説明

手袋

【課題】保温剤を使用可能でかつ保温剤の不用意な離脱を防止する。
【解決手段】手袋本体11の本体部22より親指が挿入される親指部23延出し、本体部22先端に指部42を設ける。手袋本体11に設けられた袋部12を、人差し指と中指と薬指と小指を先端側から被覆する大きさに形成し、袋部12の挿入口51の開口縁部を手袋本体11の手の甲側52に縫着する。これにより、袋部12に各指を挿入した被覆状態と、袋部12を手の甲側52に折り返して各指を露出した露出状態62を形成可能に構成する。袋部12に内袋71を設け、袋部12と内袋71間に、収容口81が開口した収容部82を設ける。収容口81及び収容部82を、保温剤83を収容可能な大きさに形成し、収容口81を手袋本体11に接合された開口縁部側に設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手にはめて使用する手袋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、寒い日に外出する際には、手袋が用いられており、この手袋としては、手の指がそれぞれ挿入される筒状の指部と、親指用の指部を除いた総ての指部を覆う為の袋部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
前記袋部は、その開口縁部が手袋本体に接合されており、当該袋部を前記接合部で折り返すことによって、前記各指部の先端から指の先端部を露出した状態を形成できるように構成されている。
【0004】
そして、前記袋部を手袋本体の先端側へ延出するとともに、親指が挿入された指部を除く総ての指部を前記袋部に挿入することによって、人差し指から小指までを前記袋部で覆った状態を形成できるように構成されている。
【0005】
また、他の手袋としては、手袋本体に収容部が一体形成されたものが知られている(例えば、特許文献2)。
【0006】
この手袋にあっては、手袋本体に設けられた収容部にカイロ等の保温剤を収容することで、この保温剤によって手を暖められるように構成されている。
【特許文献1】実開昭61−191419号公報
【特許文献2】実開昭60−132414号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような前者の手袋にあっては、カイロ等の保温剤を使用することができなかった。
【0008】
このため、後者の手袋のように、手袋本体に保温剤を収容する為の収容部を設けることが考えられるが、単純に収容部を設けただけでは、収容部に収容された保温剤が収容口から離脱する恐れがあった。
【0009】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、保温剤の使用が可能であって、保温剤の不用意な離脱を防止することができる手袋を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の手袋にあっては、手の指がそれぞれ挿入される指部を備えた手袋本体に、前記各指部に挿入された複数の指を先端側から被覆する袋部の開口縁部が接合され、前記袋部を前記手袋本体の先端側へ延出して当該袋部内に前記複数の指を挿入した被覆状態と、前記袋部を前記手袋本体に沿って基端側へ折返し前記各指部を露出した露出状態とを形成可能な手袋において、前記袋部の内側に収容部を設けるとともに、該収容部の収容口を、前記手袋本体に接合された開口縁部側に設けた。
【0011】
すなわち、手袋本体に設けられた袋部を、前記手袋本体に沿って基端側へ折返すことで、前記手袋本体の各指部にそれぞれ挿入された指を露出した露出状態を形成することができる。これにより、手作業が容易に行われる。
【0012】
また、前記袋部を、前記手袋本体の先端側へ延出することで、当該袋部内に前記複数の指を挿入した被覆状態を形成することができる。これにより、前記複数の指での保温効果が高められる。
【0013】
このとき、前記袋部の内側には、収容部が設けられており、該収容部に、例えば保温剤を収容することができる。これにより、当該袋部に挿入された指は、前記保温剤によって暖められる。
【0014】
そして、該収容部の収容口は、前記手袋本体に接合された開口縁部側に設けられている。このため、前記袋部に前記指を挿入した状態において、前記収容口の外部への開口が前記指によって阻止される。
【0015】
また、請求項2の手袋においては、前記手袋本体の手の甲側であって、装着時に前記手の第2中手骨の基節骨側の端部が位置する部位より指先側に前記袋部の開口縁部を接合した。
【0016】
これにより、前記露出状態では、前記袋部が手の甲側に折り返される。
【0017】
また、前記被覆状態では、前記収容部に収容された前記保温剤を指の背側に配置される。
【0018】
そして、前記袋部の前記開口縁部は、装着時に手の第2中手骨の基節骨側の端部が位置する部位より指先側、つまり手を握った際に指の付け根の出っ張る骨より指先側に接合されている。
【0019】
このため、指先を前記袋部で覆った被覆状態で指を曲げる、あるいは握持する際に、前記袋部が手袋本体の基端側に引っ張られることが無い。特に、前記収容部に保温剤を収容した場合には、これによる効果が顕著に現れる。
【0020】
さらに、請求項3の手袋では、前記袋部の少なくとも一部を通気性素材により形成するとともに、水、活性炭、鉄及び塩が通気性の袋内に収容されてなる保温剤を前記収容部内に収容した。
【0021】
これにより、前記収容部に収容された前記保温剤によって手が暖められる。
【0022】
加えて、請求項4の手袋にあっては、前記各指部の少なくとも一つに、挿入された指の先端部を出し入れ可能な出入穴を当該指部の周面に設けた。
【0023】
すなわち、前記出入穴が設けられた指部において、挿入された指の先端部を前記出入穴から出した状態と、前記指部に収容した状態とが形成される。
【0024】
また、請求項5の手袋においては、前記出入穴を、前記指部の長さ方向に延在する縦長に形成した。
【0025】
これにより、縦長の前記出入穴から指先を出すことができる。
【0026】
そして、前記指部を編み物で構成する場合、筒状の指部は、その周方向に編んで形成することとなる。このとき、前記出入穴は縦穴で構成されている。このため、長さ方向に延在する前記出入穴は、網工程において形成することができる。
【0027】
また、前記指部内で指を曲げた際には、前記出入穴を横穴にした場合と比較して、出入穴の開きを抑えることができる。
【発明の効果】
【0028】
以上説明したように本発明の請求項1の手袋にあっては、手袋本体に設けられた袋部を前記手袋本体に沿って基端側へ折返すことで、前記手袋本体の各指部にそれぞれ挿入された指を露出した露出状態を形成することができる。これにより、手作業を容易に行うことができる。
【0029】
また、前記袋部を、前記手袋本体の先端側へ延出することで、当該袋部内に前記複数の指を挿入した被覆状態を形成することができる。これにより、寒い日には、前記複数の指での保温効果を高めることができる。
【0030】
このとき、前記袋部の内側には、収容部が設けられており、該収容部に、例えば保温剤を収容することができる。このため、当該袋部に挿入された指を、前記保温剤によって暖めることもできる。
【0031】
そして、この収容部の収容口は、前記手袋本体に接合された開口縁部側に設けられており、前記袋部に前記指を挿入した状態において、前記収容口の外部への開口を前記指によって阻止することができる。
【0032】
このため、手袋本体の手の甲側に単純に収容部を設ける場合のように、収容部に収容された例えば保温剤が収容口から離脱するといった不具合を回避することができ、保温剤の不用意な離脱を防止することができる。
【0033】
また、請求項2の手袋においては、前記手袋本体の手の甲側に前記袋部の開口縁部を接合することによって、前記露出状態では、前記袋部を手の甲側に折り返すことができる。
【0034】
そして、前記被覆状態では、前記収容部に収容された前記保温剤を指の背側に配置することができる。このため、前記保温剤が指の腹側に配置される場合と比較して、把持性を高めることができる。
【0035】
また、前記袋部の前記開口縁部は、装着時に手の第2中手骨の基節骨側の端部が位置する部位より指先側、つまり手を握った際に指の付け根の出っ張る骨より指先側に接合されている。このため、指先を前記袋部で覆った被覆状態で指を曲げる、あるいは握持する際に、前記袋部が手袋本体の基端側に引っ張られることが無い。特に、この効果は、前記収容部に保温剤を収容した場合に顕著に現れる。
【0036】
さらに、請求項3の手袋では、前記袋部の少なくとも一部を通気性素材により形成するとともに、水、活性炭、鉄及び塩が通気性の袋内に収容されてなる保温剤を前記収容部内に収容したため、前記収容部に収容された前記保温剤によって手を暖めることができる。
【0037】
加えて、請求項4の手袋にあっては、出入穴が設けられた指部において、挿入された指の先端部を、前記出入穴から出した状態と、前記指部に収容した状態とを形成することができる。
【0038】
これにより、前記出入穴より指先を出すことによって、細かい作業を可能とすることができる。また、指先を指部に収容した状態では、指を保温したり、保護することができる。
【0039】
また、請求項5の手袋においては、前記出入穴を、前記指部の長さ方向に延在する縦長に形成することによって、前記出入穴からの指先の出し入れが容易となる。
【0040】
そして、前記指部を編み物で構成する場合には、その網工程において長さ方向に延在する前記出入穴を形成することができる。このため、筒状の指部を形成した後に、前記出入穴を開設する場合と比較して、後工程が不要となり、生産性が向上する。
【0041】
さらに、前記指部内で指を曲げた際には、前記出入穴を横穴で構成した場合と比較して、出入穴の不用意な開きを抑制することができ、保温効果を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる手袋1を示す図であり、該手袋1は、手2を寒さや外傷から防ぐものである。
【0043】
この手袋1は、図1及び図2に示すように、全体が毛糸が編まれてなる通気性素材で形成されており、装着時に手2を覆う手袋本体11と、該手袋本体11に設けられた袋部12とによって構成されている。
【0044】
前記手袋本体11は、装着時に手首を覆う手首部21と、該手首部21に連設され手の平や手の甲を覆う本体部22と、該本体部22より延出し手の親指が挿入されるサック状の親指部23とを備えており、前記手首部21は、当該手袋本体11の下端部が折り返された状態で接合されて形成されている。
【0045】
前記本体部22の先端からは、図1に示したように、前記手2の人差し指31が挿入される筒状の人差し指部41と、前記手2の中指32が挿入される筒状の中指部42と、前記手2の薬指33が挿入される筒状の薬指部43と、前記手2の小指34が挿入される筒状の小指部44とが延出しており、前記各指部41〜44は、挿入された各指31〜34の第二関節から先端側を露出する長さ寸法に設定されている。
【0046】
前記袋部12は、図3に示すように、前記人差し指部41に挿入された前記人差し指31と、前記中指部42に挿入された前記中指32と、前記薬指部43に挿入された前記薬指33と、前記小指部44に挿入された前記小指34とを、同時にその先端側から被覆できる大きさのサック状に形成されている。
【0047】
この袋部12は、図2に示したように、各指31〜34を挿入する為の挿入口51の開口縁部が、前記手袋本体11の手の甲側52において、前記各指部41〜44の基端側に配置された状態で(図1参照)、当該手袋本体11に縫製されており、該手袋本体11を横断する縫製部53で折り曲げられるように構成されている。
【0048】
ここで、図4は、手2の骨を示す図であり、手の平の部位は、第1〜第5の中手骨55,・・・で構成されている。また、前記各指31〜34の指骨56は、手の平側から順に基節骨57と中節骨58と末節骨59とで構成されており、前記手2に当該手袋1を装着した状態で、前記第2〜第5中手骨55の基節骨57側の端部が位置する手袋本体11の部位より指先側に、前記袋部12の開口縁部が接合され縫製されている(図1参照)。
【0049】
これにより、図3に示したように、前記袋部12を前記手袋本体11の先端側へ延出して、当該袋部12内に、親指を除いた前記人差し指31から前記小指34までを挿入した被覆状態61と、図1に示したように、前記袋部12を、手の甲側52において前記手袋本体11に沿って基端側へ折返し、前記各指部41〜44を露出した露出状態62とを形成できるように構成されている。
【0050】
また、前記袋部12内には、図2に示したように、同形状でやや小さめの内袋71が収容されている。この内袋71の開口縁部には、外側に配置された前記袋部12の開口縁部が、前記手袋本体11側の一部を除いた部位にて折り返されており、この折返し部72にて縫製されている。これにより、前記内袋71は、前記袋部12の内側に配置された状態で一体化されている。
【0051】
前記袋部12と前記内袋71との間には、前記折返し部72の形成が除かれた前記手袋本体11側の前記一部に収容口81が開口しており、前記袋部12と前記内袋71との間には、前記収容口81に連通する収容部82が形成されている。前記収容口81及び前記収容部82は、カイロ等の保温剤83を収容できる大きさに設定されており、前記袋部12の内側には、前記保温剤83を収容可能な前記収容部82が設けられるとともに、前記収容口81は、前記手袋本体11に接合された開口縁部側に設定されている。
【0052】
なお、前記保温剤83は、通気性を有した袋85と、該袋85内に収容された水、活性炭、鉄及び塩等の発熱材及び酸化促進触媒によって構成されている。
【0053】
そして、図5に示すように、前記手袋本体11に設けられた前記親指部23の周面91の側部には、スリット状の出入穴92が開設されており、該出入穴92は、前記親指部23の長さ方向に延在する縦長に形成されている。この出入穴92は、当該親指部23の伸縮を利用して広げた際に、挿入された親指の先端部を出し入れできる大きさに設定されており、その開設位置は、親指の側部であって第1関節の部位に設けられ、その長さは、該第1関節から上方へ約1cm、下方へ約1cm延出する長さに設定されている。
【0054】
以上の構成にかかる本実施の形態において、前記手袋本体11に設けられた袋部12を、前記手袋本体11に沿って基端側へ折返すことで、前記手袋本体11の各指部41〜44にそれぞれ挿入された各指31〜34を露出した露出状態62を形成することができる。これにより、作業時には、手作業を容易に行うことができる。
【0055】
また、前記袋部12を、前記手袋本体11の先端側へ延出することで、当該袋部12内に親指を除く各指31〜34を挿入した被覆状態61を形成することができる。これにより、ミトン型の手袋1として使用することができるとともに、寒い日には、前記各指31〜34を前記袋部12で覆って保温効果を高めることができる。
【0056】
このとき、前記袋部12の内側には、収容部82が設けられており、該収容部82に、カイロなどの保温剤83を収容することができる。このため、当該袋部12に挿入された前記各指31〜34を、前記保温剤83によって暖めることもできる。
【0057】
そして、この収容部82の収容口81は、前記手袋本体11に接合された開口縁部側に設けられており、前記袋部12に前記各指31〜34を挿入した状態において、前記収容口81の外部への開口を前記各指31〜34によって阻止することができる。
【0058】
このため、手袋本体11の手の甲側52に単純に収容部82を設ける場合のように、収容部82に収容された保温剤83が収容口81から離脱するといった不具合を回避することができ、保温剤83の不用意な離脱を防止することができる。
【0059】
また、前記手袋本体11の手の甲側52に前記袋部12の開口縁部が逢着されており、前記露出状態62では、図2に示したように、前記手袋本体11を横断する縫製部53において、前記袋部12を手の甲側52に折り返すことができる。
【0060】
一方、前記被覆状態61では、前記収容部82に収容された前記保温剤83を各指31〜34の背側に配置することができる。このため、前記保温剤83が各指31〜34の腹側に配置される場合と比較して、把持性を確保することができる。
【0061】
また、この被覆状態61では、前記収容部82に収容された前記保温剤83を各指31〜34の背側に配置することができる。このため、前記保温剤83が各指31〜34の腹側に配置される場合と比較して、把持性を高めることができる。
【0062】
そして、前記袋部12の前記開口縁部は、装着時に手2の第2〜5中手骨55,・・・の基節骨57,・・・側の端部が位置する部位より指先側、つまり手2を握った際に各指31〜34の付け根の出っ張る拳部111,・・・より指先側に接合されている(図4参照)。このため、指先を前記袋部12で覆った前記被覆状態61で各指31〜34を曲げる、あるいは握持する際に、前記袋部12が手袋本体11の基端側に引っ張られることが無い。特に、この効果は、前記収容部82に前記保温剤83を収容した場合に顕著に現れる。
【0063】
さらに、前記手袋本体11に設けられた前記親指部23には、出入穴92が設けられており、この親指部23において挿入された親指の先端部を、前記出入穴92から出した状態と、前記親指部23に収容した状態とを形成することができる。
【0064】
このため、前記出入穴92から親指の指先を出すことによって、細かい作業を可能とすることができる。また、指先を親指部23に収容した状態では、親指を保温したり、保護することができる。
【0065】
そして、前記出入穴92を、前記親指部23の長さ方向に延在する縦長に形成することで、前記出入穴92からの指先の出し入れが容易となる。
【0066】
一方、前記親指部23を編み物で構成した本実施の形態にあっては、筒状の前記親指部23を、その周方向に編んで形成することとなる。このとき、前記出入穴92は縦穴で構成されている。このため、長さ方向に延在する前記出入穴92を、網工程において形成することができる。
【0067】
したがって、筒状の親指部23を形成した後に、前記出入穴92を開設する場合と比較して、後工程が不要となり、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】同実施の形態の被覆状態を示す図である。
【図4】手の骨を示す参考図である。
【図5】同実施の形態の手袋の手の平側を示す図である。
【符号の説明】
【0069】
1 手袋
2 手
11 手袋本体
12 袋部
23 親指部
31 人差し指
32 中指
33 薬指
34 小指
41 人差し指部
42 中指部
43 薬指部
44 小指部
52 手の甲
61 被覆状態
62 露出状態
81 収容口
82 収容部
83 保温剤
91 周面
92 出入穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手の指がそれぞれ挿入される指部を備えた手袋本体に、前記各指部に挿入された複数の指を先端側から被覆する袋部の開口縁部が接合され、前記袋部を前記手袋本体の先端側へ延出して当該袋部内に前記複数の指を挿入した被覆状態と、前記袋部を前記手袋本体に沿って基端側へ折返し前記各指部を露出した露出状態とを形成可能な手袋において、
前記袋部の内側に収容部を設けるとともに、該収容部の収容口を、前記手袋本体に接合された開口縁部側に設けたことを特徴とする手袋。
【請求項2】
前記手袋本体の手の甲側であって、装着時に前記手の第2中手骨の基節骨側の端部が位置する部位より指先側に前記袋部の開口縁部を接合したことを特徴とする請求項1記載の手袋。
【請求項3】
前記袋部の少なくとも一部を通気性素材により形成するとともに、水、活性炭、鉄及び塩が通気性の袋内に収容されてなる保温剤を前記収容部内に収容したことを特徴とする請求項1又は2記載の手袋。
【請求項4】
前記各指部の少なくとも一つに、挿入された指の先端部を出し入れ可能な出入穴を当該指部の周面に設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の手袋。
【請求項5】
前記出入穴を、前記指部の長さ方向に延在する縦長に形成したことを特徴とする請求項4記載の手袋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−303036(P2007−303036A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−134056(P2006−134056)
【出願日】平成18年5月12日(2006.5.12)
【出願人】(000102544)エステー株式会社 (127)
【Fターム(参考)】