後付け暖房インナーを有する暖房服
【課題】インナー服に加熱循環装置の可撓性循環プラスチックパイプを配設且つ保持してなる暖房インナーを用意し、これを普通のジャケットやコートに装着し得るようにした暖房服を提供する。
【解決手段】暖房服は、ジャケット又はコート(1)と、該ジャケット又はコートの内側に装着されるインナー服(11)、加熱循環装置本体(2)、前記加熱循環装置本体から延び、インナー服の表側に配設且つ保持された可撓性循環プラスチックパイプ(12)、を含む暖房インナー(7)と、を含み、前記加熱循環装置本体をジャケット又はコートの外側に剥き出しに装着するための取付手段を更に含む。
【解決手段】暖房服は、ジャケット又はコート(1)と、該ジャケット又はコートの内側に装着されるインナー服(11)、加熱循環装置本体(2)、前記加熱循環装置本体から延び、インナー服の表側に配設且つ保持された可撓性循環プラスチックパイプ(12)、を含む暖房インナー(7)と、を含み、前記加熱循環装置本体をジャケット又はコートの外側に剥き出しに装着するための取付手段を更に含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼熱を熱源にして水等の媒体を加熱し、その加熱媒体を可撓性循環プラスチックパイプを介して衣服全体に循環させて衣服を暖める暖房服に関し、特に、インナー服に循環プラスチックパイプを配設且つ保持してなる暖房インナー及び該暖房インナーを衣服に装着した暖房服に関する。
【背景技術】
【0002】
暖房服は、一般的に、加熱媒体を衣服全体に循環させるための可撓性循環プラスチックパイプを有する加熱循環装置を備える。加熱循環装置は衣服の外側に設けた専用のポケットに収容され、可撓性循環プラスチックパイプは、衣服を貫通して衣服の裏地にループ状に張り巡らされる。このような暖房服では、加熱循環装置及びその循環プラスチックパイプを配置する専用の服として用意する必要がある。本発明者は、既存のジャケットやコートに暖房服の機能を持たせることができれば甚だ便利であるとの思いから本発明に至ったものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、インナー服に加熱循環装置の可撓性循環プラスチックパイプを配設且つ保持してなる暖房インナーを用意し、これを普通のジャケットやコートに装着し得るようにした暖房服を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のこの目的は、ジャケット又はコートと、該ジャケット又はコートの内側に装着されるインナー服、加熱循環装置本体、前記加熱循環装置本体から延び、インナー服の表側に配設且つ保持された可撓性循環プラスチックパイプ、を含む暖房インナーと、を含み、前記加熱循環装置本体をジャケット又はコートの外側に剥き出しに装着するための取付手段を更に含む、暖房服を提供する。
【0005】
本発明の好ましい形態では、加熱循環装置本体のジャケット又はコートへの剥き出しの装着は、加熱循環装置本体の背面に設けられた突出部材の張出部をジャケット又はコートに当て、その生地の一部を張出部によって形成された溝に引き込んで、一対のコの字型クランプ部材で上下から締めつけることによって達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
今、図1を参照すると、本発明による暖房服は、普通のジャケット1と、図2に示す暖房インナー7と、で構成される。ジャケットの代わりに普通のコートを使用しても良い。加熱循環装置2は、閉ループを構成する可撓性の又は柔軟な循環プラスチックパイプ12を有し、その中を加熱循環装置での燃焼熱で加熱された加熱媒体、例えば温水が循環するようになっている。暖房インナー7は、循環プラスチックパイプ12を、図2に詳細に示すように、暖房インナー7の生地10の表側に帯状布片11を縫い付けて形成された鞘8に通すことによって形成される。暖房インナー7には、襟、両前身頃、裾、両袖、両肩、の各部にボタンホール9が設けられ、ジャケット1には、ボタンホール9に対応してボタン6が取り付けられている。かくして、暖房インナー7をジャケット1の内側に当ててボタン6をボタンホール9に掛けることによってジャケット1を暖房インナー7で内張りすることができる。
【0007】
加熱循環装置本体とジャケット1との間に延びる循環プラスチックパイプ12の外部分は、外気に晒される部分であるから、熱の放散を防ぐためにフエルトや発泡体のような断熱材で包囲され、外側から袋状布4で被覆されるのが好ましい。かかるプラスチックパイプの被覆外部分は、加熱循環装置の本体2がジャケットの外側に取り付けられようとするとき、ジャケットの裾で180度曲げられクリップ5でジャケットの裾に固定される。クリップ5は、図6及び6aから明かなように、正面視で門型をなし、曲げられたプラスチックパイプの被覆外部分を受け入れ且つ保持するようになった中央膨出部5aと、側面視でほぼU字型をなし、ジャケッを掴むようになった二股脚部5bとを含む。クリップ5は、バネ材で形成され、クリップ5には、ジャケットからの不用意な脱落を防止するために滑り止めとしてゴムが全体に被覆されているのが望ましい。
【0008】
加熱循環装置での燃焼には、大気空気が要求されるから、加熱循環装置の本体2のジャケット1への取付けは、ジャケット1の外部で ジャケット1の左前身頃の、ポケット3が使えるようにこれを避けた箇所で行われるのが望ましい。図7は、加熱循環装置の本体2をコート22に装着した実施形態を示している。コートの場合には、加熱循環装置に連なるプラスチックパイプの被覆外部分は、コート22の左前身頃の縦の縁部にクリップ5で保持される。
【0009】
加熱循環装置本体2は、図3に示すように、その背面に一対の張出突出部材13を備え、張出突出部材13の周りには、溝13aが構成される。かくして、張出突出部材13をジャケット1又はコート22(以下、「ジャケット」として説明する。)に表側から当てて、ジャケットの生地の一部を溝13aに向かわせ、一対のコの字型クランプ部材14、15をジャケットの裏側で、ジャケットの生地の上から溝13aに向かって締めつけ、クランプ部材14、15の脚部の間の食い込み片14a、15aによりジャケットの生地の一部を張出突出部材13の溝13a に引き込む(図4及び4a参照)。これによって、加熱循環装置本体2はジャケット1の表側に剥き出しで装着される。クランプ部材は、硬質プラスチック材料のものでもよいが、耐久性の観点から金属製のものであるのが好ましい。クランプ部材の締めつけは、図3aで最もよく分かるように、クランプ部材15の脚部を貫ぬいて延びるボルト16をクランプ部材14の脚部に対応して設けられたネジ穴(図示せず)にねじ込むことによって達成される。この締めつけ方式では、ボルト16を締めたり緩めたりすることによっていろいろな生地の厚みに対応することができる。したがって、ダウンジャケットや毛織のコート等厚手の生地にも加熱循環装置本体を取り付けることができる。またこの方式では、寸法が許せば服のどんな部位にでも加熱循環装置本体を取り付けることができる。
【0010】
図3及び4に示す実施形態では、張出突出部材3が加熱循環装置本体2に一対として設けられているが、単一のものとして設けられても良い。
【0011】
図5に示す実施形態では、単一の張出突出部材13が示され、これと共同する一対のコの字型クランプ部材16、17は、金属のパイプ材で形成され、一方のクランプ部材17の脚部が他方のクランプ部材の脚部に嵌まり込むようになっている。一方のクランプ部材17の脚部には、ピン20で枢着され、バネ付勢されたラッチ19が設けられ、他方のクランプ部材16の脚部には穴18が設けられる。かくして、一方のクランプ部材17の脚部を他方のクランプ部材の脚部に嵌まり込ませるとき、ラッチ19が穴18に係合してクランプ部材が互いに連結される。張出突出部材13を服に押しつけ、クランプ部材16、17をジャケットの生地の上から張出突出部材の溝13aに向かって移動させて上述の如くクランプ部材が互いに連結されるとき、その脚部の間の食い込み片16a、17aによりジャケットの生地の一部を張出突出部材13の溝13aに引き込ませ、それによって、加熱循環装置本体2をジャケットの外側に装着される。加熱循環装置本体2のジャケットからの取り外しに当たり、ラッチ19を爪などで押し込めばラッチ19が穴18から外れてクランプ部材を互いに分離する事ができる。
【0012】
本発明によれば、加熱循環装置本体を取り付けるための加工を普通のジャケット又はコートに施すことなく、暖房インナーをジャケット又はコートに簡単に装着して暖房服とすることができるので、暖房服をより安価に提供することができる
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明による暖房服を前から見た正面図である。
【図2】暖房インナーの前から見た斜視図である。
【図2a】循環プラスチックパイプをインナー服に取り付けた鞘に保持している状態を示す断片的斜視図である。
【図3】加熱循環装置本体の取付部材とクランプ部材を示す斜視図である。
【図3a】図3に示すクランプ部材の一方の部分断面図である。
【図4】加熱循環装置本体をジャケットに取り付けている状態の正面図である。
【図4a】図4のA−A線における断面図である。
【図5】本体の取付部材とクランプ部材の他の実施形態を示す斜視図である。
【図6】クリップの斜視図である。
【図6a】クリップで循環プラスチックパイプの被覆外部分をジャケット又はコートに保持している状態を示す断面図である。
【図7】加熱循環装置本体を装着したコートの斜視図である。
【符号の説明】
【0014】
1 ジャケット
2 加熱循環装置本体
5 クリップ
6 ボタン
7 暖房インナー
8 鞘
9 ボタンボール
10 インナー服生地
11 布片
12 循環プラスチックパイプ
13 取付部材
14 コの字型クランプ部材
15 コの字型クランプ部材
16 ボルト
17 コの字型クランプ部材
18 穴
19 ラッチ
20 ピン
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼熱を熱源にして水等の媒体を加熱し、その加熱媒体を可撓性循環プラスチックパイプを介して衣服全体に循環させて衣服を暖める暖房服に関し、特に、インナー服に循環プラスチックパイプを配設且つ保持してなる暖房インナー及び該暖房インナーを衣服に装着した暖房服に関する。
【背景技術】
【0002】
暖房服は、一般的に、加熱媒体を衣服全体に循環させるための可撓性循環プラスチックパイプを有する加熱循環装置を備える。加熱循環装置は衣服の外側に設けた専用のポケットに収容され、可撓性循環プラスチックパイプは、衣服を貫通して衣服の裏地にループ状に張り巡らされる。このような暖房服では、加熱循環装置及びその循環プラスチックパイプを配置する専用の服として用意する必要がある。本発明者は、既存のジャケットやコートに暖房服の機能を持たせることができれば甚だ便利であるとの思いから本発明に至ったものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、インナー服に加熱循環装置の可撓性循環プラスチックパイプを配設且つ保持してなる暖房インナーを用意し、これを普通のジャケットやコートに装着し得るようにした暖房服を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のこの目的は、ジャケット又はコートと、該ジャケット又はコートの内側に装着されるインナー服、加熱循環装置本体、前記加熱循環装置本体から延び、インナー服の表側に配設且つ保持された可撓性循環プラスチックパイプ、を含む暖房インナーと、を含み、前記加熱循環装置本体をジャケット又はコートの外側に剥き出しに装着するための取付手段を更に含む、暖房服を提供する。
【0005】
本発明の好ましい形態では、加熱循環装置本体のジャケット又はコートへの剥き出しの装着は、加熱循環装置本体の背面に設けられた突出部材の張出部をジャケット又はコートに当て、その生地の一部を張出部によって形成された溝に引き込んで、一対のコの字型クランプ部材で上下から締めつけることによって達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
今、図1を参照すると、本発明による暖房服は、普通のジャケット1と、図2に示す暖房インナー7と、で構成される。ジャケットの代わりに普通のコートを使用しても良い。加熱循環装置2は、閉ループを構成する可撓性の又は柔軟な循環プラスチックパイプ12を有し、その中を加熱循環装置での燃焼熱で加熱された加熱媒体、例えば温水が循環するようになっている。暖房インナー7は、循環プラスチックパイプ12を、図2に詳細に示すように、暖房インナー7の生地10の表側に帯状布片11を縫い付けて形成された鞘8に通すことによって形成される。暖房インナー7には、襟、両前身頃、裾、両袖、両肩、の各部にボタンホール9が設けられ、ジャケット1には、ボタンホール9に対応してボタン6が取り付けられている。かくして、暖房インナー7をジャケット1の内側に当ててボタン6をボタンホール9に掛けることによってジャケット1を暖房インナー7で内張りすることができる。
【0007】
加熱循環装置本体とジャケット1との間に延びる循環プラスチックパイプ12の外部分は、外気に晒される部分であるから、熱の放散を防ぐためにフエルトや発泡体のような断熱材で包囲され、外側から袋状布4で被覆されるのが好ましい。かかるプラスチックパイプの被覆外部分は、加熱循環装置の本体2がジャケットの外側に取り付けられようとするとき、ジャケットの裾で180度曲げられクリップ5でジャケットの裾に固定される。クリップ5は、図6及び6aから明かなように、正面視で門型をなし、曲げられたプラスチックパイプの被覆外部分を受け入れ且つ保持するようになった中央膨出部5aと、側面視でほぼU字型をなし、ジャケッを掴むようになった二股脚部5bとを含む。クリップ5は、バネ材で形成され、クリップ5には、ジャケットからの不用意な脱落を防止するために滑り止めとしてゴムが全体に被覆されているのが望ましい。
【0008】
加熱循環装置での燃焼には、大気空気が要求されるから、加熱循環装置の本体2のジャケット1への取付けは、ジャケット1の外部で ジャケット1の左前身頃の、ポケット3が使えるようにこれを避けた箇所で行われるのが望ましい。図7は、加熱循環装置の本体2をコート22に装着した実施形態を示している。コートの場合には、加熱循環装置に連なるプラスチックパイプの被覆外部分は、コート22の左前身頃の縦の縁部にクリップ5で保持される。
【0009】
加熱循環装置本体2は、図3に示すように、その背面に一対の張出突出部材13を備え、張出突出部材13の周りには、溝13aが構成される。かくして、張出突出部材13をジャケット1又はコート22(以下、「ジャケット」として説明する。)に表側から当てて、ジャケットの生地の一部を溝13aに向かわせ、一対のコの字型クランプ部材14、15をジャケットの裏側で、ジャケットの生地の上から溝13aに向かって締めつけ、クランプ部材14、15の脚部の間の食い込み片14a、15aによりジャケットの生地の一部を張出突出部材13の溝13a に引き込む(図4及び4a参照)。これによって、加熱循環装置本体2はジャケット1の表側に剥き出しで装着される。クランプ部材は、硬質プラスチック材料のものでもよいが、耐久性の観点から金属製のものであるのが好ましい。クランプ部材の締めつけは、図3aで最もよく分かるように、クランプ部材15の脚部を貫ぬいて延びるボルト16をクランプ部材14の脚部に対応して設けられたネジ穴(図示せず)にねじ込むことによって達成される。この締めつけ方式では、ボルト16を締めたり緩めたりすることによっていろいろな生地の厚みに対応することができる。したがって、ダウンジャケットや毛織のコート等厚手の生地にも加熱循環装置本体を取り付けることができる。またこの方式では、寸法が許せば服のどんな部位にでも加熱循環装置本体を取り付けることができる。
【0010】
図3及び4に示す実施形態では、張出突出部材3が加熱循環装置本体2に一対として設けられているが、単一のものとして設けられても良い。
【0011】
図5に示す実施形態では、単一の張出突出部材13が示され、これと共同する一対のコの字型クランプ部材16、17は、金属のパイプ材で形成され、一方のクランプ部材17の脚部が他方のクランプ部材の脚部に嵌まり込むようになっている。一方のクランプ部材17の脚部には、ピン20で枢着され、バネ付勢されたラッチ19が設けられ、他方のクランプ部材16の脚部には穴18が設けられる。かくして、一方のクランプ部材17の脚部を他方のクランプ部材の脚部に嵌まり込ませるとき、ラッチ19が穴18に係合してクランプ部材が互いに連結される。張出突出部材13を服に押しつけ、クランプ部材16、17をジャケットの生地の上から張出突出部材の溝13aに向かって移動させて上述の如くクランプ部材が互いに連結されるとき、その脚部の間の食い込み片16a、17aによりジャケットの生地の一部を張出突出部材13の溝13aに引き込ませ、それによって、加熱循環装置本体2をジャケットの外側に装着される。加熱循環装置本体2のジャケットからの取り外しに当たり、ラッチ19を爪などで押し込めばラッチ19が穴18から外れてクランプ部材を互いに分離する事ができる。
【0012】
本発明によれば、加熱循環装置本体を取り付けるための加工を普通のジャケット又はコートに施すことなく、暖房インナーをジャケット又はコートに簡単に装着して暖房服とすることができるので、暖房服をより安価に提供することができる
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明による暖房服を前から見た正面図である。
【図2】暖房インナーの前から見た斜視図である。
【図2a】循環プラスチックパイプをインナー服に取り付けた鞘に保持している状態を示す断片的斜視図である。
【図3】加熱循環装置本体の取付部材とクランプ部材を示す斜視図である。
【図3a】図3に示すクランプ部材の一方の部分断面図である。
【図4】加熱循環装置本体をジャケットに取り付けている状態の正面図である。
【図4a】図4のA−A線における断面図である。
【図5】本体の取付部材とクランプ部材の他の実施形態を示す斜視図である。
【図6】クリップの斜視図である。
【図6a】クリップで循環プラスチックパイプの被覆外部分をジャケット又はコートに保持している状態を示す断面図である。
【図7】加熱循環装置本体を装着したコートの斜視図である。
【符号の説明】
【0014】
1 ジャケット
2 加熱循環装置本体
5 クリップ
6 ボタン
7 暖房インナー
8 鞘
9 ボタンボール
10 インナー服生地
11 布片
12 循環プラスチックパイプ
13 取付部材
14 コの字型クランプ部材
15 コの字型クランプ部材
16 ボルト
17 コの字型クランプ部材
18 穴
19 ラッチ
20 ピン
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジャケット又はコートと、該ジャケット又はコートの内側に配置されるインナー服、加熱循環装置本体、加熱循環装置本体から延び、インナー服の表側に配設且つ保持された可撓性循環プラスチックパイプ、を含む暖房インナーと、を含み、前記加熱循環装置本体をジャケット又はコートの外側に剥き出しに装着するための取付手段を更に含む、暖房服。
【請求項2】
加熱循環装置本体のジャケット又はコートへの剥き出しの装着のための取付手段は、加熱循環装置本体の背面に設けられ、ジャケット又はコートの生地の一部を引き込む溝を構成する張出突出部材と、溝に引き込まれた生地を溝に上下から締めつけるために、互いに連結されるようになった一対のコの字型クランプ部材と、からなる、請求項1に記載の暖房服。
【請求項3】
一対のコの字型クランプ部材を互いに連結する手段は、一方のクランプ部材に設けられたボルトと、他方のクランプ部材に設けられたネジ穴とからなる、請求項2に記載の暖房服。
【請求項4】
一対のコの字型クランプ部材は、パイプで形成され、且つ互いに嵌まり合うようになっており、コの字型クランプ部材を互いに連結する手段は、一方のクランプ部材に枢着され、且つばね付与勢されたラッチと、他方のクランプ部材に設けられ、ラッチが係合する穴とからなる、請求項2に記載の暖房服。
【請求項5】
循環プラスチックパイプは、加熱循環装置に連なる被覆外部分を含み、該部分はクリップによってジャケット又はコートに保持される、請求項1に記載の暖房服。
【請求項1】
ジャケット又はコートと、該ジャケット又はコートの内側に配置されるインナー服、加熱循環装置本体、加熱循環装置本体から延び、インナー服の表側に配設且つ保持された可撓性循環プラスチックパイプ、を含む暖房インナーと、を含み、前記加熱循環装置本体をジャケット又はコートの外側に剥き出しに装着するための取付手段を更に含む、暖房服。
【請求項2】
加熱循環装置本体のジャケット又はコートへの剥き出しの装着のための取付手段は、加熱循環装置本体の背面に設けられ、ジャケット又はコートの生地の一部を引き込む溝を構成する張出突出部材と、溝に引き込まれた生地を溝に上下から締めつけるために、互いに連結されるようになった一対のコの字型クランプ部材と、からなる、請求項1に記載の暖房服。
【請求項3】
一対のコの字型クランプ部材を互いに連結する手段は、一方のクランプ部材に設けられたボルトと、他方のクランプ部材に設けられたネジ穴とからなる、請求項2に記載の暖房服。
【請求項4】
一対のコの字型クランプ部材は、パイプで形成され、且つ互いに嵌まり合うようになっており、コの字型クランプ部材を互いに連結する手段は、一方のクランプ部材に枢着され、且つばね付与勢されたラッチと、他方のクランプ部材に設けられ、ラッチが係合する穴とからなる、請求項2に記載の暖房服。
【請求項5】
循環プラスチックパイプは、加熱循環装置に連なる被覆外部分を含み、該部分はクリップによってジャケット又はコートに保持される、請求項1に記載の暖房服。
【図1】
【図2】
【図2a】
【図3】
【図3a】
【図4】
【図4a】
【図5】
【図6】
【図6a】
【図7】
【図2】
【図2a】
【図3】
【図3a】
【図4】
【図4a】
【図5】
【図6】
【図6a】
【図7】
【公開番号】特開2010−43363(P2010−43363A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−206057(P2008−206057)
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【出願人】(591106923)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【出願人】(591106923)
【Fターム(参考)】
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