説明

情報登録装置、情報登録方法、情報登録プログラム及び記録媒体

【課題】ユーザがWebページの構成要素となる要素情報を電子メールで送信することにより、Webページの生成に用いられる生成情報をトピックごとに登録することを可能とし、登録された生成情報に要素情報を電子メールで追加することを可能としながら、生成情報を登録した本人ではない者が要素情報を生成情報に追加することを困難にする。
【解決手段】受信された電子メールに含まれる受信者アドレスが第1アドレスであると判別された場合に、電子メールに含まれる生成情報を登録し、生成情報に対応する固有の第2アドレスを含む電子メールを、受信された電子メールの送信者宛てに送信し、受信者アドレスが第2アドレスであると判別された場合であって、受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回の電子メールに含まれる受信者アドレスに対応する生成情報に要素情報を追加する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Webページの構成要素となる情報を含む生成情報を用いてWebページを生成するシステムにおいて、ユーザからの電子メールに含まれる情報を生成情報として登録する情報登録装置及び情報登録方法の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザがHTML(HyperText Markup Language)文書等を直接作成しなくても、Webページを自動的に生成することを可能とするWebサイトが知られている。例えば、Webページに表示される各種情報を入力等するための登録画面が端末装置に表示される。この登録画面に対してユーザが入力した情報が、端末装置からサーバ装置へ送信される。サーバ装置は、受信した情報をデータベースに登録し、登録された情報を構成要素とするWebページを生成する。このようにして生成されるWebページとしては、例えば、ユーザから投稿されたレシピの情報を表示するWebページや、ネットオークションに出品された商品の情報を表示するWebページ等が挙げられる。ところが、ユーザが携帯電話機等の携帯端末装置に登録画面を表示させて入力作業を行う場合、画面のサイズが小さかったり、文字等の入力に時間を要したりするため、登録完了までに時間を要する。
【0003】
そこで、特許文献1には、ユーザが画像付きの電子メールをサーバ装置に送信することによって、サーバ装置がWebページを自動生成する技術が開示されている。具体的に、サーバ装置が、電子メールに含まれるメール項目ごとに電子メールのデータを分解し、分解した各項目のデータを画像データと情報データとに分けて、それぞれのデータベースを構築し、ソース・ファイルを生成する。サーバ装置は、受信した電子メールが1回目の電子メールであるときには、ソース・ファイルを用いて、新生児に関する個別ホームページを生成する。サーバ装置は、受信した電子メールが2回目以降の電子メールであるときには、生成済みの個別ホームページ上の所定箇所に、2回目以降に送られてきた電子メールのメール項目に記載されたデータ内容を追記して掲載する。受信した電子メールが1回目の電子メールであるか2回目以降の電子メールであるかは、受信したメールのメール項目の1つである産婦の名前を確認することで判断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−46617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、1人の産婦につき1つの個別ホームページが生成される。すなわち、複数のユーザがそれぞれ複数のトピックについてWebページを生成することができない。例えば、1人のユーザが、複数のレシピを投稿したり、複数の商品を出品したりするようなことができない。
【0006】
また、サーバ装置が受信した電子メールが誰に関する電子メールであるかが、メール項目である産婦の名前で判断される。そのため、第三者が、産婦の名前をメール項目として電子メールを送信することにより、産婦の新生児に関する個別ホームページに、産婦本人からではない情報が後から追加されてしまうという問題がある。
【0007】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、ユーザがWebページの構成要素となる要素情報を電子メールで送信することにより、Webページの生成に用いられる生成情報をトピックごとに登録することを可能とし、登録された生成情報に要素情報を電子メールで追加することを可能としながら、生成情報を登録した本人ではない者が要素情報を生成情報に追加することを困難にすることができる情報登録装置、情報登録方法、情報登録プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、Webページの構成要素となる要素情報を含む生成情報を、端末装置から送信された電子メールに基づいて登録する情報登録装置であって、前記要素情報を含む電子メールを受信する受信手段と、前記受信された電子メールに含まれる受信者を示すメールアドレスである受信者アドレスの判別を行う判別手段と、前記受信者アドレスが、前記生成情報を登録するための第1アドレスであると判別された場合に、前記受信された電子メールに含まれる前記生成情報を登録する登録手段と、前記登録された生成情報に対応するメールアドレスとして、当該生成情報へ前記要素情報を追加するための第2アドレスであって、送信ごとに固有の第2アドレスを含む電子メールを前記受信された電子メールの送信者宛てに送信する第1送信手段と、前記受信者アドレスが、前記第1送信手段により送信された電子メールに含まれる前記第2アドレスであると判別された場合に、当該受信者アドレスが、前記受信手段により過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第1判定手段と、前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記生成情報に、当該電子メールに含まれる前記要素情報を追加する追加手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、ユーザは、要素情報を含ませた電子メールに、受信者アドレスとして第1アドレスを設定して端末装置から送信させることで、新しい生成情報を登録することができる。これにより、ユーザは、生成情報をトピックごとに登録することができる。また、送信されるごとに固有の第2アドレスを含む電子メールが、要素情報を含む電子メールの送信者宛てに送信される。そのため、ユーザは、第2アドレスを含む電子メールを受信することができる。そこで、ユーザは、登録された生成情報に追加する要素情報を含ませた電子メールに、受信した電子メールに含まれる第2アドレスを受信者アドレスに設定して、端末装置から送信させる。これにより、前回の電子メールで登録された生成情報に、要素情報を追加することができる。また、情報登録装置からの電子メールにより第2アドレスを取得したユーザ本人ではない者に、その第2アドレスが知られなければ、本人ではない者が生成情報に要素情報を追加することはできない。たとえ、第2アドレスが他者に知られたとしても、生成情報を登録させた本人が、その第2アドレスを受信者アドレスに設定した電子メールを先に送信すれば、他者からの電子メールで情報が追加されることはない。これにより、生成情報を登録させた本人ではない者からの電子メールで要素情報が追加されることを困難にすることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報登録装置において、前記第1送信手段は、前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、前記追加手段により前記要素情報が追加された前記生成情報に対応する新たな前記第2アドレスを含む電子メールを送信することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、ユーザは、追加する要素情報を含ませた電子メールの送信後に、情報登録装置から送信された電子メールにより、新しい第2アドレスを取得することができる。そこで、ユーザは、新しい第2アドレスを受信者アドレスに設定した電子メールを端末装置から送信させることで、生成情報に更なる要素情報を追加させることができる。これにより、ユーザは、生成情報に次々と要素情報を追加させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の情報登録装置において、ユーザを識別するユーザ識別情報を端末装置から受信するユーザ識別情報受信手段と、前記受信されたユーザ識別情報に対応する前記第1アドレスであって、送信ごとに固有の前記第1アドレスを、前記ユーザ識別情報を送信した端末装置に送信し、または、当該第1アドレスを含む電子メールを、前記ユーザ識別情報を送信した端末装置のユーザ宛てに送信する第2送信手段と、前記受信者アドレスが、前記第2送信手段により送信された第1アドレスであると判別された場合に、当該受信者アドレスが、前記受信手段により過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第2判定手段と、を更に備え、前記登録手段は、前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記ユーザ識別情報に対応付けて、前記生成情報を登録することを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、ユーザは、ユーザの識別情報を端末装置から情報登録装置に送信させた上で、情報登録装置から第1アドレスを取得する。そこで、ユーザは、要素情報を含ませた電子メールに、取得した第1アドレスを受信者アドレスに設定して、端末装置から送信させる。これにより、ユーザの識別情報に対応付けられた生成情報を登録することができる。情報登録装置から送信される電子メールに含まれる第1アドレスは、送信ごとに固有のメールアドレスである。たとえ、第1アドレスが他者に知られたとしても、情報登録装置から第1アドレスを取得した本人が、その第1アドレスを受信者アドレスに設定した電子メールを先に送信すれば、他者からの電子メールで、本人の識別情報に対応付けられた生成情報を登録することはできない。これにより、ユーザ本人ではない者が、本人になりすまして生成情報を登録することを困難にすることができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報登録装置において、前記受信者アドレスが前記第1アドレスであると判別された場合に、前記第2アドレスを識別するアドレス識別情報を生成する識別情報生成手段と、前記生成されたアドレス識別情報に基づいて、前記第2アドレスを構成する文字のうち固有の文字となる固有情報を生成し、当該固有情報を含む前記第2アドレスを生成するアドレス生成手段と、前記生成されたアドレス識別情報と、前記生成された第2アドレスに含まれる前記固有情報と、当該第2アドレスに対応する前記生成情報を識別する生成情報識別情報と、を対応付けて記憶する記憶手段と、を更に備え、前記判別手段は、前記受信者アドレスにおいて前記固有情報に相当する文字と同一の前記固有情報が前記記憶手段に記憶されている場合に、前記受信者アドレスが前記第2アドレスであると判別し、前記登録手段は、前記受信された電子メールに含まれる前記要素情報を含む前記生成情報を、当該生成情報を識別する前記生成情報識別情報に対応付けて登録し、前記追加手段は、前記受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに含まれる前記固有情報に対応する前記生成情報識別情報により識別される前記生成情報に、前記要素情報を追加することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、受信された電子メールに受信者アドレスとして設定された第2アドレスに対応する生成情報を特定するための情報が、記憶手段に記憶される。その一方で、第2アドレスは、第2アドレスごとに固有となるアドレス識別情報に基づいて生成される。そのため、生成情報を識別する情報を用いなくても、送信ごとに固有のメールアドレスとなるように、第2アドレスを生成することができる。これにより、第2アドレスの解析により元のアドレス識別情報が突き止められたとしても、アドレス識別情報から生成情報を特定することはできない。そのため、特定の生成情報に要素情報を追加することを目的とする者により第2アドレスが不正に生成されることを防止することができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報登録装置において、前記受信手段は、前記要素情報として画像が添付された電子メールを受信することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、ユーザは、Webページの構成要素となる画像を登録することができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報登録装置において、前記登録手段は、前記受信された電子メールに含まれる前記要素情報を含む前記生成情報を、レシピを表示するWebページの生成に用いられる情報として登録することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、生成情報をレシピごとに生成することができる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の情報登録装置において、前記登録手段は、前記受信された電子メールに含まれるサブジェクト及び画像を、レシピのタイトル及び料理の画像として含む前記生成情報を登録し、前記追加手段は、前記受信された電子メールに含まれる画像を、料理の手順を示す画像として前記生成情報に追加することを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、ユーザは、最初に送信する電子メールでレシピのタイトルと料理の画像を、Webページの構成要素として登録することができる。また、ユーザは、2回目に送信する電子メールで料理の手順を示す画像を追加登録することができる。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報登録装置において、前記受信手段は、携帯用の端末装置から送信された電子メールを受信することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、ユーザは、電子メールの送信に用いる端末装置を携帯することで、最初に登録する要素情報と、後から追加する要素情報と、をそれぞれ任意の場所から登録することができる。
【0024】
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報登録装置において、Webページを表示するために用いられる表示情報として、前記登録された生成情報に含まれる前記要素情報を、表示されるWebページの構成要素として示す表示情報を生成する表示情報生成手段と、前記生成された表示情報を端末装置に送信する表示情報送信手段と、を更に備えることを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、ユーザが要素情報を電子メールで送信することにより、Webページを生成することができる。
【0026】
請求項10に記載の発明は、Webページの構成要素となる要素情報を含む生成情報を、端末装置から送信された電子メールに基づいて登録する情報登録装置における情報登録方法であって、前記要素情報を含む電子メールであって、受信者を示すメールアドレスである受信者アドレスとして、前記生成情報を登録するための第1アドレスを含む電子メールを受信する第1受信ステップと、前記第1受信ステップにおいて受信された電子メールに含まれる前記生成情報を登録する登録ステップと、前記登録された生成情報に対応するメールアドレスとして、当該生成情報へ前記要素情報を追加するための第2アドレスであって、送信ごとに固有の第2アドレスを含む電子メールを、前記受信された電子メールの送信者宛てに送信する第1送信ステップと、前記要素情報を含む電子メールであって、前記受信者アドレスとして、前記第1送信ステップにおいて送信された電子メールに含まれる前記第2アドレスを含む電子メールを受信する第2受信ステップと、前記第2受信ステップにおいて受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスが、前記第2受信ステップにおいて過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第1判定ステップと、前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記生成情報に、当該電子メールに含まれる前記要素情報を追加する追加ステップと、を含むことを特徴とする。
【0027】
請求項11に記載の発明は、Webページの構成要素となる要素情報を含む生成情報を、端末装置から送信された電子メールに基づいて登録する情報登録装置に含まれるコンピュータを、前記要素情報を含む電子メールを受信する受信手段、前記受信された電子メールに含まれる受信者を示すメールアドレスである受信者アドレスの判別を行う判別手段、前記受信者アドレスが、前記生成情報を登録するための第1アドレスであると判別された場合に、前記受信された電子メールに含まれる前記生成情報を登録する登録手段、前記登録された生成情報に対応するメールアドレスとして、当該生成情報へ前記要素情報を追加するための第2アドレスであって、送信ごとに固有の第2アドレスを含む電子メールを、前記受信された電子メールの送信者宛てに送信する第1送信手段、前記受信者アドレスが、前記第1送信手段により送信された電子メールに含まれる前記第2アドレスであると判別された場合に、当該受信者アドレスが、前記受信手段により過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第1判定手段、及び、前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記生成情報に、当該電子メールに含まれる前記要素情報を追加する追加手段、として機能させることを特徴とする。
【0028】
請求項12に記載の発明は、Webページの構成要素となる要素情報を含む生成情報を、端末装置から送信された電子メールに基づいて登録する情報登録装置に含まれるコンピュータを、前記要素情報を含む電子メールを受信する受信手段、前記受信された電子メールに含まれる受信者を示すメールアドレスである受信者アドレスの判別を行う判別手段、前記受信者アドレスが、前記生成情報を登録するための第1アドレスであると判別された場合に、前記受信された電子メールに含まれる前記生成情報を登録する登録手段、前記登録された生成情報に対応するメールアドレスとして、当該生成情報へ前記要素情報を追加するための第2アドレスであって、送信ごとに固有の第2アドレスを含む電子メールを、前記受信された電子メールの送信者宛てに送信する第1送信手段、前記受信者アドレスが、前記第1送信手段により送信された電子メールに含まれる前記第2アドレスであると判別された場合に、当該受信者アドレスが、前記受信手段により過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第1判定手段、及び、前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記生成情報に、当該電子メールに含まれる前記要素情報を追加する追加手段、として機能させる情報登録プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、ユーザは、要素情報を含ませた電子メールに、受信者アドレスとして第1アドレスを設定して端末装置から送信させることで、新しい生成情報を登録することができる。これにより、ユーザは、生成情報をトピックごとに登録することができる。また、ユーザは、登録された生成情報に追加する要素情報を含ませた電子メールに、受信した電子メールに含まれる第2アドレスを受信者アドレスに設定して、端末装置から送信させる。これにより、前回の電子メールで登録された生成情報に、要素情報を追加することができる。たとえ、第2アドレスが他者に知られたとしても、生成情報を登録させた本人が、その第2アドレスを受信者アドレスに設定した電子メールを先に送信すれば、他者からの電子メールで情報が追加されることはない。これにより、生成情報を登録させた本人ではない者からの電子メールで要素情報が追加されることを困難にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】一実施形態に係るレシピ情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。
【図2】一実施形態に係るレシピサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図3】(a)は、一実施形態に係る会員情報DB12aに登録される内容の一例を示す図であり、(b)は、一実施形態に係るレシピ情報DB12bに登録される内容の一例を示す図であり、(c)は、一実施形態に係る手順情報に設定される内容の一例を示す図であり、(d)は、一実施形態に係る管理情報DB12cに登録される内容の一例を示す図である。
【図4】一実施形態に係るレシピ情報提供システムSの投稿メールを利用したレシピ情報の投稿時における処理例を示すシーケンス図である。
【図5】(a)は、メール投稿用ページの画面表示例を示す図であり、(b)は、新規メール作成画面の表示例を示す図であり、(c)は、投稿完了メールの画面表示例を示す図であり、(d)は、新規メール作成画面の表示例を示す図であり、(e)は、投稿メールの画面表示例を示す図である。
【図6】一実施形態に係るレシピ情報提供システムSの投稿ページを利用したレシピ情報の投稿時における処理例を示すシーケンス図である。
【図7】投稿ページの画面表示例を示す図である。
【図8】PC3用のレシピページの画面表示例を示す図である。
【図9】(a)は、携帯電話機2用のレシピページの画面表示例を示す図であり、(b)は、手順ページの画面表示例である。
【図10】一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のメール投稿用ページリクエスト受信時処理における処理例を示すフローチャートである。
【図11】一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のワンタイムアドレス発行処理における処理例を示すフローチャートである。
【図12】一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14の投稿メール受信時処理における処理例を示すフローチャートである。
【図13】一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14の新規投稿処理における処理例を示すフローチャートである。
【図14】一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14の手順追加処理における処理例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、Webページによりレシピの情報が提供されるレシピ情報提供システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0032】
[1.レシピ情報提供システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係るレシピ情報提供システムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るレシピ情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。
【0033】
図1に示すように、レシピ情報提供システムSは、レシピサーバ1(本発明における情報登録装置の一例)と、複数の携帯電話機2(本発明における携帯用の端末装置の一例)と、複数のPC(パーソナルコンピュータ)3と、を含んで構成されている。レシピサーバ1と、各携帯電話機2及び各PC3とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
【0034】
レシピサーバ1は、レシピサイトに関する各種処理を実行するサーバ装置である。レシピサイトは、レシピを示すレシピ情報(本発明における生成情報の一例)の投稿をユーザから受け付けて、投稿されたレシピ情報をWebページ上に公開するWebサイトである。レシピ情報には、レシピのタイトル、完成した料理の画像、料理の手順を示す画像、レシピを作成したきっかけ等の情報が含まれる。レシピサーバ1は、携帯電話機2やPC3からのリクエストに応じて、レシピサイトのWebページを送信する。このとき、レシピサーバ1は、携帯電話機2にWebページを送信する場合と、PC3にWebページを送信する場合とで、Webページのレイアウト等を異なるものにする。これは、携帯電話機2やPC3の画面サイズに応じて、Webページの内容を見やすくするためである。レシピサイトのWebページには、レシピページが含まれる。レシピページは、1つのレシピ情報を表示するWebページである。また、レシピサーバ1は、携帯電話機2やPC3からのリクエストに応じて、投稿されたレシピ情報を登録する処理を行う。また、レシピサーバ1は、登録されたレシピ情報に基づいて、レシピページを生成する。
【0035】
携帯電話機2及びPC3は、それぞれレシピサイトを利用するユーザの端末装置である。携帯電話機2及びPC3は、ユーザからの操作に基づいてレシピサーバ1にアクセスする。これにより、携帯電話機2及びPC3は、レシピサーバ1からWebページを受信して表示する。携帯電話機2及びPC3には、ブラウザや電子メールクライアント等のソフトウェアが組み込まれている。ユーザの中には、携帯電話機2またはPC3の何れか一方のみを所有しているユーザが存在したり、携帯電話機2及びPC3の両方を所有しているユーザが存在したりする。
【0036】
携帯電話機2には、デジタルカメラが内蔵されている。ユーザは、携帯電話機2を用いて、完成した料理を撮影したり、調理過程を撮影したりすることができる。
【0037】
ユーザが携帯電話機2やPC3を利用してレシピ情報を投稿するために、投稿ページが用意されている。投稿ページは、投稿されるレシピ情報を入力等したり編集したりするためのWebページである。ユーザがレシピ情報を投稿するためには、多くの情報を入力したり指定したりする必要がある。そのため、投稿ページの表示サイズは大きくなっている。携帯電話機2用のWebページの横のサイズは、携帯電話機2の画面の横のサイズに合わせられる。従って、携帯電話機2用の投稿ページは縦長のWebページになっている。携帯電話機2は、投稿ページ全体を1画面で表示しきれないため、ユーザは、必要な情報を入力等するために投稿ページを上下にスクロールさせる必要がある。また、携帯電話機2は、PC3と比較して、文字等の入力に時間を要する。そのため、携帯電話機2を利用した投稿作業には手間がかかる。
【0038】
そこで、レシピ情報提供システムSにおいては、レシピ情報に含まれる一部の情報を、ユーザが携帯電話機2から電子メールで投稿することを可能としている。この電子メールを、「投稿メール」という。具体的に、レシピサーバ1は、ユーザが最初に送信した投稿メールに添付された画像を、レシピ情報のメイン画像とする。メイン画像は、レシピ情報の一覧を表示するWebページに、レシピ情報を代表する画像として表示される静止画像である。メイン画像には、通常、完成した料理の画像が用いられる。レシピの一覧を表示するWebページとしては、例えば、レシピ情報の検索結果を示すWebページ等がある。また、レシピサーバ1は、ユーザが最初に送信した投稿メールのサブジェクト及び本文を、レシピのタイトル及びレシピかできたきっかけを示す文章(以下、「きっかけ文」という)とする。そして、レシピサーバ1は、メイン画像、レシピのタイトル及びきっかけ文を含むレシピ情報を、下書きとしてデータベースに登録する。レシピ情報の下書きとは、レシピサイトに登録はされているが、まだ公開されていないレシピ情報をいう。
【0039】
その後、レシピサーバ1は、ユーザが2回目以降に送信した投稿メールに添付された画像を、レシピ情報の手順画像とする。手順画像は、料理の手順を示す静止画像である。料理の手順は、1つのレシピに1つ以上存在する。そのため、手順画像も、1つのレシピ情報に対して1つ以上存在する。レシピサーバ1は、投稿メールに添付された手順画像を、既に登録されているレシピ情報の下書きに追加登録する。なお、メイン画像、レシピタイトル、きっかけ文及び手順画像は、本発明における要素情報の一例である。
【0040】
ユーザは、携帯電話機2による撮影で得られた画像を、電子メールで随時送信することができる。つまり、ユーザは、都合の良い場所から都合の良いときに、画像等を送信することができる。例えば、ユーザは、実際に料理を作りながら、その課程を随時撮影し、その場で画像を送信することができる。こうして、レシピ情報に含まれる画像をレシピサイトに予め登録しておくことができる。
【0041】
その後、ユーザは、投稿ページから、画像以外の必要な情報を入力したり、画像を変更したりすることができる。このとき、ユーザがPC3を所有している場合、ユーザは、PC3を利用して投稿作業を行うことができる。この場合、メイン画像や手順画像が予め登録されているので、ユーザは、携帯電話機2による撮影で得られた画像をPC3に転送してから投稿ページで画像を登録する必要がない。
【0042】
ところで、ユーザが投稿ページから投稿作業を行う場合、レシピサーバ1は、事前にパスワード認証を行うことにより、投稿するユーザを特定する。一方、ユーザが投稿メールで画像等の投稿を行う場合、レシピサーバ1はパスワード認証を行うことができない。そのため、投稿メールによる投稿時にユーザを特定する仕組みが必要である。すなわち、悪意のある者がユーザになりすまして、ユーザ本人が意図しない画像等を不正に投稿することができてしまうことを防止する必要がある。このときに、最初の投稿メールはユーザ本人からの投稿メールであったが、2回目以降の投稿メールがユーザ本人ではない者からの投稿メールであった場合に、2回目以降の投稿メールによる投稿を拒否する必要がある。
【0043】
そこで、レシピサーバ1は、ワンタイムアドレスを発行する。ワンタイムアドレスは、投稿メールの受信者を示すメールアドレスとして指定することが許されるメールアドレスである。受信者を示すメールアドレスは、Toフィールドに設定されたメールアドレスである。なお、受信者を示すメールアドレスを、以下、「受信者アドレス」という。ワンタイムアドレスの発行とは、新しいワンタイムアドレスをユーザに提供することをいう。このワンタイムアドレスは、発行のたびに、これまでに発行された何れのワンタイムアドレスとも異なるように生成される固有のメールアドレスである。また、あるワンタイムアドレスを受信者アドレスに指定した投稿メールによる投稿は、1回のみ許される。ユーザは、レシピサーバ1から通知されたワンタイムアドレスを受信者アドレスに指定して、投稿メールを作成する。なお、ワンタイムアドレスの発行処理の詳細、ワンタイムアドレスを用いたユーザの特定方法及び第3者による不正な投稿の防止方法等については後述する。
【0044】
[2.レシピサーバの構成]
次に、レシピサーバ1の構成について、図2及び図3を用いて説明する。
【0045】
図2は、本実施形態に係るレシピサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、レシピサーバ1は、通信部11と、記憶部12と、入出力インターフェース13と、システム制御部14と、を備えている。そして、システム制御部14と入出力インターフェース13とは、システムバス15を介して接続されている。
【0046】
通信部11は、ネットワークNWに接続して、携帯電話機2やPC3等との通信状態を制御するようになっている。
【0047】
記憶部12(本発明における記憶手段の一例)は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部12には、会員情報DB(データベース)12a、レシピ情報DB12b、管理情報DB12c等のデータベースが構築されている。
【0048】
図3(a)は、本実施形態に係る会員情報DB12aに登録される内容の一例を示す図である。会員情報DB12aには、レシピサイトに会員登録しているユーザに関する会員情報が登録される。具体的に、会員情報DB12aには、ユーザの識別情報であるユーザID(本発明におけるユーザ識別情報の一例)、パスワード、ニックネーム、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、携帯電話機2のメールアドレス、PC3のメールアドレス等が、ユーザごとに対応付けて登録される。携帯電話機2のメールアドレスは、移動体通信事業者によって付与されたメールアドレスである。携帯電話機2のメールアドレスを受信者アドレスとする電子メールは、基本的に携帯電話機2のみが受信可能である。PC3のメールアドレスは、移動体通信事業者によって付与されたものではないメールアドレスである。PC3のメールアドレスを受信者アドレスとする電子メールは、PC3が受信可能である。
【0049】
図3(b)は、本実施形態に係るレシピ情報DB12bに登録される内容の一例を示す図である。レシピ情報DB12bにはレシピ情報が登録される。具体的に、レシピ情報DB12bには、レシピID(本発明における生成情報識別情報の一例)、投稿者ユーザID、公開フラグ、公開年月日、レシピタイトル、料理名、メイン画像、材料名及び材料の分量、コメント、手順情報、調理時間、材料費、料理の用途、きっかけ文等が、投稿されたレシピごとに対応付けて登録される。
【0050】
投稿者ユーザIDはレシピを投稿したユーザのユーザIDである。公開フラグは、投稿されたレシピが公開されているか否かを示す情報である。公開フラグがOFFに設定されている場合、レシピ情報が公開されていないことを示し、公開フラグがONに設定されている場合、レシピ情報が公開されていることを示す。公開されていないレシピ情報は、下書き状態のレシピ情報である。ユーザが、レシピ情報を公開することを選択することにより、公開フラグがOFFからONに変更される。
【0051】
図3(c)は、本実施形態に係る手順情報に設定される内容の一例を示す図である。手順情報は、料理の手順を示す情報である。具体的に、手順情報には、手順数が設定される。また、手順情報には、手順ごとの手順文及び手順画像が、手順数に相当する数分設定される。手順文は、手順の内容を示す文章である。
【0052】
図3(d)は、本実施形態に係る管理情報DB12cに登録される内容の一例を示す図である。管理情報DB12cには、ワンタイムアドレスを管理するための管理情報が登録されている。管理情報は、レシピサーバ1が投稿メールを受信したときの処理内容を決定するための情報でもある。具体的に、管理情報DB12cには、管理ID(本発明におけるアドレス識別情報の一例)、タイプID、発行対象レシピID、発行対象ユーザID、ワンタイムメールボックス名(本発明における固有情報の一例)、発行日時及び受信フラグが、発行されたワンタイムアドレスごとに登録される。
【0053】
管理IDは、管理情報の識別情報である。例えば、管理情報の登録順に、000001から順に管理IDが付与される。タイプIDは、対応するワンタイムアドレスの用途を識別する識別情報である。このタイプIDには、「新規投稿」または「手順追加」が設定される。「新規投稿」は、ワンタイムアドレスがレシピ情報の新規登録のために用いられることを示すタイプIDである。また、「新規投稿」は、投稿メールに添付された画像がメイン画像として用いられ、投稿メールのサブジェクト及び本文が、レシピタイトル及びきっかけ文として用いられることを示すタイプIDである。「手順追加」は、ワンタイムアドレスが、既に登録されているレシピ情報に対する手順画像の追加のために用いられることを示すタイプIDである。また、「手順追加」は、投稿メールに添付された画像が手順画像として用いられることを示すタイプIDである。なお、「新規投稿」に対応するワンタイムアドレスは、本発明における第1アドレスの一例である。また、「手順追加」に対応するワンタイムアドレスは、本発明における第2アドレスの一例である。
【0054】
発行対象レシピIDは、対応するワンタイムアドレスが受信者アドレスに指定された投稿メールに含まれる画像等の情報が登録されるレシピ情報のレシピIDである。発行対象ユーザIDは、対応するワンタイムアドレスが発行されたユーザのユーザIDである。タイプIDが「新規投稿」である場合、発行対象レシピIDは、新規登録されるレシピ情報のレシピIDである。タイプIDが「追加投稿」である場合、発行対象レシピIDは、手順画像が追加されるレシピ情報のレシピIDである。
【0055】
ワンタイムメールボックス名は、発行されたワンタイムアドレスに含まれるメールボックス名である。レシピサーバ1は、管理ID等の情報を含む平文を、予め定められたハッシュ関数を用いてハッシュ化することにより、ワンタイムメールボックス名を生成する。管理IDは、生成されるワンタイムアドレスごとに固有の識別情報である。従って、管理IDに基づいて生成されたワンタイムメールボックス名は、他のワンタイムアドレスに含まれるワンタイムメールボックス名と、基本的には異なるメールボックス名となる。一方、ワンタイムアドレスに含まれるドメイン名は、全てのワンタイムアドレスで同一になっている。このドメイン名は、レシピ情報の投稿用のドメイン名である。従って、ワンタイムメールボックス名が判明すると、ワンタイムアドレスも判明する。なお、レシピサーバ1が受信した投稿メールは、レシピサーバ1の処理に用いられた後は保存する必要がない。そのため、ワンタイムメールボックス名に対応するメールボックスは生成されない。
【0056】
発行日時は、対応するワンタイムアドレスが発行された日時を示す。ワンタイムアドレスが発行されてから所定の長さの期間(例えば、1ヶ月等)が経過すると、発行されたワンタイムアドレスは無効となる。レシピサーバ1は、無効となったワンタイムアドレスが受信者アドレスとして設定された投稿メールによる投稿を拒否する。ワンタイムアドレスが発行されてから時間が経過するほど、ワンタイムアドレスが第3者に知られてしまう可能性がある。そのため、ワンタイムアドレスの不正利用の可能性を減らすため、有効期限が設定されている。
【0057】
受信フラグは、対応するワンタイムアドレスを受信者アドレスとして指定された投稿メールが受信されたか否かを示す。受信フラグがOFFに設定されている場合、投稿メールが受信されていないことを示し、受信フラグがONに設定されている場合、投稿メールが受信されていることを示す。受信フラグは、発行されたワンタイムアドレスが受信者アドレスに指定された投稿メールによる投稿を1回のみ許容するために用いられる情報である。
【0058】
次に、記憶部12に記憶される情報について説明する。記憶部12には、レシピサイトのWebページを構成するHTML(Hyper Text Markup Language)文書、XML(Extensible Markup Language)文書、画像データ、テキストデータ、電子文書等の各種データが記憶されている。
【0059】
また、記憶部12には、オペレーティングシステム、WWW(World Wide Web)サーバプログラム、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバプログラム、DBMS(DataBase Management System)、レシピ情報管理プログラム等の各種プログラムが記憶されている。レシピ情報管理プログラムは、レシピサイトに関する各種処理を実行するためのプログラムである。なお、レシピ情報管理プログラム等の各種プログラム(本発明における情報登録プログラムの一例を含む)は、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしても良い。
【0060】
入出力インターフェース13は、通信部11及び記憶部12とシステム制御部14との間のインターフェース処理を行うようになっている。
【0061】
システム制御部14は、CPU(Central Processing Unit)14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c等により構成されている。そして、システム制御部14は、CPU14aが、各種プログラムを読み出し実行することにより、本発明における受信手段、判別手段、登録手段、送信手段、判定手段、追加手段、第2送信手段、第2判定手段、識別情報生成手段、アドレス生成手段、表示情報生成手段及び表示情報送信手段として機能するようになっている。
【0062】
なお、レシピサーバ1が、複数のサーバ装置で構成されても良い。例えば、レシピ情報の登録等を行うサーバ装置、携帯電話機2やPC3からのリクエストに応じてレシピサイトのWebページを送信するサーバ装置、電子メールの送受信を行うサーバ装置及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されても良い。
【0063】
[3.レシピ情報提供システムの動作]
次に、レシピ情報提供システムSの動作について、図4乃至図14を用いて説明する。
【0064】
[3−1.レシピ情報提供システム全体の動作]
図4は、本実施形態に係るレシピ情報提供システムSの投稿メールを利用したレシピ情報の投稿時における処理例を示すシーケンス図である。
【0065】
あるユーザXは、例えば、電子メールでレシピ情報を投稿する前に、レシピサイトにログインする。このとき、ユーザXは、ユーザID及びパスワードを携帯電話機2−1に入力する。携帯電話機2−1は、入力されたユーザID及びパスワードをレシピサーバ1に送信する。レシピサーバ1は、ユーザ識別情報受信手段としてユーザID及びパスワードを受信すると、受信した情報に基づいてパスワード認証を行う。このとき、レシピサーバ1は、契約者固有IDを取得する。契約者固有IDは、携帯電話機2の契約者に対して移動体通信事業者から付与される固有の識別情報である。なお、移動体通信事業者によって、契約者固有IDの呼称が異なる場合がある。契約者固有IDは、例えば、移動体通信事業者のゲートウェイサーバにより、携帯電話機2から送信されたリクエストに付加されたり、携帯電話機2自身によりリクエストに付加されたりする。レシピサーバ1は、パスワード認証が成功すると、ユーザIDと契約者固有IDとを対応付けて記憶する。その後、レシピサーバ1は、携帯電話機2−1から送信されてくるリクエストに付加された契約者固有IDから、ユーザIDを取得することができる。そして、レシピサーバ1は、取得したユーザIDにより、ユーザを特定することができる。なお、レシピサーバ1は、携帯電話機2−1に送信するHTML文書に含まれるaタグのhref属性に設定されるURLに、受信したユーザIDを付加しても良い(付加されるユーザIDは暗号化されていても良い)。これにより、携帯電話機2−1からレシピサーバ1に送信されるリクエストに含まれているURLには、ユーザIDが付加される。そのため、レシピサーバ1は、リクエストを送信してくる携帯電話機2−1からユーザIDを受信することができる。
【0066】
その後、図4に示すように、ユーザXは、レシピサイトのWebページで、電子メールによる投稿を選択する(ステップS1)。すると、携帯電話機2−1は、メール投稿用ページのリクエストをレシピサーバ1に送信する(ステップS2)。メール投稿用ページは、新しいワンタイムアドレスをユーザに提供するためのWebページである。レシピサーバ1は、メール投稿用ページのリクエストを受信すると、ワンタイムアドレスを生成する(ステップS3)。このとき、レシピサーバ1は、管理情報を登録する。管理情報には、新しく生成された管理ID、取得したユーザID、新しいレシピID、生成したワンタイムアドレスのメールボックス名等が設定される。また、タイプIDとして「新規投稿」が設定される。
【0067】
次いで、レシピサーバ1は、生成したワンタイムアドレスのメールリンクを含むメール投稿用ページを、携帯電話機2−1に送信する(ステップS4)。メールリンクは、aタグのhref属性に、「mailto:メールアドレス」の形式でメールアドレスが設定されたリンクである。携帯電話機2−1は、受信したメール投稿用ページを画面に表示する。
【0068】
図5(a)は、メール投稿用ページの画面表示例を示す図である。図5に示すように、メール投稿用ページには、リンク101が表示される。リンク101は、ワンタイムアドレスのメールリンクである。ユーザXがリンク101を選択すると(ステップS5)、携帯電話機2−1は、電子メールクライアントソフトを起動して、新規メール作成画面を表示する(ステップS6)。新規メール作成画面は、新しい電子メールを作成するための画面である。
【0069】
図5(b)は、新規メール作成画面の表示例を示す図である。図5(b)に示すように新規メール作成画面には、宛先入力欄111、サブジェクト入力欄112、添付ファイル表示欄113及び本文入力欄114が表示される。宛先入力欄111は、電子メールの受信者アドレスを入力するための入力欄である。宛先入力欄111には、ステップS3において生成されたワンタイムアドレスが予め設定されている。サブジェクト入力欄112は、電子メールのサブジェクトを入力するための入力欄である。添付ファイル表示欄113には、電子メールに添付されるファイルのファイル名が表示される。本文入力欄114は、電子メールの本文のテキストを入力するための入力欄である。電子メールクライアントソフトの起動時、サブジェクト入力欄112、添付ファイル表示欄113及び本文入力欄114には、何も設定されていない。
【0070】
ユーザXは、サブジェクト入力欄112に、レシピタイトルを入力する。また、ユーザXは、添付ファイルとして、レシピ情報のメイン画像となる画像を指定する。また、ユーザXは、本文入力欄114に、きっかけ文を入力する(ステップS7)。すると、図5(b)に示すように、サブジェクト入力欄112、添付ファイル表示欄113及び本文入力欄114には、レシピタイトル、添付画像のファイル名、きっかけ文が表示される。なお、レシピタイトル及びきっかけ文の入力は省略することができる。その後、ユーザXは、電子メールの送信を選択する。すると、携帯電話機2−1は、添付された画像、入力されたサブジェクト及び本文を含む投稿メールを送信する(ステップS8)。投稿メールは、メールサーバにより、受信者アドレスに基づいてレシピサーバ1へ転送される。
【0071】
レシピサーバ1は、投稿メールを受信すると、投稿メールの受信者アドレスがワンタイムアドレスとして有効であるか否かを判定する(ステップS9)。例えば、レシピサーバ1は、対応する管理情報が登録されているか、過去に受信されている投稿メールの受信者アドレスと同一ではないか、有効期限内か等の判定を行う。このとき、レシピサーバ1は、受信者アドレスがワンタイムアドレスとして有効ではないと判定した場合には、投稿メールを拒否する。つまり、レシピサーバ1は、レシピ情報の登録を行わない。一方、レシピサーバ1は、受信者アドレスとして指定されたメールアドレスがワンタイムアドレスとして有効であると判定した場合には、投稿メールに含まれる情報の登録を行う。ここで、管理情報のタイプIDは「新規投稿」である。そこで、レシピサーバ1は、下書きとしてのレシピ情報の新規登録を行う(ステップS10)。このとき、レシピサーバ1は、レシピ情報に対応付けるレシピID及びユーザIDとして、管理情報に設定された発行対象レシピID及び発行対象ユーザIDを用いる。
【0072】
ワンタイムアドレスは、発行されるたびに固有となるメールアドレスである。また、レシピ情報の新規登録のために発行されるワンタイムアドレスは、ユーザがレシピサイトにログインした状態で発行される。つまり、ワンタイムアドレスは、パスワード認証によりユーザが特定された状態で発行される。そして、特定されたユーザのユーザIDは管理情報に設定されている。従って、レシピサーバ1は、投稿メールの受信者アドレスに指定されたワンタイムアドレスに対応する管理情報に設定されたユーザIDから、ユーザを特定することができる。
【0073】
また、ワンタイムアドレスは、投稿メールの受信者アドレスとして1回のみ設定可能である。そのため、ワンタイムアドレスが他者に知られてしまったとしても、ユーザ自身が、発行されたワンタイムアドレスを用いて先に投稿メールを送信すれば良い。その後に、他者が同一のワンタイムアドレスを用いて投稿メールを送信しても、その投稿メールは拒否される。また、総当たり攻撃に対しても有効である。つまり、他者が、投稿メールの受信者アドレスとして指定可能な文字の組み合わせを可能な限り生成して、次々に投稿メールを送信したとする。この場合、他者が生成した受信者アドレスが、発行されたワンタイムアドレスと偶然に一致したとしても、ユーザ自身が先に投稿メールを送信した後であれば、他者からの投稿メールは拒否される。また、ユーザ自身が投稿メールを送信しなかったとしても、ワンタイムアドレスの有効期限が切れた後は、他者からの投稿メールは拒否される。よって、レシピ情報を登録した本人ではない者が本人になりすまして投稿メールでレシピ情報を登録することを困難にすることができる。
【0074】
また、ワンタイムアドレスが受信者アドレスとして1回のみ設定可能となっていることは、ユーザによる誤登録を防止するためにも有益である。つまり、ユーザが、同じワンタイムアドレスを投稿メールの受信者アドレスに設定することにより、レシピ情報を誤って新規に登録したり、手順画像を誤って追加することを防止したりすることができる。
【0075】
レシピサーバ1は、レシピ情報を登録すると、新たなワンタイムアドレスを生成する(ステップS11)。このとき、レシピサーバ1は、新しい管理情報を登録する。新しい管理情報には、ステップS3において登録された管理情報に設定されていた発行対象レシピID及び発行対象ユーザIDが引き継がれる。また、タイプIDとして「手順追加」が設定される。次いで、レシピサーバ1は、生成したワンタイムアドレスを本文に含む投稿完了メールを送信する(ステップS12)。投稿完了メールは、投稿された情報の登録が完了したことを通知する電子メールである。投稿完了メールの受信者アドレスには、ユーザXの携帯電話機2−1のメールアドレスが設定される。そのため、レシピサーバ1は、ユーザX宛ての投稿完了メールを送信する。投稿メールに設定されている送信者を示すメールアドレスには、ユーザXの携帯電話機2−1のメールアドレスが設定される。送信者を示すメールアドレスとは、Fromフィールドに設定されたメールアドレスである。そのため、レシピサーバ1は、ユーザXの携帯電話機2−1のメールアドレスを取得することができる。なお、送信者を示すメールアドレスを、以下、「送信者アドレス」という。
【0076】
ユーザは、携帯電話機2−1を操作することにより、電子メールクライアントソフトを起動し、携帯電話機2−1に、メールサーバから投稿完了メールを受信させる。そして、携帯電話機2−1は、投稿完了メールを画面に表示する。
【0077】
図5(c)は、投稿完了メールの画面表示例を示す図である。図5(c)に示すように、投稿完了メールの本文には、投稿が完了した旨のメッセージが表示される。また、投稿メールの本文には、メールアドレス121が表示される。メールアドレス121は、ステップS11において生成されたワンタイムアドレスである。
【0078】
ユーザXがメールアドレス121を選択すると(ステップS13)、携帯電話機2−1は、電子メールクライアントソフトを起動して、新規メール作成画面を表示する(ステップS14)。
【0079】
図5(d)は、新規メール作成画面の表示例を示す図である。図5(d)に示すように、宛先入力欄111には、メールアドレス121が示すワンタイムアドレスが予め設定されている。ユーザXは、添付ファイルとして、手順画像となる画像を指定する。(ステップS15)。すると、図5(d)に示すように、添付ファイル表示欄113には、添付画像のファイル名が表示される。このとき、ユーザXは、添付ファイルとして、複数の手順画像を指定しても良い。そして、ユーザXは、電子メールの送信を選択する。すると、携帯電話機2−1は、添付された画像含む投稿メールを送信する(ステップS16)。
【0080】
レシピサーバ1は、投稿メールを受信すると、ステップS9と同様に、投稿メールの受信者アドレスがワンタイムアドレスとして有効であるか否かを判定する(ステップS17)。そして、レシピサーバ1は、有効であると判定した場合には、投稿メールに含まれる情報の登録を行う。ここで、管理情報のタイプIDは「手順追加」である。そこで、レシピサーバ1は、既に登録されているレシピ情報に対して、投稿メールに添付された画像を、手順画像として追加する(ステップS18)。このときにも、レシピサーバ1は、対象となるレシピ情報のレシピIDとして、管理情報に設定された発行対象レシピIDを用いる。
【0081】
ステップS12において送信される投稿完了メールの受信者アドレスには、ステップS8において送信された投稿メールの送信者アドレスが設定される。これにより、投稿メールの送信者に対して投稿完了メールが送信されることが保証される。そして、ステップS10におけるレシピ情報の新規登録時において、投稿したユーザが特定されている。従って、投稿完了メールの送信により発行されるワンタイムアドレスは、ユーザが特定された状態で発行される。従って、レシピサーバ1は、レシピ情報に対する手順画像追加時にも、レシピ情報の新規登録時と同様に、ユーザを特定することができる。また、レシピ情報の新規登録時と同様に、レシピ情報を登録した本人ではない者が投稿メールでレシピ情報に手順画像を追加することを困難にすることができる。
【0082】
レシピサーバ1は、レシピ情報に対する手順画像を追加すると、ステップS11及びS12と同様に、新たなワンタイムアドレスの生成(ステップS19)、及び、投稿完了メールの送信を行う(ステップS20)。携帯電話機2−1は、投稿完了メールを受信して画面に表示する。図5(e)は、投稿メールの画面表示例を示す図である。図5(e)に示すように、本文には、メールアドレス121として、ステップS19において生成されたワンタイムアドレスが表示される。
【0083】
ユーザXは、必要があれば、添付ファイルとして手順画像となる画像を指定し、投稿メールを携帯電話機2から送信させる。こうして、ステップS13〜S20の処理が、必要に応じて繰り返される。
【0084】
ユーザは、新しいレシピ情報を投稿する場合には、再度メール投稿用ページを携帯電話機2に表示させれば良い。これにより、新たなワンタイムアドレスが発行される。そして、メール投稿用ページにより発行されるワンタイムアドレスには、タイプIDが「新規投稿」である管理情報と対応付けられている。「新規投稿」を示すタイプIDが設定されている場合、レシピサーバ1はレシピ情報の新規登録を行う。従って、各ユーザは、複数のレシピ情報を投稿することができる。
【0085】
また、投稿完了メールにより発行されるワンタイムアドレスに対応する管理情報には、レシピ情報が新規登録されたときにレシピIDが設定されている。また、この管理情報に設定されているタイプIDは「手順追加」を示す。「手順追加」を示すタイプIDが設定されている場合、レシピサーバ1は、管理情報に設定されているレシピIDに対応するレシピ情報に、手順画像を追加する。従って、各ユーザは、登録された複数のレシピ情報のそれぞれに、手順画像を追加させることができる。
【0086】
ユーザは、投稿メールを用いて投稿する場合、レシピ情報を新規に投稿するか、または、レシピ情報に情報を追加するか、を指定する必要がない。また、ユーザは、投稿メールに添付する画像が、メイン画像であるか、または、手順画像であるか、を指定する必要もない。また、投稿メールの受信者アドレスには、ワンタイムアドレスが自動的に設定される。そのため、ユーザは、手順画像を追加する場合、どのレシピ情報に追加するかを指定したり、追加先のレシピ情報に応じて受信者アドレスの入力や変更を行ったりする必要がない。ユーザは、投稿したい情報を入力したり添付したりして投稿メールを送信するだけで良い。従って、ユーザは、簡単に、複数のレシピ情報を投稿したり、複数のレシピ情報に対してそれぞれ情報を追加したりすることができる。
【0087】
図6は、本実施形態に係るレシピ情報提供システムSの投稿ページを利用したレシピ情報の投稿時における処理例を示すシーケンス図である。
【0088】
ユーザXは、投稿メールを用いた投稿を終えた後、投稿ページから、下書きとして登録されたレシピ情報の編集を行う。ここで、ユーザXは、所有しているPC3−1を利用して、編集作業を行ったとする。
【0089】
ユーザXは、PC3−1に、ユーザXが投稿したレシピ情報の下書きの一覧を示すWebページを表示させる。そして、図6に示すように、ユーザXは、一覧の中から編集したいレシピ情報を選択する(ステップS51)。すると、PC3−1は、投稿ページのリクエストをレシピサーバ1に送信する(ステップS52)。投稿ページのリクエストには、選択されたレシピ情報のレシピIDが含まれている。レシピサーバ1は、投稿ページのリクエストを送信すると、投稿ページをPC3−1に送信する(ステップS53)。具体的に、レシピサーバ1は、受信したリクエストに含まれるレシピIDに対応するレシピ情報を、レシピ情報DB12bから取得する。次いで、レシピサーバ1は、取得したレシピ情報に基づいて、投稿ページのHTML文書を生成する。そして、レシピサーバ1は、生成したHTML文書をPC3−1に送信する。PC3−1は、受信したHTML文書に基づいて、投稿ページを画面に表示する。
【0090】
図7は、投稿ページの画面表示例を示す図である。図7に示す投稿ページは、PC3用の投稿ページである。図7に示すように、投稿ページには、レシピIDの表示欄201、レシピタイトルの表示欄202、料理名の表示欄203、対象人数の表示欄204、材料名及び分量の表示欄205、メイン画像の表示欄206、コメントの表示欄207、ニックネームの表示欄208、複数の手順表示欄209、調理時間の表示欄212、材料費の表示欄213、用途の表示欄214、きっかけ文の表示欄215及び公開ボタン216等が表示される。
【0091】
レシピIDの表示欄201には、レシピIDが表示される。レシピタイトルの表示欄202には、ユーザが最初の投稿メールのサブジェクトとして入力したレシピタイトルが表示される。メイン画像の表示欄206には、ユーザが最初の投稿メールに添付した画像が表示される。ニックネームの表示欄208には、投稿したユーザのニックネームが表示される。各手順表示欄209には、手順文の表示欄210及び手順画像の表示欄211が表示される。手順画像の表示欄211には、ユーザが2回目以降の投稿メールに添付した画像が表示される。例えば、ユーザが2つの手順画像を投稿メールに添付した場合、または、2つの投稿メールにそれぞれ1つの手順画像を添付した場合には、図7に示すように、2つの手順表示欄209の手順画像の表示欄211に、手順画像が表示される。きっかけ文の表示欄215には、ユーザが最初の投稿メールの本文として入力したきっかけ文が表示される。その他の表示欄には、対応する情報が表示されていない状態である。
【0092】
投稿ページにおいて、ユーザは各種の編集操作を行うことができる(ステップS54)。例えば、ユーザは、各表示欄を選択操作することにより、選択した表示欄に表示される情報を入力したり変更したりすることができる。また、ユーザは、メイン画像の表示欄206を選択したり、手順表示欄209を選択することにより、選択した表示欄に表示される画像を変更したりすることができる。また、ユーザは、手順表示欄209を追加したり削除したりすることができる。また、ユーザは、手順表示欄209の並び順を変更することができる。手順表示欄209は、手順の順番に対応する。なお、レシピID及びニックネームを変更することはできない。
【0093】
ユーザXが編集操作を行うたびに、PC3−1は、入力された情報、変更された情報、または、変更された画像等を、編集情報としてレシピサーバ1に送信する(ステップS55)。編集情報には、レシピIDが含まれている。レシピサーバ1は、レシピ情報DB12bにおいて、受信した編集情報に含まれるレシピIDに対応するレシピ情報を更新する(ステップS56)。具体的に、レシピサーバ1は、編集情報に含まれる情報をレシピ情報中に追加したり、編集情報に含まれる情報をレシピ情報中の対応する情報に上書きしたりする。
【0094】
その後、ユーザXが、公開ボタン216を選択操作すると、PC3−1は、レシピIDを含む公開リクエストをレシピサーバ1に送信する(ステップS57)。レシピサーバ1は、レシピ情報DB12bにおいて、受信した公開リクエストに含まれるレシピIDに対応するレシピ情報中の公開フラグをONに変更する。また、レシピサーバ1は、表示情報生成手段として、公開リクエストに含まれるレシピIDに対応するレシピ情報に含まれる各情報を構成要素とするレシピページを生成する(ステップS58)。具体的に、レシピサーバ1は、レシピ情報に含まれる各テキストの情報を、それぞれ所定の位置に埋め込んだHTML文書を生成する。また、レシピサーバ1は、レシピ情報に含まれるメイン画像や手順画像のURLを、それぞれ対応するimgタグのsrc属性に設定する。レシピサーバ1は、携帯電話機2用のHTML文書とPC3用のHTML文書を生成する。そして、レシピサーバ1は、生成したHTML文書を記憶部12に記憶させる。なお、レシピサーバ1は、携帯電話機2用のHTML文書として、後述する手順ページのHTML文書も生成する。
【0095】
その後、あるユーザYが、レシピページを閲覧するためにPC3−2を操作する。すると、PC3−2は、レシピページのリクエストをレシピサーバ1に送信する(ステップS59)。レシピサーバ1は、受信したリクエストに対応するレシピページを、PC3−2に送信する(ステップS60)。具体的に、レシピサーバ1は、リクエストに含まれるURLに対応するHTML文書を記憶部12から取得する。そして、レシピサーバ1は、表示情報送信手段として、取得したHTML文書をPC3−2に送信する。PC3−2は、受信したHTML文書を用いてレシピページを画面に表示させる。
【0096】
図8は、PC3用のレシピページの画面表示例を示す図である。図8に示すように、PC3用のレシピページには、レシピID301、レシピタイトル302、料理名303、対象人数304、材料名及び分量305、メイン画像306、コメント307、ニックネーム308、複数の手順表示欄309、調理時間312、材料費313、用途314、きっかけ文315が表示される。各手順表示欄309には、手順文310及び手順画像311が表示される。
【0097】
図9(a)は、携帯電話機2用のレシピページの画面表示例を示す図である。携帯電話機2には、図9(a)に示すレシピページが表示される。具体的に、携帯電話機2用のレシピページには、レシピタイトル401、メイン画像402、ニックネーム403、コメント404、対象人数405、材料名及び分量406、複数の手順文407、きっかけ文409、調理時間410、材料費411、用途412及びレシピID413等が表示される。
【0098】
携帯電話機2用のレシピページには、手順画像が表示されない。その代わりに、各手順文407に続けて、手順表示リンク408が表示される。ユーザが何れかの手順表示リンク408を選択操作すると、携帯電話機2の画面には、手順ページが表示される。
【0099】
図9(b)は、手順ページの画面表示例である。図9(b)に示すように、手順ページには、選択された手順表示リンク408に対応する手順の手順文501及び手順画像502が表示される。このように、レシピサーバ1は、レシピ情報の一部の情報が構成要素となるWebページのHTML文書を複数生成して、複数のWebページによって1つのレシピ情報の全体が表示されるようにしても良い。
【0100】
[3−2.レシピサーバの動作]
図10は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のメール投稿用ページリクエスト受信時処理における処理例を示すフローチャートである。メール投稿用ページリクエスト受信時処理は、システム制御部14が、携帯電話機2からメール投稿用ページのリクエストを受信したときに開始される。
【0101】
図10に示すように、システム制御部14は、リクエストを送信してきた携帯電話機2を利用するユーザのユーザIDを取得する(ステップS101)。なお、ユーザIDの取得方法は既に説明されている。次いで、システム制御部14は、新しいレシピIDを生成する(ステップS102)。次いで、システム制御部14は、タイプIDに「新規投稿」を設定する(ステップS103)。
【0102】
次いで、システム制御部14は、後述するワンタイムアドレス発行処理を実行する(ステップS104)。このとき、システム制御部14は、取得したユーザID、生成したレシピID及び「新規投稿」を示すタイプIDを、ワンタイムアドレス発行処理の引数として指定する。ワンタイムアドレス発行処理では、新しいワンタイムアドレスが生成される。また、ワンタイムアドレス発行処理では、引数として指定されたユーザID、レシピID及びタイプIDが設定された管理情報を登録する。
【0103】
次いで、システム制御部14は、記憶部12からメール投稿用ページのHTML文書を取得する。そして、システム制御部14は、取得したHTML文書に含まれるメールリンクのaタグのhref属性に、ワンタイムアドレス発行処理で生成されたワンタイムアドレスを設定する(ステップS105)。次いで、システム制御部14は、第2送信手段として、ワンタイムアドレスの設定を行ったHTML文書を、メール投稿用ページのリクエストの送信元の携帯電話機2に送信する(ステップS106)。システム制御部14は、ステップS106の処理を終えると、メール投稿用ページリクエスト受信時処理を終了させる。
【0104】
図11は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のワンタイムアドレス発行処理における処理例を示すフローチャートである。
【0105】
図11に示すように、システム制御部14は、アドレス生成手段として、発行のたびに固有となるワンタイムアドレスを生成する。
【0106】
先ず、システム制御部14は、識別情報生成手段として、新しい管理IDを生成する(ステップS201)。次いで、システム制御部14は、ハッシュ化する平文のテキストを生成する(ステップS202)。具体的に、システム制御部14は、記憶部12に記憶されている秘密文字を取得する。秘密文字は、例えば、システムの管理者等により予め設定されたテキストである。秘密文字は、レシピサイトの外部に漏れないように管理される。また、システム制御部14は、現在時刻を取得する。また、システム制御部14は、疑似乱数を生成する。そして、システム制御部14は、引数として指定されたタイプID、新しく生成された管理ID、秘密文字、現在時刻、疑似乱数を接続して、平文のテキストを生成する。
【0107】
次いで、システム制御部14は、記憶部12に記憶されているハッシュ関数を用いて、生成された平文のテキストをハッシュ化する。これにより、システム制御部14は、ワンタイムメールボックス名を生成する(ステップS203)。
【0108】
前述したように、管理IDは、生成されるワンタイムアドレスごとに固有の識別情報である。従って、ワンタイムメールボックス名は、これまでに生成されたワンタイムメールボックス名と異なるように生成される。そのため、これまでに生成されたワンタイムメールボックス名と異なるようにワンタイムメールボックス名を生成するために、平文にレシピIDやユーザIDを含ませる必要はない。従って、例えば、悪意のある者が、入手したワンタイムメールボックス名から元の平文が突き止めたとしても、対象となるレシピ情報や、投稿するユーザを特定することはできない。これにより、セキュリティを確保することができる。例えば、悪意のある者が、特定のユーザになりすましてレシピ情報を投稿したり、特定のレシピ情報に情報を追加したりするために、ワンタイムメールボックス名を偽造することを困難にすることができる。
【0109】
次いで、システム制御部14は、生成したワンタイムメールボックス名に、レシピ情報の投稿用のドメイン名を接続して、ワンタイムアドレスを生成する(ステップS204)。
【0110】
次いで、システム制御部14は、管理情報DB12cに登録する管理情報の設定処理を行う(ステップS205)。具体的に、システム制御部14は、引数として指定されたユーザID及びレシピIDを、発行対象ユーザID及び発行対象レシピIDとして設定する。また、システム制御部14は、現在日時を取得して、取得した現在日時を発行日時として設定する。また、システム制御部14は、受信フラグをOFFに設定する。また、システム制御部14は、生成した管理ID、引数として指定されたタイプID及び生成したワンタイムメールボックス名を設定する。
【0111】
次いで、システム制御部14は、設定処理が終わった管理情報を管理情報DB12cに登録する(ステップS206)。システム制御部14は、ステップS206の処理を終えると、ワンタイムアドレス発行処理を終了させる。
【0112】
図12は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14の投稿メール受信時処理における処理例を示すフローチャートである。投稿メール受信時処理は、システム制御部14が、受信手段として投稿メールを受信したときに開始される。
【0113】
図12に示すように、システム制御部14は、受信した投稿メールから受信者アドレスを取得する(ステップS301)。そして、システム制御部14は、判別手段として、受信者アドレスの判別を行う。
【0114】
先ず、システム制御部14は、受信者アドレスに含まれるドメイン名が、レシピ情報の投稿用のドメイン名であるか否かを判定する(ステップS302)。このとき、システム制御部14は、レシピ情報の投稿用のドメイン名ではないと判定した場合には(ステップS302:NO)、エラーと判定する(ステップS303)。つまり、システム制御部14は、受信者アドレスが、システム制御部14が生成したワンタイムアドレスではないと判別する。そして、システム制御部14は、投稿メール受信時処理を終了させる。つまり、システム制御部14は、受信した投稿メールによる投稿を拒否する。
【0115】
一方、システム制御部14は、レシピ情報の投稿用のドメイン名であると判定した場合には(ステップS302:YES)、取得した受信者アドレスに含まれるメールボックス名と同一のメールボックス名を含む管理情報を、管理情報DB12cから検索する(ステップS304)。次いで、システム制御部14は、該当する管理情報が検索されたか否かを判定する(ステップS305)。つまり、システム制御部14は、取得した受信者アドレスに含まれるメールボックス名と同一のメールボックス名が管理情報DB12cに登録されているか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、該当する管理情報が検索されなかったと判定した場合には(ステップS305:NO)、エラーと判定する(ステップS303)。つまり、システム制御部14は、受信者アドレスが、システム制御部14が生成したワンタイムアドレスではないと判別する。
【0116】
一方、該当する管理情報が検索されたと判定された場合(ステップS305:YES)、受信者アドレスは、システム制御部14が生成したワンタイムアドレスである。この場合、システム制御部14は、判定手段及び第2判定手段として、検索された管理情報に設定されている受信フラグの内容を判定する(ステップS306)。このとき、システム制御部14は、受信フラグがONに設定されていると判定した場合には(ステップS306:ON)、エラーと判定する。この場合、受信された投稿メールから取得されたワンタイムアドレスは、過去に一度利用されている。つまり、システム制御部14は、取得したワンタイムアドレスと同じワンタイムアドレスが受信者アドレスとして設定された投稿メールを過去に受信している。そのため、システム制御部14は、受信した投稿メールによる投稿を拒否する。
【0117】
一方、システム制御部14は、受信フラグがOFFに設定されていると判定した場合には(ステップS306:OFF)、受信フラグをONに変更する(ステップS307)。次いで、システム制御部14は、取得したワンタイムアドレスの有効期限が切れているか否かを判定する(ステップS308)。具体的に、システム制御部14は、現在日時を取得する。次いで、システム制御部14は、現在日時から、検索された管理情報に設定されている発行日時を減算することにより、発行日時からの経過時間を計算する。そして、システム制御部14は、計算した経過時間が、記憶部12に予め記憶されているしきい時間よりも長いか否かを判定する。しきい時間は、ワンタイムアドレスが有効な期間の長さを示す。
【0118】
このとき、システム制御部14は、経過時間がしきい時間よりも長いと判定した場合には、ワンタイムアドレスの有効期限が切れていると判定する(ステップS308:YES)。この場合、システム制御部14は、エラーと判定する(ステップS303)。
【0119】
一方、システム制御部14は、経過時間がしきい時間よりも長くはないと判定した場合には、ワンタイムアドレスの有効期限が切れていないと判定する(ステップS308:NO)。この場合、システム制御部14は、ワンタイムアドレスは有効であると判定する。次いで、システム制御部14は、検索された管理情報に設定されているタイプIDの内容を判定する(ステップS309)。このとき、システム制御部14は、タイプIDが「新規投稿」を示すと判定した場合には(ステップS309:新規投稿)、受信者アドレスが、新規登録に用いられるワンタイムアドレスであると判別する。この場合、システム制御部14は、後述する新規投稿処理を実行する(ステップS310)。このとき、システム制御部14は、引数として、検索された管理情報を指定する。新規投稿処理では、引数として指定された管理情報に基づいて、受信された投稿メールに含まれる情報がレシピ情報として新規に登録される。
【0120】
一方、システム制御部14は、タイプIDが「手順追加」を示すと判定した場合には(ステップS309:手順追加)、受信者アドレスが、既に登録されているレシピ情報に対する情報の追加に用いられるワンタイムアドレスであると判別する。この場合、システム制御部14は、後述する手順追加処理を実行する(ステップS311)。このとき、システム制御部14は、引数として、検索された管理情報を指定する。新規投稿処理では、引数として指定された管理情報に基づいて、受信された投稿メールに含まれる情報が、既に登録されているレシピ情報中に追加される。
【0121】
システム制御部14は、ステップS310またはS311の処理を終えると、投稿メール受信時処理を終了させる。なお、システム制御部14は、ステップS303においてエラーと判定したときに、投稿メールの送信者宛てに、エラーを通知する電子メールを送信しても良い。
【0122】
図13は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14の新規投稿処理における処理例を示すフローチャートである。
【0123】
図13に示すように、システム制御部14は、引数として指定された管理情報に設定されているユーザIDが有効であるか否かを判定する(ステップS401)。具体的に、システム制御部14は、管理情報に設定されているユーザIDに対応する会員情報が会員情報DB12aに登録されているか否かを判定する。管理情報に設定されているユーザIDに対応する会員情報とは、管理情報に設定されているユーザIDと同一のユーザIDを含む会員情報である。このとき、システム制御部14は、管理情報に設定されているユーザIDに対応する会員情報が登録されていないと判定した場合には、ユーザIDが無効であると判定する(ステップS401:NO)。この場合、システム制御部14は、エラーと判定する(ステップS402)。この場合、ユーザIDに対応するユーザは、レシピサイトから脱会しているからである。そして、システム制御部14は、新規投稿処理を終了させる。つまり、システム制御部14は、受信した投稿メールによる投稿を拒否する。
【0124】
一方、システム制御部14は、管理情報に設定されているユーザIDに対応する会員情報が登録されていると判定した場合には、ユーザIDは有効であると判定する(ステップS401:YES)。この場合、システム制御部14は、受信した投稿メールの本体が、マルチパートからなる本体であるか否かを判定する(ステップS403)。このとき、システム制御部14は、受信した投稿メールの本体がシングルパートであると判定した場合には(ステップS403:NO)、エラーと判定する(ステップS402)。この場合、投稿メールには、メイン画像となる画像が添付されていない。そのため、システム制御部14は、メイン画像が添付されていない投稿メールによる投稿を拒否する。
【0125】
一方、システム制御部14は、受信した投稿メールの本体が、マルチパートからなる本体であると判定した場合には(ステップS403:YES)、本体に含まれるパートのうち1つを選択する(ステップS404)。投稿メールの本体がマルチパートからなる場合、投稿メールの本体に含まれる各パートは、例えば、投稿メールのメッセージの本文や添付画像等である。次いで、システム制御部14は、選択したパートが本文であるか否かを判定する(ステップS405)。このとき、システム制御部14は、選択したパートが本文であると判定した場合には(ステップS405:YES)、選択したパートから本文のテキストを取得して、RAM14cの所定の領域に設定する(ステップS406)。次いで、システム制御部14は、ステップS410に移行する。
【0126】
一方、システム制御部14は、選択したパートが本文ではないと判定した場合には(ステップS405:NO)、選択したパートが添付画像であるか否かを判定する(ステップS407)。このとき、システム制御部14は、選択したパートが添付画像ではないと判定した場合には(ステップS407:NO)、ステップS410に移行する。
【0127】
一方、システム制御部14は、選択したパートが添付画像であると判定した場合には(ステップS407:YES)、この添付画像が、登録するための条件を満たすか否かを判定する(ステップS408)。例えば、システム制御部14は、添付画像のフォーマット、表示サイズ、データサイズ等が、それぞれ予め設定された条件を満たすか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、添付画像が条件を満たすと判定した場合には(ステップS408:YES)、選択したパートから添付画像を取得して、RAM14cの所定の領域に設定する(ステップS409)。次いで、システム制御部14は、ステップS410に移行する。
【0128】
一方、システム制御部14は、添付画像が条件を満たさないと判定した場合には(ステップS408:NO)、選択したパートの添付画像を無視して、ステップS410に移行する。
【0129】
ステップS410において、システム制御部14は、本体に含まれるパートのうち、まだ選択していないパートがあるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、まだ選択していないパートがあると判定した場合には(ステップS410:YES)、まだ選択していないパートのうち1つを選択する(ステップS411)。次いで、システム制御部14は、ステップS405に移行する。システム制御部14は、ステップS405〜S411の処理を繰り返すことにより、受信した投稿メールの本体に含まれる本文及び添付画像をRAM14cに設定する。なお、システム制御部14は、投稿メールの本体に複数の添付画像が含まれている場合、何れか1つの添付画像のみをRAM14cに設定する。この場合、システム制御部14は、最初の添付画像をRAM14cに設定しても良いし、最後の添付画像をRAM14cに設定しても良い。
【0130】
システム制御部14は、全てのパートを選択したと判定した場合には(ステップS410:NO)、受信した投稿メールの本体に、条件を満たす添付画像があったか否かを判定する(ステップS412)。このとき、システム制御部14は、条件を満たす添付画像がなかったと判定した場合には(ステップS412:NO)、エラーと判定する(ステップS402)。
【0131】
一方、システム制御部14は、条件を満たす添付画像があったと判定した場合には(ステップS412:YES)、受信した投稿メールのサブジェクトに設定されたテキスト及びRAM14cに設定された本文のテキストが、それぞれ登録するための条件を満たすか否かを判定する(ステップS413)。例えば、システム制御部14は、テキストの長さが予め設定された範囲内であるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、サブジェクトに設定されたテキスト及びRAM14cに設定された本文のテキストが条件を満たさないと判定した場合には(ステップS413:NO)、エラーと判定する(ステップS402)。
【0132】
一方、システム制御部14は、サブジェクトに設定されたテキスト及びRAM14cに設定された本文のテキストが条件を満たすと判定した場合には(ステップS413:YES)、レシピ情報DB12bに登録するレシピ情報の設定処理を行う(ステップS414)。具体的に、システム制御部14は、引数として指定された管理情報に設定されている発行対象レシピID及び発行対象ユーザIDを、レシピID及び投稿者ユーザIDとして設定する。また、システム制御部14は、サブジェクトに設定されたテキストを、レシピタイトルのテキストとして設定する。また、システム制御部14は、RAM14cに設定された添付画像を、メイン画像として設定する。また、システム制御部14は、RAM14cに設定された本文のテキストを、きっかけ文のテキストとして設定する。また、システム制御部14は、公開フラグをOFFに設定する。また、システム制御部14は、手順情報の手順数に0を設定する。
【0133】
次いで、システム制御部14は、登録手段として、設定処理が終わったレシピ情報をレシピ情報DB12bに登録する(ステップS415)。
【0134】
次いで、システム制御部14は、タイプIDに「手順追加」を設定する(ステップS416)。次いで、システム制御部14は、ワンタイムアドレス発行処理を実行する(ステップS417)。このとき、システム制御部14は、引数として指定された管理情報に設定されているユーザID及びレシピIDを、ワンタイムアドレス発行処理の引数として指定する。また、システム制御部14は、「手順追加」を示すタイプIDを引数として指定する。
【0135】
次いで、システム制御部14は、ワンタイムアドレス発行処理で生成されたワンタイムアドレスを本文に含む投稿完了メールを生成する(ステップS418)。このとき、システム制御部14は、受信した投稿メールの送信者アドレスを、投稿完了メールの受信者アドレスとして設定する。次いで、システム制御部14は、送信手段として、生成した投稿完了メールを送信する(ステップS419)。
【0136】
システム制御部14は、ステップS419の処理を終えると、新規投稿処理を終了させる。なお、システム制御部14は、ステップS402においてエラーと判定したときに、投稿メールの送信者宛てに、エラーを通知する電子メールを送信しても良い。また、システム制御部14は、投稿メール受信時処理において、管理情報の受信フラグをONに設定していた(図12ステップS307)。しかしながら、システム制御部14は、投稿メールの本体がシングルパートである場合、条件を満たす添付画像がなかった場合、サブジェクトまたは本文が条件を満たさなかった場合等には、受信フラグをOFFに設定しても良い。つまり、ユーザが条件に合う画像を添付し、また、条件に合うサブジェクト及び本文を入力することにより回避可能なエラーが発生した場合には、同じワンタイムアドレスを受信者アドレスに設定した投稿メールの再送信が可能となっていても良い。
【0137】
図14は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14の手順追加処理における処理例を示すフローチャートである。
【0138】
図14に示すように、システム制御部14は、引数として指定された管理情報に設定されているユーザIDが有効であるか否かを判定する(ステップS501)。この判定方法は、図13に示すステップS401の処理と同様である。このとき、システム制御部14は、ユーザIDが無効であると判定した場合には(ステップS501:NO)、エラーと判定する(ステップS502)。そして、システム制御部14は、手順追加処理を終了させる。つまり、システム制御部14は、受信した投稿メールによる投稿を拒否する。
【0139】
一方、システム制御部14は、ユーザIDは有効であると判定した場合には(ステップS501:YES)、引数として指定された管理情報に設定されているレシピIDが有効であるか否かを判定する(ステップS503)。具体的に、システム制御部14は、管理情報に設定されているレシピIDに対応するレシピ情報がレシピ情報DB12bに登録されているか否かを判定する。管理情報に設定されているレシピIDに対応するレシピ情報とは、管理情報に設定されているレシピIDと同一のレシピIDを含むレシピ情報である。なお、管理情報に設定されているレシピIDに対応するレシピ情報を、以下、「対応レシピ情報」という。
【0140】
システム制御部14は、対応レシピ情報が登録されていないと判定した場合には、レシピIDが無効であると判定する(ステップS503:NO)。この場合、システム制御部14は、エラーと判定する(ステップS502)。この場合、レシピIDに対応するレシピ情報は、ユーザの操作により削除されているからである。
【0141】
一方、システム制御部14は、対応レシピ情報が登録されていると判定した場合には、レシピIDが有効であると判定する(ステップS503:YES)。この場合、システム制御部14は、対応レシピ情報に設定されている公開フラグの内容を判定する(ステップS504)。このとき、システム制御部14は、公開フラグがONに設定されていると判定した場合には(ステップS504:ON)、エラーと判定する(ステップS502)。つまり、システム制御部14は、下書き状態のレシピ情報に対してのみ、投稿メールによる手順画像の追加を許可する。
【0142】
一方、システム制御部14は、公開フラグがOFFに設定されていると判定した場合には(ステップS504:OFF)、対応レシピ情報に設定されている手順数Nを取得する。そして、システム制御部14は、手順数Nが、手順を登録可能な最大数未満であるか否かを判定する(ステップS505)。このとき、システム制御部14は、手順数Nが最大数未満ではないと判定した場合には(ステップS505:NO)、エラーと判定する(ステップS502)。
【0143】
一方、システム制御部14は、手順数Nが最大数未満であると判定した場合には(ステップS505:YES)、受信した投稿メールの本体が、マルチパートからなる本体であるか否かを判定する(ステップS506)。このとき、システム制御部14は、受信した投稿メールの本体がシングルパートであると判定した場合には(ステップS506:NO)、エラーと判定する(ステップS502)。
【0144】
一方、システム制御部14は、受信した投稿メールの本体が、マルチパートからなる本体であると判定した場合には(ステップS506:YES)、本体に含まれるパートのうち1つを選択する(ステップS507)。次いで、システム制御部14は、選択したパートが添付画像であるか否かを判定する(ステップS508)。このとき、システム制御部14は、選択したパートが添付画像ではないと判定した場合には(ステップS508:NO)、ステップS513に移行する。
【0145】
一方、システム制御部14は、選択したパートが添付画像であると判定した場合には(ステップS508:YES)、この添付画像が、登録するための条件を満たすか否かを判定する(ステップS509)。この判定内容は、図13に示すステップS408の判定内容と同様である。このとき、システム制御部14は、添付画像が条件を満たさないと判定した場合には(ステップS509:NO)、ステップS513に移行する。
【0146】
一方、システム制御部14は、添付画像が条件を満たすと判定した場合には(ステップS509:YES)、手順画像の追加を行う。具体的に、システム制御部14は、対応レシピ情報に設定されている手順数Nに1を加算する(ステップS510)。次いで、システム制御部14は、選択したパートから添付画像を取得する。そして、システム制御部14は、追加手段として、取得した添付画像を、手順Nの手順画像として対応レシピ情報に追加登録する(ステップS511)。
【0147】
次いで、システム制御部14は、手順数Nが最大数未満であるか否かを判定する(ステップS512)。このとき、システム制御部14は、手順数Nが最大数未満であると判定した場合には(ステップS512:YES)、ステップS513に移行する。一方、システム制御部14は、手順数Nが最大数未満ではないと判定した場合には(ステップS512:NO)、ステップS515に移行する。
【0148】
ステップS513において、システム制御部14は、本体に含まれるパートのうち、まだ選択していないパートがあるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、まだ選択していないパートがあると判定した場合には(ステップS513:YES)、まだ選択していないパートのうち1つを選択する(ステップS514)。次いで、システム制御部14は、ステップS508に移行する。システム制御部14は、ステップS508〜S514の処理を繰り返すことにより、受信した投稿メールの本体に含まれる添付画像を、手順画像として対応レシピ情報に順次追加する。システム制御部14は、全てのパートを選択したと判定した場合には(ステップS513:NO)、ステップS515に移行する。
【0149】
ステップS515において、システム制御部15は、受信した投稿メールの本体に、条件を満たす添付画像があったか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、条件を満たす添付画像がなかったと判定した場合には(ステップS515:NO)、エラーと判定する(ステップS502)。
【0150】
一方、システム制御部14は、条件を満たす添付画像があったと判定した場合には(ステップS515:YES)、新たなワンタイムアドレスの生成及び管理情報の登録を行い、新たなワンタイムアドレスを本文に含む投稿完了メールを送信する(ステップS516〜S519)。これらの処理は、図13に示すステップS416〜S419と同様である。
【0151】
システム制御部14は、ステップS519の処理を終えると、手順追加処理を終了させる。なお、システム制御部14は、ステップS502においてエラーと判定したときに、投稿メールの送信者宛てに、エラーを通知する電子メールを送信しても良い。また、システム制御部14は、投稿メールの本体がシングルパートである場合、条件を満たす添付画像がなかった場合等には、受信フラグをOFFに設定しても良い。つまり、同じワンタイムアドレスを受信者アドレスに設定した投稿メールの再送信が可能となっていても良い。
【0152】
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、投稿メールを受信し、投稿メールに含まれる受信者アドレスの判別を行い、受信者アドレスが「新規登録」に対応するワンタイムアドレスであると判別された場合に、投稿メールに含まれるメイン画像等を含むレシピ情報をレシピ情報DB12bに登録し、登録されたレシピ情報に対応する「手順追加」に対応するワンタイムアドレスを含む投稿完了メールを、投稿メールの送信者宛てに送信し、受信者アドレスが「手順追加」に対応するワンタイムアドレスであると判別された場合に、受信者アドレスが、過去に受信された投稿メールに含まれる受信者アドレスと同一であるか否かを判定し、同一ではないと判定された場合に、今回の投稿メールに含まれる受信者アドレスに対応するレシピ情報に、投稿メールに含まれる手順画像を追加する。
【0153】
従って、ユーザは、レシピ情報をトピックごとに登録することができる。また、レシピ情報を登録させた本人ではない者からの電子メールでレシピ情報に手順画像が追加されることを困難にすることができる。
【0154】
また、システム制御部15が、投稿メールの受信者アドレスが過去に受信された投稿メールに含まれる受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、「手順追加」に対応する新たなワンタイムアドレスを含む投稿完了メールを送信する。
【0155】
従って、ユーザは、レシピ情報に次々と手順画像を追加させることができる。
【0156】
また、システム制御部14が、ユーザIDを携帯電話機2から受信し、「新規登録」に対応するワンタイムアドレスを、ユーザIDを送信した携帯電話機2に送信する。そして、システム制御部14が、投稿メールの受信者アドレスが「新規登録」に対応するワンタイムアドレスであると判別された場合に、受信者アドレスが、過去に受信された投稿メールに含まれる受信者アドレスと同一であるか否かを判定し、同一ではないと判定された場合に、投稿メールに含まれる受信者アドレスに対応するユーザIDに対応付けて、レシピ情報を登録する。
【0157】
従って、ユーザ本人ではない者が、本人になりすましてレシピ情報を登録することを困難にすることができる。
【0158】
また、システム制御部14が、投稿メールに含まれる受信者アドレスが「新規登録」に対応するワンタイムアドレスであると判別された場合に、投稿メールに含まれるメイン画像等を含むレシピ情報をレシピIDに対応付けて登録する。また、システム制御部14が、管理IDを生成し、管理IDに基づいてワンタイムメールボックス名を生成し、ワンタイムメールボックス名を含むワンタイムアドレスを生成し、生成された管理IDと、生成されたワンタイムメールボックス名と、対応するレシピ情報のレシピIDと、を対応付けて管理情報DB12cに登録する。そして、システム制御部14が、受信された投稿メールの受信者アドレスのメールボックス名と同一のワンタイムメールボックス名が管理情報DB12c登録されている場合に、受信者アドレスがワンタイムアドレスであると判別し、投稿メールに含まれる受信者アドレスのワンタイムメールボックス名に対応するレシピIDに対応するレシピ情報に、手順画像を追加する。
【0159】
従って、特定のレシピ情報に手順画像を追加することを目的とする者によりワンタイムアドレスが不正に生成されることを防止することができる。
【0160】
なお、上記実施形態においては、本発明における携帯用の端末装置が、携帯電話機に適用されていた。しかしながら、携帯用の端末装置が、例えば、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等に適用されても良い。
【0161】
また、上記実施形態においては、ユーザが携帯電話機2でメール投稿ページにアクセスすることにより、ワンタイムアドレスを取得することができた。しかしながら、ユーザがPC3で予め定められたワンタイムアドレス発行用のWebページにアクセスすることにより、ワンタイムアドレスを取得することができても良い。具体的に、ユーザは、PC3を操作してレシピサイトにログインした状態で、ワンタイムアドレス発行用のWebページにアクセスする。そして、ユーザは、ワンタイムアドレス発行用のWebページで、ワンタイムアドレスの送信先となる携帯電話機2のメールアドレスを入力する。すると、レシピサーバ1は、入力されたメールアドレスを受信者アドレスとして設定して、ワンタイムアドレスを含む電子メールを送信する。または、ワンタイムアドレス発行用のWebページがアクセスされたときに、レシピサーバ1が、ユーザの会員情報から携帯電話機2のメールアドレスを取得しても良い。そして、レシピサーバ1は、取得したメールアドレスを受信者アドレスとして設定して、ワンタイムアドレスを含む電子メールを送信すれば良い。
【0162】
また、上記実施形態においては、投稿完了メールの本文にワンタイムアドレスが設定されていた。しかしながら、例えば、投稿完了メールのFromフィールドやReply-Toフィールド等に、ワンタイムアドレスが設定されても良い。この場合、ユーザは、受信した投稿完了メールに対して返信を選択することで、投稿メールの受信者アドレスに、ワンタイムアドレスを設定することができる。この場合、投稿完了メールの本文に、返信すると投稿が可能である旨のメッセージが含まれていても良い。
【0163】
また、上記実施形態においては、ワンタイムメールボックス名の元となる平文に、レシピIDやユーザIDが含まれないようにされていた。しかしながら、平文にレシピIDまたはユーザIDの少なくとも何れか一方が含まれるようになっていても良い。また、平文の暗号化によって、ワンタイムメールボックス名が生成されても良い。
【0164】
また、ワンタイムアドレスのドメイン名の一部の文字が、平文のハッシュ化や暗号化等により生成されても良い。この場合、レシピサーバ1が電子メールを受信可能なドメイン名の範囲内で、ワンタイムアドレスが生成されれば良い。
【0165】
また、上記実施形態においては、Webページの構成要素となる情報のうち、レシピタイトル、メイン画像、コメント及び手順画像が、電子メールで登録可能とされていた。しかしながら、これらの情報以外の情報が電子メールで登録可能となっていても良い。例えば、レシピ情報に手順画像を追加するための投稿メールの本文として、手順文を記載可能としても良い。この場合、レシピサーバ1は、受信した投稿メールから、添付画像を手順画像として取得するとともに、本文を手順文として取得する。そして、レシピサーバ1は、投稿メールから取得した手順画像及び手順文を対応付けて、新たな手順の情報としてレシピ情報に追加する。また、電子メールに画像が添付されることが、レシピ情報を生成したり情報を追加したりする条件とされなくても良い。
【0166】
また、電子メールで登録可能な情報の種類は、テキストと静止画像とに限られない。例えば、動画像や音声情報等が電子メールで登録可能となっていても良い。
【0167】
また、上記実施形態においては、本発明が、Webページに掲載されるトピックとしてレシピの情報を表示するWebページを生成するシステムに適用されていた。しかしながら、レシピ以外のトピックの情報を表示するWebページを生成するシステムに適用されても良い。例えば、ネットオークションに出品される商品や、ブログの記事等をトピックとしても良い。そして、本発明を、例えば、商品の情報を表示するWebページを生成するシステムや、ブログの記事を表示するWebページを生成するシステム等に適用されても良い。例えば、ブログの記事を表示するWebページでは、1つのWebページに複数の記事が表示されることがある。このように、1つのWebページに複数のトピックの情報が表示されるように、Webページが生成されても良い。
【0168】
また、上記実施形態においては、本発明における第1アドレスが、ワンタイムアドレスに適用されていた。つまり、発行のたびに固有となるメールアドレスが発行されるようになっていた。しかしながら、全てのユーザに共通のメールアドレスが第1アドレスとして定められていても良い。このような第1アドレスを用いるシステムとして、例えば、電子メールを送信したユーザを厳密に特定する必要がないシステムが挙げられる。
【0169】
この場合、あるユーザXは、受信者アドレスとして共通の第1アドレスを設定して、電子メールを送信する。情報登録装置は、受信した電子メールの受信者アドレスが第1アドレスである場合、電子メールに含まれる情報で、Webページの生成に用いられる生成情報を新規登録する。このとき、情報登録装置は、生成情報に、生成情報の識別情報を対応付けるが、ユーザの識別情報は対応付けない。次いで、情報登録装置は、ワンタイムアドレスとしての第2アドレスを生成し、生成した第2アドレスと、登録した生成情報の識別情報と、を対応付けて記憶する。そして、情報登録装置は、生成した第2アドレスを含む電子メールを、ユーザX宛てに送信する。ユーザXのメールアドレスは、情報登録装置が受信した電子メールのFromフィールドから取得することができる。
【0170】
ユーザXは、受信した電子メールに含まれる第2アドレスを受信者アドレスに設定して、2回目の電子メールを送信する。第2アドレスは、ユーザXからの最初の電子メールで登録された生成情報と対応付けられている。そのため、2回目の電子メールに含まれる情報は、ユーザXからの最初の電子メールに含まれていた情報を含む生成情報に追加される。このように、情報登録装置は、最初の電子メールで生成情報を登録させたユーザから電子メールを受信した場合に、その生成情報に情報を追加することができる。そして、上記実施形態と同様に、最初の電子メールで生成情報を登録した本人ではない者が電子メールでその生成情報に情報を追加することを困難にすることができる。
【0171】
また、登録された生成情報に、電子メールで情報を追加することができる回数が、予め設定されていても良い。この回数は、例えば、1回のみであっても良い。
【0172】
また、Webページの構成要素となる情報を電子メールで送信することを可能とさせる端末装置として、ノートパソコン、タブレット型コンピュータ等の比較的画面サイズが大きい携帯用の端末装置が適用されても良い。また、デスクトップパソコン、セットトップボックス等の据え置き型の端末装置であっても良い。この場合、例えば、ユーザは、Webページに表示される各種情報を入力等するための登録画面で本格的に登録作業を行う前に、電子メールを用いて、ある程度の情報を任意のタイミングで予め登録させておくことができる。
【符号の説明】
【0173】
1 レシピサーバ
2、2−1 携帯電話機
3、3−1、3−2 PC
11 通信部
12 記憶部
12a 会員情報DB
12b レシピ情報DB
12c 管理情報DB
13 入出力インターフェース
14 システム制御部
14a CPU
14b ROM
14c RAM
15 システムバス
NW ネットワーク
S レシピ情報提供システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webページの構成要素となる要素情報を含む生成情報を、端末装置から送信された電子メールに基づいて登録する情報登録装置であって、
前記要素情報を含む電子メールを受信する受信手段と、
前記受信された電子メールに含まれる受信者を示すメールアドレスである受信者アドレスの判別を行う判別手段と、
前記受信者アドレスが、前記生成情報を登録するための第1アドレスであると判別された場合に、前記受信された電子メールに含まれる前記生成情報を登録する登録手段と、
前記登録された生成情報に対応するメールアドレスとして、当該生成情報へ前記要素情報を追加するための第2アドレスであって、送信ごとに固有の第2アドレスを含む電子メールを前記受信された電子メールの送信者宛てに送信する第1送信手段と、
前記受信者アドレスが、前記第1送信手段により送信された電子メールに含まれる前記第2アドレスであると判別された場合に、当該受信者アドレスが、前記受信手段により過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第1判定手段と、
前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記生成情報に、当該電子メールに含まれる前記要素情報を追加する追加手段と、
を備えることを特徴とする情報登録装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報登録装置において、
前記第1送信手段は、前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、前記追加手段により前記要素情報が追加された前記生成情報に対応する新たな前記第2アドレスを含む電子メールを送信することを特徴とする情報登録装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の情報登録装置において、
ユーザを識別するユーザ識別情報を端末装置から受信するユーザ識別情報受信手段と、
前記受信されたユーザ識別情報に対応する前記第1アドレスであって、送信ごとに固有の前記第1アドレスを、前記ユーザ識別情報を送信した端末装置に送信し、または、当該第1アドレスを含む電子メールを、前記ユーザ識別情報を送信した端末装置のユーザ宛てに送信する第2送信手段と、
前記受信者アドレスが、前記第2送信手段により送信された第1アドレスであると判別された場合に、当該受信者アドレスが、前記受信手段により過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第2判定手段と、
を更に備え、
前記登録手段は、前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記ユーザ識別情報に対応付けて、前記生成情報を登録することを特徴とする情報登録装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報登録装置において、
前記受信者アドレスが前記第1アドレスであると判別された場合に、前記第2アドレスを識別するアドレス識別情報を生成する識別情報生成手段と、
前記生成されたアドレス識別情報に基づいて、前記第2アドレスを構成する文字のうち固有の文字となる固有情報を生成し、当該固有情報を含む前記第2アドレスを生成するアドレス生成手段と、
前記生成されたアドレス識別情報と、前記生成された第2アドレスに含まれる前記固有情報と、当該第2アドレスに対応する前記生成情報を識別する生成情報識別情報と、を対応付けて記憶する記憶手段と、
を更に備え、
前記判別手段は、前記受信者アドレスにおいて前記固有情報に相当する文字と同一の前記固有情報が前記記憶手段に記憶されている場合に、前記受信者アドレスが前記第2アドレスであると判別し、
前記登録手段は、前記受信された電子メールに含まれる前記要素情報を含む前記生成情報を、当該生成情報を識別する前記生成情報識別情報に対応付けて登録し、
前記追加手段は、前記受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに含まれる前記固有情報に対応する前記生成情報識別情報により識別される前記生成情報に、前記要素情報を追加することを特徴とする情報登録装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報登録装置において、
前記受信手段は、前記要素情報として画像が添付された電子メールを受信することを特徴とする情報登録装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報登録装置において、
前記登録手段は、前記受信された電子メールに含まれる前記要素情報を含む前記生成情報を、レシピを表示するWebページの生成に用いられる情報として登録することを特徴とする情報登録装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報登録装置において、
前記登録手段は、前記受信された電子メールに含まれるサブジェクト及び画像を、レシピのタイトル及び料理の画像として含む前記生成情報を登録し、
前記追加手段は、前記受信された電子メールに含まれる画像を、料理の手順を示す画像として前記生成情報に追加することを特徴とする情報登録装置。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報登録装置において、
前記受信手段は、携帯用の端末装置から送信された電子メールを受信することを特徴とする情報登録装置。
【請求項9】
請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報登録装置において、
Webページを表示するために用いられる表示情報として、前記登録された生成情報に含まれる前記要素情報を、表示されるWebページの構成要素として示す表示情報を生成する表示情報生成手段と、
前記生成された表示情報を端末装置に送信する表示情報送信手段と、
を更に備えることを特徴とする情報登録装置。
【請求項10】
Webページの構成要素となる要素情報を含む生成情報を、端末装置から送信された電子メールに基づいて登録する情報登録装置における情報登録方法であって、
前記要素情報を含む電子メールであって、受信者を示すメールアドレスである受信者アドレスとして、前記生成情報を登録するための第1アドレスを含む電子メールを受信する第1受信ステップと、
前記第1受信ステップにおいて受信された電子メールに含まれる前記生成情報を登録する登録ステップと、
前記登録された生成情報に対応するメールアドレスとして、当該生成情報へ前記要素情報を追加するための第2アドレスであって、送信ごとに固有の第2アドレスを含む電子メールを、前記受信された電子メールの送信者宛てに送信する第1送信ステップと、
前記要素情報を含む電子メールであって、前記受信者アドレスとして、前記第1送信ステップにおいて送信された電子メールに含まれる前記第2アドレスを含む電子メールを受信する第2受信ステップと、
前記第2受信ステップにおいて受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスが、前記第2受信ステップにおいて過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第1判定ステップと、
前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記生成情報に、当該電子メールに含まれる前記要素情報を追加する追加ステップと、
を含むことを特徴とする情報登録方法。
【請求項11】
Webページの構成要素となる要素情報を含む生成情報を、端末装置から送信された電子メールに基づいて登録する情報登録装置に含まれるコンピュータを、
前記要素情報を含む電子メールを受信する受信手段、
前記受信された電子メールに含まれる受信者を示すメールアドレスである受信者アドレスの判別を行う判別手段、
前記受信者アドレスが、前記生成情報を登録するための第1アドレスであると判別された場合に、前記受信された電子メールに含まれる前記生成情報を登録する登録手段、
前記登録された生成情報に対応するメールアドレスとして、当該生成情報へ前記要素情報を追加するための第2アドレスであって、送信ごとに固有の第2アドレスを含む電子メールを、前記受信された電子メールの送信者宛てに送信する第1送信手段、
前記受信者アドレスが、前記第1送信手段により送信された電子メールに含まれる前記第2アドレスであると判別された場合に、当該受信者アドレスが、前記受信手段により過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第1判定手段、及び、
前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記生成情報に、当該電子メールに含まれる前記要素情報を追加する追加手段、
として機能させることを特徴とする情報登録プログラム。
【請求項12】
Webページの構成要素となる要素情報を含む生成情報を、端末装置から送信された電子メールに基づいて登録する情報登録装置に含まれるコンピュータを、
前記要素情報を含む電子メールを受信する受信手段、
前記受信された電子メールに含まれる受信者を示すメールアドレスである受信者アドレスの判別を行う判別手段、
前記受信者アドレスが、前記生成情報を登録するための第1アドレスであると判別された場合に、前記受信された電子メールに含まれる前記生成情報を登録する登録手段、
前記登録された生成情報に対応するメールアドレスとして、当該生成情報へ前記要素情報を追加するための第2アドレスであって、送信ごとに固有の第2アドレスを含む電子メールを、前記受信された電子メールの送信者宛てに送信する第1送信手段、
前記受信者アドレスが、前記第1送信手段により送信された電子メールに含まれる前記第2アドレスであると判別された場合に、当該受信者アドレスが、前記受信手段により過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一であるか否かを判定する第1判定手段、及び、
前記受信者アドレスが過去に受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスと同一ではないと判定された場合に、今回受信された電子メールに含まれる前記受信者アドレスに対応する前記生成情報に、当該電子メールに含まれる前記要素情報を追加する追加手段、
として機能させる情報登録プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−173783(P2012−173783A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−32199(P2011−32199)
【出願日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【特許番号】特許第4857419号(P4857419)
【特許公報発行日】平成24年1月18日(2012.1.18)
【出願人】(399037405)楽天株式会社 (416)
【Fターム(参考)】