性的治療装置
本発明は、性的治療のための装置及び方法が提供される。この装置は、室106と、前記室106に接続される負圧源110とを含む。少なくとも一つの気流開口108は、室106に形成され、気流が気流開口108を通って流れることができるように形成される。加えて、陰核は、室、即ち気流開口の中に配置されることができる。気流調節器102は、前記少なくとも一つの気流開口の上を覆って調節されて、室を通って陰核を通過する気流の量を変化することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
おそらく、人々の間で最も個人的且つ親密な関係の一つは、性的活動である。もし、親密なパートナーとの間の性的活動が困難になったら、全ての個人間の関係は緊張したものとなるだろう。ある人々にとって、これらの性的活動の問題は、性的機能障害のレベルに到達するであろう。性的機能障害は、性欲、性的興奮(覚醒、arousal)、オルガスム、性交痛、の障害を含む。加えて、患者における、不平、身体症状、感情は、そのような障害が組み合わされた身体的及び心理的な性質のために、診断及び治療を困難にする。
【0003】
女性の性的機能障害(FSD)は、女性の性的興奮障害(FSAD)と呼ばれる障害を含む。FSADは、持続性の又は再発性の不能であり、性的活動の間に、十分な潤滑又は膨張反応を達成又は維持することをできなくし、個人的な不幸に帰着する。医療研究によれば、43%までの女性が、FSDに苦しんでいることを示している。FSADを有する個々人は、性的な型にはまった手順、不適切な刺激(年齢又はパートナーが原因のもの)に退屈しており、若しくは、陰核の血流又は充血の問題さえも有している。陰核膨張を確実にすること(例えば、充血、膨張、勃起)は、FSADを解決するために重要な役割を演じるであろうと信じられている。あるFSAD患者にとって、陰核膨張段階を通過することで単に十分であり、その後、性交が再び楽しくなるであろう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
FSAD患者は、陰核膨張のための血流を助ける血管作用性ゲルを受け入れるとはいえ、このタイプの処置は、全ての女性に対して必要に効果的ではない。結果として、非薬剤的装置が、FSAD患者を処置するために有益になり得る。陰核刺激のための以前の装置は、摩擦、振動、吸引を用いていた。摩擦は、潜在的に陰核に対する血流を妨げて、膨張を妨げるという問題を有する。振動は、陰核に対して刺激を提供することができるが、必ずしも膨張を保証せず、また、振動は、炎症、ただれ、かゆみを引き起こし得る。吸引は、膨張を促進するが、振動や摩擦のように陰核を刺激しない。事実、吸引は、吸引装置の構造により、陰核領域を密閉する傾向があり、これが不快感を引き起こす。
【課題を解決するための手段】
【0005】
性的治療のための装置及び方法が提供される。この装置は、室と、前記室に接続される負圧源とを含む。少なくとも一つの気流開口は、室に形成され、気流が前記気流開口を通って流れることができるように形成される。加えて、陰核は、室、即ち気流開口の中に配置されることができる。気流調節器は、前記少なくとも一つの気流開口の上を覆って調節されて、室を通って陰核を通過する気流の量を変化することができる。
【0006】
本発明の追加の特徴及び有利な点は、続く詳細な説明から明らかになり、詳細な説明は、添付図面と共に用いられ、本発明の特徴の例示として共に説明される。
次に、説明された例示的な実施形態を参照し、特定の用語が、実施形態を説明するために個々で用いられる。しかしながら、発明の範囲の限定を意図しないことは理解されよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1に説明されるように、例示的な実施形態の装置が、空気通路を用いる、性的な治療及び又は刺激のために提供される。性的治療装置は、室106と、この室に接続される負圧源110とを含むことができる。
【0008】
少なくとも一つの気流開口108は、室106、又は気流通路の中に形成されることができる。気流開口は、気流開口を通る気流、及び陰核104の配置を許すすように形成される。例えば、この室は、使用者の陰核104を取り囲むことができる。一旦減圧装置110が始動すれば、気流は、気流開口198から室の基端に流れ、室106(又は管)を通って使用者の陰核104を通過して、やがて負圧装置110又は真空装置(バキューム)の中に至る。加えて、この室は、所望ならその直径に対して引き延ばしてもいい。
【0009】
気流調節器102は、一つ又はそれ以上の気流開口を調節するように形成でき、室を通って陰核を通過する気流の量を変更することができる。図1の実施形態において、室106の気流開口108の上を覆う気流調節器102を摺動することによって、気流が調節される。
【0010】
負圧又は真空は、陰核が血液で充血することを助ける。使用者は、気持ちの良い感覚を最大限にするために、室内における気流調節器及び陰核の位置を調節してもよい。代替的に、陰核は、気流開口自体の中又はその近くに配置してもよい。一旦、望ましい効果が達成されれば、負圧又は真空装置は、停止される。室又は通路に気流を提供する如何なる形式の装置も、本発明と共に用いられることができる。
【0011】
あるFSAD患者のためにこの装置が用いられると、使用者のパートナーは、一旦使用者の陰核が充血したら性的活動を継続してもよい。他の患者は、この装置を、より潤滑を生成するための刺激の提供に用いるために選択してもよい。一旦十分な潤滑が得られれば、使用者はパートナーと性的活動を継続してもよい。治療装置の使用は、不満足な性的体験を与える性的機能障害のサイクルを破る助けになりえる。
【0012】
この装置及び方法がFSDに苦しむ女性にとって利益がある一方、利益は、活動的な成人男性の人々の如何なるメンバーによっても、理解されよう。かなり迅速な陰核膨張のために、装置及び方法を提供することによって、これは、彼女が性的満足状態への到達を望むだけの数、オルガスムを経験できることによって、性的満足のために女性が自らの必要を満足させることができる。気流によって生成される陰核運動と共に、陰核は、振動するフルートのリードのように運動することができる。ある女性は、追加的なオルガスムを達成するために、別なものを利用するよりも、性器を刺激するためにこの装置を用いてもよい一方、他の女性は、パートナーの欠如により何回でも満足に到達するためにこの装置を用いてもよい。
【0013】
ほとんど、如何なる女性であっても、本発明を用いて性的満足の望ましい状態に至ることができるので、本発明によれば、女性が、より良い自尊心、減少したストレスを有することに帰結し、また、彼女をより満足させることができる。この増加したポジティブな精神状態が、彼女の生活の他の観点に対してポジティブな結果を与えるであろう。例えば、継続する陰核膨張によって、女性はFSDに関連する苦痛を避けることができる。加えて、自らの満足のために全ての女性によるこの装置の使用が、FSDを治療するためにこの装置を使用することの恥ずかしさを取り除く助けになりえる。これにより、FSDの女性が、より劣っていないと感じる助けになる。
【0014】
図2及び図3を参照すると、女性の性的治療装置の一実施形態は、室又は管106のために気流開口108を含んでいる。この開口は、使用者を傷つけることを妨げるために、滑らかな端部を備えて形成されてもよい。この女性の性的治療装置は、負圧装置のコネクタ210又は真空装置のコネクタによって、真空源(不図示)に接続できる。負圧装置のコネクタは、室がよく密封され、また管状形式の種々の負圧源を室に接続できるように、コネクタを先細り(傾斜)可能として取り付けられる。例えば、負圧装置のコネクタは、順応性(展性)のプラスチック材料(例えばポリエチレン)、ゴム、負圧源との接続のためにより良い密封を可能とする他の弾性材料、から作られてもよい。
【0015】
室又は通路は、金属、合成物(複合物)、プラスチック、ゴム、樹脂、類似する医学的で消費者的な適用に役立つ他の知られている材料、から作られてもよい。一実施形態は、射出成型プラスチックを用いてもよく、これにより、丈夫で洗浄可能な装置を提供することができる。個々に洗浄及び交換するために、個々の構成部品を分離してもよいように、この治療装置を作ってもよい。
【0016】
異なる気流調節器102又は真空装置のコネクタ210を、今までのところで議論されたものと置換してもよい。室内で開口を通る望ましい気流を提供するために、例えば、気流調節器は、回転フィン、摺動フィン、通路、若しくは気流の管理又は変更構造として形成されてもよい。代替的に、室(通路)または気流調節器の内側は、室又は通路の中で気流パターンを変化するために、室又は通路に、フィン、溝、障害物、通路、又は空気案内表面を含んでもよい。例えば、渦作用が作用してもよく、又は何か他の気流が生成されてもよい。気流調節外形を変更することは、異なる気流パターンを提供することができ、この異なる気流パターンは、異なる女性の要求に合う変化する感覚に帰着する。図2に説明される他の実施形態において、女性の性的治療装置は、一又はそれ以上の止め部(ストップ)120を含み、この止め部は、気流調節器102が室106を置いていく(取り残して外れる)ことを阻止し、そして室(又は管)及び調節器が、一緒に掃除されることができる。同じように、真空装置のコネクタ(負圧気流のコネクタ)は、常設的に室に取り付けられる。
【0017】
図3は、治療装置の端部から視たものを説明する。特に、室106の基端が示される。気流開口108の底領域も、この基端に関連して見ることができる。このような状況において、「基」及び「基端」という用語は、装置の適用中に、使用者に対して配置される室の端を意味する。加えて、基端は、装置を女性のために使いやすくするように、平坦、凹状(窪んだ)、凸状とするか、又は他の状態で形成されてもよい。気流調節器102は、室を取り囲んで示される。以前説明したように、気流調節器は、室の表面を上下に移動することができて、気流開口の全て又は一部を覆う。負圧気流のコネクタ210の端の外形は、現実施形態の他の要素に関連して図4に説明される。
【0018】
図5及び図6において、本発明の実施形態は、並列の(多数の)気流開口108を備える性的治療装置を含む。並列の気流開口は、室106を介して、且つ第1及び第2の気流開口の両方を介して、気流を導くことによって、単一の気流開口に比べて異なる気流パターンを提供する。
【0019】
気流調節器102は、図5及び図6に示される実施形態において、同時に気流調節器が空気開口の上で上下に動くことを可能にすることによって、両方の空気開口108のために気流を調節する。この配置は、気流調節器が気流開口の一部又は全ての気流開口を覆うことを可能にする。他の気流調節器が空気開口の間で異なって気流を調節することも可能である。使用者は、装置の使用中に、どちらかの気流開口又は両方の気流開口の中に陰核を配置してもよい。
【0020】
気流開口は、図5及び図6に説明されるように、治療装置の側壁部及び基端に開口を含むことができる。加えて、気流開口は、この装置の基端の中に延びる開口を有してもよい。例えば、気流開口は、基端の近くで、実際に基端に開口を生成することなしに、室の側壁部内に完全に形成されてもよい。これは、使用者が好ましい吸引適合の形成を可能とする一方、望まれる量の気流が、陰核に向けられることを可能とする。代替的に、互いから室の直径をわたって配置されるように、対向して並列の(多数の)気流開口を並べて配置することができる。
【0021】
図7及び図8を参照すると、使用前及び使用中における、本発明の特定の実施形態が示されている。図7は、使用前の女性の性的治療装置を説明しており、ここで、使用者は、彼女の陰核104を、室106内に含まれる気流開口108の近く又は気流開口108の内に配置する。真空源(ここでは図示しない)は、真空装置のコネクタ210に接続されてもよく、その一方、気流調節器102は、開位置のままである。
【0022】
図8は、使用中の、女性の性的治療装置を説明しており、ここで、使用者の陰核104は、室又は管を介して真空源によって提供される、気流生成振動及び吸引の助けで、引き延ばされる。気流調節器102は、気流開口108の上を移動でき、室106を介して陰核104の上に、増加する負圧及び異なる気流を引き起こす。
【0023】
本発明の使用は、他の部材の付加で向上されるであろう。血管作用性ゲルは、陰核膨張を増加するための他の手段を提供する。薬理学的作用剤により、刺激に対する陰核の膨張又は感受性を助けてもよい。加えて、この装置は、陰核リング又は類似の感覚増強装置を共に使用されてもよい。
【0024】
振動を介して刺激を更に提供するために、この性的治療装置に備えられるか、又は取り付けられて、分離振動装置を含むことができる。他の、オイル、刺激薬(興奮薬)、感覚増強化合物は、本発明と組み合わせて使用されることもできる。
【0025】
本発明の実施形態は、安全の特徴を含んでもよい。緊急弁が追加されてもよく、この緊急弁は、陰核に対する気流を素早く減少するか、又は使用者が気流を拍動することを可能にする。室又は気流調節器はグリップ(把手)を含んでもよく、このグリップは、使用者がこの装置をきつく握って配置することを可能にする。ハンズフリーの(手を使わない)使用のために、ストラップを備えたハンズフリーの接続構成又は類似の接続手段が、この装置を女性の体に取り付けるために用いられてもよい。
【0026】
図9が説明する実施形態は、種々の負圧コネクタを含んでもよく、このような負圧コネクタは、長い先細り管(テーパチューブ)906、警笛(ホーン)状管904、階段シリンダ状管902を含み、それによって、使用者が負圧源と最も適合するものを選ぶことを可能にする。加えて、負圧コネクタはホース又は可撓性配管に接続されることができ、ホース又は可撓性配管は、負圧装置又は真空ポンプに接続する。ホース又は可撓性配管の使用により、この装置の使用者は、自らが真空装置からの距離を置くことを可能にする。
【0027】
図10は、種々の室の配置及び形状が用いられてもよいことを説明している。室の形状は、矩形1010、菱形(斜方形)1012、三角形1014、多角形1016、実質的に卵形(長円形)1018、湾曲(曲線状)1020であってもよく、直線及び曲線の部分を含んでもよく、不規則に形成されてもよく、又は、この室は、丸形(球形)に形成されて、丸(球)の極が取り除かれることすらできる。気流調節器は、室の形状に適合するように形成されることができ、その上、室の内外面の周りで上下に摺動するように形成されることができる。
【0028】
図11は、長方形の気流開口1110を用いる実施形態を説明する。この開口の形状は、変更した気流の量を提供するために、又は美的な理由で、変更してもよい。図11の開口は、ある配置を説明しており、この配置において、開口は、室壁内に完全に配置され、開口は室の基端の中に延びていない。この形式の配置は、比較的高いレベルの気流を維持すると同時に、使用者が基端でより良い密閉を生成することを可能にする。
【0029】
図12は、室壁に組み入れられた気流調節器を用いる本発明の実施形態を説明する。親指制御位置1210は、気流調節器を開口1214の中へ下げて移動するために、気流調節器1212の上で用いられることができる。図13は気流調節器を説明しており、この気流調節器は、横方(側方)移動ドア1320を用いて気流開口1330を覆い、この横方移動ドアはピボット(枢軸)1310を用いて左右(側方から側方)に移動することができる。
【0030】
本発明の種々の実施形態において、負圧源又は真空装置は、電池向け真空ポンプ、電気ポンプ、ハンドポンプ、当業者に知られる他のポンプとしてもよい。ある実施形態は、室に対して直接的に取り付けられた一体型真空源を含むこともできる。しかしながら、そのような実施形態は、最終使用者にとって多少騒々しいかもしれない。加えて、負圧源は家庭用真空掃除機であってもよい。真空源の変更、真空源の使用、真空源の位置は、当業者によってなされることができる。
【0031】
前述の例は、1つ又はそれ以上の特別な適用における本発明の原理の例証である一方、当業者にとって明らかであるが、形状、使用、実施の詳細における多数の変更は、発明的能力を使用することなしに、また本発明の原理及び概念からそれることなしに、なされることができる。したがって、本発明は、明らかにされる特許請求の範囲によるものを除いては限定されないことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施形態による治療装置及び陰核の断面図である。
【図2】本発明の実施形態による一つの空気開口を備える治療装置の正面図である。
【図3】図2に示される実施形態の側面図である。
【図4】図2及び図3に示される実施形態の底面図である。
【図5】本発明の実施形態による二つの空気開口を備える治療装置の正面図である。
【図6】図5に示される実施形態の側面図である。
【図7】本発明の実施形態による、空気調節及び真空動作前における、陰核を伴う治療装置の正面図である。
【図8】本発明の実施形態による、陰核の刺激及び充血を引き起こす空気調節及び真空動作中における、陰核を伴う治療装置の正面図である。
【図9】治療装置に結合するための例示的なコネクタのコレクションの正面図である。
【図10】本発明の実施形態における種々の形状の外形を取る室の基端の図である。
【図11】矩形状気流開口を用いる治療装置の実施形態の図である。
【図12】室壁に組み立てられた気流開口を用いる治療装置の実施形態の図である。
【図13】枢動カバーを用いて気流開口を覆う治療装置のための気流調節器の図である。
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
おそらく、人々の間で最も個人的且つ親密な関係の一つは、性的活動である。もし、親密なパートナーとの間の性的活動が困難になったら、全ての個人間の関係は緊張したものとなるだろう。ある人々にとって、これらの性的活動の問題は、性的機能障害のレベルに到達するであろう。性的機能障害は、性欲、性的興奮(覚醒、arousal)、オルガスム、性交痛、の障害を含む。加えて、患者における、不平、身体症状、感情は、そのような障害が組み合わされた身体的及び心理的な性質のために、診断及び治療を困難にする。
【0003】
女性の性的機能障害(FSD)は、女性の性的興奮障害(FSAD)と呼ばれる障害を含む。FSADは、持続性の又は再発性の不能であり、性的活動の間に、十分な潤滑又は膨張反応を達成又は維持することをできなくし、個人的な不幸に帰着する。医療研究によれば、43%までの女性が、FSDに苦しんでいることを示している。FSADを有する個々人は、性的な型にはまった手順、不適切な刺激(年齢又はパートナーが原因のもの)に退屈しており、若しくは、陰核の血流又は充血の問題さえも有している。陰核膨張を確実にすること(例えば、充血、膨張、勃起)は、FSADを解決するために重要な役割を演じるであろうと信じられている。あるFSAD患者にとって、陰核膨張段階を通過することで単に十分であり、その後、性交が再び楽しくなるであろう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
FSAD患者は、陰核膨張のための血流を助ける血管作用性ゲルを受け入れるとはいえ、このタイプの処置は、全ての女性に対して必要に効果的ではない。結果として、非薬剤的装置が、FSAD患者を処置するために有益になり得る。陰核刺激のための以前の装置は、摩擦、振動、吸引を用いていた。摩擦は、潜在的に陰核に対する血流を妨げて、膨張を妨げるという問題を有する。振動は、陰核に対して刺激を提供することができるが、必ずしも膨張を保証せず、また、振動は、炎症、ただれ、かゆみを引き起こし得る。吸引は、膨張を促進するが、振動や摩擦のように陰核を刺激しない。事実、吸引は、吸引装置の構造により、陰核領域を密閉する傾向があり、これが不快感を引き起こす。
【課題を解決するための手段】
【0005】
性的治療のための装置及び方法が提供される。この装置は、室と、前記室に接続される負圧源とを含む。少なくとも一つの気流開口は、室に形成され、気流が前記気流開口を通って流れることができるように形成される。加えて、陰核は、室、即ち気流開口の中に配置されることができる。気流調節器は、前記少なくとも一つの気流開口の上を覆って調節されて、室を通って陰核を通過する気流の量を変化することができる。
【0006】
本発明の追加の特徴及び有利な点は、続く詳細な説明から明らかになり、詳細な説明は、添付図面と共に用いられ、本発明の特徴の例示として共に説明される。
次に、説明された例示的な実施形態を参照し、特定の用語が、実施形態を説明するために個々で用いられる。しかしながら、発明の範囲の限定を意図しないことは理解されよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1に説明されるように、例示的な実施形態の装置が、空気通路を用いる、性的な治療及び又は刺激のために提供される。性的治療装置は、室106と、この室に接続される負圧源110とを含むことができる。
【0008】
少なくとも一つの気流開口108は、室106、又は気流通路の中に形成されることができる。気流開口は、気流開口を通る気流、及び陰核104の配置を許すすように形成される。例えば、この室は、使用者の陰核104を取り囲むことができる。一旦減圧装置110が始動すれば、気流は、気流開口198から室の基端に流れ、室106(又は管)を通って使用者の陰核104を通過して、やがて負圧装置110又は真空装置(バキューム)の中に至る。加えて、この室は、所望ならその直径に対して引き延ばしてもいい。
【0009】
気流調節器102は、一つ又はそれ以上の気流開口を調節するように形成でき、室を通って陰核を通過する気流の量を変更することができる。図1の実施形態において、室106の気流開口108の上を覆う気流調節器102を摺動することによって、気流が調節される。
【0010】
負圧又は真空は、陰核が血液で充血することを助ける。使用者は、気持ちの良い感覚を最大限にするために、室内における気流調節器及び陰核の位置を調節してもよい。代替的に、陰核は、気流開口自体の中又はその近くに配置してもよい。一旦、望ましい効果が達成されれば、負圧又は真空装置は、停止される。室又は通路に気流を提供する如何なる形式の装置も、本発明と共に用いられることができる。
【0011】
あるFSAD患者のためにこの装置が用いられると、使用者のパートナーは、一旦使用者の陰核が充血したら性的活動を継続してもよい。他の患者は、この装置を、より潤滑を生成するための刺激の提供に用いるために選択してもよい。一旦十分な潤滑が得られれば、使用者はパートナーと性的活動を継続してもよい。治療装置の使用は、不満足な性的体験を与える性的機能障害のサイクルを破る助けになりえる。
【0012】
この装置及び方法がFSDに苦しむ女性にとって利益がある一方、利益は、活動的な成人男性の人々の如何なるメンバーによっても、理解されよう。かなり迅速な陰核膨張のために、装置及び方法を提供することによって、これは、彼女が性的満足状態への到達を望むだけの数、オルガスムを経験できることによって、性的満足のために女性が自らの必要を満足させることができる。気流によって生成される陰核運動と共に、陰核は、振動するフルートのリードのように運動することができる。ある女性は、追加的なオルガスムを達成するために、別なものを利用するよりも、性器を刺激するためにこの装置を用いてもよい一方、他の女性は、パートナーの欠如により何回でも満足に到達するためにこの装置を用いてもよい。
【0013】
ほとんど、如何なる女性であっても、本発明を用いて性的満足の望ましい状態に至ることができるので、本発明によれば、女性が、より良い自尊心、減少したストレスを有することに帰結し、また、彼女をより満足させることができる。この増加したポジティブな精神状態が、彼女の生活の他の観点に対してポジティブな結果を与えるであろう。例えば、継続する陰核膨張によって、女性はFSDに関連する苦痛を避けることができる。加えて、自らの満足のために全ての女性によるこの装置の使用が、FSDを治療するためにこの装置を使用することの恥ずかしさを取り除く助けになりえる。これにより、FSDの女性が、より劣っていないと感じる助けになる。
【0014】
図2及び図3を参照すると、女性の性的治療装置の一実施形態は、室又は管106のために気流開口108を含んでいる。この開口は、使用者を傷つけることを妨げるために、滑らかな端部を備えて形成されてもよい。この女性の性的治療装置は、負圧装置のコネクタ210又は真空装置のコネクタによって、真空源(不図示)に接続できる。負圧装置のコネクタは、室がよく密封され、また管状形式の種々の負圧源を室に接続できるように、コネクタを先細り(傾斜)可能として取り付けられる。例えば、負圧装置のコネクタは、順応性(展性)のプラスチック材料(例えばポリエチレン)、ゴム、負圧源との接続のためにより良い密封を可能とする他の弾性材料、から作られてもよい。
【0015】
室又は通路は、金属、合成物(複合物)、プラスチック、ゴム、樹脂、類似する医学的で消費者的な適用に役立つ他の知られている材料、から作られてもよい。一実施形態は、射出成型プラスチックを用いてもよく、これにより、丈夫で洗浄可能な装置を提供することができる。個々に洗浄及び交換するために、個々の構成部品を分離してもよいように、この治療装置を作ってもよい。
【0016】
異なる気流調節器102又は真空装置のコネクタ210を、今までのところで議論されたものと置換してもよい。室内で開口を通る望ましい気流を提供するために、例えば、気流調節器は、回転フィン、摺動フィン、通路、若しくは気流の管理又は変更構造として形成されてもよい。代替的に、室(通路)または気流調節器の内側は、室又は通路の中で気流パターンを変化するために、室又は通路に、フィン、溝、障害物、通路、又は空気案内表面を含んでもよい。例えば、渦作用が作用してもよく、又は何か他の気流が生成されてもよい。気流調節外形を変更することは、異なる気流パターンを提供することができ、この異なる気流パターンは、異なる女性の要求に合う変化する感覚に帰着する。図2に説明される他の実施形態において、女性の性的治療装置は、一又はそれ以上の止め部(ストップ)120を含み、この止め部は、気流調節器102が室106を置いていく(取り残して外れる)ことを阻止し、そして室(又は管)及び調節器が、一緒に掃除されることができる。同じように、真空装置のコネクタ(負圧気流のコネクタ)は、常設的に室に取り付けられる。
【0017】
図3は、治療装置の端部から視たものを説明する。特に、室106の基端が示される。気流開口108の底領域も、この基端に関連して見ることができる。このような状況において、「基」及び「基端」という用語は、装置の適用中に、使用者に対して配置される室の端を意味する。加えて、基端は、装置を女性のために使いやすくするように、平坦、凹状(窪んだ)、凸状とするか、又は他の状態で形成されてもよい。気流調節器102は、室を取り囲んで示される。以前説明したように、気流調節器は、室の表面を上下に移動することができて、気流開口の全て又は一部を覆う。負圧気流のコネクタ210の端の外形は、現実施形態の他の要素に関連して図4に説明される。
【0018】
図5及び図6において、本発明の実施形態は、並列の(多数の)気流開口108を備える性的治療装置を含む。並列の気流開口は、室106を介して、且つ第1及び第2の気流開口の両方を介して、気流を導くことによって、単一の気流開口に比べて異なる気流パターンを提供する。
【0019】
気流調節器102は、図5及び図6に示される実施形態において、同時に気流調節器が空気開口の上で上下に動くことを可能にすることによって、両方の空気開口108のために気流を調節する。この配置は、気流調節器が気流開口の一部又は全ての気流開口を覆うことを可能にする。他の気流調節器が空気開口の間で異なって気流を調節することも可能である。使用者は、装置の使用中に、どちらかの気流開口又は両方の気流開口の中に陰核を配置してもよい。
【0020】
気流開口は、図5及び図6に説明されるように、治療装置の側壁部及び基端に開口を含むことができる。加えて、気流開口は、この装置の基端の中に延びる開口を有してもよい。例えば、気流開口は、基端の近くで、実際に基端に開口を生成することなしに、室の側壁部内に完全に形成されてもよい。これは、使用者が好ましい吸引適合の形成を可能とする一方、望まれる量の気流が、陰核に向けられることを可能とする。代替的に、互いから室の直径をわたって配置されるように、対向して並列の(多数の)気流開口を並べて配置することができる。
【0021】
図7及び図8を参照すると、使用前及び使用中における、本発明の特定の実施形態が示されている。図7は、使用前の女性の性的治療装置を説明しており、ここで、使用者は、彼女の陰核104を、室106内に含まれる気流開口108の近く又は気流開口108の内に配置する。真空源(ここでは図示しない)は、真空装置のコネクタ210に接続されてもよく、その一方、気流調節器102は、開位置のままである。
【0022】
図8は、使用中の、女性の性的治療装置を説明しており、ここで、使用者の陰核104は、室又は管を介して真空源によって提供される、気流生成振動及び吸引の助けで、引き延ばされる。気流調節器102は、気流開口108の上を移動でき、室106を介して陰核104の上に、増加する負圧及び異なる気流を引き起こす。
【0023】
本発明の使用は、他の部材の付加で向上されるであろう。血管作用性ゲルは、陰核膨張を増加するための他の手段を提供する。薬理学的作用剤により、刺激に対する陰核の膨張又は感受性を助けてもよい。加えて、この装置は、陰核リング又は類似の感覚増強装置を共に使用されてもよい。
【0024】
振動を介して刺激を更に提供するために、この性的治療装置に備えられるか、又は取り付けられて、分離振動装置を含むことができる。他の、オイル、刺激薬(興奮薬)、感覚増強化合物は、本発明と組み合わせて使用されることもできる。
【0025】
本発明の実施形態は、安全の特徴を含んでもよい。緊急弁が追加されてもよく、この緊急弁は、陰核に対する気流を素早く減少するか、又は使用者が気流を拍動することを可能にする。室又は気流調節器はグリップ(把手)を含んでもよく、このグリップは、使用者がこの装置をきつく握って配置することを可能にする。ハンズフリーの(手を使わない)使用のために、ストラップを備えたハンズフリーの接続構成又は類似の接続手段が、この装置を女性の体に取り付けるために用いられてもよい。
【0026】
図9が説明する実施形態は、種々の負圧コネクタを含んでもよく、このような負圧コネクタは、長い先細り管(テーパチューブ)906、警笛(ホーン)状管904、階段シリンダ状管902を含み、それによって、使用者が負圧源と最も適合するものを選ぶことを可能にする。加えて、負圧コネクタはホース又は可撓性配管に接続されることができ、ホース又は可撓性配管は、負圧装置又は真空ポンプに接続する。ホース又は可撓性配管の使用により、この装置の使用者は、自らが真空装置からの距離を置くことを可能にする。
【0027】
図10は、種々の室の配置及び形状が用いられてもよいことを説明している。室の形状は、矩形1010、菱形(斜方形)1012、三角形1014、多角形1016、実質的に卵形(長円形)1018、湾曲(曲線状)1020であってもよく、直線及び曲線の部分を含んでもよく、不規則に形成されてもよく、又は、この室は、丸形(球形)に形成されて、丸(球)の極が取り除かれることすらできる。気流調節器は、室の形状に適合するように形成されることができ、その上、室の内外面の周りで上下に摺動するように形成されることができる。
【0028】
図11は、長方形の気流開口1110を用いる実施形態を説明する。この開口の形状は、変更した気流の量を提供するために、又は美的な理由で、変更してもよい。図11の開口は、ある配置を説明しており、この配置において、開口は、室壁内に完全に配置され、開口は室の基端の中に延びていない。この形式の配置は、比較的高いレベルの気流を維持すると同時に、使用者が基端でより良い密閉を生成することを可能にする。
【0029】
図12は、室壁に組み入れられた気流調節器を用いる本発明の実施形態を説明する。親指制御位置1210は、気流調節器を開口1214の中へ下げて移動するために、気流調節器1212の上で用いられることができる。図13は気流調節器を説明しており、この気流調節器は、横方(側方)移動ドア1320を用いて気流開口1330を覆い、この横方移動ドアはピボット(枢軸)1310を用いて左右(側方から側方)に移動することができる。
【0030】
本発明の種々の実施形態において、負圧源又は真空装置は、電池向け真空ポンプ、電気ポンプ、ハンドポンプ、当業者に知られる他のポンプとしてもよい。ある実施形態は、室に対して直接的に取り付けられた一体型真空源を含むこともできる。しかしながら、そのような実施形態は、最終使用者にとって多少騒々しいかもしれない。加えて、負圧源は家庭用真空掃除機であってもよい。真空源の変更、真空源の使用、真空源の位置は、当業者によってなされることができる。
【0031】
前述の例は、1つ又はそれ以上の特別な適用における本発明の原理の例証である一方、当業者にとって明らかであるが、形状、使用、実施の詳細における多数の変更は、発明的能力を使用することなしに、また本発明の原理及び概念からそれることなしに、なされることができる。したがって、本発明は、明らかにされる特許請求の範囲によるものを除いては限定されないことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施形態による治療装置及び陰核の断面図である。
【図2】本発明の実施形態による一つの空気開口を備える治療装置の正面図である。
【図3】図2に示される実施形態の側面図である。
【図4】図2及び図3に示される実施形態の底面図である。
【図5】本発明の実施形態による二つの空気開口を備える治療装置の正面図である。
【図6】図5に示される実施形態の側面図である。
【図7】本発明の実施形態による、空気調節及び真空動作前における、陰核を伴う治療装置の正面図である。
【図8】本発明の実施形態による、陰核の刺激及び充血を引き起こす空気調節及び真空動作中における、陰核を伴う治療装置の正面図である。
【図9】治療装置に結合するための例示的なコネクタのコレクションの正面図である。
【図10】本発明の実施形態における種々の形状の外形を取る室の基端の図である。
【図11】矩形状気流開口を用いる治療装置の実施形態の図である。
【図12】室壁に組み立てられた気流開口を用いる治療装置の実施形態の図である。
【図13】枢動カバーを用いて気流開口を覆う治療装置のための気流調節器の図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
性的治療装置であって、
室と、
前記室に接続される負圧源と、
前記室の中に形成される気流開口であって、気流が前記気流開口及び陰核の配置を通ることができるように形成される、気流開口と、
前記室を通って前記陰核を通りすぎる気流の量を変化できるように、前記気流開口の上を覆って調節されるべく形成される気流調節器と、を含む性的治療装置。
【請求項2】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記室は基端を備え、前記気流開口は前記基端を通って延びる、性的治療装置。
【請求項3】
請求項1に記載の性的治療装置において、負圧源のコネクタは、前記負圧源に前記室を接続するように形成される、性的治療装置。
【請求項4】
請求項3に記載の性的治療装置において、前記負圧源のコネクタは、さらに延長された管から構成される、性的治療装置。
【請求項5】
請求項4に記載の性的治療装置において、前記室は、前記負圧源のコネクタを受け入れるために、端部で先細りにされる、性的治療装置。
【請求項6】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記負圧源は真空装置である、性的治療装置。
【請求項7】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記室は、ある断面形状を実質的に形づくるように形成される少なくとも一つの壁部を有しており、前記断面形状は、シリンダ形、正方形、矩形、丸形、多角形、の形状から構成されるグループから選択される、性的治療装置。
【請求項8】
請求項4に記載の性的治療装置において、前記負圧源のコネクタは、さらにシリンダ階段状管から構成される、性的治療装置。
【請求項9】
請求項4に記載の性的治療装置において、前記負圧源のコネクタは、さらに先細りの警笛状管から構成される、性的治療装置。
【請求項10】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記室は管であり、前記気流調節器はリング状である、性的治療装置。
【請求項11】
請求項10に記載の性的治療装置において、前記気流調節器が前記室を取り残すことを妨げるために、一又はそれ以上の止め部をさらに備える、性的治療装置。
【請求項12】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記室は緊急弁をさらに備え、前記緊急弁は迅速な吸引低下を可能にするように形成される、性的治療装置。
【請求項13】
請求項1に記載の性的治療装置において、陰核振動を増す振動装置をさらに備える、性的治療装置。
【請求項14】
刺激治療を助けるシステムにおいて、
陰核のための気流及び吸引を案内する流通路と、
前記気流及び吸引を前記流通路に供給する真空源と、
前記流通路に対して移動可能に構成される気流調節器であって、前記気流及び吸引を変更するためである、気流調節器と、
真空装置のコネクタであって、当該コネクタは前記真空装置及び前記流通路を結合する、コネクタと、を備えるシステム。
【請求項15】
請求項14に記載のシステムであって、前記流通路は、前記流通路の側壁部及び端部に開口を含む、システム。
【請求項16】
請求項14に記載のシステムであって、前記真空源は、家庭用真空掃除機、手動式真空ポンプ、電気式真空ポンプ、からなるグループから選択される、システム。
【請求項17】
請求項14に記載のシステムであって、前記流通路は管であり、前記気流調節器はリング状の摺動体(スライダ)である、システム。
【請求項18】
気流開口を有する刺激装置を用いる刺激方法において、
前記気流開口と相互作用するように形成される気流調節器を提供する工程と、
前記刺激装置を真空装置に接続する工程と、
陰核が前記気流開口に近接して配置されるように前記刺激装置を配置する工程と、
真空効果を作り出すために、前記真空装置を始動する工程と、
前記気流開口用の望ましい気流を提供して、望ましい吸引を最大にするために、前記気流調節器を調整する工程と、を備える方法。
【請求項19】
請求項18に記載の方法において、血流の増大を提供する血液作用性ゲルを、陰核上に配置する工程を更に含む、方法。
【請求項20】
請求項18に記載の方法において、陰核膨張を維持するために、陰核リングを用いる工程を更に含む、方法。
【請求項1】
性的治療装置であって、
室と、
前記室に接続される負圧源と、
前記室の中に形成される気流開口であって、気流が前記気流開口及び陰核の配置を通ることができるように形成される、気流開口と、
前記室を通って前記陰核を通りすぎる気流の量を変化できるように、前記気流開口の上を覆って調節されるべく形成される気流調節器と、を含む性的治療装置。
【請求項2】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記室は基端を備え、前記気流開口は前記基端を通って延びる、性的治療装置。
【請求項3】
請求項1に記載の性的治療装置において、負圧源のコネクタは、前記負圧源に前記室を接続するように形成される、性的治療装置。
【請求項4】
請求項3に記載の性的治療装置において、前記負圧源のコネクタは、さらに延長された管から構成される、性的治療装置。
【請求項5】
請求項4に記載の性的治療装置において、前記室は、前記負圧源のコネクタを受け入れるために、端部で先細りにされる、性的治療装置。
【請求項6】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記負圧源は真空装置である、性的治療装置。
【請求項7】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記室は、ある断面形状を実質的に形づくるように形成される少なくとも一つの壁部を有しており、前記断面形状は、シリンダ形、正方形、矩形、丸形、多角形、の形状から構成されるグループから選択される、性的治療装置。
【請求項8】
請求項4に記載の性的治療装置において、前記負圧源のコネクタは、さらにシリンダ階段状管から構成される、性的治療装置。
【請求項9】
請求項4に記載の性的治療装置において、前記負圧源のコネクタは、さらに先細りの警笛状管から構成される、性的治療装置。
【請求項10】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記室は管であり、前記気流調節器はリング状である、性的治療装置。
【請求項11】
請求項10に記載の性的治療装置において、前記気流調節器が前記室を取り残すことを妨げるために、一又はそれ以上の止め部をさらに備える、性的治療装置。
【請求項12】
請求項1に記載の性的治療装置において、前記室は緊急弁をさらに備え、前記緊急弁は迅速な吸引低下を可能にするように形成される、性的治療装置。
【請求項13】
請求項1に記載の性的治療装置において、陰核振動を増す振動装置をさらに備える、性的治療装置。
【請求項14】
刺激治療を助けるシステムにおいて、
陰核のための気流及び吸引を案内する流通路と、
前記気流及び吸引を前記流通路に供給する真空源と、
前記流通路に対して移動可能に構成される気流調節器であって、前記気流及び吸引を変更するためである、気流調節器と、
真空装置のコネクタであって、当該コネクタは前記真空装置及び前記流通路を結合する、コネクタと、を備えるシステム。
【請求項15】
請求項14に記載のシステムであって、前記流通路は、前記流通路の側壁部及び端部に開口を含む、システム。
【請求項16】
請求項14に記載のシステムであって、前記真空源は、家庭用真空掃除機、手動式真空ポンプ、電気式真空ポンプ、からなるグループから選択される、システム。
【請求項17】
請求項14に記載のシステムであって、前記流通路は管であり、前記気流調節器はリング状の摺動体(スライダ)である、システム。
【請求項18】
気流開口を有する刺激装置を用いる刺激方法において、
前記気流開口と相互作用するように形成される気流調節器を提供する工程と、
前記刺激装置を真空装置に接続する工程と、
陰核が前記気流開口に近接して配置されるように前記刺激装置を配置する工程と、
真空効果を作り出すために、前記真空装置を始動する工程と、
前記気流開口用の望ましい気流を提供して、望ましい吸引を最大にするために、前記気流調節器を調整する工程と、を備える方法。
【請求項19】
請求項18に記載の方法において、血流の増大を提供する血液作用性ゲルを、陰核上に配置する工程を更に含む、方法。
【請求項20】
請求項18に記載の方法において、陰核膨張を維持するために、陰核リングを用いる工程を更に含む、方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2008−522647(P2008−522647A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−543569(P2007−543569)
【出願日】平成17年11月28日(2005.11.28)
【国際出願番号】PCT/US2005/042923
【国際公開番号】WO2006/058291
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(507172668)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年11月28日(2005.11.28)
【国際出願番号】PCT/US2005/042923
【国際公開番号】WO2006/058291
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(507172668)
【Fターム(参考)】
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