説明

床暖房用シーズヒーター

【課題】 ステンレスパイプ筒にニクロム線を入れマグネシア粒子で密閉したヒーターパイプを絶縁線で簾状にユニット化して砂利・コンクリー等の蓄熱層を直接暖めるのに適し、コストも安く安全である。
【解決手段】(1)ステンレスパイプ筒にニクロム線を入れマグネシア粒子で密閉したヒーターパイプを(2)簾状にユニット化してパイプとパイプを絶縁電線で防水接続し温度調節器を付けた床暖房用シーズヒーター。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この実用新案は、ステンレスパイプ筒にニクロム線を入れマグネシア粒子で密閉したヒーターパイプを床暖房用に適するために絶縁電線で簾状にユニット化したもので、この簾状ユニットヒーターを蓄熱層に埋設して、このヒーターで直接蓄熱層に熱を蓄え、床を暖めるのに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、深夜電力を利用した電気ヒーター式蓄熱床暖房はあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これは次のような欠点があった。
(イ)電気代が高い。
(ロ)あまり暖かくない。
(ハ)安全面に不安があった。
本考案は、これらの欠点を除くためになされらたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ステンレスパイプ筒(1)にニクロム線(2)を入れ、マグネシア粒子(3)
で密閉したヒーターパイプを簾状にしてパイプとパイプを絶縁電線(5)で接続し(4)温度調節器を付(6)けたものである。
本考案は、以上のような構成よりなる床暖房用シーズヒーターである。
【0005】
【考案の実施の形態】
温度調節器(6)のスイッチを入れると、電気が絶縁電線(5)に伝わり接続部(4)を通してステンレスパイプ(1)に伝わり内部で発熱がおこる。
【0006】
【考案の効果】
本考案は、このような構造であるから1.発熱体のニクロム線をマグネシア粒子で固定することでニクロム線の耐用年数が長くなり、マグネシア粒子を使用する事で熱量を効率よく蓄熱して効率よく伝導熱が得られる。
2.ステンレス又はインコロイ材質のパイプで覆うことにより、蓄熱層の砂利・小石等又は地震などの災害からヒーターが保護される。
3.一定の長さに切断されたヒーターパイプとヒーターパイプを絶縁電線で繋ぐことにより折りたたみが可能になり、そのため床面で場所をとらず、また、簾状にユニット化することにより簡単にヒーターパイプを展開して施工がし易くなり、コストの大幅な低減が図られる。
4.ヒーターパイプと絶縁電線を一体化して防水接続することで、漏電の心配がなく安全ある。
5.砂利・コンクリー等で組成された蓄熱層を直接暖め、温度調節器で温度コントローすることにより合理的な熱量でランニングコストの低減がはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断面図
【図2】本考案の傾視図
【符号の説明】
1 ステンレスパイプ 2 ニクロム線 3 マグネシア粒子
4 絶縁電線 5 接続部 6 温度調節器

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 長さ1.2m位のステンレスパイプ筒にニクロム線を入れマグネシア粒子で密閉したヒーターパイプを簾状にしてパイプとパイプを絶縁電線で接続し温度調節器を付けた床暖房用シーズヒーター。

【図1】
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【図2】
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