情報処理装置、情報処理方法、プログラム
【課題】 電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延等が生じた場合に、当該遅延等により配信が滞ったメールの送信者に対して適切に遅延等が生じた旨を通知する仕組みを提供すること
【解決手段】 電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得し、電子メール中継装置に対して計測メールを送信し、その計測メールを送信してから返信されるまでの時間差が、予め設定された時間を超える場合には、電子メール中継装置における処理に遅延が発生していると判断し、その旨を電子メールの送信者に通知する。
【解決手段】 電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得し、電子メール中継装置に対して計測メールを送信し、その計測メールを送信してから返信されるまでの時間差が、予め設定された時間を超える場合には、電子メール中継装置における処理に遅延が発生していると判断し、その旨を電子メールの送信者に通知する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子メールの配信の遅延等を監視し、通知する仕組みに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、迅速な情報伝達が可能である等のメリットから、主要な情報伝達の手段として電子メールが用いられている。また、日常生活や経済活動において電子メールは不可欠なものとなっている。
【0003】
このような状況であることから、電子メールシステムが停止したり、電子メールの配信に遅延が生じた場合には、日常生活や経済活動に大きな支障をきたすこととなる。
【0004】
特許文献1には、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延を監視するシステムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−58495号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の通り、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延が生じると、日常生活や経済活動に大きな支障をきたすこととなるため、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延が生じた場合には、迅速に停止や遅延を検知し、ユーザに通知する必要がある。
【0007】
そこで、本発明は、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延等が生じた場合に、当該遅延等により配信が滞ったメールの送信者に対して適切に遅延等が生じた旨を通知する仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知する情報処理装置であって、前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得手段と、前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信手段と、前記送信手段により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信手段と、前記送信手段により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録手段と、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する記憶手段と、前記送信時刻記録手段により記録された時刻から前記受信手段により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶手段に記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断手段と、前記遅延判断手段により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知し、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する情報処理装置による情報処理方法であって、前記情報処理装置のメール情報取得手段が、前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得工程と、前記情報処理装置の送信手段が、前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信工程と、前記情報処理装置の受信手段が、前記送信工程により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信工程と、前記情報処理装置の送信時刻記録手段が、前記送信工程により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録工程と、前記情報処理装置の遅延判断手段が、前記送信時刻記録工程により記録された時刻から前記受信工程により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断工程と、前記情報処理装置の遅延通知手段が、前記遅延判断工程により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知工程と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知し、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する情報処理装置において実行されるプログラムであって、前記情報処理装置を、前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得手段と、前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信手段と、前記送信手段により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信手段と、前記送信手段により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録手段と、前記送信時刻記録手段により記録された時刻から前記受信手段により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断手段と、前記遅延判断手段により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知手段として機能させることを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延等が生じた場合に、当該遅延等により配信が滞ったメールの送信者に対して適切に遅延等が生じた旨を通知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の情報処理システムの構成の一例を示す図である
【図2】図1のメールサーバ101、告知サーバ102、送信者端末103、受信者端末104、Webサーバ105として適用可能な情報処理装置のハードウエア構成の一例を示す図である
【図3】メールサーバ101が送信者端末103から送信された電子メールを受信した際の処理を示すフローチャート
【図4】告知サーバ102がメールサーバ101から転送された電子メールを受信した際の処理を示すフローチャート
【図5】告知サーバ102がメールサーバ101による処理に遅延が発生しているか否かを判断する処理を示すフローチャート
【図6】メールサーバ101が告知サーバ102から送信された計測メールを受信した際の処理を示すフローチャート
【図7】告知サーバ102が遅延告知メールを送信する際の処理を示すフローチャート
【図8】告知サーバ102によるステップS502に示す優先度分析処理を示すフローチャート
【図9】告知サーバ102によるステップS306に示す保持メールリフレッシュ処理を示すフローチャート
【図10】Webサーバ105が実行する告知コンテンツ表示処理を示すフローチャート
【図11】告知サーバに記憶されるステップS202で抽出された情報の一例を示すテーブル
【図12】ホワイトリストの一例を示すテーブル
【図13】ブラックリストの一例を示すテーブル
【図14】遅延が生じているか否かを判断するための基準の一例を示すテーブル
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【0015】
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、メールサーバ101、告知サーバ102、送信者端末103、受信者端末104、Webサーバ105から構成されている。
【0016】
以下、本発明の情報処理システムを構成する各装置について説明する。
【0017】
以下、図2を用いて、図1に示したメールサーバ101、告知サーバ102、送信者端末103、受信者端末104、Webサーバ105に適用可能な情報処理装置のハードウエア構成の一例について説明する。
【0018】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。
【0019】
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0020】
また、205は入力コントローラで、入力装置209等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置210への表示を制御する。なお、ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイに限られず、CRTディスプレイなどであっても良い。これらは必要に応じてクライアントが使用するものである。
【0021】
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0022】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN400)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0023】
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0024】
ハードウエア上で動作する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
【0025】
次に、図3を用いて、本発明の実施形態においてメールサーバ101が送信者端末103から送信された電子メールを受信したときに実行する処理について説明する。
【0026】
なお、図3のフローチャートで示す処理については、メールサーバ101のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0027】
ステップS101では、メールサーバ101のCPU201は、送信者端末103から送信された電子メールを受信する。
【0028】
ステップS102では、メールサーバ101のCPU201は、ステップS101で受信した電子メールを告知サーバ102へ転送する。本実施形態においては、ステップS101で受信した電子メールの複製物(コピーされた電子メール)が転送されるものとするが、単に電子メールを受信した旨の情報であってもよい。また、ステップS101で受信した電子メール自体はメールサーバ101に残るものとする。
【0029】
ステップS103では、メールサーバ101のCPU201は、ステップS101で受信した電子メールを当該電子メールの送信先に送信すべく中継する。
そして、本フローチャートに示す処理を終了する。
【0030】
次に、図4を用いて、本発明の実施形態において告知サーバ102がメールサーバ101から転送された電子メールを受信した際に実行する処理について説明する。
【0031】
なお、図4のフローチャートで示す処理については、告知サーバ102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0032】
ステップS201では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS102でメールサーバ101から転送された電子メールを受信する。
【0033】
ステップS202では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS201で受信した電子メールから情報を抽出する。具体的には、当該電子メールの送信者を識別する情報、メールサーバ101が当該電子メールを受信した時刻、遅延発生時の告知優先度を示す情報等を取得する。電子メールの送信者については、遅延発生時の告知メール送信先として使用し、受信時刻については、遅延が発生しているか否かを判断するために使用する。
【0034】
ステップS202では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS202で抽出した情報をDB(図11)に登録する。
【0035】
次に、図5を用いて、本発明の実施形態において告知サーバ102がメールサーバ101による処理に遅延が発生しているか否かを判断する処理について説明する。
【0036】
なお、図5のフローチャートで示す処理については、告知サーバ102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0037】
ステップS301では、告知サーバ102のCPU201は、メールサーバ101に対して、遅延をしているか否かを判断するための計測メールを送信する。なお、告知サーバ102は計測メールを送信した時刻を記録する。
【0038】
ステップS302では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS301で送信し、ステップS402でメールサーバ101から返送された計測メールを受信する。なお、告知サーバ102は計測メールを受信した時刻を記録する。
【0039】
ステップS303では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS301で計測メールを送信した時刻と、ステップS302で計測メールを受信した時刻との時間差からメール配信処理に遅延が生じているか否かを判断する。
【0040】
なお、遅延が生じているか否かについては、図14に示すテーブルを用いて判断する。例えば、図14の例では、0時〜8時の間は当該時間差が30分以上ある場合には遅延が生じていると判断される。また、8時〜18時の間は当該時間差が5分以上ある場合には遅延が生じていると判断される。また、18時〜24時の間は当該時間差が30分以上ある場合に遅延が生じていると判断される。
【0041】
また、遅延が生じているか否かの判断については、計測メールを送信から受信までの時間差により判断するだけでなく、計測メールを送信してからの経過時間が予め設定された時間を超えた場合には遅延が発生していると判断されるように行使しても良い。すなわち、計測メールの受信を待つことなく遅延が生じていると判断できるように構成しても良い。
【0042】
このように、時間帯によって遅延判断の基準を異ならせることで、告知サーバ102の負荷を低減させるとともに、ユーザに対しても適切な遅延情報の提供をすることが可能となる。
【0043】
遅延が生じていると判断された場合(ステップS303:YES)は、処理をステップS304に移行する。
【0044】
遅延が生じていないと判断された場合(ステップS303:NO)は、処理をステップS306に移行する。
【0045】
ステップS304では、告知サーバ102のCPU201は、Webサーバ105に対して遅延シグナルを発信する。遅延シグナルが発信された場合のWebサーバ105の処理については、図10を用いて後述する。
【0046】
ステップS305では、告知サーバ102のCPU201は、図7のフローチャートで示す遅延告知メール送信処理を実行する。遅延告知メール送信処理の詳細については、図7を用いて後述する。
【0047】
ステップS306では、告知サーバ102のCPU201は、図9のフローチャートで示す保持メールリフレッシュ処理を実行する。保持メールリフレッシュ処理の詳細については、図9を用いて後述する。
【0048】
次に、図6を用いて、本発明の実施形態においてメールサーバ101が告知サーバ102から送信された計測メールを受信した際の処理について説明する。
【0049】
なお、図6のフローチャートで示す処理については、メールサーバ101のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0050】
ステップS401では、メールサーバ101のCPU201は、ステップS301で告知サーバ102から送信された計測メールを受信する。
【0051】
ステップS402では、メールサーバ101のCPU201は、ステップS401で受信した計測メールを告知サーバ102に対して返送する。
【0052】
なお、ステップS401およびステップS402に示す処理は、図3のステップS101およびステップS103に示す処理と同様である。
【0053】
次に、図7を用いて、本発明の実施形態において告知サーバ102により実行されるステップS305に示す遅延告知メール送信処理について説明する。
【0054】
なお、図7のフローチャートで示す処理については、メールサーバ101のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0055】
ステップS501では、告知サーバ102のCPU201は、DB(図11)に登録された情報のうち、最も登録されてから時間が経過している情報を取得する。
【0056】
ステップS502では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS501で取得した情報から、当該情報にかかる電子メールについての告知優先度の分析をする。この優先度分析処理については、図8に示すフローチャートを用いて後述する。
【0057】
ステップS503では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS502で優先度を分析した情報が、図11に示すDBに登録された情報のうち最後の情報であるか否かを判断する。
【0058】
最後であると判断された場合(ステップS503:YES)は、処理をステップS505に移行する。
【0059】
最後ではないと判断された場合(ステップS503:NO)は、処理をステップS504に移行する。
【0060】
ステップS504では、告知サーバ102のCPU201は、次の情報を取得し、当該情報について優先度分析処理(ステップS502)を実行する。
【0061】
ステップS505では、告知サーバ102のCPU201は、図11に示すテーブルに登録された情報をステップS502で分析した優先度によってソートする。
【0062】
ステップS506では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS505でソートされた順番に遅延している旨を当該情報にかかる電子メールの送信元(当該電子メールを送信した送信者端末103)に対して送信する。
【0063】
ステップS507では、告知サーバ102のCPU201は、図11に示すテーブルからステップS506で遅延している旨を送信した電子メールに関する情報を削除する。
【0064】
次に、図8を用いて、本発明の実施形態における図7のステップS502に示す優先度分析処理の詳細について説明する。
【0065】
なお、図8のフローチャートで示す処理については、告知サーバ102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0066】
ステップS601では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS501で取得した情報にかかる電子メールの送信元がブラックリスト(図13)に登録されているか否かを判断する。
【0067】
ブラックリストに登録されていると判断された場合(ステップS601:YES)は、処理をステップS604に移行する。
【0068】
ブラックリストに登録されていないと判断された場合(ステップS601:NO)は、処理をステップS602に移行する。
【0069】
ステップS602では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS501で取得した情報にかかる電子メールの送信元がホワイトリスト(図12)に登録されているか否かを判断する。
【0070】
ホワイトリストに登録されていると判断された場合(ステップS602:YES)は、処理をステップS603に移行する。
【0071】
ホワイトリストに登録されていないと判断された場合(ステップS602:NO)は、本フローチャートに示す処理を終了する。
【0072】
ステップS603では、告知サーバ102のCPU201は、ホワイトリストに登録されている書き換え優先度に従って、当該情報の優先度の書き換えを行う。
【0073】
ステップS604では、告知サーバ102のCPU201は、優先度を最低(遅延している旨を通知しないレベル)に設定する。すなわち、ブラックリストに登録されている送信元に対して遅延している旨を通知することは、当該送信元の目的(大量のメールを送りつけて処理を遅延させる等)が達成されていることを認めるものであり、今以上に迷惑メールが送信されるといった事態を引き起こす原因となりかねない。そのため、ステップS604による処理が実行されることによりブラックリストに登録されている送信元に対して、遅延している旨の通知をしないことが可能となり、被害の拡大を防ぐことができるようになる。
【0074】
次に、図9を用いて、本発明の実施形態における図5のステップS306に示す処理の詳細について説明する。
【0075】
なお、図9のフローチャートで示す処理については、告知サーバ102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0076】
ステップS701では、告知サーバ102のCPU201は、DB(図11)に登録された情報のうち、最も登録されてからの時間が経過している情報を取得する。
【0077】
ステップS702では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS701で取得した情報がDBに登録されてから所定の時間(例えば、図14に示す遅延が生じているか否かを判断するための時間を用いても良い)を経過したか否かを判断する。
【0078】
所定時間を経過している場合(ステップS702:YES)は、処理をステップS703に移行する。
【0079】
所定時間を経過していない場合(ステップS702:NO)は、処理をステップS704に移行する。
【0080】
ステップS703では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS702で所定時間が経過したと判断された電子メールを削除する。これにより、遅延が発生していない場合には、DBに登録されてから所定時間が経過した場合に、当該情報が削除される。
【0081】
ステップS704では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS701で取得した電子メールが最後のメールであるか否かを判断する。
【0082】
次に、図10を用いて、本発明の実施形態においてWebサーバ105が実行する告知コンテンツ表示処理について説明する。
【0083】
なお、図10のフローチャートで示す処理については、Webサーバ105のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0084】
ステップS801では、Webサーバ105のCPU201は、告知サーバ102による遅延シグナルが発信されているか否かを判断する。
【0085】
遅延シグナルが発信されていると判断された場合(ステップS801:YES)は、処理をステップS802に移行する。
【0086】
遅延シグナルが発信されていないと判断された場合(ステップS801:NO)は、処理をステップS803に移行する。
【0087】
ステップS802では、Webサーバ105のCPU201は、遅延が発生している旨のコンテンツを表示する。
【0088】
ステップS803では、Webサーバ105のCPU201は、遅延発生を告知するコンテンツの表示は行わず、また既に遅延発生を告知するコンテンツが表示されている場合は、当該コンテンツを削除する。
【0089】
以上の処理により、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延等が生じた場合に、当該遅延等により配信が滞ったメールの送信者に対して適切に遅延等が生じた旨を通知することが可能となる。
【0090】
例えば、遅延等が発生した時間帯に応じて、遅延等が発生した旨を通知する基準(どの程度の遅延が発生したら通知するか)を異ならせることにより、電子メールシステムに加える負荷を低減しつつ、遅延等が発生したことを通知することが可能となる。
【0091】
また、遅延等が発生した旨の通知について優先度を設定することで、優先的に通知すべき送信元に対しては遅延等の発生を優先的に通知することができ、逆に例えば、いわゆるスパムメール等のように当該電子メールの送信元に対して情報提供をすべきでない場合には、遅延等が発生した旨の通知をしないように構成することが可能となる。
【0092】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
【0093】
また、本発明におけるプログラムは、図3〜図10の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは図3〜図10の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0094】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0095】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0096】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
【0097】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0098】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0099】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を当該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0100】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0101】
101 メールサーバ
102 告知サーバ
103 送信者端末
104 受信者端末
105 Webサーバ
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子メールの配信の遅延等を監視し、通知する仕組みに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、迅速な情報伝達が可能である等のメリットから、主要な情報伝達の手段として電子メールが用いられている。また、日常生活や経済活動において電子メールは不可欠なものとなっている。
【0003】
このような状況であることから、電子メールシステムが停止したり、電子メールの配信に遅延が生じた場合には、日常生活や経済活動に大きな支障をきたすこととなる。
【0004】
特許文献1には、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延を監視するシステムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−58495号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の通り、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延が生じると、日常生活や経済活動に大きな支障をきたすこととなるため、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延が生じた場合には、迅速に停止や遅延を検知し、ユーザに通知する必要がある。
【0007】
そこで、本発明は、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延等が生じた場合に、当該遅延等により配信が滞ったメールの送信者に対して適切に遅延等が生じた旨を通知する仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知する情報処理装置であって、前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得手段と、前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信手段と、前記送信手段により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信手段と、前記送信手段により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録手段と、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する記憶手段と、前記送信時刻記録手段により記録された時刻から前記受信手段により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶手段に記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断手段と、前記遅延判断手段により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知し、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する情報処理装置による情報処理方法であって、前記情報処理装置のメール情報取得手段が、前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得工程と、前記情報処理装置の送信手段が、前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信工程と、前記情報処理装置の受信手段が、前記送信工程により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信工程と、前記情報処理装置の送信時刻記録手段が、前記送信工程により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録工程と、前記情報処理装置の遅延判断手段が、前記送信時刻記録工程により記録された時刻から前記受信工程により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断工程と、前記情報処理装置の遅延通知手段が、前記遅延判断工程により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知工程と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知し、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する情報処理装置において実行されるプログラムであって、前記情報処理装置を、前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得手段と、前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信手段と、前記送信手段により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信手段と、前記送信手段により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録手段と、前記送信時刻記録手段により記録された時刻から前記受信手段により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断手段と、前記遅延判断手段により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知手段として機能させることを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延等が生じた場合に、当該遅延等により配信が滞ったメールの送信者に対して適切に遅延等が生じた旨を通知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の情報処理システムの構成の一例を示す図である
【図2】図1のメールサーバ101、告知サーバ102、送信者端末103、受信者端末104、Webサーバ105として適用可能な情報処理装置のハードウエア構成の一例を示す図である
【図3】メールサーバ101が送信者端末103から送信された電子メールを受信した際の処理を示すフローチャート
【図4】告知サーバ102がメールサーバ101から転送された電子メールを受信した際の処理を示すフローチャート
【図5】告知サーバ102がメールサーバ101による処理に遅延が発生しているか否かを判断する処理を示すフローチャート
【図6】メールサーバ101が告知サーバ102から送信された計測メールを受信した際の処理を示すフローチャート
【図7】告知サーバ102が遅延告知メールを送信する際の処理を示すフローチャート
【図8】告知サーバ102によるステップS502に示す優先度分析処理を示すフローチャート
【図9】告知サーバ102によるステップS306に示す保持メールリフレッシュ処理を示すフローチャート
【図10】Webサーバ105が実行する告知コンテンツ表示処理を示すフローチャート
【図11】告知サーバに記憶されるステップS202で抽出された情報の一例を示すテーブル
【図12】ホワイトリストの一例を示すテーブル
【図13】ブラックリストの一例を示すテーブル
【図14】遅延が生じているか否かを判断するための基準の一例を示すテーブル
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【0015】
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、メールサーバ101、告知サーバ102、送信者端末103、受信者端末104、Webサーバ105から構成されている。
【0016】
以下、本発明の情報処理システムを構成する各装置について説明する。
【0017】
以下、図2を用いて、図1に示したメールサーバ101、告知サーバ102、送信者端末103、受信者端末104、Webサーバ105に適用可能な情報処理装置のハードウエア構成の一例について説明する。
【0018】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。
【0019】
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0020】
また、205は入力コントローラで、入力装置209等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置210への表示を制御する。なお、ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイに限られず、CRTディスプレイなどであっても良い。これらは必要に応じてクライアントが使用するものである。
【0021】
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0022】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN400)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0023】
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0024】
ハードウエア上で動作する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
【0025】
次に、図3を用いて、本発明の実施形態においてメールサーバ101が送信者端末103から送信された電子メールを受信したときに実行する処理について説明する。
【0026】
なお、図3のフローチャートで示す処理については、メールサーバ101のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0027】
ステップS101では、メールサーバ101のCPU201は、送信者端末103から送信された電子メールを受信する。
【0028】
ステップS102では、メールサーバ101のCPU201は、ステップS101で受信した電子メールを告知サーバ102へ転送する。本実施形態においては、ステップS101で受信した電子メールの複製物(コピーされた電子メール)が転送されるものとするが、単に電子メールを受信した旨の情報であってもよい。また、ステップS101で受信した電子メール自体はメールサーバ101に残るものとする。
【0029】
ステップS103では、メールサーバ101のCPU201は、ステップS101で受信した電子メールを当該電子メールの送信先に送信すべく中継する。
そして、本フローチャートに示す処理を終了する。
【0030】
次に、図4を用いて、本発明の実施形態において告知サーバ102がメールサーバ101から転送された電子メールを受信した際に実行する処理について説明する。
【0031】
なお、図4のフローチャートで示す処理については、告知サーバ102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0032】
ステップS201では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS102でメールサーバ101から転送された電子メールを受信する。
【0033】
ステップS202では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS201で受信した電子メールから情報を抽出する。具体的には、当該電子メールの送信者を識別する情報、メールサーバ101が当該電子メールを受信した時刻、遅延発生時の告知優先度を示す情報等を取得する。電子メールの送信者については、遅延発生時の告知メール送信先として使用し、受信時刻については、遅延が発生しているか否かを判断するために使用する。
【0034】
ステップS202では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS202で抽出した情報をDB(図11)に登録する。
【0035】
次に、図5を用いて、本発明の実施形態において告知サーバ102がメールサーバ101による処理に遅延が発生しているか否かを判断する処理について説明する。
【0036】
なお、図5のフローチャートで示す処理については、告知サーバ102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0037】
ステップS301では、告知サーバ102のCPU201は、メールサーバ101に対して、遅延をしているか否かを判断するための計測メールを送信する。なお、告知サーバ102は計測メールを送信した時刻を記録する。
【0038】
ステップS302では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS301で送信し、ステップS402でメールサーバ101から返送された計測メールを受信する。なお、告知サーバ102は計測メールを受信した時刻を記録する。
【0039】
ステップS303では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS301で計測メールを送信した時刻と、ステップS302で計測メールを受信した時刻との時間差からメール配信処理に遅延が生じているか否かを判断する。
【0040】
なお、遅延が生じているか否かについては、図14に示すテーブルを用いて判断する。例えば、図14の例では、0時〜8時の間は当該時間差が30分以上ある場合には遅延が生じていると判断される。また、8時〜18時の間は当該時間差が5分以上ある場合には遅延が生じていると判断される。また、18時〜24時の間は当該時間差が30分以上ある場合に遅延が生じていると判断される。
【0041】
また、遅延が生じているか否かの判断については、計測メールを送信から受信までの時間差により判断するだけでなく、計測メールを送信してからの経過時間が予め設定された時間を超えた場合には遅延が発生していると判断されるように行使しても良い。すなわち、計測メールの受信を待つことなく遅延が生じていると判断できるように構成しても良い。
【0042】
このように、時間帯によって遅延判断の基準を異ならせることで、告知サーバ102の負荷を低減させるとともに、ユーザに対しても適切な遅延情報の提供をすることが可能となる。
【0043】
遅延が生じていると判断された場合(ステップS303:YES)は、処理をステップS304に移行する。
【0044】
遅延が生じていないと判断された場合(ステップS303:NO)は、処理をステップS306に移行する。
【0045】
ステップS304では、告知サーバ102のCPU201は、Webサーバ105に対して遅延シグナルを発信する。遅延シグナルが発信された場合のWebサーバ105の処理については、図10を用いて後述する。
【0046】
ステップS305では、告知サーバ102のCPU201は、図7のフローチャートで示す遅延告知メール送信処理を実行する。遅延告知メール送信処理の詳細については、図7を用いて後述する。
【0047】
ステップS306では、告知サーバ102のCPU201は、図9のフローチャートで示す保持メールリフレッシュ処理を実行する。保持メールリフレッシュ処理の詳細については、図9を用いて後述する。
【0048】
次に、図6を用いて、本発明の実施形態においてメールサーバ101が告知サーバ102から送信された計測メールを受信した際の処理について説明する。
【0049】
なお、図6のフローチャートで示す処理については、メールサーバ101のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0050】
ステップS401では、メールサーバ101のCPU201は、ステップS301で告知サーバ102から送信された計測メールを受信する。
【0051】
ステップS402では、メールサーバ101のCPU201は、ステップS401で受信した計測メールを告知サーバ102に対して返送する。
【0052】
なお、ステップS401およびステップS402に示す処理は、図3のステップS101およびステップS103に示す処理と同様である。
【0053】
次に、図7を用いて、本発明の実施形態において告知サーバ102により実行されるステップS305に示す遅延告知メール送信処理について説明する。
【0054】
なお、図7のフローチャートで示す処理については、メールサーバ101のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0055】
ステップS501では、告知サーバ102のCPU201は、DB(図11)に登録された情報のうち、最も登録されてから時間が経過している情報を取得する。
【0056】
ステップS502では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS501で取得した情報から、当該情報にかかる電子メールについての告知優先度の分析をする。この優先度分析処理については、図8に示すフローチャートを用いて後述する。
【0057】
ステップS503では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS502で優先度を分析した情報が、図11に示すDBに登録された情報のうち最後の情報であるか否かを判断する。
【0058】
最後であると判断された場合(ステップS503:YES)は、処理をステップS505に移行する。
【0059】
最後ではないと判断された場合(ステップS503:NO)は、処理をステップS504に移行する。
【0060】
ステップS504では、告知サーバ102のCPU201は、次の情報を取得し、当該情報について優先度分析処理(ステップS502)を実行する。
【0061】
ステップS505では、告知サーバ102のCPU201は、図11に示すテーブルに登録された情報をステップS502で分析した優先度によってソートする。
【0062】
ステップS506では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS505でソートされた順番に遅延している旨を当該情報にかかる電子メールの送信元(当該電子メールを送信した送信者端末103)に対して送信する。
【0063】
ステップS507では、告知サーバ102のCPU201は、図11に示すテーブルからステップS506で遅延している旨を送信した電子メールに関する情報を削除する。
【0064】
次に、図8を用いて、本発明の実施形態における図7のステップS502に示す優先度分析処理の詳細について説明する。
【0065】
なお、図8のフローチャートで示す処理については、告知サーバ102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0066】
ステップS601では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS501で取得した情報にかかる電子メールの送信元がブラックリスト(図13)に登録されているか否かを判断する。
【0067】
ブラックリストに登録されていると判断された場合(ステップS601:YES)は、処理をステップS604に移行する。
【0068】
ブラックリストに登録されていないと判断された場合(ステップS601:NO)は、処理をステップS602に移行する。
【0069】
ステップS602では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS501で取得した情報にかかる電子メールの送信元がホワイトリスト(図12)に登録されているか否かを判断する。
【0070】
ホワイトリストに登録されていると判断された場合(ステップS602:YES)は、処理をステップS603に移行する。
【0071】
ホワイトリストに登録されていないと判断された場合(ステップS602:NO)は、本フローチャートに示す処理を終了する。
【0072】
ステップS603では、告知サーバ102のCPU201は、ホワイトリストに登録されている書き換え優先度に従って、当該情報の優先度の書き換えを行う。
【0073】
ステップS604では、告知サーバ102のCPU201は、優先度を最低(遅延している旨を通知しないレベル)に設定する。すなわち、ブラックリストに登録されている送信元に対して遅延している旨を通知することは、当該送信元の目的(大量のメールを送りつけて処理を遅延させる等)が達成されていることを認めるものであり、今以上に迷惑メールが送信されるといった事態を引き起こす原因となりかねない。そのため、ステップS604による処理が実行されることによりブラックリストに登録されている送信元に対して、遅延している旨の通知をしないことが可能となり、被害の拡大を防ぐことができるようになる。
【0074】
次に、図9を用いて、本発明の実施形態における図5のステップS306に示す処理の詳細について説明する。
【0075】
なお、図9のフローチャートで示す処理については、告知サーバ102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0076】
ステップS701では、告知サーバ102のCPU201は、DB(図11)に登録された情報のうち、最も登録されてからの時間が経過している情報を取得する。
【0077】
ステップS702では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS701で取得した情報がDBに登録されてから所定の時間(例えば、図14に示す遅延が生じているか否かを判断するための時間を用いても良い)を経過したか否かを判断する。
【0078】
所定時間を経過している場合(ステップS702:YES)は、処理をステップS703に移行する。
【0079】
所定時間を経過していない場合(ステップS702:NO)は、処理をステップS704に移行する。
【0080】
ステップS703では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS702で所定時間が経過したと判断された電子メールを削除する。これにより、遅延が発生していない場合には、DBに登録されてから所定時間が経過した場合に、当該情報が削除される。
【0081】
ステップS704では、告知サーバ102のCPU201は、ステップS701で取得した電子メールが最後のメールであるか否かを判断する。
【0082】
次に、図10を用いて、本発明の実施形態においてWebサーバ105が実行する告知コンテンツ表示処理について説明する。
【0083】
なお、図10のフローチャートで示す処理については、Webサーバ105のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0084】
ステップS801では、Webサーバ105のCPU201は、告知サーバ102による遅延シグナルが発信されているか否かを判断する。
【0085】
遅延シグナルが発信されていると判断された場合(ステップS801:YES)は、処理をステップS802に移行する。
【0086】
遅延シグナルが発信されていないと判断された場合(ステップS801:NO)は、処理をステップS803に移行する。
【0087】
ステップS802では、Webサーバ105のCPU201は、遅延が発生している旨のコンテンツを表示する。
【0088】
ステップS803では、Webサーバ105のCPU201は、遅延発生を告知するコンテンツの表示は行わず、また既に遅延発生を告知するコンテンツが表示されている場合は、当該コンテンツを削除する。
【0089】
以上の処理により、電子メールシステムの停止や電子メールの配信遅延等が生じた場合に、当該遅延等により配信が滞ったメールの送信者に対して適切に遅延等が生じた旨を通知することが可能となる。
【0090】
例えば、遅延等が発生した時間帯に応じて、遅延等が発生した旨を通知する基準(どの程度の遅延が発生したら通知するか)を異ならせることにより、電子メールシステムに加える負荷を低減しつつ、遅延等が発生したことを通知することが可能となる。
【0091】
また、遅延等が発生した旨の通知について優先度を設定することで、優先的に通知すべき送信元に対しては遅延等の発生を優先的に通知することができ、逆に例えば、いわゆるスパムメール等のように当該電子メールの送信元に対して情報提供をすべきでない場合には、遅延等が発生した旨の通知をしないように構成することが可能となる。
【0092】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
【0093】
また、本発明におけるプログラムは、図3〜図10の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは図3〜図10の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0094】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0095】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0096】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
【0097】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0098】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0099】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を当該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0100】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0101】
101 メールサーバ
102 告知サーバ
103 送信者端末
104 受信者端末
105 Webサーバ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知する情報処理装置であって、
前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得手段と、
前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信手段と、
前記送信手段により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信手段と、
前記送信手段により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録手段と、
前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する記憶手段と、
前記送信時刻記録手段により記録された時刻から前記受信手段により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶手段に記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断手段と、
前記遅延判断手段により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記記憶手段は、さらに、前記遅延通知手段による通知を行わない送信元を記憶することを特徴とし、
前記遅延通知手段は、前記記憶手段に記憶された通知を行わない送信元に対しては、前記遅延が発生している旨の通知を行わないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記憶手段は、さらに、前記遅延通知手段による通知を優先的に行う送信元を記憶し、
前記遅延通知手段は、さらに、前記記憶手段に記憶された通知を優先的に行う送信元に対する通知を優先的に行うことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記記憶手段に記憶された電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間は、前記電子メール中継装置が電子メールを受信した時刻によって異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子メール中継装置。
【請求項5】
受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知し、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する情報処理装置による情報処理方法であって、
前記情報処理装置のメール情報取得手段が、前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得工程と、
前記情報処理装置の送信手段が、前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信工程と、
前記情報処理装置の受信手段が、前記送信工程により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信工程と、
前記情報処理装置の送信時刻記録手段が、前記送信工程により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録工程と、
前記情報処理装置の遅延判断手段が、前記送信時刻記録工程により記録された時刻から前記受信工程により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断工程と、
前記情報処理装置の遅延通知手段が、前記遅延判断工程により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知工程と、
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知し、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する情報処理装置において実行されるプログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得手段と、
前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信手段と、
前記送信手段により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信手段と、
前記送信手段により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録手段と、
前記送信時刻記録手段により記録された時刻から前記受信手段により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断手段と、
前記遅延判断手段により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知手段として機能させることを備えることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知する情報処理装置であって、
前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得手段と、
前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信手段と、
前記送信手段により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信手段と、
前記送信手段により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録手段と、
前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する記憶手段と、
前記送信時刻記録手段により記録された時刻から前記受信手段により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶手段に記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断手段と、
前記遅延判断手段により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記記憶手段は、さらに、前記遅延通知手段による通知を行わない送信元を記憶することを特徴とし、
前記遅延通知手段は、前記記憶手段に記憶された通知を行わない送信元に対しては、前記遅延が発生している旨の通知を行わないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記憶手段は、さらに、前記遅延通知手段による通知を優先的に行う送信元を記憶し、
前記遅延通知手段は、さらに、前記記憶手段に記憶された通知を優先的に行う送信元に対する通知を優先的に行うことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記記憶手段に記憶された電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間は、前記電子メール中継装置が電子メールを受信した時刻によって異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子メール中継装置。
【請求項5】
受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知し、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する情報処理装置による情報処理方法であって、
前記情報処理装置のメール情報取得手段が、前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得工程と、
前記情報処理装置の送信手段が、前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信工程と、
前記情報処理装置の受信手段が、前記送信工程により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信工程と、
前記情報処理装置の送信時刻記録手段が、前記送信工程により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録工程と、
前記情報処理装置の遅延判断手段が、前記送信時刻記録工程により記録された時刻から前記受信工程により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断工程と、
前記情報処理装置の遅延通知手段が、前記遅延判断工程により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知工程と、
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
受信した電子メールを当該電子メールに設定された宛先に送信する電子メール中継装置における障害を検知し、前記電子メール中継装置による電子メールの送信処理に遅延が発生しているか否かを判断するための時間を記憶する情報処理装置において実行されるプログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記電子メール中継装置が受信した電子メールにかかる情報を取得するメール情報取得手段と、
前記電子メール中継装置に対して電子メールを送信する送信手段と、
前記送信手段により送信した電子メールを前記電子メール中継装置から受信する受信手段と、
前記送信手段により電子メールを送信した時刻を記録する送信時刻記録手段と、
前記送信時刻記録手段により記録された時刻から前記受信手段により電子メールを受信するまでの時間が前記記憶された時間を超えるか否かを判断する遅延判断手段と、
前記遅延判断手段により遅延が発生していると判断された場合、送信が遅延している電子メールの送信元に対して、遅延が発生している旨を通知する遅延通知手段として機能させることを備えることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2013−30126(P2013−30126A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−167494(P2011−167494)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(592135203)キヤノンITソリューションズ株式会社 (528)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(592135203)キヤノンITソリューションズ株式会社 (528)
【Fターム(参考)】
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