説明

復水器用バンドソー型切断装置及びその切断方法

【課題】復水器周辺の狭隘なスペースに設置することができ、復水器本体内に配設されたチューブを切断することができる復水器用バンドソー型切断装置及びその切断方法を提供する
【解決手段】本発明の復水器用バンドソー型切断装置10は、バンドソー型切断装置10を構成する一対のガイドレール24、44を、復水器本体12に着脱自在に固定している。すなわち、バンドソー型切断装置10の切断手段(シーブ28、48、モータ30、帯鋸刃66)、昇降手段(送りねじ棒32、52、モータ42、62)を支持するために必要な大型のフレームとして大型構造物の復水器本体12を代用している。これにより、復水器周辺の狭隘なスペースには、前記切断手段、ガイドレール24、44、及び前記昇降手段が配置されるだけなので、復水器周辺の狭隘なスペースに設置することができ、前述した切断手段、ガイド部材、及び昇降手段の各々の動作によって復水器本体12内に配設されたチューブ16、16…を切断することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は復水器用バンドソー型切断装置及びその切断方法に係り、特に火力、原子力発電所に設置されたタービン発電機用復水器の解体作業時において、復水器本体内に配設された多数本の熱交換用細管を復水器本体から切断して取り出すための復水器用バンドソー型切断装置及びその切断方法に関する。
【背景技術】
【0002】
火力、原子力発電所に設置されたタービン発電機用復水器は、復水器本体の両側に水室が連結され、これらの水室に供給された冷却水(海水)を、復水器本体内に配設された数千本(例えば14000本)の熱交換用細管(以下、単に「チューブ」と称する)に供給することによって、タービンから排出された高温蒸気を冷却する。
【0003】
従来、このような復水器を解体して切断する作業は、まず、復水器本体から水室を分離させた後、ガス式溶断装置を用いて作業者が手作業にて復水器本体を解体していた。これは、復水器の周辺が配管、足場等の多数の既設物によって狭隘な場所であるからであり、このような事情によりガス式溶断装置を用いた手作業が主流であった。また、復水器本体の内部にはチューブが数千本配設されており、これらのチューブもガス式溶断装置で切断していたが、切断したチューブを再利用する際には、ガスを用いた溶断方式であるとチューブの溶断面(切断面)の状態が悪いため、後加工が必要であった。
【0004】
一方、特許文献1に開示されたバンドソー型切断装置を用いてチューブを切断すれば、チューブの切断面の状態が良好になる。このバンドソー型切断装置は一対のシーブを水平配置(シーブの回転軸が鉛直方向に向くように配置)するとともに、一対のシーブに無端状の帯鋸刃を掛け渡し、この帯鋸刃を一対のシーブ間で走行させる切断手段を構成し、この切断手段を昇降移動機構によって下降させ、切断手段の下方に配置した被切断物に帯鋸刃を押し付けることにより被切断物を切断する装置である。
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されたような一般のバンドソー型切断装置は、一対のシーブ、帯鋸刃、及びシーブ回転駆動機構からなる前記切断手段と、前記昇降機構とを支持するために、多数本の鋼材を組み付けてなる大型なフレームを要し、その外形は大型となる。よって、従来のバンドソー型切断装置は、復水器周辺の狭隘なスペースに設置することができないという問題があった。
【特許文献1】特許第2967800号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、復水器周辺の狭隘なスペースに設置することができ、復水器本体内に配設されたチューブを切断することができる復水器用バンドソー型切断装置及びその切断方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の復水器用バンドソー型切断装置の発明は、前記目的を達成するために、復水器本体内に配設されるとともに、復水器本体の両端開口部に取り付けられた管板にその両端部が支持された多数本の熱交換用細管をその両端部近傍で切断する切断装置であって、一対のシーブを水平に配置するとともに、該一対のシーブに無端状の帯鋸刃を所定の張力で張設して一対のシーブ間で帯鋸刃を水平回転させる切断手段と、前記一対のシーブを上下方向に移動自在にガイドする一対のガイド部材と、前記一対のシーブを一対のガイド部材に沿って上下方向に昇降させる昇降手段と、を備えたバンドソー型切断装置において、前記一対のガイド部材が前記復水器本体に着脱自在に固定され、前記昇降手段により前記一対のガイド部材に沿って下降移動する前記帯鋸刃によって、前記熱交換用細管が切断されることを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、バンドソー型切断装置を構成する一対のガイド部材を、復水器本体に着脱自在に固定している。すなわち、バンドソー型切断装置の切断手段、昇降手段を支持するために必要な大型のフレームとして大型構造物の復水器本体を代用した。これにより、復水器周辺の狭隘なスペースには、切断手段、ガイド部材、及び昇降手段が配置されるだけなので、復水器周辺の狭隘なスペースに設置することができ、切断手段、ガイド部材、及び昇降手段の各々の動作によって復水器本体内に配設されたチューブを切断することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記一対のガイド部材は、前記管板に予め設けられたボルトを介して前記復水器本体に着脱自在に固定されることを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、復水器本体の管板には、水室を固定するための多数本のボルトが外側に向けて突設され、この既設のボルトを利用して一対のガイド部材を復水器本体に着脱自在に固定する。これにより、一対のガイド部材を固定するための専用部材が不要になり、また、一対のガイド部材を復水器本体に容易に固定することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記熱交換用細管は、前記復水器本体に対して所定長内側に位置する部分が前記帯鋸刃により切断され、切断された熱交換用細管の端部は前記管板とともに復水器本体から分離されることを特徴としている。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、復水器本体から熱交換用細管を切断する場合には、復水器本体に対して所定長内側に位置する部分を帯鋸刃によって切断し、切断した熱交換用細管の端部を管板とともに分離する。これにより、熱交換用細管の端部を除く大部分を再利用することができる。
【0013】
なお、請求項3によれば、一対のガイド部材が固定された管板をバンドソー型切断装置によって復水器本体から分離するため、切断を継続すると、バンドソー型切断装置が管板とともに倒れてしまう。よって、切断動作に影響を与えない切断途中の切断位置において、一対のガイド部材を復水器本体に別途固定する必要がある。この固定方法としては溶接を例示できる。
【0014】
請求項4に記載の復水器用バンドソー型切断装置による切断方法の発明によれば、 復水器本体内に配設されるとともに、復水器本体の両端開口部に取り付けられた管板にその両端部が支持された多数本の熱交換用細管をその両端部近傍で切断する切断方法であって、一対のシーブを水平に配置するとともに、該一対のシーブに無端状の帯鋸刃を所定の張力で張設して一対のシーブ間で帯鋸刃を水平回転させる切断手段と、前記一対のシーブを上下方向に移動自在にガイドする一対のガイド部材と、前記一対のシーブを一対のガイド部材に沿って上下方向に昇降させる昇降手段と、を備えたバンドソー型切断装置による切断方法において、前記一対のガイド部材を前記復水器本体に着脱自在に固定し、前記昇降手段により前記一対のガイド部材に沿って下降移動する前記帯鋸刃によって、前記熱交換用細管の切断を開始し、その切断途中において、前記一対のガイド部材を前記復水器本体に固定した後、切断を継続することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る復水器用バンドソー型切断装置及びその切断方法によれば、バンドソー型切断装置を構成する一対のガイド部材を、復水器本体に着脱自在に固定したので、復水器周辺の狭隘なスペースに設置することができ、復水器本体内に配設されたチューブを切断することができる。また、その切断途中において、一対のガイド部材を復水器本体に固定した後、切断を継続するので、切断を安定して行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下添付図面に従って、本発明に係る復水器用バンドソー型切断装置及びその切断方法の好ましい実施の形態について詳説する。
【0017】
図1は、実施の形態の復水器用バンドソー型切断装置10が復水器本体12に着脱自在に固定された状態を示す斜視図、図2は、図1に示した復水器用バンドソー型切断装置10の正面図、図3は、復水器用バンドソー型切断装置10の組立斜視図である。また、図4は、図1に示した復水器用バンドソー型切断装置10の上面図、図5は、図1に示した復水器用バンドソー型切断装置10の右側面図である。
【0018】
この復水器用バンドソー型切断装置10は、復水器本体12内に配設されるとともに、復水器本体12の両端開口部(不図示)に取り付けられた管板14にその両端部が支持された多数本のチューブ16、16…(図4参照)をその両端部近傍で切断する切断装置である。
【0019】
図3に示すように復水器用バンドソー型切断装置10は、一対のガイドブロック18、20と梁部22とから構成されている。
【0020】
図3上で右側に配置されるガイドブロック18は、鉛直方向に配置されたガイドレール(ガイド部材)24、このガイドレール24に沿って昇降自在に設けられたシーブ保持フレーム26、このシーブ保持フレーム26に水平方向に回転自在に取り付けられた駆動シーブ28、この駆動シーブ28を回転させる帯鋸刃用モータ(切断手段)30、及び送りねじ棒(昇降手段)32から構成される。送りねじ棒32は、ガイドレール24の下部に形成された脚部34の軸受36に下端が回転自在に支持されるとともに、上部はシーブ保持フレーム26に固定されたナット部38に螺合されている。また、送りねじ棒32の上端は、梁部22に形成された軸受部40に回転自在に支持される。したがって、送りねじ棒32を正転/逆転させると、駆動シーブ28及び帯鋸刃用モータ30とともにシーブ保持フレーム26がガイドレール24に沿って昇降移動される。送りねじ棒32を回転させるモータ(昇降手段)42は、梁部22に支持されている。
【0021】
図3上で左側に配置されるガイドブロック20は、鉛直方向に配置されたガイドレール(ガイド部材)44、このガイドレール44に沿って昇降自在に設けられたシーブ保持フレーム46、このシーブ保持フレーム46に水平方向に回転自在に取り付けられた従動シーブ48、及び送りねじ棒(昇降手段)52から構成される。送りねじ棒52は、ガイドレール44の下部に形成された脚部54の軸受56に下端が回転自在に支持されるとともに、上部はシーブ保持フレーム46に固定されたナット部58に螺合されている。また、送りねじ棒52の上端は、梁部22に形成された軸受部60に回転自在に支持される。したがって、送りねじ棒52を正転/逆転させると、従動シーブ48とともにシーブ保持フレーム46がガイドレール44に沿って昇降移動される。送りねじ棒52を回転させるモータ(昇降手段)62は、梁部22に支持されている。また、従動シーブ48は、シーブ保持フレーム46に水平方向にスライド自在に支持されている。更に、従動シーブ48は、シーブ保持フレーム46に搭載された図2のジャッキ64によって水平方向に移動され、駆動シーブ28との離間距離が調整される。したがって、ジャッキ64によって従動シーブ48を駆動シーブ28に対して離れる方向にスライド移動させると、駆動シーブ28と従動シーブ48とに掛け渡された無端状の帯鋸刃66が所定の張力で張設される。
【0022】
上述したガイドブロック18、20は、復水器本体12に対して、管板14の周囲に突設されたボルト68、68…を利用して復水器本体12に着脱自在に固定される。これらのボルト68、68…は、復水器本体12に不図示の水室を、管板14を介して取り付けるための既設のボルトである。これらのボルト68、68…のうち管板14の縦辺に沿って設けられたボルト68、68…に、図6の如くガイドブロック18(20)のガイドレール24(44)に形成された貫通孔24A(44A)を通し、表側からナット70を締結することにより、ガイドブロック18(20)が管板14を介して復水器本体12に着脱自在に固定される。
【0023】
なお、梁部22においても同様に、梁部22に設けられた一対のブラケット72、72が、管板14の上辺に沿って設けられたボルト68、68…とナット70、70…とによって管板14に着脱自在に固定される。
【0024】
次に、前記の如く構成された復水器用バンドソー型切断装置10の作用について説明する。
【0025】
まず、ガイドブロック18、20と梁部22とを、図1、2、4、5に示すようにボルト68、68…とナット70、70…を利用して復水器本体12に管板14を介して固定する。これによって、復水器用バンドソー型切断装置10が復水器本体12に着脱自在に固定される。
【0026】
この固定状態において、駆動シーブ28と従動シーブ48との間に掛け渡された無端状の帯鋸刃66のうち実際に切断に寄与する部分は、図7に示すように矢印A方向に周回移動する片側部分である。また、この切断に寄与する片側部分は、図8に示すように管板14に対して所定長、復水器本体12の内側(100mm以内)に位置する部分に設定される。したがって、この部分を縦方向に切断することによって、管板14に連結されたチューブ16、16…の端部16A、16A…が管板14とともに復水器本体12から分離される。
【0027】
実際に切断を行う場合には、帯鋸刃66を復水器本体12の上方に予め平行に位置させておき、この状態でモータ30を駆動して帯鋸刃66を周回移動させながら、駆動シーブ28と従動シーブ48を同速度で下降移動させる。これにより、チューブ16、16…の端部16A、16A…が図8の二点鎖線の位置から切断されていく。この動作を管板14の下方位置まで実行することによって、図7の左側に示すようにチューブ16、16…の端部16A、16A…が管板14と復水器本体12の端部12Aとともに復水器本体12から切断され分離される。
【0028】
次に、復水器用バンドソー型切断装置10の特徴について説明する。
【0029】
この復水器用バンドソー型切断装置10は、バンドソー型切断装置10を構成する一対のガイドレール24、44を、復水器本体12に着脱自在に固定している。すなわち、バンドソー型切断装置10の切断手段(シーブ28、48、モータ30、帯鋸刃66)、昇降手段(送りねじ棒32、52、モータ42、62)を支持するために必要な大型のフレームとして大型構造物の復水器本体12を代用している。
【0030】
これにより、復水器周辺の狭隘なスペースには、前記切断手段、ガイドレール24、44、及び前記昇降手段が配置されるだけなので、復水器周辺の狭隘なスペースに設置することができ、前述した切断手段、ガイド部材、及び昇降手段の各々の動作によって復水器本体12内に配設されたチューブ16、16…を切断することができる。
【0031】
また、一対のガイドレール24、44は、管板14に予め設けられたボルト66、66…を介して復水器本体12に着脱自在に固定されている。すなわち、復水器本体12の管板14には、水室を固定するための多数本のボルト66、66…が外側に向けて突設され、この既設のボルト66、66…を利用して一対のガイドレール24、44を復水器本体12に着脱自在に固定している。これにより、一対のガイドレール24、44を固定するための専用部材が不要になり、また、一対のガイドレール24、44を復水器本体12に容易に固定することができる。
【0032】
また、実施の形態の復水器用バンドソー型切断装置10では、一対のガイドレール24、44が固定された管板14をバンドソー型切断装置10によって復水器本体12から分離するため、切断を継続すると、バンドソー型切断装置10が管板14とともに倒れてしまう。よって、切断動作に影響を与えない切断途中の切断位置において、一対のガイドレール24、44を復水器本体12に別途固定する必要がある。この固定方法としては、管板14を跨ぐような形状のブラケットを用い、ブラケットの一端をガイドレール24、44に溶接し、ブラケットの他端を復水器本体12に溶接することを例示できる。また、固定方法はブラケットを用いた溶接に限定されるものではなく、如何なる固定方法でも適用できる。このように一対のガイドレール24、44を固定した後、切断を継続する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】実施の形態の復水器用バンドソー型切断装置が復水器本体12に着脱自在に固定された状態を示した斜視図
【図2】図1に示した復水器用バンドソー型切断装置の正面図
【図3】復水器用バンドソー型切断装置の組立斜視図
【図4】図1に示した復水器用バンドソー型切断装置の上面図
【図5】図1に示した復水器用バンドソー型切断装置の右側面図
【図6】管板に対するガイドブロックの取付構造を示した要部拡大断面図
【図7】復水器用バンドソー型切断装置による切断方法を模式的に示した斜視図
【図8】復水器用バンドソー型切断装置によるチューブの切断位置を示した説明図
【符号の説明】
【0034】
10…復水器用バンドソー型切断装置、12…復水器本体、14…管板、16…チューブ、18、20…ガイドブロック、22…梁部、24…ガイドレール、26…シーブ保持フレーム、28…駆動シーブ、30…帯鋸刃用モータ、32…送りねじ棒、34…脚部、36…軸受、38…ナット部、40…軸受部、42…モータ、44…ガイドレール、46…シーブ保持フレーム、48…従動シーブ、52…送りねじ棒、54…脚部、56…軸受、58…ナット部、60…軸受部、62…モータ、64…ジャッキ、66…帯鋸刃、68…ボルト、70…ナット、72…ブラケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
復水器本体内に配設されるとともに、復水器本体の両端開口部に取り付けられた管板にその両端部が支持された多数本の熱交換用細管をその両端部近傍で切断する切断装置であって、一対のシーブを水平に配置するとともに、該一対のシーブに無端状の帯鋸刃を所定の張力で張設して一対のシーブ間で帯鋸刃を水平回転させる切断手段と、前記一対のシーブを上下方向に移動自在にガイドする一対のガイド部材と、前記一対のシーブを一対のガイド部材に沿って上下方向に昇降させる昇降手段と、を備えたバンドソー型切断装置において、
前記一対のガイド部材が前記復水器本体に着脱自在に固定され、前記昇降手段により前記一対のガイド部材に沿って下降移動する前記帯鋸刃によって、前記熱交換用細管が切断されることを特徴とする復水器用バンドソー型切断装置。
【請求項2】
前記一対のガイド部材は、前記管板に予め設けられたボルトを介して前記復水器本体に着脱自在に固定される請求項1に記載の復水器用バンドソー型切断装置。
【請求項3】
前記熱交換用細管は、前記復水器本体に対して所定長内側に位置する部分が前記帯鋸刃により切断され、切断された熱交換用細管の端部は前記管板とともに復水器本体から分離される請求項1、又は2に記載の復水器用バンドソー型切断装置。
【請求項4】
復水器本体内に配設されるとともに、復水器本体の両端開口部に取り付けられた管板にその両端部が支持された多数本の熱交換用細管をその両端部近傍で切断する切断方法であって、一対のシーブを水平に配置するとともに、該一対のシーブに無端状の帯鋸刃を所定の張力で張設して一対のシーブ間で帯鋸刃を水平回転させる切断手段と、前記一対のシーブを上下方向に移動自在にガイドする一対のガイド部材と、前記一対のシーブを一対のガイド部材に沿って上下方向に昇降させる昇降手段と、を備えたバンドソー型切断装置による切断方法において、
前記一対のガイド部材を前記復水器本体に着脱自在に固定し、前記昇降手段により前記一対のガイド部材に沿って下降移動する前記帯鋸刃によって、前記熱交換用細管の切断を開始し、その切断途中において、前記一対のガイド部材を前記復水器本体に固定した後、切断を継続することを特徴とする復水器用バンドソー型切断装置による切断方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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