説明

情報端末システム

【課題】利用者が操作途中で退去しても第三者に利用者の個人情報が閲覧される可能性のない情報端末システムを提供する。
【解決手段】利用者Uが所持するICカードまたはICチップ内蔵携帯機器10と操作面に設けられた操作用アンテナ21との間で通信を行ってデータの送受を行うことによって表示画面22aに情報を表示する情報端末システム20であって、利用者Uが所持するICカード10との間で通信を行ってデータの送受を行うことによって利用者Uが存在することを検出する少なくとも1つの存在検出アンテナ24a,24b,24cを備え、表示画面に情報が表示されているときに、存在検出アンテナとICカードとの間での通信が途絶したときは、表示画面の情報の表示を消去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報端末システムに関し、特に、人が所持するICカードと操作用アンテナとの間での通信を利用して、個人情報を含む情報を表示する情報端末システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ICカードの普及に伴い、ICカードを利用して公共の情報端末(例えば情報KIOSK等)で利用者の氏名等の個人情報が表示される機会が増えている。これら情報端末では、ICカードを必ずしも情報端末の入出力機器へ挿入せず、必要時に操作用アンテナへ接触あるいは接近させる操作方式を採るものがある(例えば、特許文献1参照)。また、ICカード以外にも、ICチップを内蔵した携帯電話によっても利用できる情報端末も考えられている。
【特許文献1】特開2004−355179号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のICカードを接触あるいは接近させる操作方式によれば、公共の情報端末で利用者の個人情報が表示される場合、利用者が何らかの理由により最後まで情報端末の操作を継続せず途中で操作放棄をして立ち去るケースが考えられる。この場合、利用者が操作を放棄することを情報端末に入力しないと、操作途中の表示が残り、その表示に含まれる個人情報が第3者に閲覧される可能性がある。従来は、一定時間操作がないことや、赤外線を用いた人間検知により利用者が立ち去ったとみなし、表示画面の表示消去を行い、情報の保護を行ってきたが、消去遅延や人の動きによっては必ずしも完全な情報の保護は不可能であった。
【0004】
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、利用者が操作途中で退去しても第三者に利用者の個人情報が閲覧される可能性のない情報端末システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る情報端末システムは、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
【0006】
第1の情報端末システム(請求項1に対応)は、利用者が所持するICカードまたはICチップ内蔵携帯機器と操作面に設けられた操作用アンテナとの間で通信を行ってデータの送受を行うことによって表示画面に情報を表示する情報端末システムであって、利用者が所持するICカードまたはICチップ内蔵携帯機器との間で通信を行ってデータの送受を行うことによって利用者が存在することを検出する少なくとも1つの存在検出アンテナを備え、表示画面に情報が表示されているときに、存在検出アンテナとICカードまたはICチップ内蔵携帯機器との間での通信が途絶したときは、表示画面の情報の表示を消去することで特徴づけられる。
【0007】
上記の構成によれば、利用者が所持するICカードまたはICチップ内蔵携帯機器との間で通信を行ってデータの送受を行うことによって利用者が存在することを検出する少なくとも1つの存在検出アンテナを備え、表示画面に情報が表示されているときに、存在検出アンテナとICカードまたはICチップ内蔵携帯機器との間での通信が途絶したときは、表示画面の情報の表示を消去するため、利用者が操作途中で退去しても第三者に利用者の個人情報が閲覧される可能性のない情報端末システムを構成することができる。
【0008】
第2の情報端末システム(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、情報は、利用者に係る個人情報であることで特徴づけられる。
【0009】
第3の情報端末システム(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、存在検出アンテナは、表示画面を見るために利用者が位置する場所から利用者が所持するICカードまたはICチップ内蔵携帯機器と存在検出アンテナとの間での通信が行うことが可能な位置に設けられることで特徴づけられる。
【0010】
第4の情報端末システム(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、存在検出アンテナは、表示画面を見るために利用者が立つ位置の周囲に配置されることで特徴づけられる。
【0011】
第5の情報端末システム(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、存在検出アンテナは、表示画面の周囲に配置されることで特徴づけられる。
【0012】
第6の情報端末システム(請求項6に対応)は、上記の構成において、好ましくは、操作用アンテナと少なくとも1つの存在検出アンテナからそれぞれ順番に電波が放射されるように制御するアンテナマルチプレクサを備えることで特徴づけられる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、利用者が所持するICカードまたはICチップ内蔵携帯機器との間で通信を行ってデータの送受を行うことによって利用者が存在することを検出する少なくとも1つの存在検出アンテナを備え、表示画面に情報が表示されているときに、存在検出アンテナとICカードまたはICチップ内蔵携帯機器との間での通信が途絶したときは、表示画面の情報の表示を消去するため、利用者が操作途中で退去しても第三者に利用者の個人情報が閲覧される可能性のない情報端末システムを構成することができる。
また、本発明によれば、存在検出アンテナは、表示画面を見るために利用者が位置する場所から利用者が所持するICカードまたはICチップ内蔵携帯機器と存在検出アンテナとの間での通信が行うことが可能な位置に設けられるため、情報端末システムの近くから利用者が退去したとき、利用者が存在しなくなったことを確実に検知することができ、そのとき、確実に表示画面の表示を消去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図7を参照して本発明の第1実施形態に係る情報端末システムの構成を説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る情報端末システムの斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る情報端末システムを利用者が利用している様子を示す図である。図1と図2に示すように、情報端末システム20は、利用者Uが所持するICカード10と操作用アンテナ21の間で通信を行って、データの送受を行い、表示画面22aに個人情報を含む情報を表示するための装置である。
【0016】
図1と図2において、情報端末システム20は、情報端末本体23、存在検出部24から主に構成される。
【0017】
情報端末本体23は、フレーム25と表示装置22(図3参照)と操作用アンテナ21と制御装置26(図3参照)を有している。表示装置22には、表示画面22aを備えた表示部22bと操作部22c(図3参照)とが設けられている。情報端末本体23の表示画面を見るために利用者が立つ位置の周囲に、存在検出部24が設けられている。存在検出部24は、フレーム27を備え、フレーム27の両サイドと上部には、存在検出アンテナ24a,24b,24cが設けられている。図2に示すように、存在検出アンテナ24a,24b,24cは、表示画面22aを見るために利用者Uが位置する場所から利用者Uが所持するICカード10と存在検出アンテナ24a,24b,24cとの間での通信が行うことが可能な位置に設けられている。利用者Uが情報端末システム20の情報端末本体23の前に立ち、ICカード10を操作用アンテナ21にICカード10と操作用アンテナ21との間での通信が可能な程度に接近あるいは接触させることにより、表示画面22aにスタートメニューが表示される。スタートメニューを指により接触させて選択することにより利用者Uは、表示画面22aに個人情報を含む情報を表示させることができる。また、存在検出アンテナ24a,24b,24cは、検出感度が操作用アンテナ21よりも高く、ICカード10と数10cm以上離れていてもICカード10との通信が可能なものを用いている。
【0018】
存在検出部24の3つの存在検出アンテナ24a,24b,24cから電波が放射され、利用者Uが所持するICカード10との通信が成立する間は、利用者Uが存在するとして、表示画面22aの画面表示を継続して、利用者Uは、表示画面22aの表示を見ることができる。利用者Uが立ち去り、3つの存在検出アンテナ24a,24b,24cすべてとICカード10との通信が成立しなくなったときは、利用者Uが立ち去ったとみなし、表示画面22aの表示が直ちに消去される。それにより、第3者に個人情報を見られることを防ぐことができる。
【0019】
図3は、情報端末システム20のブロック図である。情報端末システム20は、制御装置26と表示部22bと操作部22cを備えた表示装置22と操作用アンテナ21と存在検出アンテナ24a,24b,24cを備えている。制御装置26は、表示部22bの制御と操作部22cの制御を行う。また、制御装置26は、操作用アンテナ21から入力されたICカード10からの信号を処理し、表示装置24のスタートメニューの表示などの駆動の制御を行う。また、制御装置26は、存在検知アンテナ24a,24b,24cの制御を行う。制御装置26の内部構成として、制御部31と、ICカードリーダライタ32と、アンテナマルチプレクサ33を備えている。そして、制御部31と、ICカードリーダライタ32と、アンテナマルチプレクサ33は、バス34により、データを送受できるようにそれぞれ接続されている。また、制御部31は図示しない外部のコンピュータと接続されている。
【0020】
制御部31は、ICカードリーダライタ32と表示部22bと操作部22cの制御を行う。そのために、制御部31は、図4で示すように操作用アンテナ信号処理部31aと存在検出アンテナ信号処理部31bと表示信号処理部31cを備えている。各処理部31a,31b,31cは、バス31dによりそれぞれ接続されている。各処理部31a,31b,31cでの処理は、後で詳細に説明する。ICカードリーダライタ32は、アンテナマルチプレクサ33で処理されたデータを読み込み、また、ICカードへの書き込み情報をアンテナマルチプレクサ33を通して放射する。表示部22bは、外部接続されたコンピュータからの情報を表示する。操作部22cは、利用者Uが表示画面に触れて入力する入力部などを構成しており、入力部を指等で触れることにより、コンピュータから情報を取り出す指令を出すことができる。アンテナマルチプレクサ33は、操作用アンテナ21と存在検出アンテナ24a,24b,24cから順番に電波を放射し、操作用アンテナ21と存在検出アンテナ24a,24b,24cからの信号を順番に受信するためのものである。これにより、アンテナ間の混信を避けることができる。
【0021】
ICカード10は利用者Uが携帯・所持するものである。ICカード10は、図5で示すごとく、機能部として、CPU40と信号送受信部41とデータ処理部42と記憶部43とアンテナ44を備えている。CPU40は、信号送受信部41とデータ処理部42と記憶部43を制御する。信号送受信部41は、アンテナ44で受けた信号を受信し、データ処理部42に送り、また、データ処理部42で処理されて得られたデータをアンテナ44から送る。データ処理部42は、信号送受信部41から受けたデータを処理し、得られた結果を信号送受信部41に送る。また、記憶部43はIDを記憶しており、ID情報を信号送受信部41に送り、アンテナ44を介して外部に送信される。
【0022】
上記のICカード10の代わりにICカードと同様の機能を持たせた携帯電話などの携帯端末を利用することも可能である。
【0023】
次に、本実施形態の情報端末システム20における制御部31での処理をフローチャートに従って説明する。図6は、操作用アンテナ信号処理部31aでの処理のプローチャートと存在検出アンテナ信号処理部31bでの処理のフローチャートと表示信号処理部31cでの処理フローチャートを示している。
【0024】
図6で示すように、操作用アンテナ信号処理部31aでの処理は、まず、ICカード10が操作用アンテナ21にICカードとの間での通信が可能な程度に接近あるいは接触したかどうか判断する(ステップS11)。以後、操作用アンテナ21にICカードとの間で通信が可能な程度に接近あるいは接触をした状態を「タッチ」ということにする。もし、ICカード10の操作用アンテナ21へのタッチがないならば、タッチがあるまで、その処理を繰り返す。もし、ICカード10の操作用アンテナ21へのタッチがあったならば、タッチ信号を存在検出アンテナ信号処理部31bに送る。そして、ID確認処理を実行する(ステップS12)。このID確認処理は、ICカード10からのID情報を読み取り、IDを外部のコンピュータに送る処理である。その後、外部のコンピュータによってID確認されたかどうか判断する(ステップS13)。もし、IDが確認できなかったならばリターンする。もし、IDが確認されたならば、ID確認信号を表示信号処理部31cに送る(ステップS14)。そして、リターンする。
【0025】
存在検出アンテナ信号処理部31bでは、タッチ信号ありかどうか判断する(ステップS21)。もし、タッチ信号がなければ、タッチ信号があるまでその処理を繰り返す。もし、タッチ信号があったならば、図7で示す存在確認処理を実行する(ステップS22)。後述するように存在確認処理では、利用者Uの存在が確認されなければ、フラグを1にし、利用者の存在が確認されたらフラグを0にする。ステップS23では、フラグが1かどうか判断する。もし、フラグが1ならば、存在なし信号を表示信号処理部31cに送る(ステップS24)。ステップS25でフラグを0とし、リターンする。
【0026】
表示信号処理部31cでは、ID確認信号があるかどうか判断する(ステップS31)。もし、ID確認信号がないならば、その処理を繰り返す。もし、ID確認信号があったならば、存在なし信号があるかどうか判断する(ステップS32)。もし、存在なし信号がなかったならば、画面表示処理を行い、画面表示を続行する(ステップS33)。また、存在なし信号があったならば、表示消去処理を行い、表示を消去する(ステップS34)。
【0027】
図7は、存在確認処理(ステップS22)のフローチャートである。この処理では、まず、存在検出アンテナの1つからICカードへ問い合わせ電波放射する(ステップS221)。次に、ICカードからの応答があるかどうか判断する(ステップS222)。もし、ICカードからの応答があれば、アンテナ切換を実行し(ステップS223)、ステップS221を実行する。もし、ICカードからの応答がなければ、次に全アンテナで応答なしかどうか判断する(ステップS224)。もし、全アンテナでICカードからの応答がなければ、フラグを1とする(ステップS225)。ICカードからの応答があれば、フラグを0にし(ステップS226)、アンテナ切換を実行する(ステップS223)。
【0028】
以上のように、表示画面に情報が表示されているときに、存在検出アンテナ24a,24b,24cとICカード10との間での通信が途絶したときは、表示画面の情報の表示を消去するため、操作途中で退去しても第3者に個人情報が閲覧される可能性をなくすことができる。
【0029】
次に、図8を参照して本発明の第2実施形態に係る情報端末システムの構成を説明する。
【0030】
第2実施形態に係る情報端末システムは、基本的に図1で示した情報端末システムと同様であるが、情報端末システム50は、図8で示すように情報端末本体21に存在検出アンテナ51a,51b,51c,51dを有している。これらの存在検出アンテナは、配置が第1実施形態とは異なる以外は第1実施形態での存在検出アンテナ24a,24b,24cと同様のものを用いている。この場合、4つの存在検出アンテナを用いているが、それらの制御は、第1実施形態と同様にアンテナマルチプレクサにより、順番に電波を放射してアンテナ間の混信を防止している。この情報端末システム50も、利用者Uが所持するICカード10と操作用アンテナ21の間で通信を行ってデータの送受を行い、情報を表示する装置である。情報端末システム50の内部構成は第1実施形態と同様なので各部の詳細な説明は省略する。また、本実施形態の情報端末システム50における処理も第1実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0031】
図8において、情報端末システム50は、情報端末本体51から構成される。
【0032】
情報端末本体51は、フレーム53と表示装置22と操作用アンテナ21と制御装置26(図3参照)を有している。表示装置22には、表示画面22aを備えた表示デバイスと操作系(図3参照)とが設けられている。情報端末本体51の表示画面の周囲に存在検出アンテナ51a,51b,51c,51dが設けられている。利用者Uが情報端末システムの情報端末本体51の前に立ち、ICカードを操作用アンテナ21に接近させることにより、表示画面にスタートメニューが表示される。スタートメニューを指により接触させて選択することにより利用者Uは、個人情報を含む情報を表示することができる。
【0033】
この情報端末システム50では、4つの存在検出アンテナ51a,51b,51c,51dから電波が放射され、利用者が所持するICカードとの通信が成立する間は、利用者が存在するとして、画面表示を継続して、利用者は、画面操作と表示を見ることができる。利用者が立ち去り、存在検出アンテナ51a,51b,51c,51dとICカードとの通信が成立しなくなったときは、利用者が立ち去ったことを検出し、画面の表示が直ちに消去される。それにより、第三者に個人情報を見られることを防ぐことができる。
【0034】
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、利用者が使用途中に立ち去っても第三者に個人情報を見られることのないICカードまたはICチップ内蔵携帯機器を用いた情報端末システムとして利用される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報端末システムの斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る情報端末システムを利用者が利用している様子を示す図である。
【図3】第1実施形態での情報端末システムのブロック図である。
【図4】制御部の内部構成を示す図である。
【図5】ICカードのブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る制御部での処理を説明するフローチャートである。
【図7】存在確認処理のフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る情報端末システムの斜視図である。
【符号の説明】
【0037】
10 ICカード
20 情報端末システム
21 操作用アンテナ
22 表示装置
22a 表示画面
23 情報端末本体
24 存在検出部
24a 存在検出アンテナ
24b 存在検出アンテナ
24c 存在検出アンテナ
25 フレーム
33 アンテナマルチプレクサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が所持するICカードまたはICチップ内蔵携帯機器と操作面に設けられた操作用アンテナとの間で通信を行ってデータの送受を行うことによって表示画面に情報を表示する情報端末システムであって、
前記利用者が所持する前記ICカードまたは前記ICチップ内蔵携帯機器との間で通信を行ってデータの送受を行うことによって前記利用者が存在することを検出する少なくとも1つの存在検出アンテナを備え、
前記表示画面に前記情報が表示されているときに、前記存在検出アンテナと前記ICカードまたは前記ICチップ内蔵携帯機器との間での通信が途絶したときは、前記表示画面の前記情報の表示を消去することを特徴とする情報端末システム。
【請求項2】
前記情報は、利用者に係る個人情報であることを特徴とする請求項1記載の情報端末システム。
【請求項3】
前記存在検出アンテナは、前記表示画面を見るために前記利用者が位置する場所から前記利用者が所持する前記ICカードまたは前記ICチップ内蔵携帯機器と前記存在検出アンテナとの間での通信が行うことが可能な位置に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の情報端末システム。
【請求項4】
前記存在検出アンテナは、前記表示画面を見るために前記利用者が立つ位置の周囲に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報端末システム。
【請求項5】
前記存在検出アンテナは、前記表示画面の周囲に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報端末システム。
【請求項6】
前記操作用アンテナと少なくとも1つの前記存在検出アンテナからそれぞれ順番に電波が放射されるように制御するアンテナマルチプレクサを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報端末システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−199935(P2007−199935A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−16630(P2006−16630)
【出願日】平成18年1月25日(2006.1.25)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)
【Fターム(参考)】