説明

情報管理システム、情報管理方法、情報管理用プログラム

【課題】ユーザに負担を課すことなくユーザ登録及びその登録内容の修正をすることができる情報管理システム、情報管理方法、及び情報管理用プログラムを提供すること。
【解決手段】製品のユーザ登録に関する情報をその製品にかかるメーカ毎に登録するのではなく管理サーバ20に一括して登録させることにより、少ない負担でユーザ登録を行うことができる。また、登録内容の修正もメーカ毎でなく前記管理サーバ20に登録した内容だけを修正すれば足りるため、少ない負担で行なうことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報管理システム、情報管理方法及び情報管理用プログラムに関し、特に製品の購入者に関する情報及び前記購入者が購入した製品に関する情報を一元的に管理する情報管理システム、情報管理方法及び情報管理用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、各種メーカが販売した製品の多くは、その製品を購入した者(以下、ユーザ)が当該製品の情報を自らの個人情報と共に製造者(以下、メーカ)へ報告することによりユーザ登録を行うことができる。このユーザ登録における前記メーカへの報告手法については、具体的には、購入した製品に同梱されているユーザ登録用葉書に必要事項を記入した後に前記製品にかかるメーカに返送するというものや、前記製品にかかるメーカのホームページ上のユーザ登録サイトにアクセスしそのサイトにて必要事項を入力するというものがある。
又、乗用車や不動産等のような一部の高額な製品に関しては、メーカ自らがユーザ登録を実行するものもある。
【0003】
上述したユーザ登録が前記ユーザにより行われることにより、前記メーカは、自社の製品の購入したユーザについての各種情報を把握することができる。これにより、以下に述べる利点が生ずる。
先ず、例えば前記製品について重大な不具合(故障や事故の危険性)が発見された場合は、その対処策に関する情報を当該製品を購入したユーザに迅速に伝達することができる。これにより、当該ユーザがその製品が原因で事故や故障を引き起こすことを防ぐことができる。
【0004】
又、前記製品に内蔵されているコンピュータ上のプログラムに更新の必要性が生じた場合は、その更新プログラムを前記ユーザへと送ることができる。これにより、ユーザの当該製品の使用における利便性の向上に資することができる。
更に、前記製品の耐用年数に差し掛かったときは、当該耐用年数に関する情報を前記ユーザに伝達することもできる。これにより、前記ユーザが耐用年数を超過してその製品を継続して使用することによる故障や事故の発生を防ぐことができる。
加えて、メーカ側で前記製品の後継機が発売されたときは前記ユーザにその情報を提供することもできる。
【0005】
即ち、前記ユーザ登録が行われることにより、上述したようなユーザにとって必要な種々の情報(以下、重要情報)を当該ユーザに迅速且つ的確に伝達することができるようになる。その結果、当該ユーザが何らかの不利益を被ることを防ぐことができると共に利益をもたらすこともできるようになる。
【0006】
ここで、上述したユーザ登録は、基本的にメーカ毎に別々に行う必要がある。それ故に前記ユーザは、住所変更等により登録したデータの修正を行う必要が生じたときには全メーカにおける登録内容について逐一前記修正を行わなければならない。このため修正手続きは非常に煩雑なものとなり、ユーザに多大な負担を課すものとなっている。
これにより、上述した負担を嫌ってユーザ登録を行わなかったり前記登録内容に修正の必要が生じても修正を行わないユーザが数多く存在することになる。そのようなユーザに対しては上述した重要情報を伝達することが不可能なため、結果として、ユーザの取扱いミスによる事故や製品の故障が発生する原因にもなっている。
【0007】
以上より、でき得る限り多くのユーザが製品購入後にユーザ登録を行うよう前記ユーザが負う負担を軽減することができる環境の実現が望まれる。そのような環境を実現させ得るための技術として、後述するような関連技術(特許文献1及び2)が存在する。
【0008】
先ず、特許文献1に開示された技術は、販売製品の一元的維持管理方法に関する技術である。本技術は、販売後の製品に不具合やバージョンアップの必要性が生じた場合において、前記ユーザ及びメーカがそれぞれ第三者的な存在である運用会社と契約を締結することで、当該製品の維持管理について、上述したユーザ及びメーカの負担となる各種業務をこの運用会社に設けられた端末及びデータベースが代行するというものである。
【0009】
次に、特許文献2に開示された技術は、プロファイル管理サーバ、管理装置及び製品管理サーバに関する技術である。本技術は、製品のユーザ登録にかかる処理を一元化することにより、ユーザ登録においてユーザが負う負担を軽減し且つユーザの情報が漏洩することにより他社に悪用されることを防ぐというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2005−078404号公報
【特許文献2】特開2003−271809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上述した各特許文献に開示された技術には、以下に述べる問題点がある。
【0012】
先ず、特許文献1に開示した技術において、前記メーカは、前記運用会社の端末が検索しリストアップした各ユーザに自ら逐一前記重要情報を配信しなければならない。その結果、本技術は、配信に関して前記メーカに負担を強いることとなると共に前記ユーザへ前記重要情報を迅速に伝達することができないという問題点がある。
【0013】
次に、特許文献2に開示した技術において、一度入力されたユーザ登録にかかる情報は、一度入力を行なえば以降は再度入力する必要はなくなる。しかしながら、本技術は、メーカ毎に別々に前記ユーザ登録を行うことが前提であるため、ユーザ登録の内容修正に関してユーザの負担を大幅に軽減させることはできないという問題点がある。
【0014】
(発明の目的)
そこで本発明は、上述したユーザ登録の内容修正に際してユーザが負担を強いられる前記関連技術における問題点及び前記重要情報の配信に際してメーカが負担を強いられる前記関連技術における問題点を同時に改善し、前記ユーザの負担を大幅に軽減することができると共に前記メーカから発信された前記重要情報をその配信対象のユーザ端末へ効率的に配信することができる情報管理システム、情報管理方法及び情報管理用プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するため、本発明にかかる情報管理システムでは、製品を購入したユーザに関する情報及び前記製品に関する情報をメモリに保持し管理する機能を備えた管理サーバと、この管理サーバに対して前記情報の一部を被管理情報として送り込む一又は二以上のユーザ端末と、前記製品にかかるメーカ側から前記ユーザが必要とする重要情報がメーカ端末を介して送り込まれた場合に当該重要情報を対応する前記ユーザ端末に送信する情報配信端末とを備え、これらが通信ネットワークを介して相互に接続されて成る情報管理システムであって、前記情報配信端末が、前記重要情報を前記メーカ端末から受信した場合に当該重要情報を前記管理サーバに送信し対応する前記ユーザの端末情報を前記管理サーバから取得するユーザ情報取得機能と、この取得され特定されたユーザ端末に前記重要情報を送信する重要情報送信機能とを備えていることを特徴とする。
【0016】
又、上記目的を達成するため、本発明にかかる情報管理方法では、製品を購入したユーザに関する情報及び前記製品に関する情報をメモリに保持し管理する機能を備えた管理サーバと、この管理サーバに対して前記情報の一部を被管理情報として送り込む一又は二以上のユーザ端末と、前記製品にかかるメーカ側から前記ユーザが必要とする重要情報がメーカ端末を介して送り込まれた場合に当該重要情報を対応する前記ユーザ端末に送信する情報配信端末とを備え、これらが通信ネットワークを介して相互に接続されて成る情報管理システムにあって、前記ユーザ端末に入力された前記ユーザに関する情報及び前記製品に関する情報を前記ユーザ端末が前記管理サーバへ送信し、この送信された各情報を受信した前記管理サーバが当該各情報をユーザ毎に一括してユーザ登録情報用のメモリに保存し、続いて、前記メーカ端末に入力された前記重要情報を前記メーカ端末が前記情報配信端末へ送信し、この送信された重要情報を受信した前記情報配信端末がこの重要情報を重要情報用のメモリに保存し、この重要情報の保存後に、前記情報配信端末が前記重要情報を前記管理サーバに送信し、前記重要情報を受信した前記管理サーバが前記重要情報と前記ユーザ登録情報用のメモリに保存されている情報とを比較することにより前記重要情報に対応する前記ユーザの端末情報を特定し、この特定された前記ユーザの端末情報を前記管理サーバが前記情報配信端末へ送信し、この送信された前記ユーザの端末情報を受信した前記情報配信端末が前記特定されたユーザ端末に前記重要情報を送信することを特徴とする。
【0017】
更に、上記目的を達成するため、本発明にかかる情報管理用プログラムでは、製品を購入したユーザに関する情報及び前記製品に関する情報をメモリに保持し管理する機能を備えた管理サーバと、この管理サーバに対して前記情報の一部を被管理情報として送り込む一又は二以上のユーザ端末と、前記製品にかかるメーカ側から前記ユーザが必要とする重要情報がメーカ端末を介して送り込まれた場合に当該重要情報を対応する前記ユーザ端末に送信する情報配信端末とを備え、これらが通信ネットワークを介して相互に接続されて成る情報管理システムにあって、前記重要情報が前記メーカ端末から送られてきたときにこの重要情報を重要情報用のメモリに保存する重要情報保存処理機能、この重要情報保存処理機能による保存の後に前記重要情報を前記管理サーバへ送信する送信先特定要請処理機能、及び、この送信先特定要請処理機能による前記重要情報の送信後に当該重要情報に対応する前記ユーザの端末情報が前記管理サーバから送信されてきたときに当該端末情報にかかるユーザ端末に前記重要情報を送信する重要情報送信処理機能を、コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、上述したようにユーザが購入した一又は二以上の製品についてユーザ登録をするに際し前記製品にかかるメーカ全てについて登録することができるよう構成したため、前記ユーザ登録内容の修正にかかる前記ユーザの負担を大幅に軽減することができ、又、上述したように前記情報配信端末が前記重要情報の配信を実行するよう構成したため、前記メーカは前記重要情報の配信を実行する必要がなくなることから前記メーカの負担を大幅に軽減することができ、更に、上述したように前記管理サーバとは別に前記情報配信端末を設けるよう構成したため、前記管理サーバは情報の保持と検索だけに専念できることからシステム全体の処理速度を飛躍的に向上することができ、加えて、前記メーカ端末から前記ユーザに関する情報に直接アクセスできないよう構成したため、前記ユーザに関する情報を高いセキュリティの元で管理することができるようになる。
以上より、本発明によって、上述した各効果を発揮する優れた情報管理システム、情報管理方法及び情報管理用プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明にかかる情報管理システムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す情報管理システムにおけるユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す情報管理システムにおける管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示す情報管理システムにおける情報配信端末の構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示す情報管理システムにおけるメーカ端末の構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示す情報管理システムのユーザ登録にかかる動作を示すシーケンス図である。
【図7】図1に示す情報管理システムの重要情報配信にかかる動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明にかかる情報管理システムの一実施形態を、図1乃至図7に基づいて説明する。
【0021】
(全体的構成)
先ず、本実施形態における情報管理システムの全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態における情報管理システム1は、製品を購入したユーザに関する情報及び前記ユーザが購入した製品に関する情報をメモリに保持する機能を備える管理サーバ20と、この管理サーバに向けた前記各情報の一部を送り込む複数のユーザ端末10と、前記製品にかかるメーカからの重要情報の配信対象となるユーザ端末に関する情報を前記管理サーバのメモリから検索し抽出する情報配信端末30と、この情報配信端末に向けて前記重要情報を送り込む複数のメーカ端末40とにより構成されている。
【0022】
更に、上記ユーザ端末10、管理サーバ20、情報配信端末30、及びメーカ端末40は、それぞれインターネット50を介して接続されている。
これにより、遠隔地に存在する上記各端末及び管理サーバ間で自由に情報の授受を実行できるようになる。
【0023】
次に、上記ユーザ端末10は、上記ユーザに関する情報及び上記製品にかかる情報の前記管理サーバへの登録にかかる入力操作を受け付けるユーザ側入力部11と、上記管理サーバから受信した上記ユーザ登録における操作の補助用の画面にかかる情報を出力するユーザ側出力部12と、上記管理サーバ20との間でユーザ登録に関する情報の送受信を行うと共に上記情報配信端末30から上記重要情報を受信するユーザ側情報通信部14と、上記ユーザ側入力部11及び上記ユーザ側出力部12と上記ユーザ側情報通信部14との間の上記各情報の授受を制御するユーザ側入出力制御部13とにより構成されている。
これにより、上記ユーザ端末10は、ユーザによる入力情報に基づいて上記管理サーバ20との間でユーザ登録を実行できるようになると共に、メーカからの重要情報を取得できるようになる。
【0024】
ここで、前記重要情報とは、前記製品を購入したユーザが当該製品を使用するに当たり不可欠である情報、即ち前記ユーザに配信する必要がある情報のことである。例えば、前記製品について重大な不具合(故障や事故の危険性)が発見された場合その対処策に関する情報、製品に添付された取扱説明書の内容を解り易く解説するための情報、前記製品に内蔵されているコンピュータ上のプログラムに更新の必要性が生じた場合における更新プログラム、前記製品の耐用年数に関する情報、前記製品の後継機が発売された場合における当該後継機に関する情報が前記重要情報に該当する。
【0025】
続いて、上記管理サーバ20は、上記ユーザに関する情報を保持するユーザ情報データベース21と、上記製品に関する情報をユーザ毎に一括して保持する製品情報データベース22と、上記ユーザ端末10から送信された上記ユーザに関する情報及び上記製品に関する情報を上記各データベース21及び22に格納する管理制御部23と、上記ユーザ端末10との間でユーザ登録に関する情報の送受信を行うと共に上記情報配信端末30との間で上記重要情報の配信に関する情報の送受信を行う管理用情報通信部24とにより構成されている。
これにより、上記管理サーバ20は、上記ユーザ端末10との間でユーザ登録の手続きを実行できるようになると共に上記情報配信端末30との間で前記重要情報の配信対象となるユーザの検索を行えるようになる。
【0026】
続いて、上記情報配信端末30は、上記メーカ端末10から送信された上記重要情報を保持する情報配信データベース31と、上記管理サーバ20の各データベース21及び22から抽出した上記重要情報の配信対象となるユーザ端末10への当該重要情報の配信を制御する情報配信制御部32と、上記管理サーバ20との間で上記重要情報の配信についての情報の送受信を行い、上記ユーザ端末10へ上記重要情報の送信を行い、上記メーカ端末40との間で上記重要情報の登録に関する情報の送受信を行う配信用情報通信部33とにより構成されている。
これにより、上記情報配信端末30は、上記メーカ端末40との間で前記重要情報の登録手続きを実行できるようになると共に前記ユーザ端末10へ前記重要情報を自動送信できるようになる。
【0027】
最後に、上記メーカ端末40は、上記メーカによる上記重要情報の上記情報配信端末30への登録にかかる入力操作を受け付けるメーカ側入力部41と、上記情報配信端末から受信した上記重要情報の登録の操作を補助する情報を出力するメーカ側出力部42と、上記メーカ側入力部及び上記メーカ側出力部と上記情報通信部との間での上記各情報の授受について制御するメーカ側入出力制御部43と、上記情報配信端末30との間で上記重要情報の登録に関する情報の送受信を行うメーカ側情報通信部44とにより構成されている。
これにより、上記メーカ端末40は、前記情報配信端末30に向けて前記重要情報の登録が行えるようになる。
【0028】
(情報管理システムの構成要素)
次に、上述したユーザ端末10、管理サーバ20、情報配信端末30、及びメーカ端末40を構成する各要素について、図2乃至5に基づいて更に詳述する。
【0029】
先ず、上記ユーザ端末10の構成要素について説明する。ここで、このユーザ端末10はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、各ユーザがそれぞれ所持しているものである。
初めに、上記ユーザ側入力部11は、ユーザ登録を行う旨の入力及びユーザ登録に関する入力(当該ユーザの個人情報や当該ユーザの購入した製品に関する入力)操作を受け付ける機能を有する。上記入力操作は、本実施形態においては前記入力操作を補助する画面(ユーザ登録メニュー画面又はユーザ登録画面)が前記ユーザ側出力部12に表示されることによりこれらの画面に従って行われる。このユーザ側入力部11は、具体的にはキーボード及びマウスにより構成されている。
【0030】
次に、上記ユーザ側出力部12は、前記ユーザ側入出力制御部13を介して前記管理サーバ20から各種画面(前記ユーザ登録メニュー画面、前記ユーザ登録画面、及びユーザ登録が終了した旨を表示する画面(以下、登録完了画面))にかかる情報が送り込まれたときにこれらの画面情報を閲覧用として表示する機能を有する。又、上記ユーザ側出力部12は、前記ユーザ側入出力制御部13を介して前記情報配信端末30から前記重要情報が送り込まれたとき、この重要情報の内容を閲覧用として表示する機能を有する。このユーザ側出力部12は、具体的にはディスプレイで構成されている。
【0031】
続いて、上記ユーザ側入出力制御部13は、前記ユーザ側入力部11にユーザ登録を行いたい旨の入力及びユーザ登録に関する入力がなされたときに、当該情報を受け取ると共に前記ユーザ側情報通信部14へと送る機能を有する。
又、上記ユーザ側入出力制御部13は、前記ユーザ側情報通信部14から前記各種画面にかかる情報,及び前記重要情報が送られてきたときに、当該情報を受け取ると共に前記ユーザ側出力部12に送り込む機能を有する。
【0032】
続いて、上記ユーザ側情報通信部14は、前記ユーザ側入出力制御部13からユーザ登録を行いたい旨の入力及びユーザ登録に関する入力にかかる情報が送られてきたときに、当該情報を受け取ると共に前記管理サーバ20へと送信する機能を有する。
又、上記ユーザ側情報通信部14は、前記管理サーバ20から前記各種画面にかかる情報が送られてきたとき及び前記情報配信端末30から前記重要情報が送られてきたときに、これらの情報を受け取ると共に前記ユーザ側入出力制御部13に送り込む機能を有する。
【0033】
二番目に、上記管理サーバ20の構成要素について説明する。ここで、この管理サーバ20はワークステーション又はサーバコンピュータ等の情報処理装置であり、前述のユーザ端末10の全てと情報通信が可能となるよう備えられている。
先ず上記ユーザ情報データベース21は、前記管理制御部23から各ユーザに関する情報が送り込まれたときに、当該情報を保持する。具体的には、前記ユーザの氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の個人情報を保持する。
【0034】
次に、上記製品情報データベース22は、前記管理制御部23から前記製品に関する情報が送り込まれたときに、当該情報を保持する。この製品情報データベース22の情報保持領域はユーザ毎にその保持領域が区別されているため、前記製品情報は、同じユーザにかかるものであれば、その製品にかかるメーカを問わず同じ保持領域に保持されるようになっている。
【0035】
続いて、上記管理制御部23は、前記管理用情報通信部24を介して前記ユーザ端末10から前記ユーザ登録メニュー画面又は前記ユーザ登録画面の送信要求にかかる情報が送られてきたときは、その情報を受け取ると共に、これらの画面にかかる情報を図示しないメモリから抽出すると共に前記管理用情報通信部24に送り込む。
【0036】
又、上記管理制御部23は、前記ユーザ登録にかかる情報が前記管理情報通信部24を介して前記ユーザ端末10から送られてきたときは、当該情報を受け取ると共に、当該情報を前記ユーザに関する情報と前記製品に関する情報とに仕分けした後に、前者を前記ユーザ情報データベース21へ、後者を前記製品情報データベース22へと格納する。このとき上記管理制御部23は、上述したように、前記製品に関する情報の格納についてはその製品にかかるメーカを問わずユーザ毎に区別して一括して格納する。その後、上記管理制御部23は、前記登録完了画面にかかる情報を図示しないメモリから抽出すると共に前記管理用情報通信部24に送り込む。
【0037】
更に、上記管理制御部23は、前記管理用情報通信部24から重要情報及びこの重要情報の配信対象となるユーザ端末の特定の要求にかかる情報が送られてきたときに、当該情報を受け取ると共に、当該情報中に含まれる情報の内前記重要情報にかかる製品に関する情報を抽出し、その製品を購入したユーザを前記製品情報データベース22に保持されている情報の中から検索する。そして、この検索の結果前記製品を購入したユーザを抽出すると共に順次リストアップし、このリストアップした情報を前記管理用情報通信部24に送る。
【0038】
続いて、上記管理用情報通信部24は、前記ユーザ端末10からユーザ登録メニュー画面又はユーザ登録画面の送信要求にかかる情報が送られてきたときに当該情報を受け取ると共に前記管理制御部23へと送る機能を有する。
又、上記管理用情報通信部24は、前記ユーザ登録にかかる情報が前記ユーザ端末10から送られて来たときに当該情報を受け取ると共に前記管理制御部23に送る機能を有する。
更に、上記管理用情報通信部24は、前記重要情報及びこの重要情報の配信対象となるユーザ端末の特定の要求にかかる情報が前記情報配信端末30から送られてきたときにこれらの情報を受け取ると共に前記管理制御部23に送る機能を有する。
【0039】
又、上記管理用情報通信部24は、前記管理制御部23から前記各種画面にかかる情報が送られてきたときはこれらの情報を受け取ると共に送信対象となるユーザ端末10へ送信する機能を有する。
更に、上記管理用情報通信部24は、前記管理制御部23から前記重要情報の配信対象となるユーザの一覧にかかる情報が送られてきたときに当該情報を受け取ると共に前記情報配信端末30へ送信する機能を有する。
【0040】
三番目に、上記情報配信端末30の構成要素について説明する。ここで、この報配信端末30はワークステーション又はサーバコンピュータ等の情報処理装置であり、前記ユーザ端末10の全て及び前記メーカ端末40の全てと情報通信が可能となるよう設けられている。
先ず、上記情報配信データベース31は、前記情報配信制御部32から前記重要情報が送り込まれたときに当該情報を保持する。
【0041】
次に、上記情報配信制御部32は、前記配信用情報配信部33を介して前記メーカ端末40から前記重要情報の登録操作を補助する各種画面(情報配信登録メニュー画面及び情報配信登録画面)の送信要求にかかる情報が送られてきたときに、当該情報を受け取ると共に、これらの画面にかかる情報を図示しないメモリから抽出すると共に前記配信用情報通信部33に送り込む。
【0042】
又、上記情報配信制御部32は、前記配信用情報配信部33を介して前記メーカ端末40から前記重要情報が送られてきたときに、当該情報を受け取ると共に前記情報配信データベース31に保存する。これにより、前記重要情報が登録される。
【0043】
更に、上記情報配信制御部32は、前記配信用情報配信部33を介して前記管理サーバ20から前記重要情報の配信対象となるユーザの一覧に関する情報が送られてきたときに、当該情報を受け取ると共に前記一覧に含まれるユーザの端末10全てに前記重要情報を配信するよう前記配信用情報配信部33に指示する。その後、上記情報配信制御部32は、前記重要情報の配信が完了した旨を示す情報(以下、情報配信完了通知にかかる情報)を図示しないメモリから抽出すると共に前記配信用情報通信部33に送り込む。この情報配信完了通知にかかる情報には、前記重要情報の配信対象となるユーザの一覧に関する情報が含まれる。
【0044】
続いて、上記配信用情報通信部33は、前記メーカ端末40から前記重要情報の登録操作を補助する各種画面の送信要求にかかる情報若しくは前記重要情報が送信されてきたとき又は前記管理サーバ20から前記重要情報の配信対象となるユーザのリストが送信されてきたときにこれら各情報を受け取ると共に前記情報配信制御部32へ送る機能を有する。
又、上記配信用情報通信部33は、前記重要情報についてその配信対象先が特定されたとき当該重要情報を配信対象であるユーザ端末10へと配信する機能を有する。
更に、上記配信用情報通信部33は、前記重要情報の配信後に前記情報配信完了通知にかかる情報が前記情報配信制御部32から送られてきたときに、当該情報を受け取ると共に前記メーカ端末40へと送信する機能を有する。
【0045】
四番目に、上記メーカ端末40の構成要素について説明する。ここで、このメーカ端末40はワークステーション又はサーバコンピュータ等の情報処理装置であり、各メーカ内に備えられているものである。
先ず、メーカ側入力部41は、前記メーカによる情報配信登録を行う旨の情報の入力操作及び前記重要情報の入力操作を受け付ける機能を有する。前記各入力操作は、前述した重要情報の登録操作を補助する各種画面(前記情報配信登録メニュー画面又は前記情報配信登録画面)が前記メーカ側出力部42に表示されることによりこれらの画面に従って行われる。このメーカ側入力部41は具体的にはキーボード及びマウスにより構成されている。
【0046】
次に、上記メーカ側出力部42は、前記メーカ側入出力制御部43を介して前記情報配信端末30から前述した重要情報の登録操作を補助する各種画面にかかる情報又は前記情報配信完了通知にかかる情報が送り込まれたときに、これらの情報を閲覧用として表示する機能を有する。このメーカ側出力部42は具体的にはディスプレイで構成されている。
【0047】
続いて、上記メーカ側入出力制御部43は、前記メーカ側入力部41から情報配信登録を行う旨の情報及び前記重要情報が送られてきたときに、これらの情報を受け取ると共に前記メーカ側情報通信部44へと送る機能を有する。
又、上記メーカ側入出力制御部43は、前記メーカ側情報通信部44を介して前記情報配信端末30から前述した重要情報の登録操作を補助する各種画面にかかる情報又は前記情報配信完了通知にかかる情報が送られてきたときに、これらの情報を受け取ると共に前記メーカ側出力部42に送る機能を有する。
【0048】
続いて、上記メーカ側情報通信部44は、前記メーカ側入出力制御部43を介して前記メーカ側入力部41から情報配信登録を行う旨の情報及び前記重要情報が送られてきたときに、これらの情報を受け取ると共に前記情報配信端末30へと送信する機能を有する。
又、上記メーカ側情報通信部44は、前記情報配信端末30から前述した重要情報の登録操作を補助する各種画面にかかる情報又は前記情報配信完了通知にかかる情報が送られてきたときに、これらの情報を受け取ると共に前記メーカ側入出力制御部43へ送る機能を有する。
【0049】
(全体的動作)
次に本実施形態における情報管理システムの全体的動作について、図6及び図7に基づいて説明する。
【0050】
先ず、製品を購入したユーザのユーザ端末10から上記管理サーバ20へのユーザ登録にかかる動作について、図6に基づいて説明する。
初めに、前記ユーザ端末10のユーザ側入力部11にユーザ登録を行うために管理サーバ20にアクセスしたい旨の入力がなされると、この入力にかかる情報が管理サーバ20へ送信される(ステップS101)。
【0051】
次に、前記ユーザ端末10からの前記情報を受信した管理サーバ20は、折り返し前記ユーザ端末10へ前記ユーザ登録メニュー画面にかかる情報を送信する(ステップS102)。
【0052】
次いで、前記ユーザ登録メニュー画面にかかる情報を受信したユーザ端末10は、このユーザ登録メニュー画面をユーザ側出力部12に表示する(ステップS103)。そして、このユーザ登録メニュー画面の表示を受けてユーザ登録を実行する旨の選択がユーザ側入力部11に入力されると(ステップS104)、このユーザ登録を実行する旨の入力にかかる情報がユーザ端末10から管理サーバ20へと送信される(ステップS105)。
【0053】
続いて、前記ユーザ登録を実行する旨の入力にかかる情報を受信した管理サーバ20は、折り返し前記ユーザ端末10へユーザ登録画面にかかる情報を送信する(ステップS106)。
【0054】
続いて、前記ユーザ登録画面にかかる情報を受信したユーザ端末10は、このユーザ登録画面をユーザ側出力部12に表示する(ステップS107)。そして、このユーザ登録画面の表示を受けて前記ユーザに関する情報及び前記製品に関する情報(即ち、ユーザ登録にかかる情報)がユーザ側入力部11に入力されると(ステップS108)、これらの情報が管理サーバ20へと送信にされる(ステップS109)。
【0055】
続いて、前記各情報を受信した管理サーバ20は、前記ユーザに関する情報をユーザ情報データベース21に、前記製品に関する情報を製品情報データベース22に保存する。ここで、前記製品に関する情報に関してはその製品にかかるメーカの如何を問わずユーザ毎に一括して保存する(ステップS110、一元的保存工程)。これにより、ユーザ登録が完了する。
【0056】
続いて、管理サーバ20は、前記登録完了画面にかかる情報をユーザ端末10に送信する(ステップS111)。
その後、前記登録完了画面にかかる情報を受信したユーザ端末10は、この登録完了画面をユーザ側出力部12に表示する(ステップS112)。
【0057】
次に、前記ユーザ登録が為された製品にかかるメーカによる重要な情報(配信する情報)の配信対象ユーザへの配信にかかる動作について、図7に基づいて説明する。
初めに、前記メーカのメーカ端末40のメーカ側入力部41に重要情報配信のため情報配信端末30へアクセスしたい旨の入力がなされると、この入力にかかる情報が情報配信端末30へと送信される(ステップS201)。
【0058】
次に、前記メーカ端末40からの前記情報を受信した情報管理端末30は、折り返し前記メーカ端末40へ前記情報配信登録メニュー画面にかかる情報を送信する(ステップS202)。
【0059】
次いで、前記情報配信登録メニュー画面にかかる情報を受信したメーカ端末40は、この情報配信登録メニュー画面をメーカ側出力部42に表示する(ステップS203)。そして、この情報配信登録メニュー画面の表示を受けて情報配信登録をする旨の選択がメーカ側入力部41に入力されると(ステップS204)、この情報配信登録をする旨の入力にかかる情報がメーカ端末40から情報配信端末30へと送信される(ステップS205)。
【0060】
続いて、前記情報配信登録をする旨の入力にかかる情報を受信した情報配信端末30は、折り返し前記メーカ端末40へ情報配信登録画面にかかる情報を送信する(ステップS206)。
【0061】
続いて、前記情報配信登録画面にかかる情報を受信したメーカ端末40は、この情報配信登録画面をメーカ側出力部42に表示する(ステップS207)。そして、この情報配信登録画面の表示を受けて前記重要情報がメーカ側入力部41に入力されると(ステップS208)、この重要情報が情報配信端末30へと送信される(ステップS209)。
【0062】
続いて、前記重要情報を受信した情報管理端末30は、当該重要情報を情報配信データベース31に保存する。これにより、前記重要情報が登録される(ステップS210、重要情報保存工程)。
【0063】
続いて、情報管理端末30は、この登録された重要情報及び当該重要情報の配信対象となるユーザ(即ち、当該重要情報にかかる製品を購入したユーザ)に関する情報の特定を要求する情報を管理サーバ20へと送信する(ステップS211、要求情報送信工程)。
【0064】
続いて、前記要求に関する情報を受信した管理サーバ20は、前記重要情報の内容とユーザ情報データベース21及び製品情報データベース22に保存されている情報(即ち、前記ユーザに関する情報及び前記製品に関する情報)の内容とを比較することにより(情報比較工程)、前記重要情報の配信対象となるユーザにかかる製品を購入したユーザを特定する(ステップS212、対象端末特定工程)。そして、この特定された前記重要情報の配信対象となるユーザをピックアップし、その一覧情報を情報配信端末30へと送信する(ステップS213、端末情報送信工程)。
【0065】
続いて、前記配信ユーザの一覧情報を受信した(ステップS214)情報配信端末30は、当該一覧に含まれる(即ち、前記管理サーバ20により特定された)全てのユーザの端末10に、前記重要情報を配信する(ステップS215、重要情報送信工程)。
【0066】
続いて情報配信端末30は、前記情報配信完了通知の画面にかかる情報をメーカ端末40に送信する(ステップS216)。
その後、前記情報配信完了通知の画面にかかる情報を受信したメーカ端末40は、当該情報配信完了通知画面をメーカ側出力部42に表示する(ステップS217)。
【0067】
ここで、上述した各工程で実行される具体的内容をプログラム化し、これをコンピュータに実行させるようにしてもよい。
【0068】
(本実施形態の効果)
本実施形態における情報管理システムは、上述したように前記ユーザ登録をメーカを問わずユーザ毎に一括して行うことが可能となるため、ユーザは一度ユーザ登録を行うことで、以降他の製品を購入したことにより製品情報を追加する場合及び登録内容に修正の必要が生じた場合は必要事項だけを新規入力又は修正入力するだけでよく(即ち、修正の必要のない事項まで逐一入力する必要がない)、ユーザ側の負担が大幅に軽減される。これにより、より多くのユーザが、購入した製品についてユーザ登録を行うようになることが期待できる。
【0069】
又、本実施形態における情報管理システム1により、前記製品にかかるメーカは、前記重要情報を配信する必要が生じたときであっても当該情報管理システム1が自動で配信を行なうため、当該メーカの情報配信にかかる負担についても大幅に軽減される。特に、前記重要情報の配信対象となるユーザ端末10の数が多いときほど、高い効果が得られる。
【0070】
更に、本実施形態における情報管理システム1は、上述したようにユーザ登録に関する情報を保持する管理サーバ20と前記重要情報を保持及び配信する情報配信端末30とを別の装置にしたため、前記情報配信端末30が前記重要情報の配信に専念でき、その結果前記管理サーバ20は情報の保持と情報検索に専念できるようになる。これにより、システム全体の処理速度を高速化することも可能となる。
【0071】
加えて、本実施形態における情報管理システム1は、上述したように管理サーバ20に保持されているユーザ情報に直接的にアクセス可能なのはユーザ端末10と情報配信端末30のみである。即ちメーカ端末40からは前記ユーザ情報には直接アクセスできないことから、メーカは前記ユーザ情報を自由に利用することは不可能であるため、前記ユーザ情報を高いセキュリティのもとで管理することも可能となる。
【0072】
以上、上記実施形態にて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明にかかる情報管理システム1は、内蔵するコンピュータ上のプログラムが頻繁にアップデートされるデジタル家電や高性能ゲーム機、又、取り扱いが難しく誤った使用による事故の危険性の高い機器類(分析機器や工作機器等)の情報管理に利用可能性がある。
【符号の説明】
【0074】
1 情報管理システム
10 ユーザ端末
11 ユーザ側入力部
12 ユーザ側出力部
13 ユーザ側入出力制御部
14 ユーザ側情報通信部
20 管理サーバ
21 ユーザ情報データベース
22 製品情報データベース
23 管理制御部
24 管理用情報通信部
30 情報配信端末
31 情報配信データベース
32 情報配信制御部
33 配信用情報通信部
40 メーカ端末
41 メーカ側入力部
42 メーカ側出力部
43 メーカ側入出力制御部
44 メーカ側情報通信部
50 インターネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品を購入したユーザに関する情報及び前記製品に関する情報をメモリに保持し管理する機能を備えた管理サーバと、この管理サーバに対して前記情報の一部を被管理情報として送り込む一又は二以上のユーザ端末と、前記製品にかかるメーカ側から前記ユーザが必要とする重要情報がメーカ端末を介して送り込まれた場合に当該重要情報を対応する前記ユーザ端末に送信する情報配信端末とを備え、これらが通信ネットワークを介して相互に接続されて成る情報管理システムであって、
前記情報配信端末が、前記重要情報を前記メーカ端末から受信した場合に当該重要情報を前記管理サーバに送信し対応する前記ユーザの端末情報を前記管理サーバから取得するユーザ情報取得機能と、この取得され特定されたユーザ端末に前記重要情報を送信する重要情報送信機能とを備えていることを特徴とした情報管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報管理システムにおいて、
前記管理サーバが、一又は二以上の前記各ユーザ端末から送り込まれる前記製品にかかる情報の全てをユーザ毎に一括して前記メモリに保存するユーザ別情報保存機能と、前記情報配信端末から前記重要情報が送られてきた場合に当該重要情報に対応するユーザ情報を前記メモリから抽出すると共に当該抽出したユーザにかかるユーザ端末情報を前記情報配信端末へ送信する端末情報抽出送信機能とを備えていることを特徴とした情報管理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報管理システムにおいて、
前記情報配信端末が、前記ユーザ情報取得機能と重要情報送信機能とを備えた情報配信制御部を有すると共に、
この情報配信制御部が、前記重要情報の送信先であるユーザ端末にかかる情報の一覧表を前記管理サーバから取得すると共に当該一覧表を前記メーカ端末に送信するユーザ端末情報送信機能を備えていることを特徴とした情報管理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報管理システムにおいて、
前記管理サーバが、前記ユーザ別情報保存機能と前記端末情報送信抽出機能とを備えた管理制御部を有することを特徴とした情報管理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の情報管理システムにおいて、
前記管理サーバが、
前記ユーザに関する情報を保持するユーザ情報データベース及び前記製品に関する情報を保持する製品情報データベースと、
前記ユーザ端末との間で前記ユーザに関する情報及び前記製品に関する情報の送受信を行うと共に、前記情報配信端末との間で前記重要情報及び前記ユーザに関する情報の送受信を行う管理用情報通信部とを有し、
前記各データベースと前記管理用情報通信部を前記管理制御部に併設したことを特徴とした情報管理システム。
【請求項6】
請求項3に記載の情報管理システムにおいて、
前記情報配信端末が、
前記メーカ端末から送信された前記重要情報を保持する情報配信データベースと、
前記管理サーバとの間及びメーカ端末との間で、それぞれ前記重要情報及びユーザ端末に関する情報の送受信を行う配信用情報通信部とを有し、
この配信用情報通信部と前記情報配信データベースとを前記情報配信制御部に併設したことを特徴とした情報管理システム。
【請求項7】
製品を購入したユーザに関する情報及び前記製品に関する情報をメモリに保持し管理する機能を備えた管理サーバと、この管理サーバに対して前記情報の一部を被管理情報として送り込む一又は二以上のユーザ端末と、前記製品にかかるメーカ側から前記ユーザが必要とする重要情報がメーカ端末を介して送り込まれた場合に当該重要情報を対応する前記ユーザ端末に送信する情報配信端末とを備え、これらが通信ネットワークを介して相互に接続されて成る情報管理システムにあって、
前記ユーザ端末に入力された前記ユーザに関する情報及び前記製品に関する情報を前記ユーザ端末が前記管理サーバへ送信し、
この送信された各情報を受信した前記管理サーバが当該各情報をユーザ毎に一括してユーザ登録情報用のメモリに保存し、
続いて、前記メーカ端末に入力された前記重要情報を前記メーカ端末が前記情報配信端末へ送信し、
この送信された重要情報を受信した前記情報配信端末がこの重要情報を重要情報用のメモリに保存し、
この重要情報の保存後に、前記情報配信端末が前記重要情報を前記管理サーバに送信し、
前記重要情報を受信した前記管理サーバが前記重要情報と前記ユーザ登録情報用のメモリに保存されている情報とを比較することにより前記重要情報に対応する前記ユーザの端末情報を特定し、
この特定された前記ユーザの端末情報を前記管理サーバが前記情報配信端末へ送信し、
この送信された前記ユーザの端末情報を受信した前記情報配信端末が前記特定されたユーザ端末に前記重要情報を送信することを特徴とした情報管理方法。
【請求項8】
製品を購入したユーザに関する情報及び前記製品に関する情報をメモリに保持し管理する機能を備えた管理サーバと、この管理サーバに対して前記情報の一部を被管理情報として送り込む一又は二以上のユーザ端末と、前記製品にかかるメーカ側から前記ユーザが必要とする重要情報がメーカ端末を介して送り込まれた場合に当該重要情報を対応する前記ユーザ端末に送信する情報配信端末とを備え、これらが通信ネットワークを介して相互に接続されて成る情報管理システムにあって、
前記重要情報が前記メーカ端末から送られてきたときにこの重要情報を重要情報用のメモリに保存する重要情報保存処理機能、
この重要情報保存処理機能による保存の後に前記重要情報を前記管理サーバへ送信する送信先特定要請処理機能、
及び、この送信先特定要請処理機能による前記重要情報の送信後に当該重要情報に対応する前記ユーザの端末情報が前記管理サーバから送信されてきたときに当該端末情報にかかるユーザ端末に前記重要情報を送信する重要情報送信処理機能、
を、コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とした情報管理用プログラム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報管理用プログラムにおいて、
前記ユーザに関する情報及び前記製品に関する情報が前記ユーザ端末から送られてきたときに前記各情報をユーザ毎に一括してユーザ登録情報用のメモリに保存する一元的保存処理機能、
この登録情報保存処理機能による保存の後に前記重要情報が前記情報配信端末から前記管理サーバに送られてきたときに前記重要情報と前記ユーザ登録情報用のメモリに保存されている情報とを比較する情報比較処理機能、
この情報比較処理機能による比較の結果から前記重要情報に対応する前記ユーザの端末情報を特定する対象端末特定処理機能、
及び、この対象端末特定処理機能により特定された前記ユーザの端末情報を前記情報配信端末に送信する端末情報送信処理機能、
を、コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とした情報管理用プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−128861(P2011−128861A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−286396(P2009−286396)
【出願日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)