画像812は、ステップS418で入稿される広告データに添付される画像である。
【0073】
予約登録813は、ステップS422でユーザによって選択される広告入稿の予約登録情報を表す。
【0074】
入稿時刻814は、ステップS423で情報処理装置100が組版サーバ200に広告データを入稿する時刻である。
【0075】
図8で示される広告データは、先述の入稿処理フロー中の掲載条件選択において、条件が選択されない場合には、「NULL」が登録され、後述の組版処理時のレイアウト時には「NULL」の掲載条件は無視される。
【0076】
次に、図5および図10を用いて、広告データを登録した組版サーバ200による広告紙の組版処理について説明する。
【0077】
ステップS501において、組版サーバ200は組版処理を開始する時刻を経過したか否かを判断する。例えば、2009年○月12日に配布を予定する広告紙の組版開始は、同日の午前0時になると開始されるようにタイマー設定されているような構成にしてもよい。
【0078】
組版処理開始時刻を経過すると、ステップS502において、組版サーバ200は、広告データベース400から掲載エリア別に広告データを抽出する。具体的には、「2009年5月12日午前0:00」になると、前日の「2009年○月11日午後11:59」までに入稿され、広告掲載日時に「2009年○月12日」の掲載希望がある広告データの一覧を取得する。
【0079】
ステップS503において、組版サーバ200は、登録されている広告データが広告紙1枚の規定サイズ内で掲載可能な数よりも多いか否かを判断する。登録されている広告データ数が掲載可能数よりも多い場合は、ステップS505において規定のコマ数で収まるように広告データ数を調整し、掲載可能数以下である場合は、ステップS504においてでレイアウト処理を開始する。
【0080】
図10で示す広告紙には、地図を掲載する範囲を除くとA1〜D6と採番されたコマが20ある。本実施例において、掲載可能な広告データ数は表面1枚辺り20コマであることから、登録されている広告データ数が掲載可能数である20よりも多いか少ないかを判断する。尚、コマ数は本実施例に当然限定されるものではなく、本システムを用いて製作される広告紙毎に規定のコマ数をもっているものとする。
【0081】
ステップS505において、組版サーバ200は、掲載可能数よりも過剰な広告データ数を調整するための処理を行う。
【0082】
本実施例においては、特に調整方法については定めないが、例えば、図4A、図4Bで示される情報処理装置100からの広告データ入稿処理を受け付けた時間が早い上位20の広告データを掲載し、上位20以外の広告データは条件を変更するようユーザに依頼する通知を送るようなロジックにしてもよい。本処理については特に限定はしない。
【0083】
ステップS506において、組版サーバ200は、広告掲載欄に空白があるか否かを判定する。空白がある場合は、ステップS511に進む。
【0084】
ステップS511において、組版サーバ200は、情報処理装置100によって登録されている、「コマに空きがある場合に掲載を希望する広告データ」の検索を行う。本実施例において、この条件は、先述のステップS409で選択される掲載条件のうち、図7の掲載条件選択画面の「その他の希望」という項目中にて選択できるように設定しておく。ユーザは、予備登録の手段としてこの条件を選択することが可能である。予備登録データが持つ情報は、図8の広告データで持っている情報とほぼ同様であるが、不図示の「予備登録」ステータスを持つようにしておく。
【0085】
予備登録の手段を設けることにより、ユーザは、「広告は入稿したいが広告・宣伝費の予算が少ないからできるだけ抑えなければならない」等の状況において、空きがあったら広告を出すという補欠の位置づけとしての登録が可能になる。
【0086】
ステップS512において、組版サーバ200は、掲載可能数に対して不足している数分の予備登録データを抽出する。
【0087】
ステップS507において、組版サーバ200は、広告紙に掲載する全ての広告データの住所を特定し、広告紙に掲載する地図に位置情報をポイントする。ステップS508において、広告紙に表示する地図範囲を確定させる。具体的には、広告データベース400にある広告データのうち、図8の803住所のデータを用いて住所を特定する。表示させる地図範囲の確定は後述の図9Aおよび図9Bのフローチャートを用いていて説明する。
【0088】
ステップS508において、組版サーバ200は、前述のステップS507で表示地図の確定した広告紙のコマに広告データを当てはめるレイアウト処理を行う。具体的には、広告紙に掲載される地図上の複数の位置情報と、広告紙のコマの位置が対応し、地図上の位置関係と同様の並びに広告をレイアウトする。
【0089】
本処理については、後述の図11のフローチャートおよび図12のレイアウト方法の一例において詳細に説明する。
【0090】
レイアウト処理が完了すると、ステップS509において、各配布エリアに近接する拠点の印刷装置300へ印刷データを送信する。
【0091】
本レイアウト処理によれば、地図上の店舗位置情報に対応して、広告のレイアウトを行うため、広告の利用者にとって地図上の位置情報から広告を探しやすいレイアウトの広告紙を製作することができる。
【0092】
次に図9A、図9Bを用いて、前記ステップS507の地図表示範囲を確定する処理について説明する。
【0093】
ステップS901において、組版サーバ200は、広告紙に掲載する広告データの住所(図8の803)をもとに、地図中に住所のポイントを特定(マッピング)する。マッピングに関しては、既知の技術を用いて処理をする。例えば、特開2003−271660(日本電信電話株式会社)に代表されるような先行技術を用いて処理をする。本実施例において、その方法については特に限定しない。
【0094】
ステップS902において、組版サーバ200は、ステップS901で特定した住所のポイントが全て掲載されるような範囲で地図の縮尺を変更する。具体的には、ステップS901で特定した全ての住所のポイント(本実施例では、図10の広告紙に掲載可能な20の住所ポイント)が記載されるべく、図14で示すように地図上の座標情報から一番端に存在するポイント4点を選択し、それらの4点が記載される地図の範囲を確定させる。図14では「1」と示すポイントが最西、「2」と示すポイントが最北、「3」と示すポイントが最南、「4」と示すポイントが最東になるため、この4点を少なくとも含む地図の範囲を確定して、広告紙に掲載可能な大きさに縮尺を変更する。この処理によって、本広告紙に掲載すべき最小の地図範囲を確定することができる。
【0095】
地図の掲載範囲が確定すると、組版サーバは地図中にポイントをした位置をもとに、広告データを広告紙に掲載するコマを決定していく。本処理について、図11のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0096】
このフローチャートの処理に従えば、ユーザが前記ステップS401で選択した掲載希望エリアの地図上に、広告データの店舗住所を掲載し、地図上での他店舗との位置関係に応じたコマに、広告をレイアウトすることが可能である。
【0097】
また、別の地図表示範囲確定方法として、図9BのステップS904において、組版サーバ200は、規定の縮尺で全広告データの住所ポイントの表示が可能か否かを判定する。表示が可能であれば、ステップS905において規定の縮尺のまま、表示する地図の範囲を確定し、表示できない住所のポイントが存在する場合は、ステップS906において表示ができない範囲の広告データの掲載カットし、表示可能な近接する別のエリアの広告紙に掲載をする。
【0098】
このフローチャートの処理に従えば、より詳細な地図を表示した、限定されたエリアの店の広告をまとめて表示することが可能である。
【0099】
次に図11および図12を用いて、地図上に表示する住所ポイントにコマ番号を採番し、広告データをコマにレイアウトする処理について説明する。
【0100】
図11は、広告紙の地図上に表示した住所ポイントに採番をする処理を示すフローチャートである。
【0101】
図12は、広告紙の地図上に表示した住所ポイントに採番をする処理工程の一例を示す図である。
【0102】
まず、組版サーバ200は、ステップS1101において、広告紙1枚当たりの広告データ掲載可能なコマ数を特定させる。図10を例にすると、広告紙に掲載可能なコマ数は20コマであるので、20を引数として用いる。
【0103】
次にステップS1102において、組版サーバ200は、広告紙に掲載される地図のX方向を住所ポイントが地図上で左右に10点ずつ分かれるように地図を2つのブロックに分ける。具体的には、図12(a)の各ポイントの座標情報を用いることで、X軸の0の座標からカウントして、座標情報のXの数値が0により近い10点の住所ポイントを選択し、1つのブロックに収まるような縦線xを引く。尚、図12では、採番の工程がわかるように縦線x、横線y、z1〜z4を引いているが、実際に配布される広告紙にはこれらの線は記載されない。
【0104】
次にステップS1103において、組版サーバ200は、広告紙に掲載される地図のY方向を前記ステップS1102において分けた2つのブロックを、更に住所ポイントが上下に5点ずつ分かれるように地図を4つのブロックに分ける。具体的には、各ポイントの座標情報を用いることで、図12(b)のY軸の0の座標からカウントして、座標情報のYの数値が0により近い5点の住所ポイントを選択し、1つのブロックに収まるような横線yを引き、5点の住所ポイントを含むように4つのブロックに分ける。
【0105】
次にステップS1104において、組版サーバ200は、前記ステップS1103で分けた4つのブロックを更に2つに分け、地図全体を8つのブロックに分ける。具体的には、図12(c)に示すように地図にZ1〜Z4の線を引いて、各ブロックに2つ乃至3つの住所ポイントを含むような8つのブロックに分ける。
【0106】
ステップS1104の8分割処理では、広告紙中のコマ配置によって、8分割するブロックに収まる住所ポイントの数が変化する。図10の広告紙のコマを八分割すると、図13で示すように、コマを3つと2つに分けたブロックで8分割することができるため、ステップS1104では、最上段と最下段のブロックには3点の住所ポイントが収まるように、中央二段のブロックには2点の住所ポイントが収まるようなアルゴリズムを用いる。
【0107】
次にステップS1105において、組版サーバ200は、前記ステップS1104で8つに分割したブロックに含まれている住所ポイントから特定される広告データに、広告紙のコマ番号に対応した番号を採番していく。具体的には、図12(d)に示すように、横線yおよびZ1〜Z4で区切られた列を上からA、B、C、Dとし、左から1〜6の番号を採番していく。尚、図10に示す広告紙のレイアウトだと、地図が広告紙の中央に位置しているため、B3、B4、C3、C4のコマが存在しないようになっているが、地図はこの位置に限定されるものではないため、その都度、存在しないコマは変化するような仕組みになる。
【0108】
採番が完了すると、採番した番号に対応する広告紙のコマに広告データをレイアウトしていく。採番した番号と、コマを対応付けることによって、地図上で配置されている位置と、広告紙上に掲載する広告の位置を同様の配列にすることができる。
【0109】
また、本フローチャートにおいて、地図上をブロックとして分ける処理は、地図をステップS1102おいて地図を垂直に分け、次にステップS1103において前記ステップS1102の垂直線と直角になるように分けるような工程にしたが、この順序に限定されるものではない。
【0110】
例えば、ステップS1102において、地図を上下に分断するように2つブロックに分け、その後ステップS1103において、上下に分断したブロックを更に2分割するようなアルゴリズムであってもよい。
【0111】
図10は、図5のフローチャートの処理に従ってレイアウトされた広告紙の一例を示す図である。
【0112】
図10の広告紙表面の中央部には、広告を掲載している店舗の位置情報を示す地図が掲載されている。尚、広告紙中で地図を掲載する位置は必ずしも中央部には限らず、任意の位置でよい。地図の周辺には、広告が掲載される。各広告に採番されている「A1」「A2」といった番号は、広告紙面の地図にポイントされる店舗情報に附与される番号に対応する。掲載される広告の配列は、地図上で示される住所ポイントの並びに従い、地図上での位置関係に応じて配列されている。
【0113】
以上、本発明を利用することによって、一定の情報量にまとめられた広告紙を即日発行し、細分化された地域ごとに店舗情報がまとめられ、更に、掲載される地図上の位置情報に基づいて店舗の広告も配列されるため、利用者が所望の店舗を検索しやすく、
受け取った日に割引を行っている飲食・サービス業者をユーザが選択可能な広告紙を配信するシステムを提供することができる。
【0114】
さらに、本発明を利用することによって、広告紙に掲載する店舗の位置情報をマッピングし、マッピングした地図上の位置と同じ位置関係に広告を配置することで、利用者が地図を見てから広告を探しやすいようなレイアウトの広告紙を配信するシステムを提供することができる。
【0115】
以上の構成により、 本発明によれば、広告掲載エリアをさらに細分化した地図を掲載し、かつ地図にポイントされる店舗の位置情報と、広告紙にレイアウトする広告の位置とを対応付けて広告紙を組版するシステムを提供することができる。
【0116】
さらに、以上の構成により、一定の情報量にまとめられた、携帯性に適したレイアウトの広告紙を提供することができる。
【0117】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良く、本実施例に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0118】
100 情報処理装置
200 組版サーバ
300 広告データベース
400 広告データ
500 ネットワーク接続
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 KB
210 ディスプレイ
211 外部メモリ
600 配布希望エリア選択画面
700 掲載条件選択画面
800 広告データテーブル
1000 広告紙面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告に掲載する広告データに複数の掲載条件を付加する情報処理装置と前記広告データを記憶管理することが可能なサーバとがネットワークで接続可能な組版システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記広告に掲載する地図上の位置を特定する情報と掲載する掲載情報とを少なくとも含む広告データを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された、前記広告に掲載する地図上の位置を特定する情報を含む広告データを前記サーバに登録する指示を送信する登録指示手段とを備え、
前記サーバは、
前記情報処理装置より登録指示された前記広告データを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記広告データのうち、予め定められた掲載条件に応じて前記広告データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された広告データに含まれる前記広告に掲載する地図上の位置を特定する位置情報を用いて特定される複数の広告データの位置情報が少なくとも掲載可能な地図の範囲を確定する確定手段と、
前記広告データに含まれる前記掲載情報が、前記地図上に掲載される複数の位置情報の位置に対応する配置で前記広告に割り当てるレイアウト手段とを備えることを特徴とする組版システム。
【請求項2】
前記レイアウト手段は、前記広告に掲載される地図上の位置情報の位置と同じ位置に対応する前記広告の掲載欄に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の組版システム。
【請求項3】
前記レイアウト手段は、前記広告データに含まれる前記広告に掲載する地図上の位置を特定する位置情報を用いて特定される複数の広告データの位置情報に、当該地図上の位置情報の位置関係に対応する前記広告の掲載欄に予め付与された番号を採番することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の組版システム。
【請求項4】
前記確定手段は、前記前記地図上の位置情報が全て掲載される範囲を確定し、前記広告に掲載可能な縮尺に地図を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組版システム。
【請求項5】
前記情報処理装置の前記生成手段は、前記広告の掲載欄に空きがあるときに掲載を希望することを示す情報を含む予備登録広告データを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の組版システム。
【請求項6】
前記組版サーバは、前記広告に掲載可能な広告データ数を更に記憶管理し、前記抽出手段により抽出された前記広告データの数が、前記広告に掲載可能な広告データ数より少ない場合に、前記予備登録広告データを取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の組版システム。
【請求項7】
前記登録指示手段は、特定の日時に対応する前記広告の掲載だけでなく、一定の周期性を持った規則で前記広告データを登録する指示を前記サーバに送信することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の組版システム。
【請求項8】
前記登録指示手段は、前記情報処理装置によって付加される前記広告データを掲載するための掲載条件に基づいて前記広告データを前記サーバに登録する
指示をすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の組版システム。
【請求項9】
広告に掲載する広告データに複数の掲載条件を付加する情報処理装置と前記広告データを記憶管理することが可能なサーバとがネットワークで接続可能な組版システムの制御方法であって、
前記情報処理装置において、
前記情報処理装置の生成手段が、前記広告に掲載する地図上の位置を特定する情報と掲載する掲載情報とを少なくとも含む広告データを生成する生成ステップと、
前記情報処理装置の登録指示手段が、前記生成ステップによって生成された、前記広告に掲載する地図上の位置を特定する情報を含む広告データを前記サーバに登録する指示を送信する登録指示ステップとを備え、
前記サーバにおいて、
前記サーバの受信手段が、前記情報処理装置より登録指示された前記広告データを受信する受信ステップと、
前記サーバの抽出手段が、前記受信ステップによって受信した前記広告データのうち、予め定められた掲載条件に応じて前記広告データを抽出する抽出ステップと、
前記サーバの確定手段が、前記抽出ステップで抽出された広告データに含まれる前記広告に掲載する地図上の位置を特定する位置情報を用いて特定される複数の広告データの位置情報が少なくとも掲載可能な地図の範囲を確定する確定ステップと、
前記サーバのレイアウト手段が、前記広告データに含まれる前記掲載情報が、前記地図上に掲載される複数の位置情報の位置に対応する配置で前記広告に割り当てるレイアウトステップとを備えることを特徴とする制御方法。
【請求項10】
広告に掲載する広告データに複数の掲載条件を付加する情報処理装置と前記広告データを記憶管理することが可能なサーバとがネットワークで接続可能な組版システムにおいて実行されるプログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記広告に掲載する地図上の位置を特定する情報と掲載する掲載情報とを少なくとも含む広告データを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された、前記広告に掲載する地図上の位置を特定する情報を含む広告データを前記サーバに登録する指示を送信する登録指示手段として機能させ、
前記サーバを、
前記情報処理装置より登録指示された前記広告データを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記広告データのうち、予め定められた掲載条件に応じて前記広告データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された広告データに含まれる前記広告に掲載する地図上の位置を特定する位置情報を用いて特定される複数の広告データの位置情報が少なくとも掲載可能な地図の範囲を確定する確定手段と、
前記広告データに含まれる前記掲載情報が、前記地図上に掲載される複数の位置情報の位置に対応する配置で前記広告に割り当てるレイアウト手段として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項11】
広告に掲載する広告データに複数の掲載条件を付加する情報処理装置と接続可能であり、前記広告の広告データを記憶管理することが可能な組版サーバにおいて、
前記情報処理装置より登録指示された前記広告データを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記広告データのうち、予め定められた掲載条件に応じて前記広告データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された広告データに含まれる前記広告に掲載する地図上の位置を特定する位置情報を用いて特定される複数の広告データの位置情報が少なくとも掲載可能な地図の範囲を確定する確定手段と、
前記広告データに含まれる前記掲載情報が、前記地図上に掲載される複数の位置情報の位置に対応する配置で前記広告に割り当てるレイアウト手段とを備えることを特徴とする組版サーバ。
【請求項12】
広告に掲載する広告データに複数の掲載条件を付加する情報処理装置と接続可能であり、前記広告の広告データを記憶管理することが可能な組版サーバの制御方法であって、
前記受信手段が、前記情報処理装置より登録指示された前記広告データを受信する受信ステップと、
前記抽出手段が、前記受信ステップによって受信した前記広告データのうち、予め定められた掲載条件に応じて前記広告データを抽出する抽出ステップと、
前記確定手段が、前記抽出ステップで抽出された広告データに含まれる前記広告に掲載する地図上の位置を特定する位置情報を用いて特定される複数の広告データの位置情報が少なくとも掲載可能な地図の範囲を確定する確定ステップと、
前記レイアウト手段が、前記広告データに含まれる前記掲載情報が、前記地図上に掲載される複数の位置情報の位置に対応する配置で前記広告に割り当てるレイアウトステップとを備えることを特徴とする組版サーバ。
【請求項13】
広告に掲載する広告データに複数の掲載条件を付加する情報処理装置と接続可能であり、前記広告の広告データを記憶管理することが可能な組版サーバにおいて実行可能なプログラムにおいて、
前記情報処理装置より登録指示された前記広告データを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記広告データのうち、予め定められた掲載条件に応じて前記広告データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された広告データに含まれる前記広告に掲載する地図上の位置を特定する位置情報を用いて特定される複数の広告データの位置情報が少なくとも掲載可能な地図の範囲を確定する確定手段と、
前記広告データに含まれる前記掲載情報が、前記地図上に掲載される複数の位置情報の位置に対応する配置で前記広告に割り当てるレイアウト手段として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−267163(P2010−267163A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−119293(P2009−119293)
【出願日】平成21年5月15日(2009.5.15)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【Fターム(参考)】