説明

振り子式視力訓練器

【課題】近視の進んだ者でも裸眼で視力回復の訓練ができ、かつ左右、遠近方向の動的な視力回復の訓練ができる視力回復訓練器を提供する。
【解決手段】2本の弾力性のある棒1の端に、光沢のある玉2を付けた器具で、窓又は証明に背を向けた状態で、大の部分を両手で持ち2つの玉が目の高さになるようにし、寄り目によって生じる2つの玉の輝き部分(輝点)の中像増を注視する。こMの状態でわずかに台を左右に揺らし玉に振り子運動させると中心像も左右に揺れ、これを目で追うことにより動的な焦点合わせの運動ができる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
この発明は、2本の弾力性のある棒の先に、光沢のある玉を付けた視力回復訓練器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、視力回復訓練方法としては、寄り目によって紙面上の左右の絵文字を重ねる方法や同じく寄り目によって立体像となる絵を見る方法がある。これらが焦点合わせの訓練として効果的でかつ安価な方法であることが広く知られている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
紙面上の絵などで視力回復訓練を行うとき、次の様な問題点があった。
絵を見るのに十分な照明が必要となる。
特に近視の進んだ者が裸眼で行うとき、絵が見え難く、ある程度矯正度数を下げた眼鏡が必要である。
また紙面上の絵は、静的なものであるので、左右の動きやあるいは前後(遠近)方向動きに対する視力の訓練ができない。
本発明は、以上の問題点を解決し、裸眼でも一般的な照明の部屋で、左右方向さらに遠近方向の視力の訓練が、簡便な器具によってできるようになされたものである。
【課題を解決する手段】
【0004】
弾力性のある棒(1)の端に光沢のある玉(2)を取り付けたもの2式を台(3)に取り付けたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
本発明を使用する場合は、窓または照明に背を向けた状態で、台の部分を両手で持ち2つの玉が目の高さになるようにし、寄り目によって生じる2つの玉の輝き部分(輝点)の中心像を注視する。この状態で台をわずかに左右に揺らし(無理に揺らさなくても自然に揺らぐ)玉に振り子運動をさせると、この中心像も左右に揺れることになる。この動きを目で追うことによって動的な焦点合わせの運動ができるものである。
本発明は、このような簡単な構造であることから、軽量で長時間手に持っても疲れず、また、玉の反射光に対して焦点を合わせるので、特に強い照明も必要なく、かつ近視の進んだ人でも裸眼で焦点を合わせの訓練ができる上、動的な視力の訓練ができるものである。
さらに、スライドが可能な中通しおもり(4)を棒に追加し左右の振り子の周期を少しずらすことにより、2つの玉の間隔を時間とともに変化させることができ、これにより遠近方向に対する動的な視力訓練が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 中通しおもりを取り付けた場合の斜視図
【符号の説明】
(1)弾力性のある棒、(2)光沢のある玉、(3)台、(4)中通しおもり

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2本の弾力性のある棒(1)の端に、光沢のある玉(2)を付けた視力回復訓練器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−305252(P2006−305252A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−156327(P2005−156327)
【出願日】平成17年4月26日(2005.4.26)
【出願人】(505197920)