説明

後方視認装置

【課題】電動リアサンシェードを備える車両において、ユーザーに煩わしさを感じさせることなく、後方の視認性を確保することのできる後方視認装置を提供する。
【解決手段】本発明の後方視認装置は、サンシェードの開閉を行う開閉手段と、車両が後退するか否かを判断する判断手段と、車両後方の照度センサからの情報、現在時刻を示す計器からの情報、およびナビゲーションシステムからの情報から成る群から選ばれる少なくとも1つを取得する情報取得手段とを備える。また、開閉手段は、判断手段によって車両が後退すると判断した場合に情報取得手段が取得した情報に応じてサンシェードによって覆うリアウィンドウの範囲を変更することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、後方視認装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両において、日差しが強く眩しいときに当該車両のウィンドウに日よけを装着することがある。特に、近年、リアウィンドウからの日差しが強いときに、車両のユーザーが当該車両に備わったスイッチ等を操作することで、リアウィンドウに自動的に日よけが装着される、いわゆる電動リアサンシェードを搭載した車両が知られている。
【0003】
この電動リアサンシェードには、可動式のブラインドタイプやロールタイプがある。例えば、パッケージトレイトリム内に収納されていた日よけが上昇することによりリアウィンドウを覆うロールタイプの場合、車両のユーザーが当該車両に備わったスイッチを押すたびに、日よけが上昇(閉状態、覆われている状態)したり下降(開状態、覆われていない状態)したりする。
【0004】
また、駐車場などで車両をバック(後退)させるときには、リアウィンドウを通して後方を確認することも多いことから、例えば、シフトレバーがR(リバース)の位置にある場合、後退操作が開始されたものとして、閉じていたリアサンシェードを開けるような処理をするような制御も行われている(例えば、特許文献1)。
【0005】
なお、再びリアサンシェードが閉じるのは、一般的には、ユーザーが車両に備わったスイッチを押したり、シフトレバーがP(パーキング)の位置になったり、シフトレバーの位置がR、P以外で車速が15km/h以上になったりした場合である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−189185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、車両を後退させている場面において、リアウィンドウから直射日光が入射し、インナーミラーに直射日光が当たるなど、リアサンシェードを全開にすると、かえって当該車両の後方が見難いこともある。さらに、車両を後退ではなく前進させている場面においてもリアウィンドウから直射日光が入射し、インナーミラーに直射日光が当たり、インナーミラーにより後方を視認するのが難しいこともある。
【0008】
なお、再びリアサンシェードが閉じるのは上述したような条件が満たされた場合である。つまり、リアウィンドウから直射日光が入射している状況で、ユーザーがリアサンシェードを閉じることを希望している場合、スイッチなどを押す操作をしなければならず、運転初心者にとっては、混乱をまねくこともある。
【0009】
また一方、単純にシフトレバーRの解除とともにリアサンシェードを閉じ、シフトレバーRでリアサンシェードを開けることも考えられるが、狭い場所での車庫入れなどの場合、頻繁にリアサンシェードが開閉し、モーターの寿命が短くなるばかりではなく、ユーザーにとっても煩わしものとなる。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電動リアサンシェードを備える車両において、ユーザーに煩わしさを感じさせることなく、後方の視認性を確保することのできる後方視認装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明は、以下の構成を採用した。すなわち、本発明は、車両が後退するときに当該車両のリアウィンドウをサンシェードによって自動的に覆う後方視認装置である。当該後方視認装置は、上記サンシェードの開閉を行う開閉手段と、上記車両が後退するか否かを判断する判断手段と、上記車両後方の照度センサからの情報、現在時刻を示す計器からの情報、およびナビゲーションシステムからの情報から成る群から選ばれる少なくとも1つを取得する情報取得手段とを備える。また、上記開閉手段は、上記判断手段によって上記車両が後退すると判断した場合に上記情報取得手段が取得した情報に応じて上記サンシェードによって覆う上記リアウィンドウの範囲を変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、電動リアサンシェードを備える車両において、ユーザーに煩わしさを感じさせることなく、後方の視認性を確保することのできる後方視認装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】後方視認装置が乗用車に設置された場合を想定した図
【図2】一実施形態に係る後方視認装置の構成の一例を示したブロック図
【図3】一実施形態に係る後方視認装置の制御装置31の処理の流れの一例を示したフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る後方視認装置の構成および動作について説明する。なお、本実施形態では、当該後方視認装置が乗用車(以下、単に自車両と称す)に設置された場合を想定して説明する。
【0015】
より具体的には、本発明の一実施形態に係る後方視認装置は、図1に示すように、自車両の後部座席のリアウィンドウ13からの日差しを遮るためのサンシェード11を予め定められた条件に従い、図1に示した矢印方向に上昇または下降させるものである。なお、図1に示した自車両においては、サンシェード11は、下降した状態(開状態、リアウィンドウ13を覆っていない状態)では自車両のパッケージトレイトリム12内に収納される態様を例に説明する(図1では閉状態を示した)。
【0016】
また、図1に示した自車両におけるサンシェード11は、下降した状態(リアウィンドウ13を覆っていない状態)では、後述の駆動装置41によりロール状に巻き取られているものとする。そのため、サンシェード11は、格納の容易性のため合成繊維等の軽く柔らかい素材が好ましく、さらには、熱や光を反射、吸収し、自車両の車室内に日光が入射しないような色や素材であればよく熱反射剤等が付加されてもよい。
【0017】
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態に係る後方視認装置の構成を説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る後方視認装置の構成の一例を示したブロック図である。図2に示すように、一実施形態に係る後方視認装置は、計器21と、ナビゲーションシステム22と、制御装置31と、駆動装置41とを備えている。なお、図2のブロック図において、本実施形態の説明に直接関わりのない構成の図示および説明は省略している。
【0018】
本発明の一実施形態に係る後方視認装置の計器21とは、後述より明らかとなるが、例えば、時計や、自車両の周囲の照度(明るさ)を検出するためのセンサや、シフトレバーの位置を示す情報を取得するセンサや、車速センサなどである。
【0019】
ナビゲーションシステム22は、自車両の現在位置を測位したり、電子地図等を用いて自車両を目的地へ誘導したりする、いわゆる車載カーナビである。
【0020】
制御装置31は、上記計器21やナビゲーションシステム22からの情報に基づいて、駆動装置41を制御する。なお、制御装置31は、例えば、具体的には自車両に備わったボディ系ECU(Electronic Control Unit)である。
【0021】
駆動装置41は、制御装置31からの指示に従い駆動するモーター等で構成され、サンシェード11を上昇させたり下降させたりする。
【0022】
次に、図3を参照して、本発明の一実施形態に係る後方視認装置の制御装置31の動作について説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る後方視認装置の制御装置31が行う処理の流れの一例を示したフローチャートである。
【0023】
なお、図3に示したフローチャートの処理は、上記制御装置31に備わった図示しない記憶部に記憶されている所定のプログラムを当該制御装置31が実行することにより行われる。また、図3に示すフローチャートでの処理は、例えば、自車両の電源がON(自車両の始動/停止スイッチがON)されることによって開始され、OFFされることによって終了する。
【0024】
まず、図3のステップS11において、制御装置31は、駆動装置41からの情報に基づき、サンシェード11は開いた状態であるか否か、つまり、サンシェード11によってリアウィンドウ13は覆われていないか否かを判断する。そして、制御装置31は、サンシェード11は開いた状態、つまりサンシェード11によってリアウィンドウ13は覆われていない場合、判断を肯定し(YES)、次のステップS12に処理を進める。
【0025】
ステップS12において、制御装置31は、シフトレバーの位置を示す情報を例えば、上記計器21から取得し、シフトレバーの位置は、R(リバース)の位置であるか否かを判断する。そして、制御装置31は、シフトレバーの位置がRの位置である場合、具体的には、自車両のユーザーが当該自車両を後退させるためにシフトレバーをRの位置にした場合、判断を肯定(YES)する。そして、制御装置31は、次のステップS13に処理を進める。
【0026】
ステップS13において、制御装置31は、現在、昼間であるか否かを判断する。ここで、ステップS13における判断について以下説明する。
【0027】
例えば、制御装置31は、上記計器21、より具体的には時計の示す現在日時を取得する。ここで、仮に、日没前を昼間とし、日没後を夜間とするならば、制御装置31は当該制御装置31に備わった図示しない記憶部に記憶されている情報(日没時間等)に基づいて、上記現在日時から昼間であるか否かを判断する。また、制御装置31は、上記計器21、より具体的には自車両の周囲の照度(明るさ)を検出するためのセンサから情報を取得し、自車両の周囲の照度に応じて昼間であるか否かを判断してもよい。
【0028】
そして、制御装置31は、上記ステップS13の判断を肯定した場合(YES)、ステップS14に処理を進める。
【0029】
ステップS14において、制御装置31は、自車両の後方から強い日差しが入射しているか否かを判断する。具体的には、制御装置31は、上記計器21(例えば、自動防眩機能用周囲光センサ等)からの情報に基づき、自車両の後方から強い日差しが入射しているか否かを判断する。そして、制御装置31は、当該ステップS14の判断を肯定した場合(YES)、つまり、自車両の後方から強い日差しが入射している場合、ステップS15に処理を進める。一方、制御装置31は、当該ステップS14の判断を否定した場合(NO)、つまり、例えば、日中(昼間)ではあるが、自車両の後方から強い日差しは入射していない場合、ステップS16に処理を進める。
【0030】
なお、制御装置31は、カーナビゲーションシステム22からの情報に基づき、例えば、現在の自車両の位置や、現在自車両の向いている方角、日時等に基づき、車両の後方から強い日差しは入射しているか否かを判断してもよい。
【0031】
ステップS15およびステップS16において、制御装置31は、駆動装置41を制御し、サンシェード11を開状態、つまり、サンシェード11によってリアウィンドウ13は覆われていない状態(開状態)にする。ただし、ステップS15とステップS16とにおいては、サンシェード11の開状態は異なる。以下、ステップS15およびステップS16について説明する。
【0032】
まず、ステップS15において、制御装置31は、駆動装置41を制御し、サンシェード11を開状態(状態1)にする。上述したように、当該ステップS15に処理が進むのは、制御装置31が自車両の後方から強い日差しが入射していると判断した場合である。そのため、ステップS15における開状態(状態1)では、自車両のユーザーが後方視認性を確保できる範囲内において、サンシェード11を開状態にする。このようにすることで、自車両のユーザーが当該自車両を後退させようとしている場面で(ステップS12でYES)、自車両の後方から強い日差しが入射している場合においても(ステップS14でYES)、後方の視認性を確保しつつ、後方からの日差しを遮ることができるようになる。
【0033】
一方、ステップS16において、制御装置31は、駆動装置41を制御し、サンシェード11を開状態(状態2)にする。上述したように、当該ステップS16に処理が進むのは、制御装置31が自車両の後方から強い日差しは入射していないと判断した場合である。そのため、ステップS16における開状態(状態2)では、サンシェード11を全開にする。つまり、自車両のユーザーが当該自車両を後退させようとしている場面において(ステップS12でYES)、後方から強い日差しは入射していないので、サンシェード11を全開にしても問題はなく、むしろ十分に後方視認性を確保することができる。
【0034】
そして、制御装置31は、上記ステップS15または上記ステップS16の処理の後、次のステップS17に処理を進める。
【0035】
ステップS17において、制御装置31は、シフトレバーの位置を示す情報を例えば、上記計器21から取得し、シフトレバーの位置はR(リバース)またはP(パーキング)の位置以外であるか否かを判断する。そして、制御装置31は、シフトレバーの位置がRまたはPの位置以外であった場合、判断を肯定(YES)する。なお、当該ステップS17の判断が肯定される場合とは、自車両のユーザーが、例えば、方向転換をしようとしている場面で、自車両を後退させた後、シフトレバーの位置をD(ドライブ)の位置に変えた場合等が想定される。
【0036】
ステップS18において、制御装置31は、自車両の車速を上記計器21から取得し、自車両の車速は15km/h以上になったか否かを判断する。そして、制御装置31は、当該ステップS18の判断を肯定した場合(YES)、つまり、自車両の車速が15km/h以上になった場合、次のステップS20において、制御装置31は、駆動装置41を制御しサンシェード11を閉状態(覆われている状態)にする。
【0037】
一方、ステップS18において、制御装置31は、自車両の車速を上記計器21から取得した結果、自車両の車速は15km/h未満の場合、当該ステップS18の判断を否定(NO)する。そして、次のステップS19で自車両の後方から強い日差しが入射している場合のみ制御装置31は、駆動装置41を制御しサンシェード11を閉状態(覆われている状態)にする。なお、ステップS19において、自車両の後方から強い日差しが入射していない場合、ステップS18に処理を戻す。
【0038】
このようにすることで、自車両を前進させた場合(本説明では15km/h以上を想定)はもちろん、自車両の後方から強い日差しが入射している場合に低速走行(本説明では15km/h未満を想定)している場合も自動的にサンシェード11が閉状態になる。つまり、一度シフトレバーをRの位置にした後、前進(15km/h以上)でサンシェード11が閉状態になるが、低速走行中(15km/h未満)で自車両の後方から強い日差しが入射している場合にも自動的にサンシェード11が閉状態になるので、ユーザーがサンシェード11を閉じようとして、スイッチを押すなどいろいろな操作を必要とせず、混乱をまねくこともない。
【0039】
さらに、シフトレバーの位置や車速、自車両の後方から強い日差しが入射しているかの有無に応じてサンシェード11の開閉を自動的に行うので、単にシフトレバーの位置に応じてサンシェード11の開閉が行われる場合と比べて、ユーザーは煩わしさを感じることもない。
【0040】
なお、上述した例では、自車両を前進させた場合、つまり通常走行している場合の車速として15km/h以上、低速走行をしている場合の車速として15km/h未満としたが、上記数値は一例であって、仕様等により適宜変更されうるものである。
【0041】
次に、図3のステップS13の説明に戻って、当該ステップS13において、制御装置31は、現在、昼間であるか否かを判断したが、当該ステップS13の判断が否定された場合(NO)について以下説明する。
【0042】
ステップS13の判断が否定された次のステップS21で、制御装置31は、駆動装置41を制御して、サンシェード11を開状態(状態2)、つまり、サンシェード11を全開にする。このようにすることで、自車両のユーザーが当該自車両を後退させようとしている場面において十分に後方視認性を確保することができる。そして、制御装置31は、次のステップS22に処理を進める。
【0043】
なお、自動防眩機能用周囲光センサ等からの情報に基づき、自車両の後方から強い日差し(夜間の場合であると電灯などの光が想定される)が入射している場合は、制御装置31は、上記ステップS15で説明したように、サンシェード11開状態(状態1)にしてもよい。
【0044】
ステップS22において、制御装置31は、シフトレバーの位置を示す情報を例えば、上記計器21から取得し、シフトレバーの位置は、R(リバース)またはP(パーキング)の位置以外であるか否かを判断する。そして、制御装置31は、シフトレバーの位置がRまたはPの位置以外であった場合、判断を肯定(YES)する。その後、ステップS23において、制御装置31は、自車両の車速を上記計器21から取得し、自車両の車速は15km/h以上になったと判断した場合、駆動装置41を制御しサンシェード11を閉状態(覆われている状態)にする(ステップS20)。
【0045】
ここで、上記ステップS21〜上記ステップS23の処理が行われる場面を具体的に想定すると例えば以下のような場面が考えられる。例えば、自車両のユーザーが、方向転換をしようとしている場面で、自車両を後退させた後、シフトレバーの位置をDの位置に変え、さらに再び後退させた場合などが想定される。この場合、再び自車両を前進させた場合、言い換えると通常走行(本説明では15km/h以上を想定)になった場合に、自動的にサンシェード11が閉状態になるので、ユーザーがサンシェード11を閉じようとして、スイッチを押すなどいろいろな操作を必要とせず、混乱をまねくこともない。さらには、単純にシフトレバーRの解除とともにリアサンシェード11を閉じるようなことはしないので、狭い場所での車庫入れなどの場合、頻繁にリアサンシェードが開閉せずユーザーは煩わしさを感じることもない。
【0046】
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る後方視認装置によれば、電動リアサンシェードを備える車両において、ユーザーに煩わしさを感じさせることなく、後方の視認性を確保することのできる後方視認装置を提供することができる。
【0047】
なお、本発明の一実施形態に係る後方視認装置によれば、車室内のミラー(インナーミラー14)内にバックモニター用表示器15がある場合(図1参照)、自車両後方からの日差しが強い場合や、夜間、自車両後方周辺の明かりが極端に少ない場合などにおいても、サンシェード11を開けた状態ではなく閉じた状態をつくりだすことができるので、インナーミラー14内のバックモニター用表示器15が良く見えるような環境をもつくり出すことができ、後方視界は良くなる。
【0048】
さらに、ナビゲーションシステム22に例えば自宅車庫付近の位置を予め記憶させておく。そして、制御装置31は、ナビゲーションシステム22からの情報に基づき自車両が自宅車庫付近に到達したと判断した場合、駆動装置41を制御してサンシェード11を開状態にしてもよい。このようにすることで、ユーザーが自車両を車庫に入れようとシフトレバーの位置をRにする前にサンシェード11を開状態になるので、シフトレバーの位置がRになってからサンシェード11を開状態になるまで待たなくてもよくなる。
【0049】
上記実施形態で説明した態様は、単に具体例を示すものであり、本願発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。よって、本願の効果を奏する範囲において、任意の構成を採用することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明に係る後方視認装置は、例えば、電動リアサンシェードを備える車両において、ユーザーに煩わしさを感じさせることなく、後方の視認性を確保することのできる後方視認装置等に有用である。
【符号の説明】
【0051】
11…サンシェード
12…パッケージトレイトリム
13…リアウィンドウ
14…インナーミラー
15…バックモニター用表示器
21…計器
22…ナビゲーションシステム
31…制御装置
41…駆動装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両が後退するときに当該車両のリアウィンドウをサンシェードによって自動的に覆う後方視認装置であって、
前記サンシェードの開閉を行う開閉手段と、
前記車両が後退するか否かを判断する判断手段と、
前記車両後方の照度センサからの情報、現在時刻を示す計器からの情報、およびナビゲーションシステムからの情報から成る群から選ばれる少なくとも1つを取得する情報取得手段とを備え、
前記開閉手段は、前記判断手段によって前記車両が後退すると判断した場合に前記情報取得手段が取得した情報に応じて前記サンシェードによって覆う前記リアウィンドウの範囲を変更することを特徴とする、後方視認装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−30743(P2012−30743A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−173643(P2010−173643)
【出願日】平成22年8月2日(2010.8.2)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)