説明

快適パッドを有するブレスレット

【課題】安定した腕時計、すなわち、ブレスレットのあらゆる最初の調節形態およびあらゆる使用状態において、特に、手首に不快な圧力を掛け、または時計が腕の周りで著しく動くことを回避して、最高の快適さを提供するように適合された腕時計をもたらすこと。
【解決手段】時計ケース(29)に連結するように適合された第1の端部(2)を備え、この第1の端部(2)に近接してその内面に配置された快適パッド(10)を備え、この快適パッド(10)が長手方向開口部(15)を備える、腕時計用ブレスレットストランド(1)を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腕時計用のブレスレットストランドに関する。本発明は、同様に、その種ブレスレットストランドを構成する、ブレスレットおよび腕時計自体にも関する。
【背景技術】
【0002】
革性またはポリマー(エラストマー、熱可塑性、熱可塑性/エラストマー)材料から製造された可撓性ブレスレットは、美的理由のため、かつ/または機械的固定要素を組み込む十分なスペースを設けるために、ブレスレットが時計ケースと連結する領域でしばしば厚めになる。そして、上記のような解決策は、その領域でブレスレットストランドを曲がりにくくさせる欠点を有し、それが、そのブレスレットの装着者にとって厄介であり、装着者に不快感を生じさせ得る。
【0003】
一方、腕時計を装着するには様々な方式があり、ある者は緩く嵌めるのを好むのに対して、他の者はきつめに嵌めるのを好む。この嵌め方の選択は、従来の留め金によってブレスレットが腕上に閉じられたときに、ストランドの長さを調節することによって決定される。ブレスレットのこの最初の調節は、たとえば、負荷される圧力による手首寸法の著しい減少を伴う水中ダイビングなどのスポーツに参加したとき、さらに特に、腕時計をダイビングスーツの上に装着している場合、変化することがある。この場合、装着者は、緩すぎるブレスレット、および所定位置に止まらず腕の周りを動く時計に煩わされる虞がある。別の該当例は、気候が温暖なとき手首が膨らみ、それによって不快感を生じる場合である。
【0004】
そのような現象を避けるために、安定した腕時計、すなわち、ブレスレットのあらゆる最初の調節形態およびあらゆる使用状態において、特に、手首に不快な圧力を掛け、または時計が腕の周りで著しく動くことを回避して、最高の快適さを提供するように適合された腕時計をもたらすことが有益である。
【0005】
これら条件に答えるために、特許文献1では、ブレスレットストランドが時計ケースに固定される領域の周りのブレスレットストランドの厚さ内に横向きの開口部を生成して、ブレスレットによって装着者の腕に加えられる圧迫を軽減させることが提案されている。したがって、この解決策は、ストランドの横方向断面全体に亘って同じプロフィールを有し、特に、装着者の腕に接触する連続面に覆われた開口部をその幅全体に亘って備えるブレスレットストランドによって実現される。実際には、この解決策は、ブレスレットによって腕に加わる圧力を軽減するには効果が不十分であることが判明している。さらに、その解決策は、ブレスレットの清掃を困難にし、特にこの横向きの開口部に汚れが溜まる虞が高い。さらに、上述の開口部は、目に付きやすく、ブレスレット全体の美観を向上させるところが何もない。最後に、この解決策は不安定であり、たとえばダイビング時に、ブレスレットの腕への嵌り具合を自動的に適合させることができない。
【0006】
別の従来技術の解決策は、ブレスレットストランドにコンサーティーナの形態の部分を設けることを含み、それによって、その部分が、手首のサイズの変化に適合するために自動的に開いたり閉じたりすることができ、特に、ダイビング時に十分に締まった嵌りを実現する。実際には、そのような解決策では、後にダイビング時にコンサーティーナ部分を自動的に閉じさせるために、ブレスレットを最初にかなりきつく締め、それによって、コンサーティーナ部分を引き伸ばすようにする必要がある。この最初の締付けが腕に不快感を生じさせ、この解決策は、ブレスレットの快適さの要求に対して不十分な答えである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−262910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、従来技術の解決策の欠点のすべてまたは一部を含むことなく、上述の条件に答えることを可能にするブレスレットストランドに関する解決策が必要である。
【0009】
より正確には、本発明の第1の目的は、広範囲の調節に亘って最高の快適さを達成することを可能にする、腕時計の用途のブレスレットストランドの形状において、解決策を見出すことにある。
【0010】
本発明の第2の目的は、特に水中ダイビングの時に、その使用中に手首のサイズの変化に適合するブレスレットストランドに関する解決策を見出すことにある。
【0011】
さらに、本発明は、当然、清掃が容易で、美的に満足でき、製造が容易で、信頼性が高く、耐久性の高いブレスレットストランドに関する解決策を見付ける。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そのために、本発明は、時計ケースに連結するように適合された第1の端部を備え、この第1の端部に近接してその内面に配置された快適パッドを備え、この快適パッドが長手方向開口部を備える腕時計用ブレスレットストランドを含む。
【0013】
本発明は、特許請求の範囲によって厳密に定義される。
【0014】
本発明のこれら目的、特徴、および利点が、添付図面に併せ、非限定的例として示された特定の実施形態の以下の記述で詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1の実施形態によるブレスレットを備える腕時計の透視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるブレスレットの透視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によるブレスレットストランドの側面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態によるブレスレットストランドの第1の横方向面A−A内の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態によるブレスレットストランドの第2の横方向面B−B内の断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態によるブレスレットストランドの圧縮状態Eの関数として腕に掛かる圧迫Pを示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態によるブレスレットストランドの透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本記述の残りの部分では、以下の用語が使用される。すなわち、「長手方向」は、時計ケースへの固定領域からブレスレット留め金への固定領域へ向かって延在するブレスレットストランドの長さに沿った方向を意味し、「横方向」は、ブレスレットストランドの面内での、長手方向に垂直な方向を意味し、手首の軸線に対応し、「垂直方向」は、ブレスレットストランドに垂直な(または皮膚面に垂直な)方向を意味し、長手方向および横方向に垂直であり、ブレスレットの内面から内側に向いている。さらに、「内面」は、装着者の腕の方に向いているブレスレットストランドの面を意味し、逆に、「外面」は、ブレスレットが装着されたとき外側から見える、反対側の面を意味する。
【0017】
図1〜5は、本発明の第1の実施形態を示す。
【0018】
特に、図1で分かるように、この実施形態による腕時計は、2つのストランド1を備えるブレスレットを具備し、そのストランドの第1の端部2は、たとえば、ストランド1を手首上で自動的に自然な向きにすることができる関節結合ピンを用いて、時計ケース29に固定される。その点に関しては、関節結合ではなく、時計ケースの半径に適合する固定手段であってもよい。両ストランド1の第2の端部3は、たとえば、折畳み式バックルの形態を有し得る留め金28を用いて、装着者の腕の周りにブレスレットを閉じ、締めるために、それらストランドを一体に連結するように機能する。
【0019】
より詳細に図2で分かるように、ブレスレットの各ストランド1は、時計ケースに連結するように設けられたストランドの端部2に近接して位置する領域のストランドの内面に、快適パッド10を備える。
【0020】
この実施形態によれば、この快適パッド10は、ストランド1の長手方向軸線周りに対称に配置された2つの別個の弾性部分11を備える。これら2つの弾性部分11は、ストランドの内面から上端部13まで、距離14だけ互いに離れ、中央開口部15へのアクセスを可能にするように、垂直方向に延在する。この中央開口部15は、底部がストランド1の内面によって画定され、側部が2つの弾性部分11によって画定され、上部が、各弾性部分11の2つの上端部13間の隙間を介して外部に向かって開いている空気の空間の形態を有する。この中央開口部15は弾性部分11と共に、快適パッド10の長さ全体に亘って連続して長手方向に延在する。
【0021】
図3に示されるように、快適パッド10は、時計ケースに連結するように設けられたストランドの端部2に近接する第1の端部16から第2の端部17まで、装着者の手首に満足な快適さを達成するのに十分な長さに亘って延在する。この長さは、好ましくは、ストランド1の長さの4分の1以上である。この実施形態では、この長さは、ストランド1の長さの半分に僅かに足りない。この長さは、ストランド1の長さの半分未満が好ましいが、ストランドの長さ全体に亘ってもよい。
【0022】
次に、図4〜6を参照して、この快適パッドがどのように働くかを説明する。快適パッドの形は、快適パッドが手首のすべての点に掛ける圧力が、ブレスレットの締付けの広い範囲に亘って、装着者が許容することができる閾値未満に止まるように設計されている。そして、図4および5は、図3に示された2つの異なる横方向面A−A、B−B内の断面それぞれによる快適パッド10の2つの横方向断面図を示す。図6は、パッドの圧縮距離Eによってもたらされる様々なレベルのブレスレット締付け状態に対して、上述の2つの断面A−A、B−Bに対応する、手首に接触する各領域18、19それぞれにおいて、手首が受ける圧力Pのカーブ30、31を示す。閾値32は、ブレスレットを長い間装着することに対して、それを超えると快適さのレベルが許容できなくなる最大圧力Pを示す。快適パッド10が、ブレスレットの装着者が求める理想的な快適さのレベルを、ブレスレット締付けのすべての状態下で達成することをこのように可能にすることが容易に分かる。快適パッドの圧縮開始時の1度限りの最大値は、ほぼ確実に数値シミュレーションの人工的乱れであり、装着試験では見付からない。したがって、快適パッド10は、その快適性機能を完全に満足する。
【0023】
図4および5はまた、各弾性部分11の断面が、2つの直線分枝21、22を備える傾斜V字形を有することに注目させる。V字の下側の分枝21は、ストランドの内面から、その面に対して角度αで僅かに傾斜して、ストランドの側端に向かって延在する。次いで、V字の第2の上側分枝22は、V字の点23から、ストランドの中央に向かって上端部13まで、ストランド面に対して角度βで延在する。快適パッド10の2つの分枝21、22の2つの傾斜角α、βは、時計ケース29に連結するための端部2の側に位置する快適パッド10の端部16で、2.5mm程度の撓みを可能にする。この撓みは、快適パッドの長さに沿って異なってもよい。それによって、緩い嵌め方およびダイビングの場合でも、ブレスレットに予想される締付け状態の様々なレベルに対応し、ブレスレットの安定性を確実にすることが可能になる。
【0024】
さらに、快適パッド10の各弾性部分11の傾斜V字形は、パッドの上側分枝22が、速やかに、ストランドの内面に実質的に平行な面、より正確には、装着者の腕の表面に適合することができる面になり、それによって、装着者の腕の表面全体に亘って接触圧力を分散させ、より小さな表面上に掛かる同じ圧力によって生じるであろう厳しさを回避することを可能にする。それゆえ、快適パッドのこの接触面は、快適パッドの圧縮によってほとんど増加せず、快適さはパッドの圧縮とは無関係に維持される。
【0025】
快適パッドの弾性部分11のV字の点23は、ストランドの側端4の方に向いているが、これら側端4から離れており、すなわち、ストランド1は、弾性部分11を越えて延在する。これによって、快適パッド10を控えめで目立たないようにすることができ、それは、ブレスレットの全体的美的外観の点で有利である。この効果は、快適パッド10が長手方向に延在することによって可能になり、それによって、快適パッドを各ストランドの側端4から離しておくことができる。この効果をさらに増進するために、ストランド1の内面の側端4で弾性部分11を外れた位置に、厚さを増した側方縁部5が設けられ、それによって、快適パッド10を隠す。
【0026】
当然、弾性部分11は、図示されているものとは異なるV字形を有してもよい。有利には、自由状態で測定した角度α、βは、以下の条件を満足し得る。
5<α<45かつ0<β<45
別の実施形態では、これら弾性部分は異なる形の断面を有し得、たとえばU字形や、湾曲した分枝や、3つ以上の分枝を有し得る。分枝の少なくとも1つが湾曲した形を有するとき、角度について上記で示された値は、分枝の接線とストランドの内面との間の角度に適用される。特に、これら分枝の最初の傾斜が上記の値に対応することが有利であり、すなわち、これら分枝の最初の部分の接線の角度が特に考慮される。
【0027】
さらに、弾性部分11のこの形状が、快適パッド10の長手方向で変化し得る。たとえば、撓みを、時計ケース29に最も近い端部2近くで減少させてもよい。ちなみに、この撓みを減少させる別の解決策は、時計ケース29に近い位置のストランド1の厚さを増加させることにもある。ただし、時計ケース29近くのストランド端部2でのストランド厚さのこの増加は、必要な快適さのレベルを達成するために必ずしも有効ではないので、上記のコンセプトが有利である。図示されていない別の実施形態によれば、各弾性部分11は、ストランドの可撓性全体を向上させるために、長手方向に定められたピッチで配置された中断部20を有する。図示されていないさらに別の実施形態によれば、快適パッドは、3つ以上の弾性部分11を備え得る。
【0028】
さらに、快適パッドは、エラストマー(ゴム)、またはあらゆるプラスチック材料(熱可塑性樹脂/エラストマーなど、一般に低い硬度レベルを有するように選択されたもの)など、いかなる弾性材料から製造してもよい。有利な実施形態によれば、快適パッドは、ストランドと一体の単一体として、たとえば鋳造によって製作され、それによって、一体型のブレスレットを製造することが可能になる。
【0029】
当然、当業者は、特定の要件に応じた本発明の実施形態を形成するために、快適パッドに関する上記のすべての要素の中から有利な折衷案を見出すことができる。
【0030】
最後に、快適パッドの長手方向開口部15は、単なる空気に充填された開口部として示されてきた。別の実施形態によれば、この長手方向開口部は、特定の衝撃吸収材によって充填されており、たとえばゲルまたは空気で充填されたセルである。
【0031】
最終的に、上記の解決策は、追求した目的を達成し、以下の利点を提供することができる。すなわち、
その解決策は、衝撃時の衝撃吸収機能を満たしながら、接触面、および腕に掛かる接触面圧力の良好な制御によって、接触面ブレスレットを緩く嵌めた場合およびきつく嵌めた場合に、満足なレベルの快適さおよび時計のより良い安定性を達成することを可能にし、その結果、パッドが存在することによって、緩く嵌めた状態で角度偏位を1/4に減らす(28.8°から8.5°へ)ことが測定によって示されている。
その解決策は、たとえば水中ダイビングに参加したとき、手首寸法の変化にブレスレットを自動的に適応させることができ、実施した試験では、パッドと手首との接触を失うことなく15mmの手首寸法の減少を補償し、それによって、ブレスレットの締付けレベルの調節を変更する必要なしに、装着者の手首の表面全体に亘ってかなりの長さ範囲でブレスレットを装着者の手首に接触したままにすることができる。この機能は、「遊びの吸収」と呼ばれることもある。
その解決策は、目立たないパッドの特質によって、有利な美的外観を達成することを可能にする。
その解決策は、単に随意2つの側方弾性部分11を引き離すことによってそれらを開け広げることにより、容易な清掃を可能にする。
その解決策は、同様に、開口部の存在によって手首への通気を容易にする。
【0032】
当然、本発明は、記載されている実施形態に限定されない。
【0033】
第2の実施形態によれば、快適パッド10の長手方向開口部は、その上面が閉じ、任意選択で、時計ケース側および/またはその反対側の快適パッドの端部16、17に向かう開口部を備える。
【0034】
したがって、図示されていない第1の解決策は、盲孔と同様な態様で、ブレスレットの留め金の方へ向いた開口部端部17のみで外部に向かって開口する快適パッドの長手方向開口部15にある。第2の解決策は、その2つの端部16、17で開口する長手方向開口部15にある。この解決策は、上記の第1の解決策に比較して、ストランドの清掃を容易にするという利点を提供する。その種解決策が図7に示されている。
【0035】
最終的に、本発明は、それに限定されないが好ましくは快適パッドの全長に亘って延在するあらゆる長手方向開口15を有する快適パッド10によって実現することができることが分かる。すなわち、本発明のこの設計は、装着者の腕に接触するように設計された衝撃吸収弾性部分11によって囲まれた開口部分15を備える、ブレスレットストランドの内面に付加された快適パッド10によって実現される。好ましくは、快適パッドの断面は、快適パッドの長さの全体または大部分、好ましくは快適パッドの全長の少なくとも4分の3に亘って、一定または同様な形状を有する。快適パッドの構成要素部分の材料の厚さおよび形状は、快適パッドの全長に亘って変化してもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 ストランド
2 ストランドの第1の端部
3 ストランドの第2の端部
4 側端
5 側方縁部
10 快適パッド
11 弾性部分
13 上端部
14 距離
15 中央開口部
16 快適パッドの第1の端部
17 快適パッドの第2の端部
18 領域
19 領域
20 中断部
21 下側の分枝
22 上側の分枝
23 V字の点
28 留め金
29 時計ケース
30 圧力Pのカーブ
31 圧力Pのカーブ
32 閾値

【特許請求の範囲】
【請求項1】
時計ケース(29)に連結するように適合された第1の端部(2)を備え、第1の端部(2)に近接してその内面に配置された快適パッド(10)を備え、快適パッド(10)が長手方向開口部(15)を備える、腕時計用ブレスレットストランド(1)。
【請求項2】
前記快適パッド(10)が、少なくとも1つの弾性部分(11)によって両側面を囲まれた前記長手方向開口部(15)をその中央部分に備える横方向断面を有する、請求項1に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項3】
前記ストランドが、該ストランドの前記断面上で、前記弾性部分(11)を越えて横方向に延在する、請求項2に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項4】
少なくとも1つの弾性部分(11)を備え、前記弾性部分の断面が、傾斜VまたはU字形タイプの少なくとも2つの平坦および/または湾曲した傾斜分枝を備える、請求項2または3に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項5】
前記弾性部分(11)が、前記ストランドの内面から、この面に対して自由状態で5〜45度の傾斜αに従って延在する第1の分枝(21)と、次いで、この面に対して自由状態で0〜45度の傾斜βの第2の分枝(22)とを備える、請求項4に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項6】
前記長手方向中央開口部(15)周りに対称に配置された2つの弾性部分(11)を備える、請求項2〜5のいずれか一項に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項7】
前記弾性部分(11)の上端部(13)が、前記長手方向開口部(15)の開口上端部を画定する距離(14)だけ離隔配置されている、請求項2〜6のいずれか一項に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項8】
前記快適パッド(10)が、該快適パッド(10)の全長に亘って長手方向に延在する少なくとも2つの弾性部分(11)を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項9】
前記弾性部分(11)が、連続であり、または、前記ブレスレットストランドの可撓性を増加させるために長手方向に配置された中断部(20)を有する、請求項8に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項10】
前記長手方向開口部(15)が、前記快適パッド(10)の全長に亘って長手方向に延在する、請求項8または9に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項11】
前記ストランドが、前記快適パッド(10)の周りに配置された側方縁部(5)を備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項12】
前記快適パッド(10)が、前記ストランドの全長の少なくとも4分の1に亘って延在する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項13】
前記快適パッド(10)が、前記ストランドの全長の2分の1未満に延在する、請求項12に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項14】
エラストマー材、プラスチック材、またはゴム材から製作され、前記快適パッド(10)が、前記ブレスレットストランド(1)と共に鋳造された単一体を形成する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の腕時計用ブレスレットストランド。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか一項に記載のストランド(1)を2つ備える腕時計用ブレスレット。
【請求項16】
請求項15に記載のブレスレットを備える腕時計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−213621(P2012−213621A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−72880(P2012−72880)
【出願日】平成24年3月28日(2012.3.28)
【出願人】(599091346)ロレックス・ソシエテ・アノニム (41)
【氏名又は名称原語表記】ROLEX SA