説明

床掃除用乾式モップに付着したごみ取り器具

【課題】洋室の床掃除のモップに付着した綿ぼこり等を簡単に取り除く事。
【解決の手段】ケース(14)にナイロンコード(4)を疎に植えつけた円柱(5)を軸支させ、円柱(5)と同じ長さの櫛(9)の歯を上向きに円柱(5)より少し放してケース(14)に取り付ける。モップ(8)をケース(14)の上部の開口部(15)にかぶせ、スイッチペタル(16)を踏みモーター(6)にて円柱(5)を回し、ナイロンコード(4)によりモップ(8)に付着したほこりをかき落とし、モップ(8)を反転させ、他の方のほこりを払うようにした床掃除用乾式モップのごみ取り器具である。
ナイロンコード(4)がほこりをかき落とた後ナイロンコード(4)に少し残ったほこりは、歯が上向きになった櫛の歯を通る時に落とされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はフローリング等の床掃除用モップに付着したごみ取りに関する。
【背景技術】
【0002】
従来はモップに付着したごみは、電気掃除機で吸い取るか屋外で叩き落とす等であった。先願の特許文献とくになし。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
最近の住宅の床はフローリング張りが多いため綿ぼこりが床の上にたまるが、電気掃除機を使うまでもなく掃除用モップで簡単に取り除く事が出来るが、モップに付着した綿ぼこりを取るのに電気掃除機で吸い取るか屋外でモップを叩いてとっていたが、家屋の密集地では不可能であった。
しかしモップから簡単に綿ぼこりを取り除く事が出来れば電気掃除機を使う必要がない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
課題を解決するには、モップに付着した綿ぼこりをこそぎ取るように細いナイロンコードーを植えつけた円柱を、互いに内側に回転するようケースに軸支させ、ケースの上部の開口部にモップを当てると回転するナイロンコードによりモップに付着した綿ぼこりが取り払われる。
【発明の効果】
【0005】
フローリング等の床掃除には、電気掃除機を使うまでもなく床掃除用モップで簡単にほこりを取る事が出来るが、モップに付着した綿ぼこりを取り除く事が困難であったがこの発明によりモップに付着した綿ぼこりをきれいに取りのぞく事が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
ケースに互いに噛み合うよう軸支した歯車に、ナイロンコードを植え付けた歯車の径より小さい円柱を取り付け、ケースの上部の開口部にモップをかざし、モーター等により歯車を回転させ円柱に植え付けたナイロンコードによりモップに付着した綿ぼこりがケース内にはらい落とされる。
【実施例】
【0007】
図1と図2は本発明の請求項1の第一実施例で図1は一部分解の斜視図であり、図2は図1の上部にモップをかざした時の側面図である。
ケース(1)に歯が噛み合うように歯車(2)(3)を軸支させ、1ミリないし2ミリのナイロンコード(4)を植え付けた歯車の径より小さい円柱(5)を各歯車(2)(3)に取り付け、ケース(1)の上部の開口部(7)に、綿ぼこり等のごみの付着したモップ(8)をかざし、歯車(2)を回すと歯車(2)(3)は噛み合っているため歯車(3)は逆回りし、各円柱(5)に植え付けたナイロンコード(4)が内側に回り、モップ(8)の綿ぼこり等がケース(1)の中にはらい落とされケース(1)の底に圧縮される。
円柱(5)と長さが同じ櫛(9)を、歯を上向きに円柱(5)の下方に円柱(5)より少し放してケース(1)に取り付け、ナイロンコード(4)に付着した少しのほこりは、櫛(9)で落とされるため開口部(7)に戻る事がない。
図3は請求項1の第二実施例でケースの上部に蓋を設け、モップを差し込んだ時の側面図である。
ケース(13)には上部に蓋(11)を設け、ピアノ線のモップ受け(12)を取り付け、蓋(11)を開けモップ(8)をモップ受け(12)で受け留め、蓋(11)を閉め円柱(5)を歯車(2)(3)にて回してナイロンコード(4)にて綿ぼこりをケース(13)の底にはらい落とす。
【0008】
図4は請求項2の実施例でケース(14)にナイロンコード(4)を疎に植えつけた円柱(5)をケース(14)に軸支させ、上部の開口部(15)にモップ(8)の一部をかざし、スイッチ付きペタル(16)を踏みモーター(6)にて円柱(5)回し、モップ(8)の片側のほこりを落とし、モップ(8)を反転させ他の方のほこりをかき落とす。
ナイロンコード(4)に少し付いたほこりは、歯を上向きにケース(14)に取り付けた櫛(9)にて取り払われケースの底にたまった綿ぼこりは、ナイロンコード(4)に叩かれ圧縮されるため毎回排出する必要はないが、排出口(10)を開ければ排出できる。
ケース(13)の器具では蓋(11)を閉じればナイロンコード(4)で払い落とされる綿ぼこりが外部に拡散する事がない。
【産業上の利用可能性】
【0009】
過去の住宅では、畳の部屋が多いため畳の目にほこりがつまり、電気掃除機を引き回して吸い取る事が当たり前であったが、最近の住宅ではフローリングの床が多いため、電気掃除機を引き回さなくても床掃除用のモップで簡単にほこりを掃き取る事が出来る。
しかしモップに付着したほこりを取り除くことが困難であった。
この発明ではケースの上部にモップをかざし、モーター等により歯車に取り付けた円柱を回し、円柱に植え付けたナイロンコードによりモップのほこりが掻き落とされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 請求項1の第一実施例の一部分解斜視図
【図2】 請求項1の第一実施例のモップをかざした時の側面図
【図3】 請求項1の第二実施例の上部に開閉する蓋を取り付けた側面図
【図4】 請求項2の一部分解側面図
【符号の説明】
【0011】
1 ケース
2 歯車
3 歯車
4 ナイロンコード
5 円柱
6 モーター
7 開口部
8 モップ
9 櫛
10 排出口
11 蓋
12 モップ受け
13 ケース
14 ケース
15 開口部
16 スイッチ付きペタル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースに歯がかみ合うよう二つの歯車を軸支させ、歯車の径より小さい円柱を各歯車に取り付け、円柱には1ミリないし2ミリのナイロンコードを疎に植えつけ、各円柱の下部に円柱と同じ長さの歯を上向きにした櫛を、円柱より少し放してケースに取り付け、ケースの上部の開口部にモップをかざし、歯車を回転させると歯車に取り付けた円柱のナイロンコードが互いに内側に回り、開口部にかざしたモップに付着した綿ぼこりがケースの底にかき落とされ、ナイロンコードに少し付着したほこりは櫛の歯の間を通り落とされることを特長とする、床掃除用乾式モップに付着したごみ取り器具。
【請求項2】
ケースに1ミリないし2ミリのナイロンコードを疎に植えつけた円柱を軸支させ、円柱の下部に円柱と同じ長さの歯を上向きにした櫛を円柱より少し放してケースに取り付け、ケースの上部の開口部にモップの一部をかざし、円柱を回転させモップの一部に付着した綿ぼこりをかき落とし、モップを反転させ残った方の綿ぼこりをかき落とす事を特長とする請求項1記載の、床掃除用乾式モップに付着したごみ取り器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−98099(P2007−98099A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−322835(P2005−322835)
【出願日】平成17年10月7日(2005.10.7)
【出願人】(591220584)