説明

手芸用帯部材または手芸用紐部材

【課題】バッグあるいは袋物を手芸により作製する際の手芸用帯部材を提供する。
【解決手段】染色されてない麻糸を縒って作製された麻紐113,115と、前記麻紐113,115の周囲に染色されている巻糸121,122,123が組み込まれた麻紐111,114,116と、染色された麻紐116と、これらを所望の模様となるように並べられ、それぞれの間を接着する接着剤とからなる。前記巻糸121,122,123は、前記麻紐113,115と異なる色に染色されているとともに、前記麻紐113,115より細く縒られたものであり、前記麻紐113,115の周囲を所定間隔またはランダムの間隔で組み込まれている。前記巻糸121,122,123は、少なくとも1種類が前記麻紐113,115に巻き付けられている。複数の麻紐、巻糸が組み込まれた麻紐等は、接着剤等によって帯び状に成形される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッグあるいは袋物等を手芸により作製する際の手芸用帯部材または手芸用紐部材に関するものである。本発明の手芸用帯部材または手芸用紐部材は、麻紐、染色された巻糸、染色された麻紐等の組み合わせからなる手芸用の素材に関するものである。本発明の手芸用帯部材または手芸用紐部材は、天然の麻紐自体の色、組み込まれる染色された巻糸の色、染色された麻紐の色および配置を適度に組み合わせることにより、美しく、かつ、重量感に溢れた手芸品を生むことができる。
【背景技術】
【0002】
従来の手芸用部材は、紙の寄り紐を接着剤により接合して帯状部材にしたものがある。前記紙製帯状部材は、安価であるため、手芸用として使用されている。また、従来、たとえば、特開2004−339631号公報に記載されている組紐および組紐の製造方法は、複数の糸束からなる組紐材を交差するように筒状に繕って形成する組紐において、組紐材の1/4または1/8に所定温度で溶融する熱溶融糸で構成し、前記熱溶融糸を加熱溶融することにより、各糸を接着している。
【特許文献1】特開2004−339631号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来の手芸用帯部材は、紙素材で作製されているため安価であるが、袋物等に編み上げた場合、耐久性、重量感、色彩感、および高級感を見る者に与えることがなかった。また、前記特許公報の組紐材は、熱溶融糸を加熱溶融するため、温度管理が困難であり、温度により品質が異なることがあった。前記特許公報の組紐材は、前記温度管理を厳密にすると、作製装置が高価になるという欠点を有する。
【0004】
以上のような課題を解決するために、本発明は、手芸用帯部材または紐部材として、重量感、色彩感、および高級感を見る者に与えることができる手芸用帯部材または紐部材を提供することを目的とする。また、本発明は、紐に天然の麻糸を主材として、細い綿糸あるいは絹糸等の天然素材からなる糸の内の少なくとも1種類を組み込むんだ紐部材を帯部材または紐部材とすることで、手芸用として、バッグまたは袋物を作製した際に、紙製帯部材により作製したものと比較して、強度、重量感、色彩感、高級感を出すことができる手芸用帯部材または手芸用紐部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(第1発明)
第1発明の手芸用帯部材は、無着色の麻紐に対して、所定間隔またはランダムの間隔で、少なくとも1方向に組み込まれる前記無着色の麻紐に、異なる色に染色されている巻糸が組み込まれた麻紐と、麻糸を縒って作製された無着色麻紐と、麻糸を縒って作製された着色麻紐と、前記巻糸が組み込まれた麻紐、または前記無着色麻紐および着色麻紐の内の少なくとも一つが任意の模様を形成するように並べられ、それぞれの側部および表面を覆っている接着剤と、によって帯状に成形されていることを特徴とする。
【0006】
(第2発明)
第2発明の手芸用帯部材は、第1発明の無着色麻紐、着色麻紐、または巻糸が組み込まれた麻紐の間に前記麻紐と同じ太さの紙製紐が所望の模様となるように配置されていることを特徴とする。
【0007】
(第3発明)
第3発明の手芸用紐部材は、無着色の麻紐に対して、所定間隔またはランダムの間隔で、少なくとも1方向に組み込まれる前記無着色の麻紐に、異なる色に染色されている巻糸が組み込まれた麻紐と、麻糸を縒って作製された無着色麻紐と、麻糸を縒って作製された着色麻紐と、前記巻糸が組み込まれた麻紐、または前記無着色麻紐および着色麻紐の内の少なくとも一つが任意の模様を形成するように縒られて紐状になっていることを特徴とする。
【0008】
(第4発明)
第4発明の手芸用紐部材は、第3発明の紐の中心に紙製縒り芯が設けられていることを特徴とする。
【0009】
(第5発明)
第5発明の手芸用紐部材は、第3発明の紐に紙紐が加えられて任意の模様を形成するように縒られて紐状になっていることを特徴とする。
【0010】
(第6発明)
第6発明の手芸用部材において、第1発明から第5発明における巻糸は、綿糸または絹糸等からなる天然繊維の糸の内の少なくとも1種類であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、少なくとも無着色麻紐と、綿糸または絹糸等からなる天然繊維の少なくとも1種類の染色された麻糸を組み込んだ無着色麻紐を帯状部材として互いに接着しているため、カラフルな色合いを有する帯部材であると同時に、、麻紐自体の天然色と染色された巻糸の色合い、あるいは、紙製の帯状部材と比較して強度が高く、高級感と豊富な色彩感を持った手芸用帯部材を得ることができる。
【0012】
本発明によれば、麻糸を縒った無着色麻紐と、前記無着色麻紐に着色された綿糸または絹糸等からなる天然素材の少なくとも1種類の巻糸を組み込んだ麻紐と、紙製紐部材(無着色または着色)とを互いに接着して帯部材としているため、天然色を含んだ色彩が豊富な帯部材であると同時に、紙製紐と比較して強度が高く、高級感を持った手芸用帯部材を得ることができる。また、前記手芸用帯部材は、天然の麻糸自体の色合い、巻糸の染色、前記巻糸の組み込み間隔等、これらの組み合せが手芸用帯部材として種類を多くすることができるため、たとえば、袋物の作製者の独自性を出し安く、手芸用として優れた素材となる。
【0013】
本発明によれば、主材となる麻紐に、綿糸または絹糸からなる天然繊維の少なくとも1種類の糸を絡ませた麻紐を編み込んだ色彩感が豊富で、強度が高く、高級感を持った手芸用紐部材を得ることができる。
【0014】
本発明によれば、紙製縒り紐を中心にして、その回りに、主材となる麻糸に、綿糸または絹糸等の天然繊維からなる糸の少なくとも1種類を組み込んだ部材を編み込んだ強度が高く、カラフルで、高級感を備え持った手芸用紐部材を得ることができる。
【0015】
本発明によれば、麻糸を縒った麻紐、綿糸または絹糸等の天然繊維からなる糸の少なくとも1種類を組み込んだ麻紐から構成される帯状部材または紐状部材として、手芸により、多くの種類の袋物を作製することができ、前記袋物の形状と合わせてほぼ無限の組み合わせを有するため、作製者が独自のものを容易に作製できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(第1発明)
第1発明の手芸用帯部材は、前記無着色麻紐の周囲に染色されている巻糸が組み込まれた麻紐と、無着色麻糸を縒って作製された麻紐と、着色された麻糸を縒って作製された麻紐または無着色麻紐を染色した麻紐と、これらを所望の模様となるように並べられ、それぞれの間を接着する接着剤とからなり、袋物等を手芸として作製し易い帯状に形成されている。前記巻糸は、前記麻紐と異なる色に染色されているとともに、前記麻紐より細く縒られたものであり、前記麻紐の周囲を所定間隔またはランダムの間隔で、少なくとも1方から組み込まれている。前記無着色麻紐は、天然の麻糸をそのまま縒って紐状になったものである。また、前記巻糸は、複数本とし、前記無着色麻紐に組み込まれる方向を変えることにより、一定方向のみに組み込まれるものと異なる模様にすることができる。
【0017】
たとえば、前記麻紐は、染色の異なる巻糸が1本または複数本、等間隔またはランダム間隔、あるいは異なる方向に組み込むことができる。前記接着剤は、たとえば、酢酸ビニル系等の天然素材を接着するものであり、前記麻紐の間および表面を覆うように付けられる。前記複数本の麻紐は、前記接着剤を乾燥させながら帯状に成形されて、手芸用帯部材となる。前記手芸用帯部材は、麻糸を縒った天然の麻紐自体の色合いに対して、前記麻紐に組み込まれた染色された細い巻糸の色合い、および前記巻糸の間隔を無限に組み合わせることができ、袋物の編み込み方と合わせて手芸者として独自のものを作製することが容易にできる。
【0018】
(第2発明)
第2発明の手芸用帯部材において、第1発明の無着色麻紐、着色麻紐、または巻糸が組み込まれた麻紐の間に前記麻紐と同じ太さの紙製紐が所望の模様となるように配置される。少なくとも1本の紙製紐は、前記麻紐の間に挟むことにより、手芸用帯部材としての麻および紙、あるいは巻糸等の天然素材の質感および色合いを変えることができる。前記紙製紐は、天然または合成の紙を縒って所望の太さの紐になっている。
【0019】
(第3発明)
第3発明の手芸用紐部材は、第1発明および第2発明の帯状部材に成形する代わりに、紐状である点で異なっている。前記手芸用紐部材は、天然(無着色)の麻紐の色合い、前記麻紐に巻く染色された巻糸の色合い、前記麻紐の数、染色された巻糸が組み込まれた麻紐の数、これらの編み込み方によって、品位のある柄模様と、麻自体または巻糸自体の色および光沢等を組み合わせることにより、多くの種類からなる手芸用紐部材を得ることができる。
【0020】
(第4発明)
第4発明の手芸用紐部材は、紙製縒り芯が中心に入っている点で第3発明と異なっている。前記手芸用紐部材は、前記紙製縒り芯により、曲げに対する強度を高くしている。前記手芸用紐部材は、袋物が作製される場合、形状を保持する必要が高い場所に入れることにより、紐のみでは有することができない形状にできるとともに、色合いおよび模様を工夫することにより高い付加価値を持たせることができる。
【0021】
(第5発明)
第5発明の手芸用紐部材は、第3発明と第4発明に紙紐が任意の模様となるように縒られている。前記手芸用紐部材は、麻紐の中に紙紐が縒られることにより、異なった質感、異なった色合いを出すことができる。前記手芸用帯部材または手芸用紐部材は、編み込んで所望の形状の袋ものにすることができる。前記手芸用帯部材または手芸用紐部材は、麻素材自体の質感、巻糸素材の質感、組み合せの模様等組合せが無限にあり、袋物として編まれ場合、作製者の独自性を十分に発揮することができる。
【0022】
(第6発明)
第6発明の手芸用帯部材または手芸用紐部材において、第1発明から第5発明の巻糸は、綿糸または絹糸等からなる天然繊維の糸の内の少なくとも1種類である。綿糸または絹糸等からなる天然繊維の糸は、異なる色または同じ色に染色しても、それぞれ異なる光沢を有するため、これらの少なくとも1種類または複数種類によって、前記麻紐の周囲を等間隔、ランダム間隔、異なる方向で組み込むことにより、天然素材の色と光沢を生かした多種類の手芸用帯部材または手芸用紐部材を作製することが容易にできる。
【実施例1】
【0023】
図1は本発明における手芸用帯部材の一実施例を説明するための概略図である。図1において、麻紐113、115は、公知の製紐装置(図示されていない)によって、天然の麻糸を縒って作製されたものである。図1に示す麻紐111は、前記製紐装置によって作製されたものの回りに、巻糸121がランダムの間隔で組み込まれている。紙紐112は、公知の装置(図示されていない)によって前記麻紐113、115と同じ太さに縒られて作製される。前記巻糸121は、任意の色に染色されているとともに、任意の間隔または任意の方向から組み込むことができる。また、111麻紐または紙紐112等は、必要に応じて、任意の色に着色することができる。
【0024】
麻紐114は、二本の巻糸122、123によって、互いに違う方向に組み込まれている。麻紐116は、巻糸が複数本巻かれているとともに、所望の色に染色されている。前記各麻紐または紙紐は、製紐装置によって作製され、箱(図示されていない)内に折り畳みながら積み重ねられる。前記麻紐111から116は、たとえば、図5に示す後述する装置によって接着剤を付けて帯状部材となるように成形される。
【0025】
図2(イ)および(ロ)本発明の実施例で、麻糸に巻糸を組み込む状態を説明するための図である。図2(イ)において、複数本の麻糸が縒られた麻紐21は、二本の巻糸211、212が異なる方向に組み込まれる。前記巻糸211、212は、色の選択、組み込む際の角度、あるいは間隔によって、異なる印象を与える麻紐になる。また、図2(ロ)において、麻紐22は、その周囲に巻糸221、222、および巻糸223、224が異なる方向から組み込み、等間隔に巻回されている。前記麻紐21、22は、巻糸の色、間隔、巻方向を変えることにより、千差万別の感じを与える紐部材とすることができる。
【0026】
図3(イ)および(ロ)は本発明の第2実施例で、巻糸が組み込まれた麻紐を縒った手芸用紐部材を説明するための図である。図3(イ)において、手芸用紐部材31は、紙芯311の周りに麻糸を縒った麻紐312が組み込まれている。また、前記麻紐312は、その周りに綿糸または絹糸等の天然繊維313が組み込まれている。麻紐312は、染色されてない麻から構成されている。また、綿糸等313は、所望の色に染色されているものを少なくとも1本、間隔を同じまたはランダムとなる間隔等に組み込まれる。さらに、手芸用紐部材31は、染色されていない麻紐、染色された麻紐、前記綿糸等が組み込まれた染色されていない麻紐が前記紙芯311を中心にして縒られている。
【0027】
図3(ロ)において、手芸用紐部材32は、染色されていない麻紐、染色された麻紐、染色された綿糸等が組み込まれた染色されていない麻紐が互いに組み込まれている。前記手芸用紐部材32は、図(ロ)に示す長細い袋状、比較的固く組み込まれた断面円形状のものとすることができる。
【0028】
図4は本発明の麻紐または綿糸が組み込まれた麻紐を作製するための概略概念図である。図4において、ボビン41から44は、たとえば、麻糸が巻回されている。前記麻糸411、421、431、441は、縒られて麻紐45が作製される。また、図4において、ボビンの糸を交換することができる。たとえば、ボビン41から43は、麻糸が巻回されており、ボビン44には、染色された綿糸441が巻回されている。麻糸45は、麻糸が縒られると同時に、その周囲に染色された綿糸441が組み込まれる。前記組み込む綿糸441は、そのテンションを変えるだけで、組み込む間隔を変えることができる。前記組み込む綿糸441は、麻紐を作製する際に組み込むこともできる。
【0029】
図5は本発明の一実施例である手芸用帯部材を作製するための製紐装置概念図である。図5において、箱51から56は、麻紐、異なった色または異なった部材からなる紐、あるいは周囲に綿糸等が組み込まれた麻紐が作製された際に落とされ、絡まないように折り重ねられた状態で収納されている。たとえば、前記6種類の紐は、染色されていない麻紐、紙紐、綿糸が組み込まれた麻紐、染色された麻紐等が任意の位置に配置されている。
【0030】
前記箱51から56から出る紐は、ローラ57を介して互いに絡み合わないようにして、第1接着剤槽58を通過した後、第1接着剤除去兼成形部59を通過する。回転ドライヤ62は、内部において、燃料が燃えて炎64を出すバーナ63が配置され、手芸用帯部材65を乾燥するために程よい温度に加熱されている。前記手芸用帯部材65は、第1接着剤除去兼成形部59を通過する際に、余分な接着剤が除去されると同時に、帯部材に成形される。
【0031】
前記手芸用帯部材65は、前記回転ドライヤ62の周囲を回る間に乾燥される。前記手芸用帯部材65は、次に、第2接着剤槽50を通過した後、第2接着剤除去兼成形部61を通過する際に、余分な接着剤が除去されるとともに、帯部材の成形をより堅固にする。前記第2接着剤槽60における接着剤の濃度は、第1接着剤槽58の半分程度にすることが望ましい。また、第1接着剤除去兼成形部59および第2接着剤除去兼成形部61は、たとえば、スポンジのような柔らかい部材からなり、手芸用帯部材65に余分な接着剤を付けないだけでなく、帯部材に傷を付けないような材質から構成される。さらに、前記第2接着剤槽60は、必要に応じて、複数個設けることができる。
【0032】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。たとえば、本実施例における麻、綿、絹等の天然素材、これらの着色の種類、接着剤、製紐装置等は、周知または公知のものを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明における手芸用帯部材の一実施例を説明するための概略図である。(実施例1)
【図2】(イ)および(ロ)本発明の実施例で、麻糸に巻糸を組み込む状態を説明するための図である。
【図3】(イ)および(ロ)は本発明の第2実施例で、巻糸が組み込まれた麻紐を縒った手芸用紐部材を説明するための図である。(実施例2)
【図4】本発明の麻紐または綿糸が組み込まれた麻紐を作製するための概略概念図である。
【図5】本発明の一実施例である手芸用帯部材を作製するための製紐装置概念図である。
【符号の説明】
【0034】
11・・・手芸用帯部材
111、113、114、115、116・・・麻紐
112・・・紙紐
121、122、123・・・巻糸
21、22・・・麻紐
211、212、221、222、223、224・・・巻糸
31・・・手芸用紐部材
311・・紙芯
312・・麻糸
313・・・巻糸
32・・・手芸用紐部材
41、42、43、44・・・ボビン
411、421、431、441・・・麻糸
45・・・麻紐
51〜56・・・箱
57・・・ローラ
58・・・第1接着剤槽
59・・・第2接着剤除去兼成形部
60・・・第2接着剤槽
61・・・第2接着剤除去兼成形部
62・・・回転ドライヤ
63・・・バーナ
64・・・炎

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無着色の麻紐に対して、所定間隔またはランダムの間隔で、少なくとも1方向に組み込まれる前記無着色の麻紐に、異なる色に染色されている巻糸が組み込まれた麻紐と、
麻糸を縒って作製された無着色麻紐と、
麻糸を縒って作製された着色麻紐と、
前記巻糸が組み込まれた麻紐、または前記無着色麻紐および着色麻紐の内の少なくとも一つが任意の模様を形成するように並べられ、それぞれの側部および表面を覆っている接着剤と、
によって帯状に成形されていることを特徴とする手芸用帯部材。
【請求項2】
前記無着色麻紐、着色麻紐、または巻糸が組み込まれた麻紐の間に前記麻紐と同じ太さの紙製紐が所望の模様となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載された手芸用帯部材。
【請求項3】
無着色の麻紐に対して、所定間隔またはランダムの間隔で、少なくとも1方向に組み込まれる前記無着色の麻紐に、異なる色に染色されている巻糸が組み込まれた麻紐と、
麻糸を縒って作製された無着色麻紐と、
麻糸を縒って作製された着色麻紐と、
前記巻糸が組み込まれた麻紐、または前記無着色麻紐および着色麻紐の内の少なくとも一つが任意の模様を形成するように縒られて紐状になっていることを特徴とする手芸用紐部材。
【請求項4】
中心に紙製縒り芯が設けられていることを特徴とする請求項3に記載された手芸用紐部材。
【請求項5】
紙紐が加えられて任意の模様を形成するように縒られて紐状になっていることを特徴とする請求項3に記載された手芸用紐部材。
【請求項6】
前記巻糸は、綿糸または絹糸等からなる天然繊維の糸の内の少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載された手芸用部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−293142(P2009−293142A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−145509(P2008−145509)
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【出願人】(508166682)有限会社水野製紐所 (1)
【出願人】(508166693)愛峰産業株式会社 (1)
【Fターム(参考)】