情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記憶媒体
【課題】着目ユーザに関連付けられるウェブサイト群のうちから共通性があると考えられるウェブサイト群を特定することができるようにする。
【解決手段】ウェブサイト特定部26が、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定する。ウェブサイト特定部26が、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付ける。
【解決手段】ウェブサイト特定部26が、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定する。ウェブサイト特定部26が、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ウェブサイトに対するアクセス数に関する分析技術(例えば、時間帯別のアクセス数の特定)や、ウェブサイトの検索に用いられるキーワードに関する分析技術(例えば、検索に用いられる頻度の高いキーワードの特定)など、ウェブサイトに関する分析技術には様々なものが存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
分析の対象として着目されるユーザ(以下、着目ユーザと呼ぶ。)に関連付けられるウェブサイト(例えば、着目ユーザにより投稿されたブログ記事やコメント等に記載されたURLにより所在が表されたウェブサイト)には、着目ユーザによって関心が持たれている内容が記載されていると考えられる。また、いずれかの着目ユーザに関連付けられるウェブサイト群のなかから特定される、ウェブサイトの特徴量又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足するウェブサイト群(例えば、関連付けられる着目ユーザの数が所定数以上であるウェブサイト群、あるいは、着目ユーザの総数に対する関連付けられる着目ユーザの数の割合が所定値以上であるウェブサイト群、など)には、何らかの共通性があると考えられる。
【0004】
よって、いずれかの着目ユーザに関連付けられるウェブサイト群のなかからウェブサイトの特徴量又はウェブサイトに関連付けられるユーザに関する条件を満足するウェブサイト群を特定することができれば、その特定結果を活用して、例えば、着目ユーザの間で共通して興味が持たれている、あるいは、盛り上がっている話題の分析、あるいは、今後流行しそうなトレンドの分析などといった、様々な分析を行うことができると期待される。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的の1つは、着目ユーザに関連付けられるウェブサイト群のうちから共通性があると考えられるウェブサイト群を特定することができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る情報処理システムは、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段と、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る情報処理方法は、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定ステップと、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付けステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るプログラムは、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
【0010】
本発明によれば、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士が互いに関連付けられるので、着目ユーザに関連付けられるウェブサイト群のうちから共通性があると考えられるウェブサイト群が特定されることとなる。
【0011】
本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段は、関連付けられる前記着目ユーザの数に関する条件を満足するウェブサイトを互いに関連付けることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段は、関連付けられる着目ユーザの数が所定数以上であるウェブサイトを互いに関連付けることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段は、前記着目ユーザの総数に対する、ウェブサイトに関連付けられる着目ユーザの数の割合が所定値以上であるウェブサイトを互いに関連付けることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段により関連付けられたウェブサイトのいずれかに関連付けられるユーザのうちから、ユーザの特徴量に関する条件を満足するユーザを特定するユーザ特定手段、をさらに含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段により関連付けられたウェブサイトのいずれかに関連付けられるユーザの少なくとも一部を追加対象の着目ユーザとして特定するユーザ特定手段、をさらに含み、前記ウェブサイト特定手段は、追加対象の着目ユーザとして特定されるユーザを含む複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定し、前記条件を満足しなくなったウェブサイトと当該ウェブサイトと関連付けられているウェブサイトとの関連付けを解除するウェブサイト関連付け解除手段、をさらに含むことを特徴とする。
【0016】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段は、ウェブサイトのURLが記載されたウェブページに対するアクセス数、又は、ウェブサイトのURLが記載されたウェブページに対するアクセス数の増加傾向に関する条件を満足するウェブサイトを互いに関連付けることを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る別の情報処理システムは、複数の着目ユーザのそれぞれに対応付けられる情報と、複数の着目ウェブサイトのそれぞれに対応付けられる情報と、前記着目ユーザと前記着目ウェブサイトとの関係の強さを示す情報と、が含まれる提供対象情報を生成する情報生成手段と、前記提供対象情報を出力する情報出力手段と、を含み、前記着目ウェブサイトは、前記複数の着目ユーザのいずれかにより登録される情報に関連付けられるウェブサイトであり、前記情報生成手段は、前記着目ユーザと前記着目ウェブサイトとの関係の強さを示す情報が、前記着目ユーザによる前記着目ウェブサイトに関する情報の登録に応じた表示態様で表示出力されるよう、前記提供対象情報を生成することを特徴とする。
【0018】
なお、本発明における「ウェブサイト」は、インターネット等のコンピュータネットワーク上に公開されているデジタルコンテンツ、あるいは、デジタルコンテンツの集まり全般を含む概念であり、ウェブページ(例えば、http://で開始されるURLに対応付けられる1又は複数のウェブページや、HTTPプロトコルによってアクセス可能である1又は複数のウェブページなど)に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータネットワークの全体構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る分析システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る分析システムで行われる処理の流れの一例を示すフロー図である。
【図4】対応関係管理データの一例を示す図である。
【図5】対応関係管理データの一例を示す図である。
【図6】対応関係管理データの一例を示す図である。
【図7】対応関係管理データの一例を示す図である。
【図8】場一覧ページの一例を示す図である。
【図9】場詳細ページの一例を示す図である。
【図10】場関連着目ユーザ一覧ページの一例を示す図である。
【図11】着目ユーザ一覧ページの一例を示す図である。
【図12】着目ユーザ詳細ページの一例を示す図である。
【図13】対応関係表示ページの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態に係るコンピュータネットワークの全体構成図である。図1に示すように、インターネットなどのコンピュータネットワーク18には、いずれもコンピュータを中心に構成された分析システム10、ソーシャルメディアシステム12(12−1〜12−l)、ウェブサーバ14(14−1〜14−m)、クライアント16(16−1〜16−n)が接続されている。そして、分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、ウェブサーバ14、クライアント16、は互いに通信可能になっている。
【0022】
分析システム10は、本実施形態に係る情報処理システムとして機能するサーバ等のコンピュータシステムであり、ソーシャルメディアシステム12に登録されているデータに対する分析を行う。ソーシャルメディアシステム12は、例えば、ユーザから受け付けるコンテンツを公開するサービスを提供するサーバ等のコンピュータシステムである。ソーシャルメディアシステム12が提供するサービスとしては、例えば、電子掲示板、ブログ、ウィキ、ソーシャルブックマーク、Twitter(登録商標)、ソーシャル・ネットワーキング・サービス、などが挙げられる。そして、本実施形態では、それぞれのソーシャルメディアシステム12は、互いに異なるサービスをユーザに提供する。ウェブサーバ14は、クライアント16にウェブページ等のコンテンツを提供するサーバである。
【0023】
分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、ウェブサーバ14は、それぞれ、例えば、自装置にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである制御部、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブなどである記憶部、ネットワークボードなどの通信インタフェースである通信部、を含んで構成されている。これらの要素は、バスを介して接続される。分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、ウェブサーバ14の記憶部には、自装置の制御部によって実行されるプログラムが記憶される。また、分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、及び、ウェブサーバ14の記憶部は、自装置のワークメモリとしても動作する。
【0024】
クライアント16は、分析システム10やソーシャルメディアシステム12のユーザが利用するコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、ゲームコンソール、テレビ受像機、携帯型ゲーム装置、携帯情報端末、などである。そして、クライアント16は、例えば、CPU等の制御部、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブ等の記憶部、ディスプレイ、スピーカ等の出力部、ゲームコントローラ、タッチパッド、マウス、キーボード、マイク等の入力部、ネットワークボード等の通信部、DVD−ROMやBlu−ray(登録商標)ディスクなどの光ディスク(コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体)を読み取る光ディスクドライブ部、等を備えている。
【0025】
また、本実施形態に係るクライアント16には、ウェブブラウザが予めインストールされている。そして、本実施形態では、クライアント16が、ウェブブラウザを通じて分析システム10にアクセスし、分析システム10に登録されているユーザID及びパスワードを入力してログインしてから、その後に所定のURLにアクセスすると、クライアント16のディスプレイに所定のURLに対応する画面が表示される。また、本実施形態では、クライアント16が、ウェブブラウザを通じてソーシャルメディアシステム12にアクセスし、ソーシャルメディアシステム12に登録されているユーザのユーザID及びパスワードを入力してログインしてから、その後に所定のURLにアクセスすると、クライアント16のディスプレイに所定のURLに対応する画面が表示される。なお、分析システム10やソーシャルメディアシステム12では、ユーザID及びパスワードが入力された後は、例えば、セッションIDを参照すること等により、クライアント16を利用するユーザのユーザIDを特定することができるようになっている。
【0026】
本実施形態に係るソーシャルメディアシステム12は、ブログ記事やコメント等のコンテンツの投稿をクライアント16から受け付けることができるようになっている。そして、投稿されたコンテンツは、ソーシャルメディアシステム12が備える記憶部に記憶される。そして、ソーシャルメディアシステム12は、クライアント16からの要求に応じて、投稿されたコンテンツをクライアント16に送信する。クライアント16は、コンテンツを受信するとディスプレイに表示出力する。このようにして、ユーザにより投稿されたコンテンツが公開されることとなる。
【0027】
図2は、本実施形態に係る分析システム10で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、分析システム10は、機能的には、データ記憶部20、データ取得部22、ユーザ特定部24、ウェブサイト特定部26、ウェブサイト特徴量算出部28、ユーザ特徴量算出部30、ウェブページ生成部32、ウェブページ出力部34、を含んでいる。データ記憶部20は、分析システム10が備える記憶部を主として実現されている。その他の要素は、分析システム10が備える制御部を主として実現されている。
【0028】
これらの機能は、コンピュータである分析システム10で、本実施形態に係るプログラムが実行されることにより実現される。このプログラムは、コンピュータ通信ネットワーク経由で通信インタフェースを介して他のコンピュータからダウンロードされてもよいし、光ディスク(例えば、CD−ROM、DVD−ROM、Blu−rayディスクなど)、USBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納され、そこから光ディスクドライブやUSB(Universal Serial Bus)ポートなどを介して分析システム10にインストールされてもよい。
【0029】
本実施形態に係る分析システム10は、ソーシャルメディアシステム12に登録されているブログ記事やコメント等のコンテンツに基づいて、ユーザとウェブサイトとの関連についての分析処理を実行する。ここで、本実施形態に係る分析システム10で行われる、分析処理の流れの一例を、図3に示すフロー図を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、データ記憶部20に、予め、互いに異なるデータ取得の際の条件(例えば、シードデータが示すURLにより所在が表されたウェブページに含まれるコンテンツであること、シードデータが示すキーワードが含まれるコンテンツであること、など)を示すシードデータが複数記憶されていることとする。そして、本実施形態では、複数のシードデータのそれぞれを基礎とした以下の処理が並行して実行される。
【0030】
まず、データ取得部22が、ソーシャルメディアシステム12から、シードデータが示す条件を満足するコンテンツ(例えば、シードデータが示すURLにより所在が表されたウェブページに含まれるコンテンツ、シードデータが示すキーワードが含まれるコンテンツ、等)を取得する(S101)。本処理例では、このようにして取得されるコンテンツには、例えば、コンテンツを投稿したユーザの識別子であるユーザID、及び、コンテンツが投稿された投稿日時、が関連付けられている。
【0031】
そして、ユーザ特定部24が、S101に示す処理で取得したコンテンツに関連付けられているユーザIDにより識別されるユーザを着目ユーザとして特定する(S102)。本処理例では、複数のユーザが着目ユーザとして特定されたこととする。そして、ユーザ特定部24は、図4に示す対応関係管理データ40を生成してデータ記憶部20に記憶させる(S103)。
【0032】
対応関係管理データ40は、ユーザとウェブサイトとの関連を管理するデータであり、図4に示すように、例えば、対応関係管理データ40の識別子である対応関係管理ID、上述のシードデータ、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数、対応関係管理データ40に対応付けられるN評価点数、S102に示す処理で特定された着目ユーザのユーザIDである着目ユーザID、後述の処理で特定される着目URL、が含まれている。対応関係管理データ40に複数の着目ユーザIDが含まれることもあれば、対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザIDの値は空であることもある。また、対応関係管理データ40に複数の着目URLが含まれることもあれば、対応関係管理データ40に含まれる着目URLの値は空であることもある。そして、着目ユーザIDには、ユーザスコア、着目ユーザIDに対応付けられるY評価点数、着目ユーザIDに対応付けられるN評価点数、が関連付けられており、着目URLには、ウェブサイトスコア、着目URLに対応付けられるY評価点数、着目URLに対応付けられるN評価点数が関連付けられている。ユーザスコア、ウェブサイトスコア、Y評価点数、及び、N評価点数の詳細については後述する。S103に示す処理において生成される対応関係管理データ40については、着目URL、ユーザスコア、ウェブサイトスコア、の値は空であり、Y評価点数、N評価点数には初期値(本実施形態では、0)が設定される。なお、図4には、S103に示す処理が終了した時点における対応関係管理データ40の一例が示されている。図4に示すように、対応関係管理データ40によって、着目ユーザ同士が関連付けられることとなる。
【0033】
そして、データ取得部22が、特定された着目ユーザのいずれかによって投稿されたコンテンツ(ブログ記事やコメント等)をソーシャルメディアシステム12から取得する(S104)。本処理例では、データ取得部22は、S104に示す処理において複数のソーシャルメディアシステム12からコンテンツを取得する。そして、ウェブサイト特定部26が、S104に示す処理で取得されたコンテンツに含まれるURLを特定する(S105)。本処理例では、複数のURLが特定されたこととする。S105に示す処理では、例えば、ブログ記事やコメントの一部としてユーザにより記載されたURLが特定されることとなる。そして、このようにして特定されたURLは、URLにより所在が表されたウェブサイト(本実施形態では、ウェブサイトは、少なくとも1つのウェブページから構成される。)と対応付けられる。すなわち、S105に示す処理において、ウェブサイト特定部26は、S104に示す処理で取得したコンテンツに含まれるURLに対応付けられるウェブサイトを特定したこととなる。なお、URLにより所在が表されたウェブサイトは、ソーシャルメディアシステム12が提供するウェブサイトである可能性もあれば、ウェブサーバ14が提供するウェブサイトである可能性もある。
【0034】
そして、ウェブサイト特徴量算出部28が、S105に示す処理で特定されたURLのそれぞれに対応付けられる特徴量(すなわち、ウェブサイトに対応付けられる特徴量)を算出する(S106)。以下、このようにして算出される特徴量をウェブサイト特徴量と呼ぶこととする。本実施形態では、ウェブサイト特徴量算出部28は、複数のパラメータの値を、それぞれに所与の重み付け係数を乗じた上で合計した値を、特徴量を表すスコア(本処理例では、ウェブサイトスコアと呼ぶこととする。)として算出する。なお、ウェブサイト特徴量算出部28は、例えば、複数のパラメータの値それぞれを成分とするベクトルをウェブサイト特徴量として算出するようにしてもよい。
【0035】
URLに対応するウェブサイトスコアの算出の基礎となるパラメータとしては、例えば、(1)当該URLをコンテンツの一部として記載した着目ユーザの数、(2)着目ユーザの総数に対する、当該URLをコンテンツの一部として記載した着目ユーザの割合、(3)当該URLが含まれるコンテンツの数、(4)当該URLを含むブログ記事やコメントの投稿やブックマークの設定を行ったユーザの数、(5)当該URLを含むコンテンツに含まれる平均リンク数、(6)当該URLをコンテンツの一部として含むtwitterのウェブページにおける、同一のハッシュタグ内リンク数、(7)当該URLをコンテンツの一部として含むソーシャルブックマークサービスのウェブページにおける、同一のユーザにおける同一のタグブックマーク数、(8)ユーザによる投稿の平均時間間隔を全ユーザについて平均した値、(9)ユーザにより投稿されるコンテンツ間の平均コンテンツ数を全ユーザについて平均した値、(10)当該URLが記載されたウェブページの最近におけるアクセス数、アクセス数の増加量、又は、アクセス数の増加率、(11)全文検索エンジン等で計算可能である、当該URLが記載されたウェブページのベースURLと当該ウェブページの主要部分又は全文との類似度、(12)当該URLが記載されたウェブページのタイトルが当該ウェブページの主要部分又は全文に含まれる割合、(13)当該URLが記載されたウェブページのタイトルの長さ、(14)当該URLが記載されたウェブページに含まれるコンテンツから公知の専門用語検出エンジンで抽出される文字列の数、(15)同一のユーザによる連続投稿の数の全投稿に対する比率、(16)同一のユーザにより直前の投稿から所定時間以内(例えば、1時間以内や1日以内)に投稿された投稿数の全投稿に対する割合、(17)当該URLが記載されたウェブページの本文に当該URLが含まれている数、(18)当該URLが含まれるコンテンツの平均出現頻度、(19)タグの出現数、等が挙げられる。
【0036】
そして、ウェブサイト特定部26が、S106に示す処理で算出された特徴量が所定の条件を満足するURL(例えば、ウェブサイトスコアが所定値以上であるURL、など)を着目URLとして特定する(S107)。本処理例では、複数のURLが着目URLとして特定されたこととする。また、本実施形態では、着目URLに対応付けられるウェブサイトを着目ウェブサイトと呼ぶこととする。すなわち、S107に示す処理では、着目ウェブサイトが特定されたこととなる。そして、ウェブサイト特定部26は、S107に示す処理で特定されたURL及びURLに対応付けられるウェブサイトスコアを、S103に示す処理で生成された対応関係管理データ40に含まれる着目URL及び着目URLに関連付けられるウェブサイトスコアとして設定する(S108)。また、このとき、着目URLに対応付けられるY評価点数及びN評価点数の値としては、初期値(本実施形態では、0)が設定される。図5に、S108に示す処理が終了した時点における対応関係管理データ40の一例を示す。図5に示すように、対応関係管理データ40によって、着目URL同士が関連付けられることとなる。そして、ウェブサイト特定部26は、所定の条件を満足するか否か(例えば、S107に示す処理の実行が所定回数に達したか否か、特定された着目ウェブサイト数が所定数以上であるか否か、S107に示す処理が複数回実行された場合において前回の実行において特定された着目ウェブサイト数と今回の実行において特定された着目ウェブサイト数との差が所定数以下であるか否か、S107に示す処理が複数回実行された場合において前回の実行において特定された着目ウェブサイトのウェブサイトスコアと今回の実行において特定された着目ウェブサイトのウェブサイトスコアとの差が所定値以下であるか否か、など)を確認する(S109)。所定の条件を満足する場合は(S109:Y)、本処理例に示す処理を終了する。
【0037】
そうでない場合は、(S109:N)、データ取得部22は、ソーシャルメディアシステム12から、いずれかの着目URLが含まれているという条件を満足するコンテンツを取得する(S110)。そして、ユーザ特定部24は、S110に示す処理で取得されたコンテンツに関連付けられているユーザIDを特定する(S111)。本処理例では、複数のユーザIDが特定されたこととする。そして、ユーザ特徴量算出部30は、S110に示す処理で取得されたコンテンツに基づいて、S111に示す処理で特定されたユーザIDにより識別されるユーザのそれぞれに対応付けられる特徴量を算出する(S112)。以下、このようにして算出される特徴量をユーザ特徴量と呼ぶこととする。本実施形態では、ユーザ特徴量算出部30は、複数のパラメータの値を、それぞれに所与の重み付け係数を乗じた上で合計した値を、特徴量を表すスコア(本処理例では、ユーザスコアと呼ぶこととする。)として算出する。なお、ユーザ特徴量は、例えば、複数のパラメータの値それぞれを成分とするベクトルをユーザ特徴量として算出するようにしてもよい。
【0038】
ユーザスコアの算出の基礎となるパラメータとしては、例えば、(1)当該ユーザにより投稿されたコンテンツに含まれる着目URLの数、(2)当該ユーザにより投稿されたコンテンツにおける1日あたりの着目URLの記載回数、(3)当該ユーザにより投稿されたコンテンツにおける1回の投稿で用いられるタグの数、(4)当該ユーザの1日あたりの投稿数、(5)当該ユーザにより投稿されたコンテンツが他のユーザから参照された回数、(6)twitterにおいてフォローされているユーザ数、(7)当該ユーザにより投稿されたコンテンツに含まれる文字列と他のユーザにより投稿されたコンテンツに含まれる文字列との重複度の高さ又は低さ、等が挙げられる。
【0039】
そして、ユーザ特定部24が、S112に示す処理で算出された特徴量が所定の条件を満足するユーザ(例えば、ユーザスコアが所定値以上であるユーザなど)を、新たな着目ユーザとして特定する(S113)。そして、ユーザ特定部24は、S113に示す処理で特定された新たな着目ユーザのユーザID及び当該着目ユーザのユーザスコアが、対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザID及び着目ユーザIDに関連付けられるユーザスコアとして設定されるよう、対応関係管理データ40を更新する(S114)。図6に、S114に示す処理が終了した時点における対応関係管理データ40の一例を示す。
【0040】
ここで、S102に示す処理では着目ユーザとして特定されていなかったユーザが、新たに追加される着目ユーザとして他の着目ユーザと関連付けられる可能性もあれば、S102に示す処理で着目ユーザとして特定されたユーザが、S113に示す処理では着目ユーザとして特定されず、他の着目ユーザとの関連付けが解除される可能性もある。そして、ユーザ特定部24は、所定の条件を満足するか否か(例えば、S113に示す処理の実行が所定回数に達したか否か、特定された着目ユーザ数が所定数以上であるか否か、S113に示す処理が複数回実行された場合において前回の実行において特定された着目ユーザ数と今回の実行において特定された着目ユーザ数との差が所定数以下であるか否か、S113に示す処理が複数回実行された場合において前回の実行において特定された着目ユーザのユーザスコアと今回の実行において特定された着目ユーザのユーザスコアとの差が所定値以下である、などか否か)を確認する(S115)。所定の条件を満足する場合は(S115:Y)、本処理例に示す処理を終了する。
【0041】
そうでない場合は(S115:N)、S104以降に示す処理を再度実行する。図7に、S108に示す処理が再度実行された後における対応関係管理データ40の一例を示す。
【0042】
ここで、着目ウェブサイトとして特定されていなかったウェブサイトが、S107に示す処理の再度の実行によって新たに追加される着目ウェブサイトとして特定されて、他の着目ウェブサイトと関連付けられる可能性もあれば、着目ウェブサイトとして特定されていたウェブサイトが、S107に示す処理の再度の実行によって着目ウェブサイトとして特定されず、他の着目ウェブサイトとの関連付けが解除される可能性もある。
【0043】
本実施形態では、互いに異なる複数のシードデータに基づいて、上述の処理例に示す処理が並行して実行されるため、着目ユーザIDと着目URLとの組合せが互いに異なる複数の対応関係管理データ40が生成されることとなる。
【0044】
本実施形態では、上述の処理が実行され、複数の対応関係管理データ40が生成された後に、分析システム10のユーザが、クライアント16から分析システム10にログインすると、ウェブページ出力部34が、トップページ(図示せず)をクライアント16に出力する。クライアント16は、トップページを受け付けるとディスプレイに表示する。トップページには、場一覧ページ50(図8参照)へのリンク、着目ユーザ一覧ページ64(図11参照)へのリンク、及び、対応関係表示ページ74(図13参照)へのリンク、が含まれている。
【0045】
そして、ユーザが、場一覧ページ50へのリンクをクリックすると、ウェブページ生成部32が、場一覧ページ50を生成する。図8は、場一覧ページ50の一例を示す図である。場一覧ページ50には、それぞれが対応関係管理データ40に対応付けられる場情報配置領域52が複数含まれる。そして、場情報配置領域52には、例えば、Y評価ボタン、N評価ボタン、場代表タイトル、特徴語、ドメイン名、着目ユーザ比率、投稿傾向グラフ、が含まれている。また、場代表タイトル及び着目ユーザ比率はリンクとして設定されている。
【0046】
ウェブページ生成部32は、例えば、対応関係管理データ40に含まれるそれぞれの着目URLにより所在が表されたウェブサイトに基づいて特定される文字列(例えば、着目URLにより所在が表されたウェブサイトのうちから選択される、代表ウェブサイトのタイトル、着目URLにより所在が表されたウェブサイトにおいてタイトルとして最も多く含まれている語句、等)を場代表タイトルとして場情報配置領域52に配置する。また、ウェブページ生成部32は、対応関係管理データ40に含まれるそれぞれの着目URLにより所在が表されたウェブサイトを構成するウェブページに含まれる文章から形態素解析等により抽出される文字列(例えば、含まれる個数が所定数以上である文字列)を特徴語として場情報配置領域52に配置する。なお、ウェブページ生成部32は、複数の特徴語を場情報配置領域52に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部32は、着目URLにより所在が表されたウェブサイトの属するドメインの名称をドメイン名として場情報配置領域52に配置する。なお、ウェブページ生成部32は、複数のドメイン名を場情報配置領域52に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部32は、着目URLが記載されたコンテンツの投稿を行った着目ユーザの数の、着目URLが記載されたコンテンツの投稿を行った全ユーザの数に対する比率を着目ユーザ比率として場情報配置領域52に配置する。
【0047】
また、ウェブページ生成部32は、着目URLが含まれるコンテンツの投稿の単位時間あたりの数の時間変化を表すグラフを投稿傾向グラフとして場情報配置領域52に配置する。また、ウェブページ生成部32は、投稿傾向グラフに基づいて算出される投稿傾向が増加傾向にあると判定される場合(例えば、回帰直線の傾きが正であり傾きの絶対値が所定値よりも大きい場合)は、場が今後盛り上がる傾向にあることを表す傾向図形54(例えば、上向きの矢印を表す傾向図形54)を場情報配置領域52に配置し、投稿傾向グラフに基づいて算出される投稿傾向が減少傾向にあると判定される場合(例えば、回帰直線の傾きが負であり傾きの絶対値が所定値よりも大きい場合)は、場が今後盛り下がる傾向にあることを表す傾向図形54(例えば、下向きの矢印を表す傾向図形54)を場情報配置領域52に配置する。
【0048】
以上のようにして、場一覧ページ50が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された場一覧ページ50をクライアント16に出力する。クライアント16は、場一覧ページ50を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0049】
本実施形態では、分析システム10のユーザには、有用な情報が得られたと評価する場合には、Y評価ボタンをクリックし、有用な情報が得られなかったと評価する場合には、N評価ボタンをクリックするよう予め案内されている。そして、ユーザが、場情報配置領域52に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、Y評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、N評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0050】
ユーザが、場情報配置領域52に配置されている場代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32は、図9に例示する場詳細ページ56を生成する。場詳細ページ56は、クリックされた場代表タイトルに対応付けられる対応関係管理データ40に基づいて生成されるウェブページである。そして、場詳細ページ56には、場情報配置領域52、及び、場詳細情報配置領域58が含まれている。場情報配置領域52には、場一覧ページ50における、クリックされた場代表タイトルに対応する場情報配置領域52に含まれる情報が配置される。場詳細情報配置領域58には、Y評価ボタン、N評価ボタン、タイトル、ドメイン名、及び、着目ユーザ比率、の組合せが、少なくとも1つ配置される。そして、それぞれの組合せは、クリックされた場代表タイトルに対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目URLと一対一で対応付けられる。また、場情報配置領域52に配置されている着目ユーザ比率、及び、場詳細情報配置領域58に配置されているタイトルは、リンクとして設定されている。
【0051】
ウェブページ生成部32は、例えば、対応関係管理データ40に含まれるそれぞれの着目URLについて、当該着目URLにより所在が表されたウェブサイトのタイトルを場詳細情報配置領域58に配置し、当該着目URLにより所在が表されたウェブサイトのドメインの名称をドメイン名として場詳細情報配置領域58に配置し、当該着目URLを含むコンテンツの投稿を行った着目ユーザの数の、当該着目URLを含むコンテンツの投稿を行った全ユーザの数に対する比率を着目ユーザ比率として場詳細情報配置領域58に配置する。
【0052】
以上のようにして、場詳細ページ56が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された場詳細ページ56をクライアント16に出力する。クライアント16は、場詳細ページ56を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0053】
場詳細ページ56においても、場情報配置領域52に配置されているY評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、Y評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、場詳細ページ56においても、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、N評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0054】
また、場詳細情報配置領域58に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場詳細ページ56に対応付けられる対応関係管理データ40において、クリックされたY評価ボタンに対応する着目URLに対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場詳細ページ56に対応付けられる対応関係管理データ40において、クリックされたN評価ボタンに対応する着目URLに対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0055】
場詳細情報配置領域58に配置されているタイトルは、タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページへのリンクとなっており、ユーザがタイトルをクリックすると、タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。
【0056】
ユーザが、場一覧ページ50に含まれる場情報配置領域52に配置されている着目ユーザ比率、又は、場詳細ページ56に含まれる場情報配置領域52に配置されている着目ユーザ比率をクリックすると、ウェブページ生成部32は、図10に例示する場関連着目ユーザ一覧ページ60を生成する。場関連着目ユーザ一覧ページ60は、クリックされた着目ユーザ比率に対応付けられる対応関係管理データ40に基づいて生成されるウェブページである。そして、場関連着目ユーザ一覧ページ60には、場情報配置領域52、及び、場関連着目ユーザ情報配置領域62が含まれている。場情報配置領域52には、クリックされた着目ユーザ比率に対応する場情報配置領域52に含まれる情報(図8に示す場一覧ページ50に含まれる場情報配置領域52に配置されている情報と同様の情報)が配置される。場関連着目ユーザ情報配置領域62には、Y評価ボタン、N評価ボタン、着目ユーザ名、及び、関連タイトル、の組合せが、少なくとも1つ配置される。そして、それぞれの組合せは、クリックされた着目ユーザ比率に対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザIDと一対一で対応付けられる。また、場情報配置領域52に配置されている場代表タイトル、場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置されている着目ユーザ名、関連タイトルは、リンクとして設定されている。
【0057】
ウェブページ生成部32は、例えば、場関連着目ユーザ一覧ページ60に対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザIDのそれぞれについて、当該着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザ名を着目ユーザ名として場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置し、当該着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザにより投稿されたコンテンツに含まれるURLであり、かつ、いずれかの対応関係管理データ40に含まれる着目URLであるURLにより所在が表されたウェブサイトのタイトルを関連タイトルとして場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置する。なお、このとき、ウェブページ生成部32は、着目ユーザIDを着目ユーザ名として場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部は、着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザにより投稿されたコンテンツに含まれる着目URLが複数特定される場合は、複数のタイトルを関連タイトルとして場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置するようにしてもよい。
【0058】
なお、本実施形態では、場関連着目ユーザ一覧ページ60に対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目URL以外の着目URLにより所在が表されたウェブサイトのタイトルについても、関連タイトルとして場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置される。そして、本実施形態では、場関連着目ユーザ一覧ページ60に含まれる場情報配置領域52に対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目URLにより特定されるウェブページのタイトルについては、他のタイトルよりも太字で表記される、他のタイトルよりも大きく表記される、などのような強調表示がされることとなる。
【0059】
以上のようにして、場関連着目ユーザ一覧ページ60が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された場関連着目ユーザ一覧ページ60をクライアント16に出力する。クライアント16は、場関連着目ユーザ一覧ページ60を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0060】
場関連着目ユーザ一覧ページ60においても、場情報配置領域52に配置されているY評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、Y評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、場関連着目ユーザ一覧ページ60においても、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、N評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0061】
また、ユーザが、場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場関連着目ユーザ一覧ページ60に対応付けられる対応関係管理データ40において、クリックされたY評価ボタンに対応する着目ユーザIDに対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場関連着目ユーザ一覧ページ60に対応付けられる対応関係管理データ40において、クリックされたN評価ボタンに対応する着目ユーザIDに対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0062】
場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置されている着目ユーザ名は、着目ユーザ名により特定されるユーザを代表するウェブページ(ブログのページなど)へのリンクとなっており、ユーザが着目ユーザ名をクリックすると、当該着目ユーザ名により特定されるユーザを代表するウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。また、場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置されている関連タイトルは、関連タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページへのリンクとなっており、ユーザが関連タイトルをクリックすると、関連タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。
【0063】
また、場関連着目ユーザ一覧ページ60においても、ユーザが、場情報配置領域52に配置されている場代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。
【0064】
ユーザが、トップページに含まれる着目ユーザ一覧ページ64へのリンクをクリックすると、ウェブページ生成部32が、着目ユーザ一覧ページ64を生成する。図11は着目ユーザ一覧ページ64の一例を示す図である。着目ユーザ一覧ページ64は、データ記憶部20に記憶されている対応関係管理データ40のいずれかに含まれる着目ユーザIDに対応付けられるユーザが一覧として表示されるウェブページである。着目ユーザ一覧ページ64には、着目ユーザ情報配置領域66が含まれている。そして、着目ユーザ情報配置領域66には、Y評価ボタン、N評価ボタン、着目ユーザ名、ユーザスコア、及び、評価代表タイトル、の組合せが少なくとも1つ含まれている。そして、それぞれの組合せは、いずれかの対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザIDと一対一で対応付けられる。また、着目ユーザ情報配置領域66に配置されている着目ユーザ名及び評価代表タイトルはリンクとして設定されている。
【0065】
ウェブページ生成部32は、例えば、対応関係管理データ40のいずれかに含まれる着目ユーザIDのそれぞれについて、当該着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザ名を着目ユーザ名として着目ユーザ情報配置領域66に配置し、当該着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザのユーザスコアを着目ユーザ情報配置領域66に配置し、当該着目ユーザIDを含む対応関係管理データ40であって、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数の値が所定値以上(例えば、1以上)である対応関係管理データ40に対応する場代表タイトルを評価代表タイトルとして着目ユーザ情報配置領域66に配置する。なお、このとき、ウェブページ生成部32は、着目ユーザIDを着目ユーザ名として着目ユーザ情報配置領域66に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部32は、評価代表タイトルが複数特定された場合には、複数の評価代表タイトルを着目ユーザ情報配置領域66に配置するようにしてもよい。
【0066】
また、本実施形態では、ウェブページ生成部32は、着目ユーザ名に対応付けられる着目ユーザの投稿傾向(例えば、他のユーザよりも着目URLを含むコンテンツの投稿を、単位時間あたりの着目URLを含むコンテンツの投稿数のピークが到来するよりも早い時期に行う傾向にある(先読み)、投稿するコンテンツに着目URLが含まれている比率が高い(高打率)など)を特定して、投稿傾向を表すユーザ投稿傾向図形68を、対応する着目ユーザ名に対応付けられる位置(例えば、対応する着目ユーザ名の左側)に配置する。
【0067】
以上のようにして、着目ユーザ一覧ページ64が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された着目ユーザ一覧ページ64をクライアント16に出力する。クライアント16は、着目ユーザ一覧ページ64を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0068】
また、本実施形態では、ウェブページ生成部32は、着目ユーザ一覧ページ64を生成する際に、着目ユーザ一覧ページ64に含まれる着目ユーザ名に対応付けられる着目ユーザのそれぞれについて、着目ユーザID、初期値として0が設定されたY評価点数、及び、初期値として0が設定されたN評価点数、が含まれるユーザ評価管理データを生成してデータ記憶部20に記憶させる。なお、このとき、ウェブページ生成部32は、データ記憶部20に既に記憶されているユーザ評価管理データについては、ユーザ評価管理データの生成を行わない。
【0069】
また、ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、対応する着目ユーザIDに対応付けられるユーザ評価管理データに含まれるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されているN評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、対応する着目ユーザIDに対応付けられるユーザ評価管理データに含まれるN評価点数の値を1増加させる。
【0070】
ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されている評価代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32が、評価代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。
【0071】
ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されている着目ユーザ名をクリックすると、ウェブページ生成部32が、図12に例示する着目ユーザ詳細ページ70を生成する。着目ユーザ詳細ページ70は、クリックされた着目ユーザ名に対応付けられる着目ユーザIDに基づいて生成されるウェブページである。そして、着目ユーザ詳細ページ70には、着目ユーザ情報配置領域66、及び、着目ユーザ詳細情報配置領域72が含まれている。着目ユーザ情報配置領域66には、クリックされた着目ユーザ名に対応付けられる、Y評価ボタン、N評価ボタン、着目ユーザ名、ユーザスコア、及び、少なくとも1つの評価代表タイトル、の組合せが配置される。着目ユーザ詳細情報配置領域72には、Y評価ボタン、N評価ボタン、場代表タイトル、タイトル、の組合せが少なくとも1つ配置される。それぞれの組合せは、クリックされた着目ユーザ名に対応する着目ユーザIDが含まれる対応関係管理データ40と一対一で対応付けられる。着目ユーザ情報配置領域66に配置されている着目ユーザ名及び評価代表タイトル、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されている場代表タイトル及びタイトルはリンクとして設定されている。
【0072】
ウェブページ生成部32は、例えば、クリックされた着目ユーザ名に対応する着目ユーザIDを含む対応関係管理データ40のそれぞれについて、当該対応関係管理データ40に対応する場代表タイトル、及び、当該対応関係管理データ40に含まれる着目URLに対応するウェブページのタイトルを、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置する。なお、このとき、ウェブページ生成部32は、対応関係管理データ40に複数の着目URLが含まれる場合に、複数のタイトルを着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置するようにしてもよい。
【0073】
以上のようにして、着目ユーザ詳細ページ70が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された着目ユーザ詳細ページ70をクライアント16に出力する。クライアント16は、着目ユーザ詳細ページ70を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0074】
着目ユーザ詳細ページ70においても、着目ユーザ情報配置領域66に配置されているY評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、対応する着目ユーザIDに対応付けられるユーザ評価管理データに含まれるY評価点数の値を1増加させる。一方、着目ユーザ詳細ページ70においても、着目ユーザ情報配置領域66に配置されているN評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、対応する着目ユーザIDに対応付けられるユーザ評価管理データに含まれるN評価点数の値を1増加させる。
【0075】
また、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、Y評価ボタンに対応付けられる対応関係管理データ40において、着目ユーザ詳細ページ70に対応する着目ユーザIDに対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、N評価ボタンに対応付けられる対応関係管理データ40において、着目ユーザ詳細ページ70に対応する着目ユーザIDに対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0076】
着目ユーザ情報配置領域66に配置されている着目ユーザ名は、着目ユーザ名により特定されるユーザを代表するウェブページ(ブログのページなど)へのリンクとなっており、ユーザが着目ユーザ名をクリックすると、当該着目ユーザ名により特定されるユーザを代表するウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。また、ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されている評価代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32が、評価代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。
【0077】
また、着目ユーザ詳細ページ70においても、ユーザが、場情報配置領域52に配置されている場代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。
【0078】
また、ユーザが、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されている場代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。また、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されているタイトルは、タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページへのリンクとなっており、ユーザがタイトルをクリックすると、タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。
【0079】
ユーザが、トップページに含まれる対応関係表示ページ74へのリンクをクリックすると、ウェブページ生成部32が、対応関係表示ページ74を生成する。図13は、対応関係表示ページ74の一例を示す図である。対応関係表示ページ74には、それぞれが着目ユーザに対応付けられる着目ユーザ画像76が左側に配置されており、それぞれが着目ウェブサイトに対応付けられる着目ウェブサイト画像78が右側に配置されている。本実施形態では、着目ユーザ画像76は、例えば、顔を表すアイコンの画像であり、着目ウェブサイト画像78は、例えば、着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトを代表するウェブページ(例えば、着目ウェブサイトに対応する着目URLによりアドレスが表されるウェブページ)のスクリーンショットの画像である。また、それぞれの着目ユーザ画像76の左側には、当該着目ユーザ画像76に対応付けられる着目ユーザのユーザスコアの算出の基礎となるパラメータの値の大きさが表現された棒グラフが配置されている。また、それぞれの着目ウェブサイト画像78の右側には、当該着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトのウェブサイトスコアの算出の基礎となるパラメータの値の大きさが表現された棒グラフ、及び、当該着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目URLが含まれるコンテンツの投稿の単位時間あたりの数の時間変化を表すグラフが配置されている。
【0080】
本実施形態では、着目ユーザ画像76の表示態様は、着目ユーザ画像76に対応付けられる着目ユーザのユーザスコアに応じたものとなっている。例えば、ウェブページ生成部32は、それぞれの着目ユーザ画像76を、着目ユーザ画像76に対応付けられる着目ユーザのユーザスコアが大きいほどそのサイズが大きくなるよう、対応関係表示ページ74に配置する。また、本実施形態では、着目ウェブサイト画像78の表示態様は、着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトのウェブサイトスコアに応じたものとなっている。例えば、ウェブページ生成部32は、それぞれ着目ウェブサイト画像78を、着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトのウェブサイトスコアが大きいほどそのサイズが大きくなるよう、対応関係表示ページ74に配置する。なお、ウェブページ生成部32は、対応付けられる着目ユーザのユーザスコアに応じた色の着目ユーザ画像76を対応関係表示ページ74に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部32は、対応付けられる着目ウェブサイトのウェブサイトスコアに応じた色の着目ウェブサイト画像78を対応関係表示ページ74に配置するようにしてもよい。
【0081】
また、ウェブページ生成部32は、着目ユーザ画像76と着目ウェブサイト画像78との関係の強さを示す情報(図13の例では、着目ユーザ画像76と着目ウェブサイト画像78を結ぶ線である関係線80)を、着目ユーザ画像76に対応付けられる着目ユーザによる、着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトに関する情報の登録に応じた表示態様で、対応関係表示ページ74に配置する。本実施形態では、例えば、着目ウェブサイトに対応する着目URLが含まれるコンテンツを投稿した順序が早い着目ユーザであるほど、当該着目ウェブサイトに対応する着目ウェブサイト画像78と当該着目ユーザに対応する着目ユーザ画像76とを結ぶ関係線80が太くなり、着目ユーザによって投稿された、着目ウェブサイトに対応する着目URLが含まれるコンテンツに対するリアクションが大きい(例えば、当該コンテンツに対するコメントや返信投稿の数が多い、Twitterにおける当該コンテンツについてのリツイートの数が多い、等)ほど、当該着目ウェブサイトに対応する着目ウェブサイト画像78と当該着目ユーザに対応する着目ユーザ画像76とを結ぶ関係線80の色が濃くなるよう、ウェブページ生成部32は、着目ユーザ画像76と着目ウェブサイト画像78とを結ぶ関係線80を対応関係表示ページ74に配置する。
【0082】
また、本実施形態では、場情報配置領域52、場詳細情報配置領域58、場関連着目ユーザ情報配置領域62、着目ユーザ情報配置領域66、着目ユーザ詳細情報配置領域72、の表示態様(例えば、背景色)は互いに異なっている。また、本実施形態では、場情報配置領域52、場詳細情報配置領域58、の背景色は暖色であり、場関連着目ユーザ情報配置領域62、着目ユーザ情報配置領域66、着目ユーザ詳細情報配置領域72、の背景色は寒色である。
【0083】
分析システム10は、以上説明したY評価点数やN評価点数に基づいて、様々な処理(例えば、着目ユーザの評価や、着目ウェブサイトの評価などといった分析)を行うことができる。
【0084】
また、分析システム10は、例えば、評価管理データに含まれるY評価点数の値やN評価点数の値が所定の条件を満足した(例えば、値の合計が100を超えた)際に、評価管理データに含まれるY評価点数の値やN評価点数の値を上述のユーザ特徴量やウェブサイト特徴量の算出の基礎となるパラメータの値として用いて、上述の処理例に示す処理を再度実行するようにしてもよい。分析システム10は、例えば、上述の処理例に示す処理で算出されるユーザスコアやウェブサイトスコアに対して、Y評価点数の値を加算し、N評価点数の値を減算することによって補正された、ユーザスコアやウェブサイトスコアに基づいて、着目ユーザIDや着目URLの特定を行うようにしてもよい。
【0085】
また、例えば、分析システム10は、評価管理データに含まれるY評価点数とN評価点数との大小関係を公知の学習技術によって学習することで、上述のS107やS113に示す処理における条件を設定したり変更したりするようにしてもよい。
【0086】
本実施形態では、以上のようにして、複数の着目ユーザから構成されるユーザ群と複数のウェブページから構成されるウェブページ群とが対応関係管理データ40によって関連付けられることとなる。
【0087】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
【0088】
例えば、分析システム10は、同一のシードデータに基づいて、所定時間間隔で繰り返し上述の処理例に示す処理を実行して、それぞれについて互いに異なる対応関係管理データ40を生成するようにしてもよい。
【0089】
また、分析システム10は、例えば、着目ユーザIDあるいは着目URLに対応付けられる評価管理データにおいてN評価点数の値がY評価点数の値よりも所定数大きい、あるいは、所定倍となった、などの条件を満足した場合に、対応する対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザID、当該着目ユーザIDに対応付けられるユーザスコア、当該着目ユーザIDに対応付けられるY評価点数、及び、当該着目ユーザIDに対応付けられるN評価点数、あるいは、着目URL、当該着目URLに対応付けられるウェブサイトスコア、当該着目URLに対応付けられるY評価点数、及び、当該着目URLに対応付けられるN評価点数、を削除するようにしてもよい。また、分析システム10は、例えば、対応関係管理データ40に対応付けられる評価管理データにおいてN評価点数の値がY評価点数の値よりも所定数大きい、あるいは、所定倍となった、などの条件を満足した場合に、対応する対応関係管理データ40をデータ記憶部20から削除するようにしてもよい。
【0090】
また、例えば、ユーザ特徴量の算出の基礎となるパラメータとして、ユーザの投稿傾向(例えば、他のユーザよりも着目URLを含むコンテンツの投稿を、単位時間あたりの着目URLを含むコンテンツの投稿数のピークが到来するよりも早い時期に行う傾向にある(先読み)か否か、投稿するコンテンツに着目URLが含まれている比率が高い(高打率)か否か、など)を用いるようにしてもよい。
【0091】
また、シードデータが示す条件として、ユーザに関する条件(例えば、他のユーザよりも着目URLを含むコンテンツの投稿を、単位時間あたりの着目URLを含むコンテンツの投稿数のピークが到来するよりも早い時期に行う傾向にあるユーザのユーザIDにより投稿されたコンテンツがウェブページ含まれていること、など)が設定されていてもよい。
【0092】
また、上述のS102に示す処理とS103に示す処理の間に、ユーザ特徴量算出部30が、S102に示す処理で特定された着目ユーザに対応付けられるユーザ特徴量を算出するようにしてもよい。そして、上述のS103やS104に示す処理で、算出されたユーザ特徴量が所定の条件を満足するユーザを着目ユーザとして取り扱うようにしてもよい。
【0093】
また、データ記憶部20に、予めシードデータが記憶されている必要はなく、上述のS101に示す処理で、データ取得部22が、ソーシャルメディアシステム12から取得可能なすべてのウェブページを取得するようにしてもよい。
【0094】
また、本実施形態におけるウェブサイトは、インターネット等のコンピュータネットワーク上に公開されているデジタルコンテンツ、あるいは、デジタルコンテンツの集まりであればよく、ウェブページ(例えば、http://で開始されるURLに対応付けられる1又は複数のウェブページや、HTTPプロトコルによってアクセス可能である1又は複数のウェブページ)に限定されるものではない。
【0095】
また、本実施形態に係る分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、及びクライアント16の役割分担は上述のものには限定されない。また、上記の具体的な文字列や図面中の具体的な文字列は例示であり、これらの文字列には限定されない。
【符号の説明】
【0096】
10 分析システム、12 ソーシャルメディアシステム、14 ウェブサーバ、16 クライアント、18 コンピュータネットワーク、20 データ記憶部、22 データ取得部、24 ユーザ特定部、26 ウェブサイト特定部、28 ウェブサイト特徴量算出部、30 ユーザ特徴量算出部、32 ウェブページ生成部、34 ウェブページ出力部、40 対応関係管理データ、50 場一覧ページ、52 場情報配置領域、54 傾向図形、56 場詳細ページ、58 場詳細情報配置領域、60 場関連着目ユーザ一覧ページ、62 場関連着目ユーザ情報配置領域、64 着目ユーザ一覧ページ、66 着目ユーザ情報配置領域、68 ユーザ投稿傾向図形、70 着目ユーザ詳細ページ、72 着目ユーザ詳細情報配置領域、74 対応関係表示ページ、76 着目ユーザ画像、78 着目ウェブサイト画像、80 関係線。
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ウェブサイトに対するアクセス数に関する分析技術(例えば、時間帯別のアクセス数の特定)や、ウェブサイトの検索に用いられるキーワードに関する分析技術(例えば、検索に用いられる頻度の高いキーワードの特定)など、ウェブサイトに関する分析技術には様々なものが存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
分析の対象として着目されるユーザ(以下、着目ユーザと呼ぶ。)に関連付けられるウェブサイト(例えば、着目ユーザにより投稿されたブログ記事やコメント等に記載されたURLにより所在が表されたウェブサイト)には、着目ユーザによって関心が持たれている内容が記載されていると考えられる。また、いずれかの着目ユーザに関連付けられるウェブサイト群のなかから特定される、ウェブサイトの特徴量又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足するウェブサイト群(例えば、関連付けられる着目ユーザの数が所定数以上であるウェブサイト群、あるいは、着目ユーザの総数に対する関連付けられる着目ユーザの数の割合が所定値以上であるウェブサイト群、など)には、何らかの共通性があると考えられる。
【0004】
よって、いずれかの着目ユーザに関連付けられるウェブサイト群のなかからウェブサイトの特徴量又はウェブサイトに関連付けられるユーザに関する条件を満足するウェブサイト群を特定することができれば、その特定結果を活用して、例えば、着目ユーザの間で共通して興味が持たれている、あるいは、盛り上がっている話題の分析、あるいは、今後流行しそうなトレンドの分析などといった、様々な分析を行うことができると期待される。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的の1つは、着目ユーザに関連付けられるウェブサイト群のうちから共通性があると考えられるウェブサイト群を特定することができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る情報処理システムは、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段と、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る情報処理方法は、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定ステップと、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付けステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るプログラムは、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段、特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
【0010】
本発明によれば、複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士が互いに関連付けられるので、着目ユーザに関連付けられるウェブサイト群のうちから共通性があると考えられるウェブサイト群が特定されることとなる。
【0011】
本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段は、関連付けられる前記着目ユーザの数に関する条件を満足するウェブサイトを互いに関連付けることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段は、関連付けられる着目ユーザの数が所定数以上であるウェブサイトを互いに関連付けることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段は、前記着目ユーザの総数に対する、ウェブサイトに関連付けられる着目ユーザの数の割合が所定値以上であるウェブサイトを互いに関連付けることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段により関連付けられたウェブサイトのいずれかに関連付けられるユーザのうちから、ユーザの特徴量に関する条件を満足するユーザを特定するユーザ特定手段、をさらに含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段により関連付けられたウェブサイトのいずれかに関連付けられるユーザの少なくとも一部を追加対象の着目ユーザとして特定するユーザ特定手段、をさらに含み、前記ウェブサイト特定手段は、追加対象の着目ユーザとして特定されるユーザを含む複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定し、前記条件を満足しなくなったウェブサイトと当該ウェブサイトと関連付けられているウェブサイトとの関連付けを解除するウェブサイト関連付け解除手段、をさらに含むことを特徴とする。
【0016】
また、本発明の一態様では、前記ウェブサイト関連付け手段は、ウェブサイトのURLが記載されたウェブページに対するアクセス数、又は、ウェブサイトのURLが記載されたウェブページに対するアクセス数の増加傾向に関する条件を満足するウェブサイトを互いに関連付けることを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る別の情報処理システムは、複数の着目ユーザのそれぞれに対応付けられる情報と、複数の着目ウェブサイトのそれぞれに対応付けられる情報と、前記着目ユーザと前記着目ウェブサイトとの関係の強さを示す情報と、が含まれる提供対象情報を生成する情報生成手段と、前記提供対象情報を出力する情報出力手段と、を含み、前記着目ウェブサイトは、前記複数の着目ユーザのいずれかにより登録される情報に関連付けられるウェブサイトであり、前記情報生成手段は、前記着目ユーザと前記着目ウェブサイトとの関係の強さを示す情報が、前記着目ユーザによる前記着目ウェブサイトに関する情報の登録に応じた表示態様で表示出力されるよう、前記提供対象情報を生成することを特徴とする。
【0018】
なお、本発明における「ウェブサイト」は、インターネット等のコンピュータネットワーク上に公開されているデジタルコンテンツ、あるいは、デジタルコンテンツの集まり全般を含む概念であり、ウェブページ(例えば、http://で開始されるURLに対応付けられる1又は複数のウェブページや、HTTPプロトコルによってアクセス可能である1又は複数のウェブページなど)に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータネットワークの全体構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る分析システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る分析システムで行われる処理の流れの一例を示すフロー図である。
【図4】対応関係管理データの一例を示す図である。
【図5】対応関係管理データの一例を示す図である。
【図6】対応関係管理データの一例を示す図である。
【図7】対応関係管理データの一例を示す図である。
【図8】場一覧ページの一例を示す図である。
【図9】場詳細ページの一例を示す図である。
【図10】場関連着目ユーザ一覧ページの一例を示す図である。
【図11】着目ユーザ一覧ページの一例を示す図である。
【図12】着目ユーザ詳細ページの一例を示す図である。
【図13】対応関係表示ページの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態に係るコンピュータネットワークの全体構成図である。図1に示すように、インターネットなどのコンピュータネットワーク18には、いずれもコンピュータを中心に構成された分析システム10、ソーシャルメディアシステム12(12−1〜12−l)、ウェブサーバ14(14−1〜14−m)、クライアント16(16−1〜16−n)が接続されている。そして、分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、ウェブサーバ14、クライアント16、は互いに通信可能になっている。
【0022】
分析システム10は、本実施形態に係る情報処理システムとして機能するサーバ等のコンピュータシステムであり、ソーシャルメディアシステム12に登録されているデータに対する分析を行う。ソーシャルメディアシステム12は、例えば、ユーザから受け付けるコンテンツを公開するサービスを提供するサーバ等のコンピュータシステムである。ソーシャルメディアシステム12が提供するサービスとしては、例えば、電子掲示板、ブログ、ウィキ、ソーシャルブックマーク、Twitter(登録商標)、ソーシャル・ネットワーキング・サービス、などが挙げられる。そして、本実施形態では、それぞれのソーシャルメディアシステム12は、互いに異なるサービスをユーザに提供する。ウェブサーバ14は、クライアント16にウェブページ等のコンテンツを提供するサーバである。
【0023】
分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、ウェブサーバ14は、それぞれ、例えば、自装置にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである制御部、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブなどである記憶部、ネットワークボードなどの通信インタフェースである通信部、を含んで構成されている。これらの要素は、バスを介して接続される。分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、ウェブサーバ14の記憶部には、自装置の制御部によって実行されるプログラムが記憶される。また、分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、及び、ウェブサーバ14の記憶部は、自装置のワークメモリとしても動作する。
【0024】
クライアント16は、分析システム10やソーシャルメディアシステム12のユーザが利用するコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、ゲームコンソール、テレビ受像機、携帯型ゲーム装置、携帯情報端末、などである。そして、クライアント16は、例えば、CPU等の制御部、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブ等の記憶部、ディスプレイ、スピーカ等の出力部、ゲームコントローラ、タッチパッド、マウス、キーボード、マイク等の入力部、ネットワークボード等の通信部、DVD−ROMやBlu−ray(登録商標)ディスクなどの光ディスク(コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体)を読み取る光ディスクドライブ部、等を備えている。
【0025】
また、本実施形態に係るクライアント16には、ウェブブラウザが予めインストールされている。そして、本実施形態では、クライアント16が、ウェブブラウザを通じて分析システム10にアクセスし、分析システム10に登録されているユーザID及びパスワードを入力してログインしてから、その後に所定のURLにアクセスすると、クライアント16のディスプレイに所定のURLに対応する画面が表示される。また、本実施形態では、クライアント16が、ウェブブラウザを通じてソーシャルメディアシステム12にアクセスし、ソーシャルメディアシステム12に登録されているユーザのユーザID及びパスワードを入力してログインしてから、その後に所定のURLにアクセスすると、クライアント16のディスプレイに所定のURLに対応する画面が表示される。なお、分析システム10やソーシャルメディアシステム12では、ユーザID及びパスワードが入力された後は、例えば、セッションIDを参照すること等により、クライアント16を利用するユーザのユーザIDを特定することができるようになっている。
【0026】
本実施形態に係るソーシャルメディアシステム12は、ブログ記事やコメント等のコンテンツの投稿をクライアント16から受け付けることができるようになっている。そして、投稿されたコンテンツは、ソーシャルメディアシステム12が備える記憶部に記憶される。そして、ソーシャルメディアシステム12は、クライアント16からの要求に応じて、投稿されたコンテンツをクライアント16に送信する。クライアント16は、コンテンツを受信するとディスプレイに表示出力する。このようにして、ユーザにより投稿されたコンテンツが公開されることとなる。
【0027】
図2は、本実施形態に係る分析システム10で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、分析システム10は、機能的には、データ記憶部20、データ取得部22、ユーザ特定部24、ウェブサイト特定部26、ウェブサイト特徴量算出部28、ユーザ特徴量算出部30、ウェブページ生成部32、ウェブページ出力部34、を含んでいる。データ記憶部20は、分析システム10が備える記憶部を主として実現されている。その他の要素は、分析システム10が備える制御部を主として実現されている。
【0028】
これらの機能は、コンピュータである分析システム10で、本実施形態に係るプログラムが実行されることにより実現される。このプログラムは、コンピュータ通信ネットワーク経由で通信インタフェースを介して他のコンピュータからダウンロードされてもよいし、光ディスク(例えば、CD−ROM、DVD−ROM、Blu−rayディスクなど)、USBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納され、そこから光ディスクドライブやUSB(Universal Serial Bus)ポートなどを介して分析システム10にインストールされてもよい。
【0029】
本実施形態に係る分析システム10は、ソーシャルメディアシステム12に登録されているブログ記事やコメント等のコンテンツに基づいて、ユーザとウェブサイトとの関連についての分析処理を実行する。ここで、本実施形態に係る分析システム10で行われる、分析処理の流れの一例を、図3に示すフロー図を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、データ記憶部20に、予め、互いに異なるデータ取得の際の条件(例えば、シードデータが示すURLにより所在が表されたウェブページに含まれるコンテンツであること、シードデータが示すキーワードが含まれるコンテンツであること、など)を示すシードデータが複数記憶されていることとする。そして、本実施形態では、複数のシードデータのそれぞれを基礎とした以下の処理が並行して実行される。
【0030】
まず、データ取得部22が、ソーシャルメディアシステム12から、シードデータが示す条件を満足するコンテンツ(例えば、シードデータが示すURLにより所在が表されたウェブページに含まれるコンテンツ、シードデータが示すキーワードが含まれるコンテンツ、等)を取得する(S101)。本処理例では、このようにして取得されるコンテンツには、例えば、コンテンツを投稿したユーザの識別子であるユーザID、及び、コンテンツが投稿された投稿日時、が関連付けられている。
【0031】
そして、ユーザ特定部24が、S101に示す処理で取得したコンテンツに関連付けられているユーザIDにより識別されるユーザを着目ユーザとして特定する(S102)。本処理例では、複数のユーザが着目ユーザとして特定されたこととする。そして、ユーザ特定部24は、図4に示す対応関係管理データ40を生成してデータ記憶部20に記憶させる(S103)。
【0032】
対応関係管理データ40は、ユーザとウェブサイトとの関連を管理するデータであり、図4に示すように、例えば、対応関係管理データ40の識別子である対応関係管理ID、上述のシードデータ、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数、対応関係管理データ40に対応付けられるN評価点数、S102に示す処理で特定された着目ユーザのユーザIDである着目ユーザID、後述の処理で特定される着目URL、が含まれている。対応関係管理データ40に複数の着目ユーザIDが含まれることもあれば、対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザIDの値は空であることもある。また、対応関係管理データ40に複数の着目URLが含まれることもあれば、対応関係管理データ40に含まれる着目URLの値は空であることもある。そして、着目ユーザIDには、ユーザスコア、着目ユーザIDに対応付けられるY評価点数、着目ユーザIDに対応付けられるN評価点数、が関連付けられており、着目URLには、ウェブサイトスコア、着目URLに対応付けられるY評価点数、着目URLに対応付けられるN評価点数が関連付けられている。ユーザスコア、ウェブサイトスコア、Y評価点数、及び、N評価点数の詳細については後述する。S103に示す処理において生成される対応関係管理データ40については、着目URL、ユーザスコア、ウェブサイトスコア、の値は空であり、Y評価点数、N評価点数には初期値(本実施形態では、0)が設定される。なお、図4には、S103に示す処理が終了した時点における対応関係管理データ40の一例が示されている。図4に示すように、対応関係管理データ40によって、着目ユーザ同士が関連付けられることとなる。
【0033】
そして、データ取得部22が、特定された着目ユーザのいずれかによって投稿されたコンテンツ(ブログ記事やコメント等)をソーシャルメディアシステム12から取得する(S104)。本処理例では、データ取得部22は、S104に示す処理において複数のソーシャルメディアシステム12からコンテンツを取得する。そして、ウェブサイト特定部26が、S104に示す処理で取得されたコンテンツに含まれるURLを特定する(S105)。本処理例では、複数のURLが特定されたこととする。S105に示す処理では、例えば、ブログ記事やコメントの一部としてユーザにより記載されたURLが特定されることとなる。そして、このようにして特定されたURLは、URLにより所在が表されたウェブサイト(本実施形態では、ウェブサイトは、少なくとも1つのウェブページから構成される。)と対応付けられる。すなわち、S105に示す処理において、ウェブサイト特定部26は、S104に示す処理で取得したコンテンツに含まれるURLに対応付けられるウェブサイトを特定したこととなる。なお、URLにより所在が表されたウェブサイトは、ソーシャルメディアシステム12が提供するウェブサイトである可能性もあれば、ウェブサーバ14が提供するウェブサイトである可能性もある。
【0034】
そして、ウェブサイト特徴量算出部28が、S105に示す処理で特定されたURLのそれぞれに対応付けられる特徴量(すなわち、ウェブサイトに対応付けられる特徴量)を算出する(S106)。以下、このようにして算出される特徴量をウェブサイト特徴量と呼ぶこととする。本実施形態では、ウェブサイト特徴量算出部28は、複数のパラメータの値を、それぞれに所与の重み付け係数を乗じた上で合計した値を、特徴量を表すスコア(本処理例では、ウェブサイトスコアと呼ぶこととする。)として算出する。なお、ウェブサイト特徴量算出部28は、例えば、複数のパラメータの値それぞれを成分とするベクトルをウェブサイト特徴量として算出するようにしてもよい。
【0035】
URLに対応するウェブサイトスコアの算出の基礎となるパラメータとしては、例えば、(1)当該URLをコンテンツの一部として記載した着目ユーザの数、(2)着目ユーザの総数に対する、当該URLをコンテンツの一部として記載した着目ユーザの割合、(3)当該URLが含まれるコンテンツの数、(4)当該URLを含むブログ記事やコメントの投稿やブックマークの設定を行ったユーザの数、(5)当該URLを含むコンテンツに含まれる平均リンク数、(6)当該URLをコンテンツの一部として含むtwitterのウェブページにおける、同一のハッシュタグ内リンク数、(7)当該URLをコンテンツの一部として含むソーシャルブックマークサービスのウェブページにおける、同一のユーザにおける同一のタグブックマーク数、(8)ユーザによる投稿の平均時間間隔を全ユーザについて平均した値、(9)ユーザにより投稿されるコンテンツ間の平均コンテンツ数を全ユーザについて平均した値、(10)当該URLが記載されたウェブページの最近におけるアクセス数、アクセス数の増加量、又は、アクセス数の増加率、(11)全文検索エンジン等で計算可能である、当該URLが記載されたウェブページのベースURLと当該ウェブページの主要部分又は全文との類似度、(12)当該URLが記載されたウェブページのタイトルが当該ウェブページの主要部分又は全文に含まれる割合、(13)当該URLが記載されたウェブページのタイトルの長さ、(14)当該URLが記載されたウェブページに含まれるコンテンツから公知の専門用語検出エンジンで抽出される文字列の数、(15)同一のユーザによる連続投稿の数の全投稿に対する比率、(16)同一のユーザにより直前の投稿から所定時間以内(例えば、1時間以内や1日以内)に投稿された投稿数の全投稿に対する割合、(17)当該URLが記載されたウェブページの本文に当該URLが含まれている数、(18)当該URLが含まれるコンテンツの平均出現頻度、(19)タグの出現数、等が挙げられる。
【0036】
そして、ウェブサイト特定部26が、S106に示す処理で算出された特徴量が所定の条件を満足するURL(例えば、ウェブサイトスコアが所定値以上であるURL、など)を着目URLとして特定する(S107)。本処理例では、複数のURLが着目URLとして特定されたこととする。また、本実施形態では、着目URLに対応付けられるウェブサイトを着目ウェブサイトと呼ぶこととする。すなわち、S107に示す処理では、着目ウェブサイトが特定されたこととなる。そして、ウェブサイト特定部26は、S107に示す処理で特定されたURL及びURLに対応付けられるウェブサイトスコアを、S103に示す処理で生成された対応関係管理データ40に含まれる着目URL及び着目URLに関連付けられるウェブサイトスコアとして設定する(S108)。また、このとき、着目URLに対応付けられるY評価点数及びN評価点数の値としては、初期値(本実施形態では、0)が設定される。図5に、S108に示す処理が終了した時点における対応関係管理データ40の一例を示す。図5に示すように、対応関係管理データ40によって、着目URL同士が関連付けられることとなる。そして、ウェブサイト特定部26は、所定の条件を満足するか否か(例えば、S107に示す処理の実行が所定回数に達したか否か、特定された着目ウェブサイト数が所定数以上であるか否か、S107に示す処理が複数回実行された場合において前回の実行において特定された着目ウェブサイト数と今回の実行において特定された着目ウェブサイト数との差が所定数以下であるか否か、S107に示す処理が複数回実行された場合において前回の実行において特定された着目ウェブサイトのウェブサイトスコアと今回の実行において特定された着目ウェブサイトのウェブサイトスコアとの差が所定値以下であるか否か、など)を確認する(S109)。所定の条件を満足する場合は(S109:Y)、本処理例に示す処理を終了する。
【0037】
そうでない場合は、(S109:N)、データ取得部22は、ソーシャルメディアシステム12から、いずれかの着目URLが含まれているという条件を満足するコンテンツを取得する(S110)。そして、ユーザ特定部24は、S110に示す処理で取得されたコンテンツに関連付けられているユーザIDを特定する(S111)。本処理例では、複数のユーザIDが特定されたこととする。そして、ユーザ特徴量算出部30は、S110に示す処理で取得されたコンテンツに基づいて、S111に示す処理で特定されたユーザIDにより識別されるユーザのそれぞれに対応付けられる特徴量を算出する(S112)。以下、このようにして算出される特徴量をユーザ特徴量と呼ぶこととする。本実施形態では、ユーザ特徴量算出部30は、複数のパラメータの値を、それぞれに所与の重み付け係数を乗じた上で合計した値を、特徴量を表すスコア(本処理例では、ユーザスコアと呼ぶこととする。)として算出する。なお、ユーザ特徴量は、例えば、複数のパラメータの値それぞれを成分とするベクトルをユーザ特徴量として算出するようにしてもよい。
【0038】
ユーザスコアの算出の基礎となるパラメータとしては、例えば、(1)当該ユーザにより投稿されたコンテンツに含まれる着目URLの数、(2)当該ユーザにより投稿されたコンテンツにおける1日あたりの着目URLの記載回数、(3)当該ユーザにより投稿されたコンテンツにおける1回の投稿で用いられるタグの数、(4)当該ユーザの1日あたりの投稿数、(5)当該ユーザにより投稿されたコンテンツが他のユーザから参照された回数、(6)twitterにおいてフォローされているユーザ数、(7)当該ユーザにより投稿されたコンテンツに含まれる文字列と他のユーザにより投稿されたコンテンツに含まれる文字列との重複度の高さ又は低さ、等が挙げられる。
【0039】
そして、ユーザ特定部24が、S112に示す処理で算出された特徴量が所定の条件を満足するユーザ(例えば、ユーザスコアが所定値以上であるユーザなど)を、新たな着目ユーザとして特定する(S113)。そして、ユーザ特定部24は、S113に示す処理で特定された新たな着目ユーザのユーザID及び当該着目ユーザのユーザスコアが、対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザID及び着目ユーザIDに関連付けられるユーザスコアとして設定されるよう、対応関係管理データ40を更新する(S114)。図6に、S114に示す処理が終了した時点における対応関係管理データ40の一例を示す。
【0040】
ここで、S102に示す処理では着目ユーザとして特定されていなかったユーザが、新たに追加される着目ユーザとして他の着目ユーザと関連付けられる可能性もあれば、S102に示す処理で着目ユーザとして特定されたユーザが、S113に示す処理では着目ユーザとして特定されず、他の着目ユーザとの関連付けが解除される可能性もある。そして、ユーザ特定部24は、所定の条件を満足するか否か(例えば、S113に示す処理の実行が所定回数に達したか否か、特定された着目ユーザ数が所定数以上であるか否か、S113に示す処理が複数回実行された場合において前回の実行において特定された着目ユーザ数と今回の実行において特定された着目ユーザ数との差が所定数以下であるか否か、S113に示す処理が複数回実行された場合において前回の実行において特定された着目ユーザのユーザスコアと今回の実行において特定された着目ユーザのユーザスコアとの差が所定値以下である、などか否か)を確認する(S115)。所定の条件を満足する場合は(S115:Y)、本処理例に示す処理を終了する。
【0041】
そうでない場合は(S115:N)、S104以降に示す処理を再度実行する。図7に、S108に示す処理が再度実行された後における対応関係管理データ40の一例を示す。
【0042】
ここで、着目ウェブサイトとして特定されていなかったウェブサイトが、S107に示す処理の再度の実行によって新たに追加される着目ウェブサイトとして特定されて、他の着目ウェブサイトと関連付けられる可能性もあれば、着目ウェブサイトとして特定されていたウェブサイトが、S107に示す処理の再度の実行によって着目ウェブサイトとして特定されず、他の着目ウェブサイトとの関連付けが解除される可能性もある。
【0043】
本実施形態では、互いに異なる複数のシードデータに基づいて、上述の処理例に示す処理が並行して実行されるため、着目ユーザIDと着目URLとの組合せが互いに異なる複数の対応関係管理データ40が生成されることとなる。
【0044】
本実施形態では、上述の処理が実行され、複数の対応関係管理データ40が生成された後に、分析システム10のユーザが、クライアント16から分析システム10にログインすると、ウェブページ出力部34が、トップページ(図示せず)をクライアント16に出力する。クライアント16は、トップページを受け付けるとディスプレイに表示する。トップページには、場一覧ページ50(図8参照)へのリンク、着目ユーザ一覧ページ64(図11参照)へのリンク、及び、対応関係表示ページ74(図13参照)へのリンク、が含まれている。
【0045】
そして、ユーザが、場一覧ページ50へのリンクをクリックすると、ウェブページ生成部32が、場一覧ページ50を生成する。図8は、場一覧ページ50の一例を示す図である。場一覧ページ50には、それぞれが対応関係管理データ40に対応付けられる場情報配置領域52が複数含まれる。そして、場情報配置領域52には、例えば、Y評価ボタン、N評価ボタン、場代表タイトル、特徴語、ドメイン名、着目ユーザ比率、投稿傾向グラフ、が含まれている。また、場代表タイトル及び着目ユーザ比率はリンクとして設定されている。
【0046】
ウェブページ生成部32は、例えば、対応関係管理データ40に含まれるそれぞれの着目URLにより所在が表されたウェブサイトに基づいて特定される文字列(例えば、着目URLにより所在が表されたウェブサイトのうちから選択される、代表ウェブサイトのタイトル、着目URLにより所在が表されたウェブサイトにおいてタイトルとして最も多く含まれている語句、等)を場代表タイトルとして場情報配置領域52に配置する。また、ウェブページ生成部32は、対応関係管理データ40に含まれるそれぞれの着目URLにより所在が表されたウェブサイトを構成するウェブページに含まれる文章から形態素解析等により抽出される文字列(例えば、含まれる個数が所定数以上である文字列)を特徴語として場情報配置領域52に配置する。なお、ウェブページ生成部32は、複数の特徴語を場情報配置領域52に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部32は、着目URLにより所在が表されたウェブサイトの属するドメインの名称をドメイン名として場情報配置領域52に配置する。なお、ウェブページ生成部32は、複数のドメイン名を場情報配置領域52に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部32は、着目URLが記載されたコンテンツの投稿を行った着目ユーザの数の、着目URLが記載されたコンテンツの投稿を行った全ユーザの数に対する比率を着目ユーザ比率として場情報配置領域52に配置する。
【0047】
また、ウェブページ生成部32は、着目URLが含まれるコンテンツの投稿の単位時間あたりの数の時間変化を表すグラフを投稿傾向グラフとして場情報配置領域52に配置する。また、ウェブページ生成部32は、投稿傾向グラフに基づいて算出される投稿傾向が増加傾向にあると判定される場合(例えば、回帰直線の傾きが正であり傾きの絶対値が所定値よりも大きい場合)は、場が今後盛り上がる傾向にあることを表す傾向図形54(例えば、上向きの矢印を表す傾向図形54)を場情報配置領域52に配置し、投稿傾向グラフに基づいて算出される投稿傾向が減少傾向にあると判定される場合(例えば、回帰直線の傾きが負であり傾きの絶対値が所定値よりも大きい場合)は、場が今後盛り下がる傾向にあることを表す傾向図形54(例えば、下向きの矢印を表す傾向図形54)を場情報配置領域52に配置する。
【0048】
以上のようにして、場一覧ページ50が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された場一覧ページ50をクライアント16に出力する。クライアント16は、場一覧ページ50を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0049】
本実施形態では、分析システム10のユーザには、有用な情報が得られたと評価する場合には、Y評価ボタンをクリックし、有用な情報が得られなかったと評価する場合には、N評価ボタンをクリックするよう予め案内されている。そして、ユーザが、場情報配置領域52に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、Y評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、N評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0050】
ユーザが、場情報配置領域52に配置されている場代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32は、図9に例示する場詳細ページ56を生成する。場詳細ページ56は、クリックされた場代表タイトルに対応付けられる対応関係管理データ40に基づいて生成されるウェブページである。そして、場詳細ページ56には、場情報配置領域52、及び、場詳細情報配置領域58が含まれている。場情報配置領域52には、場一覧ページ50における、クリックされた場代表タイトルに対応する場情報配置領域52に含まれる情報が配置される。場詳細情報配置領域58には、Y評価ボタン、N評価ボタン、タイトル、ドメイン名、及び、着目ユーザ比率、の組合せが、少なくとも1つ配置される。そして、それぞれの組合せは、クリックされた場代表タイトルに対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目URLと一対一で対応付けられる。また、場情報配置領域52に配置されている着目ユーザ比率、及び、場詳細情報配置領域58に配置されているタイトルは、リンクとして設定されている。
【0051】
ウェブページ生成部32は、例えば、対応関係管理データ40に含まれるそれぞれの着目URLについて、当該着目URLにより所在が表されたウェブサイトのタイトルを場詳細情報配置領域58に配置し、当該着目URLにより所在が表されたウェブサイトのドメインの名称をドメイン名として場詳細情報配置領域58に配置し、当該着目URLを含むコンテンツの投稿を行った着目ユーザの数の、当該着目URLを含むコンテンツの投稿を行った全ユーザの数に対する比率を着目ユーザ比率として場詳細情報配置領域58に配置する。
【0052】
以上のようにして、場詳細ページ56が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された場詳細ページ56をクライアント16に出力する。クライアント16は、場詳細ページ56を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0053】
場詳細ページ56においても、場情報配置領域52に配置されているY評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、Y評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、場詳細ページ56においても、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、N評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0054】
また、場詳細情報配置領域58に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場詳細ページ56に対応付けられる対応関係管理データ40において、クリックされたY評価ボタンに対応する着目URLに対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場詳細ページ56に対応付けられる対応関係管理データ40において、クリックされたN評価ボタンに対応する着目URLに対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0055】
場詳細情報配置領域58に配置されているタイトルは、タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページへのリンクとなっており、ユーザがタイトルをクリックすると、タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。
【0056】
ユーザが、場一覧ページ50に含まれる場情報配置領域52に配置されている着目ユーザ比率、又は、場詳細ページ56に含まれる場情報配置領域52に配置されている着目ユーザ比率をクリックすると、ウェブページ生成部32は、図10に例示する場関連着目ユーザ一覧ページ60を生成する。場関連着目ユーザ一覧ページ60は、クリックされた着目ユーザ比率に対応付けられる対応関係管理データ40に基づいて生成されるウェブページである。そして、場関連着目ユーザ一覧ページ60には、場情報配置領域52、及び、場関連着目ユーザ情報配置領域62が含まれている。場情報配置領域52には、クリックされた着目ユーザ比率に対応する場情報配置領域52に含まれる情報(図8に示す場一覧ページ50に含まれる場情報配置領域52に配置されている情報と同様の情報)が配置される。場関連着目ユーザ情報配置領域62には、Y評価ボタン、N評価ボタン、着目ユーザ名、及び、関連タイトル、の組合せが、少なくとも1つ配置される。そして、それぞれの組合せは、クリックされた着目ユーザ比率に対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザIDと一対一で対応付けられる。また、場情報配置領域52に配置されている場代表タイトル、場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置されている着目ユーザ名、関連タイトルは、リンクとして設定されている。
【0057】
ウェブページ生成部32は、例えば、場関連着目ユーザ一覧ページ60に対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザIDのそれぞれについて、当該着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザ名を着目ユーザ名として場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置し、当該着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザにより投稿されたコンテンツに含まれるURLであり、かつ、いずれかの対応関係管理データ40に含まれる着目URLであるURLにより所在が表されたウェブサイトのタイトルを関連タイトルとして場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置する。なお、このとき、ウェブページ生成部32は、着目ユーザIDを着目ユーザ名として場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部は、着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザにより投稿されたコンテンツに含まれる着目URLが複数特定される場合は、複数のタイトルを関連タイトルとして場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置するようにしてもよい。
【0058】
なお、本実施形態では、場関連着目ユーザ一覧ページ60に対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目URL以外の着目URLにより所在が表されたウェブサイトのタイトルについても、関連タイトルとして場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置される。そして、本実施形態では、場関連着目ユーザ一覧ページ60に含まれる場情報配置領域52に対応付けられる対応関係管理データ40に含まれる着目URLにより特定されるウェブページのタイトルについては、他のタイトルよりも太字で表記される、他のタイトルよりも大きく表記される、などのような強調表示がされることとなる。
【0059】
以上のようにして、場関連着目ユーザ一覧ページ60が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された場関連着目ユーザ一覧ページ60をクライアント16に出力する。クライアント16は、場関連着目ユーザ一覧ページ60を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0060】
場関連着目ユーザ一覧ページ60においても、場情報配置領域52に配置されているY評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、Y評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、場関連着目ユーザ一覧ページ60においても、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、N評価ボタンに対応する対応関係管理データ40における、対応関係管理データ40に対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0061】
また、ユーザが、場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場関連着目ユーザ一覧ページ60に対応付けられる対応関係管理データ40において、クリックされたY評価ボタンに対応する着目ユーザIDに対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、場情報配置領域52に配置されているN評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場関連着目ユーザ一覧ページ60に対応付けられる対応関係管理データ40において、クリックされたN評価ボタンに対応する着目ユーザIDに対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0062】
場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置されている着目ユーザ名は、着目ユーザ名により特定されるユーザを代表するウェブページ(ブログのページなど)へのリンクとなっており、ユーザが着目ユーザ名をクリックすると、当該着目ユーザ名により特定されるユーザを代表するウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。また、場関連着目ユーザ情報配置領域62に配置されている関連タイトルは、関連タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページへのリンクとなっており、ユーザが関連タイトルをクリックすると、関連タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。
【0063】
また、場関連着目ユーザ一覧ページ60においても、ユーザが、場情報配置領域52に配置されている場代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。
【0064】
ユーザが、トップページに含まれる着目ユーザ一覧ページ64へのリンクをクリックすると、ウェブページ生成部32が、着目ユーザ一覧ページ64を生成する。図11は着目ユーザ一覧ページ64の一例を示す図である。着目ユーザ一覧ページ64は、データ記憶部20に記憶されている対応関係管理データ40のいずれかに含まれる着目ユーザIDに対応付けられるユーザが一覧として表示されるウェブページである。着目ユーザ一覧ページ64には、着目ユーザ情報配置領域66が含まれている。そして、着目ユーザ情報配置領域66には、Y評価ボタン、N評価ボタン、着目ユーザ名、ユーザスコア、及び、評価代表タイトル、の組合せが少なくとも1つ含まれている。そして、それぞれの組合せは、いずれかの対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザIDと一対一で対応付けられる。また、着目ユーザ情報配置領域66に配置されている着目ユーザ名及び評価代表タイトルはリンクとして設定されている。
【0065】
ウェブページ生成部32は、例えば、対応関係管理データ40のいずれかに含まれる着目ユーザIDのそれぞれについて、当該着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザ名を着目ユーザ名として着目ユーザ情報配置領域66に配置し、当該着目ユーザIDに基づいて特定されるユーザのユーザスコアを着目ユーザ情報配置領域66に配置し、当該着目ユーザIDを含む対応関係管理データ40であって、対応関係管理データ40に対応付けられるY評価点数の値が所定値以上(例えば、1以上)である対応関係管理データ40に対応する場代表タイトルを評価代表タイトルとして着目ユーザ情報配置領域66に配置する。なお、このとき、ウェブページ生成部32は、着目ユーザIDを着目ユーザ名として着目ユーザ情報配置領域66に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部32は、評価代表タイトルが複数特定された場合には、複数の評価代表タイトルを着目ユーザ情報配置領域66に配置するようにしてもよい。
【0066】
また、本実施形態では、ウェブページ生成部32は、着目ユーザ名に対応付けられる着目ユーザの投稿傾向(例えば、他のユーザよりも着目URLを含むコンテンツの投稿を、単位時間あたりの着目URLを含むコンテンツの投稿数のピークが到来するよりも早い時期に行う傾向にある(先読み)、投稿するコンテンツに着目URLが含まれている比率が高い(高打率)など)を特定して、投稿傾向を表すユーザ投稿傾向図形68を、対応する着目ユーザ名に対応付けられる位置(例えば、対応する着目ユーザ名の左側)に配置する。
【0067】
以上のようにして、着目ユーザ一覧ページ64が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された着目ユーザ一覧ページ64をクライアント16に出力する。クライアント16は、着目ユーザ一覧ページ64を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0068】
また、本実施形態では、ウェブページ生成部32は、着目ユーザ一覧ページ64を生成する際に、着目ユーザ一覧ページ64に含まれる着目ユーザ名に対応付けられる着目ユーザのそれぞれについて、着目ユーザID、初期値として0が設定されたY評価点数、及び、初期値として0が設定されたN評価点数、が含まれるユーザ評価管理データを生成してデータ記憶部20に記憶させる。なお、このとき、ウェブページ生成部32は、データ記憶部20に既に記憶されているユーザ評価管理データについては、ユーザ評価管理データの生成を行わない。
【0069】
また、ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、対応する着目ユーザIDに対応付けられるユーザ評価管理データに含まれるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されているN評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、対応する着目ユーザIDに対応付けられるユーザ評価管理データに含まれるN評価点数の値を1増加させる。
【0070】
ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されている評価代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32が、評価代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。
【0071】
ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されている着目ユーザ名をクリックすると、ウェブページ生成部32が、図12に例示する着目ユーザ詳細ページ70を生成する。着目ユーザ詳細ページ70は、クリックされた着目ユーザ名に対応付けられる着目ユーザIDに基づいて生成されるウェブページである。そして、着目ユーザ詳細ページ70には、着目ユーザ情報配置領域66、及び、着目ユーザ詳細情報配置領域72が含まれている。着目ユーザ情報配置領域66には、クリックされた着目ユーザ名に対応付けられる、Y評価ボタン、N評価ボタン、着目ユーザ名、ユーザスコア、及び、少なくとも1つの評価代表タイトル、の組合せが配置される。着目ユーザ詳細情報配置領域72には、Y評価ボタン、N評価ボタン、場代表タイトル、タイトル、の組合せが少なくとも1つ配置される。それぞれの組合せは、クリックされた着目ユーザ名に対応する着目ユーザIDが含まれる対応関係管理データ40と一対一で対応付けられる。着目ユーザ情報配置領域66に配置されている着目ユーザ名及び評価代表タイトル、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されている場代表タイトル及びタイトルはリンクとして設定されている。
【0072】
ウェブページ生成部32は、例えば、クリックされた着目ユーザ名に対応する着目ユーザIDを含む対応関係管理データ40のそれぞれについて、当該対応関係管理データ40に対応する場代表タイトル、及び、当該対応関係管理データ40に含まれる着目URLに対応するウェブページのタイトルを、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置する。なお、このとき、ウェブページ生成部32は、対応関係管理データ40に複数の着目URLが含まれる場合に、複数のタイトルを着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置するようにしてもよい。
【0073】
以上のようにして、着目ユーザ詳細ページ70が生成される。そして、ウェブページ出力部34が、生成された着目ユーザ詳細ページ70をクライアント16に出力する。クライアント16は、着目ユーザ詳細ページ70を受け付けるとそのページをディスプレイに表示する。
【0074】
着目ユーザ詳細ページ70においても、着目ユーザ情報配置領域66に配置されているY評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、対応する着目ユーザIDに対応付けられるユーザ評価管理データに含まれるY評価点数の値を1増加させる。一方、着目ユーザ詳細ページ70においても、着目ユーザ情報配置領域66に配置されているN評価ボタンをユーザがクリックすると、ウェブページ生成部32は、対応する着目ユーザIDに対応付けられるユーザ評価管理データに含まれるN評価点数の値を1増加させる。
【0075】
また、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、Y評価ボタンに対応付けられる対応関係管理データ40において、着目ユーザ詳細ページ70に対応する着目ユーザIDに対応付けられるY評価点数の値を1増加させる。一方、ユーザが、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されているY評価ボタンをクリックすると、ウェブページ生成部32は、N評価ボタンに対応付けられる対応関係管理データ40において、着目ユーザ詳細ページ70に対応する着目ユーザIDに対応付けられるN評価点数の値を1増加させる。
【0076】
着目ユーザ情報配置領域66に配置されている着目ユーザ名は、着目ユーザ名により特定されるユーザを代表するウェブページ(ブログのページなど)へのリンクとなっており、ユーザが着目ユーザ名をクリックすると、当該着目ユーザ名により特定されるユーザを代表するウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。また、ユーザが、着目ユーザ情報配置領域66に配置されている評価代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32が、評価代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。
【0077】
また、着目ユーザ詳細ページ70においても、ユーザが、場情報配置領域52に配置されている場代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。
【0078】
また、ユーザが、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されている場代表タイトルをクリックすると、ウェブページ生成部32は、場代表タイトルに対応付けられる場詳細ページ56を生成する。その結果、クライアント16のディスプレイには場詳細ページ56が表示されることとなる。また、着目ユーザ詳細情報配置領域72に配置されているタイトルは、タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページへのリンクとなっており、ユーザがタイトルをクリックすると、タイトルに対応付けられるURLにより特定されるウェブページがクライアント16のディスプレイに表示されることとなる。
【0079】
ユーザが、トップページに含まれる対応関係表示ページ74へのリンクをクリックすると、ウェブページ生成部32が、対応関係表示ページ74を生成する。図13は、対応関係表示ページ74の一例を示す図である。対応関係表示ページ74には、それぞれが着目ユーザに対応付けられる着目ユーザ画像76が左側に配置されており、それぞれが着目ウェブサイトに対応付けられる着目ウェブサイト画像78が右側に配置されている。本実施形態では、着目ユーザ画像76は、例えば、顔を表すアイコンの画像であり、着目ウェブサイト画像78は、例えば、着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトを代表するウェブページ(例えば、着目ウェブサイトに対応する着目URLによりアドレスが表されるウェブページ)のスクリーンショットの画像である。また、それぞれの着目ユーザ画像76の左側には、当該着目ユーザ画像76に対応付けられる着目ユーザのユーザスコアの算出の基礎となるパラメータの値の大きさが表現された棒グラフが配置されている。また、それぞれの着目ウェブサイト画像78の右側には、当該着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトのウェブサイトスコアの算出の基礎となるパラメータの値の大きさが表現された棒グラフ、及び、当該着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目URLが含まれるコンテンツの投稿の単位時間あたりの数の時間変化を表すグラフが配置されている。
【0080】
本実施形態では、着目ユーザ画像76の表示態様は、着目ユーザ画像76に対応付けられる着目ユーザのユーザスコアに応じたものとなっている。例えば、ウェブページ生成部32は、それぞれの着目ユーザ画像76を、着目ユーザ画像76に対応付けられる着目ユーザのユーザスコアが大きいほどそのサイズが大きくなるよう、対応関係表示ページ74に配置する。また、本実施形態では、着目ウェブサイト画像78の表示態様は、着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトのウェブサイトスコアに応じたものとなっている。例えば、ウェブページ生成部32は、それぞれ着目ウェブサイト画像78を、着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトのウェブサイトスコアが大きいほどそのサイズが大きくなるよう、対応関係表示ページ74に配置する。なお、ウェブページ生成部32は、対応付けられる着目ユーザのユーザスコアに応じた色の着目ユーザ画像76を対応関係表示ページ74に配置するようにしてもよい。また、ウェブページ生成部32は、対応付けられる着目ウェブサイトのウェブサイトスコアに応じた色の着目ウェブサイト画像78を対応関係表示ページ74に配置するようにしてもよい。
【0081】
また、ウェブページ生成部32は、着目ユーザ画像76と着目ウェブサイト画像78との関係の強さを示す情報(図13の例では、着目ユーザ画像76と着目ウェブサイト画像78を結ぶ線である関係線80)を、着目ユーザ画像76に対応付けられる着目ユーザによる、着目ウェブサイト画像78に対応付けられる着目ウェブサイトに関する情報の登録に応じた表示態様で、対応関係表示ページ74に配置する。本実施形態では、例えば、着目ウェブサイトに対応する着目URLが含まれるコンテンツを投稿した順序が早い着目ユーザであるほど、当該着目ウェブサイトに対応する着目ウェブサイト画像78と当該着目ユーザに対応する着目ユーザ画像76とを結ぶ関係線80が太くなり、着目ユーザによって投稿された、着目ウェブサイトに対応する着目URLが含まれるコンテンツに対するリアクションが大きい(例えば、当該コンテンツに対するコメントや返信投稿の数が多い、Twitterにおける当該コンテンツについてのリツイートの数が多い、等)ほど、当該着目ウェブサイトに対応する着目ウェブサイト画像78と当該着目ユーザに対応する着目ユーザ画像76とを結ぶ関係線80の色が濃くなるよう、ウェブページ生成部32は、着目ユーザ画像76と着目ウェブサイト画像78とを結ぶ関係線80を対応関係表示ページ74に配置する。
【0082】
また、本実施形態では、場情報配置領域52、場詳細情報配置領域58、場関連着目ユーザ情報配置領域62、着目ユーザ情報配置領域66、着目ユーザ詳細情報配置領域72、の表示態様(例えば、背景色)は互いに異なっている。また、本実施形態では、場情報配置領域52、場詳細情報配置領域58、の背景色は暖色であり、場関連着目ユーザ情報配置領域62、着目ユーザ情報配置領域66、着目ユーザ詳細情報配置領域72、の背景色は寒色である。
【0083】
分析システム10は、以上説明したY評価点数やN評価点数に基づいて、様々な処理(例えば、着目ユーザの評価や、着目ウェブサイトの評価などといった分析)を行うことができる。
【0084】
また、分析システム10は、例えば、評価管理データに含まれるY評価点数の値やN評価点数の値が所定の条件を満足した(例えば、値の合計が100を超えた)際に、評価管理データに含まれるY評価点数の値やN評価点数の値を上述のユーザ特徴量やウェブサイト特徴量の算出の基礎となるパラメータの値として用いて、上述の処理例に示す処理を再度実行するようにしてもよい。分析システム10は、例えば、上述の処理例に示す処理で算出されるユーザスコアやウェブサイトスコアに対して、Y評価点数の値を加算し、N評価点数の値を減算することによって補正された、ユーザスコアやウェブサイトスコアに基づいて、着目ユーザIDや着目URLの特定を行うようにしてもよい。
【0085】
また、例えば、分析システム10は、評価管理データに含まれるY評価点数とN評価点数との大小関係を公知の学習技術によって学習することで、上述のS107やS113に示す処理における条件を設定したり変更したりするようにしてもよい。
【0086】
本実施形態では、以上のようにして、複数の着目ユーザから構成されるユーザ群と複数のウェブページから構成されるウェブページ群とが対応関係管理データ40によって関連付けられることとなる。
【0087】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
【0088】
例えば、分析システム10は、同一のシードデータに基づいて、所定時間間隔で繰り返し上述の処理例に示す処理を実行して、それぞれについて互いに異なる対応関係管理データ40を生成するようにしてもよい。
【0089】
また、分析システム10は、例えば、着目ユーザIDあるいは着目URLに対応付けられる評価管理データにおいてN評価点数の値がY評価点数の値よりも所定数大きい、あるいは、所定倍となった、などの条件を満足した場合に、対応する対応関係管理データ40に含まれる着目ユーザID、当該着目ユーザIDに対応付けられるユーザスコア、当該着目ユーザIDに対応付けられるY評価点数、及び、当該着目ユーザIDに対応付けられるN評価点数、あるいは、着目URL、当該着目URLに対応付けられるウェブサイトスコア、当該着目URLに対応付けられるY評価点数、及び、当該着目URLに対応付けられるN評価点数、を削除するようにしてもよい。また、分析システム10は、例えば、対応関係管理データ40に対応付けられる評価管理データにおいてN評価点数の値がY評価点数の値よりも所定数大きい、あるいは、所定倍となった、などの条件を満足した場合に、対応する対応関係管理データ40をデータ記憶部20から削除するようにしてもよい。
【0090】
また、例えば、ユーザ特徴量の算出の基礎となるパラメータとして、ユーザの投稿傾向(例えば、他のユーザよりも着目URLを含むコンテンツの投稿を、単位時間あたりの着目URLを含むコンテンツの投稿数のピークが到来するよりも早い時期に行う傾向にある(先読み)か否か、投稿するコンテンツに着目URLが含まれている比率が高い(高打率)か否か、など)を用いるようにしてもよい。
【0091】
また、シードデータが示す条件として、ユーザに関する条件(例えば、他のユーザよりも着目URLを含むコンテンツの投稿を、単位時間あたりの着目URLを含むコンテンツの投稿数のピークが到来するよりも早い時期に行う傾向にあるユーザのユーザIDにより投稿されたコンテンツがウェブページ含まれていること、など)が設定されていてもよい。
【0092】
また、上述のS102に示す処理とS103に示す処理の間に、ユーザ特徴量算出部30が、S102に示す処理で特定された着目ユーザに対応付けられるユーザ特徴量を算出するようにしてもよい。そして、上述のS103やS104に示す処理で、算出されたユーザ特徴量が所定の条件を満足するユーザを着目ユーザとして取り扱うようにしてもよい。
【0093】
また、データ記憶部20に、予めシードデータが記憶されている必要はなく、上述のS101に示す処理で、データ取得部22が、ソーシャルメディアシステム12から取得可能なすべてのウェブページを取得するようにしてもよい。
【0094】
また、本実施形態におけるウェブサイトは、インターネット等のコンピュータネットワーク上に公開されているデジタルコンテンツ、あるいは、デジタルコンテンツの集まりであればよく、ウェブページ(例えば、http://で開始されるURLに対応付けられる1又は複数のウェブページや、HTTPプロトコルによってアクセス可能である1又は複数のウェブページ)に限定されるものではない。
【0095】
また、本実施形態に係る分析システム10、ソーシャルメディアシステム12、及びクライアント16の役割分担は上述のものには限定されない。また、上記の具体的な文字列や図面中の具体的な文字列は例示であり、これらの文字列には限定されない。
【符号の説明】
【0096】
10 分析システム、12 ソーシャルメディアシステム、14 ウェブサーバ、16 クライアント、18 コンピュータネットワーク、20 データ記憶部、22 データ取得部、24 ユーザ特定部、26 ウェブサイト特定部、28 ウェブサイト特徴量算出部、30 ユーザ特徴量算出部、32 ウェブページ生成部、34 ウェブページ出力部、40 対応関係管理データ、50 場一覧ページ、52 場情報配置領域、54 傾向図形、56 場詳細ページ、58 場詳細情報配置領域、60 場関連着目ユーザ一覧ページ、62 場関連着目ユーザ情報配置領域、64 着目ユーザ一覧ページ、66 着目ユーザ情報配置領域、68 ユーザ投稿傾向図形、70 着目ユーザ詳細ページ、72 着目ユーザ詳細情報配置領域、74 対応関係表示ページ、76 着目ユーザ画像、78 着目ウェブサイト画像、80 関係線。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段と、
特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段と、
を含むことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記ウェブサイト関連付け手段は、関連付けられる前記着目ユーザの数に関する条件を満足するウェブサイトを互いに関連付ける、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記ウェブサイト関連付け手段は、関連付けられる着目ユーザの数が所定数以上であるウェブサイトを互いに関連付ける、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記ウェブサイト関連付け手段は、前記着目ユーザの総数に対する、ウェブサイトに関連付けられる着目ユーザの数の割合が所定値以上であるウェブサイトを互いに関連付ける、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記ウェブサイト関連付け手段により関連付けられたウェブサイトのいずれかに関連付けられるユーザのうちから、ユーザの特徴量に関する条件を満足するユーザを特定するユーザ特定手段、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記ウェブサイト関連付け手段により関連付けられたウェブサイトのいずれかに関連付けられるユーザの少なくとも一部を追加対象の着目ユーザとして特定するユーザ特定手段、をさらに含み、
前記ウェブサイト特定手段は、追加対象の着目ユーザとして特定されるユーザを含む複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定し、
前記条件を満足しなくなったウェブサイトと当該ウェブサイトと関連付けられているウェブサイトとの関連付けを解除するウェブサイト関連付け解除手段、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記ウェブサイト関連付け手段は、ウェブサイトのURLが記載されたウェブページに対するアクセス数、又は、ウェブサイトのURLが記載されたウェブページに対するアクセス数の増加傾向に関する条件を満足するウェブサイトを互いに関連付ける、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
複数の着目ユーザのそれぞれに対応付けられる情報と、複数の着目ウェブサイトのそれぞれに対応付けられる情報と、前記着目ユーザと前記着目ウェブサイトとの関係の強さを示す情報と、が含まれる提供対象情報を生成する情報生成手段と、
前記提供対象情報を出力する情報出力手段と、を含み、
前記着目ウェブサイトは、前記複数の着目ユーザのいずれかにより登録される情報に関連付けられるウェブサイトであり、
前記情報生成手段は、前記着目ユーザと前記着目ウェブサイトとの関係の強さを示す情報が、前記着目ユーザによる前記着目ウェブサイトに関する情報の登録に応じた表示態様で表示出力されるよう、前記提供対象情報を生成する、
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項9】
複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定ステップと、
特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付けステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段、
特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項11】
複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段、
特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
【請求項1】
複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段と、
特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段と、
を含むことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記ウェブサイト関連付け手段は、関連付けられる前記着目ユーザの数に関する条件を満足するウェブサイトを互いに関連付ける、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記ウェブサイト関連付け手段は、関連付けられる着目ユーザの数が所定数以上であるウェブサイトを互いに関連付ける、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記ウェブサイト関連付け手段は、前記着目ユーザの総数に対する、ウェブサイトに関連付けられる着目ユーザの数の割合が所定値以上であるウェブサイトを互いに関連付ける、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記ウェブサイト関連付け手段により関連付けられたウェブサイトのいずれかに関連付けられるユーザのうちから、ユーザの特徴量に関する条件を満足するユーザを特定するユーザ特定手段、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記ウェブサイト関連付け手段により関連付けられたウェブサイトのいずれかに関連付けられるユーザの少なくとも一部を追加対象の着目ユーザとして特定するユーザ特定手段、をさらに含み、
前記ウェブサイト特定手段は、追加対象の着目ユーザとして特定されるユーザを含む複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定し、
前記条件を満足しなくなったウェブサイトと当該ウェブサイトと関連付けられているウェブサイトとの関連付けを解除するウェブサイト関連付け解除手段、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記ウェブサイト関連付け手段は、ウェブサイトのURLが記載されたウェブページに対するアクセス数、又は、ウェブサイトのURLが記載されたウェブページに対するアクセス数の増加傾向に関する条件を満足するウェブサイトを互いに関連付ける、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
複数の着目ユーザのそれぞれに対応付けられる情報と、複数の着目ウェブサイトのそれぞれに対応付けられる情報と、前記着目ユーザと前記着目ウェブサイトとの関係の強さを示す情報と、が含まれる提供対象情報を生成する情報生成手段と、
前記提供対象情報を出力する情報出力手段と、を含み、
前記着目ウェブサイトは、前記複数の着目ユーザのいずれかにより登録される情報に関連付けられるウェブサイトであり、
前記情報生成手段は、前記着目ユーザと前記着目ウェブサイトとの関係の強さを示す情報が、前記着目ユーザによる前記着目ウェブサイトに関する情報の登録に応じた表示態様で表示出力されるよう、前記提供対象情報を生成する、
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項9】
複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定ステップと、
特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付けステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段、
特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項11】
複数の着目ユーザのいずれかに関連付けられるウェブサイトを特定するウェブサイト特定手段、
特定されるウェブサイトのうち、ウェブサイトの特徴量に関する条件又はウェブサイトに関連付けられる着目ユーザに関する条件の少なくとも一方を満足する複数のウェブサイト同士を互いに関連付けるウェブサイト関連付け手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2013−37624(P2013−37624A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−175136(P2011−175136)
【出願日】平成23年8月10日(2011.8.10)
【出願人】(310021766)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (417)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月10日(2011.8.10)
【出願人】(310021766)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (417)
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