説明

情報処理装置

【課題】リモコンからのコマンドの開始と終了を適切に受け取ることが困難な状況であっても、リモコンからのコマンドを好適に解釈することができるようにする。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機1においては、リモコンコマンド送受信部24は、メディアプレイヤの第1の再生状態のときに対向機器からリモコンコマンドを受信し、リモコンコマンド解析部25は受信されたリモコンコマンドを解析し、リモコンコマンド通知部26は、受信されたリモコンコマンドを所定のアプリケーションプログラムに通知し、再生状態の変更指示の開始を示すリモコンコマンドを所定のアプリケーションプログラムに通知した後に、リモコンコマンドを受信することができない状況が発生した場合、対となる再生状態の変更指示の終了を示すリモコンコマンドを所定のアプリケーションプログラムに通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置に係り、特に、メディアプレイヤを対向機器のリモコンにより制御することができるようにした情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子機器などに適用することができる無線通信技術として例えばブルートゥース(Bluetooth(登録商標))が知られている。このブルートゥースの無線通信技術を用いれば、携帯電話機などの携帯情報端末や携帯型音楽再生機から、オーディオケーブルを用いることなく、例えばヘッドセットなどの対向機器にオーディオデータを転送することができる。
【0003】
オーディオデータの伝送用のプロファイルとして、例えば"Advanced Audio Distribution Profile(A2DP)"(非特許文献1)や"Generic Audio/Video Distribution Profile"(非特許文献2)などが知られている。これらは、ブルートゥース接続された機器間でオーディオデータをリアルタイムにストリーミング転送を行うための規格である。
【0004】
例えば携帯電話機などの携帯情報端末や携帯型音楽再生機では、オーディオデータをSBC(Sub Band Coding)、MP3(MPEG1 Audio Layer-3)、ATRAC(Advanced Transform Acoustic Coding)3などの形式により圧縮してパケット単位で転送する。一方、スピーカやヘッドセットなどの対向機器では、すべてのパケットを受信するのを待たずに、データの受信と同時にその再生を行なう。これにより、ユーザは、携帯情報端末や携帯型音楽再生機などからの音をほぼリアルタイムに、スピーカやヘッドセットなどの対向機器において聴くことが可能となる。
【0005】
最近では、ブルートゥースを用いてオーディオデータ(音声ファイル形式のデータ)を再生する技術として、音楽再生装置に記録されている複数の音声ファイルから任意のファイルを特定して再生することができるように、携帯電話機から操作することができる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0006】
また、例えば携帯電話機からヘッドセットなどの対向機器にオーディオデータをブルートゥースを用いて転送する場合に、対向機器に予め設けられたリモコンによりコマンドを携帯電話機に送信することで、オーディオデータの転送や再生・停止などを制御するAVリモコンサービスに関する技術も提案されている。このAVリモコンサービスに関する技術については、"AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)"(非特許文献3)の規格によってその仕様が規定されている。
【0007】
このAVRCPは、AVリモコンコマンドのためのパケットフォーマットを規定したものであり、リモコンコマンドの解釈や運用方法などに関して規定していない。そのため、AVリモコンサービスに関する技術については、携帯電話機などの実装に依存している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−94448号公報
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】Advanced Audio Distribution Profile(Bluetooth SIG)
【非特許文献2】Generic Audio/Video Distribution Profile(Bluetooth SIG)
【非特許文献3】Audio/Video Remote Control Profile(Bluetooth SIG)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
一般に、メディアプレイヤをリモコンにより制御する対向機器には、例えば"play"や"pause"などの1つ1つのコマンドが異なるボタンに割り当てられているものと、例えば"play"や"pause"などの複数のコマンドが同一のボタンに割り当てられておりトグル動作するものとが存在する。
【0011】
前者において対向機器に予め設けられたリモコンからコマンドを携帯電話機に送信する場合、例えばそのコマンドが「Playコマンド」のときには、ユーザが「Playコマンド」を指示するPlayボタンを押下した時点で"Play-Press"のコマンドがリモコンから送出され、ユーザがPlayボタンを離した時点で"Play-Release"のコマンドが送出されてくる。
【0012】
後者の場合には、一般的に、例えば"forward"と"fastforward"のコマンドが同一のボタンに割り当てられた上で、それぞれ、ユーザによりそのボタンが短押しされたときに"forward"のコマンド(曲送りのコマンド)であると解釈されるとともに、ユーザによりそのボタンが短押しされたときに"fastforward"のコマンド(早送りのコマンド)であると解釈される。
【0013】
具体的には、ユーザにより"forward"と"fastforward"のコマンドが割り当てられたボタンが押下されると、そのボタンの押下の時点で"forward−press(またはfastforward−press)"のコマンドがリモコンから送出されるとともに、ボタンの押下の解放の時点で"forward−release(またはfastforward−release)"のコマンドがリモコンから送出される。そのボタンの押下とその押下の解放に対応する"forward−press(またはfastforward−press)"と"forward−release(またはfastforward−release)"の間隔をチェックすることによりボタンの短押しであるか長押しであるかを携帯電話機側にて判断する。すなわち、"forward−press(またはfastforward−press)"のコマンドを受け取ってから、所定の時間以内に"forward−release(またはfastforward−release)"のコマンドを受け取れば短押しと判断し、所定の時間以内に"forward−release(またはfastforward−release)"のコマンドを受け取れることができなければ長押しと判断する。
【0014】
そして、短押しであると判断された場合、対向機器から受信されたコマンドが"forward"のコマンド(曲送りのコマンド)であると解釈され、一方、長押しであると判断された場合、対向機器から受信されたコマンドが"fastforward"のコマンド(早送りのコマンド)であると解釈される。
【0015】
このように、いずれのタイプのリモコンを備えた対向機器を用いた場合であっても、一般的に、例えば"fastforward−press"と"fastforward−release"などのような対となるコマンドの開始と終了をリモコンから受け取ることで、リモコンからのコマンドが解釈される。
【0016】
しかしながら、携帯電話機と対向機器との間をA2DPにより接続した場合、携帯電話機と対向機器との距離が大きくなると、対向機器との接続がロスした状態(接続が切れた状態)であるリンクロスが発生し得る。そのため、リモコンからあるコマンドの開始を受け取った後に、このようなリンクロスが発生すると、そのコマンドの終了をリモコンから受け取ることができなくなり、リモコンからのコマンドを適切に解釈することが困難となる。
【0017】
特に、複数のコマンドが同一のボタンに割り当てられておりトグル動作するタイプの対向機器の場合、ボタンの押下とその押下の解放に対応する"press"と"release"の間隔をチェックすることによりボタンの短押しであるか長押しであるかを判断した上でコマンドを解釈するために、ボタンの押下に対応する"press"を受け取った時点から、その押下の解放に対応する"release"を受け取るまでの時間が比較的に長くなることから、リンクロスの発生により、コマンドの終了をリモコンから受け取ることができなくなる可能性が大きくなる。
【0018】
具体的には、例えば"fastforward−press"を受信した時点でリンクロスが発生すると、"fastforward−release"を受け取ることができなくなり、早送りが停止しないという問題が生じてしまう。
【0019】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、リモコンからのコマンドの開始と終了を適切に受け取ることが困難な状況であっても、リモコンからのコマンドを好適に解釈することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明の情報処理装置は、上述した課題を解決するために、対向機器が送信した所定のアプリケーションプログラムの再生状態の変更を指示するリモコンコマンドを、無線通信を介して受信する受信手段と、受信手段により受信されたリモコンコマンドを解析する解析手段と、受信されたリモコンコマンドを所定のアプリケーションプログラムに通知する通知手段とを備え、通知手段は、再生状態の変更指示の開始を示すリモコンコマンドを所定のアプリケーションプログラムに通知した後に、再生状態の変更指示の開始を示すリモコンコマンドをさらに受信した場合、すでに所定のアプリケーションプログラムに通知した再生状態の変更指示の開始を示すリモコンコマンドと対となる、再生状態の変更指示の終了を示すリモコンコマンドを所定のアプリケーションプログラムに通知するとともに、後に受信された再生状態の変更指示の開始を示すリモコンコマンドを所定のアプリケーションプログラムに通知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明に係る装置によれば、リモコンからのコマンドの開始と終了を適切に受け取ることが困難な状況であっても、リモコンからのコマンドを好適に解釈することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る情報授受のシステムの概略的な構成を示す図。
【図2】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の内部の構成を示すブロック図。
【図3】図2の携帯電話機におけるメディアプレイヤ制御処理を説明するフローチャート。
【図4】図2の携帯電話機における他のメディアプレイヤ制御処理を説明するフローチャート。
【図5】図2の携帯電話機における他のメディアプレイヤ制御処理を説明するフローチャート。
【図6】図2の携帯電話機における他のメディアプレイヤ制御処理を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1に示されるように、携帯電話機1の近傍には、本発明に係る対向機器として適用可能なヘッドセット2が配置されている。ヘッドセット2は、携帯電話機1から無線通信(例えばブルートゥースなど)を用いて転送されたオーディオデータを受信し、リアルタイムに再生することができる。なお、ヘッドセット2には、携帯電話機1に対して無線通信を介してリモート操作することが可能なリモコン3が設けられている。
【0025】
図2は、図1の携帯電話機1の内部の構成を表している。図2に示されるように、携帯電話機1は、制御部11、表示部12、入力部13、記憶部14、無線電話通信部15、信号処理部16、PCMコーデック17、マイクロフォン18、スピーカ19、メディアプレイヤ制御部20、コンテンツ処理部21、および近距離無線通信部22がバス23により相互に接続されて構成されている。
【0026】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部14からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
【0027】
表示部12は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などからなり、入力部13は図示せぬ操作キーや操作ボタンなどにより構成される。
【0028】
無線電話通信部15は、図示せぬ基地局から送信された無線信号を、図示せぬアンテナを介して受信し、受信された無線信号のダウンコンバートを行って中間周波信号を求め、さらに直交復調処理、RAKE受信機(図示せず)による各パスの逆拡散及び合成処理などを行う。その後、このRAKE受信機から出力された受信パケットデータは、信号処理部16に入力される。
【0029】
信号処理部16は、例えばDSP(Digital Signal Processor)などからなり、受信パケットデータをまずメディア毎に分離し、分離されたメディア毎のデータに対してそれぞれ復号処理を施す。
【0030】
信号処理部16は、例えば受信パケットデータにオーディオデータが含まれている場合、このオーディオデータをスピーチコーデックにより復号する。また、信号処理部16は、受信パケットデータに動画像データが含まれている場合、この動画像データをビデオコーデックにより復号する。さらに、信号処理部16は、受信パケットデータがダウンロードコンテンツである場合、このダウンロードコンテンツを伸長する。
【0031】
復号処理により得られたディジタルオーディオ信号は、PCMコーデック17によりPCM復号された後、増幅されてスピーカ19により出力される。一方、ビデオコーデックにより復号されたディジタル動画像信号は、バス23を介して表示部12に供給され表示される。
【0032】
メディアプレイヤ制御部20は、例えば音楽制御機能を有する音楽プレイヤを制御する。勿論、携帯電話機1に地上波ディジタルワンセグ・ラジオ受信部などを設けるようにして、例えば地上波ディジタルワンセグ放送波を受信する際のアプリケーションプログラムを実行することにより実現される地上波ディジタルワンセグプレイヤなどの各種のメディアプレイヤを制御するようにしてもよい。
【0033】
コンテンツ処理部21は、例えばメディアプレイヤ制御部20により音楽プレイヤを制御する際に、例えばAACやMP3などの符号化方式で符号化されたオーディオデータを、一旦、その符号化方式に対応する復号化方式で復号化した後、他の符号化方式(例えばSBC(Sub Band Coding)など)によって再符号化処理などを施す。
【0034】
近距離無線通信部22は、例えばブルートゥース(Bluetooth(登録商標))による無線通信を行うモジュールなどからなり、携帯電話機1の近傍に存在するヘッドセット2などと無線通信を行う。勿論、ブルートゥース以外の無線通信(例えば赤外線通信)を用いるようにしてもよい。近距離無線通信部22は、リモコンコマンド送受信部24、リモコンコマンド解析部25、リモコンコマンド通知部26、およびメディアパケット送信部27などからなる。
【0035】
リモコンコマンド送受信部24は、ヘッドセット2に設けられたリモコン3からの種々のリモコンコマンドを近距離無線通信を介して受信すると、受信された種々のリモコンコマンドをリモコンコマンド解析部25に供給する。また、リモコンコマンド送受信部24は、リモコンコマンド解析部25による解析結果に従って生成された応答コマンドを近距離無線通信を介してヘッドセット2に送信する。
【0036】
リモコンコマンド解析部25は、リモコンコマンド送受信部24から供給されたリモコンコマンドをメディアプレイヤごとに応じた解釈方法にて解釈する。メディアプレイヤが音楽プレイヤである場合、メディアプレイヤの再生時に対向機器としてのヘッドセット2から受信されたリモコンコマンドが、例えば"play"、"pause"、"stop"、"fastforward"、"rewind"、"forward"、および"backward"などの各種のリモコンコマンド(メディアプレイヤ制御部20におけるメディアプレイヤの再生状態の変更を指示するコマンド)のいずれかであるかが解釈される。
【0037】
このとき、ユーザにより各種のリモコンコマンドが割り当てられたリモコン3のボタンが押下された際、そのボタンの押下とその押下の解放に対応する"press"と"release"が解釈され、各種のリモコンコマンドの開始と終了が解釈される。例えばボタンの押下とその押下の解放に対応する"fastforward−press"と"fastforward−release"が解釈され、"fastforward"のリモコンコマンドの開始と終了が解釈される。
【0038】
なお、例えば"forward"と"fastforward"のリモコンコマンドがリモコン3の同一のボタンに割り当てられている場合、ユーザにより"forward"と"fastforward"のリモコンコマンドが割り当てられたボタンが押下されると、そのボタンの押下とその押下の解放に対応する"forward−press(またはfastforward−press)"と"forward−release(またはfastforward−release)"の間隔をチェックすることによりボタンの短押しであるか長押しであるかがリモコンコマンド解析部25にて判断され、短押しであると判断された場合、ヘッドセット2から受信されたリモコンコマンドが"forward"のリモコンコマンド(曲送りのコマンド)であると解釈され、一方、長押しであると判断された場合、ヘッドセット2から受信されたリモコンコマンドが"fastforward"のリモコンコマンド(早送りのコマンド)であると解釈される。
【0039】
リモコンコマンド通知部26は、リモコンコマンド解析部25による解析結果に従い、受信されたリモコンコマンドにより示されるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始または終了をメディアプレイヤ制御部20に適宜通知する。
【0040】
メディアメディアパケット送信部27は、各種のメディアプレイヤとデータの符号化方式に応じたメディアパケットを生成し、生成されたメディアパケットを近距離無線通信を介してヘッドセット2に順次送信する。
【0041】
次に、図3のフローチャートを参照して、図2の携帯電話機1におけるメディアプレイヤ制御処理について説明する。このメディアプレイヤ制御処理は、ユーザにより入力部13が操作されることにより、近距離無線通信部22が起動されて、メディアプレイヤ(例えば音楽プレイヤなど)が実行されたときに、開始される。
【0042】
ステップS1において、近距離無線通信部23のリモコンコマンド送受信部24は、制御部11の制御に従い、対向機器としてのヘッドセット2から送信されるリモコンコマンドの受信を待つ。ステップS2において、リモコンコマンド送受信部24は、無線通信によりヘッドセット2からリンクロスの発生に伴うリンクロス切断通知を受信したか否かを判定することにより、携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生したか否かを判定する。なお、携帯電話機1とヘッドセット2との距離が大きくなることにより、ヘッドセット2との接続がロスした状態であるリンクロスが発生する。また、このようなリンクロスなどの状況を「リモコンコマンドを受信することができない状況」と定義する。
【0043】
ステップS2において携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生したと判定された場合、リモコンコマンド送受信部24は、携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生した旨の判定結果をリモコンコマンド通知部26に供給する。ステップS3において、リモコンコマンド通知部26は、リモコンコマンド送受信部24から供給された携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生した旨の判定結果に基づいて、携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生したことを認識するとともに、携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生したと判定されるまでに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤにすでに通知しているか否かを判定する。
【0044】
例えば携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生したと判定されるまでに、ユーザによりヘッドセット2に設けられたリモコン3が操作されることにより、例えば"play-press"のコマンド("play"の再生状態への変更指示の開始を示すコマンド)が携帯電話機1にて受信され、"play-press"のコマンドが、メディアプレイヤ制御部20により制御される上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤに通知されている場合、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤにすでに通知していると判定される。
【0045】
一方、例えば携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生したと判定されるまでに、ユーザによりヘッドセット2に設けられたリモコン3が操作されずに、 いずれのリモコンコマンドも、メディアプレイヤ制御部20により制御される上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤに通知されていない場合、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤに通知していないと判定される。
【0046】
なお、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドが上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤにすでに通知していると判定された場合では、リンクロスの発生に伴い、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドのみが、上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤに通知されているにもかかわらず、そのリモコンコマンドと対となるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の終了を示すコマンドがメディアプレイヤに通知されていないという状況がメディアプレイヤにて生じている。
【0047】
ステップS3においてメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤにすでに通知していると判定された場合、リモコンコマンド通知部26はステップS4で、すでに通知済みのメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドと対となる、メディアプレイヤの変更指示の終了のコマンドを、上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤに通知する。
【0048】
例えば"play-press"のコマンド("play"の再生状態への変更指示の開始を示すコマンド)が、メディアプレイヤ制御部20により制御される上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤにすでに通知されている場合、"play-press"のコマンドと対となる"play-release"のコマンドがメディアプレイヤに通知される。
【0049】
また、"fastforward-press"のコマンド("play"の再生状態への変更指示の開始を示すコマンド)が、メディアプレイヤ制御部20により制御される上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤにすでに通知されている場合、"fastforward -press"のコマンドと対となる"fastforward-release"のコマンドがメディアプレイヤに通知される。
【0050】
ステップS3においてメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤに通知していないと判定された場合、ステップS4の処理はスキップされる。その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実行される。
【0051】
一方、ステップS2において携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生していないと判定された場合、リモコンコマンド送受信部24はステップS5で、新たなリモコンコマンド(例えば"fastforward"などのコマンド)をヘッドセット2から受信したか否かを判定する。
【0052】
ステップS5において新たなリモコンコマンドをヘッドセット2から受信したと判定された場合、リモコンコマンド送受信部24はステップS6で受信されたリモコンコマンドをリモコンコマンド解析部25に供給する。リモコンコマンド解析部25は、取得されたリモコンコマンドを、メディアプレイヤごとに応じた解釈方法にて解釈する。具体的には、メディアプレイヤの再生時に対向機器としてのヘッドセット2から受信されたリモコンコマンドが、例えば"play"、"pause"、"stop"、"fastforward"、"rewind"、"forward"、および"backward"などの各種のリモコンコマンド(メディアプレイヤ制御部20により制御されるメディアプレイヤの再生状態の変更を指示するコマンド)のいずれかであるかが解釈される。
【0053】
リモコンコマンド通知部26は、リモコンコマンド解析部25による解析結果に従い、受信された新たなリモコンコマンドをメディアプレイヤ制御部20(すなわち、メディアプレイヤ制御部20により制御される上位アプリメーションプログラムとしての例えば音楽プレイヤ)に通知する。これにより、ヘッドセット2から送信されてくるリモコンコマンドを順次メディアプレイヤに通知することができ、そのリモコンコマンドにより指示される再生状態に変更することができる。
【0054】
一方、ステップS5において新たなリモコンコマンドをヘッドセット2から受信していないと判定された場合、ステップS6の処理はスキップされる。その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実行される。
【0055】
本発明の実施形態においては、無線通信によりヘッドセット2からリンクロスの発生に伴うリンクロス切断通知を受信したか否かを判定することにより、携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生したか否かを判定し、携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生したと判定された場合、携帯電話機1とヘッドセット2との間においてリンクロスが発生したと判定されるまでに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤにすでに通知しているか否かを判定するとともに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤにすでに通知していると判定された場合、すでに通知済みのメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドと対となる、メディアプレイヤの変更指示の終了のコマンドを、上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤに通知することができる。
【0056】
これにより、リンクロスなどが発生することによって、リモコンからのコマンドの開始と終了を適切に受け取ることが困難な状況が発生したとしても、対となるリモコンコマンドの開始と終了を上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤにて受け取ることができ、メディアプレイヤにてリモコンからのコマンドを解釈することができないという状況を回避することができ、リモコンコマンドを好適に解釈することができる。
【0057】
従って、メディアプレイヤを対向機器のリモコンにより制御する場合における利用性を向上させることができる。
【0058】
ところで、携帯電話機1とヘッドセット2との間でリンクロスが発生しない場合であっても、リモコンからのコマンドの開始と終了を適切に受け取ることが困難な状況が発生し得る。例えばメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(例えば"play-press"のコマンド)をメディアプレイヤに通知した状態で、さらに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(例えば"play-press"のコマンド)を受信したような場合、先に受信されたリモコンコマンドと対となるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の終了を示すコマンドを受信できておらず、そのままメディアプレイヤに通知してしまうと、メディアプレイヤにてリモコンからのコマンドを適切に解釈することが困難となる。そこで、このような場合、先に受信されたリモコンコマンドと対となるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の終了を示すコマンドをメディアプレイヤに通知するとともに、その後さらに、後に受信されたメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知するようにする。これにより、対となるリモコンコマンドの開始と終了を上位アプリケーションプログラムとしてのメディアプレイヤにて受け取ることが可能となり、メディアプレイヤにてリモコンからのコマンドを解釈することができないという状況を回避することができる。以下、この方法を用いたメディアプレイヤ制御処理について説明する。
【0059】
図4のフローチャートを参照して、図2の携帯電話機1におけるメディアプレイヤ制御処理について説明する。なお、図4のステップS11乃至S15、およびステップS18の処理は、図3のステップS1乃至S6の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0060】
ステップS15において新たなリモコンコマンドをヘッドセット2から受信したと判定された場合、リモコンコマンド通知部26はステップS16で、リモコンコマンド解析部25による解析結果に従い、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(例えば"play-press"のコマンド)をメディアプレイヤに通知した状態で、さらに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(例えば"play-press"のコマンド)を受信したか否かを判定する。
【0061】
ステップS16においてメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知した状態で、さらに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを受信したと判定された場合、リモコンコマンド通知部26はステップS17で、先に受信されたリモコンコマンドと対となるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の終了を示すコマンドをメディアプレイヤに通知するとともに、その後さらに、後に受信されたメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知する。
【0062】
例えばメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(例えば"play-press"のコマンド)をメディアプレイヤに通知した状態で、さらに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(例えば"play-press"のコマンド)を受信した場合、先に受信されたリモコンコマンドと対となるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の終了を示すコマンド("play-release"のコマンド)がメディアプレイヤに通知されるとともに、その後さらに、後に受信されたメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(play-press"のコマンド)がメディアプレイヤに通知される。
【0063】
これにより、先に受信されたリモコンコマンド(例えば"play-press"のコマンド)と対となるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の終了を示すコマンド("play-release"のコマンド)を受信できていない状況を解消することができ、対となるリモコンコマンドの開始と終了(例えば"play-press"のコマンドと"play-release"のコマンド)をメディアプレイヤにて受け取ることができる。従って、メディアプレイヤにてリモコンからのコマンドを解釈することができないという状況をより好適に回避することができ、リモコンコマンドを好適に解釈することができる。その結果、メディアプレイヤを対向機器のリモコンにより制御する場合における利用性をより向上させることができる。
【0064】
その後、処理はステップS1に進む。
【0065】
一方、ステップS16においてメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知した状態で、さらに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを受信していないと判定された場合、処理はステップS18に進み、ステップS18において通常のリモコンコマンド通知処理が行われる。
【0066】
なお、図4のフローチャートを参照して説明したメディアプレイヤ制御処理においては、ステップS16の処理で、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知した状態で、さらに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを受信したと判定された場合、先に受信されたリモコンコマンドと対となるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の終了を示すコマンドをメディアプレイヤに通知するとともに、その後さらに、後に受信されたメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知するようにしたが、このような場合に限られず、後に受信されたメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知することなく破棄するようにしてもよい。
【0067】
この場合における処理は図5のフローチャートに示されている。なお、図5のステップS21乃至S26、およびステップS28の処理は図4のステップS11乃至S16、およびステップS18と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0068】
ステップS26においてメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知した状態で、さらに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを受信したと判定された場合、リモコンコマンド通知部26はステップS27で、後に受信されたメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知することなく破棄する。例えばメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(例えば"play-press"のコマンド)をメディアプレイヤに通知した状態で、さらに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(例えば"play-press"のコマンドや"fastforward-press"のコマンド)を受信した場合、後に受信されたメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(play-press"のコマンド)がメディアプレイヤに通知されることなく破棄される。これにより、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドが重ねて受信された場合であっても、先に受信されたリモコンコマンドを優先的にメディアプレイヤにて解釈して処理することができ、メディアプレイヤにてリモコンからのコマンドを適切に解釈することができないという状況を回避することができ、リモコンコマンドを好適に解釈することができる。その結果、メディアプレイヤを対向機器のリモコンにより制御する場合における利用性をより向上させることができる。
【0069】
このとき、先に受信されたリモコンコマンドと対となるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の終了を示すコマンドをメディアプレイヤに通知するようにしてもよいし、通知せずにヘッドセット2からそのリモコンコマンドの受信を待つようにしてもよい。
【0070】
なお、図6のフローチャートに示されるように、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドをメディアプレイヤに通知した状態で、さらに、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドを受信したと判定された場合、ステップS37においてリモコンコマンド通知部26が、後に受信されたリモコンコマンドが先に受信されたリモコンコマンドと同一の再生状態への変更指示の開始を示すコマンドであるか否かをさらに判定し、ステップS37において先に受信されたリモコンコマンド(例えば"play-press"のコマンド)と同一の再生状態への変更指示の開始を示すコマンド(例えば"play-press"のコマンド)であると判定された場合、ステップS38でリモコンコマンド通知部26が後に受信されたリモコンコマンドを破棄する一方、先に受信されたリモコンコマンド(例えば"play-press"のコマンド)と異なる再生状態への変更指示の開始を示すコマンド(例えば"fastforward-press"のコマンド)であると判定された場合、ステップS39でリモコンコマンド通知部26が、先に受信されたリモコンコマンドと対となるメディアプレイヤの再生状態の変更指示の終了を示すコマンド(例えば"play-release"のコマンド)をメディアプレイヤに通知するとともに、その後さらに、後に受信されたメディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンド(例えば"fastforward-press"のコマンド)をメディアプレイヤに通知するようにしてもよい。
【0071】
これにより、メディアプレイヤの再生状態の変更指示の開始を示すコマンドが重ねて受信された場合に、同一の再生状態への変更指示であるときには先に受信されたリモコンコマンドを優先的にメディアプレイヤにて解釈して処理するとともに、異なる再生状態への変更指示であるときには順次リモコンコマンドをメディアプレイヤにて解釈して処理することができ、メディアプレイヤにてリモコンからのコマンドを適切に解釈することができないという状況を回避することができ、リモコンコマンドをより好適に解釈することができる。その結果、メディアプレイヤを対向機器のリモコンにより制御する場合における利用性をより向上させることができる。
【0072】
なお、本発明の実施形態においては、メディアプレイヤとして音楽プレイヤについて明示的に記載したが、このような場合に限られず、他のメディアプレイヤにも適用することができる。
【0073】
なお、本発明は、携帯電話機1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の情報処理装置にも適用することができる。
【0074】
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
【0075】
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
【符号の説明】
【0076】
1…携帯電話機、2…ヘッドセット、3…リモコン、11…制御部、12…表示部、13…入力部、14…記憶部、15…無線電話通信部、16…信号処理部、17…PCMコーデック、18…マイクロフォン、19…スピーカ、20…メディアプレイヤ制御部、21…コンテンツ処理部、22…近距離無線通信部、23…バス、24…リモコンコマンド送受信部、25…リモコンコマンド解析部、26…リモコンコマンド通知部、27…メディアパケット送信部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向機器が送信した所定のアプリケーションプログラムの再生状態の変更を指示するリモコンコマンドを、無線通信を介して受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記リモコンコマンドを解析する解析手段と、
受信された前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知する通知手段とを備え、
前記通知手段は、再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知した後に、再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドをさらに受信した場合、すでに前記所定のアプリケーションプログラムに通知した再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドと対となる、再生状態の変更指示の終了を示す前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知するとともに、後に受信された再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
対向機器が送信した所定のアプリケーションプログラムの再生状態の変更を指示するリモコンコマンドを、無線通信を介して受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記リモコンコマンドを解析する解析手段と、
受信された前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知する通知手段とを備え、
前記通知手段は、再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知した後に、再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドをさらに受信した場合、後に受信された再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドを破棄することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
対向機器が送信した所定のアプリケーションプログラムの再生状態の変更を指示するリモコンコマンドを、無線通信を介して受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記リモコンコマンドを解析する解析手段と、
受信された前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知する通知手段とを備え、
前記通知手段は、再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知した後に、再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドをさらに受信した場合、後に受信された前記リモコンコマンドにより変更指示の開始が示される再生状態と、先に受信された前記リモコンコマンドにより変更指示の開始が示される再生状態とが同一であるときには、後に受信された再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドを破棄することを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
対向機器が送信した所定のアプリケーションプログラムの再生状態の変更を指示するリモコンコマンドを、無線通信を介して受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記リモコンコマンドを解析する解析手段と、
受信された前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知する通知手段とを備え、
前記通知手段は、再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知した後に、再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドをさらに受信した場合、後に受信された前記リモコンコマンドにより変更指示の開始が示される再生状態と、先に受信された前記リモコンコマンドにより変更指示の開始が示される再生状態とが異なるときには、先に受信された再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドと対となる、再生状態の変更指示の終了を示す前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知するとともに、後に受信された再生状態の変更指示の開始を示す前記リモコンコマンドを前記所定のアプリケーションプログラムに通知することを特徴とする情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−229193(P2011−229193A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−179673(P2011−179673)
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【分割の表示】特願2007−127234(P2007−127234)の分割
【原出願日】平成19年5月11日(2007.5.11)
【出願人】(310022372)富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社 (219)
【Fターム(参考)】