説明

折畳壁掛台

【課題】従来の技法で同様の物を作ろうとした場合、各部品は釘で留められ、可動部は蝶番、及びそれを留めるネジを使用するが、蝶番ではジョイント部に負担が掛かり、また蝶番を留めるネジは押さえる方向以外に力が加わりネジが緩みやすい。
【解決手段】一切の金具を使用せず、各部品の接合部はほぞ穴の向き等を工夫した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、折畳壁掛台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技法で同様の物を作ろうとした場合、図5の様に蝶番、釘、ネジ等を使用するであろう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば、金具のジョイント部に負担が掛かり、又、金具の留めネジがその押え付ける方向以外の方向へ力が加わり緩みやすい。
そこで、この発明は、蝶番等の金具を使用せずに可動する折畳壁掛台を提供すること
を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、第一発明は、釘、ネジ等を使用しないことを特徴とする折畳壁掛台である。
また、第二発明は、各部品が緩んでも本製品を使用する度に緩みを修正することを特徴とする折畳壁掛台である。
【発明の効果】
【0005】
第一発明、または第二発明によれば、折畳壁掛台を構成する各部品は金具等で留めておらず又、図4の様にほぞ穴の方向等を工夫したので、可動部に負担が掛からず各部品の緩みも使用の都度修正される。
具体的動きとして、図1の状態から図2の様に天板2を広げる際ガイドバー4に沿って上へスライドし天板2の上部を前方へ引く形態をとる、すると天板2が図10の様に回転し天板2が広げられる状態になる。天板2を広げる際に足3が伸び、本体に設けられた窪みに引っ掛かるのである。
天板2を広げる際に一旦上部へスライドさせる構造をとる事により天板2を畳んだ状態で勝手に天板2が開かなくて済む。更に、図13の構造により各部品の緩みが使用の都度修正される仕組みである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
折畳壁掛台本体全ては木製である。
【0007】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、各部品を接合する部位に負担が掛からず又、各部品の緩みも使用の都度修正される。
【0008】
「他の実施形態」
図1の実施形態では、足の中へ可動部品を通しているが、他の実施形態では、足の外側へ付けたものでも良い。
又、天板が小型のものであれば足は無くても良い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図である。(天板畳み時)
【図2】この発明の一実施形態を示す斜視図である。(天板広げ時)
【図3】この発明の一実施形態を示す前面図である。
【図4】この発明の一実施形態を示す横面図である。
【図5】従来技術を示す横面図である。
【図6】天板前面図である。
【図7】天板横面図である。
【図8】ガイドバー斜視図である。
【図9】本体とガイドバー横面部分図である。
【図10】本体とガイドバーと天板を広げた図の部分図である。
【図11】天板と足横面部分図である。
【図12】天板を広げた際の足横面部分図である。
【図13】この発明の一実施形態の上部部分部である。
【符号の説明】
【0010】
1 折畳壁掛台本体 2 天板
3 足 4 ガイドバー
5 ほぞ 6 蝶番及び留めネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
釘、ネジ等を一切使用しない事を特徴とする折畳壁掛台。
【請求項2】
各部品の緩みを使用の都度修正することを特徴とする請求項1記載の折畳壁掛台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−57867(P2010−57867A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−255125(P2008−255125)
【出願日】平成20年9月2日(2008.9.2)
【出願人】(508293058)
【Fターム(参考)】