説明

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、ならびに、管理プログラム

【課題】ユーザに、プログラムの使用状態を、当該プログラムに対応するアイコンを介して、認識させるのに好適な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、ならびに管理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置において、記憶部301と、表示部302と、受付部303と、管理部304と、実行部305と、更新部306と、を備え、画面に表示された第1アイコンがユーザにより選択されると、プログラムが実行され、アイコンとして第2アイコンが記憶部301に記憶される。管理部304は、第2アイコンがユーザにより選択されると、プログラムを消去するか否かの指示をユーザから受け付け、(a)消去する旨の指示が受け付けられた場合、記憶部301からプログラムを消去し、(b)消去しない旨の指示が受け付けられた場合、実行部305に、プログラムを実行させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに、プログラムの使用状態を、当該プログラムに対応するアイコンを介して、認識させるのに好適な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、ならびに、管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザに、インターフェースの操作を容易にさせるために、プログラムの内容を絵や図として表現したアイコンを、画面に表示させるゲーム装置等の情報処理装置が普及している。
【0003】
特に、近年では、携帯電話、携帯型ゲーム機、スマートフォン、タブレット型コンピュータといった小型の情報機器においても、アイコンを使用してプログラムの内容を表示画面に表示することは、一般的な仕様として採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−133887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、使用頻度の少ないプログラムに対応するアイコンが、継続的に表示画面に表示されると、特に、複数個のプログラムに対応する複数のアイコンが、表示画面に表示されると、ユーザは、どのプログラムが使用頻度が少なく、不要であるかが判別し難くなることがある。
すなわち、表示されたアイコンは、当該アイコンに対応するプログラムが実行されたか否か等の使用状態に拘わらず、常に同一形態で表示されている。したがって、ユーザが、表示画面に表示されたアイコンに対応するプログラムに対する消去操作を行いたいときに、ユーザは、消去したいアイコンを瞬時に判別することができず、操作をスムーズに行うことができないことがある。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するもので、ユーザに、プログラムの使用状態を、当該プログラムに対応するアイコンを介して、認識させるのに好適な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、ならびに、管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る情報処理装置は、記憶部と、表示部と、受付部と、実行部と、更新部と、管理部と、を備え、以下のように構成する。
【0008】
記憶部には、プログラムと、当該プログラムに対応付けられるアイコンと、が記憶され、アイコンの初期値として、第1アイコンが記憶される。
【0009】
プログラムとは、例えば、アプリケーションプログラムであり、特定の目的のために設計され、OS(Operation System)上で稼働される。
アプリケーションプログラムには、例えば、表計算プログラム、ゲームプログラム、画像編集プログラムなどがある。
アイコンとは、例えば、アプリケーションアイコンであり、アプリケーションプログラムの内容又は機能を、絵や図で表現したものである。
第1アイコンは、アプリケーションプログラムの初期値を示すアイコンであり、アプリケーションプログラムをダウンロードあるいはインストールしたときに表示されるアイコンである。
例えば、記憶部には、ゲームプログラムと、当該ゲームプログラムに対応するアイコンが記憶され、ゲームプログラムの初期値を示すアイコンが、当該ゲームプログラムをダウンロードしたときに画面に表示される。
【0010】
表示部は、記憶部に記憶されるプログラムに対応付けられて記憶部に記憶されるアイコンを、画面に表示する。
【0011】
すなわち、表示部は、プログラムの実行状態に応じて更新される記憶部内のアイコンを画面に表示する。例えば、アプリケーションプログラムをダウンロードしたときには、第1アイコンを画面に表示する。そして、当該アプリケーションプログラムを最初に起動したのちには、記憶部内のアイコンを後述する第2アイコンに更新して、第2アイコンを画面に表示する。
【0012】
受付部は、画面に表示されたアイコンに対するユーザの選択を受け付ける。
【0013】
例えば、情報処理装置の画面に表示されたアプリケーションアイコンに対して、ユーザは、タッチパネルを介して、あるいはキー操作を行うことで、所望するアプリケーションアイコンに対する選択を行う。
受付部は、このようなユーザの操作を受け付ける。
【0014】
実行部は、画面にアイコンとして表示された第1アイコンがユーザにより選択されると、プログラムを実行する。また、後述する管理部により選択が受け付けられた第2アイコンに対して、ユーザが当該第2アイコンを消去しない指示したときには、当該第2アイコンに対応するプログラムを実行する。
【0015】
例えば、ゲームプログラムに対応するアプリケーションアイコンが、ユーザにより選択されると、当該アプリケーションアイコンに対応するゲームプログラムが、実行部により実行される。
【0016】
更新部は、プログラムが初めて実行されると、アイコンとして、第2アイコンが記憶されるように、記憶部を更新する。
【0017】
例えば、アプリケーションプログラムとしてのゲームプログラムが、初めて実行されると、最初に表示されていた第1アイコンは、視覚的に第1アイコンとは区別できる第2アイコンに更新され、第2アイコンが記憶部に記憶される。
よって、ゲームプログラムの実行が終了した後には、第2アイコンが画面に表示されることになる。
【0018】
管理部は、画面にアイコンとして表示された第2アイコンがユーザにより選択されると、プログラムを消去するか否かの指示をユーザから受け付け、
(a)消去する旨の指示が受け付けられた場合、記憶部からプログラムを消去し、
(b)消去しない旨の指示が受け付けられた場合、実行部に、プログラムを実行させる。
【0019】
例えば、ユーザが、画面に表示された第2アイコンについて、消去することを選択した場合には、管理部は、第2アイコンに対応するゲームプログラムを記憶部から消去する。これにより、第2アイコンは、記憶部内において当該ゲームプログラムとの対応関係が消滅するので、第2アイコンは、表示部により画面に表示されず、画面上から消去されることになる。
また、当該ゲームプログラムと共に、第2アイコンを記憶部から消去しても良い。
【0020】
ユーザが、画面に表示された第2アイコンについて、消去しないことを選択した場合には、管理部は、第2アイコンに対応するゲームプログラムを実行部により実行させる。したがって、ユーザは、選択したゲームを開始することになる。
【0021】
本発明によれば、ユーザは、画面上のアイコンが、第2アイコンであることを視認することで、当該第2アイコンに対応するプログラムが、過去に一度だけ実行したプログラムであることを、判別することができる。
ユーザが、過去に一度実行した後、継続して当該プログラムを実行しなければ、当該プログラムに対応するアイコンは、第2アイコンとして画面上に表示され続ける。これにより、ユーザは、自身が、当該プログラムに対して興味が薄れていることを認識することができる。
そして、第2アイコン選択時にユーザがプログラムの消去処理を実行するか否かを選択できるようにすることで、ユーザは、当該興味が薄れているプログラムの消去処理をスムーズに行うことができる。
【0022】
また、アイコンは、画面内において、記憶部に記憶されるプログラムに対して定められる位置に表示されるようにしてもよい。
【0023】
記憶部に記憶されるプログラムに対して定められる位置とは、記憶部に記憶されたプログラムに応じた画面内の座標位置、のことをいう。
例えば、ゲームプログラムXに対応するアイコンAGを、画面内の特定の座標位置(X1,Y1)に表示することをいう。
【0024】
本発明によれば、特定のプログラムに対応するアイコンが、画面の特定の座標位置に表示されるので、アイコンの形態が、ユーザのプログラムの使用状況に応じて変更されても、アイコンの画面上の表示位置は変わらない。
したがって、ユーザは、個々のアイコンの位置を、自己の記憶に基づいて認識できるので、操作がしやすい。
【0025】
また、ユーザから消去しない旨の指示が、管理部により、所定の回数受け付けられた場合、更新部は、アイコンとして、第1アイコンが記憶されるように、記憶部を更新してもよい。
【0026】
例えば、第2アイコンに変更されても、変更後、所定回数、例えば10回、消去しない旨を選択して、ゲームプログラム等を実行した場合には、当該ゲームプログラムは、よく使用されるプログラムとして、消去対象とはならず、アイコンは、第1アイコンに戻される。
【0027】
本発明によれば、第2アイコンの態様に変更されたアイコンであっても、ユーザが、所定回数、消去しない旨を選択して、プログラムが実行された場合には、初期値のアイコンの態様である第1アイコンに戻すことで、プログラムが消去対象の候補にならないようにすることができる。
【0028】
また、プログラムが実行されないまま、情報処理装置がシャットダウンされると、更新部は、アイコンとして、第2アイコンが記憶されるように、記憶部を更新してもよい。
【0029】
例えば、ゲームに関するアプリケーションプログラムが、ゲーム装置にダウンロードされた後、実行されずに、ゲーム装置の電源がシャットダウンされると、例えば、次回起動時に、第1アイコンから第2アイコンに更新されて記憶部に記憶される。したがって、ゲーム装置を次に起動した時には、第2アイコンが画面に表示されることになる。
【0030】
本発明によれば、プログラムを実行せずに、情報処理装置の電源がシャットダウンされると、当該プログラムに対応する記憶部に記憶されたアイコンは、第1アイコンから第2アイコンに更新される。
したがって、次回起動時に、ユーザは、当該第2アイコンを視認することで、ユーザが、当該第2アイコンに対応するプログラムを一度も実行していないことを認識することができる。
【0031】
また、プログラムは、第1アイコンならびに第2アイコンとともに、コンピュータ読取可能な非一時的な情報記録媒体から読み出されて、記憶部に記憶されるようにしてもよい。
ここで、情報記憶媒体とは、CD−ROM、メモリーカード、USBメモリ等の可搬式の記憶媒体のほか、サーバ装置等で使用されるHDD(Hard Disc Drive)等の記憶媒体も含まれる。
【0032】
プログラム、第1アイコンならびに第2アイコンは、当初から情報処理装置に記憶されている場合のみならず、外部サーバ装置等インターネット上に存在するファイルからダウンロードする、あるいはCD−ROM等の記録媒体から、別途、インストールしてもよい。
【0033】
本発明によれば、ユーザは、インターネット上のサーバや市販ソフトから、自分の趣向に合致したプログラム、及び対応する第1アイコンならびに第2アイコンを、入手することができる。
【0034】
また、第1アイコンと第2アイコンとは、大きさ、色彩、または形状が異なるようにしてもよい。
【0035】
例えば、第1アイコンの大きさを大きく、第2アイコンの大きさを小さくしたり、第1アイコンの色を黒とし、第2アイコンの色を赤としたり、第1アイコンを円形とし、第2アイコンを四角形としてもよい。
【0036】
本発明によれば、第1アイコンと第2アイコンとを、大きさ、色彩又は形状が異なるように表示することで、ユーザは、容易に、アイコンに対応するプログラムの使用状況を判別することができる。
【0037】
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法である。情報処理装置は、記憶部、表示部、受付部、実行部、更新部、管理部と、を有し、情報処理方法は、表示工程、受付工程、実行工程、更新工程、管理工程、を備え、以下のように構成する。
【0038】
表示工程では、表示部が、記憶部に記憶されるプログラムに対応付けられて記憶部に記憶されるアイコンを、画面に表示する。
受付工程では、受付部が、画面に表示されたアイコンに対するユーザの選択を受け付ける。
実行工程では、実行部が、画面にアイコンとして表示された第1アイコンがユーザにより選択されると、プログラムを実行する。
更新工程では、更新部が、プログラムが初めて実行されると、アイコンとして、第2アイコンが記憶されるように、記憶部を更新する。
管理工程では、管理部が、画面にアイコンとして表示された第2アイコンがユーザにより選択されると、プログラムを消去するか否かの指示をユーザから受け付け、
(a)消去する旨の指示が受け付けられた場合、記憶部からプログラムを消去し、
(b)消去しない旨の指示が受け付けられた場合、実行部に、プログラムを実行させる。
【0039】
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係るプログラムは、コンピュータにより実行されるプログラムであって、コンピュータを、記憶部、表示部、受付部、実行部、更新部、管理部、として機能させる。
【0040】
ここで、記憶部には、プログラムと、当該プログラムに対応付けられるアイコンと、が記憶され、アイコンの初期値として、第1アイコンが記憶される。
【0041】
表示部は、記憶部に記憶されるプログラムに対応付けられて記憶部に記憶されるアイコンを、画面に表示する。
受付部は、画面に表示されたアイコンに対するユーザの選択を受け付ける。
【0042】
実行部は、画面にアイコンとして表示された第1アイコンがユーザにより選択されると、プログラムを実行し、更新部は、プログラムが初めて実行されると、アイコンとして、第2アイコンが記憶されるように、記憶部を更新する。
【0043】
管理部は、画面にアイコンとして表示された第2アイコンがユーザにより選択されると、プログラムを消去するか否かの指示をユーザから受け付け、(a)消去する旨の指示が受け付けられた場合、記憶部からプログラムを消去し、(b)消去しない旨の指示が受け付けられた場合、実行部に、プログラムを実行させる。
【0044】
上記目的を達成するために、本発明の第4の観点に係る管理プログラムは、コンピュータを情報処理装置として機能させ、コンピュータに情報処理方法を実行させるように構成し、情報処理装置は、記憶部、表示部、受付部、実行部、更新部、管理部、を備える。
【0045】
ここで、記憶部には、アプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムに対応付けられるアプリケーションアイコンと、が記憶され、アプリケーションアイコンの初期値として、第1アイコンが記憶され、表示部は、前記記憶部に記憶されるアプリケーションプログラムに対応付けられて前記記憶部に記憶されるアプリケーションアイコンを、画面に表示する。
【0046】
受付部は画面に表示されたアプリケーションアイコンに対するユーザの選択を受け付け、実行部は画面にアプリケーションアイコンとして表示された第1アイコンがユーザにより選択されると、アプリケーションプログラムを実行し、更新部は、アプリケーションプログラムが初めて実行されると、アプリケーションアイコンとして、第2アイコンが記憶されるように、記憶部を更新する。
【0047】
管理部は、画面にアプリケーションアイコンとして表示された第2アイコンがユーザにより選択されると、アプリケーションプログラムを消去するか否かの指示をユーザから受け付け、(a)消去する旨の指示が受け付けられた場合、記憶部からアプリケーションプログラムを消去し、(b)消去しない旨の指示が受け付けられた場合、実行部に、アプリケーションプログラムを実行させる。
【0048】
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な非一時的な情報記憶媒体に記録することができる。
【0049】
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配付・販売することができる。また、上記情報記憶媒体は、コンピュータとは独立して配付・販売することができる。
【発明の効果】
【0050】
本発明によれば、ユーザに、プログラムの使用状態を、当該プログラムに対応するアイコンを介して、認識させるのに好適な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、ならびに、管理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置が実現される典型的な携帯型端末機の概要構成を示す模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る情報処理装置等の機能を果たす典型的な携帯型端末機の外観を示す外観図である。
【図3】実施形態1に係る情報処理装置の概要構成を示すブロック図である。
【図4】(a)は、第1アイコンの形態の例を示した図であり、(b)は、第2アイコンの形態の例を示した図であり、(c)は、別の第2アイコンの形態の例を示した図である。
【図5】(a)は、アイコンの初期値として第1アイコンが登録されたアイコン情報テーブルを示し、(b)は、アイコンの初期値として第1アイコンが表示された場合の画面表示例を示す。
【図6】(a)は、アイコンの一部が第2アイコンに更新された場合のアイコン情報テーブルを示し、(b)は、アイコンの一部が第2アイコンに更新された場合の画面表示例を示し、(c)は、アイコンの一部が第2アイコンに更新された場合の別の画面表示例を示す。
【図7】(a)は、第2アイコンを選択して、消去アイコン及び実行アイコンが表示された状態を示し、(b)は、消去アイコンを選択した状態を示す。
【図8】(a)は、第2アイコンの一部が削除された場合のアイコン情報テーブルを示し、(b)は、第2アイコンが削除された場合の画面表示の例を示す。
【図9】実施形態1の情報処理装置において、第2アイコンへの更新処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】実施形態1の情報処理装置において、消去処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】(a)は、変形例の第1の態様において、アイコンの初期値として第1アイコンが登録されたアイコン情報テーブルを示し、(b)は、第1アイコンが表示された画面表示例を示す。
【図12】(a)は、変形例の第1の態様において、アイコンが第2アイコンに更新された場合のアイコン情報テーブルを示し、(b)は、第2アイコンに更新された場合の画面表示例を示す。
【図13】(a)は、変形例の第1の態様において、アイコンが第3アイコンに更新された場合のアイコン情報テーブルを示し、(b)は、第3アイコンに更新された場合の画面表示例を示す。
【図14】(a)は、変形例の第1の態様において、第3アイコンが選択された場合の画面表示例を示し、(b)は、消去アイコンがユーザにより選択された場合の表示例を示す。
【図15】(a)は、変形例の第1の態様において、第3アイコンとそれに対応するアプリケーションプログラムが削除された場合のアイコン情報テーブルを示し、(b)は、第3アイコンが削除された場合の画面表示例を示す。
【図16】(a)は、変形例の第2の態様において、第2アイコンの一部が第1アイコンに変更された場合のアイコン情報テーブルを示し、(b)は、第1アイコンに変更された場合の画面表示例を示す。
【図17】(a)は、変形例の第2の形態において、アイコンが第3アイコンに更新された場合のアイコン情報テーブルを示し、(b)は、第3アイコンに更新された場合の画面表示例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0052】
以下に、本発明の実施形態を説明する。以下では、理解を容易にするため、携帯型端末機を利用して本発明が実現される実施形態を説明するが、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素を均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0053】
本発明に係る情報処理装置が実現されうる携帯型端末機として、例えば、携帯型の電話機やゲーム機、その他のアイコンが表示できる画面を備えた携帯型端末機が挙げられる。
【0054】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置が実現できる典型的な携帯型端末機100の概要構成を示す模式図である。また、図2は、携帯型端末機100の外観図を示す。以下、これらの図を参照して説明する。
【0055】
携帯型端末機100は、無線通信部101と、通信コントローラ102と、サウンドアンプ103と、スピーカ104と、操作キー105と、画面106と、タッチパネル107と、加速度センサ108と、制御部150と、を備える。
【0056】
無線通信部101は、他の携帯型端末機の無線通信部との間で、無線通信を行うユニットであり、携帯型端末機100に内蔵されたアンテナ(図示せず)を介して所定のデータを送受信する。なお、無線通信部101は、所定のアクセスポイントとの間で、無線通信を行うこともできる。また、無線通信部101には、固有のMAC(Media Access Control)アドレスが付与されている。
【0057】
通信コントローラ102は、無線通信部101を制御し、所定のプロトコルに従って、制御部150と他の携帯型端末機の制御部との間で行われる無線通信の仲立ちをする。また、携帯型端末機100を、近傍の無線アクセスポイント等を介してインターネットに接続する場合には、無線LAN(Local Area Network)に準拠したプロトコルに従って、制御部150と無線アクセスポイント等との間で行われる無線通信の仲立ちをする。
【0058】
サウンドアンプ103は、制御部150で生成された音声信号を増幅し、スピーカ104に供給する。また、スピーカ104は、例えば、ステレオスピーカ等からなり、サウンドアンプ103で増幅された音声信号に従って、所定の効果音や楽曲音、音声等を出力する。なお、図2に示すスピーカ104からは、通話時の音声が聞こえるようになっている。
【0059】
操作キー105は、携帯型端末機100に適宜配置されたキースイッチ等からなり、操作にしたがって携帯型端末機100のオンオフやマナーモード変更等の所定の指示入力を受け付ける。
【0060】
画面106は、LCD等からなり、後述するLCDコントローラ156の制御によって、所定の選択ボタン等を適宜表示する。また、画面106は、ユーザ等がタッチパネル107に接触することで選択指示を入力するのに必要な選択ボタン(アイコン)等を表示する。
【0061】
タッチパネル107は、画面106の前面に重ねて配置され、タッチペンやユーザの指による入力を受け付ける。タッチパネル107は、例えば、感圧式のタッチセンサパネルからなり、タッチペン等の圧力を検知し、接触等のタッチ操作およびその位置(タッチ位置)等を検出する。なお、タッチパネル107は、例えば、静電容量の変化からユーザの指等の接触を検知・検出するものであってもよい。
【0062】
加速度センサ108は、携帯型端末機100に内蔵されており、携帯型端末機100の3軸方向の動きを測定することが可能となっている。すなわち、ユーザが把持している携帯型端末機100を移動させたり、回転させたり、水平から傾けたりする動作を測定する。この測定結果は、制御部150へ供給され、画像処理部152が測定結果に応じた画像データを生成する処理などに使用される。なお、このような加速度センサ108の代わりに、角加速度センサや傾きセンサ等により、携帯型端末機100の動きを測定してもよい。
【0063】
また、図1に示す制御部150は、CPU(Central Processing Unit)151と、画像処理部152と、音声処理部153と、ROM(Read Only Memory)154と、RAM(Random Access Memory)155と、LCDコントローラ156と、タッチパネルコントローラ157と、を備える。
【0064】
CPU151は、携帯型端末機100の各構成要素と接続されており、携帯型端末機100全体の動作を制御する。また、CPU151は、携帯型端末機100の各構成要素と制御信号やデータのやりとりを行う。
【0065】
ROM154は、例えば、画面106に表示された項目等の選択を行うのに必要な制御プログラムやデータ等を記憶しており、これらをCPU151、RAM155などに出力する。
【0066】
RAM155は、画像処理部152で加工された表示用の画像データや、CPU151がプログラムに従った各種処理を実行するためのワークデータ等を記憶しており、これらをCPU151や画面106等に出力する。
【0067】
画像処理部152は、例えば、ROM154から読み出された画像データや、CPU151で処理された画像データを加工処理した後、これらをRAM155に記憶させる。なお、画像処理部152から画像データ等を、直接画面106に出力することも可能である。
【0068】
音声処理部153は、例えば、ROM154から読み出された音声データや、CPU151で処理された楽曲データを加工処理した後、これらをRAM155に記憶させる。なお、音声処理部153から音声データ等を、直接サウンドアンプ103に出力することも可能である。
【0069】
LCDコントローラ156は、画面106を制御し、所定の表示用画像を表示させる。例えば、LCDコントローラ156は、RAM155に記憶された画像データを所定の同期タイミングで表示信号に変換し、画面106に出力する。また、LCDコントローラ156は、画面106に所定の選択ボタン等を表示させる。
【0070】
タッチパネルコントローラ157は、タッチペンやユーザの指によるタッチパネル107への接触(タッチ操作)を検知・検出する。例えば、画面106に所定の選択ボタン等が表示されている状態で、タッチパネル107への接触や解放(離れること)の検知及び、それらの位置を検出する。
【0071】
本発明の情報処理装置300は、図1、図2に示した携帯型端末機100によって実現される。以下、図3を参照して情報処理装置300の概要構成を説明する。
【0072】
情報処理装置300は、記憶部301と、表示部302と、受付部303と、管理部304と、実行部305と、更新部306と、を備える。
【0073】
記憶部301には、プログラムと当該プログラムに対応付けられるアイコンが記憶される。
【0074】
プログラムとは、具体的には、アプリケーションプログラムであり、ゲームに関するアプリケーションプログラム、音楽に関するアプリケーションプログラム等、種々のアプリケーションプログラムが含まれる。
【0075】
プログラムに対応付けられるアイコンとは、具体的にはアプリケーションプログラムに対応するアイコンのことである。アイコンは、通常は、アプリケーションプログラムの内容に応じた形態を有し、ゲームに関するアプリケーションプログラムに対応するアイコンであれば、例えば、ゲームに登場するキャラクタやドライブゲーム等のゲームの種類に応じたアイコンとなる。
【0076】
このようなアイコンには、対応するアプリケーションプログラムのユーザによる使用状況に応じて、1つのアプリケーションプログラムに対して、第1アイコン、第2アイコンという2つの態様のアイコンが存在する。
例えば、ゲームのアプリケーションプログラムXに対して、初期値である第1アイコン、及び当該プログラムが最初に実行されたこと又は一度も実行されていないことを示す第2アイコン、という2つの態様のアイコンが存在する。
【0077】
図4は、アイコンの種類を示す図であり、図4(a)には、初期値を表す第1のアイコン401が、図4(b)には、第1のアイコンとは大きさが相違する、すなわち第1のアイコン401より大きさが小さい第2アイコン402が、図4(c)には、第1のアイコン401とは色彩異なる第2アイコン403が示されている。
その他、第1アイコンを円形状とし、第2アイコンを三角形状としてもよい。
第2アイコンは、第1アイコンに対して、大きさ、色彩、又は形状等が異なるアイコンであり、第1アイコンと比較して、視覚的に区別できる態様であれば、どのような変形例も含めることができる。
【0078】
プログラム、第1アイコン401、第2アイコン402、403は、記憶部301に記憶されており、プログラムの使用状況に応じて、プログラムとアイコンの対応づけが変更される。
すなわち、プログラムが初めて実行される前には、初期値としての第1アイコンが当該プログラムと対応付けられ、プログラムが初めて実行させた後、又は、一度も実行されずに情報処理装置がシャットダウンされた場合には、第2のアイコンとプログラムが対応付けられる。この対応付けは、後述する更新部306により適宜行われ、プログラムに対応付けられたアイコンが表示部302により画面106に表示されることになる。
【0079】
プログラム、第1アイコン、及び第2アイコンと、は、記憶部301に記憶され、アイコン情報テーブルのデータが更新されることで、アイコンの形態が変更されることになる。
【0080】
本実施形態におけるアイコン情報テーブルの登録状態は、図5(a)、図6(a)、図8(a)に示される。図5(a)は、例えば、アプリケーションプログラムに対応するアイコンが、全て初期値の形態である第1アイコンである場合を示すアイコン情報テーブル501である。
【0081】
アイコン情報テーブル501には、アプリケーションプログラムが複数登録され、これらのアプリケーションプログラムに対応するアイコンが登録される。すなわち、アイコン情報テーブル501の列501には、アプリケーションプログラムの内容が、列501bには、当該アプリケーションプログラムに対応するアイコンの種類が登録されている。
行502aには、ゲームXと、それに対応する第1アイコンAG1が、行502bには、ゲームYと、それに対応する第1アイコンBG1が、行502cには、ゲームZと、それに対応する第1アイコンCG1が、行502dには、音楽Xと、それに対応する第1アイコンAM1が、行502eには、音楽Yと、それに対応する第1アイコンBM1が、行502fには、音楽Zと、それに対応する第1アイコンCM1が、それぞれ登録されている。
【0082】
アプリケーションプログラムは、携帯型端末機100のRAM155の中に当初から記憶されていてもよいし、外部のインターネット上のサーバ装置からダウンロードしてもよい。また、別途、CD−ROM等の記憶媒体からインストールしてもよい。
更に、アプリケーションプログラムに対応する第1アイコン及び第2アイコンも当初から携帯型端末機100のRAM155に記憶されていてもよいし、ダウンロードあるいはインストールするアプリケーションプログラムに対応づけられて、ダウンロードあるいはインストールすることもできる。
【0083】
本実施形態において、RAM155が記憶部301として機能する。
【0084】
表示部302は、記憶部301に記憶されるアプリケーションプログラムに対応づけられたアイコンを、画面106に表示する。
【0085】
すなわち、表示部302は、記憶部301に記憶されるプログラムに対応付けられたアイコンが第1アイコンである場合には、第1アイコンを画面106に表示する。
図5(a)のアイコン情報テーブル501に示すように、複数のアプリケーションプログラムに対応付けられるアイコンが全て第1アイコンとして、アイコン情報テーブル501に登録されている場合には、図5(b)に示すように、表示部302は、全てのアイコンを第1アイコン401として、画面106に表示する。
【0086】
表示される複数のアイコンは、予め記憶部内に記憶された画面の座標位置に、表示部302により、それぞれ表示されるようにしてもよい。
プログラムに対応付けられたアイコンが第2アイコンである場合には、第2アイコンを画面106に表示する。第2アイコンを表示する場合については、後述する。
【0087】
本実施形態において、CPU151及び画面106が、表示部302として機能する。
【0088】
受付部303は、画面106に表示されたアイコンに対するユーザの選択を、例えばタッチパネル107を介して受け付ける。
すなわち、受付部303は、ユーザがタッチパネル107に接触したことをタッチパネルコントローラ157で検知し、検知された画面の箇所に表示されたアイコンに対する入力を受け付ける。
【0089】
本実施形態において、CPU151、タッチパネル107、及びタッチパネルコントローラ157が、受付部303として機能する。
【0090】
実行部302は、画面106に表示されたアイコンがユーザにより選択されると、選択されたアイコンに対応するプログラム、例えばゲームプログラムを実行する。
【0091】
本実施形態において、CPU151が実行部302として機能する。
【0092】
更新部306は、プログラムが初めて実行された場合、あるいは、プログラムが実行されないまま情報処理装置がシャットダウンされた場合、プログラムに対応づけられるアイコンとして第2アイコンが記憶されるように記憶部301を更新する。
【0093】
図6(a)は、例えば、アプリケーションプログラムに対応するアイコンの一部が、第2アイコンに更新された場合を示すアイコン情報テーブル601である。
アイコン情報テーブル601は、図5(a)と同様に、アプリケーションプログラムの内容示す列601aと、各アプリケーションプログラムに対応するアイコンの種類を示す列601bとからなる。
アイコン情報テーブル601は、ゲームXに対するアプリケーションプログラムが初めて実行されたか、当該アプリケーションプログラムが実行されないまま情報処理装置がシャットダウンされた場合を示している。
アイコン情報テーブル601の行602aにおいて、ゲームXに対応するアイコンは、更新部306により、第2アイコンであるAG2に更新されている。
その他の行602b〜602fについては、データが更新されないので、第1アイコンのままの状態で登録されている。
【0094】
そして、図6(b)(c)に示すように、ゲームXに対応するアイコンのみが第2アイコンAGに変更された状態で、表示部302により、画面106に表示される。
上述したように、第2アイコンは、第1アイコンと視覚的に区別できる形態アイコンであり、第2アイコンとして、図6(b)には、図4(b)に示す第2アイコン402が、図6(c)には、図4(c)に示す第2アイコン403が、表示された画面表示例が示される。
図6(b)においては、第2アイコン402は、第1アイコン401より小さく画面106に表示され、図6(c)においては、第2アイコン403は、第1アイコン401とは相違する色彩で、画面106に表示されている。
【0095】
また、図5(a)に示されるアイコンAG1、アイコンBG1、アイコンCG1、アイコンAM1、アイコンBM1、アイコンCM1は、対応するプログラムに応じて、画面内に表示される座標位置が特定されており、各座標位置は、記憶部301に記憶される。
そして、図6(a)に示されるアイコンBG1、アイコンCG1、アイコンAM1、アイコンBM1、アイコンCM1も、図5(a)に示されるこれらのアイコンと同一の座標位置に、表示されるように記憶部301に記憶されている。さらに、図6(a)のアイコンAG2も、図5(b)のアイコンAG1と同一の画面内の座標位置に、表示されるように記憶部301に記憶されている。
アイコンが、更新後も同一の座標位置に表示されるように座標位置が特定されることにより、ユーザは、形態の変化したアイコンの位置を容易に認識することができる。
【0096】
更新部306が、記憶部301に記憶された第1アイコンを第2アイコンに更新するタイミングは、プログラムが初めて実行されたとき、及びプログラムが実行されないまま、情報処理装置がシャットダウンされたとき、の2通りの場合がある。
【0097】
プログラムが初めて実行されたときとは、ダウンロード、インストールまたは当初から情報処理装置に記憶されたアプリケーションプログラム等を、初めて実行したときである。アプリケーションプログラムを一度実行すると、第1アイコンは第2アイコンに変更されるので、ユーザは、当該第2アイコンに対応するアプリケーションプログラムが、一度実行された後には、一度も実行されていないことを認識することができる。
【0098】
プログラムが実行されないまま、情報処理装置がシャットダウンされたときとは、ダウンロード、インストールまたは当初から記憶されていたアプリケーションプログラムが一度も実行されないまま、シャットダウンされた場合と、複数回以上実行されたが、その後、所定期間実行されないで、シャットダウンされた場合の双方を含む。
【0099】
アプリケーションプログラムが、実行されないままシャットダウンされると、第1アイコンは第2アイコンに変更されるので、ユーザは、当該第2アイコンに対応するアプリケーションプログラムを一度も実行していないか、過去に実行したが、最近は実行していないことを認識することができる。
【0100】
さらに、更新部306は、ユーザから第2アイコンを消去しない指示を所定回数受け付けた場合には、記憶部301内のアイコンを第1アイコンに更新する。
すなわち、図6(a)のアイコン情報テーブル601において、ゲームXに対するアイコンが第2アイコンAG2であった場合、ユーザによりアイコンAG2に対して、所定回数、消去しない旨の選択を受け付けると、初期値のアイコンである第1アイコンに更新するように情報テーブルを更新する。
したがって、ゲームXに対するアイコンは、アイコン情報テーブル501において示された状態、すなわち第1アイコンAG1に戻ることになる。
ユーザは、画面に表示されたアイコンが第2アイコンから第1アイコンに戻ることで、当該第1アイコンに対応するアプリケーションプログラムが消去対象ではないことを認識することができる。
【0101】
本実施形態において、CPU151が更新部306として機能する。
【0102】
管理部304は、第2アイコンがユーザにより選択された場合は、さらに、第2アイコンに対応するプログラムを消去するか否かを、ユーザに選択させる。
例えば、ユーザが第2アイコンであるアイコンAG402を、タッチパネルを介して選択すると、図7(a)に示すように、画面106におけるアイコンAG402が選択されたことを、アイコンAG402の色を反転する等して、管理部304は、ユーザに認識させる。それと同時に、第2アイコンAG402に対応するアプリケーションプログラムを消去するか、実行するかをユーザに選択させる消去アイコン701及び実行アイコン702が、画面106に表示される。
そして、ユーザが消去することを選択した場合には、図7(b)に示すように、消去が選択されたことを、消去アイコン701の色が反転する等して、ユーザに認識させる。
管理部304は、消去アイコン702が選択された場合には、記憶部301のアイコン情報テーブルから、第2アイコン及び第2アイコンに対応付けられるアプリケーションプログラムを消去する。
【0103】
図8(a)は、ユーザが第2アイコンに対応するアプリケーションプログラムを、消去することを選択した場合のアイコン情報テーブル801を示す。本図で示されるように、アイコン情報テーブル801において、ゲームXに関するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムに対応するアイコンAG2が消去されている。
したがって、アイコン情報テーブル801上のゲームXに対応するアイコンAGは存在しないことになり、図8(b)に示すように、表示部302は、アイコンAGを表示しない。
【0104】
アイコンAG2以外の他のアイコンBG1、CG1、AM1、BM1、CM1は、当初に記憶された座標位置に応じて、画面内に表示される。
アイコンAG2が表示されなくなった場合に、BG1、CG1、AM1、BM1、CM1は、当初に記憶された画面の座標位置に表示されるので、ユーザは、消去され空白となったアイコンの位置を認識することで、消去されたプログラムが何であるかを認識することができる。
なお、画面106に表示されたアイコンAGが消去された場合には、アイコンAGの消去にともなって、空白となった位置を詰めるように、他のアイコンを配置して表示するようにしてもよい。すなわち、アイコンBG1、CG1、AM1、BM1、CM1の画面内の座標位置を変更して、記憶部301内の表示位置を更新してもよい。
【0105】
管理部304は、ユーザが消去しないことを選択した場合には、実行部305に、アプリケーションプログラムを実行させる。
例えば、図7(b)において、実行アイコン702が選択された場合であり、図示はされていないが、実行アイコン702が選択させると、当該アイコンの色等が変更されて、当該アイコンが選択されたことを表示する。
ユーザは、第2アイコンに対応するプログラム、例えばゲームを開始することができる。
【0106】
また、管理部304は、ユーザから第2アイコンを消去しないという指示を、複数回受け付けた場合には、第2アイコンを第1アイコンに更新するように、更新部306に記憶部301を更新させる。
なお、第2アイコンを消去しないという指示の回数は、所定の回数であれば任意の回数を設定することができ、指示回数を1回に設定してもよい。指示回数が1回に設定された場合は、ユーザが第2アイコンを消去しない指示を1回行ったときに、第2アイコンが第1アイコンに更新されるようになる。
【0107】
本実施形態において、CPU151が、管理部304として機能する。
【0108】
本実施形態においては、記憶部、表示部、受付部、管理部、実行部、更新部が、携帯型端末機内にあることを想定して説明したが、表示部、受付部の機能のみを携帯端末機内に有し、その他の構成は、外部サーバ装置が担うようなシステム、例えばクラウドシステムを利用することも、本発明には含まれる。
本発明の構成において、どの機能をサーバ装置に担わせるかは、適宜設定することができる。したがって、画面の機能のみを携帯型端末装置に担わせる等、大部分の機能をサーバ装置に担わせることも可能である。
【0109】
さらに、本発明におけるプログラムは、アプリケーションプログラムを実行すること、第1アイコンから第2アイコンに変更すること、第2アイコンに対応するプログラムを消去することを、情報処理装置のOSに搭載された管理プログラムにより実行することができる。
また、同様の処理を、ダウンロード又はインストールされるアプリケーションプログラムにより実行してもよい。
すなわち、アプリケーションプログラムに、ゲーム等の処理を実行すること、第1アイコンを第2にアイコンに変更すること、第2アイコンに対応するプログラムを消去するプログラムを含めることも可能である。
【0110】
以上説明した情報処理装置300における第2アイコンへの変更処理を、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
【0111】
まず、携帯型端末機100の電源が投入され、CPU151がRAM155等からゲーム等に関するアプリケーションプログラムが読み込まれると、当該アプリケーションプログラムに対応する第1アイコンが画面106に表示される(ステップS901)。具体的には、図5(a)のアイコン情報テーブル501に登録された内容に基づいて、例えば、図5(b)に示すように、表示部302により、第1アイコン401が画面106に表示される。
【0112】
次に、ユーザが、第1アイコン401を選択したか否かが受付部303を介してCPU151により判断され(ステップS902)、第1アイコン401が選択されなかったと判断された場合(ステップS902;NO)には、情報処理装置がシャットダウンされたか否かが判断される(ステップS903)。
情報処理装置がシャットダウンされなかったと判断された場合(ステップS903;NO)には、第2アイコンへの変更処理の最初に戻る。また、情報処理装置がシャットダウンすることが選択されたと判断された場合(ステップS903;YES)には、アイコンは、第1アイコンから第2アイコンに変更されるように、更新される。(ステップS904)そして、情報処理装置におけるシャットダウン等の本体での処理をおこなって処理を終了する(ステップS905)。
【0113】
図6(a)は、ゲームXの第1アイコンが選択されずにシャットダウンされた場合のアイコン情報テーブル601の一例を示し、ゲームXの第1アイコンAG1は、第2アイコンAG2に変更されている。
なお、第1アイコンが選択されなかった場合に、記憶部301内のアイコンを第2アイコンに変更するタイミングは、情報処理装置のシャットダウンが選択されたときのみでなく、シャットダウン後、再起動させたときのタイミングでも可能である。
アイコン情報テーブル601に示すように、ゲームXについてアイコンの種類が、第1アイコンAG1から第2アイコンAG2に更新されている場合は、図6(b)又は(c)に示すように、画面106には、第2アイコンの態様に変更されたアイコンAG402又はアイコンAG403が表示される。
【0114】
ここで、第2アイコンは、上述したように、第1アイコンと比較して、大きさの小さい第2アイコン402あるいは、色彩の相違する第2アイコン403等、第1アイコンと視覚的に識別できる形態、例えば、形状、明度等が異なるアイコンであれば、どのようなアイコンを使用してもよい。
【0115】
ユーザが、第1アイコンを選択したと判断された場合(ステップS902;YES)、実行部305は、第1アイコンに対応するアプリケーションプログラムを実行する(ステップS906)。例えば、第1アイコンAG1に対応するアプリケーションプログラムがゲームXである場合には、ゲームXが実行される。
【0116】
次に、CPU151により、アプリケーションプログラムが初回起動であるか否かが判断され、(ステップS907)初回起動でなければ(ステップS907;NO)、アプリケーションプログラム実行以外の情報処理装置の本体処理を行い(ステップS905)、処理を終了する。
【0117】
アプリケーションプログラムが初回起動であったと判断された場合には(ステップS907;YES)、更新部306により、記憶部301内のアイコンは、第1アイコン401から、第2アイコン402又は第2アイコン403に更新される(ステップS904)。
すなわち、図6(a)のアイコン情報テーブル601に示すように、ゲームXに対応するアイコンは、第1アイコンであるAG1から第2アイコンであるAG2に変更される。
そして、上述したユーザが第1アイコンを選択せずにシャットダウンした場合と同様に、図6(b)又は(c)に示すように、画面106に、ゲームXの第2アイコンであるアイコンAG402又はアイコンAG403が表示される。
【0118】
アイコン情報テーブルのアイコンの種類が、第2アイコンに更新された後は、情報処理装置は、更新処理以外の情報処理装置内における一連の本体処理(ステップS905)を行い、処理を終了する。
【0119】
次に、第2アイコンに対応するアプリケーションプログラムを消去する処理を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、アプリケーションプログラムが初めて実行された後、あるいは、アプリケーションプログラムが実行されずにシャットダウンされ再起動させると、第1アイコンから変更された第2アイコンが画面106に表示される(ステップS1001)。
【0120】
そして、ユーザが、第2アイコン402を選択したか否かが受付部303を介してCPU151により判断される(ステップS1002)。表示された第2アイコンがユーザにより選択されたと判断されると(ステップS1002;YES)、管理部304は、第2アイコンに対応するアプリケーションプログラムを消去するか否かの選択を、ユーザから受け付ける(ステップS1004)。画面106には、図7(a)(b)に示すように、小さく表示された第2アイコン402が表示され、当該第2アイコン402に対応するアプリケーションプログラムを消去するか実行するかを選択させる画面が表示される。
表示された第2アイコンがユーザにより選択されなかったと判断されると(ステップS1002;NO)と、情報処理装置内における本体処理(ステップS1003)を行い、処理を終了する。
【0121】
管理部304は、ユーザから第2アイコンに対応するアプリケーションプログラムを消去する選択を受け付けると(ステップS1004;YES)、記憶部301に記憶された第2アイコンと、第2アイコンに対応するアプリケーションプログラムを消去し(ステップS1005)、消去処理以外の情報処理装置内における本体処理(ステップS1003)を行い、処理を終了する。
【0122】
具体的には、当該テーブル中に登録されていたゲームXについてのアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムに対応するアイコンAG2が、図8(a)のアイコン情報テーブル801から、管理部304により削除される。
その結果、図8(b)に示すように、ゲームXに対応するアイコンAGは、画面106から削除される。
【0123】
また、管理部304は、ユーザから第2アイコンを消去しない選択を受け付けた場合には(ステップS1004;NO)、アプリケーションプログラムを実行する処理を行う(ステップS1006)。
そして、消去しないことを選択した回数が所定回数以上であるか否かが判断される(ステップS1007)。
【0124】
管理部304が、ユーザによる消去しない選択回数が、所定回数以上ではないと判断した場合には(ステップS1007;NO)、アプリケーションプログラムの実行処理以外の情報処理装置内における本体処理を行い、処理を終了する(ステップS1003)。
管理部304が、ユーザによる消去しない選択回数が、所定回数以上であると判断した場合には(ステップS1007;YES)、記憶部301に記憶された第2アイコンを第1アイコンに更新する(ステップS1008)。
【0125】
記憶部301内の第2アイコンが、第1アイコンに戻された後には、更新処理以外の情報処理装置の本体処理(ステップS1003)を行い、処理を終了する。
【0126】
(変形例)
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、種々の変形が可能である。
【0127】
例えば、上述の実施形態では、アイコンの形態が第1アイコンから第2アイコンに変更され、ユーザは、当該第2アイコンを見て、個別にアプリケーションプログラムを消去するか否かを判断して、消去する操作をしていた。
しかし、複数の第2アイコンが所定期間継続して表示された場合には、それらを第3アイコンとして、まとめて表示することも可能である。ユーザは、第3アイコンを選択することで、一括して消去操作をすることも可能である。
【0128】
変形例の第1の態様について、図11から図16を用いて説明する。
図11(a)は、記憶部301内のアイコン情報テーブル1101を示し、全てのアイコンは、第1アイコンであるAM1、BM1、AG1、BG11、CG1、DG1の状態で登録されている。
このような状態で、アイコン情報が、アイコン情報テーブル1101に登録されていると、図11(b)に示すように、画面106には、全てのアイコンが第1アイコンの態様で表示される。
【0129】
ゲームX、ゲームY、ゲームZ、ゲームWに該当するアプリケーションプログラムについて、アプリケーションプログラムが初めて実行されたか、実行されずに情報処理装置がシャットダウンされると、図12(a)に示すように、アイコン情報テーブル1201のゲームX、ゲームY、ゲームZ、ゲームWに対応するアイコンは、全て第2アイコンであるAG2、BG2、CG3、DG2の状態に更新される。
【0130】
アイコン情報テーブル1201のゲームX、ゲームY、ゲームZ、ゲームWに対応するアイコンが、全て第2アイコンに更新されると、図12(b)に示すように、画面106には、ゲームX、ゲームY、ゲームZ、ゲームWに対応するアイコンは、全て、第2アイコンに置き換えられて、小さく表示される。
【0131】
図12(b)に表示された第2アイコンであるAG、BG、CG、DGが、所定の期間表示される状態が継続すると、図13(a)のアイコン情報テーブル1301に示すように、4つのアプリケーションプログラムを包括削除するアプリケーションプログラムPが起動し、ゲームX、ゲームY、ゲームZ、ゲームWに対応するアイコンは全て第3アイコンであるPGに更新される。
【0132】
すなわち、図13(b)に示すように、ゲームX、ゲームY、ゲームZ、ゲームWに対応するアイコンとして、1つの第3アイコンPG1302が、画面106に表示される。
ユーザが第3アイコンであるアイコンPG1302を、タッチパネルを介して選択すると、図14(a)に示すように、画面106におけるアイコンPG1302が選択されたことを、アイコンPG1302の色を反転する等して、ユーザに認識させる。それと同時に、第3アイコンPG1302に対応するアプリケーションプログラムを消去するか、実行するかをユーザに選択させる消去アイコン701、実行アイコン702が、画面106に表示される。
そして、ユーザが消去することを選択した場合には、図14(b)に示すように、消去が選択されたことを、消去アイコン701の色が反転する等して、ユーザに認識させる。
【0133】
管理部304は、図15(a)のアイコン情報テーブル1501に示すように、消去アイコン701が選択された場合には、記憶部301のアイコン情報テーブル1501から、第3アイコPG及び第3アイコンに対応付けられる個々のアプリケーションプログラムゲームX、ゲームY、ゲームZ、ゲームWを消去する。
したがって、ユーザは、第3アイコンPG1302を、一回、クリックするだけで、ゲームX、ゲームY、ゲームZ、ゲームWに関するアプリケーションプログラムを全て消去することができる。そして、図15(b)に示すように、第3アイコン1302自体も画面から消去されることになる。
【0134】
管理部304は、ユーザが消去しないことを選択した場合には、実行部305に、アプリケーションプログラムを実行させる。
例えば、図14(b)において、実行アイコン702が選択された場合であり、図示はされていないが、実行アイコン702が選択されると、当該アイコンの色等が変更されて、当該アイコンが選択されたことが表示される。
【0135】
第3アイコン1302が選択されたのちには、第3アイコンを構成していた複数のアプリケーションプログラムに対応する複数の第2アイコンを、元の態様で表示し、その中からユーザは実行する第2アイコンを選択してもよい。すなわち、図12(b)に示すような態様で表示された第2アイコンAG、BG、CG、DGの中から、ユーザは実行したいアプリケーションプログラムを表示するアイコンを選択することができる。
また、第3アイコンを構成していた複数のアプリケーションプログラムに対応する複数の第1アイコンを、元の態様で表示し、その中からユーザは実行する第1アイコンを選択してもよい。すなわち、図11(b)に示すような態様で表示された第1アイコンAG、BG、CG、DGの中から、ユーザが実行したいアプリケーションプログラムを表示するアイコンを選択することができる。
そして、ユーザは、選択した第2アイコンまたは第1アイコンに対応するアプリケーションプログラム、例えばゲームプログラムを開始することができる。
【0136】
第3アイコンPG1302は、図13(b)に示すように、もとの第2アイコンを合体させたような形態にしてもよいし、全く新しい形態のアイコン、例えばフォルダのような形態のアイコンを一つ表示してもよい。
図13(b)に示した第3アイコンPG1302は、もとの四角形の第2アイコンを合体させて、1つの四角形を形成するような形態を採用しており、ユーザは、合体する前の個々のアイコンの種類がなにかを確認した上で、対応するプログラムを消去することができる。
【0137】
そして、第3アイコンPC1302は、予め定められ位置、例えば、画面の左端で、以前、第2アイコンAGがあった位置に表示されるように、記憶部301に座標位置が記憶されていてもよい。
【0138】
変形例の第2の態様について、図12、図16、及び図17を用いて説明する。
図16(a)は、図12(a)のアイコン情報テーブル1201に示す状態、すなわち、ゲームX、ゲームY、ゲームZ、ゲームWに対応するアイコンが、全て第2アイコンである状態から、ユーザが、ゲームWについて、所定回数消去しないことを選択した場合のアイコン情報テーブル1601の状態を示す。
図16(a)に示すように、ユーザが、ゲームWについて、所定回数消去しないことを選択した場合には、ゲームWに対応するアイコンは、第1アイコンDG1に更新される。したがって、図16(b)に示すように、画面106には、アイコンDGが、初期値のアイコンである第1アイコン1602として大きく表示される。
【0139】
この状態で、ゲームX、ゲームY、ゲームZに対応する第2アイコンAG、BG、CGが、所定の期間表示される状態が継続すると、図17(a)のアイコン情報テーブル1701に示すように、3つのアプリケーションプログラムを包括削除するアプリケーションプログラムQが起動し、ゲームX、ゲームY、ゲームZに対応するアイコンは全て第3アイコンであるQGに更新される。
【0140】
すると、図17(b)に示すように、ゲームX、ゲームY、ゲームZに対応するアイコンとして、1つの第3アイコンQG1702が、画面106に表示される。
したがって、ユーザは、第3アイコンQG1702を、一回、クリックするだけで、ゲームX、ゲームY、ゲームZに対応するアプリケーションプログラムを全て消去することができる。そして、当該アプリケーションプログラムが消去されたことにより、第3アイコンQG1702自体も画面から消去されることになる。
【0141】
第3アイコンQG1702は、図17(b)に示すように、元の第2アイコンを合体させたような形態にしてもよいし、全く新しい形態のアイコン、例えばフォルダのような形態のアイコンを一つ表示してもよい。
図17(b)に示す第3アイコンQG1702は、図13(b)に示す第3アイコンPG1302と同様に、元の第2アイコンAG、BG、CGの四角形のアイコンを合体させて、1つの四角形を形成する形態を採用している。
第3アイコンQC1702は、3つの第2アイコンを合体させて一つの四角形を形成しているので、4つ目の第2アイコンが入るべき部分が空白となっている。
これにより、ユーザは、いくつの第2アイコンを合体させた第3アイコンであるのかを容易に認識することができる。
3つのアイコンを包括消去できる第3アイコンとして、本実施態様において採用した形態以外にも、3つのアイコンを包括したことが認識できる形態であれば、どのような形態でもよい。
【0142】
第3アイコンPC1702は、予め定められ位置、例えば、画面の左端で、以前、第2アイコンAGがあった位置に表示されるように、記憶部301に座標位置が記憶されていてもよい。
【0143】
また、本実施態様においては、ゲームWに対応するアイコンは、第1アイコンDG1に更新されているので、画面106上では、図16(b)に示すように、第1アイコン1602として、大きな形態で表示される。
第1アイコン1602は、元の表示位置である右端に表示されるように、記憶部301に座標位置が記憶されていてもよい。
なお、図13及び図17に示された第3アイコン1302及び1702は、上述した位置に表示されることに限定されるものではなく、第3アイコンとして、ユーザに認識されるのであれば、上述した位置に限定されることはない。
【0144】
本実施形態において、消去しないことが選択された場合には、変形例の第1の態様で説明した方法と同様な方法で、合体前の第2アイコンあるいは第1アイコンに対応するアプリケーションプログラムを実行することができる。
【産業上の利用可能性】
【0145】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザに、プログラムの使用状態を、当該プログラムに対応するアイコンを介して、認識させるのに好適な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、ならびに、管理プログラムを提供することができる。
【符号の説明】
【0146】
100 携帯型端末機
101 無線通信部
102 通信コントローラ
103 サウンドアンプ
104 スピーカ
105 操作キー
106 画面
107 タッチパネル
108 加速度センサ
150 制御部
151 CPU
152 画像処理部
153 音声処理部
154 ROM
155 RAM
156 LCDコントローラ
157 タッチパネルコントローラ
300 情報処理装置
301 記憶部
302 表示部
303 受付部
304 管理部
305 実行部
306 更新部
401 第1アイコン
402 第2アイコン
403 第2アイコン
501 アイコン情報テーブル
601 アイコン情報テーブル
501aアプリケーションプログラムの内容
501bアイコンの種類
601 アイコン情報テーブル
601a アプリケーションプログラムの内容
601bアイコンの種類
701 消去アイコン
702 実行アイコン
801 アイコン情報テーブル
1101 アイコン情報テーブル
1201 アイコン情報テーブル
1301 アイコン情報テーブル
1302 第3アイコン
1501 アイコン情報テーブル
1601 アイコン情報テーブル
1602 第1アイコン
1701 アイコン情報テーブル
1702 第3アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プログラムと、当該プログラムに対応付けられるアイコンと、が記憶され、前記アイコンの初期値として、第1アイコンが記憶される記憶部、
前記記憶部に記憶されるプログラムに対応付けられて前記記憶部に記憶されるアイコンを、画面に表示する表示部、
前記画面に表示されたアイコンに対するユーザの選択を受け付ける受付部、
前記画面にアイコンとして表示された前記第1アイコンがユーザにより選択されると、前記プログラムを実行する実行部、
前記プログラムが初めて実行されると、前記アイコンとして、第2アイコンが記憶されるように、前記記憶部を更新する更新部、
前記画面にアイコンとして表示された前記第2アイコンが前記ユーザにより選択されると、前記プログラムを消去するか否かの指示を前記ユーザから受け付け、
(a)消去する旨の指示が受け付けられた場合、前記記憶部から前記プログラムを消去し、
(b)消去しない旨の指示が受け付けられた場合、前記実行部に、前記プログラムを実行させる管理部、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記アイコンは、前記画面内において、前記記憶部に記憶されるプログラムに対して定められる位置に表示される
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
前記ユーザから消去しない旨の指示が、前記管理部により、所定の回数受け付けられた場合、前記更新部は、前記アイコンとして、前記第1アイコンが記憶されるように、前記記憶部を更新する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1から3に記載のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記プログラムが実行されないまま、前記情報処理装置がシャットダウンされると、前記更新部は、前記アイコンとして、前記第2アイコンが記憶されるように、前記記憶部を更新する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記プログラムは、前記第1アイコンならびに前記第2アイコンとともに、コンピュータ読取可能な非一時的な情報記録媒体から読み出されて、前記記憶部に記憶される
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記第1アイコンと前記第2アイコンとは、大きさ、色彩、または形状が異なる
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
情報処理装置が、実行する情報処理方法であって、前記情報処理装置は、記憶部、表示部、受付部、実行部、更新部、管理部と、を有し、
記憶部には、プログラムと、当該プログラムに対応付けられるアイコンと、が記憶され、前記アイコンの初期値として、第1アイコンが記憶され、
表示部が、前記記憶部に記憶されるプログラムに対応付けられて前記記憶部に記憶されるアイコンを、画面に表示する表示工程、
受付部が、前記画面に表示されたアイコンに対するユーザの選択を受け付ける受付工程、
実行部が、前記画面にアイコンとして表示された前記第1アイコンがユーザにより選択されると、前記プログラムを実行する実行工程、
更新部が、前記プログラムが初めて実行されると、前記アイコンとして、第2アイコンが記憶されるように、前記記憶部を更新する更新工程、
管理部が、前記画面にアイコンとして表示された前記第2アイコンが前記ユーザにより選択されると、前記プログラムを消去するか否かの指示を前記ユーザから受け付け、
(a)消去する旨の指示が受け付けられた場合、前記記憶部から前記プログラムを消去し、
(b)消去しない旨の指示が受け付けられた場合、前記実行部に、前記プログラムを実行させる
管理工程からなることを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
コンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
前記プログラムと、当該プログラムに対応付けられるアイコンと、が記憶され、前記アイコンの初期値として、第1アイコンが記憶される記憶部、
前記記憶部に記憶されるプログラムに対応付けられて前記記憶部に記憶されるアイコンを、画面に表示する表示部、
前記画面に表示されたアイコンに対するユーザの選択を受け付ける受付部、
前記画面にアイコンとして表示された前記第1アイコンがユーザにより選択されると、前記プログラムを実行する実行部、
前記プログラムが初めて実行されると、前記アイコンとして、第2アイコンが記憶されるように、前記記憶部を更新する更新部、
前記画面にアイコンとして表示された前記第2アイコンが前記ユーザにより選択されると、前記プログラムを消去するか否かの指示を前記ユーザから受け付け、
(a)消去する旨の指示が受け付けられた場合、前記記憶部から前記プログラムを消去し、
(b)消去しない旨の指示が受け付けられた場合、前記実行部に、前記プログラムを実行させる
管理部
として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
コンピュータを、
アプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムに対応付けられるアプリケーションアイコンと、が記憶され、前記アプリケーションアイコンの初期値として、第1アイコンが記憶される記憶部、
前記記憶部に記憶されるアプリケーションプログラムに対応付けられて前記記憶部に記憶されるアプリケーションアイコンを、画面に表示する表示部、
前記画面に表示されたアプリケーションアイコンに対するユーザの選択を受け付ける受付部、
前記画面にアプリケーションアイコンとして表示された前記第1アイコンがユーザにより選択されると、前記アプリケーションプログラムを実行する実行部、
前記アプリケーションプログラムが初めて実行されると、前記アプリケーションアイコンとして、第2アイコンが記憶されるように、前記記憶部を更新する更新部、
前記画面にアプリケーションアイコンとして表示された前記第2アイコンが前記ユーザにより選択されると、前記アプリケーションプログラムを消去するか否かの指示を前記ユーザから受け付け、
(a)消去する旨の指示が受け付けられた場合、前記記憶部から前記アプリケーションプログラムを消去し、
(b)消去しない旨の指示が受け付けられた場合、前記実行部に、前記アプリケーションプログラムを実行させる
管理部
として機能させることを特徴とする管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2013−109528(P2013−109528A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−253184(P2011−253184)
【出願日】平成23年11月18日(2011.11.18)
【特許番号】特許第5161359号(P5161359)
【特許公報発行日】平成25年3月13日(2013.3.13)
【出願人】(506113602)株式会社コナミデジタルエンタテインメント (1,441)
【Fターム(参考)】