情報配信システム
【課題】 個別の配信情報を有効活用しながら、情報交流を活性化する。
【解決手段】 グループの所属を意味するのれん表示情報をグループ蓄積部に複数登録しておき、前記情報配信者がどの前記グループに所属しているかを所属関係管理部に予め定義しておく。情報配信者はコンテンツ蓄積部に個別配信情報を蓄積していく。情報配信者の個別WEBページにアクセスがあった際に、所属情報の定義に基づいて、のれん表示情報を個別WEBページに含めることで、グループに所属した状態の個別WEBページを配信するようにした。
【解決手段】 グループの所属を意味するのれん表示情報をグループ蓄積部に複数登録しておき、前記情報配信者がどの前記グループに所属しているかを所属関係管理部に予め定義しておく。情報配信者はコンテンツ蓄積部に個別配信情報を蓄積していく。情報配信者の個別WEBページにアクセスがあった際に、所属情報の定義に基づいて、のれん表示情報を個別WEBページに含めることで、グループに所属した状態の個別WEBページを配信するようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信回線を介してサーバにより情報を配信する情報配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットが普及した今日では、様々な情報を配信するポータルサイト、匿名で情報を交換する掲示板サイト、ネットで商品購入ができるオンラインショッピングサイト等が数多く立ち上げられ、日常の行動にも大きな影響を与えるようになった。HTML形式やXML形式等の言語によって作成しなければならないホームページに関しても、誰でも容易に作成できる支援ソフトウエア等が開発され、個人であっても容易に情報配信できる環境が整えられている。テレビやラジオのように一般消費者は情報を受けるだけという時代は過去の話となり、現在は、一般消費者が自ら進んで情報発信するようになると予想されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、現実は予想と大きく異なっている。インターネット等を用いて実際に情報を発信している主体は、事業活動の一環である大手企業に集中している。例えば、インターネット個人ユーザの97%は単なる情報の受け手であり、情報を個人的に発信している人は、残りの3%しかいないと考えられている。
【0004】
この原因の1つは、個人がWEBページによって情報を配信し、多くのアクセスを望もうとする場合、特定のカテゴリに絞った専門サイトを開設して、そのカテゴリに興味を持つユーザを集中的に確保しなければならないことが考えられる。つまり、配信者と受信者の間で共通点を見つけ出して、信頼関係を構築するには、そのホームページ全体をカスタマイズしなければならないという問題があった。
【0005】
又上記の観点から専門サイトを開設した後、他のカテゴリのユーザに対して情報配信したい場合には、再度、新しいホームページを作成していかなければならないという問題があった。例えば、個人の生活では、趣味、好み、生活環境等が様々に変化しているが、それに応じて情報発信しようとすれば、毎回、新しいWEBページを構築しなければならず、その負担から、ホームページによる情報発信が自分のライフサイクルにおいつかないことが想定された。その結果、個人のホームページに関しては、既に興味を失った(次のカテゴリに興味が以降した)ことによって、全く更新されてないWEBページが数多く存在している。WEBページの作成ソフトウエア等で、WEBページの作成自体が如何に簡便になったとしても、このような情報発信環境が変わらない限り、個人が継続的に情報発信することは容易ではないと考えられた。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、コンテンツの利用価値を高め、実際の生活行動と歩調をあわせるように情報配信が可能な情報配信システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、個人の実際生活における出会い・会話等を通じた情報発信と、従来のインターネット等を用いた情報発信は、基本的に異なっていることに気が付いた。例えば、個人は、家族、幼稚園、小学校、大学、サークル、就職企業等のコミュニティーに順次移行したり、あるいは複数のコミュニティーに同時に所属したりしながら生活を営んでいる。そして、お互いの交流は、相手となる個人が、服装、家柄、出身学校、趣味、資格などのグループ所属に所属しているのか、又どのグループを経て現在に至っているか確認していくことを意味する。その過程で、尊重、共感、反発等を感じながら、交流を深めていくと考えられる。従って、通信回線を用いた情報発信においても、このような生活サイクルと同じような仕組みを以下のように導入することで、上記目的を達成するようにした。
【0008】
(1)サーバを用い、通信回線を介して情報を配信する情報配信サーバシステムであって、グループの所属を意味するのれん表示情報が複数登録されるグループ蓄積部と、情報配信者の個別WEBページを生成するための個別配信情報が、該情報配信者毎に蓄積管理されるコンテンツ蓄積部と、前記情報配信者がどの前記グループに所属しているかが定義された所属情報を有する所属関係管理部と、前記通信回線を介して前記個別WEBページにアクセスがあった際に、前記所属情報の定義に基づいて前記のれん表示情報を該個別WEBページに含めることで、前記グループに所属した状態で該個別WEBページを配信する個別配信部と、を有することを特徴とする情報配信システム。
【0009】
(2)前記グループの管理者のそれぞれに管理画面を配信し、該グループに所属させる前記情報配信者の識別情報の入力を促すことで、前記所属情報の定義を変更可能にするグループ管理部を備えることを特徴とする上記(1)記載の情報配信システム。
【0010】
(3)前記のれん表示情報が横幅方向に長い棒形式の情報とされており、前記個別配信部が、該のれん情報を前記個別WEBページの上部に表示させるようにしたことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の情報配信システム。
【0011】
(4)前記のれん表示情報には、メニューとして機能する複数のリンクボタンが含まれていることを特徴とする上記(1)、(2)又は(3)に記載の情報配信システム。
【0012】
(5)前記グループ蓄積部には、各々の前記グループに関する案内情報が登録されており、前記のれん表示情報に含まれる前記リンクボタンを経由して、前記案内情報にアクセス可能になっていることを特徴とする上記(4)記載の情報配信システム。
【0013】
(6)前記所属関係管理部における前記所属情報には、前記情報配信者が現在所属している前記グループ及び過去に所属していた前記グループの双方が定義されており、前記個別配信部が、過去に所属していた前記グループの前記のれん表示情報を前記個別WEBページに含めて配信可能となっていることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれか記載の情報配信システム。
【0014】
(7)前記個別配信部が、現在所属する前記グループの前記のれん表示情報を前記個別WEBページの上部に配置すると共に、過去に所属していた前記グループの前記のれん表示情報を該個別WEBページの下部に配置したことを特徴とする上記(6)記載の情報配信システム。
【0015】
(8)前記グループに所属する複数の情報配信者の前記個別配信情報を用いてグループ総合ページを生成・配信するグループ配信部を更に備えることを特徴とする上記(1)乃至(7)のいずれか記載の情報配信システム。
【0016】
(9)前記情報配信者に対して通信回線を介してページ情報登録画面を配信して、前記個別配信情報としての原画像及び本文章の送信を促し、且つ、送信された原画像に基づいて大画像・中画像・小画像を生成して、該大画像・中画像・小画像を前記個別配信情報の一部に含めた状態で前記コンテンツ蓄積部に登録するページ情報加工部を備えることを特徴とする上記(1)乃至(8)のいずれか記載の情報配信システム。
【0017】
(10)前記個別配信部において、特定の前記個別配信情報に含まれる前記中画像又は小画像を他の前記個別WEBページに挿入させるようにし、該中画像又は小画像に対して、前記特定の個別配信情報を表示する前記個別WEBページに移動する為のリンクを設定したことを特徴とする上記(9)記載の情報配信システム。
【0018】
(11)前記個別配信部が前記個別WEBページに前記大画像を掲載すると共に、該大画像が前記個別WEBページの全面積に対して30%以上を占めるようにしたことを特徴とする上記(9)又は(10)に記載の情報配信システム。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、情報配信者が、自らのステージに応じて様々なグループに所属しながら情報配信できる。その際に、過去に配信した情報を有効活用することができるので、情報配信者の負担を軽減することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0021】
図1に示されるように、本実施形態にかかる情報配信システム1は、配信サーバ2、データベース(DB)サーバ4、情報配信者が保有する配信者パーソナルコンピュータ(PC)6と、グループ管理者が保有するグループ管理者PC8、一般ユーザが保有する一般PC10と、これらを繋ぐインターネットやイントラネット等の通信回線12を備えている。
【0022】
配信サーバ2は、本システムの運営者によって管理され、Apache等の専用ソフトウエアによるWWW(World Wide Web)サーバ機能、アクセスログ管理機能、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等のメールサーバ機能等を備えており、例えばTCP/IP通信を介して他の端末と情報の受配信が可能となっている。DBサーバ4は同様にシステム運営者によって管理され、データベースエンジン用のミドルウエア等を備えて各種データを蓄積・管理すると共に、配信サーバ2を経由して、蓄積データを外部に配信するようになっている。配信者PC6は、情報配信者(コンテンツ作成者)によって管理されており、配信サーバ1を経由して、DBサーバ4にアクセスし、自らの個別配信情報を入力・更新・削除(メンテナンス)するものである。また、グループ管理者PC8は、同様にDBサーバ4にアクセスして、グループとしての各種情報を入力・更新・削除するものである。一般PC10は、不特定多数のユーザによって管理されており、配信サーバ2にアクセスして、興味の有る情報を閲覧する端末となっている。
【0023】
図2には、配信サーバ2の内部ハード構成が模式的に示されている。
【0024】
この配信サーバ2は、制御手段110、記憶手段120、TCP/IP通信インタフェース手段130を備えており、これの各手段がバス140を介して相互に接続されて信号をやり取りが可能となっている。制御手段110はCPUであり、プログラムに従って、上記各手段の制御や各種演算処理等を行う。記憶手段120は、本情報配信システム1の基本動作を制御する制御プログラム等を格納するROM、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM、容量の多いデータを格納するディスク型記録媒体等を備える。TCP/IP通信インタフェース手段130は、LAN等を介して通信回線12に接続され、他の端末間の通信を行うためのインタフェースである。なお、DBサーバ4や他のPCについても、略同様な構成であるため、ここでは上記説明によって省略する。
【0025】
図3には、配信サーバ2及びDBサーバ4等によって実現される各構成要素が模式的に示されている。
【0026】
図3に示されるように、本情報配信システム1は、大きくはグループ機能群Gと個別機能群Pに分かれている。グループ機能群Gは、具体的に、グループ管理部200、グループ配信部202、グループ蓄積部204、を備えており、グループ全体を管理するようになっている。また個別機能群Pは、個別配信部210、のれん表示処理部212、ページ情報加工部214、コンテンツ蓄積部216を備えている。また、グループ機能群Gと個別機能群Pを関連付ける役割として、所属関係管理部220が設けられており、更に販売・決済エンジン部222によってオンラインショッピング機能を個別に提供可能となっている。なお、グループ蓄積部204、コンテンツ蓄積部212、所属関係管理部220は主にDBサーバ4によって実現されており、それ以外の部分に関しては、配信サーバ2のプログラム等によって実現される。なお、ここでは配信サーバ2とDBサーバ4が別々の装置によって実現されているが、本発明はそれに限定されず、一台のサーバ装置によって実現することも可能であり、反対に、負荷に応じて3台以上の装置を用いて実現しても構わない。
【0027】
グループ蓄積部204には、所定グループの所属を意味するのれん表示情報302が複数登録される。こののれん表示情報302は、図4に示されるように、WEBページにおける幅方向に長いバー(棒)形式の情報となっている。更に、本のれん表示情報302には、グループ名称304、グループとして必要な情報にアクセスさせるリンクメニュー306等を有している。例えば、リンクメニュー306の中のTOPリンク306Aをクリックすると、のれん表示情報302(グループ)を代表するグループ総合ページに移動することが出来る。なお、グループ総合ページでも本のれん表示情報302が表示される。また、リンクメニュー306の中のプルダウンボタン(例えばプロジェクトボタン)306Bをクリックすると、下位情報にジャンプする為の下位リンク306Cがプルダウン表示され、この下位リンク306をクリックすることで、希望のWEBページに移行することが出来る。
【0028】
更にのれん表示情報302には、このグループに所属する個別メンバーのリストを得るためのメンバーボタン306Dが用意されている。このメンバーボタン306Dをクリックすると、このグループに所属しながら個別に情報配信を行っている個別メンバーのリストがプルダウン表示され、各リストのリンク306Eをクリックすることで、個別メンバーのWEBページにアクセスすることができる。なお、ここではプルダウン表示する場合を示したが、それ以外にも、メンバーボタン306Dをクリックすると、個別メンバーのリスト及びアクセスリンクが表示されるメンバー一覧ページ又はメンバー検索ページ等にアクセス可能にしてもよい。
【0029】
以上のことから、のれん表示情報302は、グループの所属関係を視覚的に知らしめるのれん機能と共に、グループとして配信している案内情報(WEBページ)にアクセスするためのリンク機能を有している。これによって、組織運営に必要な全機能を自在に提供するようになっている。グループ蓄積部204には様々なのれん表示情報302が蓄積されていることから、様々なグループが形成されている。
【0030】
グループ管理部200は、のれん表示情報302を有するグループの管理者の管理者PC8に対して、例えば図5に示されるのれん管理画面320を配信する。例えば、のれん管理画面320には、グループ代表URL、グループロゴ画像、グループ名称、グループ紹介文章、第1メニューボタン名称、第1メニューよりも下位に属する複数の下位リンク名称・URL、第2メニューボタン名称、第2メニューよりも下位に属する複数の下位リンク名所・URL等の各種情報入力欄(更新欄)が表示される。従って、この管理画面320によってのれん表示情報302をグループ管理者が自在にカスタマイズできるようになっている。なおここでは特に図示していないが、のれん表示情報302のバーの色や、文字の色、リンクの色等を入力させて、色彩に関してもカスタマイズ可能にしてもよい。
【0031】
更にグループ管理部200は、図6(A)に示されるような所属メンバー管理画面350も配信できる。この所属メンバー管理画面350は、管理者が運営するグループに所属を希望する個別情報配信者の識別情報(個別ID)を入力する入力欄、グループから脱退する個別情報配信者の識別情報を入力する入力欄、これらの情報を送信する送信ボタン等を有している。これにより、図6(B)に示されるように、所属関係管理部220におけるグループの所属情報が定義された所属データベース360を更新可能となっている。この所属データベース360は、個人情報配信者にユニークに設定された識別情報362と、この情報配信者が現在所属しているグループのグループ管理情報(管理ID)364と、過去に所属していたグループ管理情報366が蓄積されている。なお、現在所属しているグループは1つの場合に限定されず、2以上のグループに同時に所属している場合も考えられる。本実施形態では、同時に2つのグループまでが登録可能で、又過去の履歴としては直近7グループまで登録可能となっている。
【0032】
従って、のれん表示情報302内で所属メンバーを一覧表示する場合や、所属メンバーを検索する場合には、この所属関係管理部220と連動して実現することになる。
【0033】
なお、図5及び図6(A)で示した管理画面320、350に対するアクセスは、予め管理者に提供されているパスワードを用いて、管理者が管理者PC8を用いて配信サーバ2にログインできた場合に、初めて認めるようにして、セキュリティーを高めるようにしている。
【0034】
ページ情報加工部214は、配信者PC6に対して、通信回線12を介して図7に示されるようなページ情報登録画面400を配信する。このページ情報登録画面400は、個別配信情報として、カテゴリ選択欄402、タイトル入力欄404、本文入力欄406、参考リンク先URL入力欄408、画像アップロード入力欄410、情報送信ボタン412、ショッピング選択欄416等を有しており、配信者に対してこれらの情報を入力するように促す。配信者は、上記各入力欄の情報を埋めていき、情報送信ボタン412をクリックすることで、ページ情報加工部214に対してこれらの情報を送信する。特にここでは、すくなくとも1つの原画像(素材画像)と本文を入力させることによって、画像を中心とした情報配信を可能にしている。
【0035】
情報を受信したページ情報加工部214は、図8に示されるように、受信した情報を個別配信情報428としてコンテンツ蓄積部216に登録する。具体的には、受信した原画像430に基づいて、個別WEBページ用の大画像432、リンク用の中画像434、アイコン又は携帯端末用の小画像436を画像生成プログラムによって自動生成し、これらの各画像432、434、436も個別配信情報432に含めて登録しておく。従って、各個別配信情報428には、記事番号440、カテゴリ442、タイトル444、本文446、原画像430、加工済み画像432、434、436、リンク先URL448、入力/更新タイムスタンプ450、ショッピング機能要否452等が含まれるようになる。コンテンツ蓄積部216には、情報配信者毎に複数の個別配信情報(個別WEBページ)428が順次蓄積される。
【0036】
一般PC10から情報配信要求があった場合に、個別配信部210は、要求された記事番号440に基づいてコンテンツ蓄積部216を参照し、個別配信情報428を抽出する。更に、所属データベース360(図6(B)参照)にもアクセスして、その情報配信者の所属グループを分析し、図9に示されるような個別WEBページ500を生成する。
【0037】
この個別WEBページ500は、上部にのれん表示情報302が自動的に挿入されている。即ち、個別配信情報428とのれん表示情報302の双方に基づいて、1つの個別WEBページ500が生成される。この結果、個別WEBページ500に直接アクセスした者であっても、情報配信者がどのグループに現在所属しているかに関して視覚的に判断可能となっている。また、このように、のれん表示情報302が自動的に挿入されることで、個人で発信している情報にも関わらず、そのグループの一員として配信していることにもなっている。
【0038】
また、過去に所属していたグループについては、過去ののれん表示情報302A、302B、302Cとしてページの下部に表示される。過去ののれん表示情報302A、302B、302Cは、メニューボタン等が削除されると共に、バー形状における縦方向寸法(バーの幅の広さ)が小さくなった状態で表示される。この過去ののれん表示情報をクリックすると、グループ総合ページに移動することが可能である。その結果、情報配信者が過去にどのようなグループに所属してきたかを、閲覧者に知らせることができ、現在の状況だけでは把握できないような、配信者の性格や趣味、生い立ち、考え方等、幅の広い間接的情報による交流を進展させることができる。なお、過去ののれん表示情報302A、302B、302Cについて、そのサイズを現在よりも小さくしたのは、複数の過去の履歴を表示した際に、個別WEBページが縦方向に長くなってしまうことを防止し、デザイン性を高めるためである。
【0039】
個別WEBページ500の中央近傍には、個別配信情報428の大画像432が表示される。この大きさは、WEBページ500の30%を超えるように設定されているので、この大画像432がページの主要部となっている。なお、更に好ましくは個別WEBページ500全体の50%以上をこの大画像432によって占めるようにする。大画像432の上部には、タイトル444が表示され、下部には本文446が表示されている。更に、本文446と、最下部の過去ののれん表示情報302A、302B、302Cの間には、この情報配信者によって登録された他の個別配信情報428の小画像436及びタイトル444(の一部)が、新着順に横方向に並んで表示される。この小画像436をクリックすると、その小画像436を含んだ個別配信情報428の個別WEBページ500にジャンプする。従って情報配信者が登録した複数の個別WEBページ500間を自在に移動可能となっている。
【0040】
なお、特に図示しないが、この小画像436は、携帯電話等に対して配信する携帯端末専用WEBページの中心画像として用いられている。また、コンテンツ蓄積部216において、個別配信情報428のショッピング機能要否452をONにした場合には、個別配信部210が、ショッピング処理エリア510を自動挿入する。このショッピング処理エリア510には、大画像432に掲載されている商品をオンラインで購入するための価格表示(これも予め個別配信情報428に登録しておく)と購入ボタンが少なくとも含まれており、この購入ボタンをクリックすることで販売・決済エンジン部222(図3参照)が起動し、購入リストと金額を提示して、オンライン決済が可能となっている。なお、オンライン決済を実行する場合には、通信回線を介してクレジット会社や銀行等の金融会社が保有する決済処理サーバにアクセスして、具体的な決済を行うようにする。
【0041】
個別配信部210は、図10に示されるように、情報配信者にとっての個別トップWEBページ600を配信可能となっている。この個別トップWEBページ600でも、上部にのれん表示情報302が、下部には過去ののれん表示情報302A、302B、302Cが自動的に挿入される。中央には、情報配信者が登録した全ての個別配信情報428の中から、アクセスの多い情報を3つ抽出し、その中画像434及び本文446(の一部)を表示する。なお、ここではアクセスの多い順に示す場合を示したが、本発明はそれに限定されず、情報配信者が選択することによって任意に個別トップページ600を構成することも可能である。更に、個別トップWEBページ600の左サイドには、自己紹介文章602や新着記事604等も掲載可能となっている。この場合は予め、コンテンツ蓄積部216にこれらの情報を登録しておくようにする。また個別トップページ600の下方には情報配信者がお勧めする個別配信情報428の小画像436及びタイトル444(の一部)が、横方向に並んで表示されている。このようにして、大・中・小の画像を効果的に利用しながら、自動的に情報配信が可能となっている。
【0042】
グループ配信部202は、図11に示されるように、一般PC10からの送信要求に対して、グループ総合ページ700を配信する。具体的には、グループ配信部202が所属データベース360を参照し、そのグループに所属している複数の情報配信者の個別配信情報428から新着情報を抽出し、中画像434、又は小画像436を数件表示することによってコンテンツを紹介する。例えば、この中画像434をクリックすると、個別トップページ600又は個別WEBページ500にジャンプする。又、管理者が自ら推薦する情報配信者(の個別配信情報428)を選択して、お勧め情報として紹介することも可能である。その際、個別配信情報428におけるタイトル444や本文446を抽出して、表示するようにしてもよい。
【0043】
このグループ総合ページ700の上部には、このグループののれん表示情報302が表示されている。従って、このグループに所属している個別WEBページ500等を移動していく限りでは、のれん表示情報302が全てにおいて共通化されているので、グループ全体の総合情報サイトが、所属している個別配信者によって運営されているような状況を自動的に生成することができる。
【0044】
グループ総合ページ700の中央の左側には、グループ紹介文章702及びメンバーの参加状況704等が掲載されている。これは、グループの管理者が適宜更新していくものである。
【0045】
本情報配信システム1によれば、情報配信者が、自らのステージに応じて、様々なグループに所属していくことが可能になる。例えば図12に示されるように、情報配信者であるA君は、通っているB大学が運営しているグループに所属しながら、個別に情報発信を行う。そして、個別トップWEBページ600や個別WEBページ500を用いて自分の能力等をPRしながら就職活動を行う。そして、C会社への入社が決定し、勤務を開始した段階で、B大学グループの所属から外れ、C会社が運営するグループに所属する。その際に、今まで大学生活で配信してきた情報を、そのまま移動させることが出来る。又、B大学に所属していたという履歴も、過去ののれん表示情報として表示することが可能になる。従って、C会社に所属している多くのメンバーの中で交流していく中で、B大学出身のメンバーとも容易に出会うことが可能になる。また、ここでは特に図示しないが、そのようにB大学出身のメンバーが集まった場合、その中の一人或いは全員で、C社内のB大学OBという新たなグループサイトを開設して、そのグループにも同時に所属してもよい。その後、Y会社に転職した場合には、C会社の所属から外れて、Y会社にコンテンツを移動させる。その場合は、B大学所属、C会社所属という履歴を保有しながら、Y会社のグループ内で情報配信することができる。
【0046】
従って、この情報配信システム1によれば、過去に配信してきた個別配信情報428を保有しながらグループ間を移動し、新たな情報を発信していくことが可能になる。その結果、個別配信情報428を有効活用できると共に、お互いの過去の経験等を含めた中身の濃い情報交流が通信回線上で実現可能になる。また、実際の社会生活のように、個人でありながら、家族の一員であり、更に何らかのグループ(例えば企業や学校、サークル)に所属しているという多層の生活環境を、インターネットの環境においても、のれん表示情報を用いることで実現できる。
【0047】
また本情報配信システム1によれば、画像を中心として情報を配信していることから、デジタル写真等を利用できる者であれば、容易に情報配信が可能となっている。更に、1つのオリジナル画像を基礎に、情報配信に好ましい画像を少なくとも3種類自動生成して、様々な場面で利用しており、効果的にメッセージを伝えることが可能となっている。更に、オンラインショッピング機能をいつでも追加できるので、画像単位で(即ち個別配信情報単位で)、いつでも簡便にオンラインショッピングに移行できる。情報配信を行いながら、購入を希望するユーザが増えてきた段階で、画像(商品)単位で出品するということも可能である。
【0048】
なお、本実施形態では、個別WEBページの上部に1つののれん表示情報が掲載される場合に限って示したが、本発明はそれに限定されない。例えば、2つ以上ののれん表示情報を同時に掲載することで、その配信者が同時に所属しているグループを表示することも可能である。またその際に、所属の優越(絆の強さ)に応じて、のれんの大きさを異ならせたり、色の濃さを変えたりすることも可能である。例えば、のれん表示情報を自動的に変化させる場合には、そのグループ内での個別配信情報の掲載回数や、記事へのアクセス数等を用いることができる。積極的に情報配信している者には、大きなのれんを提供することも可能である。
【0049】
また、ここでは個別情報配信者とグループの管理者が別々である場合を示したが本発明はそれに限定されない。例えば、最初は個人のれん(即ち、他人の登録が零の状態)で情報発信を行い、有る程度のアクセスを確保できた段階で、グループのれんに切り替えて、他の配信者の登録を受け付けていくことも可能である。また、ここでは、グループに対する所属の管理を、グループ管理者が実行する場合に限って示したが、例えば、グループに自由に参加できるようにすることもできる。また、ここでは個別WEBページ等で、上部にバー形式ののれんを示す場合を示したが、本発明はそれに限定されず、一定の面積によって、視覚的にグループ表示が可能であれば、他の形状であっても構わない。また、上下に長いバー形式により、左サイドに現在ののれん、右サイドに過去ののれんを表示することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本情報配信システムは、小学校・中学校・大学・専門学校等において情報配信の教育ツールとして用いることができる。それにより、学生による情報発信自体を社会進出の支援として活用することが出来る。履歴書よりも個人の個性や能力を伝えることができるからである。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本実施形態の情報配信システムのシステム構成例を模式的に示すシステム構成図
【図2】同情報配信システムのサーバ等の内部構成を示すブロック図
【図3】同情報配信システムの機能構成を示すブロック図
【図4】同情報配信システムに蓄積されるのれん表示情報の例を示す図
【図5】同情報配信システムによって配信されるグループ管理画面の例を示す図
【図6】(A)は、同情報配信システムによって配信される所属メンバー管理画面の例を示す図、(B)は同所属メンバー管理画面によって更新される所属関係データベースの構成例を示す配列図
【図7】同情報配信システムによって配信されるページ情報登録画面の例を示す図
【図8】同情報配信システムに蓄積される個別配信情報のデータベース構成例を示す配列図
【図9】同情報配信システムによって配信される個別WEBページの例を示す図
【図10】同情報配信システムによって配信される個別トップWEBページの例を示す図
【図11】同情報配信システムによって配信されるグループ総合ページの例を示す図
【図12】同情報配信システムによる情報配信者の移動例を模式的に示す概念図
【符号の説明】
【0052】
1 情報配信システム
2 配信サーバ
4 データベースサーバ
6 配信者PC
8 グループ管理者PC
10 一般PC
12 通信回線
302 のれん表示情報
320 グループ管理画面
350 所属メンバー管理画面
360 所属データベース
400 ページ情報登録画面
428 個別配信情報
500 個別WEBページ
600 個別トップWEBページ
700 グループ総合ページ
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信回線を介してサーバにより情報を配信する情報配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットが普及した今日では、様々な情報を配信するポータルサイト、匿名で情報を交換する掲示板サイト、ネットで商品購入ができるオンラインショッピングサイト等が数多く立ち上げられ、日常の行動にも大きな影響を与えるようになった。HTML形式やXML形式等の言語によって作成しなければならないホームページに関しても、誰でも容易に作成できる支援ソフトウエア等が開発され、個人であっても容易に情報配信できる環境が整えられている。テレビやラジオのように一般消費者は情報を受けるだけという時代は過去の話となり、現在は、一般消費者が自ら進んで情報発信するようになると予想されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、現実は予想と大きく異なっている。インターネット等を用いて実際に情報を発信している主体は、事業活動の一環である大手企業に集中している。例えば、インターネット個人ユーザの97%は単なる情報の受け手であり、情報を個人的に発信している人は、残りの3%しかいないと考えられている。
【0004】
この原因の1つは、個人がWEBページによって情報を配信し、多くのアクセスを望もうとする場合、特定のカテゴリに絞った専門サイトを開設して、そのカテゴリに興味を持つユーザを集中的に確保しなければならないことが考えられる。つまり、配信者と受信者の間で共通点を見つけ出して、信頼関係を構築するには、そのホームページ全体をカスタマイズしなければならないという問題があった。
【0005】
又上記の観点から専門サイトを開設した後、他のカテゴリのユーザに対して情報配信したい場合には、再度、新しいホームページを作成していかなければならないという問題があった。例えば、個人の生活では、趣味、好み、生活環境等が様々に変化しているが、それに応じて情報発信しようとすれば、毎回、新しいWEBページを構築しなければならず、その負担から、ホームページによる情報発信が自分のライフサイクルにおいつかないことが想定された。その結果、個人のホームページに関しては、既に興味を失った(次のカテゴリに興味が以降した)ことによって、全く更新されてないWEBページが数多く存在している。WEBページの作成ソフトウエア等で、WEBページの作成自体が如何に簡便になったとしても、このような情報発信環境が変わらない限り、個人が継続的に情報発信することは容易ではないと考えられた。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、コンテンツの利用価値を高め、実際の生活行動と歩調をあわせるように情報配信が可能な情報配信システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、個人の実際生活における出会い・会話等を通じた情報発信と、従来のインターネット等を用いた情報発信は、基本的に異なっていることに気が付いた。例えば、個人は、家族、幼稚園、小学校、大学、サークル、就職企業等のコミュニティーに順次移行したり、あるいは複数のコミュニティーに同時に所属したりしながら生活を営んでいる。そして、お互いの交流は、相手となる個人が、服装、家柄、出身学校、趣味、資格などのグループ所属に所属しているのか、又どのグループを経て現在に至っているか確認していくことを意味する。その過程で、尊重、共感、反発等を感じながら、交流を深めていくと考えられる。従って、通信回線を用いた情報発信においても、このような生活サイクルと同じような仕組みを以下のように導入することで、上記目的を達成するようにした。
【0008】
(1)サーバを用い、通信回線を介して情報を配信する情報配信サーバシステムであって、グループの所属を意味するのれん表示情報が複数登録されるグループ蓄積部と、情報配信者の個別WEBページを生成するための個別配信情報が、該情報配信者毎に蓄積管理されるコンテンツ蓄積部と、前記情報配信者がどの前記グループに所属しているかが定義された所属情報を有する所属関係管理部と、前記通信回線を介して前記個別WEBページにアクセスがあった際に、前記所属情報の定義に基づいて前記のれん表示情報を該個別WEBページに含めることで、前記グループに所属した状態で該個別WEBページを配信する個別配信部と、を有することを特徴とする情報配信システム。
【0009】
(2)前記グループの管理者のそれぞれに管理画面を配信し、該グループに所属させる前記情報配信者の識別情報の入力を促すことで、前記所属情報の定義を変更可能にするグループ管理部を備えることを特徴とする上記(1)記載の情報配信システム。
【0010】
(3)前記のれん表示情報が横幅方向に長い棒形式の情報とされており、前記個別配信部が、該のれん情報を前記個別WEBページの上部に表示させるようにしたことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の情報配信システム。
【0011】
(4)前記のれん表示情報には、メニューとして機能する複数のリンクボタンが含まれていることを特徴とする上記(1)、(2)又は(3)に記載の情報配信システム。
【0012】
(5)前記グループ蓄積部には、各々の前記グループに関する案内情報が登録されており、前記のれん表示情報に含まれる前記リンクボタンを経由して、前記案内情報にアクセス可能になっていることを特徴とする上記(4)記載の情報配信システム。
【0013】
(6)前記所属関係管理部における前記所属情報には、前記情報配信者が現在所属している前記グループ及び過去に所属していた前記グループの双方が定義されており、前記個別配信部が、過去に所属していた前記グループの前記のれん表示情報を前記個別WEBページに含めて配信可能となっていることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれか記載の情報配信システム。
【0014】
(7)前記個別配信部が、現在所属する前記グループの前記のれん表示情報を前記個別WEBページの上部に配置すると共に、過去に所属していた前記グループの前記のれん表示情報を該個別WEBページの下部に配置したことを特徴とする上記(6)記載の情報配信システム。
【0015】
(8)前記グループに所属する複数の情報配信者の前記個別配信情報を用いてグループ総合ページを生成・配信するグループ配信部を更に備えることを特徴とする上記(1)乃至(7)のいずれか記載の情報配信システム。
【0016】
(9)前記情報配信者に対して通信回線を介してページ情報登録画面を配信して、前記個別配信情報としての原画像及び本文章の送信を促し、且つ、送信された原画像に基づいて大画像・中画像・小画像を生成して、該大画像・中画像・小画像を前記個別配信情報の一部に含めた状態で前記コンテンツ蓄積部に登録するページ情報加工部を備えることを特徴とする上記(1)乃至(8)のいずれか記載の情報配信システム。
【0017】
(10)前記個別配信部において、特定の前記個別配信情報に含まれる前記中画像又は小画像を他の前記個別WEBページに挿入させるようにし、該中画像又は小画像に対して、前記特定の個別配信情報を表示する前記個別WEBページに移動する為のリンクを設定したことを特徴とする上記(9)記載の情報配信システム。
【0018】
(11)前記個別配信部が前記個別WEBページに前記大画像を掲載すると共に、該大画像が前記個別WEBページの全面積に対して30%以上を占めるようにしたことを特徴とする上記(9)又は(10)に記載の情報配信システム。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、情報配信者が、自らのステージに応じて様々なグループに所属しながら情報配信できる。その際に、過去に配信した情報を有効活用することができるので、情報配信者の負担を軽減することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0021】
図1に示されるように、本実施形態にかかる情報配信システム1は、配信サーバ2、データベース(DB)サーバ4、情報配信者が保有する配信者パーソナルコンピュータ(PC)6と、グループ管理者が保有するグループ管理者PC8、一般ユーザが保有する一般PC10と、これらを繋ぐインターネットやイントラネット等の通信回線12を備えている。
【0022】
配信サーバ2は、本システムの運営者によって管理され、Apache等の専用ソフトウエアによるWWW(World Wide Web)サーバ機能、アクセスログ管理機能、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等のメールサーバ機能等を備えており、例えばTCP/IP通信を介して他の端末と情報の受配信が可能となっている。DBサーバ4は同様にシステム運営者によって管理され、データベースエンジン用のミドルウエア等を備えて各種データを蓄積・管理すると共に、配信サーバ2を経由して、蓄積データを外部に配信するようになっている。配信者PC6は、情報配信者(コンテンツ作成者)によって管理されており、配信サーバ1を経由して、DBサーバ4にアクセスし、自らの個別配信情報を入力・更新・削除(メンテナンス)するものである。また、グループ管理者PC8は、同様にDBサーバ4にアクセスして、グループとしての各種情報を入力・更新・削除するものである。一般PC10は、不特定多数のユーザによって管理されており、配信サーバ2にアクセスして、興味の有る情報を閲覧する端末となっている。
【0023】
図2には、配信サーバ2の内部ハード構成が模式的に示されている。
【0024】
この配信サーバ2は、制御手段110、記憶手段120、TCP/IP通信インタフェース手段130を備えており、これの各手段がバス140を介して相互に接続されて信号をやり取りが可能となっている。制御手段110はCPUであり、プログラムに従って、上記各手段の制御や各種演算処理等を行う。記憶手段120は、本情報配信システム1の基本動作を制御する制御プログラム等を格納するROM、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM、容量の多いデータを格納するディスク型記録媒体等を備える。TCP/IP通信インタフェース手段130は、LAN等を介して通信回線12に接続され、他の端末間の通信を行うためのインタフェースである。なお、DBサーバ4や他のPCについても、略同様な構成であるため、ここでは上記説明によって省略する。
【0025】
図3には、配信サーバ2及びDBサーバ4等によって実現される各構成要素が模式的に示されている。
【0026】
図3に示されるように、本情報配信システム1は、大きくはグループ機能群Gと個別機能群Pに分かれている。グループ機能群Gは、具体的に、グループ管理部200、グループ配信部202、グループ蓄積部204、を備えており、グループ全体を管理するようになっている。また個別機能群Pは、個別配信部210、のれん表示処理部212、ページ情報加工部214、コンテンツ蓄積部216を備えている。また、グループ機能群Gと個別機能群Pを関連付ける役割として、所属関係管理部220が設けられており、更に販売・決済エンジン部222によってオンラインショッピング機能を個別に提供可能となっている。なお、グループ蓄積部204、コンテンツ蓄積部212、所属関係管理部220は主にDBサーバ4によって実現されており、それ以外の部分に関しては、配信サーバ2のプログラム等によって実現される。なお、ここでは配信サーバ2とDBサーバ4が別々の装置によって実現されているが、本発明はそれに限定されず、一台のサーバ装置によって実現することも可能であり、反対に、負荷に応じて3台以上の装置を用いて実現しても構わない。
【0027】
グループ蓄積部204には、所定グループの所属を意味するのれん表示情報302が複数登録される。こののれん表示情報302は、図4に示されるように、WEBページにおける幅方向に長いバー(棒)形式の情報となっている。更に、本のれん表示情報302には、グループ名称304、グループとして必要な情報にアクセスさせるリンクメニュー306等を有している。例えば、リンクメニュー306の中のTOPリンク306Aをクリックすると、のれん表示情報302(グループ)を代表するグループ総合ページに移動することが出来る。なお、グループ総合ページでも本のれん表示情報302が表示される。また、リンクメニュー306の中のプルダウンボタン(例えばプロジェクトボタン)306Bをクリックすると、下位情報にジャンプする為の下位リンク306Cがプルダウン表示され、この下位リンク306をクリックすることで、希望のWEBページに移行することが出来る。
【0028】
更にのれん表示情報302には、このグループに所属する個別メンバーのリストを得るためのメンバーボタン306Dが用意されている。このメンバーボタン306Dをクリックすると、このグループに所属しながら個別に情報配信を行っている個別メンバーのリストがプルダウン表示され、各リストのリンク306Eをクリックすることで、個別メンバーのWEBページにアクセスすることができる。なお、ここではプルダウン表示する場合を示したが、それ以外にも、メンバーボタン306Dをクリックすると、個別メンバーのリスト及びアクセスリンクが表示されるメンバー一覧ページ又はメンバー検索ページ等にアクセス可能にしてもよい。
【0029】
以上のことから、のれん表示情報302は、グループの所属関係を視覚的に知らしめるのれん機能と共に、グループとして配信している案内情報(WEBページ)にアクセスするためのリンク機能を有している。これによって、組織運営に必要な全機能を自在に提供するようになっている。グループ蓄積部204には様々なのれん表示情報302が蓄積されていることから、様々なグループが形成されている。
【0030】
グループ管理部200は、のれん表示情報302を有するグループの管理者の管理者PC8に対して、例えば図5に示されるのれん管理画面320を配信する。例えば、のれん管理画面320には、グループ代表URL、グループロゴ画像、グループ名称、グループ紹介文章、第1メニューボタン名称、第1メニューよりも下位に属する複数の下位リンク名称・URL、第2メニューボタン名称、第2メニューよりも下位に属する複数の下位リンク名所・URL等の各種情報入力欄(更新欄)が表示される。従って、この管理画面320によってのれん表示情報302をグループ管理者が自在にカスタマイズできるようになっている。なおここでは特に図示していないが、のれん表示情報302のバーの色や、文字の色、リンクの色等を入力させて、色彩に関してもカスタマイズ可能にしてもよい。
【0031】
更にグループ管理部200は、図6(A)に示されるような所属メンバー管理画面350も配信できる。この所属メンバー管理画面350は、管理者が運営するグループに所属を希望する個別情報配信者の識別情報(個別ID)を入力する入力欄、グループから脱退する個別情報配信者の識別情報を入力する入力欄、これらの情報を送信する送信ボタン等を有している。これにより、図6(B)に示されるように、所属関係管理部220におけるグループの所属情報が定義された所属データベース360を更新可能となっている。この所属データベース360は、個人情報配信者にユニークに設定された識別情報362と、この情報配信者が現在所属しているグループのグループ管理情報(管理ID)364と、過去に所属していたグループ管理情報366が蓄積されている。なお、現在所属しているグループは1つの場合に限定されず、2以上のグループに同時に所属している場合も考えられる。本実施形態では、同時に2つのグループまでが登録可能で、又過去の履歴としては直近7グループまで登録可能となっている。
【0032】
従って、のれん表示情報302内で所属メンバーを一覧表示する場合や、所属メンバーを検索する場合には、この所属関係管理部220と連動して実現することになる。
【0033】
なお、図5及び図6(A)で示した管理画面320、350に対するアクセスは、予め管理者に提供されているパスワードを用いて、管理者が管理者PC8を用いて配信サーバ2にログインできた場合に、初めて認めるようにして、セキュリティーを高めるようにしている。
【0034】
ページ情報加工部214は、配信者PC6に対して、通信回線12を介して図7に示されるようなページ情報登録画面400を配信する。このページ情報登録画面400は、個別配信情報として、カテゴリ選択欄402、タイトル入力欄404、本文入力欄406、参考リンク先URL入力欄408、画像アップロード入力欄410、情報送信ボタン412、ショッピング選択欄416等を有しており、配信者に対してこれらの情報を入力するように促す。配信者は、上記各入力欄の情報を埋めていき、情報送信ボタン412をクリックすることで、ページ情報加工部214に対してこれらの情報を送信する。特にここでは、すくなくとも1つの原画像(素材画像)と本文を入力させることによって、画像を中心とした情報配信を可能にしている。
【0035】
情報を受信したページ情報加工部214は、図8に示されるように、受信した情報を個別配信情報428としてコンテンツ蓄積部216に登録する。具体的には、受信した原画像430に基づいて、個別WEBページ用の大画像432、リンク用の中画像434、アイコン又は携帯端末用の小画像436を画像生成プログラムによって自動生成し、これらの各画像432、434、436も個別配信情報432に含めて登録しておく。従って、各個別配信情報428には、記事番号440、カテゴリ442、タイトル444、本文446、原画像430、加工済み画像432、434、436、リンク先URL448、入力/更新タイムスタンプ450、ショッピング機能要否452等が含まれるようになる。コンテンツ蓄積部216には、情報配信者毎に複数の個別配信情報(個別WEBページ)428が順次蓄積される。
【0036】
一般PC10から情報配信要求があった場合に、個別配信部210は、要求された記事番号440に基づいてコンテンツ蓄積部216を参照し、個別配信情報428を抽出する。更に、所属データベース360(図6(B)参照)にもアクセスして、その情報配信者の所属グループを分析し、図9に示されるような個別WEBページ500を生成する。
【0037】
この個別WEBページ500は、上部にのれん表示情報302が自動的に挿入されている。即ち、個別配信情報428とのれん表示情報302の双方に基づいて、1つの個別WEBページ500が生成される。この結果、個別WEBページ500に直接アクセスした者であっても、情報配信者がどのグループに現在所属しているかに関して視覚的に判断可能となっている。また、このように、のれん表示情報302が自動的に挿入されることで、個人で発信している情報にも関わらず、そのグループの一員として配信していることにもなっている。
【0038】
また、過去に所属していたグループについては、過去ののれん表示情報302A、302B、302Cとしてページの下部に表示される。過去ののれん表示情報302A、302B、302Cは、メニューボタン等が削除されると共に、バー形状における縦方向寸法(バーの幅の広さ)が小さくなった状態で表示される。この過去ののれん表示情報をクリックすると、グループ総合ページに移動することが可能である。その結果、情報配信者が過去にどのようなグループに所属してきたかを、閲覧者に知らせることができ、現在の状況だけでは把握できないような、配信者の性格や趣味、生い立ち、考え方等、幅の広い間接的情報による交流を進展させることができる。なお、過去ののれん表示情報302A、302B、302Cについて、そのサイズを現在よりも小さくしたのは、複数の過去の履歴を表示した際に、個別WEBページが縦方向に長くなってしまうことを防止し、デザイン性を高めるためである。
【0039】
個別WEBページ500の中央近傍には、個別配信情報428の大画像432が表示される。この大きさは、WEBページ500の30%を超えるように設定されているので、この大画像432がページの主要部となっている。なお、更に好ましくは個別WEBページ500全体の50%以上をこの大画像432によって占めるようにする。大画像432の上部には、タイトル444が表示され、下部には本文446が表示されている。更に、本文446と、最下部の過去ののれん表示情報302A、302B、302Cの間には、この情報配信者によって登録された他の個別配信情報428の小画像436及びタイトル444(の一部)が、新着順に横方向に並んで表示される。この小画像436をクリックすると、その小画像436を含んだ個別配信情報428の個別WEBページ500にジャンプする。従って情報配信者が登録した複数の個別WEBページ500間を自在に移動可能となっている。
【0040】
なお、特に図示しないが、この小画像436は、携帯電話等に対して配信する携帯端末専用WEBページの中心画像として用いられている。また、コンテンツ蓄積部216において、個別配信情報428のショッピング機能要否452をONにした場合には、個別配信部210が、ショッピング処理エリア510を自動挿入する。このショッピング処理エリア510には、大画像432に掲載されている商品をオンラインで購入するための価格表示(これも予め個別配信情報428に登録しておく)と購入ボタンが少なくとも含まれており、この購入ボタンをクリックすることで販売・決済エンジン部222(図3参照)が起動し、購入リストと金額を提示して、オンライン決済が可能となっている。なお、オンライン決済を実行する場合には、通信回線を介してクレジット会社や銀行等の金融会社が保有する決済処理サーバにアクセスして、具体的な決済を行うようにする。
【0041】
個別配信部210は、図10に示されるように、情報配信者にとっての個別トップWEBページ600を配信可能となっている。この個別トップWEBページ600でも、上部にのれん表示情報302が、下部には過去ののれん表示情報302A、302B、302Cが自動的に挿入される。中央には、情報配信者が登録した全ての個別配信情報428の中から、アクセスの多い情報を3つ抽出し、その中画像434及び本文446(の一部)を表示する。なお、ここではアクセスの多い順に示す場合を示したが、本発明はそれに限定されず、情報配信者が選択することによって任意に個別トップページ600を構成することも可能である。更に、個別トップWEBページ600の左サイドには、自己紹介文章602や新着記事604等も掲載可能となっている。この場合は予め、コンテンツ蓄積部216にこれらの情報を登録しておくようにする。また個別トップページ600の下方には情報配信者がお勧めする個別配信情報428の小画像436及びタイトル444(の一部)が、横方向に並んで表示されている。このようにして、大・中・小の画像を効果的に利用しながら、自動的に情報配信が可能となっている。
【0042】
グループ配信部202は、図11に示されるように、一般PC10からの送信要求に対して、グループ総合ページ700を配信する。具体的には、グループ配信部202が所属データベース360を参照し、そのグループに所属している複数の情報配信者の個別配信情報428から新着情報を抽出し、中画像434、又は小画像436を数件表示することによってコンテンツを紹介する。例えば、この中画像434をクリックすると、個別トップページ600又は個別WEBページ500にジャンプする。又、管理者が自ら推薦する情報配信者(の個別配信情報428)を選択して、お勧め情報として紹介することも可能である。その際、個別配信情報428におけるタイトル444や本文446を抽出して、表示するようにしてもよい。
【0043】
このグループ総合ページ700の上部には、このグループののれん表示情報302が表示されている。従って、このグループに所属している個別WEBページ500等を移動していく限りでは、のれん表示情報302が全てにおいて共通化されているので、グループ全体の総合情報サイトが、所属している個別配信者によって運営されているような状況を自動的に生成することができる。
【0044】
グループ総合ページ700の中央の左側には、グループ紹介文章702及びメンバーの参加状況704等が掲載されている。これは、グループの管理者が適宜更新していくものである。
【0045】
本情報配信システム1によれば、情報配信者が、自らのステージに応じて、様々なグループに所属していくことが可能になる。例えば図12に示されるように、情報配信者であるA君は、通っているB大学が運営しているグループに所属しながら、個別に情報発信を行う。そして、個別トップWEBページ600や個別WEBページ500を用いて自分の能力等をPRしながら就職活動を行う。そして、C会社への入社が決定し、勤務を開始した段階で、B大学グループの所属から外れ、C会社が運営するグループに所属する。その際に、今まで大学生活で配信してきた情報を、そのまま移動させることが出来る。又、B大学に所属していたという履歴も、過去ののれん表示情報として表示することが可能になる。従って、C会社に所属している多くのメンバーの中で交流していく中で、B大学出身のメンバーとも容易に出会うことが可能になる。また、ここでは特に図示しないが、そのようにB大学出身のメンバーが集まった場合、その中の一人或いは全員で、C社内のB大学OBという新たなグループサイトを開設して、そのグループにも同時に所属してもよい。その後、Y会社に転職した場合には、C会社の所属から外れて、Y会社にコンテンツを移動させる。その場合は、B大学所属、C会社所属という履歴を保有しながら、Y会社のグループ内で情報配信することができる。
【0046】
従って、この情報配信システム1によれば、過去に配信してきた個別配信情報428を保有しながらグループ間を移動し、新たな情報を発信していくことが可能になる。その結果、個別配信情報428を有効活用できると共に、お互いの過去の経験等を含めた中身の濃い情報交流が通信回線上で実現可能になる。また、実際の社会生活のように、個人でありながら、家族の一員であり、更に何らかのグループ(例えば企業や学校、サークル)に所属しているという多層の生活環境を、インターネットの環境においても、のれん表示情報を用いることで実現できる。
【0047】
また本情報配信システム1によれば、画像を中心として情報を配信していることから、デジタル写真等を利用できる者であれば、容易に情報配信が可能となっている。更に、1つのオリジナル画像を基礎に、情報配信に好ましい画像を少なくとも3種類自動生成して、様々な場面で利用しており、効果的にメッセージを伝えることが可能となっている。更に、オンラインショッピング機能をいつでも追加できるので、画像単位で(即ち個別配信情報単位で)、いつでも簡便にオンラインショッピングに移行できる。情報配信を行いながら、購入を希望するユーザが増えてきた段階で、画像(商品)単位で出品するということも可能である。
【0048】
なお、本実施形態では、個別WEBページの上部に1つののれん表示情報が掲載される場合に限って示したが、本発明はそれに限定されない。例えば、2つ以上ののれん表示情報を同時に掲載することで、その配信者が同時に所属しているグループを表示することも可能である。またその際に、所属の優越(絆の強さ)に応じて、のれんの大きさを異ならせたり、色の濃さを変えたりすることも可能である。例えば、のれん表示情報を自動的に変化させる場合には、そのグループ内での個別配信情報の掲載回数や、記事へのアクセス数等を用いることができる。積極的に情報配信している者には、大きなのれんを提供することも可能である。
【0049】
また、ここでは個別情報配信者とグループの管理者が別々である場合を示したが本発明はそれに限定されない。例えば、最初は個人のれん(即ち、他人の登録が零の状態)で情報発信を行い、有る程度のアクセスを確保できた段階で、グループのれんに切り替えて、他の配信者の登録を受け付けていくことも可能である。また、ここでは、グループに対する所属の管理を、グループ管理者が実行する場合に限って示したが、例えば、グループに自由に参加できるようにすることもできる。また、ここでは個別WEBページ等で、上部にバー形式ののれんを示す場合を示したが、本発明はそれに限定されず、一定の面積によって、視覚的にグループ表示が可能であれば、他の形状であっても構わない。また、上下に長いバー形式により、左サイドに現在ののれん、右サイドに過去ののれんを表示することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本情報配信システムは、小学校・中学校・大学・専門学校等において情報配信の教育ツールとして用いることができる。それにより、学生による情報発信自体を社会進出の支援として活用することが出来る。履歴書よりも個人の個性や能力を伝えることができるからである。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本実施形態の情報配信システムのシステム構成例を模式的に示すシステム構成図
【図2】同情報配信システムのサーバ等の内部構成を示すブロック図
【図3】同情報配信システムの機能構成を示すブロック図
【図4】同情報配信システムに蓄積されるのれん表示情報の例を示す図
【図5】同情報配信システムによって配信されるグループ管理画面の例を示す図
【図6】(A)は、同情報配信システムによって配信される所属メンバー管理画面の例を示す図、(B)は同所属メンバー管理画面によって更新される所属関係データベースの構成例を示す配列図
【図7】同情報配信システムによって配信されるページ情報登録画面の例を示す図
【図8】同情報配信システムに蓄積される個別配信情報のデータベース構成例を示す配列図
【図9】同情報配信システムによって配信される個別WEBページの例を示す図
【図10】同情報配信システムによって配信される個別トップWEBページの例を示す図
【図11】同情報配信システムによって配信されるグループ総合ページの例を示す図
【図12】同情報配信システムによる情報配信者の移動例を模式的に示す概念図
【符号の説明】
【0052】
1 情報配信システム
2 配信サーバ
4 データベースサーバ
6 配信者PC
8 グループ管理者PC
10 一般PC
12 通信回線
302 のれん表示情報
320 グループ管理画面
350 所属メンバー管理画面
360 所属データベース
400 ページ情報登録画面
428 個別配信情報
500 個別WEBページ
600 個別トップWEBページ
700 グループ総合ページ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバを用い、通信回線を介して情報を配信する情報配信サーバシステムであって、
グループの所属を意味するのれん表示情報が複数登録されるグループ蓄積部と、
情報配信者の個別WEBページを生成するための個別配信情報が、該情報配信者毎に蓄積管理されるコンテンツ蓄積部と、
前記情報配信者がどの前記グループに所属しているかが定義された所属情報を有する所属関係管理部と、
前記通信回線を介して前記個別WEBページにアクセスがあった際に、前記所属情報の定義に基づいて前記のれん表示情報を該個別WEBページに含めることで、前記グループに所属した状態で該個別WEBページを配信する個別配信部と、
を有することを特徴とする情報配信システム。
【請求項2】
前記グループの管理者のそれぞれに管理画面を配信し、該グループに所属させる前記情報配信者の識別情報の入力を促すことで、前記所属情報の定義を変更可能にするグループ管理部を備えることを特徴とする請求項1記載の情報配信システム。
【請求項3】
前記のれん表示情報が横幅方向に長い棒形式の情報とされており、前記個別配信部が、該のれん情報を前記個別WEBページの上部に表示させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信システム。
【請求項4】
前記のれん表示情報には、メニューとして機能する複数のリンクボタンが含まれていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の情報配信システム。
【請求項5】
前記グループ蓄積部には、各々の前記グループに関する案内情報が登録されており、前記のれん表示情報に含まれる前記リンクボタンを経由して、前記案内情報にアクセス可能になっていることを特徴とする請求項4記載の情報配信システム。
【請求項6】
前記所属関係管理部における前記所属情報には、前記情報配信者が現在所属している前記グループ及び過去に所属していた前記グループの双方が定義されており、
前記個別配信部が、過去に所属していた前記グループの前記のれん表示情報を前記個別WEBページに含めて配信可能となっていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の情報配信システム。
【請求項7】
前記個別配信部が、現在所属する前記グループの前記のれん表示情報を前記個別WEBページの上部に配置すると共に、過去に所属していた前記グループの前記のれん表示情報を該個別WEBページの下部に配置したことを特徴とする請求項6記載の情報配信システム。
【請求項8】
前記グループに所属する複数の情報配信者の前記個別配信情報を用いてグループ総合ページを生成・配信するグループ配信部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の情報配信システム。
【請求項9】
前記情報配信者に対して通信回線を介してページ情報登録画面を配信して、前記個別配信情報としての原画像及び本文章の送信を促し、且つ、送信された原画像に基づいて大画像・中画像・小画像を生成して、該大画像・中画像・小画像を前記個別配信情報の一部に含めた状態で前記コンテンツ蓄積部に登録するページ情報加工部を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の情報配信システム。
【請求項10】
前記個別配信部において、特定の前記個別配信情報に含まれる前記中画像又は小画像を他の前記個別WEBページに挿入させるようにし、該中画像又は小画像に対して、前記特定の個別配信情報を表示する前記個別WEBページに移動する為のリンクを設定したことを特徴とする請求項9記載の情報配信システム。
【請求項11】
前記個別配信部が前記個別WEBページに前記大画像を掲載すると共に、該大画像が前記個別WEBページの全面積に対して30%以上を占めるようにしたことを特徴とする請求項9又は10に記載の情報配信システム。
【請求項1】
サーバを用い、通信回線を介して情報を配信する情報配信サーバシステムであって、
グループの所属を意味するのれん表示情報が複数登録されるグループ蓄積部と、
情報配信者の個別WEBページを生成するための個別配信情報が、該情報配信者毎に蓄積管理されるコンテンツ蓄積部と、
前記情報配信者がどの前記グループに所属しているかが定義された所属情報を有する所属関係管理部と、
前記通信回線を介して前記個別WEBページにアクセスがあった際に、前記所属情報の定義に基づいて前記のれん表示情報を該個別WEBページに含めることで、前記グループに所属した状態で該個別WEBページを配信する個別配信部と、
を有することを特徴とする情報配信システム。
【請求項2】
前記グループの管理者のそれぞれに管理画面を配信し、該グループに所属させる前記情報配信者の識別情報の入力を促すことで、前記所属情報の定義を変更可能にするグループ管理部を備えることを特徴とする請求項1記載の情報配信システム。
【請求項3】
前記のれん表示情報が横幅方向に長い棒形式の情報とされており、前記個別配信部が、該のれん情報を前記個別WEBページの上部に表示させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信システム。
【請求項4】
前記のれん表示情報には、メニューとして機能する複数のリンクボタンが含まれていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の情報配信システム。
【請求項5】
前記グループ蓄積部には、各々の前記グループに関する案内情報が登録されており、前記のれん表示情報に含まれる前記リンクボタンを経由して、前記案内情報にアクセス可能になっていることを特徴とする請求項4記載の情報配信システム。
【請求項6】
前記所属関係管理部における前記所属情報には、前記情報配信者が現在所属している前記グループ及び過去に所属していた前記グループの双方が定義されており、
前記個別配信部が、過去に所属していた前記グループの前記のれん表示情報を前記個別WEBページに含めて配信可能となっていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の情報配信システム。
【請求項7】
前記個別配信部が、現在所属する前記グループの前記のれん表示情報を前記個別WEBページの上部に配置すると共に、過去に所属していた前記グループの前記のれん表示情報を該個別WEBページの下部に配置したことを特徴とする請求項6記載の情報配信システム。
【請求項8】
前記グループに所属する複数の情報配信者の前記個別配信情報を用いてグループ総合ページを生成・配信するグループ配信部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の情報配信システム。
【請求項9】
前記情報配信者に対して通信回線を介してページ情報登録画面を配信して、前記個別配信情報としての原画像及び本文章の送信を促し、且つ、送信された原画像に基づいて大画像・中画像・小画像を生成して、該大画像・中画像・小画像を前記個別配信情報の一部に含めた状態で前記コンテンツ蓄積部に登録するページ情報加工部を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の情報配信システム。
【請求項10】
前記個別配信部において、特定の前記個別配信情報に含まれる前記中画像又は小画像を他の前記個別WEBページに挿入させるようにし、該中画像又は小画像に対して、前記特定の個別配信情報を表示する前記個別WEBページに移動する為のリンクを設定したことを特徴とする請求項9記載の情報配信システム。
【請求項11】
前記個別配信部が前記個別WEBページに前記大画像を掲載すると共に、該大画像が前記個別WEBページの全面積に対して30%以上を占めるようにしたことを特徴とする請求項9又は10に記載の情報配信システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
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【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−202105(P2006−202105A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−14048(P2005−14048)
【出願日】平成17年1月21日(2005.1.21)
【出願人】(301049799)株式会社ヌールエ (2)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年1月21日(2005.1.21)
【出願人】(301049799)株式会社ヌールエ (2)
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