説明

店舗情報システム

【課題】可視光通信を用いた店舗情報システムにおいて顧客に対する売場情報の提供を迅速に行う。
【解決手段】LED照明10は、店舗内の各売場を照明するとともに、可視光通信を用いて位置情報を送信する。情報管理サーバ20は、データベースに記憶されている売場情報、顧客情報などを無線で送受信する。端末装置30は、LED照明10から送信された位置情報を可視光受信部31で受信する。端末装置30は、ポイントカード50の顧客識別情報をカード情報取得部40で取得する。情報管理サーバ20は、顧客識別情報に基づいて顧客データベース22から顧客情報を送信する。情報抽出部36は、位置情報、顧客情報などから抽出された最適な売場情報を表示部37に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、百貨店、スーパーマーケットなどの店舗において、顧客に売場情報を提供する可視光通信を用いた店舗情報システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、百貨店やスーパーマーケットなどの店舗において、顧客が使用している端末装置に対して、サーバから無線で商品情報などを送信し、この情報をこの端末装置で表示することが知られている。例えば、特許文献1においては、百貨店やスーパーなどの商品売場で数多く設置されている照明を利用した可視光通信で、顧客に商品情報などを提供する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−174120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明は、可視光通信を用いて、顧客に対する商品情報などを提供する技術である。この技術は、提供する情報を情報管理サーバから個々のLED(Light Emitting Diode)照明にすべて送信するものであるから、情報管理サーバと個々のLEDとを構内のネットワークなどに接続する必要がある。このようなシステムでは、配線工事が必要となり設備投資のための負担が大きいという問題がある。また、LED照明を用いて大量の商品情報を伝送することは、応答時間が長くなるという問題がある。
【0005】
本発明は、前記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、
顧客に対する商品情報などの売場情報の提供を迅速に行うことができ、設備投資などの負担の小さい可視光通信を用いた店舗情報システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の店舗情報システムは、次のような特徴を有する。
(1)複数のLED照明を、店舗内に設けられた複数の売場のそれぞれを照明するように設置する。各LED照明には、各LED照明が設置されたそれぞれの売場に対応する位置情報を記憶した位置情報記憶部と、前記位置情報を可視光で端末装置に送信する可視光送信部を設ける。
(2)情報管理サーバには、複数の売場情報が記憶されている売場データベースと、端末装置との間で前記売場情報を無線通信で送受信するサーバ送受信部を情報管理サーバを設ける。
(3)端末装置には、前記LED照明から可視光通信により送信された位置情報を受信する可視光受信部と、前記情報管理サーバとの間で売場情報を無線通信により送受信する端末送受信部を設ける。
(4)端末装置は、情報管理サーバから無線通信で受信した売場情報が記憶される売場情報記憶部と、前記売場情報から前記位置情報に関連した抽出情報を抽出する情報抽出部と、前記抽出情報を顧客に提示する表示部とを備える。
【0007】
また、次のような構成を有する情報管理サーバや端末装置も、本発明の一態様である。
【0008】
(5)前記情報管理サーバは、複数の顧客情報が記憶されている顧客データベースを有する。前記端末装置は、顧客が使用するカードに記録されている顧客識別情報を取得するカード情報取得部と、取得した前記顧客識別情報を前記情報管理サーバに無線で送信し、前記顧客データベースから前記顧客識別情報に基づいた顧客情報を取得する。前記顧客情報は、顧客情報記憶部に記憶される。前記情報抽出部は前記顧客情報に基づいて抽出する。前記抽出された顧客情報を基に、顧客に対して最適な商品情報その他の最適情報を選択する情報選択部を有する。
【0009】
(6)前記情報管理サーバは、売場で取り扱うタイムセール商品などの臨時情報を記憶する臨時情報データベースを有し、前記端末装置は情報管理サーバから受信した前記臨時情報を記憶する臨時情報記憶部を有する。前記情報抽出部は、この臨時情報を位置情報や時刻などの情報に応じて抽出し、抽出情報として表示する。
【0010】
(7)前記端末装置は、前記位置情報に基づいて顧客が移動した経路である動線情報を記憶する動線情報記憶部を有する。前記動線情報は、前記情報管理サーバに送信され、店内における顧客の経路誘導や購入見込み商品の提示を行う。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、可視光通信は位置情報のみを顧客の携帯する端末に伝送するのみであり、売場情報は無線通信によって顧客情報サーバから端末に送信されるため、可視光通信用のLED照明を構内ネットワークに接続する必要がない。また、本発明では、位置情報のみを可視光で通信するので、可視光通信による情報伝送の少ないシステムの構築ができ、顧客に対して迅速に店舗情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施形態の店舗情報システムを示す側面図である。
【図2】実施形態の店舗情報システムを示す機能ブロック図である。
【図3】実施形態の店舗情報システムの作用を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の一実施形態を図面に従って、具体的に説明する。
【0014】
[実施形態の構成]
図1に示すとおり、本実施形態の店舗情報システム1は次のような基本的な構成を有する。
(1)店舗内の各売場に設けられ、各売場の商品や通路などのスペースを照明すると共に、可視光通信を用いて位置情報を送信するLED照明10。
(2)売場情報などが記憶されているデータベースを有し、情報を無線で送受信する情報管理サーバ20。
(3)店舗内を移動中の顧客が使用する移動体の一例であるカート2に搭載されている端末装置30。
【0015】
図2を用いて、本実施形態の店舗情報システム1の構成を更に詳しく説明する。
店舗内の各売場を照明するように設置されたLED照明10は、各売場の位置情報を記憶した位置情報記憶部11と、LEDの点灯時に位置情報を可視光で端末装置30に送信する可視光送信部12とを有する。
【0016】
位置情報記憶部11に記憶されている位置情報は、可視光が照射される売場の位置を示す情報であり、顧客が存在する位置を特定する情報である。例えば、売場ごとに設定したIDコードなどがこれに相当する。この可視光送信部12は、この位置情報を変調し、この変調信号に基づいて人間が認識できない周波数でLED照明10を高速に点滅することにより、可視光が照明している売場の領域に送信する。
【0017】
情報管理サーバ20は、複数の売場情報が記憶されている売場データベース21と、顧客である情報が記憶されている顧客データベース22と、売場や顧客に関する臨時情報を記憶する臨時情報データベース23を備えている。また、情報管理サーバ20は、前記各データベース21〜23から読み出した情報を、端末装置30との間で送受信するサーバ送受信部24を有する。
【0018】
売場データベース21には、位置情報に対応する売場の商品などの情報が記憶されている。この売場情報は、例えば、各売場で販売している商品とその価格、在庫の有無などの情報、あるいは店舗内における売場の位置、広さ、トイレや非常口の位置などで、商品情報に限るものではない。顧客データベース22には、顧客の個人情報、例えば、年齢、過去の購買情報などの情報が記憶されている。臨時情報データベース23には、例えば、タイムセールスの商品や価格、開始時間などの臨時に発生する情報や顧客の呼び出しなどの情報を記憶する。サーバ送受信部24は、上記の各データベース21〜23に記憶されている情報を端末装置30に送信する。また、サーバ送受信部24は、各データベース21〜23を更新するための情報や、顧客に新たな情報を提供するための基礎になる情報を、端末装置30から受信する。
【0019】
端末装置30は、LED照明10から可視光通信で送信された位置情報を受信する可視光受信部31と、情報管理サーバ20との間で無線通信による情報を送受信する端末送受信部32を備えている。また端末装置30は、サーバ送受信部24と端末送受信部32とを介して、無線通信でダウンロードされる売場情報、顧客情報、及び臨時情報を記憶するための売場情報記憶部33、顧客情報記憶部34、及び臨時情報記憶部35を備えている。更に、端末装置30は、可視光通信により取得した位置情報と、無線通信により受信した前記各記憶部33〜35の情報とに基づいて、顧客に対して必要な情報を抽出する情報抽出部36を有している。
【0020】
前記端末装置30は、前記情報抽出部36で抽出された売場情報を表示する表示部37と、表示された売場情報の中からさらに詳細な情報を表示することを選択する情報選択部38を有する。更に、端末装置30は、可視光受信部31で受信した位置情報に基づいて、顧客が移動した経路を示す動線情報を作成し、これを記憶する動線情報記憶部39を有している。この動線情報は、端末送受信部32とサーバ送受信部24とを介して、情報管理サーバ20に送信され、顧客データベース22の顧客情報を更新する。
【0021】
前記端末装置30は、店舗から顧客に供給されているポイントカードやクレジットカードなどのカード50に記憶されている顧客識別情報を取得するカード情報取得部40を有している、この顧客識別情報は、端末送受信部32を介して情報管理サーバ20に送信される。情報管理サーバ20は、顧客データベース22からこの顧客識別情報に基づいた顧客情報を読み出し、サーバ送受信部24と端末送受信部32とを介して端末装置30の顧客情報記憶部34に送信する。
【0022】
[実施形態の作用]
図3を用いて、本実施形態の作用について説明する。まず、顧客が端末装置30を搭載したカート2を使用して店舗内を買物のために移動する(ステップS100)。
【0023】
顧客のいる位置に対して、LED照明10から可視光による位置情報が送信され、端末装置30が位置情報を取得する(ステップS110)。この位置情報は、端末装置30に設けられた端末送受信部32により無線通信で情報管理サーバ20に送信される。情報管理サーバ20では、この位置情報に基づいて、売場データベース21から該当する売場に関する情報を抽出して読み出す。読み出された売場データは顧客サーバ20の送受信部24から端末装置30に送信され、端末装置30の売場情報記憶部33に記憶される。(ステップS120)。
【0024】
顧客がポイントカードなどのカードを所有している場合、カード50に記憶されている顧客識別情報が端末装置30のカード情報取得部40で取得されていれば(ステップS130:Yes)、端末装置30はそのカード情報(顧客識別情報)を情報管理サーバ20に送信する。情報管理サーバ20では、この顧客識別情報に基づいて顧客データベース22からその顧客の情報を読み出す。読み出された顧客情報は、無線通信により情報管理サーバ20から端末装置30に送信され、端末装置30の顧客情報記憶部34に記憶される。(ステップS140)。
【0025】
顧客情報としては、例えば、性別情報(男、女)、年齢情報(10代、20代など)、頻度情報(毎日、土、日など)、好み情報1(肉、魚、野菜など)、好み情報2(洋食、和食など)、家族情報(単身、2人、親+子供など)などがある。
【0026】
一方、顧客がカード50を持参せず、このカード情報が、端末装置30のカード情報取得部40で取得されていなければ(ステップS130:No)、顧客情報を記憶部34に記憶することなく、次のステップS150に進む。
【0027】
端末装置30から売場情報や顧客のカード情報が無線通信により情報管理サーバ20に送信された場合、情報管理サーバ20においては、これらの情報に関連のある臨時情報の有無について臨時情報データベース23を検索する。そして、臨時情報データベース35に関連する臨時情報があれば(ステップS150:Yes)、その臨時情報をデータベースから読み出して、端末装置30に無線で送信する。端末装置30では、受信した臨時情報をその記憶部35に記憶する(ステップS160)。
【0028】
この場合、臨時情報の抽出としては、例えば、第1の特売情報(位置情報とそれに関連する特売情報)、第2の特売情報(顧客情報に関連する特売情報)、特売情報と顧客情報に基づいた推薦レシピ、顧客情報に基づいた商品の推薦情報などがある。
【0029】
一方、売場情報や顧客情報に関連する適切な臨時情報が、情報管理サーバ20の臨時情報データベース23内になければ(ステップS150:No)、端末装置30に対する臨時情報の無線送信を行うことなく、ステップS170に進む。
【0030】
上記のようにして各記憶部33〜35に売場情報、顧客情報及び臨時情報が記憶された状態において、情報抽出部36ではこれらの各情報を参照することで、顧客に提示する情報の抽出が行われる。この情報の抽出は、例えば、売場における商品の種類と、顧客の性別、タイムセールの有無などを組み合わせることで、顧客に対して適切な商品情報や案内情報を抽出する。
【0031】
このようにして情報抽出部36で抽出された売場情報や案内情報が表示部37に表示され、顧客に提示される(ステップS170)。顧客が表示部37に表示された複数の情報の中から更に詳細な情報を選択したい場合(ステップS180:Yes)、情報選択部38により、表示された複数の情報の中から所望の情報を選択する。
【0032】
表示部37に表示されている各情報について選択することのできる詳細な情報としては、例えば、選択レシピ具材紹介、推奨商品紹介、特売商品紹介、商品陳列場所検索案内などがある。情報選択部38で選択する方法としては、表示部37のタッチパネル機能、キー入力機能などを用いて選択する。表示部37は顧客の選択に応じた詳細情報を表示する(ステップS170)。さらに、この選択部38を階層化することで、より詳細な情報を求めて再度の選択をすることができる(ステップS180:Yes)。そして、詳細な情報の選択をしない場合は(ステップS180:No)、ステップS190の動線情報の記憶に進む。
【0033】
前記LED照明10から可視光通信により取得された位置情報は、売場ごとに動線情報記憶部39に記憶される(ステップS190)。すなわち、顧客が次の売場に移動するごとに各売場の位置情報が動線情報記憶部39に記憶される。なお、この動線情報の記憶は、端末装置30あるいは情報管理サーバ20のいずれか一方、あるいは双方に設けることができる。
【0034】
情報管理サーバ30に動線情報記憶部39を設けた場合には、端末装置30が位置情報を可視光通信で受信する都度、それを無線通信で情報管理サーバ20に送信しても良い。また、顧客が買い物を終了した場合に、それまで端末装置30に記憶した位置情報から作成した経路を、まとめて情報管理サーバ20に送信しても良い。
【0035】
このようにして、一箇所の売場について、その情報の表示が終了した後、顧客が他の売場に移動して、買い物を継続すれば(ステップS200:Yes)、ステップS110に戻り、次の売場でLED照明10から位置情報を可視光通信で受信する。一方、顧客が買い物を終え、それ以上売場に移動しない場合には、(ステップS200:No)、カート2及び端末装置30を返却することで、処理が終了する(ステップS210)。
【0036】
[実施形態の効果]
本実施形態の店舗情報システム1は、次のような効果を奏する。
【0037】
(1)LED照明10は、可視光通信で位置情報のみを端末装置30に送信し、情報管理サーバからの各種の情報は無線通信により送信される。そのため、LED照明には、売場への設置時にその位置情報のみを記憶させておけば良いので、LED照明をネットワークに接続するなどの必要がなく、システムを簡易に構築することができる。
【0038】
(2)顧客への売場情報などの提供は、情報管理サーバ20からの無線通信により供給するので、大量の情報を提供する場合に可視光通信に比較して応答速度が早く、顧客に対する情報の提供を迅速にできる。
【0039】
(3)端末装置30の位置情報は可視光を用いて行われるため、端末装置が位置情報の受信場所にあるか否かを目視で確認でき、また、位置の精度も高くできる。
【0040】
(4)ポイントカードなどのカード50の情報に基づいて、顧客の年齢、性別、家族構成などのきめ細かな情報に対応した顧客満足度の高い売場情報を提供することができる。
【0041】
(5)臨時情報記憶部35を有しており、タイムセールスなどの特別なサービスについて、的確に、タイムリーに情報を提供することができる。
【0042】
(6)表示部37に、より詳細な情報の選択部38を設けることにより、単に売場に陳列された商品の価格や産地などの情報に限らず、レシピ具材紹介、推奨商品紹介などのより高度な顧客サービスを行うことができる。
【0043】
[他の実施形態]
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような他の実施形態も含有する。
【0044】
(1)前記の実施形態は、端末装置30が売場情報や顧客情報を取得したことを契機として、情報管理サーバ20の各データベースに対して、売場情報や顧客情報に関連する情報の読み出しを行っている。しかし、端末装置30の記憶装置に十分な容量がある場合には、売場情報や臨時情報などについては、初めから端末装置30の記憶部33に記憶させておくこともできる。その場合、情報管理サーバ20において、データの書き換えがあった場合などは、書き換え処理を契機として、データの差分のみを端末装置30に送信することができる。
【0045】
(2)実施形態において年齢、趣向などの顧客情報は、情報管理サーバ20に記憶されているが、これに限定されない。例えば、ポイントカードに年齢などの顧客情報を、顧客識別情報とともに記憶し、それを端末装置30で取得しても良い。
【0046】
(3)情報管理サーバ20の顧客データベース22は、例えば、POSシステムからの購入情報などが入力できるようにして、顧客情報の一元管理をしても良い。
【0047】
(4)図3に示すフローチャートは、あくまでも処理の一例であり、本発明を限定するものではない。各処理の順番、例えば、データベースからの読み出しや動線情報の記憶の処理の順番を入れ替えることも可能である。
【符号の説明】
【0048】
1…店舗情報システム
2…カート
10…LED照明
11…位置情報記憶部
12…可視光送信部
20…情報管理サーバ
21…売場データベース
22…顧客データベース
23…臨時情報データベース
24…サーバ送受信部
30…端末装置
31…可視光受信部
32…端末送受信部
33…売場情報記憶部
34…顧客情報記憶部
35…臨時情報記憶部
36…情報抽出部
37…表示部
38…情報選択部
39…動線情報記憶部
40…カード情報取得部
50…カード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の構成を有することを特徴とする店舗情報システム。
(1)複数のLED照明を、店舗内に設けられた複数の売場のそれぞれを照明するように設置し、各LED照明には、各LED照明が設置されたそれぞれの売場に対応する位置情報を記憶した位置情報記憶部と、前記位置情報を可視光で端末装置に送信する可視光送信部を設ける。
(2)情報管理サーバには、複数の売場情報が記憶されている売場データベースと、端末装置との間で前記売場情報を送受信するサーバ送受信部を情報管理サーバに設ける。
(3)端末装置には、前記LED照明から送信された位置情報を受信する可視光受信部と、前記情報管理サーバとの間で売場情報を送受信する端末送受信部を設ける。
(4)前記端末装置には、情報管理サーバから無線通信で受信した売場情報が記憶される売場情報記憶部と、前記売場情報から前記位置情報に関連した抽出情報を抽出する情報抽出部と、前記抽出情報を顧客に提示する情報表示部を設ける。
【請求項2】
前記情報管理サーバは、複数の顧客情報が記憶されている顧客データベースを有し、
前記端末装置は、顧客が使用するカードに記録されている顧客識別情報を取得するカード情報取得部と、取得した前記顧客識別情報を無線通信により前記情報管理サーバに供給し、
前記情報管理サーバは、前記顧客データベースから前記カード情報に基づいた顧客情報を読み出し、読み出した顧客情報を端末装置に無線通信で送信し、
前記端末装置は、受信した顧客情報を記憶する顧客情報記憶部を備え、
前記情報抽出部は、この記憶された個人情報と前記売場情報との間で関連する情報を抽出するものであることを特徴とする請求項1に記載の店舗情報システム。
【請求項3】
前記情報管理サーバは、臨時情報を記憶する臨時情報データベースを有し、前記端末装置は情報管理サーバから受信した臨時情報を記憶する臨時情報記憶部を有し、
前記情報抽出部は、この臨時情報に基づいて抽出情報を抽出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の店舗情報システム。
【請求項4】
前記端末装置は、前記位置情報に基づいた動線情報を記憶する動線情報記憶部を有し、前記動線情報は無線通信により前記情報管理サーバに供給されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の店舗情報システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−79033(P2012−79033A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−222825(P2010−222825)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(390005223)株式会社タムラ製作所 (526)