排出可能パウチ
排出するための出口弁が設けられる放出端部を有する空洞を画定するためにまとめて接合される側縁を有する可撓性シート材料の対の側壁を備える排出可能パウチについて開示する。側壁もまた、側壁により形成される空洞が中央領域を完全に囲繞するように、その中央領域にわたってまとめて接合される。この構成により、中央領域は、周辺縁を画定し、放出端部が折り畳まれた場合に出口弁を収容および固定するように周辺縁の内側に離間した位置に少なくとも1つの開口部を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体または半固体体内排泄物の回収のためのパウチに関し、より具体的には、液体または半固体体内排泄物の回収中に閉鎖し、その後開放および排出することができる排出可能パウチに関する。
【背景技術】
【0002】
液体または半固体体内排泄物の回収のための排出可能パウチは、周知であり、典型的には、その縁に沿ってまとめて固定される平坦な対向して、回収空洞を画定する、側壁を含む。側壁のうちの1つには、ストーマを収容するための開口部が設けられ、連結フランジ等の手段が、患者のストーマを囲繞するように載置される接着障壁にパウチを固定するために設けられ、ストーマから放出される体内排泄物が、空洞内に収容されるようにする。その下側端部において、排出可能パウチは、典型的には、放出開口部を有し、これは、ストーマを通過する液体または半固体体内排泄物の回収中に閉鎖し得るが、パウチから体内排泄物を排出するために開放し得る。理解されるように、排出可能パウチには、典型的には、放出開口部のための蓋が設けられ、この蓋は、体内排泄物の漏出を防止する役割を果たす限り、多数の異なる形式をとってもよい。
【0003】
排出可能パウチは、典型的には、体内排泄物を周期的に除去した後に再利用可能であるが、再封止されたパウチから臭気または含有物が流出または漏出しないように、効果的な封止をパウチに設けることが重要である。この要件は、直接放出開口部を通して、またはパウチの放出開口部に固定方式で補助排出デバイスを連結することによって、パウチが容易にかつ便利に排出可能になるという必要性に結び付けられる。排出可能パウチの使用者は、しばしば、パウチの開封、除去、および再封止時に困難および不快感に直面し、これは、多くの患者が有するよりも多くの器用さを必要とする排出システムおよび操作の性質に起因する。
【0004】
加えて、排出可能パウチは、ある時間の間体内排泄物を蓄積した後に、しばしば嵩高となる。これは、通常は平坦なパウチの側壁は、体内排泄物が蓄積すると外側に容易に拡張するような薄いフィルムから形成されることから、液体および半固体の両方の体内排泄物に当てはまる。さらに、これらのパウチは、しばしば、排出可能パウチの放出開口部に伴って剛性出口弁を含む。
【0005】
これらの剛性出口弁は、典型的には、放出開口部内に封止され、回収デバイスへの連結のための管状継ぎ手を含む。しかしながら、このような出口弁は、このような排出可能パウチを使用する個人の皮膚に接触すると、かなりの不快感または痛みを引き起こす可能性がある。したがって、見た目には無関係な、排出可能パウチが嵩高となることと剛性出口弁からユーザを保護することに関する問題に対処する必要性がある。
【発明の概要】
【0006】
本開示は、排出するための出口弁が設けられる放出端部を有する空洞を画定するためにまとめて接合される側縁を有する可撓性シート材料の対の側壁から構成される排出可能パウチに関する。側壁もまた、側壁により形成される空洞が中央領域を完全に囲繞するように、その中央領域にわたってまとめて接合される。この構成により、中央領域は、周辺縁を画定し、放出端部が折り畳まれる場合に出口弁を収容するように周辺縁の内側に離間した位置に少なくとも1つの開口部を有する。
【0007】
1つの例示的実施形態では、可撓性シート材料の対の側壁は、好ましくは、空洞を形成する本体部分を画定する。有利には、空洞の放出端部は、本体部分と一体的に形成され、かつ本体部分から延出する管状首部分を備え、放出端部は、側壁のうちの1つに向かって、概して長手方向に沿って、または長手方向に平行に折り畳み可能であり、それによって本体部分に重なるようにされる。放出端部を折り畳んだ後、出口弁は、出口弁をその中に収容することができるように、中央領域における開口部に概して隣接する。
【0008】
一実施形態では、側縁および中央領域は、溶接され、中央領域における少なくとも1つの開口部は、本体部分の長手方向軸に概して垂直に側壁を貫通するスリットを含む。別の実施形態では、側縁および中央領域は、溶接され、中央領域における少なくとも1つの開口部は、放出端部が折り畳まれた後に出口弁を収容および固定するためのストリップを形成する一対の穴を含む。
【0009】
本開示の排出可能パウチでは、空洞の放出端部を備える管状首部分は、出口弁を収容するための開口部を画定する。さらに、出口弁は、空洞を排出するための開口部内において封止される剛性材料から形成されてもよく、また、出口弁は、好ましくは、開口部内において封止される第1の部分と、そこから突出し、かつ回収デバイスに連結可能である第2の管状部分または継ぎ手とを含むように形成される。加えて、出口弁の第1の部分は、概して細長い断面を有してもよく、出口弁の第2の管状部分は、概して円形の断面を有してもよい。
【0010】
本開示の他の利点および特徴は、添付の図面と併用して以下の明細から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本開示に従う排出可能パウチの第1の実施形態の正面図である。
【図1A】図1に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図1B】図1Aに類似する図であるが、実質的に充填された状態における排出可能パウチを示す。
【図2】図1に図示する排出可能パウチの第1の実施形態の背面図である。
【図2A】図2に類似する図であるが、排出可能パウチにの開口部内に出口弁が収容されている。
【図2B】図2Aに類似する図であるが、実質的に充填された状態における排出可能パウチを示す。
【図3】本開示に従う排出可能パウチの第2の実施形態の正面図である。
【図3A】図3に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図3B】図3Aに類似する図であるが、実質的に充填された状態における排出可能パウチを示す。
【図4】図3に図示する排出可能パウチの第2の実施形態の背面図である。
【図4A】図4に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図4B】図4Aに類似する図であるが、実質的に充填された状態における排出可能パウチを示す。
【図5】本開示に従う排出可能パウチの第3の実施形態の背面図である。
【図5A】図5に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図6】図5に図示する排出可能パウチの第3の実施形態の背面図である。
【図6A】図6に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図7】概して図1の線7〜7に沿った断面図であり、第1の実施形態の側壁溶接部を図示する。
【図8】概して図3の線8〜8に沿った断面図であり、第2の実施形態の側壁溶接部を図示する。
【図9】概して図5の線9〜9に沿った断面図であり、第3の実施形態の側壁溶接部を図示する。
【図10】概して図1の線10〜10に沿った断面図であり、パウチの放出端部における出口弁を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
提示される種々の図面において、まず図1および図2を参照すると、本開示に従う排出可能パウチの第1の実施形態は、概して、参照数字10によって示される。排出可能パウチ10は、その間の空洞22(図7参照)を画定するように20において溶接することによってパウチの外周の周囲でまとめて接合される側縁16および18を有する可撓性シート材料の対の側壁12および14から形成される。さらに、側壁12および14により形成される空洞22は、24において放出端部を有し、放出端部には、空洞22から、その中に回収された液体または半固体体内排泄物を排出するための出口弁26が設けられる。
【0013】
図1、図2、および図7を参照すると、側壁12および14により形成される空洞22が、28における溶接により画定される中央領域30を完全に囲繞するように、側壁12および14が、その中央領域30にわたって28において溶接することによってまとめて接合されることが分かる。この構成により、28における溶接により画定される中央領域30は、空洞22に対向する内側周辺縁28aを形成し、また、放出端部24が折り畳まれる場合に出口弁26を収容するように内側周辺縁28aの内側に位置するスリットまたはスロット32等の少なくとも1つの開口部も有する(図1Aおよび図2A参照)。
【0014】
理解されるように、可撓性シート材料の側壁12および14の対は、好ましくは、空洞22を形成する本体部分34を画定する。次いで、空洞22の放出端部24は、本体部分34と一体的に形成され、かつ本体部分34から延出する管状首部分36を有利に備え得る。このように形成される場合、放出端部24は、本体部分34に重なるように側壁12および14のうちの1つに向かって、概して長手方向軸38に沿って、または長手方向軸38に平行に折り畳み可能である。
【0015】
放出端部24が折り畳まれた後、出口弁26は、概して、中央領域30における開口部またはスリット32に隣接して、図1Aおよび図2Aに示すように、出口弁26をその中に収容および保管することができる。出口弁26が、概して本体部分34の長手方向軸38に沿って、または長手方向軸38に平行して位置すること、ならびにスリット32が、概して本体部分34の長手方向軸38に垂直に側壁12および14を貫通することを図面から理解されたい。好ましくは、出口弁26は、側壁12および14の軟性で可撓性の材料とは対照的に剛性材料から形成され、放出端部24における開口部40において封止される(図10参照)。
【0016】
図1、図2、および図10を参照すると、出口弁26は、好ましくは、放出端部24における開口部40内において封止される第1の部分26aと、かかり付き継ぎ手の形式をとり得る第2の管状部分26bとを含む。また、出口弁26は、弁を開放および閉鎖するための回転可能フランジ26cも含み得る。この構成により、可撓性の管をかかり付き継ぎ手の上に挿入して、空洞22の含有物を回収デバイスに排出することができるように、第2の管状部分26bが第1の部分26aから突出することを理解されたい。
【0017】
図10に示すように、出口弁26の第1の部分26aは、概して、細長い断面を有し得る。次いで、概して細長い第1の部分26aは、開口部40内に位置付けられ、空洞22の放出端部24における可撓性シート材料は、概して細長い第1の部分26aに封止され得る。図1および図2を参照すると、出口弁26の第2の管状部分26bは、概して円形の断面を有し得る。
【0018】
図3および図4を参照すると、多くの点において図1および図2の実施形態に類似する排出可能パウチの第2の実施形態は、概して、参照数字10’によって示される。排出可能パウチ10’は、その間の空洞22’(図8参照)を画定するように20’において溶接することによってパウチの外周の周囲でまとめて接合される側端16’および18’を有する可撓性シート材料の対の側壁12’および14’から形成される。さらに、側壁12’および14’により形成される空洞22’は、放出端部24’を有し、放出端部24’には、空洞22’から液体または半固体体内排泄物を排出するための出口弁26’が設けられる。
【0019】
図3、図4、および図8を参照すると、側壁12’および14’により形成される空洞22’が、28’における溶接により画定される中央領域30’を完全に囲繞するように、側壁12’および14’が、その中央領域30’にわたって28’において溶接することによってまとめて接合されることが分かる。この構成により、28’における溶接により画定される中央領域30’は、空洞22’に対向する内側周辺縁28a’を形成するが、放出端部24’が折り畳まれる場合に出口弁26’を収容するように内側周辺縁28a’の内側に穴32’等の対の開口部を有する(図3Aおよび図4A参照)。
【0020】
対の穴32’を形成することによって、28’における溶接は、穴32’の間に中央溶接ストリップ28b’をもたらし、これは、以下により詳細に説明する方式で、出口弁26’と連動する。
【0021】
理解されるように、可撓性シート材料の側壁12’および14’ の対は、好ましくは、空洞22’を形成する本体部分34’を画定する。次いで、空洞22の放出端部24’は、本体部分34’と一体的に形成され、かつ本体部分34’から延出する管状首部分36’を有利に備える。このように形成される場合、放出端部24’は、本体部分34’に重なるように側壁12’および14’のうちの1つに向かって、概して長手方向軸38’に沿って、または長手方向軸38’に平行に折り畳み可能である。
【0022】
放出端部24’が折り畳まれた後、出口弁26’は、概して、中央領域30’における穴32’に隣接して、図3Aおよび図4Aに示すように、出口弁26’をその中に収容および保管することができる。出口弁26’が、概して本体部分34’の長手方向軸38’に沿って、または長手方向軸38’に平行して位置すること、ならびに穴32’が、概して本体部分34’の長手方向軸38’に垂直に側壁12’および14’を貫通することを図面から理解されたい。好ましくは、出口弁26’は、側壁12’および14’の軟性で可撓性の材料とは対照的に剛性材料から形成され、放出端部24’における40(図10参照)等の開口部において封止される。
【0023】
図3および図4の実施形態に関し、出口弁26’は、好ましくは、図1、図2、および図10に図示する出口弁26と同一である。具体的には、出口弁26’は、好ましくは、第1の部分26a(図10)に類似または同一であり、かつ放出端部24’における40(図10)等の開口部内において封止される第1の部分26a’と、かかり付き継ぎ手の形式をとり得る第2の管状部分26b’とを含み、また、出口弁26’は、弁を開放および閉鎖するために設けられる回転可能フランジ26c’も有利に含み得る。この構成により、可撓性の管をかかり付き継ぎ手の上に挿入して、空洞22’の含有物を回収デバイスに排出することができるように、第2の管状部分26b’が第1の部分26a’から突出することを理解されたい。
【0024】
出口弁26’の第1の部分26a’は、概して、40(図10)等の開口部内に位置付けられ得る細長い断面を有し得る。空洞22’の放出端部24’における可撓性シート材料は、概して細長い第1の部分26a’に封止され得る。さらに、出口弁26’の第2の管状部分26b’は、概して円形の断面を有し得る。
【0025】
図5および図6を参照すると、多くの点において図1および図2の実施形態に類似する排出可能パウチの第3の実施形態は、概して、参照数字10”によって示される。排出可能パウチ10”は、その間の空洞22”(図9参照)を画定するように20”において溶接することによってパウチの外周の周囲でまとめて接合される側端16”および18”を有する可撓性シート材料の対の側壁12”および14”から形成される。さらに、側壁12”および14”により形成される空洞22”は、24”において放出端部を有し、放出端部には、空洞22”から、その中に回収された液体または半固体体内排泄物の排出するための出口弁26”が設けられる。
【0026】
図5、図6、および図9を参照すると、側壁12”および14”により形成される空洞22”が、28”における溶接により画定される中央領域30”を完全に囲繞するように、側壁12”および14”が、その中央領域30”にわたって28”において溶接することによってまとめて接合されることが分かる。この構成により、28”における溶接により画定される中央領域30”は、空洞22”に対向する内側周辺縁28a”を形成するが、放出端部24”が折り畳まれる場合に出口弁26”を収容するように内側周辺縁28a”の内側に位置するスリット32”等の少なくとも1つの開口部も有する(図5Aおよび図6A参照)。
【0027】
理解されるように、スリット32”は、図1におけるスリット32全体に対応する第1の部分32a”を有し、また、概して本体部分34”の長手方向軸38”に沿って、または長手方向軸38”平行して、かつ放出端部24”が折り畳まれる前に出口弁26”の第2の管状部分26b”と整合して、第1の部分に対して横断する第2の部分32b”も有する。この構成により、図1におけるスリット32の場合よりも、放出端部24”が折り畳まれた後にスリット32”内に出口弁26”を収容することが容易になり得ることが理解され、これは、かかり付き継ぎ手を有する出口弁26”の第2の管状部分26b”が、より容易にスリット32”を通過して、スリット32”の整合された第2の部分32bの結果として、図5Aおよび図6Aに示す位置に存在することができるからである。
【0028】
理解されるように、可撓性シート材料の対の側壁12”および14”は、好ましくは、空洞22”を形成する本体部分34”を画定する。次いで、空洞22”の放出端部24”は、本体部分34”と一体的に形成され、かつ本体部分34”から延出する管状首部分36”を有利に備える。このように形成される場合、放出端部24”は、本体部分34”に重なるように側壁12”および14”のうちの1つに向かって、概して長手方向軸38”に沿って、または長手方向軸38”に平行に折り畳み可能である。
【0029】
放出端部24”が折り畳まれた後、出口弁26”は、概して、中央領域30”におけるスリット32”に隣接して、図5Aおよび図6Aに示すように、出口弁26”をその中に収容および保管することができる。出口弁26”が、概して本体部分34”の長手方向軸38”に沿って、または長手方向軸38”に平行して位置すること、ならびにスリット32”が、前述のように側壁12”および14”を貫通することが図面から理解される。好ましくは、出口弁26”は、側壁12”および14”の軟性で可撓性の材料とは対照的に剛性材料から形成され、放出端部24”における40(図10)等の開口部において封止される。
【0030】
図5および図6の実施形態に関し、出口弁26”は、好ましくは、図1、図2、および図10に図示する出口弁26と同一である。具体的には、出口弁26”は、好ましくは、第1の部分26a(図10)に類似または同一であり、放出端部24”における40(図10)等の開口部内において封止される第1の部分26a”と、かかり付き継ぎ手の形式をとり得る第2の管状部分26b”とを含み、また、出口弁26”は、弁を開放および閉鎖するために設けられる回転可能フランジ26c”も有利に含み得る。この構成により、可撓性の管をかかり付き継ぎ手の上に挿入して、空洞22”の含有物を回収デバイスに排出することができるように、第2の管状部分26b”が第1の部分26a”から突出することを理解されたい。
【0031】
出口弁26”の第1の部分26a”は、概して、40等の開口部内に位置付けられ得る細長い断面を有し得る。空洞22”の放出端部24”における可撓性シート材料は、概して細長い第1の部分26a”に封止され得る。さらに、出口弁26”の第2の管状部分26b”は、概して円形の断面を有し得る。
【0032】
本開示の特徴の理解に重要ではないが、排出可能パウチ10、10’、および10”には、42、42’、および42”等の連結フランジが適切に設けられることを、図1、図3、および図5から理解されたい。これらの連結フランジ42、42’、および42”は、それぞれの排出可能パウチ10、10’、および10”を身体に取り付けるために設けられ、それぞれの連結フランジ42、42’、および42”を通る穴44、44’、および44”が体内排泄物の排出のためのストーマと一致するようにする。より具体的には、排出可能パウチ10、10’、および10”は、液体および半固体体内排泄物を収容するためのウロストミーパウチとして十分適切である。
【0033】
本出願では、出口弁26、26’、および26”は、典型的には、回収デバイスへの取り付けるために剛性材料から形成される。剛性材料は、適切なプラスチックを備え得るが、これにより、排出可能パウチ10、10’、および10”のうちの1つを使用する人の皮膚に対する摩擦または皮膚内への掘削によって顕著な不快感が引き起こされる可能性がある。しかしながら、排出可能パウチ10、10’、および10”は、出口弁を皮膚から隔離する方式を提供することによって、この問題を克服する。
【0034】
排出可能パウチ10(図1および図2)では、放出端部24は、側壁12を覆うように、概して長手方向軸38に沿って、または長手方向軸38に平行に折り畳まれる。次いで、第2の管状部分26bおよび回転可能フランジ26cは、スリット32を通して挿入され、連結フランジ42とは反対の排出可能パウチ10の側面上に載置される。したがって、排出可能パウチ10の外側の出口弁26の部分は、連結フランジ42とは反対であり、かつ使用中に皮膚と隣接する側壁12とは反対である排出可能パウチ10の側面に位置する(図1Aおよび図2A参照)。
【0035】
排出可能パウチ10’(図3および図4)では、放出端部24’は、側壁14’を覆うように、概して長手方向軸38’に沿って、または長手方向軸38’に平行に折り畳まれる。次いで、第2の管状部分26b’および回転可能フランジ26c’は、放出端部24’に最も近接して位置する穴32を通して、中央溶接ストリップ38’の下に挿入され、次いで、放出端部24’から最も遠くに位置する穴32を通して挿入される。したがって、排出可能パウチ10’の外側の出口弁26’の部分は、概して、連結フランジ42’を有する排出可能パウチ10’の側面に対して奥まった位置にあるため、使用中に皮膚と隣接する側壁12’に対して奥まった位置にある(図3Aおよび図4A参照)。
【0036】
排出可能パウチ10”(図5および図6)では、放出端部24”は、側壁12”を覆うように、概して長手方向軸38”に沿って、または長手方向軸38”に平行に折り畳まれる。次いで、第2の管状部分26b”および回転可能フランジ26c”は、スリット32”を通して挿入され、連結フランジ42”とは反対の排出可能パウチ10”の側面上に載置される。したがって、排出可能パウチ10”の外側の出口弁26”の部分は、連結フランジ42”とは反対であり、かつ使用中に皮膚と隣接する側壁12”とは反対である排出可能パウチ10”の側面に位置する(図5Aおよび図6A参照)。
【0037】
前述の説明に加え、中央溶接領域30、30’、および30”が、ある時間の間体内排泄物を蓄積した後に、嵩高性の出現を防止する役割を果たすことを理解されたい。中央溶接領域30、30’、および30”は、薄い遮臭性かつ不透水性のフィルムから形成される通常平坦な側壁12、14;12’、14’;および12”、14”をそれぞれまとめて保持する役割を果たす。空洞22、22’、および22”が液体または半固体体内排泄物で充填される際、側壁12、14;12’、14’;および12”、14”は、体内排泄物が蓄積すると、それ以外の方法では起こりうる、外側への拡張を阻止される。これは、充填された排出可能パウチ10、10’、および10”をそれぞれ図示する前面図および後面図である図1B、図2B、図3B、図4B、図5B、および図6Bを特に参照することによって理解される。結果として、中央溶接領域30、30’、および30”は、嵩高性の出現を防止し、かつ剛性出口弁26、26’、および26”を収容および固定するとともに、ユーザに対する不快感または痛みを排除する役割を果たす。
【0038】
本開示のさらに追加の便益として、放出端部24、24’、および24”の折り畳みにより、排出可能パウチ10、10’、および10”がさらに大きくなることが可能になり、これは、放出端部24、24’、および24”を前述のように折り畳むことができるからである。これにより、最初に、排出可能パウチ10、10’、および10”がより小さな全体面積を有し、かつ空洞22、22’、および22”が体内排泄物を収容する第1のより小さな容量を有するように、放出端部24、24’、および24”を折り畳むことが可能になり、その後、ユーザが所望するのであれば、排出可能パウチ10、10’、および10”がより大きな全体面積を有し、かつ空洞22、22’、および22”が体内排泄物を収容する第2のより大きな容量を有するように、放出端部24、24’、および24”を開けることが可能になる。出口弁26、26’、および26”は、開いた後に皮膚に隣接し得るが、これは、体内排泄物を排出する必要になり得るまでの時間を延ばすために許容可能であり得る。
【0039】
前述の説明では、本開示の代表的な実施形態について記載したが、添付の請求項の範囲および精神から逸脱することなく、本明細書に提示される詳細を、当業者が変更することができることを理解されたい。
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体または半固体体内排泄物の回収のためのパウチに関し、より具体的には、液体または半固体体内排泄物の回収中に閉鎖し、その後開放および排出することができる排出可能パウチに関する。
【背景技術】
【0002】
液体または半固体体内排泄物の回収のための排出可能パウチは、周知であり、典型的には、その縁に沿ってまとめて固定される平坦な対向して、回収空洞を画定する、側壁を含む。側壁のうちの1つには、ストーマを収容するための開口部が設けられ、連結フランジ等の手段が、患者のストーマを囲繞するように載置される接着障壁にパウチを固定するために設けられ、ストーマから放出される体内排泄物が、空洞内に収容されるようにする。その下側端部において、排出可能パウチは、典型的には、放出開口部を有し、これは、ストーマを通過する液体または半固体体内排泄物の回収中に閉鎖し得るが、パウチから体内排泄物を排出するために開放し得る。理解されるように、排出可能パウチには、典型的には、放出開口部のための蓋が設けられ、この蓋は、体内排泄物の漏出を防止する役割を果たす限り、多数の異なる形式をとってもよい。
【0003】
排出可能パウチは、典型的には、体内排泄物を周期的に除去した後に再利用可能であるが、再封止されたパウチから臭気または含有物が流出または漏出しないように、効果的な封止をパウチに設けることが重要である。この要件は、直接放出開口部を通して、またはパウチの放出開口部に固定方式で補助排出デバイスを連結することによって、パウチが容易にかつ便利に排出可能になるという必要性に結び付けられる。排出可能パウチの使用者は、しばしば、パウチの開封、除去、および再封止時に困難および不快感に直面し、これは、多くの患者が有するよりも多くの器用さを必要とする排出システムおよび操作の性質に起因する。
【0004】
加えて、排出可能パウチは、ある時間の間体内排泄物を蓄積した後に、しばしば嵩高となる。これは、通常は平坦なパウチの側壁は、体内排泄物が蓄積すると外側に容易に拡張するような薄いフィルムから形成されることから、液体および半固体の両方の体内排泄物に当てはまる。さらに、これらのパウチは、しばしば、排出可能パウチの放出開口部に伴って剛性出口弁を含む。
【0005】
これらの剛性出口弁は、典型的には、放出開口部内に封止され、回収デバイスへの連結のための管状継ぎ手を含む。しかしながら、このような出口弁は、このような排出可能パウチを使用する個人の皮膚に接触すると、かなりの不快感または痛みを引き起こす可能性がある。したがって、見た目には無関係な、排出可能パウチが嵩高となることと剛性出口弁からユーザを保護することに関する問題に対処する必要性がある。
【発明の概要】
【0006】
本開示は、排出するための出口弁が設けられる放出端部を有する空洞を画定するためにまとめて接合される側縁を有する可撓性シート材料の対の側壁から構成される排出可能パウチに関する。側壁もまた、側壁により形成される空洞が中央領域を完全に囲繞するように、その中央領域にわたってまとめて接合される。この構成により、中央領域は、周辺縁を画定し、放出端部が折り畳まれる場合に出口弁を収容するように周辺縁の内側に離間した位置に少なくとも1つの開口部を有する。
【0007】
1つの例示的実施形態では、可撓性シート材料の対の側壁は、好ましくは、空洞を形成する本体部分を画定する。有利には、空洞の放出端部は、本体部分と一体的に形成され、かつ本体部分から延出する管状首部分を備え、放出端部は、側壁のうちの1つに向かって、概して長手方向に沿って、または長手方向に平行に折り畳み可能であり、それによって本体部分に重なるようにされる。放出端部を折り畳んだ後、出口弁は、出口弁をその中に収容することができるように、中央領域における開口部に概して隣接する。
【0008】
一実施形態では、側縁および中央領域は、溶接され、中央領域における少なくとも1つの開口部は、本体部分の長手方向軸に概して垂直に側壁を貫通するスリットを含む。別の実施形態では、側縁および中央領域は、溶接され、中央領域における少なくとも1つの開口部は、放出端部が折り畳まれた後に出口弁を収容および固定するためのストリップを形成する一対の穴を含む。
【0009】
本開示の排出可能パウチでは、空洞の放出端部を備える管状首部分は、出口弁を収容するための開口部を画定する。さらに、出口弁は、空洞を排出するための開口部内において封止される剛性材料から形成されてもよく、また、出口弁は、好ましくは、開口部内において封止される第1の部分と、そこから突出し、かつ回収デバイスに連結可能である第2の管状部分または継ぎ手とを含むように形成される。加えて、出口弁の第1の部分は、概して細長い断面を有してもよく、出口弁の第2の管状部分は、概して円形の断面を有してもよい。
【0010】
本開示の他の利点および特徴は、添付の図面と併用して以下の明細から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本開示に従う排出可能パウチの第1の実施形態の正面図である。
【図1A】図1に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図1B】図1Aに類似する図であるが、実質的に充填された状態における排出可能パウチを示す。
【図2】図1に図示する排出可能パウチの第1の実施形態の背面図である。
【図2A】図2に類似する図であるが、排出可能パウチにの開口部内に出口弁が収容されている。
【図2B】図2Aに類似する図であるが、実質的に充填された状態における排出可能パウチを示す。
【図3】本開示に従う排出可能パウチの第2の実施形態の正面図である。
【図3A】図3に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図3B】図3Aに類似する図であるが、実質的に充填された状態における排出可能パウチを示す。
【図4】図3に図示する排出可能パウチの第2の実施形態の背面図である。
【図4A】図4に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図4B】図4Aに類似する図であるが、実質的に充填された状態における排出可能パウチを示す。
【図5】本開示に従う排出可能パウチの第3の実施形態の背面図である。
【図5A】図5に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図6】図5に図示する排出可能パウチの第3の実施形態の背面図である。
【図6A】図6に類似する図であるが、排出可能パウチの開口部内に出口弁が収容されている。
【図7】概して図1の線7〜7に沿った断面図であり、第1の実施形態の側壁溶接部を図示する。
【図8】概して図3の線8〜8に沿った断面図であり、第2の実施形態の側壁溶接部を図示する。
【図9】概して図5の線9〜9に沿った断面図であり、第3の実施形態の側壁溶接部を図示する。
【図10】概して図1の線10〜10に沿った断面図であり、パウチの放出端部における出口弁を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
提示される種々の図面において、まず図1および図2を参照すると、本開示に従う排出可能パウチの第1の実施形態は、概して、参照数字10によって示される。排出可能パウチ10は、その間の空洞22(図7参照)を画定するように20において溶接することによってパウチの外周の周囲でまとめて接合される側縁16および18を有する可撓性シート材料の対の側壁12および14から形成される。さらに、側壁12および14により形成される空洞22は、24において放出端部を有し、放出端部には、空洞22から、その中に回収された液体または半固体体内排泄物を排出するための出口弁26が設けられる。
【0013】
図1、図2、および図7を参照すると、側壁12および14により形成される空洞22が、28における溶接により画定される中央領域30を完全に囲繞するように、側壁12および14が、その中央領域30にわたって28において溶接することによってまとめて接合されることが分かる。この構成により、28における溶接により画定される中央領域30は、空洞22に対向する内側周辺縁28aを形成し、また、放出端部24が折り畳まれる場合に出口弁26を収容するように内側周辺縁28aの内側に位置するスリットまたはスロット32等の少なくとも1つの開口部も有する(図1Aおよび図2A参照)。
【0014】
理解されるように、可撓性シート材料の側壁12および14の対は、好ましくは、空洞22を形成する本体部分34を画定する。次いで、空洞22の放出端部24は、本体部分34と一体的に形成され、かつ本体部分34から延出する管状首部分36を有利に備え得る。このように形成される場合、放出端部24は、本体部分34に重なるように側壁12および14のうちの1つに向かって、概して長手方向軸38に沿って、または長手方向軸38に平行に折り畳み可能である。
【0015】
放出端部24が折り畳まれた後、出口弁26は、概して、中央領域30における開口部またはスリット32に隣接して、図1Aおよび図2Aに示すように、出口弁26をその中に収容および保管することができる。出口弁26が、概して本体部分34の長手方向軸38に沿って、または長手方向軸38に平行して位置すること、ならびにスリット32が、概して本体部分34の長手方向軸38に垂直に側壁12および14を貫通することを図面から理解されたい。好ましくは、出口弁26は、側壁12および14の軟性で可撓性の材料とは対照的に剛性材料から形成され、放出端部24における開口部40において封止される(図10参照)。
【0016】
図1、図2、および図10を参照すると、出口弁26は、好ましくは、放出端部24における開口部40内において封止される第1の部分26aと、かかり付き継ぎ手の形式をとり得る第2の管状部分26bとを含む。また、出口弁26は、弁を開放および閉鎖するための回転可能フランジ26cも含み得る。この構成により、可撓性の管をかかり付き継ぎ手の上に挿入して、空洞22の含有物を回収デバイスに排出することができるように、第2の管状部分26bが第1の部分26aから突出することを理解されたい。
【0017】
図10に示すように、出口弁26の第1の部分26aは、概して、細長い断面を有し得る。次いで、概して細長い第1の部分26aは、開口部40内に位置付けられ、空洞22の放出端部24における可撓性シート材料は、概して細長い第1の部分26aに封止され得る。図1および図2を参照すると、出口弁26の第2の管状部分26bは、概して円形の断面を有し得る。
【0018】
図3および図4を参照すると、多くの点において図1および図2の実施形態に類似する排出可能パウチの第2の実施形態は、概して、参照数字10’によって示される。排出可能パウチ10’は、その間の空洞22’(図8参照)を画定するように20’において溶接することによってパウチの外周の周囲でまとめて接合される側端16’および18’を有する可撓性シート材料の対の側壁12’および14’から形成される。さらに、側壁12’および14’により形成される空洞22’は、放出端部24’を有し、放出端部24’には、空洞22’から液体または半固体体内排泄物を排出するための出口弁26’が設けられる。
【0019】
図3、図4、および図8を参照すると、側壁12’および14’により形成される空洞22’が、28’における溶接により画定される中央領域30’を完全に囲繞するように、側壁12’および14’が、その中央領域30’にわたって28’において溶接することによってまとめて接合されることが分かる。この構成により、28’における溶接により画定される中央領域30’は、空洞22’に対向する内側周辺縁28a’を形成するが、放出端部24’が折り畳まれる場合に出口弁26’を収容するように内側周辺縁28a’の内側に穴32’等の対の開口部を有する(図3Aおよび図4A参照)。
【0020】
対の穴32’を形成することによって、28’における溶接は、穴32’の間に中央溶接ストリップ28b’をもたらし、これは、以下により詳細に説明する方式で、出口弁26’と連動する。
【0021】
理解されるように、可撓性シート材料の側壁12’および14’ の対は、好ましくは、空洞22’を形成する本体部分34’を画定する。次いで、空洞22の放出端部24’は、本体部分34’と一体的に形成され、かつ本体部分34’から延出する管状首部分36’を有利に備える。このように形成される場合、放出端部24’は、本体部分34’に重なるように側壁12’および14’のうちの1つに向かって、概して長手方向軸38’に沿って、または長手方向軸38’に平行に折り畳み可能である。
【0022】
放出端部24’が折り畳まれた後、出口弁26’は、概して、中央領域30’における穴32’に隣接して、図3Aおよび図4Aに示すように、出口弁26’をその中に収容および保管することができる。出口弁26’が、概して本体部分34’の長手方向軸38’に沿って、または長手方向軸38’に平行して位置すること、ならびに穴32’が、概して本体部分34’の長手方向軸38’に垂直に側壁12’および14’を貫通することを図面から理解されたい。好ましくは、出口弁26’は、側壁12’および14’の軟性で可撓性の材料とは対照的に剛性材料から形成され、放出端部24’における40(図10参照)等の開口部において封止される。
【0023】
図3および図4の実施形態に関し、出口弁26’は、好ましくは、図1、図2、および図10に図示する出口弁26と同一である。具体的には、出口弁26’は、好ましくは、第1の部分26a(図10)に類似または同一であり、かつ放出端部24’における40(図10)等の開口部内において封止される第1の部分26a’と、かかり付き継ぎ手の形式をとり得る第2の管状部分26b’とを含み、また、出口弁26’は、弁を開放および閉鎖するために設けられる回転可能フランジ26c’も有利に含み得る。この構成により、可撓性の管をかかり付き継ぎ手の上に挿入して、空洞22’の含有物を回収デバイスに排出することができるように、第2の管状部分26b’が第1の部分26a’から突出することを理解されたい。
【0024】
出口弁26’の第1の部分26a’は、概して、40(図10)等の開口部内に位置付けられ得る細長い断面を有し得る。空洞22’の放出端部24’における可撓性シート材料は、概して細長い第1の部分26a’に封止され得る。さらに、出口弁26’の第2の管状部分26b’は、概して円形の断面を有し得る。
【0025】
図5および図6を参照すると、多くの点において図1および図2の実施形態に類似する排出可能パウチの第3の実施形態は、概して、参照数字10”によって示される。排出可能パウチ10”は、その間の空洞22”(図9参照)を画定するように20”において溶接することによってパウチの外周の周囲でまとめて接合される側端16”および18”を有する可撓性シート材料の対の側壁12”および14”から形成される。さらに、側壁12”および14”により形成される空洞22”は、24”において放出端部を有し、放出端部には、空洞22”から、その中に回収された液体または半固体体内排泄物の排出するための出口弁26”が設けられる。
【0026】
図5、図6、および図9を参照すると、側壁12”および14”により形成される空洞22”が、28”における溶接により画定される中央領域30”を完全に囲繞するように、側壁12”および14”が、その中央領域30”にわたって28”において溶接することによってまとめて接合されることが分かる。この構成により、28”における溶接により画定される中央領域30”は、空洞22”に対向する内側周辺縁28a”を形成するが、放出端部24”が折り畳まれる場合に出口弁26”を収容するように内側周辺縁28a”の内側に位置するスリット32”等の少なくとも1つの開口部も有する(図5Aおよび図6A参照)。
【0027】
理解されるように、スリット32”は、図1におけるスリット32全体に対応する第1の部分32a”を有し、また、概して本体部分34”の長手方向軸38”に沿って、または長手方向軸38”平行して、かつ放出端部24”が折り畳まれる前に出口弁26”の第2の管状部分26b”と整合して、第1の部分に対して横断する第2の部分32b”も有する。この構成により、図1におけるスリット32の場合よりも、放出端部24”が折り畳まれた後にスリット32”内に出口弁26”を収容することが容易になり得ることが理解され、これは、かかり付き継ぎ手を有する出口弁26”の第2の管状部分26b”が、より容易にスリット32”を通過して、スリット32”の整合された第2の部分32bの結果として、図5Aおよび図6Aに示す位置に存在することができるからである。
【0028】
理解されるように、可撓性シート材料の対の側壁12”および14”は、好ましくは、空洞22”を形成する本体部分34”を画定する。次いで、空洞22”の放出端部24”は、本体部分34”と一体的に形成され、かつ本体部分34”から延出する管状首部分36”を有利に備える。このように形成される場合、放出端部24”は、本体部分34”に重なるように側壁12”および14”のうちの1つに向かって、概して長手方向軸38”に沿って、または長手方向軸38”に平行に折り畳み可能である。
【0029】
放出端部24”が折り畳まれた後、出口弁26”は、概して、中央領域30”におけるスリット32”に隣接して、図5Aおよび図6Aに示すように、出口弁26”をその中に収容および保管することができる。出口弁26”が、概して本体部分34”の長手方向軸38”に沿って、または長手方向軸38”に平行して位置すること、ならびにスリット32”が、前述のように側壁12”および14”を貫通することが図面から理解される。好ましくは、出口弁26”は、側壁12”および14”の軟性で可撓性の材料とは対照的に剛性材料から形成され、放出端部24”における40(図10)等の開口部において封止される。
【0030】
図5および図6の実施形態に関し、出口弁26”は、好ましくは、図1、図2、および図10に図示する出口弁26と同一である。具体的には、出口弁26”は、好ましくは、第1の部分26a(図10)に類似または同一であり、放出端部24”における40(図10)等の開口部内において封止される第1の部分26a”と、かかり付き継ぎ手の形式をとり得る第2の管状部分26b”とを含み、また、出口弁26”は、弁を開放および閉鎖するために設けられる回転可能フランジ26c”も有利に含み得る。この構成により、可撓性の管をかかり付き継ぎ手の上に挿入して、空洞22”の含有物を回収デバイスに排出することができるように、第2の管状部分26b”が第1の部分26a”から突出することを理解されたい。
【0031】
出口弁26”の第1の部分26a”は、概して、40等の開口部内に位置付けられ得る細長い断面を有し得る。空洞22”の放出端部24”における可撓性シート材料は、概して細長い第1の部分26a”に封止され得る。さらに、出口弁26”の第2の管状部分26b”は、概して円形の断面を有し得る。
【0032】
本開示の特徴の理解に重要ではないが、排出可能パウチ10、10’、および10”には、42、42’、および42”等の連結フランジが適切に設けられることを、図1、図3、および図5から理解されたい。これらの連結フランジ42、42’、および42”は、それぞれの排出可能パウチ10、10’、および10”を身体に取り付けるために設けられ、それぞれの連結フランジ42、42’、および42”を通る穴44、44’、および44”が体内排泄物の排出のためのストーマと一致するようにする。より具体的には、排出可能パウチ10、10’、および10”は、液体および半固体体内排泄物を収容するためのウロストミーパウチとして十分適切である。
【0033】
本出願では、出口弁26、26’、および26”は、典型的には、回収デバイスへの取り付けるために剛性材料から形成される。剛性材料は、適切なプラスチックを備え得るが、これにより、排出可能パウチ10、10’、および10”のうちの1つを使用する人の皮膚に対する摩擦または皮膚内への掘削によって顕著な不快感が引き起こされる可能性がある。しかしながら、排出可能パウチ10、10’、および10”は、出口弁を皮膚から隔離する方式を提供することによって、この問題を克服する。
【0034】
排出可能パウチ10(図1および図2)では、放出端部24は、側壁12を覆うように、概して長手方向軸38に沿って、または長手方向軸38に平行に折り畳まれる。次いで、第2の管状部分26bおよび回転可能フランジ26cは、スリット32を通して挿入され、連結フランジ42とは反対の排出可能パウチ10の側面上に載置される。したがって、排出可能パウチ10の外側の出口弁26の部分は、連結フランジ42とは反対であり、かつ使用中に皮膚と隣接する側壁12とは反対である排出可能パウチ10の側面に位置する(図1Aおよび図2A参照)。
【0035】
排出可能パウチ10’(図3および図4)では、放出端部24’は、側壁14’を覆うように、概して長手方向軸38’に沿って、または長手方向軸38’に平行に折り畳まれる。次いで、第2の管状部分26b’および回転可能フランジ26c’は、放出端部24’に最も近接して位置する穴32を通して、中央溶接ストリップ38’の下に挿入され、次いで、放出端部24’から最も遠くに位置する穴32を通して挿入される。したがって、排出可能パウチ10’の外側の出口弁26’の部分は、概して、連結フランジ42’を有する排出可能パウチ10’の側面に対して奥まった位置にあるため、使用中に皮膚と隣接する側壁12’に対して奥まった位置にある(図3Aおよび図4A参照)。
【0036】
排出可能パウチ10”(図5および図6)では、放出端部24”は、側壁12”を覆うように、概して長手方向軸38”に沿って、または長手方向軸38”に平行に折り畳まれる。次いで、第2の管状部分26b”および回転可能フランジ26c”は、スリット32”を通して挿入され、連結フランジ42”とは反対の排出可能パウチ10”の側面上に載置される。したがって、排出可能パウチ10”の外側の出口弁26”の部分は、連結フランジ42”とは反対であり、かつ使用中に皮膚と隣接する側壁12”とは反対である排出可能パウチ10”の側面に位置する(図5Aおよび図6A参照)。
【0037】
前述の説明に加え、中央溶接領域30、30’、および30”が、ある時間の間体内排泄物を蓄積した後に、嵩高性の出現を防止する役割を果たすことを理解されたい。中央溶接領域30、30’、および30”は、薄い遮臭性かつ不透水性のフィルムから形成される通常平坦な側壁12、14;12’、14’;および12”、14”をそれぞれまとめて保持する役割を果たす。空洞22、22’、および22”が液体または半固体体内排泄物で充填される際、側壁12、14;12’、14’;および12”、14”は、体内排泄物が蓄積すると、それ以外の方法では起こりうる、外側への拡張を阻止される。これは、充填された排出可能パウチ10、10’、および10”をそれぞれ図示する前面図および後面図である図1B、図2B、図3B、図4B、図5B、および図6Bを特に参照することによって理解される。結果として、中央溶接領域30、30’、および30”は、嵩高性の出現を防止し、かつ剛性出口弁26、26’、および26”を収容および固定するとともに、ユーザに対する不快感または痛みを排除する役割を果たす。
【0038】
本開示のさらに追加の便益として、放出端部24、24’、および24”の折り畳みにより、排出可能パウチ10、10’、および10”がさらに大きくなることが可能になり、これは、放出端部24、24’、および24”を前述のように折り畳むことができるからである。これにより、最初に、排出可能パウチ10、10’、および10”がより小さな全体面積を有し、かつ空洞22、22’、および22”が体内排泄物を収容する第1のより小さな容量を有するように、放出端部24、24’、および24”を折り畳むことが可能になり、その後、ユーザが所望するのであれば、排出可能パウチ10、10’、および10”がより大きな全体面積を有し、かつ空洞22、22’、および22”が体内排泄物を収容する第2のより大きな容量を有するように、放出端部24、24’、および24”を開けることが可能になる。出口弁26、26’、および26”は、開いた後に皮膚に隣接し得るが、これは、体内排泄物を排出する必要になり得るまでの時間を延ばすために許容可能であり得る。
【0039】
前述の説明では、本開示の代表的な実施形態について記載したが、添付の請求項の範囲および精神から逸脱することなく、本明細書に提示される詳細を、当業者が変更することができることを理解されたい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空洞を排出するための出口弁が設けられる放出端部を有する前記空洞を画定するためにまとめて接合される側縁を有する可撓性シート材料の対の側壁を備え、また、前記側壁も、前記側壁により形成される前記空洞が前記中央領域を完全に囲繞するように、その中央領域にわたってまとめて接合され、前記中央領域は、周辺縁を画定し、前記放出端部が折り畳まれる際に前記出口弁を収容するように前記周辺縁の内側に少なくとも1つの開口部を有する、排出可能パウチ。
【請求項2】
可撓性シート材料の前記対の側壁は、前記空洞を形成する本体部分を画定し、前記空洞の前記放出端部は、前記本体部分と一体的に形成され、かつ前記本体部分から延出する管状首部分を備える、請求項1に記載の排出可能パウチ。
【請求項3】
前記放出端部は、前記中央領域における前記開口部が前記出口弁を収容できるように前記出口弁を概して前記中央領域に隣接させるために、前記本体部分に重なるように前記側壁のうちの1つに向かって折り畳み可能である、請求項1に記載の排出可能パウチ。
【請求項4】
前記側縁および中央領域は、溶接することによってまとめて接合され、前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記本体部分の長手方向軸に概して垂直に前記側壁を貫通するスリットを含む、請求項2に記載の排出可能パウチ。
【請求項5】
前記側縁および中央領域は、溶接することによってまとめて接合され、前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記放出端部が折り畳まれた後に前記出口弁を収容および固定するためのストリップを形成する一対の穴を含む、請求項2に記載の排出可能パウチ。
【請求項6】
前記空洞の前記放出端部を備える前記管状首部分は、剛性材料から形成され、かつ前記空洞を排出するための前記開口部内において封止される前記出口弁を収容するための開口部を画定する、請求項2に記載の排出可能パウチ。
【請求項7】
空洞を排出するための出口弁が設けられる放出端部を含む前記空洞を有する本体部分を画定するためにまとめて溶接される側縁を有する可撓性シート材料の対の側壁を備え、前記放出端部は、前記本体部分と一体的に形成され、かつ前記本体部分から延出する管状首部分を備え、前記本体部分に重なるように前記側壁のうちの1つに向かって折り畳み可能であり、また、前記側壁も、前記本体部分により形成される前記空洞が前記中央領域を完全に囲繞するように、前記本体部分の中央領域にわたってまとめて溶接され、前記中央領域は、前記空洞に直面する内側周辺縁を画定し、前記放出端部が折り畳まれる際に前記出口弁を収容するように前記周辺縁の内側に前記溶接側壁を貫通する少なくとも1つの開口部を有する、排出可能パウチ。
【請求項8】
前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記本体部分の長手方向軸に概して垂直に前記側壁を貫通するスリットを含む、請求項7に記載の排出可能パウチ。
【請求項9】
前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記放出端部が折り畳まれた後に前記出口弁を収容および固定するためのストリップを形成する対の穴を含む、請求項7に記載の排出可能パウチ。
【請求項10】
前記管状首部分は、前記出口弁を収容するための開口部を画定し、前記出口弁は、剛性材料から形成され、かつ前記開口部内において封止される、請求項7に記載の排出可能パウチ。
【請求項11】
空洞を排出するための出口弁が設けられる放出端部を含む前記空洞を有する本体部分を画定するためにまとめて溶接される側縁を有する可撓性シート材料の対の側壁を備え、前記放出端部は、前記本体部分と一体的に形成され、かつ前記本体部分から延出する管状首部分を備え、前記本体部分に重なるように前記側壁のうちの1つに向かって折り畳み可能であり、前記管状首部分は、前記出口弁を収容するための開口部を画定し、前記出口弁は、剛性材料から形成され、前記開口部内において封止される第1の部分と、そこから突出する第2の管状部分とを有し、また、前記側壁も、前記本体部分により形成される前記空洞が前記中央領域を完全に囲繞するように、前記本体部分の中央領域にわたってまとめて溶接され、前記中央領域は、前記空洞に直面する内側周辺縁を画定し、前記周辺縁の内側に前記溶接側壁を貫通する少なくとも1つの開口部を有し、前記中央領域における前記開口部および前記剛性出口弁は、前記放出端部が前記本体部分に重なるように折り畳まれる際に前記開口部が前記出口弁を収容および固定できるように、概して前記本体部分の長手方向軸に沿って、または長手方向軸に平行して存在する、排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項12】
前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記本体部分の長手方向軸に概して垂直に前記側壁を貫通するスリットを含む、請求項11に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項13】
前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記放出端部が折り畳まれた後に前記出口弁を収容および固定するためのスリットを形成する対の穴を含む、請求項11に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項14】
前記出口弁の前記第1の部分は、概して細長い断面を有し、前記出口弁の前記第2の部分は、概して円形の断面を有する、請求項11に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項15】
前記中央領域は、形状が概して長方形であり、前記管状首部分により画定される前記開口部の幅に概して対応する幅を有する、請求項11に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項16】
前記中央領域および前記ストリップを形成する前記穴は、溶接外周領域が前記穴を完全に囲繞する際に前記中央領域を画定するように概して長方形である、請求項13に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項17】
前記放出端部が折り畳まれた後に前記ストリップが前記出口弁を固定できるように、前記穴は、前記出口弁の前記管状部分の直径よりも大きい幅を有する、請求項16に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項1】
空洞を排出するための出口弁が設けられる放出端部を有する前記空洞を画定するためにまとめて接合される側縁を有する可撓性シート材料の対の側壁を備え、また、前記側壁も、前記側壁により形成される前記空洞が前記中央領域を完全に囲繞するように、その中央領域にわたってまとめて接合され、前記中央領域は、周辺縁を画定し、前記放出端部が折り畳まれる際に前記出口弁を収容するように前記周辺縁の内側に少なくとも1つの開口部を有する、排出可能パウチ。
【請求項2】
可撓性シート材料の前記対の側壁は、前記空洞を形成する本体部分を画定し、前記空洞の前記放出端部は、前記本体部分と一体的に形成され、かつ前記本体部分から延出する管状首部分を備える、請求項1に記載の排出可能パウチ。
【請求項3】
前記放出端部は、前記中央領域における前記開口部が前記出口弁を収容できるように前記出口弁を概して前記中央領域に隣接させるために、前記本体部分に重なるように前記側壁のうちの1つに向かって折り畳み可能である、請求項1に記載の排出可能パウチ。
【請求項4】
前記側縁および中央領域は、溶接することによってまとめて接合され、前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記本体部分の長手方向軸に概して垂直に前記側壁を貫通するスリットを含む、請求項2に記載の排出可能パウチ。
【請求項5】
前記側縁および中央領域は、溶接することによってまとめて接合され、前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記放出端部が折り畳まれた後に前記出口弁を収容および固定するためのストリップを形成する一対の穴を含む、請求項2に記載の排出可能パウチ。
【請求項6】
前記空洞の前記放出端部を備える前記管状首部分は、剛性材料から形成され、かつ前記空洞を排出するための前記開口部内において封止される前記出口弁を収容するための開口部を画定する、請求項2に記載の排出可能パウチ。
【請求項7】
空洞を排出するための出口弁が設けられる放出端部を含む前記空洞を有する本体部分を画定するためにまとめて溶接される側縁を有する可撓性シート材料の対の側壁を備え、前記放出端部は、前記本体部分と一体的に形成され、かつ前記本体部分から延出する管状首部分を備え、前記本体部分に重なるように前記側壁のうちの1つに向かって折り畳み可能であり、また、前記側壁も、前記本体部分により形成される前記空洞が前記中央領域を完全に囲繞するように、前記本体部分の中央領域にわたってまとめて溶接され、前記中央領域は、前記空洞に直面する内側周辺縁を画定し、前記放出端部が折り畳まれる際に前記出口弁を収容するように前記周辺縁の内側に前記溶接側壁を貫通する少なくとも1つの開口部を有する、排出可能パウチ。
【請求項8】
前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記本体部分の長手方向軸に概して垂直に前記側壁を貫通するスリットを含む、請求項7に記載の排出可能パウチ。
【請求項9】
前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記放出端部が折り畳まれた後に前記出口弁を収容および固定するためのストリップを形成する対の穴を含む、請求項7に記載の排出可能パウチ。
【請求項10】
前記管状首部分は、前記出口弁を収容するための開口部を画定し、前記出口弁は、剛性材料から形成され、かつ前記開口部内において封止される、請求項7に記載の排出可能パウチ。
【請求項11】
空洞を排出するための出口弁が設けられる放出端部を含む前記空洞を有する本体部分を画定するためにまとめて溶接される側縁を有する可撓性シート材料の対の側壁を備え、前記放出端部は、前記本体部分と一体的に形成され、かつ前記本体部分から延出する管状首部分を備え、前記本体部分に重なるように前記側壁のうちの1つに向かって折り畳み可能であり、前記管状首部分は、前記出口弁を収容するための開口部を画定し、前記出口弁は、剛性材料から形成され、前記開口部内において封止される第1の部分と、そこから突出する第2の管状部分とを有し、また、前記側壁も、前記本体部分により形成される前記空洞が前記中央領域を完全に囲繞するように、前記本体部分の中央領域にわたってまとめて溶接され、前記中央領域は、前記空洞に直面する内側周辺縁を画定し、前記周辺縁の内側に前記溶接側壁を貫通する少なくとも1つの開口部を有し、前記中央領域における前記開口部および前記剛性出口弁は、前記放出端部が前記本体部分に重なるように折り畳まれる際に前記開口部が前記出口弁を収容および固定できるように、概して前記本体部分の長手方向軸に沿って、または長手方向軸に平行して存在する、排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項12】
前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記本体部分の長手方向軸に概して垂直に前記側壁を貫通するスリットを含む、請求項11に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項13】
前記中央領域における前記少なくとも1つの開口部は、前記放出端部が折り畳まれた後に前記出口弁を収容および固定するためのスリットを形成する対の穴を含む、請求項11に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項14】
前記出口弁の前記第1の部分は、概して細長い断面を有し、前記出口弁の前記第2の部分は、概して円形の断面を有する、請求項11に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項15】
前記中央領域は、形状が概して長方形であり、前記管状首部分により画定される前記開口部の幅に概して対応する幅を有する、請求項11に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項16】
前記中央領域および前記ストリップを形成する前記穴は、溶接外周領域が前記穴を完全に囲繞する際に前記中央領域を画定するように概して長方形である、請求項13に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【請求項17】
前記放出端部が折り畳まれた後に前記ストリップが前記出口弁を固定できるように、前記穴は、前記出口弁の前記管状部分の直径よりも大きい幅を有する、請求項16に記載の排出可能ウロストミーパウチ。
【図1】
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公表番号】特表2011−530383(P2011−530383A)
【公表日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−523013(P2011−523013)
【出願日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際出願番号】PCT/US2009/047826
【国際公開番号】WO2010/019313
【国際公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【出願人】(591000414)ホリスター・インコーポレイテッド (38)
【氏名又は名称原語表記】HOLLISTER INCORPORATED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際出願番号】PCT/US2009/047826
【国際公開番号】WO2010/019313
【国際公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【出願人】(591000414)ホリスター・インコーポレイテッド (38)
【氏名又は名称原語表記】HOLLISTER INCORPORATED
【Fターム(参考)】
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