投光形照明器具
【課題】器具本体と照射面までの距離や位置によって、光源の発光中心を変えて照射方向を変更することが可能であって、照射面の明るさを保つことができる投光形照明器具を提供する。
【解決手段】 片口金形の光源21の発光部を片側から囲む船形の反射笠7を備える。光源21から出る光を前記反射笠7で受け特定照射方向へ光を投射する配光特性である。ソケット受け部23と該ソケット受け部23の一端から直角方向に延在する取付け部24を含むフォルダを備える。取付け部23の装着構造は取付け部23の表側を固定しあるいは裏側を固定することの可能な選択装着構造である。かつ、取付け部23の装着構造は該取付け部23を光源21側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことの可能な選択装着構造である。選択装着構造の選択により反射笠7に対する光源21の発光中心の位置を特定照射方向への変化を含む少なくとも4通りに変更可能とする。
【解決手段】 片口金形の光源21の発光部を片側から囲む船形の反射笠7を備える。光源21から出る光を前記反射笠7で受け特定照射方向へ光を投射する配光特性である。ソケット受け部23と該ソケット受け部23の一端から直角方向に延在する取付け部24を含むフォルダを備える。取付け部23の装着構造は取付け部23の表側を固定しあるいは裏側を固定することの可能な選択装着構造である。かつ、取付け部23の装着構造は該取付け部23を光源21側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことの可能な選択装着構造である。選択装着構造の選択により反射笠7に対する光源21の発光中心の位置を特定照射方向への変化を含む少なくとも4通りに変更可能とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照射方向の変更が可能な投光形照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来器具は、図11に示すように、照明器具本体1にランプソケット22が固定されているため、照射方向が単一であり、照明器具本体1と照射面までの距離や位置によっては特定照射面に必要な明るさが保てないことがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
【0004】
本発明の目的は、配光を変えることにより照射方向を変更させ、照明器具本体と照射面までの距離や位置に関係なく、照射面の明るさを保つことができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明においては、上記目的を達成するために、片口金形の光源を備え、前記光源の口金を着脱自在に装着するランプソケットを備え、前記光源の発光部を片側から囲む船形の反射笠を備え、前記反射笠を囲む船形の器具本体を備え、前記光源から出る光を前記反射笠で受け特定照射方向へ光を投射する配光特性であり、ソケット受け部と該ソケット受け部の一端から直角方向に延在する取付け部を含むフォルダを備え、前記ランプソケットを前記ソケット受け部に固定し、
前記取付け部を前記器具本体の基部に着脱自在に装着し、前記取付け部の前記装着構造は前記取付け部の表側を固定しあるいは裏側を固定することの可能な選択装着構造であり、かつ前記取付け部の前記装着構造は該取付け部を前記光源側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことの可能な選択装着構造であり、前記選択装着構造の前記選択により前記反射笠に対する前記光源の発光中心の位置を前記特定照射方向への変化を含む少なくとも4通りに変更可能とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、照明器具と照射面までの距離や位置によって光源の発光中心を変えて照射方向を変更することが可能になり照射面の明るさを保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の実施形態をを図1〜図10を用いて説明する。本発明に係る投光形照明器具は、片口金形の光源21を備える。前記光源21の口金を着脱自在に装着するランプソケット22を備える。前記光源21の発光部を片側から囲む船形の反射笠7を備える。前記反射笠7を囲む船形の器具本体1を備える。前記光源21から出る光を前記反射笠7で受け特定照射方向41へ光を投射する配光特性である。ソケット受け部23と該ソケット受け部23の一端から直角方向に延在する取付け部24を含むフォルダを備える。前記ランプソケット22を前記ソケット受け部23に固定する。
【0008】
前記取付け部23を前記器具本体1の基部に着脱自在に装着する。前記取付け部23の前記装着構造は前記取付け部23の表側を固定しあるいは裏側を固定することの可能な選択装着構造である。かつ、前記取付け部23の前記装着構造は該取付け部23を前記光源21側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことの可能な選択装着構造である。前記選択装着構造の前記選択により前記反射笠7に対する前記光源21の発光中心の位置を前記特定照射方向41への変化を含む少なくとも4通りに変更可能とする。
説明を補足する。前記取付け部24に、その長手方向に対して等間隔な取付け孔25を形成する。前記器具本体1にフォルダ取付け金具2を設ける。前記フォルダ取付け金具2に取付け孔3を形成する。取付けねじ26を備える。前記取付けねじ26を前記取付け孔25を介して前記取付け孔3に着脱自在に装着する。前記装着構造は前記取付け部24の表側を固定しあるいは裏側を固定することが可能である。また、前記取付け部24における複数の前記取付け孔25を変更することにより、前記光源21側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことができる。以上のような前記選択装着構造の選択により前記反射笠7に対する前記光源21の発光中心の位置を前記特定照射方向41への変化を含む4通りに変更可能となる。
【0009】
器具本体1の外側に可動式の取付けアーム4を形成する。前記選択装着構造と併用して取付けアーム4を可動させることにより照射方向を変更させることができる。さらに、前記器具本体1の下面を保護するために、器具本体1の反射板側に蝶番33を設け、前記蝶番33の一方にカバー枠31を設け、前記カバー枠31に透光用のガラスカバー32を設ける。前記器具本体1の前記蝶番33の対面するソケット側にカバー枠受台5を備える。前記カバー枠受台5にカバー枠取付け孔6を形成する。前記カバー枠31は前記蝶番33を支点に前記カバー枠受台5まで可動させ、カバー枠取付けねじ34により前記カバー枠受台5に備えたカバー枠取付け孔6へ通して固定することにより前記器具本体1の下面が保護される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明器具の光源位置の変更状態を示す斜視図
【図2】同器具の使用状態を示す斜視図
【図3】同器具の光源位置が下部・ソケット寄り配置を示す側面断面図。
【図4】同器具の光源位置が下部・ソケット寄り配置の照射方向を示す側面図
【図5】同器具の光源位置が下部・反射笠寄り配置を示す側面断面図。
【図6】同器具の光源位置が下部・反射笠寄り配置の照射方向を示す側面図
【図7】同器具の光源位置が上部・ソケット寄り配置を示す側面断面図。
【図8】同器具の光源位置が上部・ソケット寄り配置の照射方向を示す側面図
【図9】同器具の光源位置が上部・反射笠寄り配置を示す側面断面図。
【図10】同器具の光源位置が上部・反射笠寄り配置の照射方向を示す側面図
【図11】従来器具の構造を示す側面断面図
【符号の説明】
1:器具本体
2:フォルダ取付け金具
3:取付け孔
4:アーム
5:カバー枠受台
6:カバー枠取付け孔
7:反射笠
21:光源
22:ランプソケット
23:ソケット受け部
24:取付け部
25:取付け孔
26:取付けねじ
31:カバー枠
32:ガラスカバー
33:蝶番
41:特定照射方向
【技術分野】
【0001】
本発明は、照射方向の変更が可能な投光形照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来器具は、図11に示すように、照明器具本体1にランプソケット22が固定されているため、照射方向が単一であり、照明器具本体1と照射面までの距離や位置によっては特定照射面に必要な明るさが保てないことがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
【0004】
本発明の目的は、配光を変えることにより照射方向を変更させ、照明器具本体と照射面までの距離や位置に関係なく、照射面の明るさを保つことができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明においては、上記目的を達成するために、片口金形の光源を備え、前記光源の口金を着脱自在に装着するランプソケットを備え、前記光源の発光部を片側から囲む船形の反射笠を備え、前記反射笠を囲む船形の器具本体を備え、前記光源から出る光を前記反射笠で受け特定照射方向へ光を投射する配光特性であり、ソケット受け部と該ソケット受け部の一端から直角方向に延在する取付け部を含むフォルダを備え、前記ランプソケットを前記ソケット受け部に固定し、
前記取付け部を前記器具本体の基部に着脱自在に装着し、前記取付け部の前記装着構造は前記取付け部の表側を固定しあるいは裏側を固定することの可能な選択装着構造であり、かつ前記取付け部の前記装着構造は該取付け部を前記光源側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことの可能な選択装着構造であり、前記選択装着構造の前記選択により前記反射笠に対する前記光源の発光中心の位置を前記特定照射方向への変化を含む少なくとも4通りに変更可能とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、照明器具と照射面までの距離や位置によって光源の発光中心を変えて照射方向を変更することが可能になり照射面の明るさを保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の実施形態をを図1〜図10を用いて説明する。本発明に係る投光形照明器具は、片口金形の光源21を備える。前記光源21の口金を着脱自在に装着するランプソケット22を備える。前記光源21の発光部を片側から囲む船形の反射笠7を備える。前記反射笠7を囲む船形の器具本体1を備える。前記光源21から出る光を前記反射笠7で受け特定照射方向41へ光を投射する配光特性である。ソケット受け部23と該ソケット受け部23の一端から直角方向に延在する取付け部24を含むフォルダを備える。前記ランプソケット22を前記ソケット受け部23に固定する。
【0008】
前記取付け部23を前記器具本体1の基部に着脱自在に装着する。前記取付け部23の前記装着構造は前記取付け部23の表側を固定しあるいは裏側を固定することの可能な選択装着構造である。かつ、前記取付け部23の前記装着構造は該取付け部23を前記光源21側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことの可能な選択装着構造である。前記選択装着構造の前記選択により前記反射笠7に対する前記光源21の発光中心の位置を前記特定照射方向41への変化を含む少なくとも4通りに変更可能とする。
説明を補足する。前記取付け部24に、その長手方向に対して等間隔な取付け孔25を形成する。前記器具本体1にフォルダ取付け金具2を設ける。前記フォルダ取付け金具2に取付け孔3を形成する。取付けねじ26を備える。前記取付けねじ26を前記取付け孔25を介して前記取付け孔3に着脱自在に装着する。前記装着構造は前記取付け部24の表側を固定しあるいは裏側を固定することが可能である。また、前記取付け部24における複数の前記取付け孔25を変更することにより、前記光源21側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことができる。以上のような前記選択装着構造の選択により前記反射笠7に対する前記光源21の発光中心の位置を前記特定照射方向41への変化を含む4通りに変更可能となる。
【0009】
器具本体1の外側に可動式の取付けアーム4を形成する。前記選択装着構造と併用して取付けアーム4を可動させることにより照射方向を変更させることができる。さらに、前記器具本体1の下面を保護するために、器具本体1の反射板側に蝶番33を設け、前記蝶番33の一方にカバー枠31を設け、前記カバー枠31に透光用のガラスカバー32を設ける。前記器具本体1の前記蝶番33の対面するソケット側にカバー枠受台5を備える。前記カバー枠受台5にカバー枠取付け孔6を形成する。前記カバー枠31は前記蝶番33を支点に前記カバー枠受台5まで可動させ、カバー枠取付けねじ34により前記カバー枠受台5に備えたカバー枠取付け孔6へ通して固定することにより前記器具本体1の下面が保護される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明器具の光源位置の変更状態を示す斜視図
【図2】同器具の使用状態を示す斜視図
【図3】同器具の光源位置が下部・ソケット寄り配置を示す側面断面図。
【図4】同器具の光源位置が下部・ソケット寄り配置の照射方向を示す側面図
【図5】同器具の光源位置が下部・反射笠寄り配置を示す側面断面図。
【図6】同器具の光源位置が下部・反射笠寄り配置の照射方向を示す側面図
【図7】同器具の光源位置が上部・ソケット寄り配置を示す側面断面図。
【図8】同器具の光源位置が上部・ソケット寄り配置の照射方向を示す側面図
【図9】同器具の光源位置が上部・反射笠寄り配置を示す側面断面図。
【図10】同器具の光源位置が上部・反射笠寄り配置の照射方向を示す側面図
【図11】従来器具の構造を示す側面断面図
【符号の説明】
1:器具本体
2:フォルダ取付け金具
3:取付け孔
4:アーム
5:カバー枠受台
6:カバー枠取付け孔
7:反射笠
21:光源
22:ランプソケット
23:ソケット受け部
24:取付け部
25:取付け孔
26:取付けねじ
31:カバー枠
32:ガラスカバー
33:蝶番
41:特定照射方向
【特許請求の範囲】
【請求項1】
片口金形の光源を備え、前記光源の口金を着脱自在に装着するランプソケットを備え、前記光源の発光部を片側から囲む船形の反射笠を備え、前記反射笠を囲む船形の器具本体を備え、前記光源から出る光を前記反射笠で受け特定照射方向へ光を投射する配光特性であり、ソケット受け部と該ソケット受け部の一端から直角方向に延在する取付け部を含むフォルダを備え、前記ランプソケットを前記ソケット受け部に固定し、
前記取付け部を前記器具本体の基部に着脱自在に装着し、前記取付け部の前記装着構造は前記取付け部の表側を固定しあるいは裏側を固定することの可能な選択装着構造であり、かつ前記取付け部の前記装着構造は該取付け部を前記光源側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことの可能な選択装着構造であり、前記選択装着構造の前記選択により前記反射笠に対する前記光源の発光中心の位置を前記特定照射方向への変化を含む少なくとも4通りに変更可能としたことを特徴とする投光形照明器具。
【請求項1】
片口金形の光源を備え、前記光源の口金を着脱自在に装着するランプソケットを備え、前記光源の発光部を片側から囲む船形の反射笠を備え、前記反射笠を囲む船形の器具本体を備え、前記光源から出る光を前記反射笠で受け特定照射方向へ光を投射する配光特性であり、ソケット受け部と該ソケット受け部の一端から直角方向に延在する取付け部を含むフォルダを備え、前記ランプソケットを前記ソケット受け部に固定し、
前記取付け部を前記器具本体の基部に着脱自在に装着し、前記取付け部の前記装着構造は前記取付け部の表側を固定しあるいは裏側を固定することの可能な選択装着構造であり、かつ前記取付け部の前記装着構造は該取付け部を前記光源側に少なく突き出しあるいは多く突き出すことの可能な選択装着構造であり、前記選択装着構造の前記選択により前記反射笠に対する前記光源の発光中心の位置を前記特定照射方向への変化を含む少なくとも4通りに変更可能としたことを特徴とする投光形照明器具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2007−109621(P2007−109621A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−328056(P2005−328056)
【出願日】平成17年10月14日(2005.10.14)
【出願人】(000005474)日立ライティング株式会社 (130)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年10月14日(2005.10.14)
【出願人】(000005474)日立ライティング株式会社 (130)
【Fターム(参考)】
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