説明

情報管理システム、情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラム

【課題】企業外にいる従業員が慶弔情報を企業に的確に伝達し、企業が伝達された慶弔情報に関連する商品又はサービスを適切に発注できるようにする。
【解決手段】データ入力サーバ21と専用回線30で接続された注文データ生成サーバ22とを備える情報管理システム1において、データ入力サーバ21は、端末装置11から入力した必要事項データを注文データ生成サーバ22に送信し、注文データ生成サーバ22から受信した注文書情報を端末装置41、42に送信する。注文データ生成サーバ22は、情報管理部において必要事項データに基づき業者情報を参照して発注先業者を選択し、発注先業者に対応する注文様式情報を選択し、選択された注文様式情報に必要事項データに基づいて注文書情報を生成し、基本機能部において注文書情報をデータ入力サーバ21へ送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報管理システム、情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
企業において業務を円滑に遂行するために従業員間で情報共有を図る情報管理システムが用いられることがある。情報管理システムには、企業内に設置されたサーバ装置を備え、そのサーバ装置に各従業員が使用する端末装置からアクセスできるように構成されているものがある。例えば、特許文献1に記載の情報管理システムは企業の外部にある端末装置からサーバ装置へのアクセスを実現し、従業員の利便を図り多様な業務形態に利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−320405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従業員の状況によっては情報管理システムが十分に利用されないことがある。例えば、従業員本人が緊急に慶事(例えば、婚姻、出産、等)及び弔事(例えば、本人又は親族の死亡、等)に直面した場合である。このような場合、従業員本人は職場外におり、職場に在席している他の従業員に慶事又は弔事に関する情報(以下、慶弔情報)を電話で伝達する。しかしながら、従業員本人の言い間違い、慶弔情報を伝達された従業員の聞き間違いのため、誤った情報が企業に伝達されるという問題点があった。
また、企業が慶事又は弔事に直面した従業員本人に商品やサービス(例えば、電報、生花、等)を発注することがある。前述の誤った情報や、従業員本人以外の従業員が発注することによる発注誤りにより、しばしば所望の条件で商品やサービスが提供されないという問題点があった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、企業外にいる利用者(従業員)が慶弔情報を企業に的確に伝達し、企業が伝達された慶弔情報に関連する商品やサービスを適切に発注することができる、情報管理システム、情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明は、データ入力サーバと前記データ入力サーバと専用回線で接続された注文データ生成サーバとを備える情報管理システムにおいて、前記データ入力サーバは、第1の端末装置から入力された利用者の識別情報、及び慶弔に関する商品又はサービスの提供条件情報を含む必要事項データを前記注文データ生成サーバに送信し、前記注文データ生成サーバから受信した注文書情報を第2の端末装置に送信する基本機能部を備え、前記注文データ生成サーバは、商品又はサービスの業者ごとに商品又はサービスの料金及び提供可能条件情報を含む業者情報を記憶する業者データベースと、前記商品又はサービスの業者ごとに前記商品又はサービスを注文するための注文様式情報を記憶する注文書様式データベースと、前記データ入力サーバから受信した必要事項データに基づいて利用者の慶弔に関する商品又はサービスの注文が承認された場合、前記必要事項データと前記業者情報に基づいて発注先の業者を選択し、選択した発注先の業者に対応する注文様式情報を前記注文書様式データベースから選択し、選択した注文様式情報に基づいて前記注文書情報を生成する情報管理部と、前記情報管理部が生成した前記注文書情報を前記データ入力サーバへ送信する基本機能部と、を備えることを特徴とする情報管理システムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、データ入力サーバが利用者の端末から必要事項データを受信し、これに基づき注文データ生成サーバが生成した注文書情報を発注先の業者の端末に送信できる。そのため、利用者が慶弔情報を必要事項データとして企業に的確に伝達し、利用者である企業が慶弔に関する商品又はサービスを適切に発注することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施形態に係る情報管理システム1の構成を示す概略図である。
【図2】本実施形態に係るデータ入力サーバ21の構成を示す概略図である。
【図3】本実施形態に係る必要事項データの一例を示す図である。
【図4】本実施形態に係る注文書情報の一例を示す図である。
【図5】本実施形態に係る注文確認情報の一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係る注文データ生成サーバ22の構成を示す概略図である。
【図7】本実施形態に係る電報業者情報の一例を示す。
【図8】本実施形態に係る生花販売業者情報の一例を示す。
【図9】本実施形態に係る電報業者注文様式情報の一例を示す。
【図10】本実施形態に係る生花販売業者注文様式情報の一例を示す。
【図11】本実施形態に係る社員情報の一例を示す。
【図12】本実施形態に係る承認日時管理情報の一例を示す。
【図13】本実施形態に係る情報管理処理を示すシーケンス図である。
【図14】本実施形態に係る他の情報管理処理を示すシーケンス図である。
【図15】本実施形態に係る他の情報管理処理を示すシーケンス図である。
【図16】本実施形態に係る他の情報管理処理を示すシーケンス図である。
【図17】本実施形態に係る他の情報管理処理を示すシーケンス図である。
【図18】本実施形態に係る他の情報管理処理を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報管理システム1の構成を示す概略図である。情報管理システム1は、データ入力用端末装置11、携帯電話機12、データ入力サーバ21、注文データ生成サーバ22、承認用端末装置31、管理用端末装置32、注文受付端末41、42、インターネット10、イントラネット20及び専用線30を含んで構成される。
インターネット10は、データ入力用端末装置11、データ入力サーバ21、及び注文受付端末41、42を接続する通信網である。インターネット10は、データ入力用端末装置11、携帯電話機12、データ入力サーバ21、及び注文受付端末41、42以外、例えば利用者である企業外に設置された通信機器との接続を許容する通信網である。
【0010】
イントラネット20は、注文データ生成サーバ22、承認用端末装置31、及び管理用端末装置32と接続し、これらのサーバ及び装置を互いに通信可能にする通信網である。イントラネット20の管理サーバ(図示せず)は、注文データ生成サーバ22、承認用端末装置31、及び管理用端末装置32以外に企業内に設置された通信機器をイントラネット20に接続させてもよいが、その企業外に設置された通信機器をイントラネット20には接続させない。
専用線30は、データ入力サーバ21と注文データ生成サーバとの間を1対1で接続する通信回線であり、専用線30の管理サーバ(図示せず)は他の通信機器をイントラネット20には接続させない。
【0011】
データ入力用端末装置11は、データ入力サーバ21から受信したデータ入力画面情報に基づく画像を表示する。また、データ入力サーバ21に接続し、後述する必要事項データを送信する。データ入力用端末装置11は、例えばパーソナルコンピュータ又は携帯電話機である。
【0012】
次に、データ入力サーバ21の構成について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るデータ入力サーバ21の構成を示す概略図である。データ入力サーバ21は、基本機能部101、情報管理部102、必要事項データ一時記憶部103、発注データ一時記憶部104及び注文確認メール一時記憶部105を含んで構成される。
【0013】
基本機能部101は、データ入力用端末装置11又は携帯電話機12へデータ入力画面情報を送信する。また、基本機能部101は、データ入力用端末装置11又は携帯電話機12と接続されると、必要事項データを受信する。基本機能部101は、受信した必要事項データを注文データ生成サーバ22から受信した公開鍵で暗号化し、暗号化したデータを必要事項データ一時記憶部103に記憶する。
情報管理部102は、注文データ生成サーバ22から必要事項有無要求信号を受信したとき、必要事項データ一時記憶部103に記憶された必要事項データの有無を確認する。情報管理部102は、必要事項データ一時記憶部103に記憶された必要事項データがある場合、そのデータを注文データ生成サーバ22へ送信する。
【0014】
情報管理部102は、暗号化された注文書情報を注文データ生成サーバ22から受信したとき、その注文書情報を発注データ一時記憶部104に記憶し、注文受付端末装置41又は42に注文書情報を電子メール形式で送信する。但し、情報管理部102は、送信先となる注文受付端末装置41又は42から受信した公開鍵で注文書情報を暗号化して発注データ一時記憶部104に記憶する。例えば、注文受付端末装置41を生花販売業者が管理している場合には、暗号化された生花販売業者向けの注文書情報を送信する。注文受付端末装置42を電報業者が管理している場合には、暗号化された電報業者向けの注文書情報を送信する。
情報管理部102は、注文受付端末装置41又は42から、電報業者又は生花販売業者それぞれの秘密鍵で暗号化された注文確認情報を電子メール形式で受信し、注文確認データ一時記憶部105に記憶する。
【0015】
情報管理部102は、注文データ生成サーバ22から注文確認有無要求信号を受信したとき、注文確認情報データ一時記憶部105に記憶された注文確認情報の有無を確認する。情報管理部102は、その注文確認情報の有無を示す注文確認有無信号を注文データ生成サーバ22に送信する。
情報管理部102は、注文データ生成サーバ22から注文確認情報要求信号を受信したとき、注文確認データ一時記憶部105に記憶された注文確認情報を注文データ生成サーバ22へ送信する。
情報管理部102は、注文データ生成サーバ22へ必要事項データ、注文書情報及び注文確認情報を送信した後は、必要事項データ一時記憶部103、発注データ一時記憶部104及び注文確認データ一時記憶部105いずれについても、送信したデータを削除する。
【0016】
必要事項データ一時記憶部103は、データ入力用端末装置11又は携帯電話機12からデータ入力サーバ21の基本機能部101が入力された必須事項データを一時的に記憶する。記憶される必要事項データの一例を図3に示す。図3は、本実施形態に係る必要事項データの一例を示す図である。必要事項データは、図3に示すように、社員番号、社員氏名、慶弔フラグ(慶事又は弔事を示す)、結婚式フラグ(結婚式の有無を示す)、結婚式日時、結婚式会場名、通夜フラグ(通夜の有無を示す)、告別式フラグ(告別式の有無を示す)、逝去者氏名、社員との続柄、通夜日時、通夜会場郵便番号、通夜会場住所、通夜会場名、告別式日時、告別式場郵便番号、告別式場住所、告別式場名、生花フラグ(必要か否かを示す)、生花種類(不要、慶事用生花、弔事用生花、花輪、教会用生花、神式用生花のいずれかを示す)、生花配達希望日時、生花配達先郵便番号、生花配達先住所、生花配達先電話番号、生花配達式場名、生花宛先氏名、電報フラグ(必要か否かを示す)、電報種類(不要、慶事用、弔事用のいずれかを示す)、電報配達希望日時、電報配達先郵便番号、電報配達先住所、電報配達先式場名、電報配達希望日時、電報宛先氏名、ハッシュ値及びタイムスタンプを含む。
従って、情報管理部102が注文データ有無要求信号を受信したとき、必要事項データは情報管理部102に読み出され、注文データ生成サーバ22へ送信され、注文データ生成サーバ22が備える必要事項データDB203に記憶される。
【0017】
発注データ一時記憶部104は、注文データ生成サーバ22から情報管理部102が受信した、注文書情報を一時的に記憶する。この注文書情報は、暗号化されている。記憶される注文書情報の一例を図4に示す。図4は、本実施形態に係る注文書情報の一例を示す図である。注文書情報の各々は、発注先となる業者名、注文書の表題(電報注文書か生花注文書)、注文書の種類(お祝いかお悔やみ)、宛先氏名、配達希望日時及び注文受付フラグ(完了又は未完了を示す)を含んで構成される。
従って、注文書情報は、情報管理部102から読み出され、注文受付端末装置41又は42に注文書情報を電子メール形式で送信される。
【0018】
注文確認データ一時記憶部105は、情報管理部102が注文受付端末装置41又は42から受信した注文確認情報を記憶する。この注文確認情報は、電報業者又は生花販売業者それぞれの公開鍵で暗号化されている。記憶される注文確認情報の一例を図5に示す。図5は、本実施形態に係る注文確認情報の一例を示す図である。注文書情報の各々は、発注先となる業者名、注文書の表題(電報注文書か生花注文書)、注文書の種類(お祝いかお悔やみ)、宛先氏名、配達希望日時及び注文受付フラグ(完了又は未完了を示す)を含んで構成される。
従って、情報管理部102が確認データ有無要求信号を受信したとき、注文確認情報は情報管理部102に読み出され、注文データ生成サーバ22へ送信される。
【0019】
次に、注文データ生成サーバ22の構成について図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る注文データ生成サーバ22の構成を示す概略図である。注文データ生成サーバ22は、基本機能部201、情報管理部202、必要事項データDB(Data Base;データベース)203、電報業者DB204、生花販売業者DB205、電報業者注文書DB206、生花販売業者注文書DB207、社員情報DB208及び承認情報DB209を含んで構成される。
【0020】
基本機能部201は、データ入力サーバ21に必要事項データ(注文データ)があるかないかを示す情報を送信するように要求する必要事項有無要求信号を一定時間間隔(例えば、5分ごと)で送信する。
基本機能部201は、注文書情報を暗号化するために用いる自己(注文データ生成サーバ22)の公開鍵をデータ入力サーバ21に送信する。
【0021】
基本機能部201は、データ入力サーバ21の基本機能部101から受信した必要事項データを必要事項データDB203に格納する。
基本機能部201は、格納したデータについて承認処理を実行する。承認処理において、基本機能部201は次の処理を実行する。基本機能部201は、必要事項データに含まれる社員番号に対応する承認者番号(部門承認者番号及び総務部承認者番号)を後述する社員情報DB208から読み出し、読み出した承認者番号に対応する承認者アドレス(部門承認者アドレス及び総務部承認者アドレス)を社員情報DB208から読み出す。基本機能部201は、電報や生花の注文に対する承認を依頼する旨の情報と承認入力を行うためのアクセス先となる注文データ生成サーバ22のアドレス(例えば、URL(Uniform Resource Locator))を含む承認依頼データを生成する。
【0022】
基本機能部201は、読み出した承認者アドレスで示される承認用端末装置31に、生成した承認依頼データを電子メール形式で送信する。基本機能部201は、社員ごとに定められた承認者によって入力された承認情報及び承認者番号を承認用端末装置31から受信する。基本機能部201は、このとき承認者番号と承認日時を承認情報DB209(図12参照)に記憶する。社員ごとに定められた承認者全員(図11参照)から承認情報を受信し、記憶し終わることで承認処理が終了する。
【0023】
基本機能部201は、データ入力サーバ21に対して記憶している注文確認情報があるか否かを示す注文確認情報有無信号を送信することを要求する注文確認有無要求信号を送信し、データ入力サーバ21から注文確認情報有無信号を受信する。また、基本機能部201は、データ入力サーバ21に対して記憶している注文確認情報を送信することを要求する注文確認情報要求信号を送信し、データ入力サーバ21から注文確認情報を受信する。
基本機能部201は、受信した必要事項データに含まれる業者名等、注文に必要な情報が欠落している場合や注文受付情報が未完了を示す場合には、基本機能部201は、エラー情報を管理用端末装置32に電子メール形式で送信する。
【0024】
基本機能部201における承認処理が終了した後に、情報管理部202は、次の処理を実行することにより注文情報を生成する。具体的には情報管理部202は、承認処理が終了した必要事項データを必要事項データDB203から読み出す。読み出された必要事項データの生花フラグが1(必要;生花が必要であることを示す)の場合には、情報管理部202は、後述するように必要事項データに含まれる生花配達希望日時、生花配達郵便番号及び生花配達先住所と生花販売業者DB205に記憶された生花販売業者情報に適合する生花販売業者を選択する。情報管理部202は、選択した生花販売業者に対応する生花販売業者注文書様式情報を生花販売情報注文書様式DB207から読み出す。情報管理部202は、読み出した生花販売業者注文書様式情報に含まれる項目ごとに必要事項データから該当する項目のデータを挿入してその生花販売業者への注文書情報を生成する。
【0025】
読み出された必要事項データの電報フラグが1(必要;電報が必要であることを示す)である場合には、情報管理部202は、後述するように必要事項データに含まれる電報配達希望日時、電報配達郵便番号及び電報配達先住所と電報業者DB204に記憶された電報業者情報に適合する電報業者を選択する。情報管理部202は、選択した電報業者に対応する電報業者注文書様式情報を電報業者注文書様式DB206から読み出す。情報管理部202は、読み出した電報業者注文書様式情報に含まれる項目ごとに必要事項データの該当する項目のデータを挿入してその電報業者への注文書情報を生成する。
情報管理部202は、生成した注文書情報に注文受付完了項目を付加し、付加された注文書情報を、基本機能部101を介してデータ入力サーバ21に送信する。注文受付完了項目とは、後述する注文受付端末装置41、42において注文受付が完了したか否かを示す情報注文受付完了情報の入力を受け付け、入力された情報注文受付完了情報を記憶することが可能な部分である。
【0026】
情報管理部202は、データ入力サーバ21から基本機能部101を介して注文確認情報を入力される。情報管理部202は、入力された注文確認情報に含まれる情報注文受付完了情報が注文完了を示す場合、必要事項データDB203に記憶された該当する必要事項データの電報フラグ又は生花フラグが1(必要)である場合、0(ゼロ;注文が不要であることを示す)に変更する。情報管理部202は、電報フラグを0に変更した場合、電報業者DB204の該当する電報業者に対する発注回数に1を加算する。情報管理部202は、生花フラグを0に変更した場合、生花販売業者DB205の該当する生花販売業者に対する発注回数に1を加算する。
【0027】
必要事項データDB203は、基本機能部201がデータ入力サーバ21から受信した必要事項データを記憶する。記憶される必要事項データは、必要事項データ一時記憶部105に記憶したものと同様な項目の情報を含む(図3参照)。
電報業者DB204は、電報業者情報を記憶する。電報業者情報の一例を図7に示す。図7は、本実施形態に係る電報業者情報の一例を示す。電報業者情報は、電報業者名、電報業者名カナ(読み仮名)、発注可能時間、配達可能時間、定休日、配達可能住所、定型文送付時の料金、電報種類(慶事用か弔事用)、電報発注先メールアドレス、発注回数及び電報業者公開鍵の各情報を含んで構成される。
生花販売業者DB205は、生花販売業者情報を記憶する。生花販売業者情報の一例を図8に示す。図8は、本実施形態に係る生花販売業者情報の一例を示す。生花販売業者情報は、生花販売業者名、生花販売業者名カナ(読み仮名)、発注可能時間、配達可能時間、定休日、配達可能住所、生花料金、用途(慶事用か弔事用)、生花発注先メールアドレス、発注回数及び生花販売業者公開鍵の各情報を含んで構成される。
【0028】
電報業者注文様式DB206は、電報業者ごとの電報業者注文様式情報を記憶する。電報業者注文様式情報の一例を図9に示す。図9は、本実施形態に係る電報業者注文様式情報の一例を示す。電報業者注文様式情報は、注文書様式、業者名、氏名記入欄位置、の各情報を含んで構成される。注文書様式は、業者名、注文書表題(電報注文書)、種類(慶事用か弔辞用)、宛先氏名、お届け日時及び注文受付(完了又は未完了)の各情報を含んで構成される。注文受付情報とは、電報業者が発注情報を受信したときに、注文完了か未完了かを確認するための情報である。また、氏名記入欄位置以降の列の情報は、注文書様式のどの位置に前述の必要事項情報のうちいかなる情報を挿入すべきかを指示する情報である、図9は、宛先氏名の後に氏名記入欄を配置することを示す。
【0029】
生花販売業者注文様式DB207は、生花販売業者ごとの生花販売業者注文様式情報を記憶する。生花販売業者注文様式情報の一例を図10に示す。図10は、本実施形態に係る生花販売業者注文様式情報の一例を示す。生花販売業者注文様式情報は、注文書様式、業者名、氏名記入欄位置、の各情報を含んで構成される。注文書様式は、業者名、注文書表題(生花注文書)、種類(慶事用、弔事用、花輪、教会用、神式用)、宛先氏名、お届け日時及び注文受付(完了又は未完了)の各情報を含んで構成される。注文受付情報とは、生花販売業者が発注情報を受信したときに、注文完了か未完了かを確認するための情報である。また、氏名記入欄位置以降の列の情報は、注文書様式のどの位置に前述の必要事項情報のうちいかなる情報を挿入すべきかを指示する情報である、図10では、宛先氏名の後に氏名記入欄を配置することを示す。
【0030】
社員情報DB208は、社員とその承認者の部門及び連絡先を示す社員情報を記憶する。社員情報の一例を図11に示す。図11は、本実施形態に係る社員情報の一例を示す。社員情報は、社員番号、社員氏名、部門名、(メール)アドレス、部門承認者社員番号、部門承認者社員氏名、部門承認者部門名、部門承認者アドレス、総務課承認者社員番号、総務課承認者氏名、総務課承認者部門名、総務課承認者アドレス、総務課承認者社員番号、総務部承認者社員番号、総務部承認者氏名、総務部承認者部門名及び総務部承認者アドレスを含んで構成される。
【0031】
承認情報DB209は、社員とその承認者による承認日時を示す承認日時管理情報を記憶する。承認日時管理情報の一例を図12に示す。図12は、本実施形態に係る承認日時管理情報の一例を示す。承認日時管理情報は、社員情報、社員氏名、部門承認者番号、部門承認日、総務課承認者番号、総務課承認日、総務部承認者番号、総務部承認日、ハッシュ値及びタイムスタンプを含んで構成される。
【0032】
承認用端末装置31は、注文データ生成サーバ22から承認依頼情報を受信する。承認用端末装置31は、承認者の操作に応じて承認依頼情報に含まれるアドレスで指定される注文データ生成サーバに、注文を承認する旨の承認情報と承認者番号を送信する。
管理用端末装置32は、必要事項データに注文に必要な情報が欠落している場合や注文受付情報が未完了を示す場合等を示すエラー情報を注文データ生成サーバ22から受信する。
注文受付端末装置41、42は、データ入力サーバ21から暗号化された注文書情報を受信され、受信した注文書情報を自己(注文受付端末装置41、42)の秘密鍵で復号化する。
注文受付端末装置41、42は、復号化した注文書情報に含まれる注文受付情報に、利用者の操作により注文受付が完了したか否かを示す注文受付完了情報を注文受付完了項目に挿入して注文確認情報を生成する。注文受付端末装置41、42は生成した注文確認情報を自己(注文受付端末装置41、42)の秘密鍵で暗号化し、暗号化した注文確認情報を電子メール形式でデータ入力サーバ21に送信する。
【0033】
次に、本実施形態に係る情報管理システムが実行する情報管理処理について図を用いて説明する。図13〜18は、本実施形態に係る情報管理処理を示すシーケンス図である。図13は、データ入力サーバ21における必要事項の入力から削除までの処理の流れを示すシーケンス図である。そのうち、ステップS101〜S110は必須事項の入力に係る処理である。
(ステップS101)データ入力サーバ21の基本機能部101は、データ入力用端末装置11にデータ入力表示情報を送信する。その後、ステップS102に進む。
データ入力用端末装置11は、データ入力サーバ21から受信したデータ入力表示情報に基づきデータ入力表示を表示する。データ入力表示とは、利用者に必要事項データ(図3参照)に含まれる各項目のデータの入力を促す画像である。例えば、データ入力表示は、各項目の名称とその項目のデータを挿入できる入力欄を含む。これにより、所属企業に伝達する慶弔情報の各項目を利用者が確実に入力することができる。
【0034】
なお、データ入力用端末装置11は、携帯電話機であってもよい。携帯電話機が備える画面はパーソナルコンピュータよりも小さいことがある。そのため、基本機能部101は、携帯電話機に送信するデータ入力表示情報は、パーソナルコンピュータ用の画面サイズ(例えば、SXGA;横1280ドット×縦1024ドット)よりも小さい(例えば、QVGA;縦320ドット×横240ドット)。そのため、例えば、基本機能部100は、データ入力表示情報を送信する前に、携帯電話機から受信した接続要求信号に含まれる通信事業者コードや機種コードを検出できるか否か判断する。基本機能部100が、通信事業者コードや機種コードを検出した場合、携帯電話機用のデータ入力表示情報を選択し、その他の場合は、パーソナルコンピュータ用のデータ入力表示情報を選択する。
【0035】
(ステップS102)データ入力用端末装置11は、利用者の入力操作に応じて必要事項データを構成するデータの各項目を入力し、入力された必要事項データをデータ入力サーバ21に送信する。データ入力サーバ21の基本機能部101は、データ入力用端末装置11から必要事項データを受信する。その後、ステップS103に進む。
(ステップS103)データ入力サーバ21の基本機能部101は、注文データ生成サーバ22から受信された公開鍵で受信した必要事項データを暗号化し、必要事項データ一時記憶部103に記憶する。その後、ステップS105に進む。
【0036】
(ステップS104)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、データ入力サーバ21に必要事項有無要求信号を送信する。この必要事項有無要求信号とは、必要事項データの有無を示す情報を送信するように要求することを示す信号である。その後、ステップS106に進む。
(ステップS105)データ入力サーバ21の基本機能部101は、注文データ生成サーバ22から必要事項有無要求信号を受信したとき、必要事項データ一時記憶部103に必要事項データの有無を確認し、必要事項有無信号を注文データ生成サーバ22に送信する。この必要事項有無信号とは、必要事項データがあること又はないことを示す信号である。その後、ステップS109に進む。
【0037】
(ステップS106)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、データ入力サーバ21から受信した必要事項有無信号が、必要事項データがあることを示すか否かを判断する。基本機能部201は、必要事項有無信号が、必要事項データがあることを示す場合(ステップS106 Y)、ステップS108に進める。基本機能部201は、必要事項生む信号が、必要事項データがあることを示さない場合(ステップS106 N)、ステップS107に進める。
(ステップS107)基本機能部201は、必要事項有無要求信号の送信を予め設定された時間(例えば5分間)待機する。その後、ステップS104に進む。
【0038】
(ステップS108)基本機能部201は、必要事項送信要求信号をデータ入力サーバ21に送信する。この必要事項送信要求信号とは、必要事項データを送信することを要求することを示す信号である。その後、ステップS110に進む。
(ステップS109)データ入力サーバ21の基本機能部101は、必要事項データ一時記憶部103から必要事項データを読出し、読み出した必要事項データを注文データ生成サーバ22に送信する。その後、ステップS112に進む。
(ステップS110)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、データ入力サーバ21から受信した必要事項データを必要事項データDB203に記憶する。その後、ステップS111に進む。
【0039】
(ステップS111)基本機能部201は、削除指示信号をデータ入力サーバ21に送信する。この削除指示信号とは、受信した必要事項データと同一のハッシュ値及びタイムスタンプを含む必要事項データを削除することを指示する信号である。その後、ステップS113に進む。
(ステップS112)データ入力サーバ21の基本機能部101は、注文データ生成サーバ22から削除指示信号を受信する。その後、基本機能部101は、注文データ生成サーバ22の基本機能部201が受信した必要事項データと同一のハッシュ値及びタイムスタンプを含む必要事項データを必要事項データ一時記憶部103から削除する。その後、ステップS114に進む。
(ステップS113)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、削除完了確認信号をデータ入力サーバ21に送信する。この削除完了確認信号とは、受信した必要事項データと同一のハッシュ値及びタイムスタンプを含む必要事項データが削除されたことを確認することを指示する信号である。その後、ステップS116に進む。
【0040】
(ステップS114)データ入力サーバ21の基本機能部101は、注文データ生成サーバ22から削除完了確認信号を受信する。基本機能部101は、注文データ生成サーバ22の基本機能部201が受信した必要事項データと同一のハッシュ値及びタイムスタンプを含む必要事項データについて必要事項データ一時記憶部103から削除が完了したか否か確認する。その必要事項データの削除が完了した場合(ステップS114 Y)、ステップS115に進む。その必要事項データの削除が完了していない場合(ステップS114 N)、ステップS110に進む。
(ステップS115)基本機能部101は、削除完了信号を送信する。この削除完了信号とは、注文データ生成サーバ22にデータが削除されたことを示す信号である。その後、ステップS150(図17)に進む。
(ステップS116)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、データ入力サーバ21から削除完了信号を受信する。その後、ステップS117(図14)に進む。
【0041】
このように、本実施形態に係る、データ入力サーバ21では、必要事項データ一時記憶部103に記憶される必要事項データは暗号化されており、注文データ生成サーバ22が受信した直後に暗号化された必要事項データが削除される。従って、本実施形態は、インターネットに接続されているデータ入力サーバ21から必要事項データが外部に漏洩する危険を最小限にすることができる。
【0042】
図14は、注文データ生成サーバ22における必要事項データの復号から電報の注文確認までの処理の流れを示すシーケンス図である。そのうち、ステップS118〜S122は承認処理である。
(ステップS117)基本機能部201は、受信した必要事項データをデータ入力サーバ21に送信した公開鍵に対応する秘密鍵を用いて復号する。その後、ステップS118に進む。
【0043】
(ステップS118)基本機能部201は、復号した必要事項データに含まれる社員番号に対応する承認者情報(部門承認者社員番号、総務課承認者社員番号及び総務部承認者社員番号)を社員情報DB208から読み出す。基本機能部201は、読み出した部門承認者社員番号、総務課承認者社員番号及び総務部承認者社員番号を承認情報DB209に記憶する。その後、ステップS119に進む。
【0044】
(ステップS119)基本機能部201は、承認情報DB209に記憶した部門承認者社員番号、総務課承認者社員番号及び総務部承認者社員番号のうち一つに対応するアドレスを社員情報DB208から読み出す。本実施例では、部門承認者、総務課承認者、総務部承認者(最終承認者)の順序で承認を行うため、ステップS119からステップS122までの一連の承認処理各々につき、その順序で各一つのアドレスを読み出す。
基本機能部201は、電報や生花の注文に対する承認を依頼する旨の情報と承認入力を行うためのアクセス先となる注文データ生成サーバ22のアドレスを含む承認依頼データを生成する。その後、ステップS120に進む。
【0045】
(ステップS120)基本機能部201は、生成した承認依頼データを電子メール形式で読み出したアドレスで示される承認用端末装置31に送信する。その後、ステップS121に進む。
(ステップS121)基本機能部201は、承認者番号と承認日時情報を承認用端末装置31から受信し、受信した承認者番号と承認日時情報を承認情報DB209に記憶する。その後、ステップS122に進む。
【0046】
(ステップS122)基本機能部201は、受信した承認者番号が最終承認者の番号であるか否かを判断する。最終承認者の番号は、社員情報DB208に記憶された承認者番号のうち最後列にあるもの(この例では、総務部承認者)である。基本機能部201が、受信した承認者番号が最終承認者の番号であると判断した場合(ステップS122 Y)、ステップS123に進む。これにより基本機能部201は、承認処理が終了する。基本機能部201が、受信した承認者番号が最終承認者の番号ではないと判断した場合(ステップS122 N)、ステップS119に進む。
【0047】
(ステップS123)基本機能部201は、復号した必要事項データに含まれる生花フラグ又は電報フラグが1、即ち生花又は電報の注文が必要であることを示しているかどうかを判断する。基本機能部201は、注文が必要であることを示している場合(ステップS123 Y)、ステップS124に進む。基本機能部201は、注文が必要であることを示していない場合(ステップS123 N)、処理を終了する。
(ステップS124)基本機能部201は、復号した必要事項データに含まれる電報フラグが1、即ち注文が必要であることを示しているかどうかを判断する。注文が必要であることを示している場合(ステップS124 Y)、ステップS125(図15)に進む。基本機能部201は、注文が必要であることを示していない場合(ステップS124 N)、ステップS125(図16)に進む。
【0048】
図15は、主に注文データ生成サーバ22における電報注文処理の流れを示す。ステップS125、S126及びS129〜S135が電報注文処理である。
(ステップS125)基本機能部201は、復号した必要事項データに含まれる電報配達先住所を、配達可能住所に含む電報業者名を電報業者DB204から読み出し、読み出された電報業者に対応する発注可能時間が現時刻を含むか否かを判断する。現時刻を発注可能時間が含む電報業者がある場合(ステップS125 Y)、現時刻を発注可能時間が含む電報業者を候補電報業者とし、ステップS126に進む。現時刻を発注可能時間が含む電報業者がない場合(ステップS125 N)、ステップS127に進む。
【0049】
(ステップS126)基本機能部201は、候補電報業者から電報業者DB204を参照して、復号した必要事項データに含まれる電報配達希望日時を配達可能時間に含まれ、かつ、配達可能な日(定休日ではない)とする候補電報業者を抽出する。候補電報業者がある場合(ステップS126 Y)、ステップS129に進む。候補電報業者がない場合(ステップS126 N)、ステップS127に進む。
【0050】
(ステップS127)基本機能部201は、復号した必要事項データに含まれる電報フラグが1、即ち電報の注文が必要であることを示しているかどうかを判断する。注文が必要であることを示している場合(ステップS127 Y)、ステップS137(図16)に進む。基本機能部201は、注文が必要であることを示していない場合(ステップS127 N)、ステップS128に進む。
(ステップS128)基本機能部201は、エラー情報を管理用端末装置32に電子メール形式で送信する。その後、処理を終了する。
【0051】
(ステップS129)基本機能部201は、抽出された候補電報業者から電報業者DB204を参照して、定型文送付時の料金が最も低い候補電報業者を抽出する。その後、ステップS130に進む。
(ステップS130)基本機能部201は、料金が最も低い候補電報業者が複数あるか否かを判断する。料金が最も低い候補電報業者が複数ある場合(ステップS130 Y)、ステップS131に進む。料金が最も低い候補電報業者が複数ない場合、即ち1業者の場合(ステップS130 N)、ステップS133に進む。
【0052】
(ステップS131)基本機能部201は、料金が最も低い複数の候補電報業者から、電報業者DB204を参照して、発注回数が最も多い候補電報業者が1業者か否か判断する。基本機能部201は、1業者と判断した場合(ステップS131 Y)、ステップS133に進む。基本機能部201は、1業者でない判断した場合(ステップS131 N)、ステップS132に進む。
(ステップS132)基本機能部201は、料金が最も低い複数の候補電報業者から、電報業者DB204を参照して、電報業者名カナ(読み仮名)が50音順で最初となる1業者を選択する。その後、ステップS133に進む。
【0053】
(ステップS133)基本機能部201は、1業者に選択された候補電報業者を発注先の電報業者と決定する。その後、ステップS134に進む。
(ステップS134)情報管理部202は、発注先電報業者に対応する電報業者注文書様式情報を電報業者注文様式DB206から読み出す。その後、ステップS135に進む。
(ステップS135)情報管理部202は、読み出した電報業者注文書様式情報に含まれる項目ごとに必要事項データから該当する項目のデータを挿入してその電報業者への電報注文書情報を生成し、生成した電報注文書情報を基本機能部201に出力する。基本機能部201は、自己が備える記憶領域に情報管理部202から入力された電報注文書情報を記憶する。
【0054】
(ステップS136)基本機能部201は、復号した必要事項データに含まれる生花フラグが1、即ち生花の注文が必要であることを示しているかどうかを判断する。生花の注文が必要であることを示している場合(ステップS135 Y)、ステップS137(図16)に進む。基本機能部201は、注文が必要であることを示していない場合(ステップS135 N)、ステップS148(図17)に進む。
【0055】
図16は、主に注文データ生成サーバ22における生花注文処理の流れを示すシーケンス図である。ステップS137〜S139及びS141〜S147が生花注文処理である。
(ステップS137)基本機能部201は、復号した必要事項データに含まれる生花配達先住所を、配達可能住所に含む生花販売業者名を生花販売業者DB205から読み出し、読み出された生花販売業者に対応する発注可能時間に現時刻が属すか否かを判断する。現時刻が発注可能時間に属す生花販売業者がある場合(ステップS137 Y)、現時刻が発注可能時間に属す生花販売業者を候補生花販売業者とし、ステップS138に進む。現時刻が発注可能時間に属す生花販売業者がない場合(ステップS137 N)、ステップS140に進む。
(ステップS138)基本機能部201は、候補電報業者から生花販売業者DB205を参照して、復号した必要事項データに含まれる生花配達希望日時が配達可能時間に属し、かつ、配達可能な日(定休日ではない日)とする候補生花販売業者を抽出する。抽出された候補生花販売業者がある場合(ステップS138 Y)、ステップS139に進む。抽出された候補電報業者がない場合(ステップS138 N)、ステップS140に進む。
【0056】
(ステップS139)基本機能部201は、復号した必要事項データに含まれる生花種類が注文可能な種類(例えば、慶事用、弔事用、花輪、教会用、神式用の何れか)であるか否か判断する。基本機能部201が、復号した必要事項データに含まれる生花種類が注文可能な種類と判断したとき(ステップS139 Y)、ステップS141に進む。基本機能部201が、復号した必要事項データに含まれる生花種類が注文可能な種類ではないと判断したとき(ステップS139 N)、ステップS140に進む。
(ステップS140)基本機能部201は、エラー情報を管理用端末装置32に電子メール形式で送信する。その後、処理を終了する。
【0057】
(ステップS141)基本機能部201は、抽出された候補生花販売業者から生花販売業者DB205を参照して、生花料金が最も低い候補生花販売業者を抽出する。その後、ステップS142に進む。
(ステップS142)基本機能部201は、料金が最も低い候補生花販売業者が複数あるか否かを判断する。料金が最も低い候補生花販売業者が複数ある場合(ステップS142 Y)、ステップS143に進む。料金が最も低い候補生花販売業者が複数ない場合、即ち1業者の場合(ステップS142 N)、ステップS145に進む。
【0058】
(ステップS143)基本機能部201は、料金が最も低い候補生花販売業者から、生花販売業者DB205を参照して、発注回数が最も多い候補生花販売業者が1業者か否か判断する。基本機能部201は、1業者と判断した場合(ステップS143 Y)、ステップS145に進む。基本機能部201は、1業者でないと判断した場合(ステップS143 N)、ステップS144に進む。
(ステップS144)基本機能部201は、料金が最も低い複数の候補生花販売業者から、生花販売業者DB205を参照して、生花販売業者名カナ(読み仮名)が50音順で最初となる1業者を選択する。その後、ステップS145に進む。
【0059】
(ステップS145)基本機能部201は、1業者に選択された候補生花販売業者を発注先の生花販売業者と決定する。その後、ステップS146に進む。
(ステップS146)情報管理部202は、発注先の生花販売業者に対応する生花販売業者注文書様式情報を生花販売業者注文様式DB207から読み出す。その後、ステップS147に進む。
(ステップS147)情報管理部202は、読み出した生花販売業者注文書様式情報に含まれる項目ごとに必要事項データから該当する項目のデータを挿入してその生花販売業者への生花注文書情報を生成し、生成した生花注文書情報を基本機能部201に出力する。基本機能部201は、自己が備える記憶領域に情報管理部202から入力された生花注文書情報を記憶する。その後、ステップS148(図17)に進む。
【0060】
図17は、注文データ生成サーバ22における注文書の暗号化から注文確認情報を受信するまでの処理の流れを示すシーケンス図である。そのうち、ステップS152〜S160が注文確認処理である。
(ステップS148)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、電報業者DB204から発注先の電報業者の公開鍵を読み出し、読み出した公開鍵で、記憶された電報注文書情報を暗号化する。また、基本機能部201は、生花販売業者DB205から発注先の生花販売業者の公開鍵を読み出し、読み出した公開鍵で記憶された生花注文書情報を暗号化する。その後、ステップS149に進む。
(ステップS149)基本機能部201は、暗号化した電報注文書情報と生花注文書情報を電子メール形式でデータ入力サーバ21に送信する。その後、ステップS153に進む。
【0061】
(ステップS150)データ入力サーバ21の基本機能部101は、注文データ生成サーバ22から電報注文書情報と生花注文書情報を受信し、受信した電報注文書情報と生花注文書情報を発注データ一時記憶部104に記憶する。その後、ステップS151に進む。
(ステップS151)基本機能部101は、電報注文書情報を発注データ一時記憶部104から読み出し、発注先の電報業者のアドレスで示される注文受付端末装置41に電子メール形式で送信する。基本機能部101は、受信した生花注文書情報を発注データ一時記憶部104から読み出し、発注先の生花販売業者のアドレスで示される注文受付端末装置42に電子メール形式で送信する。その後、ステップS152に進む。
【0062】
(ステップS152)注文受付端末装置41は、データ入力サーバ21から暗号化された電報注文書情報を受信し、受信した電報注文書情報を自己(注文受付端末装置41)の秘密鍵で復号化する。注文受付端末装置41は、復号化した電報注文書情報に含まれる注文受付情報に、利用者(電報業者)の操作により注文受付が完了したか否かを示す注文受付完了情報を注文受付完了項目に挿入して電報の注文確認情報を生成する。注文受付端末装置41は生成した電報の注文確認情報を自己の秘密鍵で暗号化し、暗号化した電報の注文確認情報を電子メール形式でデータ入力サーバ21に送信する。
【0063】
注文受付端末装置42は、データ入力サーバ21から暗号化された生花注文書情報を受信し、受信した生花注文書情報を自己(注文受付端末装置42)の秘密鍵で復号化する。注文受付端末装置42は、復号化した生花注文書情報に含まれる注文受付情報に、利用者(生花販売業者)の操作により注文受付が完了したか否かを示す注文受付完了情報を注文受付完了項目に挿入して生花の注文確認情報を生成する。注文受付端末装置41は生成した生花の注文確認情報を自己の秘密鍵で暗号化し、暗号化した生花の注文確認情報を電子メール形式でデータ入力サーバ21に送信する。
【0064】
データ入力サーバ21の基本機能部101は、注文受付端末装置41から電報の注文確認情報を受信し、注文受付端末装置42から生花の注文確認情報を受信する。基本機能部101は、受信した電報の注文確認情報と生花の注文確認情報を注文確認メール一時記憶部105に記憶する。
また、基本機能部101は、発注データ一時記憶部104に記憶した電報注文書情報及び生花注文書情報を削除する。その後、ステップS154に進む。
このように、本実施形態に係る、データ入力サーバ21では、発注データ一時記憶部104に記憶される電報注文書情報及び生花注文書情報は暗号化されており、注文受付端末装置41及び42から注文確認情報を受信した直後に暗号化された電報の注文書情報及び生花の注文書情報が削除される。従って、本実施形態は、インターネットに接続されているデータ入力サーバ21から注文書情報が外部に漏洩する危険を最小限にすることができる。
【0065】
(ステップS153)注文データ生成サーバ22の基本機能部101は、注文確認有無要求信号をデータ入力サーバ21に送信する。この注文確認有無要求信号とは、後述する注文確認情報有無信号を送信することを要求することを示す信号である。その後、ステップS156に進む。
(ステップS154)データ入力サーバ21の情報管理部102は、注文データ生成サーバ22から注文確認有無要求信号を受信したとき、注文確認情報メール一時記憶部105に記憶されたデータの有無を確認する。その後、ステップS155に進む。
(ステップS155)データ入力サーバ21の情報管理部102は、注文確認情報有無信号を注文データ生成サーバ22に送信する。この注文確認情報有無信号とは、注文確認メール一時記憶部105に記憶された注文確認情報の有無を示す信号である。その後、ステップS159に進む。
【0066】
(ステップS156)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、データ入力サーバ21から注文確認情報有無信号を受信する。基本機能部201は、受信した注文確認情報有無信号が注文確認情報を有することを示すか否かを判断する。基本機能部201が、注文確認情報有無信号が注文確認情報を有することを示すと判断した場合(ステップS156 Y)、ステップS158へ進む。基本機能部201が、注文確認情報有無信号が注文確認情報を有しないことを示すと判断した場合(ステップS156 N)、ステップS157へ進む。
(ステップS157)基本機能部201は、注文確認有無要求信号を送信する処理を予め設定された時間(例えば5分間)待機する。その後、ステップS153へ進む。
【0067】
(ステップS158)基本機能部201は、注文確認情報要求信号を送信する。この注文確認情報要求信号とは、データ入力サーバ21に対して記憶している注文確認情報を送信することを要求する信号である。その後、ステップS160に進む。
(ステップS159)データ入力サーバ21の情報管理部102は、注文データ生成サーバ22から注文確認情報要求信号を受信すると、注文確認データ一時記憶部105に記憶された電報の注文確認情報及び生花の注文確認情報を注文データ生成サーバ22に送信する。その後、ステップS162(図18)に進む。
(ステップS160)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、データ入力サーバ21から電報の注文確認情報及び生花の注文確認情報を受信する。その後、ステップS161(図18)に進む。
【0068】
図18は、注文データ生成サーバ22からデータ入力サーバ21への注文確認情報削除要求から処理を終了するまでの流れを示すシーケンス図である。
(ステップS161)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、注文確認情報削除信号をデータ入力サーバ21へ送信する。この注文確認情報削除信号とは、記憶している注文確認情報を削除することを指示する信号である。その後、ステップS163に進む。
(ステップS162)データ入力サーバ21の情報管理部102は、注文データ生成サーバ22から注文確認情報削除信号を受信し、注文確認データ一時記憶部105に記憶された注文確認情報を削除する。その後、ステップS164に進む。
【0069】
(ステップS163)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、削除完了確認信号をデータ入力サーバ21へ送信する。この削除完了確認信号とは、注文確認情報が削除されたか否か確認することを指示する信号である。その後、ステップS166に進む。
(ステップS164)データ入力サーバ21の情報管理部102は、注文データ生成サーバ22から削除完了確認信号を受信し、注文確認データ一時記憶部105に記憶された注文確認情報の削除が完了したか否かを確認する。情報管理部102が注文確認情報の削除が完了したことを確認した場合(ステップS164 Y)、ステップS165に進む。情報管理部102が注文確認情報の削除が完了したことを確認できなかった場合(ステップS164 N)、ステップS161に進む。
【0070】
(ステップS165)情報管理部102は、注文データ生成サーバ22に削除完了信号を送信する。この削除完了信号は、注文確認データ一時記憶部105に記憶された注文確認情報の削除が完了したことを示す信号である。その後、処理を終了する。
(ステップS166)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、データ入力サーバ21から削除完了信号を受信する。その後、ステップS167に進む。
このように、本実施形態に係る、データ入力サーバ21では、注文確認データ一時記憶部105に記憶される注文確認情報は暗号化されており、注文データ生成サーバ22が受信した直後に暗号化された注文確認情報が削除される。従って、本実施形態は、インターネットに接続されているデータ入力サーバ21から注文確認情報が外部に漏洩する危険を最小限にすることができる。
【0071】
(ステップS167)注文データ生成サーバ22の基本機能部201は、電報業者DB204から発注先の電報業者の公開鍵を読み出し、読み出した公開鍵でデータ入力サーバ21から受信した電報の注文確認情報を復号する。基本機能部201は、生花販売業者DB205から発注先の生花販売業者の公開鍵を読み出し、読出した公開鍵でデータ入力サーバ21から受信した生花の注文確認情報を復号する。その後、ステップS168に進む。
(ステップS168)基本機能部201は、復号した電報の注文確認情報及び生花の注文確認情報に含まれる申請社員の氏名情報を抽出する。
(ステップS169)基本機能部201は、復号した電報の注文確認情報及び生花の注文確認情報から注文品が電報、生花又はその両方であるかを判断する。
【0072】
(ステップS170)基本機能部201は、復号した電報の注文確認情報及び生花の注文確認情報に各々含まれる注文完了情報が注文完了を示しているか、未完了を示しているか判断する。基本機能部201は、電報及び生花の注文確認情報に含まれる注文完了情報が注文完了を示す場合(ステップS170 Y)、ステップS172に進む。基本機能部201は、電報又は生花の注文確認情報に含まれる注文完了情報が注文完了を示していない場合(ステップS170 N)、ステップS171に進む。
(ステップS171)基本機能部201は、電報又は生花の注文確認情報に含まれる注文完了情報が注文完了を示していない場合、電報の注文、生花の注文各々についてエラー情報を管理用端末装置32に電子メール形式で送信する。その後、処理を終了する。
【0073】
(ステップS172)基本機能部201は、申請社員に対応する必要事項データに含まれる生花フラグが1、即ち生花を必要とすることを示す場合、ゼロ、即ち生花を必要としないことを示すものに変更又は削除する。基本機能部201は、申請社員に対応する必要事項データに含まれる電報フラグが1、即ち電報を必要とすることを示す場合、ゼロ、即ち電報を必要としないことを示すものに変更又は削除する。
【0074】
(ステップS173)基本機能部201は、申請社員に対応する必要事項データに含まれる生花フラグが生花を必要とすることを示すか否かを確認する。基本機能部201は、申請社員に対応する必要事項データに含まれる電報フラグが電報を必要とすることを示すか否かを確認する。基本機能部201は、生花フラグが1、即ち生花を必要とすること、又は電報フラグが1、即ち電報を必要とすることを示すことを確認した場合(ステップS173 N)、ステップS153に進む。この場合、新たな注文確認情報を受信している可能性があるからである。基本機能部201は、生花フラグがゼロ、即ち生花を必要としないこと、及び電報フラグがゼロ、即ち電報を必要としないことを示すことを確認した場合(ステップS173 Y)、ステップS174に進む。これにより注文処理が完了する。
【0075】
(ステップS174)情報管理部202は、フラグをゼロ、即ち必要としないことを示すものに変更又は削除した商品又はサービス(生花又は電報)の業者DBに含まれる発注先業者への発注回数に各々1を加算する。例えば、基本機能部201が電報フラグについて、1からゼロ、即ち電報を必要としないものに変更した場合又はそのフラグを削除した場合、情報管理部202は電報業者DB204に含まれる発注先の電報業者の発注回数に1を加算する。その後、ステップS174に進む。
【0076】
(ステップS175)情報管理部202は、フラグをゼロ、即ち必要としないことを示すものに変更又は削除した商品又はサービス(生花又は電報)について注文が完了した旨を示す注文完了情報を承認用端末31に電子メール形式で送信する。例えば、基本機能部201が電報フラグについて、ゼロ、即ち電報を必要としないものに変更した場合又はそのフラグを削除した場合、情報管理部202は、電報についての注文完了情報を承認用端末装置31に送信する。その後、処理を終了する。
【0077】
このように、本実施形態によれば、利用者である社員は外部のデータ入力用端末装置から例えば慶事や弔事の情報について必要事項を漏れなく伝達することができる。これにより、勤務時間外でもかかる情報を勤務先に確実に伝達することができる。
また、本実施形態によれば伝達した内容に基づき発注先業者の選定、注文書の作成、発注といった処理を実行して電報や生花等の慶弔情報に関する商品又はサービスを注文することができる。これにより、かかる商品またはサービスの注文を人手の関与を最小限にし、迅速かつ正確にすることができる。
上述した実施形態では、慶弔情報に関する商品又はサービスとして電報と生花の例を挙げたが、これらに限られない。
【0078】
なお、上述した実施形態におけるデータ入力サーバ21及び注文データ生成サーバ22の一部、例えば、基本機能部101、情報管理部102、基本機能部201及び情報管理部202をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、データ入力サーバ21及び注文データ生成サーバ22に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態におけるデータ入力サーバ21及び注文データ生成サーバ22の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。データ入力サーバ21及び注文データ生成サーバ22の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
【0079】
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【符号の説明】
【0080】
1…情報管理システム、
11…データ入力用端末装置、21…データ入力サーバ、22…注文データ生成サーバ、
31…承認用端末装置、32…管理用端末装置、41、42…注文受付端末装置、
10…インターネット、20…イントラネット、30…専用線、
101…基本機能部、102…情報管理部、103…必要事項データ一時記憶部、
104…発注データ一時記憶部、105…注文確認データ一時記憶部、
201…基本機能部、202…情報管理部、203…必要事項データDB、
204…電報業者DB、205…生花販売業者DB、206…電報業者注文書様式DB、207…生花販売業者注文書様式DB、208…社員情報DB、209…承認情報DB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ入力サーバと前記データ入力サーバと専用回線で接続された注文データ生成サーバとを備える情報管理システムにおいて、
前記データ入力サーバは、
第1の端末装置から入力された利用者の識別情報、及び慶弔に関する商品又はサービスの提供条件情報を含む必要事項データを前記注文データ生成サーバに送信し、前記注文データ生成サーバから受信した注文書情報を第2の端末装置に送信する基本機能部を備え、
前記注文データ生成サーバは、
商品又はサービスの業者ごとに商品又はサービスの料金及び提供可能条件情報を含む業者情報を記憶する業者データベースと、
前記商品又はサービスの業者ごとに前記商品又はサービスを注文するための注文様式情報を記憶する注文書様式データベースと、
前記データ入力サーバから受信した必要事項データに基づいて利用者の慶弔に関する商品又はサービスの注文が承認された場合、前記必要事項データと前記業者情報に基づいて発注先の業者を選択し、選択した発注先の業者に対応する注文様式情報を前記注文書様式データベースから選択し、選択した注文様式情報に基づいて前記注文書情報を生成する情報管理部と、
前記情報管理部が生成した前記注文書情報を前記データ入力サーバへ送信する基本機能部と、を備えること、
を特徴とする情報管理システム。
【請求項2】
前記データ入力サーバが備える基本機能部は、
前記注文データサーバに送信した前記必要事項データを削除し、又は
前記第2の端末装置に送信した前記注文書情報を削除すること、
を特徴とする請求項1に記載の情報管理システム。
【請求項3】
前記注文データ生成サーバが備える情報管理部は、
前記必要事項データに含まれる前記提供条件情報は提供日時又は提供場所であって、
前記業者情報に含まれる提供可能条件情報は日時又は地域であって、
前記必要事項データに含まれる提供日時が前記業者情報に含まれる日時に属す、前記必要事項データに含まれる提供場所が前記業者情報に含まれる地域に属す、又は前記業者情報に含まれる料金が最も低い、発注先の業者を選択すること、
を特徴とする請求項1に記載の情報管理システム。
【請求項4】
商品又はサービスの業者ごとに商品又はサービスの料金及び提供可能条件情報を含む業者情報を記憶する業者データベースと、
前記商品又はサービスの業者ごとに前記商品又はサービスを注文するための注文様式情報を記憶する注文書様式データベースと、
データ入力サーバから受信した必要事項データに基づいて利用者の慶弔に関する商品又はサービスの注文が承認された場合、前記必要事項データと前記業者情報に基づいて発注先の業者を選択し、選択した発注先の業者に対応する注文様式情報を前記注文書様式データベースから選択し、選択した注文様式情報に基づいて前記注文書情報を生成する情報管理部と、
前記情報管理部が生成した前記注文書情報を前記データ入力サーバへ送信する基本機能部と、を備えること、
を特徴とする情報管理装置。
【請求項5】
データ入力サーバと前記データ入力サーバと専用回線で接続された注文データ生成サーバとを備える情報管理システムにおける情報管理方法において、
前記データ入力サーバが、
第1の端末装置から入力された利用者の識別情報、及び慶弔に関する商品又はサービスの提供条件情報を含む必要事項データを前記注文データ生成サーバに送信する第1の過程と、
前記注文データ生成サーバから受信した注文書情報を第2の端末装置に送信する第2の過程を有し、
前記注文データ生成サーバは、
商品又はサービスの業者ごとに商品又はサービスの料金及び提供可能条件情報を含む業者情報を記憶する業者データベースと、
前記商品又はサービスの業者ごとに前記商品又はサービスを注文するための注文様式情報を記憶する注文書様式データベースと、を備え、
前記データ入力サーバから受信した必要事項データに基づいて利用者の慶弔に関する商品又はサービスの注文が承認された場合、前記必要事項データと前記業者情報に基づいて発注先の業者を選択する第3の過程と、
選択した発注先の業者に対応する注文様式情報を前記注文書様式データベースから選択し、選択した注文様式情報に基づいて前記注文書情報を生成する第4の過程と、
前記注文書情報を前記データ入力サーバへ送信する第5の過程と、を有すること、
を特徴とする情報管理方法。
【請求項6】
商品又はサービスの業者ごとに商品又はサービスの料金及び提供可能条件情報を含む業者情報を記憶する業者データベースと、前記商品又はサービスの業者ごとに前記商品又はサービスを注文するための注文様式情報を記憶する注文書様式データベースと、を備える情報管理装置のコンピュータに、
データ入力サーバから受信した必要事項データに基づいて利用者の慶弔に関する商品又はサービスの注文が承認された場合、前記必要事項データと前記業者情報に基づいて発注先の業者を選択する手順、
選択した発注先の業者に対応する注文様式情報を前記注文書様式データベースから選択し、選択した注文様式情報に基づいて前記注文書情報を生成する手順、
前記注文書情報を前記データ入力サーバへ送信する手順、
を実行させるための情報管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2012−137897(P2012−137897A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−289059(P2010−289059)
【出願日】平成22年12月27日(2010.12.27)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)