説明

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記録媒体

【課題】帳票設計がされている表計算ファイルを用いて、ワークフローシステムの画面設計エディタに帳票画面を取り込むことを可能とする。
【解決手段】情報処理装置は、ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計する帳票画面設計手段と、表計算ファイルの入力を受け付ける表計算ファイル受付手段と、受け付けた表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を表計算アプリケーションから取得するための要求をする印刷範囲要求手段と、表計算アプリケーションから返却された印刷範囲を示す情報を取得する印刷範囲取得手段と、取得した印刷範囲を示す情報を用いて、受け付けた表計算ファイルに設定される印刷範囲に含まれる画像データを取得する画像データ取得手段と、取得した画像データを、帳票画面設計手段により設計される帳票画面に配置する配置手段とを備え、クライアント端末は、印刷範囲要求手段による要求に応じて、前記表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を返却する印刷範囲返却手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークフローサーバと、クライアント端末とがネットワークを介して相互に接続されて構成されるワークフローシステム、プログラムに関し、特に表計算ソフトの設計情報をワークフロー画面設計として取得する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なワークフローシステムでは、帳票(伝票)の画面設計を行うエディタを有したものがある。管理者は、このエディタを使ってワークフローシステムで使う帳票の設計を行っている。
【0003】
ところで、ワークフローシステム導入前に、例えばマイクロソフト社製のExcelなどの表計算ソフトを用いて帳票設計を行っている企業は多い。
【0004】
しかし、すでに表計算ソフトで作成された帳票が存在した場合であっても、画面設計はワークフローシステム独自のものであり、ワークフローシステムを導入する際には、一から帳票の画面設計を行わなければならず、工数がかかってしまうという問題がある。
【0005】
特許文献1には、ワークフローを考慮しないで作成されている帳票に基づいて、ワークフローシステムによって取り扱うことができる帳票を作成する情報管理システムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−265903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、表計算ソフトで設計された表計算ファイルを用いて、ワークフローシステムの画面設計エディタに帳票画面を取り込む技術ではない。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するものであり、帳票設計がされている表計算ファイルを用いて、ワークフローシステムの画面設計エディタに帳票画面を取り込むことを可能とする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、表計算アプリケーションがインストールされているクライアント端末と、ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計可能な情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、前記情報処理装置は、ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計する帳票画面設計手段と、前記表計算アプリケーションで帳票設計がされた表計算ファイルの入力を受け付ける表計算ファイル受付手段と、前記表計算ファイル受付手段により受け付けた表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を前記クライアント端末にインストールされている表計算アプリケーションから取得するための要求をする印刷範囲要求手段と、前記表計算アプリケーションから返却された印刷範囲を示す情報を取得する印刷範囲取得手段と、前記印刷範囲取得手段により取得した印刷範囲を示す情報を用いて、前記表計算ファイル受付手段により受け付けた表計算ファイルに設定される印刷範囲に含まれる画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段により取得した画像データを、前記帳票画面設計手段により設計される帳票画面に配置する配置手段とを備え、前記クライアント端末は、前記印刷範囲要求手段による要求に応じて、前記表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を返却する印刷範囲返却手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、帳票設計がされている表計算ファイルを用いて、ワークフローシステムの画面設計エディタに帳票画面を取り込むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ワークフローシステムの構成を示すシステム構成図
【図2】各種端末のハードウエア構成を示す図
【図3】全体の処理の流れを示すフローチャート
【図4】デリミタ文字の一例
【図5】表計算ファイルから取り込む取込項目の定義を示す例
【図6】表計算ソフトで設計した伝票の一連を示す図
【図7】表計算ファイルから設計した伝票の画像を抽出する処理の流れを示すフローチャート
【図8】事前の設定画面の一例
【図9】イメージテーブルと画面設計テーブルの一例
【図10】設計画面上にイメージファイルが配置された例
【図11】表計算ファイルから取込項目を抽出する処理の流れを示すフローチャート
【図12】返却するセル情報の一部の例
【図13】セル情報から取込項目を抽出する処理の流れを示すフローチャート
【図14】画面設計エディタに描画された一例
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明に係るワークフローシステムの構成を示すシステム構成図である。
【0014】
図1において、ワークフローシステム(情報処理システム)は、少なくとも1つのワークフローサーバ101(情報処理装置)とワークフロークライアント102(クライアント端末)とがネットワークを介して接続されている。
【0015】
ユーザは、例えばウェブブラウザやクライアントソフトウェアなどを利用して、ワークフロークライアント102から、ワークフローサーバ101に対して、ワークフロー進行の要求などを行う。
【0016】
ワークフローサーバ101は、要求に応じた処理、管理をおこない、必要があればワークフロークライアント端末102に対して結果などを送信する。また、ワークフロー処理に応じた画面を設計するための画面設計エディタ機能を備える。
【0017】
なお、本実施の形態においては、システム開発者が、表計算ソフト(例えば、マイクロソフト社のExcel)がインストールされているワークフロークライアント102を操作して、表計算ソフトで設計した帳票(伝票)から、所定の情報を抽出し、ワークフローサーバが備える帳票の画面設計を行うエディタ機能に、抽出した情報を取り込む作業を行う。表計算ソフトは、表計算アプリケーションともいう。
【0018】
図2は、本発明の実施形態の各種端末のハードウエア構成を示す図である。
【0019】
図2において、CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスを統括的に制御する。
【0020】
また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)や、各サーバあるいは各クライアントの後述する各種機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
【0021】
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア、一時待避領域等として機能する。
【0022】
入力コントローラ205は、入力部209からの入力を制御する。この入力部209としては、特に、サーバやクライアント等の端末では、キーボード、マウス等のポインティングデバイスが挙げられる。また、印刷装置等では、タッチパネル、ボタン、スイッチ等が挙げられる。
【0023】
出力コントローラ206は、出力部210の表示を制御する。この出力部210としては、例えば、CRTや液晶等が挙げられる。
【0024】
外部メモリコントローラ207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザーファイル、編集ファイル、プリンタドライバ等を記憶する外部メモリ211へのアクセスを制御する。加えて、各サーバあるいは各クライアントの各種機能を実現するための各種テーブル、パラメータが記憶されている。この外部メモリ211としては、ハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)、PCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア等が挙げられる。
【0025】
通信I/Fコントローラ208は、ネットワーク214を介して外部機器との通信制御処理を実行する。
【0026】
本発明を実現するためのプログラム212は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
【0027】
次に、図3のフローチャートを用いて、全体の処理の流れを説明する。
【0028】
図3は、全体の処理の流れを示すフローチャートである。
【0029】
システム開発者は、事前の作業として、クライアント端末を操作して、ワークフローサーバが管理する設定ファイルにデリミタ文字の登録を行う(S301)。デリミタ文字とは、区切り文字のことである。このデリミタ文字は、表計算ファイルから文字列を抽出した際に、取込項目を抽出するために用いる文字である。また、取り込む項目の定義もあらかじめ行っておく。
【0030】
具体例を、図4、5を用いて説明する。
【0031】
図4は、デリミタ文字の一例を示す例である。
【0032】
本実施の形態では、デリミタ文字として「(@)」を定義しているが、デリミタ文字は、任意の文字でよい。
【0033】
図5は、表計算ファイルから取り込む取込項目の定義を示す例である。
【0034】
本実施の形態では、取込項目として「デリミタ$項目ID$表示形式$値」と定義している。この定義は、「$」により文字列を抽出することを示している。これにより「(@)$kingaku$1$1000」を読み込んだ際に、デリミタ文字「(@)」を除き、「$」で区切られる、項目ID「kingaku」と、表示形式「1」と、値「1000」とを抽出することができるようになる。なお、表示形式「1」とは、例えば、表示形式を数字形式や文字形式などと識別するための数字を示している。
【0035】
次にシステム開発者は、クライアント端末を操作して、ワークフローサーバへアクセスして、画面設計エディタを起動する。本実施の形態において、画面設計エディタは、ワークフローサーバにインストールされているものとして説明するが、クライアント端末にインストールされている実施の形態であってもよい。
【0036】
また、本実施の形態において、表計算ソフトは、管理者が操作するクライアント端末にインストールされているものとして説明するが、ワークフローサーバにインストールされている実施の形態であってもよい。
【0037】
まず、システム開発者は、表計算ソフトを起動して伝票(帳票)の作成を行う(S301)。具体的には、表計算ソフトが備える機能を用いて、伝票の形式を設計する(S303)。また、取込項目の設定を行う(S304)。最後に、作成した伝票を表計算ファイルとして保存する(S305)。
【0038】
設計した伝票の例を、図6を用いて説明する。
【0039】
図6は、表計算ソフトで設計した伝票の一連を示す図である。
【0040】
ワークシート600に伝票が設計されている。
【0041】
本実施の形態では、交通費申請書601の伝票の例を示している。この伝票は、セル内に文字列を入力したり、セルの周りに罫線を引いたりすることで作成されるものである。また、文字の種類や大きさの指定をしたり、文字やセルに色を付けたりすることもできる。
【0042】
この伝票の例では、伝票の項目として所属602、氏名603、利用交通機関604、区間605、料金606、備考607を備えている。
【0043】
また、それぞれの項目に対して取込項目の設定がされている。
【0044】
例えば、所属602には、「(@)$Shozoku$1$」と設定されている。これにより設定ファイルの定義から項目ID「Shozoku」と、表示形式「1」と、が抽出される。なお、この設定には値が未設定のため抽出されない。
【0045】
また、利用交通機関604には、「(@)KIkan$1$JR」と設定されている。これにより設定ファイルの定義から項目ID「KIkan」と、表示形式「1」と、値「JR」が抽出される。
【0046】
また、備考607には、「(@)$$$」と設定されているため何も抽出されない。
【0047】
以上、図6を用いて、設計した伝票の一例を説明した。
【0048】
次に、システム開発者は、ワークフローサーバにログインして(S306)、ログイン後に、画像設計エディタを起動する(S307)。
【0049】
そして、起動した画面設計エディタのウィンドウ(不図示)に表計算ソフトで作成した表計算ファイルをドラッグ&ドロップする(S308)。
【0050】
ワークフローサーバの画面設計エディタは、表計算ファイルがドロップされることにより、システム開発者が操作するクライアント端末の表計算ソフトに対して、表計算ソフトの設計情報を要求する(S309)。
【0051】
表計算ソフトは、要求に従って設計情報を画面設計エディタに返却する(S310)。
【0052】
画面設計エディタは、受け取った表計算ソフトの設計情報と、ドロップされた表計算ファイルとを用いて、伝票の画像化と、画像化したイメージファイルをデータベースに登録する(S311)。この処理の詳細については、図7を用いて説明する。
【0053】
図7は、表計算ファイルから設計した伝票の画像を抽出する処理の流れを示すフローチャートである。
【0054】
本処理では、処理の主体として、ワークフロープログラム、表計算ソフトコンポーネント、表計算ソフト、クリップボードが登場する。
【0055】
本実施の形態において、ワークフロープログラムと表計算ソフトコンポーネントとは、ワークフローサーバにインストールされているモジュールである。
【0056】
本実施の形態において、表計算ソフトは、ワークフロークライアントにインストールされ、クリップボードは、ワークフロークライアントのクリップボードである。
【0057】
ここで、表計算ソフトコンポーネントとは、プログラムであって、表計算ソフトを操作する(表計算ファイルを開く、セルを選択するなど、表計算ファイルに関するほぼすべての操作)ためのインターフェースが用意されている。
【0058】
また、クリップボードとは、コンピュータ上で、一時的にデータを保存できる共有のメモリ領域のことである。複数の異なるプログラムからアクセス可能で、アプリケーション間のデータの受け渡しに使用されるものである。
【0059】
なお、他の実施の形態では、ワークフロープログラム、表計算ソフトコンポーネント、表計算ソフトアプリケーション、クリップボードは、それぞれ、ワークフローサーバ、ワークフロークライアントの何れに備えられていてもよい。
【0060】
まず、ワークフロープログラムは、S308においてドロップされた表計算ファイルの設計情報を取得するため、表計算ソフトコンポーネントに対して、設計情報の取得を要求する(S701)。
【0061】
表計算ソフトコンポーネントは、要求に従って、システム管理者が操作するクライアント端末にインストールされている表計算ソフトに対して、設計情報の取得を要求する。
【0062】
表計算ソフトは、設計情報を表計算ソフトコンポーネントへ返却する(S702)。ここで、設計情報には、表計算ファイルにワークシートが何枚あるかといった情報や、その他表計算ファイルのブック全体の基本的な属性が含まれる。
【0063】
表計算ソフトコンポーネントは、取得した設計情報をワークフロープログラムへ返却する。
【0064】
ワークフロープログラムは、設計情報を取得する。
【0065】
ワークフロープログラムは、取得した設計情報に含まれるワークシートに関する属性情報を用いて、ワークシート毎に処理を繰り返す(S703〜S718)。例えば、ドロップした表計算ファイルに、ワークシートが3枚あれば、3回繰り返し、ワークシートが10枚あれば、10回繰り返す。
【0066】
ワークフロープログラムは、ワークシートを取得するための要求を行う(S704)。
【0067】
表計算ソフトコンポーネントは、ワークフロープログラムからの要求に従って、表計算ソフトに対して、ワークシートの要求を行う。
【0068】
表計算ソフトは、要求されたワークシートを返却する(S705)。ここでは、ワークシートの実体的な情報が返却される。具体的には、ワークシートに配置してあるすべてのセル情報などが含まれる。
【0069】
表計算ソフトコンポーネントは、表計算ソフトから返却されたワークシートを、ワークフロープログラムへ送信する。そして、ワークフロープログラムは、ワークシートを取得する。
【0070】
ワークフロープログラムは、取得したワークシートに基づき、ワークシートに対して設定されている印刷範囲の要求を行う(S706)。
【0071】
表計算ソフトコンポーネントは、ワークフロープログラムからの要求に従って、表計算ソフトに対して、ワークシートの印刷範囲の要求を行う。例えば、印刷範囲を取得する関数から印刷範囲を取得することができる。
【0072】
表計算ソフトは、要求されたワークシートの印刷範囲を返却する(S707)。例えば、「$A$2:$I$17」などといった形式で印刷範囲を返却する。なお、印刷範囲の設定がない場合は、印刷範囲がないことを示す情報が返却される。
【0073】
表計算ソフトコンポーネントは、表計算ソフトから返却されたワークシートの印刷範囲を、ワークフロープログラムへ送信する。そして、ワークフロープログラムは、ワークシートの印刷範囲を取得する。
【0074】
ワークフロープログラムは、印刷範囲が設定されているかを判定する(S708)。されていない場合、S709へ進み、されている場合、S710へ進む。
【0075】
ワークフロープログラムは、デフォルト値を設定する(S709)。このデフォルト値はあらかじめ登録されているものとする。
【0076】
ワークフロープログラムは、取得した印刷範囲の情報を用いて、印刷範囲分処理を繰り返す(S710〜S717)。具体的には、印刷範囲が複数ページにわたる場合、そのページ分処理が繰り返されることとなる。
【0077】
ワークフロープログラムは、印刷範囲のコピーを要求する(S711)。
【0078】
表計算ソフトコンポーネントは、ワークフロープログラムからの要求に従って、表計算ソフトに対して、印刷範囲の画像のコピーを要求する。
【0079】
表計算ソフトは、印刷範囲の要求に従って、印刷範囲の画像のコピー情報をクリップボードに配置する(S712)。
【0080】
ワークフロープログラムは、クリップボードにコピーされている印刷範囲の画像データの取得を要求する(S713)。なお、事前の画像の取得の指定により、要求する画像データが異なる。印刷用との指定がされていた場合、エンハンスメタファイルを、画面用との指定がされていた場合、ビットマップ形式の画像データを要求する。
【0081】
本実施の形態では、この指定は、例えば、図8に示す設定画面から設定できるものとする。画像用(低解像度)の場合、801にチェックをする。印刷用(高解像度)の場合は、802にチェックをする。また、この指定は、図3のS308におけるドロップがされる前に指定されているものとする。
【0082】
このように、画面用と印刷用とで要求する画像データを異なるようにしているのは、画像用に使う画像データは、イメージが多少荒くても目立たないためクリップボードにコピーされている画像データを取得しても問題ないが、印刷用に使う画像データの場合は、クリップボードにコピーされている画像データを使ってそのまま印刷するとイメージが荒くなることから、忠実に元のイメージを再現するためにより多くの情報を有するエンハンスメタファイルを用いる必要があるためである。
【0083】
なお、追加先804において、イメージとして取り込むか、背景として取り込むかのどちらかを選択することができる。
【0084】
ワークフロープログラムは、クリップボードから画像データを取得した後、印刷用の場合、エンハンスメタファイルをビットマップ形式の画像データに変換する(S714)。その際、システムであらかじめ定めたデフォルトで設定されている解像度に合わせるためにエンハンスメタファイルを拡縮した上で、ビットマップ形式の画像データに変換する。
【0085】
ワークフロープログラムは、ビットマップ形式の画像データを、PNG形式の画像データに変換する(S715)。
【0086】
ワークフロープログラムは、PNG形式の画像データからバイナリ形式のデータに変換し、イメージテーブルに登録する(S716)。具体的には、図9に示すイメージテーブルに「イメージID」、「イメージ名称」、「イメージデータ」をそれぞれ対応づけて記録する。
【0087】
ワークフロープログラムは、印刷範囲分の繰り返しループを抜け(S717)、更に、ワークシート分の繰り返しループ抜ける(S718)ことで処理を終了する。
【0088】
以上、図7を用いて、表計算ファイルから設計した伝票の画像を抽出する処理の流れを説明した。
【0089】
図3の説明に戻る。
【0090】
画面設計エディタは、画像化したイメージファイルを、画像設計エディタ上で作成している設計画面上に配置する(S312)。配置する際、印刷用で、図8に示す「イメージの解像度に合わせる」803がチェックされていた場合、画面に表示するイメージを、イメージの解像度を考慮してサイズを調整した上で配置する。これは、画像が意図している物理サイズを出力時に考慮するために行われる。設計画面上にイメージファイルが配置された例を図10に示す。画像設計エディタ1000上に、イメージファイル1001が配置されている。
【0091】
なお、本実施の形態では、各項目の文字列(例えば、「(@)$Shozoku$1$」など)が反映されていないが、これは、印刷範囲をコピーする際にデリミタ文字が入っているセル内の文字列を削除した上でコピーしているからである。従って、文字列を削除しない場合は、各項目の文字列もコピーされることとなる。
【0092】
また、画面設計エディタは、受け取った表計算ソフトの設計情報と、ドロップされた表計算ファイルとを用いて、設定ファイルの定義に従って、表計算ファイルから取込項目を抽出して、抽出した取込項目を、画像設計エディタ上で作成している設計画面上に配置する(S313)。この処理の詳細については、図11を用いて説明する。
【0093】
図11は、表計算ファイルから取込項目を抽出する処理の流れを示すフローチャートである。
【0094】
本処理では、処理の主体として、ワークフロープログラム、表計算ソフトコンポーネント、表計算ソフトが登場する。ワークフロープログラム、表計算ソフトコンポーネント、表計算ソフトアプリケーションは、それぞれ、ワークフローサーバ、ワークフロークライアントの何れに備えられていてもよい。
【0095】
なお、S701〜S710、S717、S718は、図7に示す処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0096】
ワークフロープログラムは、取得した印刷範囲の情報を用いて、印刷範囲の中にあるセルの数分処理を繰り返す(S1101〜S1106)。例えば、ワークシートの左上から右下の順番に繰り返す。
【0097】
ワークフロープログラムは、セル情報を取得するための要求を行う(S1102)。
【0098】
表計算コンポーネントは、ワークフロープログラムからの要求に従って、表計算ソフトに対して、セル情報の要求を行う。
【0099】
表計算ソフトは、要求されたセル情報を返却する(S1103)。返却するセル情報の一部の例を図12に示す。セル情報には、「セルの高さ」、「セルの横幅」、「セルのフォント」、「セルのフォントスタイル」、「セルのフォントサイズ」、「セルのフォントカラー」、「セルの値」、「セルの背景色」等が含まれる。
【0100】
表計算ソフトコンポーネントは、表計算ソフトから返却されたセル情報を、ワークフロープログラムへ送信する。そして、ワークフロープログラムは、セル情報を取得する。
【0101】
ワークフロープログラムは、セル情報にデリミタ文字があるか判断する(S1104)。ある場合、S1105の処理を行い、ない場合、S1105の処理を行わない。
【0102】
ワークフロープログラムは、デリミタ文字がある場合、画面設計エディタの項目を作成して配置する(S1105)。この処理の詳細については、図13を用いて説明する。
【0103】
図13は、セル情報から取込項目を抽出する処理の流れを示すフローチャートである。
【0104】
ワークフロープログラムは、項目の項目IDをセルの入力文字より取得する(S1301)。セルの入力文字が図12に示す例のように「(@)$Kukan$1$」の場合、図5に示す定義に従って、「Kukan」が取得される。
【0105】
ワークフロープログラムは、項目の表示形式をセルの入力文字より取得する(S1302)。セルの入力文字が図12に示す例のように「(@)$Kukan$1$」の場合、図5に示す定義に従って、「1」が取得される。本実施の形態では、「1」は、テキスト形式を示す数字である。
【0106】
ワークフロープログラムは、項目の値をセルの入力文字より取得する(S1303)。セルの入力文字が図12に示す例のように「(@)$Kukan$1$」の場合、図5に示す定義に従って、なにも取得されない。
【0107】
ワークフロープログラムは、項目の色をセル情報より取得する(S1304)。図12に示す例の場合、「255」が取得される。
【0108】
ワークフロープログラムは、項目の高さ、横幅をセル情報より取得する(S1305)。図12に示す例の場合、項目の高さとして「55」が、横幅として「5」が取得される。
【0109】
ワークフロープログラムは、図7に示すフローチャートで印刷用データとして画像データを取り込んだかを判定する(S1306)。Yesの場合、S1307へ進み、Noの場合、S1309へ進む。
【0110】
ワークフロープログラムは、「項目の高さ」と「横幅」とを、「印刷範囲の高さ」と「横幅と背景画像の高さ」とに合わせるため、横幅の比率を修正する(S1307)。このように横幅比率を修正するのは、印刷用データとして取り込んだ画像データは、エンハンスメタファイルから縮小して生成することから、大きさにずれが生じるためである。そのため、そのずれを補正する目的で、「項目の高さ」と「横幅」とを、「印刷範囲の高さ」と「横幅と背景画像の高さ」に合わせるための補正を行っている。一方、画像用データとして画像データを取り込んだ場合は、ずれが生じることがないことからこの補正は不要となる。
【0111】
ワークフロープログラムは、項目の配置位置を印刷範囲の高さ、横幅と、背景画像の高さ、横幅の比率に合わせて設定する(S1308)。S1307で補正した値をここでは具体的に設定している。
【0112】
ワークフロープログラムは、項目に設定された値で、画面設計エディタに描画する(S1309)。図14に画面設計エディタに描画された一例を示す。画像設計エディタ1000上の配置されるイメージファイル1001に取り込んだ項目が反映されている。具体的には、所属1401には、「Text」が、氏名1402には、「Text」が、利用交通機関1403には、「JR」が、区間1404には、「Text」が、料金1405には、「Text」が、備考1406には、空欄が設定されている。また、それぞれ、文字の色なども反映されている。
【0113】
これらは、複数のセル情報からそれぞれ項目を取得し、そのセルが表計算ファイルで設計された帳票において配置される位置に対応する画像データ上の位置に描画する。配置位置は、それぞれのセルの原点からの相対的な配置位置に基づいて判断可能である。
【0114】
なお、印刷範囲をコピーする際にデリミタ文字が入っているセル内の文字列を削除しない実施の形態の場合、各項目の文字列もコピーされているため、その文字列を表示しない制御を行う必要がある。つまり、項目を配置する際、不要な文字列を削除する制御を行う。
【0115】
従来、項目毎の属性は管理者が画面設計エディタ上で定義する必要があったが、本実施の形態のように、表計算ファイルに取込項目をあらかじめ定義しておくことで、各項目の属性情報(設計情報)の入力が可能となる。
【0116】
以上、セル情報から取込項目を抽出する処理の流れを説明した。
【0117】
図11の説明に戻る。
【0118】
ワークフロープログラムは、セル情報分の繰り返しループを抜け(S1106)、印刷範囲分の繰り返しループを抜け(S717)、更に、ワークシート分の繰り返しループ抜ける(S718)ことで処理を終了する。
【0119】
以上、表計算ファイルから取込項目を抽出する処理の流れを説明した。
【0120】
図3の説明に戻る。
【0121】
最後に、画面設計エディタは、設計した画面を保存する(S314)。例えば、図9に示す画面設計テーブルに保存する。この例では、「ビジネスID」、「画面ID」、「画面名」、「画面データ」を対応付けて保存している。
【0122】
以上、全体の処理の流れを説明した。
【0123】
上述した通り、本発明によれば、帳票設計がされている表計算ファイルを用いて、ワークフローシステムの画面設計エディタに帳票画面を取り込むことが可能となる。
【0124】
具体的には、表計算ファイルで設計した帳票イメージを、画面設計エディタにそのままイメージファイルとして取り込むことが可能となる。
【0125】
また、表計算ファイルに取込項目の定義をしておくことで、イメージファイルだけでなく、項目の取り込みも可能となる。
【0126】
従って、一から帳票の画面設計を行う必要がないため、工数の負担を軽減することができるという効果がある。
【0127】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0128】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0129】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0130】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
【0131】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0132】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0133】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0134】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0135】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【符号の説明】
【0136】
101 ワークフローサーバ
102 ワークフロークライアント
103 DBサーバ
104 回覧履歴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表計算アプリケーションがインストールされているクライアント端末と、ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計可能な情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計する帳票画面設計手段と、
前記表計算アプリケーションで帳票設計がされた表計算ファイルの入力を受け付ける表計算ファイル受付手段と、
前記表計算ファイル受付手段により受け付けた表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を前記クライアント端末にインストールされている表計算アプリケーションから取得するための要求をする印刷範囲要求手段と、
前記表計算アプリケーションから返却された印刷範囲を示す情報を取得する印刷範囲取得手段と、
前記印刷範囲取得手段により取得した印刷範囲を示す情報を用いて、前記表計算ファイル受付手段により受け付けた表計算ファイルに設定される印刷範囲に含まれる画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記画像データ取得手段により取得した画像データを、前記帳票画面設計手段により設計される帳票画面に配置する配置手段とを備え、
前記クライアント端末は、
前記印刷範囲要求手段による要求に応じて、前記表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を返却する印刷範囲返却手段と
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記情報処理装置は、
前記表計算ファイルに含まれるセルから取り込み対象となる文字列が定義された定義情報を記憶する記憶手段と、
前記印刷範囲取得手段により取得した印刷範囲を示す情報を用いて、当該印刷範囲に含まれるセル情報を前記クライアント端末にインストールされている表計算アプリケーションから取得するための要求をするセル情報要求手段と、
前記表計算アプリケーションから返却されたセル情報を取得するセル情報取得手段と、
前記セル情報取得手段により取得したセル情報を用いて、前記表計算ファイル受付手段により受け付けた表計算ファイルに含まれるセルに配置される文字列を取得する文字列取得手段とを更に備え、
前記クライアント端末は、
前記セル情報要求手段による要求に応じて、前記表計算ファイルに含まれるセル情報を返却するセル情報返却手段を更に備え、
前記配置手段は、前記記憶手段により記憶される定義情報を用いて、前記文字列取得手段により取得した文字列から取得される値を、前記帳票画面設計手段により設計される帳票画面に配置することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記情報処理装置は、
前記配置手段が、前記画像データ取得手段により取得した画像データを変換して配置した場合、前記セル情報取得手段により取得したセル情報に含まれるセルの高さおよび幅を当該変換した画像データの高さおよび幅の比率に補正する補正手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計可能な、表計算アプリケーションがインストールされている情報処理装置であって、
ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計する帳票画面設計手段と、
前記表計算アプリケーションで帳票設計がされた表計算ファイルの入力を受け付ける表計算ファイル受付手段と、
前記表計算ファイル受付手段により受け付けた表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を表計算アプリケーションから取得するための要求をする印刷範囲要求手段と、
前記印刷範囲要求手段による要求に応じて、前記表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を返却する印刷範囲返却手段と、
前記表計算アプリケーションから返却された印刷範囲を示す情報を取得する印刷範囲取得手段と、
前記印刷範囲取得手段により取得した印刷範囲を示す情報を用いて、前記表計算ファイル受付手段により受け付けた表計算ファイルに設定される印刷範囲に含まれる画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記画像データ取得手段により取得した画像データを、前記帳票画面設計手段により設計される帳票画面に配置する配置手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計可能な、表計算アプリケーションがインストールされている情報処理装置における情報処理方法であって、
ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計する帳票画面設計ステップと、
前記表計算アプリケーションで帳票設計がされた表計算ファイルの入力を受け付ける表計算ファイル受付ステップと、
前記表計算ファイル受付ステップにより受け付けた表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を表計算アプリケーションから取得するための要求をする印刷範囲要求ステップと、
前記印刷範囲要求ステップによる要求に応じて、前記表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を返却する印刷範囲返却ステップと、
前記表計算アプリケーションから返却された印刷範囲を示す情報を取得する印刷範囲取得ステップと、
前記印刷範囲取得ステップにより取得した印刷範囲を示す情報を用いて、前記表計算ファイル受付ステップにより受け付けた表計算ファイルに設定される印刷範囲に含まれる画像データを取得する画像データ取得ステップと、
前記画像データ取得ステップにより取得した画像データを、前記帳票画面設計ステップにより設計される帳票画面に配置する配置ステップと
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計可能な、表計算アプリケーションがインストールされている情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
ワークフローシステムで用いる帳票画面を設計する帳票画面設計手段、
前記表計算アプリケーションで帳票設計がされた表計算ファイルの入力を受け付ける表計算ファイル受付手段、
前記表計算ファイル受付手段により受け付けた表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を表計算アプリケーションから取得するための要求をする印刷範囲要求手段、
前記印刷範囲要求手段による要求に応じて、前記表計算ファイルに含まれるワークシートの印刷範囲を示す情報を返却する印刷範囲返却手段、
前記表計算アプリケーションから返却された印刷範囲を示す情報を取得する印刷範囲取得手段、
前記印刷範囲取得手段により取得した印刷範囲を示す情報を用いて、前記表計算ファイル受付手段により受け付けた表計算ファイルに設定される印刷範囲に含まれる画像データを取得する画像データ取得手段、
前記画像データ取得手段により取得した画像データを、前記帳票画面設計手段により設計される帳票画面に配置する配置手段
として前記情報処理装置を機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項7】
請求項6に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶した記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−233104(P2011−233104A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105506(P2010−105506)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)